【文徒】2020年(令和2)5月20日(第8巻90号・通巻1747号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】ツイッターデモに敗北したオールドメディア
2)【記事】小田嶋隆能町みね子が箕輪厚介セクハラにNO!
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.5.20 Shuppanjin

1)【記事】ツイッターデモに敗北したオールドメディア

ニュースサイト「しらべぇ」は5月17日付で「太田光、きゃりーを批判のTwitter民に怒り 『言うこと聞く必要全くない』」を公開している。
《きゃりーに擁護的な見解を示す太田は、「Twitterの問題もある」と指摘。
「普通にこんなこと現実の社会じゃ絶対しないじゃないですか。礼儀作法として、道端ですれ違った人に何の自己紹介もなく話しかけて、『あんた歌手だから知らないないかもしれないけど』なんてことは絶対しないわけですよ」と話す。
続けて「そういうそこそこ分別のある大人が、Twitterになると、こういうことをするわけですよ。きゃりーぱみゅぱみゅは特定の個人に対して何か言ったりしてない。なんでこういうことをするのか」とまくし立てる。》
https://sirabee.com/2020/05/17/20162327573/
5月17日放送の「サンデージャポン」(TBS)でのことだ。
朝日新聞デジタルは5月17日付で「検察庁法改正ツイッターデモ、背景は コロナ禍も影響?」を掲載している。
《――ツイッターデモは、現場に足を運ぶリアルなデモよりも参加のハードルが低いのでしょうか。
「そうとも言えません。リアルなデモは、群衆の一人になるという意味で『匿名』的です。一方、ツイッターデモは、より『顕名的な空間です。著名人の実名のアカウントはもちろん、ハンドルネームを使った匿名アカウントもオンライン上のその人のキャラクーを背負っています。『あの人がツイートしたなら、自分も』と個人から個人へとバトンが渡され大きく盛り上がりますが、発信者が明確で自分の名前での発言に責任を持たなくてはいけない分、ハードルの高さはあります」》
https://www.asahi.com/articles/ASN5H74ZRN5HUCVL007.html
毎日新聞は5月18日付で「“ツイッター世論”政権直撃 「怒りの声」異例の急拡大 検察庁法改正案見送り」を掲載している。
安倍晋三首相が検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案の今国会成立を断念したのは、改正に反発する世論の高まりがあったことが大きい。首相は「恣意(しい)的な人事」となる可能性を否定し理解を求めたが、インターネットで広がった反対の声が検察OBにも広がったのは想定外で、世論を見誤り断念に追い込まれた。政権に大きな打撃となり、今後の政権運営にも影響を与えそうだ。》
https://mainichi.jp/articles/20200518/k00/00m/010/235000c
勝部元気が「論座」に5月18日付で「『#検察庁法改正案に抗議』した芸能人を叩いた者の正体は」を発表している。
《意見の相違を嫌い、“空気”を重視するムラ社会的な化が存在することも、日本の芸能人が政治的発言をしない理由の一つですが、いまは安倍政権のコロナ対策に不満を感じている“空気”が世の中に広がっています。そのために、政策を批判しても“空気”を壊すことにつながらないと考えられた点も、著名人を後押しした環境的要因になったのだろうと思います。》
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2020051600003.html?page=1
この記事を田中信一郎リツイートしている。
《とてもいい論考です。特に最後がいいですね。ネットにも多い政局話とか、選挙戦術的な話とか、もうウンザリですよ。》
《「○○を主張しないと野党は勝てない」とか「トップを人気者に代えないと勝てない」とか、そんな「永田町の論理」にウンザリなんですよ。有権者をバカにするなっつうの。今回の #検察庁法改正案に抗議します は、そのことも意味していると思いますよ。》
https://twitter.com/TanakaShinsyu/status/1262575730719784961
https://twitter.com/TanakaShinsyu/status/1262577570446340096
NHK NEWS WEB」は5月18日付で「検察庁法改正案めぐり ツイッター上にさまざまな声」を公開している。
《検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案について、政府・与党が今の国会での成立の見送りを決めたことについて、ツイッター上ではさまざまな声が出ています。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200518/k10012435171000.html
このNHKの報道で村山由香が取り上げられている。村山本人が反応している。
《ツイートがNHKニュースにとり上げられました。
古舘さんのおっしゃる通り、民主主義を守る上でこの「成功体験」には大きな意味がある。
でも油断はできないよ。共謀罪法案の時も、一旦見送りと発表された後に突然採決されたもの。
引き続き、声を。
#検察庁法改正案を廃案に》
https://twitter.com/yukamurayama710/status/1262358634081554434
小泉今日子が明後日としてツイートしている。
