【文徒】2020年(令和2)12月24日(第8巻239号・通巻1896号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「#Twitterトレンド大賞 2020」の2位に選ばれたのは!
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.12.24 Shuppanjin

1)【記事】「#Twitterトレンド大賞 2020」の2位に選ばれたのは!

「#Twitterトレンド大賞 2020」が次の通り発表された。
1位・新型コロナウイルス
2位・#検察庁法改正案に抗議します
3位・緊急事態宣言
4位・100日後に死ぬワニ 
5位・鬼滅の刃
6位・どうぶつの森
7位・ブルーインパルス
8位・トランプ大統領
9位・センター試験
10位・安倍総理
11位・マスク2
12位・#手越会見
13位・フリート
14位・ツイステ
15位・いのちの輝き
16位・ハイキュー
17位・#半沢直樹
18位・#東京都知事選挙
19位・#sailormoonredraw
20位・ポケモン
https://www.oricon.co.jp/news/2179899/full/
2位が「#検察庁法改正案に抗議します」になるとは!言い出しっぺの「笛美」が呟いている。
《一緒に悩みながら発信したり、学んだり考えてくださった皆さん、本当にありがとうございました》
https://twitter.com/fuemiad/status/1341369936527015936
相澤冬樹とのコンビで知られる境治が笛美にリプライしている。
《笛美さん、おめでとうございます!あれはこの国で初めての「革命」だったと思います。世の中は変えられるとみんなに教えてくれた大きな出来事でした。ぼくたちにはできることがある。教えてくれてありがとう!》
https://twitter.com/sakaiosamu/status/1341384561360441345
これも境治のツイート。
《#検察庁法改正案に抗議します
これをなぜ革命と呼ぶか。日本で武士以外が初めて世の中を変えたからです。ぼくたちがいつまで経っても為政者をオカミと呼ぶのは、権力者しか変えてこなかったから。明治維新も下級だけど武士の所業です。無名の人が呼びかけて人びとが呼応して初めて世の中を変えたから》
https://twitter.com/sakaiosamu/status/1341389836314357764
笛美が境に応じる。
《この国で!
はじめての!
革命!
すごいパワーワードありがとうございます メディア酔談は革命の産みの親ですね》
https://twitter.com/fuemiad/status/1341385798550126593
再び境治。
《産みの親はちと大袈裟ですが、何らか関与できたならうれしいです。今あんなになっちゃっただけによけいに!何度かゲストに来てもらえたのも楽しかったなあ!》
https://twitter.com/sakaiosamu/status/1341387646959054849
境は今年、イースト・プレスから「嫌われモノの〈広告〉は再生するか 健全化するネット広告、『量』から『質』への大転換」を刊行している。
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781619057
なお、部門別では《ゲーム部門賞を「#nintendoswitch」、スポーツ部門賞を「大坂なおみ」、ニュース部門賞を「#半沢直樹」、アニメ部門賞を「#鬼滅劇場版」、最多リツイート最多いいね賞を「100日後に死ぬワニ 【100日目】」が受賞。急上昇アカウント部門賞に「手越祐也、審議委員会特別賞に「#StayHome」が選出された》とのことである。

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2)【本日の一行情報】

◎「東洋経済ONLINE」は12月23日付でフルバランス代表、Shopify公認エキスパートの角間実による「アマゾン、楽天を侵す「ショッピファイ」の正体 モールもリアル店も介さず世界を相手にできる」を発表している。周知のように「ショッピファイ」はアマゾンキラーと呼ばれている
《アマゾンや楽天といったショッピングモールに出店することは、数多くの顧客に売ることができますが、一方で販売データ、顧客データを管理することはできません。
しかし、自社プラットフォームであれば、顧客データを獲得し、自社で管理することで、マーケティング施策に活用することが可能です。
もちろんショッピファイもプラットフォームです。しかし設計ベースがきわめて小さいため、ショッピファイから何かを強制されるということがほとんどありません。》
https://toyokeizai.net/articles/-/397509
東洋経済ONLINE」は11月29日付でDNX Ventures インダストリー パートナーである山本康正の「アマゾンを破壊する『ショッピファイ』の超威力」を発表している。
《ショッピファイは、企業のECサイト開発・運営を手がけています。ウェブサイトの制作、カード決済の仕組み、売上分析、その他もろもろ。企業がインターネットで商売をするために必要な、専門知識がなければ難しいことを、すべてまとめて代行してくれます。事業者が用意するのは、パソコンと画像くらいのものです。
ライバルが多いビジネスモデルでもありますが、モバイル対応など使い勝手のよさが突出しており、急激に成長。創業はカナダですが、現在はヨーロッパ、アメリカなどにも進出。今回の新型コロナウイルスによる外出自粛で、さらに需要が伸びています。》
https://toyokeizai.net/articles/-/391647
ニューズウィーク日本版」は12月16日付で加谷桂一の「メディアに都合の良い「ストーリー」──日本人が誤解するショッピファイ」を発表している。
《自社ブランドでウェブ展開したいと考える事業者はショッピファイを利用すればよく、逆に百貨店やショッピングモールに出店したほうが早いという考えに近いなら、アマゾンや楽天に出店すればよい。
楽天はショッピファイと同様、商品販売ではなく出店者からの支払いを主な収益源としている。ショッピファイを脅威と捉えているのはアマゾンよりむしろ楽天のほうだろう(楽天がショッピファイと提携した理由もここにある)。
つまりショッピファイとアマゾンは一部事業で競合しているが、基本的に別々のビジネスということになる。》
https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2020/12/post-124_1.php

