【文徒】2020年(令和2)5月12日(第8巻84号・通巻1741号)


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1)【記事】ハッシュタグ・アクティヴィズム「#検察庁法改正案に抗議します」
2)【【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】ハッシュタグ・アクティヴィズム「#検察庁法改正案に抗議します」

ハッシュタグ・アクティヴィズム「#検察庁法改正案に抗議します」の勢いが一向に衰えなかった。朝日新聞の青木美希によれば470万件を超えたそうである。
https://twitter.com/aokiaoki1111/status/1259453679054098432
東京新聞は5月11日付で「#検察庁法改正案に抗議します 投稿470万件」(小川慎一)を一面で掲載している。
《検察官の定年を65歳に引き上げ、政権が認めれば定年を超えても勤務できるようにしていいのか-。国会で審議中の検察庁法改正案への抗議の声が、会員制交流サイト(SNS)ツイッターで10日、急速に広がった。「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿は、10日午後10時時点で470万件を超えた。俳優や歌手ら著名人も投稿し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で街頭での抗議が難しい中、ネット上でのデモとなっている。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020051102000117.html
東京新聞は宮本亞門と「いきものがかり」の水野良樹のツイートを紙面で紹介している。水野のツイートは昨日ので紹介していなかった。水野は、こう呟いて賛同している。
《どのような政党を支持するのか、どのような政策に賛同するのかという以前の問題で、根本のルールを揺るがしかねないアクションだと感じています。》
https://twitter.com/mizunoyoshiki/status/1259255044395790339
小川慎一が5月11日午前8時57分に改めてツイッターで報告している。
《すでに投稿は490万件を超えているようです。》
https://twitter.com/ogawashinichi/status/1259633599336181760
経済界からの反応もあった。サイボウズ代表取締役社長の青野慶久が賛同している。
《芸能人のみなさんが積極的に意思を表明しているのに、企業経営者の声が聞こえてきません。お恥ずかしい限りです。》
https://twitter.com/aono/status/1259428890407141378
映画監督の岩井俊二が賛同。
https://twitter.com/sindyeye/status/1259152629055160321
大久保佳代子が賛同。
https://twitter.com/OOKUBONBON/status/1259229708194996224
春風亭一之輔も賛同していたのか。
《僕はこれから仮眠しますけど、その前に #検察庁法改正案に抗議します》
https://twitter.com/ichinosuke111/status/1259287077339815936
西郷輝彦も。
《これはダメですよ。》
https://twitter.com/teruhikosaigo/status/1259386349607546880
大仁田厚が賛同。
https://twitter.com/onitafire123/status/1259322146511175681
髙田延彦が賛同。高田のツイートは熱い。
《黒川氏誕生日の一週間前に閣議決定で氏の定年延長決定。森法相曰くゴーン被告の捜査に支障をきたすからと。被告の管轄は東京地検で高検は関係ない。定年に関して検察庁法22条に謳われている安倍氏と近い関係性、コロナ直前までモリカケやら桜を見る会多々疑惑あり。》
《権力の濫用を防止するための三権分立はどこへ行っちゃうんだい、先人が作り上げて守ってきた聖域を時の政権がご都合主義でいとも簡単に壊せるのかい?主権者は国民だぜ!選挙の時だけヘラヘラへーコラと国民を舐めちゃいけませんよ!絶対に三権分立を壊しちゃいかんぜ!》
https://twitter.com/takada_nobuhiko/status/1259416736274640896
https://twitter.com/takada_nobuhiko/status/1259486623030374406
漫画家の坂井恵理が賛同。
《私、安倍さんが総理在任中に、悲願の東京五輪憲法改正(改悪だが)も成し遂げられず、長期政権のくせにノンレガシーで失意のうちに引退すればいいと思ってたけど、やはり司法の場で正しく裁かれてほしい。彼が退いても第二第三のやりたい放題政権が出てくるのは御免だ。》
https://twitter.com/erisakai/status/1259284312609841152
男優の尚玄が賛同している。
《これ以上政治不信を増長させないで...。》
https://twitter.com/shogenism/status/1259333120488161280
男優の古舘寛治は連投。
独裁国家よりも民主主義の方がずっとマシなので、どうあっても #検察庁法改正案に抗議します》
《愚鈍なリーダーによる独裁政治がどんな結末を迎えるのかは我々の二世代ほど前の国民が皆嫌というほど体験した。膨大な数の命まで無駄にした。その世代がいなくなる今、早速その記憶が消えて行く。どれだけ愚かなんだ俺らは?また同じ轍を踏むのか?彼らになかった民主主義を理解しないまま手放すのか?》
《と心の中で叫んだ!!!(うおー!大声で叫びたい!)》
https://twitter.com/Mkandhi091/status/1259285899776413697