《小さな石をたくさん投げたら山が少し動いた。が、浮き足立ってはいけない。冷静に誰が何を言い、どんな行動を取るのか見守りたい。》
https://twitter.com/asatte2015/status/1262565344972955649
盛田隆二が30年前を思い出している。
《音楽情報誌『ぴあ Music Complex』の表紙に登場して頂いた小泉今日子さん。この表紙の撮影に立ち会った30年前「kyon2を前にして浮き足立ってはいけない」と僕は自分に言い聞かせたけど、あれから30年後「浮き足立ってはいけない」との小泉さんのツイートを見て感慨一入です。》
https://twitter.com/product1954/status/1262578402592043008
俳優の古舘寛治のツイート。
《この成功体験で終わったらあかん。満足したらあかん。おたんこなすが時間延ばして国民の関心をかわそうとしてるだけ。そしておたんこなすは反省もしないし諦めてもいない。真っ当な人が監視し続け、物申し続ける必要がある~!(なんてツイートしてみたい)
https://twitter.com/Mkandhi091/status/1262563884059127809
「アンナチュラル」「フェイクニュース」の脚本家である野木亜紀子が次のように指摘している。
《なぜ国家公務員の定年延長が問題にされたかのような言い方?抗議されているのは「検察庁法」に今年加筆した「役職延長」の部分。未だに誤解してる人が多い。
別々の法案を一括で通そうとしたのも、分割にも修正にも応じずにまとめて見送ったのも自分たちなのに、論点をずらさないでほしいなぁ。》
弁護士会や検察OB、野党の批判もこの部分ですよね。
https://twitter.com/nog_ak/status/1262013832777445377?s=19
権力によって法が破られ、更なる改正が行われようとしたから抗議されてるわけで。検察が正義かもまったく関係がなく、むしろ正義なんてないのだから、誰かしらの意向が働きかねないシステムは作らない方がいいと思います。》
https://twitter.com/nog_ak/status/1262545982069239808
https://twitter.com/nog_ak/status/1262549914099150848
立川談四楼のツイート。
《アベノマスクは届かない。10万円は振り込まれない。倒産が相次ぎ失業者が増え、それでも不要不急の外出は控えろと言う。その最中に不要不急の法案を無理矢理通そうとしたからみんな舐めるなと怒ったんだ。そして強行採決は避けられたが、解決したわけではない。だから#検察庁法改正案を廃案にしよう。》
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1262591024565612545
安田菜津紀のツイート。
《今報じられているのは飽くまでも検察庁法改正案成立「見送り」。意思決定のプロセスを明らかにせず、議事録も残さない、という問題の根っこが変わらない限り、権力を私物化するような動きは繰り返される。「次の選挙までにほとぼりが冷めるだろう」と思わせないために、何ができるかが問われている。》
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1262336240315068416
テレビユー福島の記者・木田修作はテレビはツイッターに負けたと総括している。
《生き延びたのか、死んだのか。その答えはこれからだと思いたいですが、少なくともテレビは負けました。完敗だと思います。きのうは民主主義にとっては大きな一歩、テレビにとっては分岐点となる1日だっだと思います。》
https://twitter.com/10marigihusband/status/1262580858914889729
朝日新聞の三浦英之がリツイートしている。
《うーん、テレビは「負けた」かもしれないね。そう思う。テレビの強みはシステムだった。でもそのシステムが今や市民の側に降りてきた。簡単に作れるし配信もできる。新聞はどうだろう? 本当に激動の時代……》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1262582493791707139
プチ鹿島は「春もオンライン」が掲載した「検察庁法改正案見送り決定 『歌手やってて、知らないかもしれないけど』に言いたいこと」で、こう書いている。
《私が出演している「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)では「ツイートは脳のおなら」と定義している。思ったことを気軽にうかつにつぶやけばいいのだ。
ただしこれには条件があって、あくまで自分一人だけで「屁をこく」こと。人様に向かってこいてはいけない。臭くて迷惑だからだ。
ところがおならを平気で他人にぶつける人がいる。いや、おなら以上に深刻なものをぶつける。だからクソリプというのだろう。字通り「糞リプ」なのである。》
https://bunshun.jp/articles/-/37901
今回のツイッターデモで最初にハッシュタグを掲げた笛美は早くも次なるハッシュタグを掲げた。
《【拡散希望】#赤木さんの再調査を求めます 
森友改竄問題で自死された赤木さんのご遺族、雅子さんが、世論が政権を動かしたニュースを喜んでくださっているそうです!赤木さんの死の真相も、私たちの声が集まれば解明できるかもしれません。雅子さんの力になりたいです!ぜひ賛同をお願いします!》
https://twitter.com/fuemiad/status/1262519227786776577

