【文徒】2020年(令和2)5月25日(第8巻93号・通巻1750号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】癒着は取材なのか?黒川検事長「賭けマージャン」問題から見えるメディアの病理
2)【記事】きゃりーぱみゅぱみゅの「炎上」がつづいている!
3)【記事】「天才編集者」箕輪厚介のセクハラ問題を忘れてはならない!
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】癒着は取材なのか?黒川検事長「賭けマージャン」問題から見えるメディアの病理

朝日新聞デジタルは5月21日付で「朝日新聞社員、賭けマージャン認める 4、5月に計4回」を掲載している。
朝日新聞東京本社に勤務する50歳代の元記者の男性社員が、緊急事態宣言下に、東京高検の黒川弘務検事長とマージャンをしていた問題について、朝日新聞社が社員から聞き取った内容を報告します。社員は緊急事態宣言が出た後、計4回、金銭を賭けてマージャンしていたことを認めました。》
https://www.asahi.com/articles/ASN5P6KFYN5PULZU018.html
朝日新聞化くらし報道部記者の有近隆史が次のようにツイートしている。
《自社のことなので、お恥ずかしいのですが。うちの会社は麻雀に参加したのは「社員」であって「記者」ではないと妙に強調していますが、外から見ると、言い訳にしか見えないのでは。》
https://twitter.com/ArichikaTakashi/status/1263814158664912897
そう言い訳というか、そう強調することに違和感を抱かざるを得ない。次のようなリプライはあって当然だろう。
朝日新聞は、元記者がいつから、どのような経緯で黒川氏と麻雀友達になったのか、明らかにすべきだと思います。
是非社内の心ある方々が声を上げて、取材姿勢を考え直してほしいです。》
https://twitter.com/thelegend1983/status/1263819326152306688
日本経済新聞は5月22日付春秋で「唾棄すべき光景」だと言い放つ。
《現代ニッポンのこの人たちは、どんな気分で卓を囲んでいたのだろう。黒川弘務・東京高検検事長産経新聞のA記者とB記者、朝日新聞の元記者というメンツだ。A記者の自宅をジャン荘がわりに、コロナ緊急事態もなんのその、宵の口から未明まで賭けマージャンに興じていたという。唾棄すべき光景というほかない。》
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO59420760R20C20A5MM8001/
沖縄タイムス記者の阿部岳が次のようにツイートしている。
産経新聞記者と朝日新聞元記者は、黒川氏に取材を重ねてきた成果をただちに発表するべきだと思う。
嫌味ではなくて、きっとまだ知られていない情報をたくさん知っているだろうから。
権力への密着取材が必要で、新聞にまだ存在意義があると主張するならそれしかない。
ある意味、最後のチャンス。》
https://twitter.com/ABETakashiOki/status/1263839794024464385
朝日新聞にとってはサンゴ事件以来の大問題であるはずだ。清水潔も私たちと同じ意見であるようだ。
《定年延長問題渦中の人と賭けマージャン。産経は産経らしいと思っただけだが、朝日にはがっかりした。このダメージは報道機関としてボディブローのように効いていくだろう。言いたくないが朝日にとってはサンゴ事件以来の大問題になると思う。本当に残念だ。
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1263295461785399296
これは東京新聞記者・佐藤圭のツイート。朝日も産経も率先して実名を報道すべきだと私は思う。
実名報道固執するマスメディアは今こそ、賭けマージャンに興じていた新聞記者の実名、役職、経歴などを詳しく伝えるべきだろう。特に産経と朝日は率先垂範で。》
https://twitter.com/tokyo_satokei/status/1263419732448837632
産経新聞が大竹直樹と河合龍一であり、朝日新聞が大島大輔であることは周知の事実なのではないか。何故か記者クラブに加盟するメディアは及び腰なのである。「週刊春」が「黒川氏は昔から、産経や朝日はもちろん、他メディアの記者ともしばしば賭けマージャンに興じてきた」と書いていることを軽く見てはならないはずである。日刊ゲンダイ・ニュース記者が指摘している。
雀鬼黒川氏の賭けマージャンに興じる実態を知りたいのに、どのメディアも報じない…
卓を囲んだのは産経、朝日だけじゃないよね。今、書かんでどうする?