◎平山周吉がオードリー・タンの「デジタルとAIの未来を語る」(プレジデント社)を「週刊ポスト」の書評で取り上げている。
《中国といかに対峙するかが重要なテーマだった二〇一四年の「ひまわり学生運動」でオードリー・タンが果たした役割は、占拠した国会内の映像をライブ配信するという「情報公開」の実践だった。閣僚を引き受ける条件も、「会議、メディア、納税者とのやりとりはすべて録画録音して公開する」だった。日本で実施すれば政治家志望者は激減必至だ。
日本との関わりでは、柄谷行人の唱える「交換モデルX」をデジタルで実現しようとしていることが挙げられる。不特定多数の人と見返りを求めずに助け合う。希望ある未来社会を指し示す語り手である。》
https://www.news-postseven.com/archives/20201222_1622315.html?DETAIL
柄谷行人の唱える「交換モデルX」をデジタルで実現しようという政治家は我が国の政権与党にはいないだろう。

◎ファッション専門広告会社のザ・ゴールは、インターネット広告における新たな取り組みとして、ファッション業界に特化したプライベート・マーケット・プレイス(PMP)「GOAL01」(ゴールゼロワン)を開発し、セールスを開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000071179.html

◎ロイターは12月21日付で「米アップル、自動運転車を製造へ 2024年目標=関係筋」を配信している。
《米アップルが自動運転車の開発を推し進め、2024年の乗用車製造開始を目指していることが複数の関係筋の話で明らかになった。自社開発の最先端の電池が搭載される見通しという。》
https://jp.reuters.com/article/apple-autos-idJPKBN28V2UR

池井戸潤がツイートしている。
《三菱UFJ銀行の半沢淳一新頭取は、同期入行ではあるものの、ほとんど面識のない方です。ご本人も否定されていますが、半沢直樹のモデルではありません。また他にも半沢直樹のモデルだという方がいらっしゃるようですが、すべて違います。》
https://twitter.com/officeikeido/status/1341576474101366790

◎小説家・吉村萬壱のツイート。
《とにかく犬とか猫とか虫でもいいから秘書に雇ってガンガン犯罪しまくろうぜ! 全部秘書のせいにして本人は不起訴になる美しい国日本。そうだろみんな!》
https://twitter.com/yoshimuramanman/status/1341593291918168064

◎日刊スポーツは12月22日付で「五輪の開閉会式演出チーム再編、野村萬斎氏ら離れる」を掲載している。
新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開閉会式演出チームが再編されることが22日、複数の大会関係者への取材で分かった。狂言師野村萬斎氏(54)率いる7人の現チームは解散し、現在パラリンピックの演出統括だったクリエーテイブディレクターの佐々木宏氏(66)が新たな総合統括となる。野村氏は大会組織委員会のアドバイザーに新しく就任する。》
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202012220000646.html
ケラリーノ・サンドロヴィッチが呟く。
《私も離れます。》
https://twitter.com/kerasand/status/1341401027724099593
これは「ゲーム理論で考える政治学」の浅古泰史のツイート。
《オリンピックの頃には欧米でワクチンは広がっていて、「来日する人はワクチン義務」とかできるだろうから、開催されそうには思うんだよね。
問題は、そのときに日本でワクチンが広がっているかどうか。》
《少なくとも、ワクチンが出回った後の欧米からの開催圧力は強まるとは思う。ワクチンの効果によっては、開催できなかった場合の日本の責任がかなり重くなる。》
https://twitter.com/yasushiasako/status/1341259076794081281
https://twitter.com/yasushiasako/status/1341259868737425409

◎「窓際さん」がツイートを削除した理由がわかった。朝日新聞南彰から、次のようなリプライがあったのだ。
《ご指摘ありがとうございます。HPVワクチンに込められた切実な願いについて盛り込むべきでした。取材を重ね、改めて記事にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。》
https://twitter.com/MINAMIAKIRA55/status/1340881397666308098
これに「窓際さん」が応じた。
《匿名の立場で石を投げるチンカスのようなアカウントに御反応頂き、ありがとうございます。大変勇気のある行動だと思います。子宮頸がん問題は政治的な立ち位置を超えて取り組むべき問題だと思うので、発信力のある南記者が果たす役割は大きいと思います。朝日新聞の一購読者として、期待しております。》
https://twitter.com/nekokisha/status/1340892246456098816
「窓際さん」は、こうもリツイートしている。
《南記者から連絡を頂いたため、当方の問題意識は伝わったと理解し、HPVワクチンに関する一連の投稿を削除しました。匿名の卑怯者の発言だと無視せず、大変勇気のある行動だと思います。
俺たちはようやくのぼりはじめたばかりだからな、このはてしなく遠いジャーナリスト坂をよ…》
https://twitter.com/nekokisha/status/1340897061647073282
これほど誠実な「窓際さん」が12月21日にこんなツイートを投稿していた。
《実を言うと東京オリンピックはもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。
でも本当です。2、3日後にものすごく変異した新型コロナウィルスが日本に来ます。
それが終わりの合図です。程なく大きめの支持率下落が来るので気をつけて。
それがやんだら、少しだけ間をおいて終わりがきます。》
https://twitter.com/nekokisha/status/1340922488717393920

◎サムソン高橋のツイート。
《起きたら1.5万フォロワーになってる!
私とセックスしたい人が世の中に1.5万人いるなんて!》
https://twitter.com/samsontakahashi/status/1341524701642850306

◎「まとめまとめ」が「【悲報】漫画家・中村朝さん、KADOKAWA編集部にパワハラを受け体調悪化 →謎の力でツイ垢削除」を公開している。
https://matomame.jp/user/yonepo665/d5e765826b41ea8b242c

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3)【深夜の誌人語録】

余裕とは努力の結果であり、慢心とは努力の放棄である。