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2)【記事】小田嶋隆能町みね子が箕輪厚介セクハラにNO!

小田嶋隆がテレビのワイドショーやスポーツ新聞が「春オンライン」の後を追って箕輪厚介のセクハラ&搾取の実態を取り上げていないことに首を傾げている。ツイッターに箕輪に関する投稿をいくつも発表している。こんな具合だ。
《ワイドショーもスポーツ新聞も春の箕輪セクハラ&ギャラ踏み倒し案件の後追いをしないのかな? この種の事件って、相手が弱小プロダクションの半端芸能人だったりしたら火だるまのメディアリンチ必至だと思うんだけど、お互いさまのメディア貴族仲間の不祥事はお目こぼしなわけか?》
《せめて春だけでもしつこく続報を伝え続けてほしい。》
ツイッターのコピペ記事ばっかり垂れ流してないで、せめてこういうガチなネタは取材に行けよ。原稿料の踏み倒しとかって、取材記者にとっても明日は我が身(っていうか、おぼえがあるだろ?)の切実な話題でもあるわけだし。》
《岡村が叩かれて箕輪が叩かれないのは、岡村のセクハラ発言が悪質で箕輪のセクハラ行為が軽微だからではなくて、単に立ち位置の問題として、岡村が叩きやすくて(ついでにいえば叩くことでページビューが稼ぎやすい)、箕輪が叩きにくいからだよ。》
幻冬舎箕輪厚介氏のセクハラ&原稿料踏み倒し疑惑について、常日頃素敵に化的なツイートを発信していらっしゃる編集者アカウントが軒並み知らん顔なのはなぜなんだ? 踏み倒かセクハラについて身におぼえでもあるのか? あるいは同業者の不祥事は見て見ぬ振りのアンリトンルールでもあるのか?》
https://twitter.com/tako_ashi/status/1262387875007606790
https://twitter.com/tako_ashi/status/1262388524676001792
https://twitter.com/tako_ashi/status/1262389197849141249
https://twitter.com/tako_ashi/status/1262573349642711040
https://twitter.com/tako_ashi/status/1262545230454157313
箕輪厚介の「死ぬこと以外はかすり傷」には出典があると能町みね子は指摘している。
《箕輪の「死ぬこと以外はかすり傷」に関しては知人の協力もあって出典をつきとめ、ほぼ判明してます。少なくともまったくオリジナルの言葉ではないんだよね…タイトルくらいオリジナル(あるいは明確なパロディ)にせえよと思う》
https://twitter.com/nmcmnc/status/1262531410025304064
これも能町のツイート。
《セクハラって、私は「侮蔑的な発言(だけ)のパターン」よりも「行動に出て被害者が明確にいるパターン」のほうが罪が重いし責められるべきと思うんだけど、どういうわけか前者のほうが叩かれやすい気がする。それが不思議。馳浩も箕輪もあまり叩かれない》
https://twitter.com/nmcmnc/status/1262568922395467778
あまり叩かれないどころか箕輪厚介は「スッキリ」(日本テレビ)に出演しているようだ。能町が呟く。
《#箕輪厚介 の出演についてはセクハラ・パワハラの件を解決してから検討すべきだと思います #スッキリ》
https://twitter.com/nmcmnc/status/1262541439415644160
小田嶋隆もまた箕輪厚介が「スッキリ」に出演していたことに驚きを隠さない。
《タイムラインに流れている情報では、箕輪厚介氏が今朝の「スッキリ」にリモート出演していたらしいのだが、マジか? そういう基準なのか? おまえらどこまで身内大事なんだ? 自分たちがそんなふうでどうして安倍さんを批判できるんだ?》
https://twitter.com/tako_ashi/status/1262547877684867073
能町みね子は「スッキリ」にスティーブアオキが出演していることを知り、こうツイートする。
《スッキリにスティーブアオキが出てるそうだけど(見てない)、箕輪厚介がパクった「死ぬこと以外はかすり傷」という言葉の元ネタであるロッキー青木の息子なんですよね。箕輪厚介はパクリ元すら認識してないし、皮肉な縁?ですね》
https://twitter.com/nmcmnc/status/1262542937985957888
構成作家鈴木達也が呟く。
《重大な疑惑を持たれている箕輪さんが普通に出演して、それに対して何のツッコミも入れられない、これって加藤さんの性格的に到底耐えられるものではないと思うのですが…。放送前にどのような打ち合わせが行われたのかが気になります。》
https://twitter.com/ssurahonda/status/1262555503806124034
武田砂鉄は「死ぬこと以外はかすり傷」を再読したそうだ。
《『死ぬこと以外かすり傷』を再読すると、「あらゆる事故やトラブルに自ら身を投げろ」「衝突、もめ事上等で、ただ目的地をにらんで走り抜けろ」などとあるのだが、いざトラブルが発覚するとすっかり黙り込む様子を見て、信奉者はどう思うのだろう。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1262590530313052167
フリー編集者の浅原裕久が次のようにツイートしている。
《昔の話だが、当時勤めていた出版社の上司がセクハラの常習者で、それが原因で辞めてもらった。俺はその人にずいぶん世話になっていたけど、被害に遭った人たちから事実を聞かされ、多くの余罪についても知ることとなり、もう一緒には働けないと判断して、そのように動いた。幻冬舎はどうするのだろう》
https://twitter.com/asahara1966/status/1262632381388689410
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3)【本日の一行情報】