「書けないときがあってもそれを溜めておいて、いずれ書くぞ!との気構えが大事」なんて所詮、癒着正当化の方便なの?》
https://twitter.com/gendai_news/status/1263993125267107840
江川紹子が次のように連投している。
《私は、今回の記者の実名よりも、朝日、産経はもちろん、他の会社も、これまで黒川氏と賭け麻雀やったことがあるか、誘われたことがあるか、という調査をやって、その結果を出すべきだと思うの。そのうえで、記者の取材倫理や会社の責任について考える、という方が大事かな、と》
《黒川氏と賭け麻雀やったことある人って、今出ている3人だけなの?朝日と産経だけなの?あるいは誘われたけど、断った人もいるかもしれない。そういう全体像を明らかにしてもらいたい、と思う》
《そうすることで、今回の3人の個人的な問題として処分すればいい話なのか、もっといろいろ考えて対応しなければならない事柄なのかが、出てくるんじゃないでしょうか。》
https://twitter.com/amneris84/status/1263737360421810176
https://twitter.com/amneris84/status/1263739393178624001
https://twitter.com/amneris84/status/1263739775720157185
ぜんじろうのツイートには笑ってしまった。
《権力を監視し、不正を暴く朝日新聞さんー!賭け麻雀に、元記者を同席したのは、"おとり取材" ですよね?それを春が、横取りして記事にしたんですよね!朝日新聞さん、そうなんですよね~?!(笑)》
https://twitter.com/zenzenjiro/status/1263553699483250688
阿曽山大噴火も、こう皮肉っていた。
《賭けマージャンが事実だとしたら、検察庁産経新聞朝日新聞は反社会的勢力って事になるんだろうか。去年から芸人と反社の関わりは厳しくなってるからなぁ、どの新聞読むか考えないと。》
https://twitter.com/asozan_daifunka/status/1263002232376582144
こんなツイートも発見した。
《麻雀もだけど、「産経新聞記者宅」ってすげーな。
なぜ、産経も朝日(元?)も
「独自」スクープしなかったんだろ。こんな関係なら余裕だろうに…。
と考えると、すごい新聞不信になっちゃうよ。
って観点から詳細が知りたいものだな。》
https://twitter.com/akabishi2/status/1263079142796353536
立川談四楼は産経の記者や朝日の元記者の処分を皮肉たっぷりに、こう予想して見せる。
《ギャンブラーには朗報だね。これまで「そんなことで懲戒免職?」という事例を見てきたが、法の番人である黒川検事長が訓戒で、まんま退職金を頂くんだ。賭け麻雀の常習者だったにも関わらずにさ。さて共に卓を囲んだ産経や朝日の記者がどうなるかだが、私は黒川氏同様の訓戒に賭けるが、諸君の張りは?》
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1264057039082250240
八木啓代NHKの岩田明子と安倍晋三との関係と同じだとツイートしている。
《まあ、NHKの岩田明子と安倍晋三との関係みたいなものが、大手新聞司法記者と検察高官の間にあったわけです。》
《だから、朝日・毎日・読売・産経を問わず、もうまさに検察の身内みたいな心情になって、検察の犯罪ですら必死で庇うような記者たちが少なからず出てくる。黒川は人当たりも良いだけにそういう「配下」記者は多かった。それも黒川の力の源泉のひとつだった。》
https://twitter.com/nobuyoyagi/status/1264012128400244736
https://twitter.com/nobuyoyagi/status/1264011688090628099
「新聞記者は権力者と懇ろになるだけで、市民が知りたいことは報じないんだという強烈なメディア不信」(青木理に拍車がかかるのは間違いなかろうて。
https://dot.asahi.com/dot/2020052200017.html?page=1
元木昌彦の主張する通りである。異議なし!だ。
《ジャーナリストとしての自殺行為で、懲戒免職に相当すると、私は思う。私にも覚えがあるが、メディアは都合が悪くなると、「取材源の秘匿」で逃げることがよくある。ジャーナリズムとしての矜持があるのなら、黒川検事長と自粛を無視して賭け麻雀していた自社の記者を解雇するぐらいのことをすべきではないか。
彼らが、黒川について、「ヨイショ」ばかりではなく、批判的な原稿を書いたことがあるのか。朝日と産経はそれも調べ上げて、公表するべきである。この問題は、黒川にばかり焦点が当てられ、記者と元記者の取材者としての「歪み」が見逃されているのは、私としては納得いかない。》
https://www.j-cast.com/tv/2020/05/22386516.html

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2)【記事】きゃりーぱみゅぱみゅの「炎上」がつづいている!

