【文徒】2020年(令和2)5月13日(第8巻85号・通巻1742号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】ハッシュタグ・アクティヴィズムをどう評価するか?
2)【【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.5.13 Shuppanjin

1)【記事】ハッシュタグ・アクティヴィズムをどう評価するか?

小説家の井上荒野のツイート。
きゃりーぱみゅぱみゅのために悲しみ怒りながら酒飲んでる。》《少しでも守ってあげないとね。》
https://twitter.com/arereno/status/1259804882799718400
https://twitter.com/aanagura/status/1259828243793801216
しかし、絡まれたのは、きゃりーぱみゅぱみゅだけではかった。
「#検察庁法改正案に抗議します」に賛同した「映像研には手を出すな!」で知られる漫画家の大童澄瞳もまた絡まれてしまったのだ
https://twitter.com/dennou319/status/1259360778307596289
曰く《次は「映像研には手を出すな!」の大童を潰す!》。
https://twitter.com/baisetusai/status/1259402785063235584
大童は、こう5月11日にツイートしている。
《昨日「大童は反日サヨクだから漫画読まない」と言われた。》
https://twitter.com/dennou319/status/1259850212794908672
こんなリプライがついた。
井浦新とか小泉今日子とかきゃりーぱみゅぱみゅなんかはどうでも良かったりするのですが、大童さんみたいな好きな漫画家さんが賛同したのはちょっと意外だったし幻滅したのは事実なんだよなぁ。そういうのは裏垢でやった方がいいっすよ?》
https://twitter.com/chabudaigaeshi/status/1259863392602304513
これに対して大童澄瞳は次のように応じている。
《みんな案外色んな事考えてんすよ。自衛隊はいい加減そろそろ軍にしろと思ってたりもするし、消費税は下げろと思ってるし、憲法9条は多少変えろと思ってるし公務員の定年は60にしろと思ってるしっていう。旭日旗を下げる必要はないと思ってるが韓国とは仲良くしろと思ってるとか。そういうもんですよ。》
https://twitter.com/dennou319/status/1259867600852402177
実際、大童は5月3日には次のような投稿をツイッターにしている
《「前に右翼的な発言を見た気がした。一度でもそういう発言があればそれはネトウヨ。映像研好きだったけど作者ネトウヨだから読むのやめるわ」とツイッターで言われた時はグッとこらえたけど、最近は堪えないとどうなるかという期間。「堪えない魔力」は強いのでどの程度行くか怖いが。》
https://twitter.com/dennou319/status/1124145101595222016
こうした大童をして、今回のハッシュタグ・アクティヴィズムに名前を連ねざるを得なかったということは、念頭にしかと置きたいところである。
Web「女性自身」は5月11日付で「『潰す』『干される』検察庁法改正反対の著名人への中傷続々」を掲載し、大童の件も報じている。この記事によれば井浦新には《悪いことは言いません 干されますよ。 もうここまで広がったんで取り消しようはありませんが》《本当に法律をよく読んで言ってか?》と罵声が投げつけられているし、小泉今日子に対しても《鬱陶しいわ 歌も上手くないんだから黙ってれば良いのに》といったクソリプ投げつけられたようである。絡まれたのは、きゃりーぱみゅぱみゅ岡本玲ばかりではかったのである。
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1857733/
町山智浩が、こうツイートしていた。
《検察の定年を延長しようとする人たちの人格がわかりやすい。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1259964194499096576
きゃりーぱみゅぱみゅツイッターを削除したことについて石川優美は、次のようにツイートしている。
《こうやってみんな政治について話さなくなっていく。
これのどこが「SNSで自由に発言できる」なんだろう。ひどい言葉とか失礼な言葉投げつけられる状況って自由とは言わないよ。
色んな意見があるのは当然だけどその人が「もう話すのやめよう」と思うような環境はおかしい。》
https://twitter.com/ishikawa_yumi/status/1259674769609256960
東ちづるは「職業差別」だとツイートしている。
《私にも「ファンだったのに政治発言にガッカリ」「女優さんだから分かってないでしょうが」みたいなコメントが。
芸能人は社会や時事に疎いという思い込み?そうあってほしい?優位、上から目線でいたい?おバカでいてほしい?ということかあ。職業差別が根底にあったのかあー》
https://twitter.com/ChizuruA1/status/1259803980000980992