https://twitter.com/Mkandhi091/status/1259392383369674753
https://twitter.com/Mkandhi091/status/1259392813365465088
浪曲師の玉川太福が賛同。
《右とか左とかじゃなく、人として》
https://twitter.com/tamagawadaifuku/status/1259318588613115905
女優の馬渕英里何が賛同している。
《やり方がこすい。もー自分が犯罪者って認めてるようなもんじゃないでしょうか。むしろ。》
https://twitter.com/erica_mabuchi/status/1259620228826189830
乃南アサは二日続けての投稿だ。
《今日も繰り返させていただきます。》
https://twitter.com/asanonami/status/1259635950977560576
近畿大学職員組合が賛同。ニヤリとさせる呟きだ。
《「政治に口を出すな」という謎の呪を唱える人たちから、「世耕の大学のくせに政治に口を出すな」というパワーワードが飛び出すことを期待。》
https://twitter.com/unionkin/status/1259637272346910720
翻訳家の池田香代子は、きゃりーぱみゅぱみゅのファンなんだね。
《初めてテレビできゃりーぱみゅぱみゅさん見た時、完璧に作り込まれたアイドルを演じるこの人に度外れた知性を感じ、驚嘆したが #検察庁法改正案に抗議します》
https://twitter.com/ikeda_kayoko/status/1259639708834922496
小説家の深町秋生も二日続けての投稿だ。
《ハラワタずっと煮えくりかえっていたけど、きゃりーぱみゅぱみゅにクソリプして言い返されてるところは、心に一陣の風がすっと通り抜けたような感じであった。つーわけで今日も、#検察庁法改正案に抗議します》
https://twitter.com/ash0966/status/1259627011380613120
作詞家の湯川れい子も二日続けての投稿だ。
《ネット・デモに参加してツイートした章に対して、どれほどの人がアクセスして下さったか、一晩明けてチェックした結果、ビックリ!!マークしました。
個人的にもさまざまなご意見やメールを届きましたが、どんな意見も吹き飛ばすほどの関心の高さは、本当に心強い限りです。》
https://twitter.com/yukawareiko/status/1259692119393882117
政治評論家の加藤清隆がきゃりーぱみゅぱみゅに次のようなクソリプを飛ばした。
《歌手やってて、知らないかも知れないけど、検察庁法改正案は国家公務員の定年を65歳で揃えるため。安倍政権の言いなりになるみたいな陰謀論が幅をきかせているけど、内閣が検察庁を直接指揮することなどできません。デタラメな噂に騙されないようにね。歌、頑張って下さい。》
https://twitter.com/jda1BekUDve1ccx/status/1259337585370918912
これに対して、きゃりーぱみゅぱみゅは臆することなく次のように言い返した。
《歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼ですよ、、、、》
https://twitter.com/pamyurin/status/1259384901725384706
Web版「女性自身」は、5月10日付で「検察庁法改正 きゃりーが《歌手は知らないは失礼》と抗議」を発表している。
新型コロナウイルスで国中が混乱する中、自国の司法制度を歪めかねない法改正が強行されつつあるのに抗議せずにはいられなかったきゃりー。職業はまったく関係ない話だ。》
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1857724/
もっとも、きゃりーぱみゅぱみゅは5月11日になって、前日に賛同したツイートや、クソリプを投げつけられ、これに反撃した投稿を削除してしまったようだ。そのことをちゃんと、その理由とともに報告している彼女に私は知性を感じた。
https://twitter.com/pamyurin/status/1259647790604447746
藝春秋の村井弦がツイートしている。
きゃりーぱみゅぱみゅさんは、なぜ謝らなければいけないんだろう。芸能人だって何を言ってもいい。自分で思ったことを発信すればいい。むしろ、この対応じゃ「勉強しろ」「若いから」「歌手だから」みたいに言ってた、しょうもない人たちが喜ぶだけ。ファンがいるってのも分かるけど、少し残念だな。》
https://twitter.com/MuraiGen1988/status/1259670338973036544
井上淳一フェイスブックで報告しているのだが、女優の岡本玲また賛同したツイートを削除してしまったという。
《彼女がハッシュタグのみのツイートをしてから、削除まで一体何があったのか。「ファンだったのに、ガッカリした」という、絶対にファンでなかった人からのリプライが多数あったのは想像に難くありません。しかし、それだけで削除までするでしょうか。どんなことがあったのかは想像の域を出ないので、ここでは書きません。しかし、この国で芸能界に身を置く人が「政治的」発言をすることはかくも大変だということだけは分かります。》
《変わって欲しいのは、ダメなものをダメと言うだけで、これだけ人の心を惑わせ、傷つけるこの国の在り方です。
最後に。岡本さんはそれでも声を上げました。声を上げない人は何を思っているのでしょうか?》
https://www.facebook.com/junichi.inoue.35/posts/2461009157332739
古舘寛治のツイート。