◎「福岡ふかぼりメディア ささっとー」は5月19日付で「コロナ禍はメディアを変えるか ジャーナリスト古田大輔さんに聞いた」を発表している。古田は次のように語っている。
《デジタルメディアの強みは、記事ごとの閲覧数、読んでいる時間、別の記事への遷移などが分かります。つまり、読者が求めている情報を分析できるようになりました。ジャーナリズムとマーケティングが噛み合えば、成長は可能です。
ですので、読者がどんな情報を求めているのかは分析すべきです。各社が単独で行うのではなく、データを持ち寄り、連携した方がいい。自社のデータだけで考えるのはもったいないと思っています。
《今の時代、オンラインミーティングができないというのは、一昔前に電話が使えないというのと同じです。》
https://sasatto.jp/article/entry-566.html

◎「週プレNEWS」は5月18日付で「コロナショックで日本のメディアは変われるか?」を掲載している。モーリー・ロバートソンの指摘は鋭い。日本のジャーナリズムの「後進性」が批判されているのだ。これは全を読んでもらいたい。
《最近では芸能人がMCやコメンテーターを務める報道番組もあり、「庶民感覚に近い言葉でニュースを噛み砕く」役割を期待されているのでしょうが、ジャーナリズムやプロフェッショナリズムの観点からは相当異様なことです。
ニュース専門の「黒子チーム」がファクトチェックなどで「防弾チョッキ」を着せるでもなく、その場の勢いで発言することが常態化しています。
厳しい言い方をすれば、結局テレビの前の視聴者が見させられてきたのは、芸能界における「利権の誇示」という領域を超えない範囲のエンタメでした。それを過去にさかのぼって全否定するつもりはありませんが、いまだにその成功体験から脱却できず、"利権エンタメ"を再生産し続けているのが今のテレビ業界です。》
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2020/05/18/111291/

◎「DIGIDAY」は5月18日付で「コロナ禍を引き金とする『メディア大再編』、その行方は?」を発表している。
《ビジネスモデルの再調整は続く。広告ビジネスの凋落は止まるところを知らない。NYTは5月6日、同社の第2四半期の広告収入が50~55%減になるとの予測を発表した。一方、有料購読者は58万7000人増加し、500万人を突破した。NYTのサブスクリプションモデルへの移行は、いまにはじまった話ではないが、業界全体では、広告ベースのビジネスモデルが著しく不安定化する見通しだ。直接的な読者からの売上に力点を移した方がいいだろう。》
https://digiday.jp/publishers/the-great-recalibration-of-media/