朝日新聞デジタルは5月11日付で「『どさくさ』審議、反発拡散 #検察庁法改正案に抗議します 2日でツイート470万件」を掲載している。
ハッシュタグの最初のツイートを投稿したのは東京都内の会社員女性(35)。もともと政権に強い不満があったわけではないが、新型コロナ騒ぎが見方を変えた。「みんなが困っているのに対応できていない。そういう政府の思うままになったら危ないと思った」
街頭デモの強い口調には違和感があり、冷静に議論できるように言葉づかいを選んだという。「こんなに広がるとは思わなかった。政治家たちがこれでも無視して強行採決をしたら、本当に恐ろしい国になる」と話した》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14470807.html
紙の5月12日付朝日新聞で一面を飾ったのは「首相 今国会成立の構え 検察庁法改正案抗議ツイート急拡大」であった。社説は「検察庁改正 国民を愚弄する暴挙だ」を掲載している。
《先週末、検察官の定年を延長する検察庁法改正案の審議を強行した安倍政権に対し、SNS上で批判や抗議が広がった。きのう衆参両院の予算委員会でそのことを問われた首相は、検察官もふつうの国家公務員と変わらないとの認識を示し、「高齢職員の知識と経験を活用するための改正だ」と繰り返した。
なぜこれだけ多くの市民が懸念をもち、異を唱えているのか立ち止まって考えるべきだ。》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14472264.html?iref=pc_rensai_long_16_article
東京新聞は5月12日付で社説「検事の定年延長 ツイートの抗議に耳を」を掲載している。
《「#検察庁法改正案に抗議します」のSNS投稿が四百七十万件に達した。政権が検察人事に介入しうる法改正への異議申し立てだ。コロナ禍のどさくさ紛れの早期成立を与党は断念すべきだ。
会員制交流サイト(SNS)のツイッター上で、九日から十日にかけて、検察庁法の改正案に抗議意思を示すツイートが相次いだ。市民ばかりか、政治的な発言を控える傾向がある芸能人らも投稿した。俳優の浅野忠信さん、演出家の宮本亜門さん、小泉今日子さんとみられる投稿もあった。
三権分立が破壊される改悪です」「護符としてモンテスキュー肖像を貼る」-そんな著名人の投稿は市民を巻き込んで、うねりとなった。十日午後十時時点で四百七十万件超。コロナ禍で集会ができない現在、SNSを使った「ネット・デモ」の様相である。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020051202000164.html
沖縄タイムスは5月12日付で社説「[検察庁法改正案] 一体誰のため 何のため」を掲載している。
ツイッター上に抗議の声があふれたのは、翌9日から10日にかけてのことだ。》
《投稿は週末の夜から急増した。読み取れるのは、法案の中身に対する強い危機感と、この時期にあえて不要不急の問題法案を提出したことに対する怒りである。
政府の新型コロナウイルス対策そのものが、国民から厳しい批判を浴びている。それなのに、火事場泥棒のように法案を押し通そうとする。その姿勢に、強烈な不信感が示されたのである。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/570103
琉球新報は5月12日付で社説「検察庁法改正に抗議 国民の声に耳傾け撤回を」を掲載している。
《抗議の広がりは、成立を急ぐ政府に対する国民の強い不信感の表れだ。日頃、政治的な発言をしない人も声を上げているようだ。「これだけは黙って見過ごせない」「民主主義とはかけ離れた法案」三権分立が壊される」「(コロナ禍のさなかの)火事場泥棒」といった意見が相次いだ。
女優の小泉今日子さんや作家のメンタリストDaiGoさん、歌手きゃりーぱみゅぱみゅさんら著名人による投稿もあった。
 政府は、こうした国民世論を重く受け止め、検察官人事への恣意的な介入を可能にする法改正については速やかに撤回すべきだ。》
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1120383.html
信濃毎日新聞は5月12日付で社説「検察庁法改正案 批判受け止めて撤回を」を掲載している。
検事長らの定年延長を可能にする検察庁法の改正案に対するツイッター上の抗議が、9~10日にかけ一時約380万件に達した。
人事を通して検察庁の独立性がゆがめられかねない、との批判が広がった。抗議は記録的な数といっていい。
コロナ禍への対策が不十分で国民の疲弊が深まっている。それなのに、感染対策と無関係な法案の成立を急ぐ政府、与党への不信感も抗議を後押ししたのだろう。》
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200512/KT200511ETI090004000.php
女優の岩佐真悠子が「#検察庁法改正案に抗議します」に賛同している。
《中卒でね。元ヤンとかって事になってるけど、ちゃんと一応色々勉強してるしバカではないの。》
https://twitter.com/mayuko_iwasa/status/1260056752784961536
宍戸開が賛同。