《今まで発言しなかった人が発言したらこれまた批判される。とにかく難癖つけたいんだな。いつ発言始めてもいいでしょ。言論の自由に時間的制限あるの?生まれた時から政権批判してる人がいるの?(今朝の心の中の不思議)》
https://twitter.com/Mkandhi091/status/1259660168381394944
再び、井上淳一
《きゃりーちゃんも削除。
どうしてダメだと思ったものをダメと言うだけで、こんな想いをしなきゃいけないんだろう。ちゃんと調べてなくても政権寄りのこと言ったり、安倍と一緒に写真撮ったりしても何も責められないのに。》
https://twitter.com/gomikari/status/1259673844106752000
時事YouTuberのたかまつななNHKのディレクターでもある。こうツイートしている。
きゃりーぱみゅぱみゅさんのツイート読んで悲しくなった。「歌手のくせに政治語るな」というリプライが寄せられていた。検察庁法改正案についてつぶやいて、心ない言葉であふれ、ツイートを削除。芸能人は政治を語ってはいけない日本独特の化。変わりますように。》
https://twitter.com/nanatakamatsu/status/1259657743138349057
たかまつは「週刊女性PRIME」に5月6日付で「新型コロナ騒動の裏で与党が暴走、矛盾だらけの『検察官の定年延長』に専門家もア然」を発表している。
検察庁法では「検事総長次長検事及び各検事長は一級とし、その任免は、内閣が行う」と定められている。しかし、これまでは検察の独立性を担保するという観点から、前任の検事総長が後任を決めることが慣例とされ、官邸が検察の人事に介入することはなかった。それがいま、崩れようとしている。新型コロナ騒動の裏で、危険な法案が出され、議論にもならないことに、恐怖とやるせなさを覚えた。強い権力に対しては、どのように歯止めをかける制度が必要なのか。司法の人事が政治に利用されるようなことなど、あってはいけないはずだ。》
https://www.jprime.jp/articles/-/17822
吉本興業ぜんじろうが賛同。
《「プロンプター読み間違い」「まだ届かないマスク」「衝撃のコラボ動画」「責任は取らない」「わが国の支援は世界で最も手厚い」「絆でコロナに勝てる」など、各種仰天発言。コロナでは徹底してボケてても、安倍首相って自分の権力のことだけは着実に遂行しますね(笑)》
https://twitter.com/zenzenjiro/status/1259566183558164482
村本大輔が賛同。
三権分立こそ三密になっちゃだめ。安倍政権こそ検察とソーシャルディスタンスを。》
https://twitter.com/WRHMURAMOTO/status/1259500039757426689
映画監督の金子修介が賛同。
法務大臣の答弁は、審議出来る以前の不可解な答弁。》
https://twitter.com/shusukekaneko/status/1259318942159400960
小説家の川上未映子が賛同している。
《森友加計学園自衛隊イラク派遣部隊日報、桜を見る会……数えきれないほどの隠蔽と捏造と改竄と廃棄を好き勝手にくりかえし、私物化してきた政権がこの期に及んでやろうとしてるのがこれ。キャンペーン賛同しました。》
https://twitter.com/mieko_kawakami/status/1259331705778786304
畑中葉子の賛同は早かった。5月9日午後8時50 分に「ツイッターデモ」と自覚したうえで投稿している。
https://twitter.com/hatanaka_yoko/status/1259088264050257920
畑中はインスタグラムでスッピンを公開したり、このところラジカルである。
https://www.instagram.com/p/CAB9XCRA_pq/?igshid=1tkhlmqtc5m4t
フリーアナウンサー吉田照美が賛同。
https://twitter.com/tim1134/status/1259496713846312960
映画配給会社・東風が賛同している。
https://twitter.com/tofoo_films/status/1259678758975401989
装丁家桂川潤が賛同している。
《コロナ禍という悪条件の下、人々が取り得る限りの手段で声をあげ、マスコミもこれほどの数字を報じた意味は大きい。》
https://twitter.com/jun_soutei/status/1259637645912584192
毎日新聞は5月10付で「『どこまで国民をばかにする』検察官定年延長法案に抗議ツイート250万超」なんていう記事を公開しながら、5月11日付の社説「検察官の定年延長法案 何のために成立急ぐのか」では、「#検察庁法改正案に抗議します」について何も言及していない。
https://mainichi.jp/articles/20200510/k00/00m/040/067000c
https://mainichi.jp/articles/20200511/ddm/005/070/017000c
「八九六四」(KADOKAWA)の安田峰俊が次のように今の気分をツイッターに投稿していた。
《なんかよくわかんないけれど慢性的にムカついてるし、疫病や地震や不景気で不安だし現体制に飽きたしで、やっぱりよくわかんないけれど怒りの奔流がいろんなものを破壊したくなる流れ、倒幕や昭和維新もそうなので社会観察としてちょっと興味深い兆候かもなと思って見てる。》
https://twitter.com/YSD0118/status/1259642075655499777
今年は60年安保から60年の節目に生まれた電脳版「ええじゃないか」である。「馬鹿は晋でも判らない」(田中康夫)と呟けるのも「ええじゃないか」であればこそである。
https://twitter.com/loveyassy/status/1259712212802826240