徳島新聞は5月17日付で「南海ブックス約40年の歴史に幕 徳島の漫画・アニメファンの聖地」を掲載している。
徳島駅前のポッポ街にある漫画やアニメグッズの専門店「南海ブックス」が17日、約40年の歴史に幕を閉じた。県内外のサブカルチャーを支え続けてきた「聖地」の最後に立ち会おうと、大勢のファンが駆け付けた。》
https://www.topics.or.jp/articles/-/364373

◎「デイリー新潮」は5月17日付で「コロナ禍で激変のCM事情 “巣ごもり需要”で出稿量を増やした企業は?」を発表している。3月のCMの放送回数ベスト20を発表しているのだ。
1 ACジャパン 1783本 2月比706・7%
2 インディード 1771本 同137・2%
3 マクドナルド 1389本 同102・9%
4 リクルートライフスタイル じゃらん製品 1144本 同239・8%
5 リクルートライフスタイル 923本 同194・4%
6 龍角散ダイレクトスティック 821本 同296・4%
7 リクルートマーケティングパートナーズ スタディサプリ 818本 同489・8%
8 進研ゼミ 802本 同76・4%
9 ニトリ 797本 同84・6%
10 コーワ ザガードコーワ整腸錠α3+ 751本 同119・6%
11 ソニー損害保険 自動車保険 742本 同165・3%
12 ユニクロ 702本 同166・7%
13 コーワ キューピーコーワαドリンク 700本 同173・7%
14 コーワ バンテリンパットEX 670本 同13400%
15 NTTドコモ 650本 同121・1%
16 JXTGエネルギー ENEOSでんき 同649本 536・4本
17 コカコーラ ファンタ 640本 ――
18 JR東日本 えきねっと 618本 ――
19 ソフトバンク Softbank Air 612本 同529・5%
20 ソフトバンク メリハリプラン 599本 ――
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/05170557/?all=1
自動車会社が入っていないのである。

◎エモボディ・フィットネス女子・朝比パメラのデジタル写真集が「月刊+(プラス) 朝比パメラ」(小学館)からリリースされた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000034089.html

日本経済新聞は5月17日付で「電子書籍に巣ごもりの追い風 メディアドゥ、投資拡大」を掲載している。
電子書籍取次大手のメディアドゥホールディングス(HD)は書店の営業休止や休校を受け、4月の電子書籍取次の売上高が前年同期比20%増えた。同社は2020年2月期通期の連結決算で、電子書籍事業の売上高が過去最高を記録。今後はブロックチェーンど新技術への投資を加速する。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59200990V10C20A5X35000/

◎有本香がツイート。
立憲民主党共産党は労働者の味方じゃないんだね。国家公務員の定年延長のための法改正が遅れれば、民間への努力義務化なども難しくなる。 今回の浅知恵シナリオを誰が書いたのか知らないが、おそらく世の多くのサラリーマンの苦悩などまったく分からない者の仕業だろう。》
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1262367439305621504
毎日新聞記者にしてYouTuberの宮原健太がリツイート
《野党は「検察官の定年延長」のみに反対していて、それを削除、あるいは検察庁法改正案だけ束ね法案から外せば国家公務員法等改正案には賛成するとずっと言っていた。それでも最後まで分離せず、全て見送りにしたのは与党。
ジャーナリストという肩書きでこんな見え透いた印象操作をするな恥ずかしい。》
https://twitter.com/bunyakenta/status/1262623186992029696

東京創元社×講談社×ポプラ社の三社合同で「流浪の月」(東京創元社)、「神さまのビオトープ」(講談社タイガ)、「わたしの美しい庭」(ポプラ社)のいずれかを購入すると、三作品の番外編となる掌編を収録された特典ペーパーを配布する企画を実施。
http://www.tsogen.co.jp/news/2020/05/20051812.html