https://twitter.com/quai44/status/1260042565966983169
小説家の篠田真由美が賛同。
《心に花を、唇にほほえみを。でも許せないことは許せないと口に出す勇気を。長いものに巻かれてる場合ではありませぬ。相変わらツイッターは変な変換候補ばかり出してくるよ》
https://twitter.com/MayumiShinoda11/status/1259988437773348865
小説家の深緑野分が賛同。
《ひさびさ浮上。とにかくこれだけは #検察庁法改正案に抗議します》
https://twitter.com/fukamidori6/status/1259983625698697216
漫画家の近藤よう子が賛同。
自民党の中の志ある人たち、お願いします。》
https://twitter.com/suikyokitan/status/1259836562218479616
グラフィックデザイナー / イラストレーターの惣田紗希が賛同。
《インスタの35万いいねでマウントとってきたのにツイッター470万超えの抗議に向き合わない政府なんなんだ》
https://twitter.com/soudasaki/status/1259822198455365632
漫画家の瀧波ユカリが賛同。
《#検察庁法改正案に抗議します のタグつけてツイートした著名人をリストアップしてるサイトやツイートよく見るけど、そっちよりもさ、この改正案を通そうとしている政治家たちの顔と名前をあらためて一人残らずリストアップしてほしいな》
https://twitter.com/takinamiyukari/status/1259806828428292096
レゲエ歌手のLikkle Mai (リクルマイ)が賛同。
《「歌手は政治を語るな」とか、「黙って踊ってなさい」とかいう声にも抗議します。》
https://twitter.com/likklemai/status/1259676669519904768
釈徹宗が賛同している。
《コロナで、グローバリズムの陥穽や、新自由主義脆弱性が露見しました。
そのためヘタしたら強権的政治が支持される可能性あり。
そちらじゃなく、しっかりした分権構造と豊かなローカリズム、フェア&シェアの社会の方向へと向かいたいところ。
そこで、この問題!!》
https://twitter.com/shakutesshu/status/1260131005232365568
翻訳家の鴻巣友季子が賛同。
《日本人は特定の宗教をもたない人が多いが、神への信仰と畏れがなくても悪をなさないのは、「恥」の化があるからだなどと言われてこなかったっけ?国という体を蝕む恥知らずなウイルス。共存の道はあり得ない。いつの間にか集団免疫なんてもってのほか。》
https://twitter.com/yukikonosu/status/1260131012803084288
翻訳家の岸本佐和子も賛同。
https://twitter.com/karyobinga/status/1260124649779630080
「note」に5月11日付で「#検察庁法改正案に抗議した人は本当はどのくらいいたのか」が発表された。
《正直,今までどんなデータを分析しても,必ず二つのネットワークに分かれる様子が見えていたのですが,今回の「#検察庁法改正案に抗議します」に関しては,関係単語を使ったデータもとっているにもかかわらず,検察庁法改正案に賛成するツイート群がほとんど存在しないことがわかりました.圧倒的抗議ツイート.正直こんなの見たことがない.》
《数という点で言うと,このハッシュタグの拡散に関わったユーザは588,065アカウントあったという事実があるだけです.
このデータから,「#検察庁法改正案に抗議します」タグのほとんどがスパムだから見る価値無しと判断するのは早計だと思います.まあ,数だけ見て450万ツイート拡散した!と喜ぶのもいかがなものかとも思うけど.》
https://note.com/torix/n/n5074423f17cd
美浦克教が自らのブログ「ニュース・ワーカー2」に「『#検察庁法改正案に抗議します』の報じられ方~衆院委員会審議入り、在京各紙の記録」をエントリしている。
ツイッターへのおびただしい投稿を見ていると、「これまで政治的な話題はつぶやかなかったが、今回は黙っていられない」との趣旨のツイートが、いくつもありました。タレントやミュージシャンも少なくない数の方が投稿しています。これまで、そうした立場の人が政治的な意見を表明することには批判がありました。今回も批判はあるようですが、意見表明を当然のことと受け止める声も多く目にします。コロナ禍によって政治への関心が高まり、「政治への意見の表明」に対する社会の視線が変わりつつあるのかもしれないと感じます。
ひるがえってマスメディアです。社会にどのような情報をどうやって届けるのか。コロナ禍によって社会が変化する中で、いよいよその役割が問われると思います。》
https://news-worker.hatenablog.com/entry/2020/05/11/234022
モデルの水原希子は東京高検・検事長黒川弘務の辞職を求めるネット署名に賛同し、炎上している。
https://twitter.com/kikoxxx/status/1259423185235148800
その差別的なリプライこそ「美しい国」の本質なのかもしれない。