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2)【本日の一行情報】

神戸大学医学研究科感染症内科教授の岩田健太郎がツイートしているけれど…。
《アマゾンの書籍が軒並み在庫切れです。各社、補充お願い申し上げます。》
https://twitter.com/georgebest1969/status/1259665562902228992
東京新聞は5月9日付で「<新型コロナ>ネット書店、在庫切れ急増 巣ごもり特需でも衛生品優先」を掲載している。
新型コロナウイルス危機でインターネット通販の需要が高まる中、アマゾンなどネット書店で本の「在庫切れ」が急増している。出版社に在庫があっても、緊急事態下の“優先度”から後回しに。自宅で楽しめる「読書」もしづらくなってしまう状況だが、打開策を講じる出版社も出てきた。》
《関係者によると、アマゾンは三月から納品制限を始めた。書評で評判になった既刊本などの在庫が払底し、出版社が働き掛けても追加納品を受け付けないことが多いという。例えば岩波新書では今年初めの刊行本まで「在庫切れ」となり、古書価格も高騰している。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020050990135621.html
小説家の谷津矢車が次のようにツイートしている。
《わたしごときの本ですら売り切れが発生している現状を見るにつけ、流通が悲鳴を上げているのだなあ……と肌で感じる。それほどまでに、現代の系は追い詰められているということなのだと受け止めてます。》
《この苦しい現状、社会を回してくださっている皆さんに感謝しかないです。
こんな状態でもお風呂に入れてインターネットが使えてその上で各種支払いができるなんて高度な社会システムを維持できている裏には、それを支える方たちの奮闘があるわけですから……。》
https://twitter.com/yatsuyaguruma/status/1259666323459633153
https://twitter.com/yatsuyaguruma/status/1259667571600527366

サントリーは「人と人が話す」大切さをテーマにしたWEB動画「話そう。」を公開した。
https://www.youtube.com/watch?v=W9CsOhRcBJo
https://www.suntory.co.jp/enjoy/hanasou/?fromid=top
開高健の「精神」は、こうして引き継がれている。

◎トリスタが運営する日本最大級のWebマンガサービス「ニコニコ漫画」とKADOKAWAが発行する本とコミックの情報誌「ダ・ヴィンチ」が共同開催する「次にくるマンガ大賞2020」に「U-NEXT」は昨年につづき特別協賛する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000031998.html