紀伊國屋書店の子会社であるオーストラリア紀伊國屋書店のシドニー店が、2019年において卓越性を示した実店舗を持つ書店として、2020年度オーストラリア出版業界アワード(The Australian Book Industry Awards 2020)の最優秀書店賞(Bookshop of the year)を受賞した。
https://kyodonewsprwire.jp/release/202005189943

朝日新聞は5月19日付で社説「検察庁法改正 先送りやめ廃案にせよ」を掲載している。
《多くの市民が法案の内容を理解し、SNSなどを通じて異議を表明したことが、これまで強権的な手法で政策を推し進めてきた「1強」政権にストップをかけた。その意義は大きい。》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14480842.html?iref=pc_rensai_long_16_article
新聞が果たすべき役割をツイッターというソーシャルメディアが果たしてしまったということである。もっとも朝日の社説は毎日新聞が5月19日付で掲載した社説「検察庁法改正見送り おごりと緩みゆえの失態」よりも、まだマシかもしれない。毎日は検察OBが反対の声を上げたことには触れていても、「多くの市民が法案の内容を理解し、SNSなどを通じて異議を表明した」ことには全く触れていない。
https://mainichi.jp/articles/20200519/ddm/005/070/085000c
讀賣新聞が5月19日付で掲載した社説も「検察庁法改正案 人事の自律性保てる見直しを」も毎日同様にSNSという言葉も、ツイッターという言葉も、ソーシャルメディアという言葉も出て来ない。私には出て来ないことが異様に見える。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200518-OYT1T50213/
産経新聞の5月19日付の主張「改正案見送り 検察のあり方本格議論を」にしても、《野党や世論の批判に加えて検察OBからの反発も相次ぎ、採決を強行すれば大きな政治問題化する可能性があった》とは書いても、ツイッターのツの字も出て来ない。
https://www.sankei.com/column/news/200519/clm2005190003-n1.html
東京新聞が5月19日付で掲載した社説「検察庁法見送り 反対世論が追い込んだ」が最も丁寧であった。
《国民の危機感も、会員制交流サイト(SNS)のツイッターで抗議の投稿が大量に拡散されたことで明らかだった。とくに俳優やミュージシャン、作家ら著名人も反対の声を上げ、うねりとなって表れていた。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020051902000153.html
新聞のメディアとして最も古臭いイデオロギーに取りつかれているのが社説なのである。
地方紙・ブロック紙の社説も見ておくことにしよう。
北海道新聞5月19日付社説「検察庁法改正案 先送りでなく撤回が筋」
《元検事総長ら検察OBが改正案を公然と批判する意見書を法務省に提出し、インターネット上では抗議の声が急増している。》 
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/422045?rct=c_editorial
信濃毎日新聞5月18日付社説「検察庁法改正案 国民の声を無視するのか」
《SNSでは改正案に抗議するツイートが記録的な数に広がった。日弁連は反対声明を2度発表し、各地の弁護士会なども抗議を続けている。
さらに元検事総長ら検察OB十数人が反対の意見書を森法相に提出した。》
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200518/KT200517ETI090001000.php
沖縄タイムス5月19日付社説「[検察庁法改正見送り] 廃案にし一から出直せ」
《普段は政治問題に関する発言が少ない著名人や芸能人らが改正案への抗議を相次いで投稿。ツイッター上では「検察庁法改正案に抗議します」とハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿が拡大、世論のうねりがつくりだされた。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/572808
今回のハッシュタグ・アクティヴィズムの特徴は「前衛」を持たなかったことである。指導者と思しき人物を持たず、また特定の政治党派の引き回しに直面することなくツイッターデモは「デジタル・コミューン」へと拡大していったのである。ハシュタグは「大衆をとらえるやいなや、それは物質的力となる」のである。このことの意味を軽く考えてはならないのではあるまいか。

◎弁護士の福井健策が5月19日にツイートしていた。
《明日、著作権法改正案の国会審議に参考人で呼ばれることになりました。そんな時間も能力もないと抗弁しましたが、ダメでした。与野党共通指名だそうです。
こうなればいっそ、法案だけでなく、ポストコロナが見通せるような今後の著作権の方向性についても話して来ようと思います。》
https://twitter.com/fukuikensaku/status/1262612290290872320

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4)【深夜の誌人語録】

失敗に可能性を発見できたならば失敗した甲斐があるというものだ