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2)【本日の一行情報】

毎日新聞は5月11日付で「首相、検察庁法改正は『今国会で』 菅官房長官、抗議の意見は『承知』」を掲載している。秋山信一、円谷美晶の署名記事だ。
《検察官の定年を63歳から65歳に引き上げる検察庁法改正案に「抗議します」とのツイッター上の投稿が急増していることについて、菅義偉官房長官は11日の記者会見で「インターネットなどでの意見は承知しているが、政府としてコメントは差し控えたい」と述べた。安倍晋三首相は11日の衆院予算委員会で、開会中の通常国会中に検察庁法改正案の可決・成立を目指す考えを示した。》
https://mainichi.jp/articles/20200511/k00/00m/010/110000c
蓮池透ツイッターで言い放つ。
《また秋山信一政治部記者の菅官房長官発言の垂れ流し記事。「デジタル毎日」購読やめる。》
https://twitter.com/1955Toru/status/1259770948091179010
山崎雅弘のツイート。
検察庁法改正案へのネット上の反対意見、コメントしない=官房長官(ロイター)https://jp.reuters.com/article/japan-prosecutor-idJPKBN22N172
とんでもない居直りの態度だろう。政府与党の法案に多くの国民が激しく反発する意志表示をしているのだから、政府代表として菅氏はコメントする義務を負う。こんな遁辞を許す官邸記者会は共犯者。》
日本国憲法に従うなら、ツイッターで意志表示する国民こそ、物事を決定する主体としての「主権者」で、菅氏を含む閣僚はそれに従う立場でしかない。封建時代の「お上」とは違う。
菅氏が実質的に「国民の意見など聞きません」と公言しているのに、なぜ報道記者は他人ごとのように突っ立っているのか。》
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1259810565116968963
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1259811463541092352