◎「NEWSポストセブン」は5月8日付で「『どうぶつの森』が大ヒット、同時期発売ビッグタイトルとの差は」を掲載している。
《発売3週間で約300万本の売り上げを達成(ファミ通調べ)した、大流行中のNintendo Switch向けゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』(通称『あつ森』)。実はこのゲーム、子供だけでなく大人も夢中になる要素がたくさんだ。》
https://www.news-postseven.com/archives/20200508_1560411.html
これは「女性セブン」の記事である。

◎「プレジデントオンライン」( https://president.jp/ )の4月度の純ページビュー(PV)が1億1296万PV、ユニークユーザー(UU)が2383万UUを記録した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000026924.html

本屋大賞を受賞した凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社)が累計37万部を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000009527.html

◎外交評論家の岡本行夫新型コロナウイルスに感染して亡くなっていることがわかったそうだ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200507/k10012421291000.html
フォトジャーナリストの安田菜津紀がツイートしている。
サンデーモーニングでよくご一緒しました。最後は3月、赤木俊夫さんの手記公開直後。「私も長いこと役人でしたが、書と記録は役人の命。不利なことをなかったことにするのはありえない。赤木さんの死に、粛然と対応してほしい」。そう語っていました。まだ実感がわかない。》
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1258406587250565120
田原総一朗もツイート。
《外交、特にアメリカに対しては、岡本さんのセンスと知識をとても信頼していた。大変残念です。小渕恵三氏も野中広務氏も岡本さんをとても信頼していた。》
https://twitter.com/namatahara/status/1258415813574266886
孫崎享にとって岡本は外務省の後輩である。
岡本行夫氏 74歳でコロナで死去(産経)。外務省では若干の後輩。対米協力の急先鋒で私とは真逆。だが人間的にはとてもチャーミングな人物。個人的魅力持つ点では外務省員内抜群。北方領土問題では国後・択捉問題で私を支持。孫崎さん貴方の考え聞きたい米国人もいるから一緒に米国に行こうの誘いも。》
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1258522421977468928
琉球新報は5月9日付で「岡本行夫氏コロナで死去 驚きと悲しみ『沖縄を思う“政治家“』」を掲載している。
《同じ元外交官で親交があり書籍などで対談した作家の佐藤優氏は「非常に聡明(そうめい)で素晴らしい人だ。本人なりに沖縄のために尽力した。残念だ」とする一方で「本人としては善意だが、沖縄を対等なパートナーとして捉えられなかった。『何かをしてあげないと』と考えていた。そういう形でさえ沖縄を思う政治家がいなくなったことは日本の悲劇だ」と強調した。》
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1119436.html
岡本行夫春陽堂書店が運営している会員制芸マガジン「Web新小説」にフォト小説「スーパーフィッシュと老ダイバー」を連載していた。
https://shinshosetsu.com/novels/9aa7e16f71e123ad

◎ジャニーズJr.のTravis Japanが初表紙を飾った、マガジンハウスの女性グラビア週刊誌「anan」(7日発売)は緊急重版となった。デビュー前のジャニーズ Jr.の重版としては、SixTONESSnow Manにつづく3組目となるという。
https://www.oricon.co.jp/news/2161747/full/

テレビ朝日「グッド!モーニング」のインタビューに応じた医師の澁谷泰介は「編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然」としたとしてフェイスブックに事の顛末を発表した。澁谷は次のように書いている。
《カットだけならまだいいのですが、僕がヨーロッパ 帰りということで、欧州でのPCR検査は日本よりかなり多い(日本はかなり遅れている)といった論調のなかで僕のインタビュー映像が使用されて次のコメンテーターの方の映像に変わっていき、だからPCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまいとても悲しくなりました。
また、現場の生の声として、物資の手配と医療従事者への金銭面や精神面での補助に関しても強調してコメントさせていただきましたがそちらも全てカットされてしまいました。》
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=3006177689497648&set=a.121654884616624&type=3
テレビ朝日の鎮目博道は「YAHOO!ニュース」に5月8日付で「テレビ朝日『グッド!モーニング』炎上…取材対象者の意思に反した編集はなぜ起きる?」を寄稿し、次のように書いている。
《我々テレビマンが考える「面白さ」はたぶん少し間違っているのだ。「批判」や「問題」を大袈裟に煽るような感じは、もはや視聴者の信頼感を失うことにしかならない。もっと冷静に「事実はなんなのか」を掘り下げていく姿勢、そして「様々な意見の対立がある」ということを、ありのままに紹介し、視聴者のみなさんに客観的に判断材料を提供する姿勢、そうしたものが求められているということを、特に上に立つ人たちは気づかなければならないのだと思う。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/shizumehiromichi/20200508-00177598/
5月11日(月)放送で7時35分頃に坪井直樹アナウンサーが謝罪した。
《週末、一部報道にありましたが、先週木曜日のこの時間のニュースのVTRでお伝えした部分について、取材を受けてくださった澁谷泰介医師からご指摘を受けている件については現在、番組とご本人との間で連絡を取り合っています。くわしくは明日お伝えすることにいたします。ですが、まずは結果的に、いま大変な医療現場の中で取材を受けてくださった澁谷医師の心を不快な思いをさせ、そして残念な思いをさせてしまったことについては、大変申し訳ありませんでした、とまずは私から言わせていただきます》
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200510-00177763/