毎日新聞が5月10日付で「加藤典洋さん著作、刊行相次ぐ 村上春樹論やエッセー集 没後1年、再評価へ」を掲載している。
《2019年5月に亡くなった芸評論家、加藤典洋さんの著作の出版が相次いでいる。遺著となったエッセー集『大きな字で書くこと』(岩波書店)などに続き、今年5月には加藤さんが力を注いだ村上春樹論の新たな集成『村上春樹の世界』(講談社庫)が刊行された。》
https://mainichi.jp/articles/20200510/ddm/014/040/009000c
加藤典洋の凄みは、どこにあるのかといえば本気で吉本隆明を乗りこえようとしたことである。吉本を批判する者は数多いるが、吉本を正面から乗りこえようとしたのは、加藤以外に誰がいたろうか。そして、加藤の最良の継承者は加藤を正面から乗りこえようとする者である。更に言っておこう。加藤典洋の深さはどこにあるのかといえば鶴見俊輔を捨て去らなかったことである。

◎「AERA」(朝日新聞出版)5月18日増大号の表紙を「のん」が飾った。撮影は蜷川実花
https://mainichikirei.jp/article/20200510dog00m100003000c.html

毎日新聞は5月11日付で「プロ野球オールスター史上初の中止 開幕は6月中目指す」を掲載している。
日本野球機構NPB)は11日、オンラインによる12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっていプロ野球の開幕について6月中を目指すことで合意した。また、7月19、20日に福岡と名古屋で行われる予定だったオールスターゲームの史上初の中止を決めた。1951年に始まったオールスターは今年70回目の節目だった。》
https://mainichi.jp/articles/20200511/k00/00m/050/147000c

講談社が運営するYouTubeチャンネル「VOCE Channel」の登録者数が10万人を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002629.000001719.html

スポーツニッポンは5月11日付で「日之出出版“謝罪”アクセス集中で超過受注も Snow Man目黒蓮表紙『FINEBOYS』品切れ」を掲載している。
《人気アイドルグループ「Snow Man」の目黒蓮(23)が初の単独表紙を飾った男性ファッション誌「FINEBOYS」6月号(5月9日発売)が11日、日之出出版ストアで販売され、サーバー混雑により決済システムに支障が出るなどした末に完売した。午後4時すぎには、アクセス集中による超過受注が発生したことも判明。超過後に注したユーザーは受注キャンセルとなる。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/05/11/kiji/20200511s00041000185000c.html

藝春秋の村井弦のツイート。私は在宅は労働強化に繋がると思っている。
《今日、疲れた…。家にいると、デスクワークだけなら仕事の作業可能な量が会社にいるときの2倍にも3倍にもなる。どっかで強制的に打ち切らないと、ヤバいな。会社への行き帰り、同僚との無駄話などは作業量の調整のために存在してるんだなぁ、ホントに…。》
https://twitter.com/MuraiGen1988/status/1259810120399114241

ホリエモンこと堀江貴のツイート。
《#検察庁法改正案に抗議します とか言ってる奴ら、むしろ問題なのは検察官起訴独占主義と独自捜査権限と人質司法のコンボなのであって、そこが三権分立を脅かしてること知ってるんかいな。定年延長なんぞ些末な事項にすぎぬ。そんなクソどうでもいいことに馬鹿は気付かずほくそ笑むのは検察ばかりなり》
https://twitter.com/takapon_jp/status/1259379818778357760
元特捜検察の郷原信郎が堀江をリツイート
《検察に「権力ヤクザ」の面があり、堀江氏は、まさにその被害者の一人。刑事司法の権限を独占する検察を抜本的に改めなければならないのは私の持論でもある。しかし、その「権力ヤクザ」が、武装解除されないまま、丸ごと「政治の嘘つきヤクザ」に支配されかねないことが、どれだけ恐ろしいことか。》
https://twitter.com/nobuogohara/status/1259969093232324608

◎「リアルサウンド」が5月10日付で「乃木坂46×欅坂46×日向坂46、“坂道姉妹”が女性ファッション誌を席巻 各グループで急増する専属モデル」を公開している。どんな具合に席巻しているのかといえば、こうである。
CanCam
乃木坂46 松村沙友理(2015年3月~)
乃木坂46 山下美月(2018年8月~)
日向坂46 加藤史帆(2019年2月~)
「non-no」
欅坂46 渡邉理佐(2017年4月~)
日向坂46 佐々木美玲(2019年2月~)
Seventeen
乃木坂46 久保史緒里(2017年8月~)
日向坂46 小坂菜緒(2018年6月~)
「Ray」
乃木坂46 金川紗耶(2020年4月~)
欅坂46 渡辺梨加(2017年11月~)
日向坂46 佐々木久美(2019年2月~)
「JJ」
乃木坂46 樋口日奈(2018年4月~)
欅坂46 土生瑞穂(2018年4月~)
日向坂46 高本彩花(2019年2月~)
「with」
乃木坂46 梅澤美波(2019年3月~)
欅坂46 小林由依(2018年7月~)
https://realsound.jp/2020/05/post-550209.html
雑誌ビジネスを支えているのは「坂」と「ジャニ」。

伊藤忠商事は、小売店舗向けのデータ分析や、販促・マーケティング支援サービスを提供する電通リテールマーケティングに、三者割当増資を通じて、戦略的事業投資をした。出資比率は20%で伊藤忠の持分法適用会社となる。
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2020/200512.html

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのTポイント・ジャパンと、CCCグループでクラウドファンディングイト「GREEN FUNDING」を運営するワンモアは、クリエイター・エージェンシーのコルクと共に、ワンモアが本格展開をするTポイントによるポイントファンディングサイト「GREEN × Tポイント」(https://green-point.jp/projects)において、5月11日(月)より、コルクに所属する若手漫画家を応援するプロジェクトを開始した。
https://www.ccc.co.jp/news/2020/20200511_001873.html

小学館庫の新レーベル「おいしい小説庫」の初代アンバサダーに、のんが就任した。「おいしい小説庫」はレシピ、グルメ、レストランなど食に関する小説に特化し、3ヶ月に一度、3作品程度を刊行する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000013640.html

集英社は「週刊少年ジャンプ」編集部名義で「読者の皆様へ編集部よりお知らせ」を5月11日に発表した。こう書かれている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在、週刊少年ジャンプでは、連載されている漫画家の先生方に、できる限り感染リスクの少ない方法での執筆をお願いしています。
これにより、原稿完成までに多くの時間が必要となるため、止むを得ず、休載とさせていただくケースが増える見込みです。》
https://www.shonenjump.com/j/2050/05/11/500511_oshirase001.html
「iza」は5月11日付で「『週刊少年ジャンプ』、新型コロナの影響で休載増える見込み 読者の反応さまざま」を掲載している。
《同誌の公式ツイッターでも同様に伝えると、ツイートのリプ欄には「先生方、スタッフの皆様の命が第一優先です」「こんな状況下でも娯楽を提供していただけることに感謝しかありません!待ちます!」「大丈夫やで!コロナに気をつけてくれや、漫画家さんも編集部さんも!」といったコメントが殺到。残念がる声もあったが、理解を示す読者が多数だ。なかには「HUNTER ×HUNTER読者は鍛えられてるから苦じゃない」と2018年11月以降、休載が続く冨樫義博さんの人気作をあげてエールを送る読者も少なくなかった。》
http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/200511/ent20051116150022-n1.html

◎「PRESIDENT Online」は5月11日付で中川淳一郎の「日本一有名なネットニュース編集者が『もう疲れた』と引退を決めた理由」を発表している。
《私は以前から「2020年8月31日、セミリタイア」を宣言していた。コロナ禍の影響で今後の見通しが若干立たなくなった部分もないわけではないが、30代のうちから「できるだけ早い段階でセミリタイア」を見越して準備をしてきたので、問題はない。今年8月31日でネットニュース編集やPRプランニングといった業務の一線からは退き、コラム連載といった一部の仕事を除いて、半ば隠居するという決意は変わらない。》
https://president.jp/articles/-/35212
私はパイク・ビショップやスティーヴ・ジャッドのような老人を目指しながらも能わず、いつのまにか彼らの年齢を超えてしまった。

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3)【深夜の誌人語録】

結局、好きか嫌いかで選ぶことになる。