大阪人権博物館(リバティおおさか)は《2022年に別の場所での再開を目指して6月1日から休館する》そうだ。
https://mainichi.jp/articles/20200510/k00/00m/040/125000c

足利市の岩下書店が5月11日より学生向け無料自習室をオープンした。足利経済新聞は次のように書いている。2月に岩下ビル3階で個別指導塾「トライプラス」を開校しており、その空きスペースを生かそうと企画したそうだ。
新型コロナウイルスの状況にも配慮しながら今後、「座り読み庫」として過去問や問題集を自習室内で自由に閲覧できるようにする予定。教科書や問題集を取り扱う同店と自習室を掛け合わせた取り組みとなる。》
https://ashikaga.keizai.biz/headline/407/

小学館が運営する「Oggi.jp」(URL:https://oggi.jp/)は4月期に過去最高の2094万8265 PV、1019万1300 UUを達成した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000661.000013640.html

小学館の美容誌「美的」の公式Instagramが、4月30日に40万人フォロワーを突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000658.000013640.html

◎ ◎KADOKAWAは、「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」「九州ウォーカー」を6月20日で休止することを発表した。
https://mainichi.jp/articles/20200511/k00/00m/040/076000c
東海ウォーカー」と「関西ウォーカー」は休刊しないが、新型コロナの感染拡大の状況を踏まえて、6月発売号の刊行は見送るという。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2005/11/news085.html
創刊は1990年3月だった。大塚英志のツイートが鋭い。
《「TokyoWalker」は「ぴあ」が網羅するデータベース的情報から自分では主体的に選べない評価軸なき読者のために、あらかじめ「こんなんでいいだろ」と選んで提供すると言うのが創刊趣旨でした。と、創刊を脇で見ていたインサイダーとして。》
《「ぴあ」は都市空間の映画情報を全て網羅したいと言う矢内廣の欲求が根底にあり、同時に情報を主体的に選べるリテラシーを読者の前提としていた。対して、当時、この雑誌を発案した角川の幹部は実は「情報を選べない受動的消費者」の意味で「オタク」を使っていた。》
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1259790379735379968
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1259793115671478273
「ぴあ」には松田政男の痕跡があったが、「東京ウォーカー」にはなかった。


◎「Forbes JAPAN」は5月11日付で「コロナ禍でもテレワークできない旧メディア。5G活用で今こそ大変革を」を公開している。
《ひとつの策は5G端末を有効活用した「ワンソース・マルチユース」の徹底だ。高解像度カメラを内蔵した端末により、動画、音声、画像を記録、これを5G大容量通信網により集約、取材リソースを一本化し、雑誌、新聞、テレビ、そしてデジタルなどすべてのチャンネルへと配信する。これにUGCを上乗せし、コンテンツの多様性を補完すれば、バリエーションも保てる。
ワンソース・マルチユースの小規模モデルは、複数雑誌をかかえる大手出版社で昔から馴染みの手法だ。例えば滅多に取材日程をもらえないジャニーズの人気タレントなどを一回の取材で写真も原稿も押さえてしまい、同社の複数の雑誌向けに切り口を変え、「書き分け」掲載。今では同時に動画も収録しデジタル・メディアで配信している。》
https://forbesjapan.com/articles/detail/34347/1/1/1

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3)【深夜の誌人語録】

無駄の積み重ねなしに独創性は生まれない。