きゃりーぱみゅぱみゅが呟いている。
《誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで》
https://twitter.com/pamyurin/status/1264111727144136706
きゃりーぱみゅぱみゅは「#検察庁法改正案に抗議します」に賛同したところ、炎上し、遂には投稿したツイート削除するまで追いつめられたわけだが、それでもなお誹謗中傷のリプが押し寄せてきているのだろう。こうした誹謗中傷は恐らく「自粛警察」あたりと同じノリだと思われる。白色テロの一変種なのかもしれない。このツイートにも次のようなリプライが投稿されている。
《ここ数年で一番誹謗中傷を受けている人は安倍さんです。コロナ対策も先進国では優秀です。安倍さんにも優しい言葉をかけてあげてください。》
https://twitter.com/yamada_ssw/status/1264122818540650496
《きゃりーさんも安倍総理と黒川氏を誹謗中傷しましたよね?》
https://twitter.com/AA48779587/status/1264128236776116224
《きゃりーさんは事実ではないデマを拡散して誹謗中傷し名誉毀損をしたのであり、その愚行に対する批判や意見は誹謗中傷などではありません。正当な批判を何でも誹謗中傷にすり替え、絶対被害者のポジションを確保する卑怯な左翼しぐさは止めてくださいね。》
https://twitter.com/nipponkairagi/status/1264340386324951041
《なんか芸能人ってなに様なんだろう…
自分達が政治家なりを憶測で誹謗中傷しておいて、自分らが批判されると攻撃されたと被害者ヅラ。
私の中では芸能人ってもういらない存在くらいに価値が下がってる。》
https://twitter.com/NanaoAraya/status/1264136527610646533
《なんか被害者面して、都合の良い時だけ1人の人間?
そのくせ影響力を利用して政府批判?
そうした考えもの凄く腹が立ちます。
前回は言わされたのね、、、って思いましたけど、そういう人なんだと思いました。
もう二度と貴女の歌は聴きたくありません。》
https://twitter.com/harumiru18/status/1264151405989818370
こうした「クソリプ」に町山智浩が「応援ツイートで攻撃ツイートを蹴散らそう」と立ち上がった。町山はリプに対してリプ返しを開始した。こんな具合である。
《総理大臣を批判することは国民の権利であり、政治を監視することは有権者の義務です。一介のタレントであるきゃりーぱみゅぱみゅさんに対してあなたたちが今、していることこそが誹謗中傷です。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1264330238122549248
《総理大臣を批判することは国民の権利であり、政治的意見を持つことは有権者の義務です。あなたがたが今、きゃりーぱみゅぱみゅさんに対してやっていることが誹謗中傷です。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1264327958623182848
「#検察庁法改正案に抗議します」を始めたことで、すっかり有名になった笛美も「応援」に加わっている。
《芸能人だってあなたと同じように税金を納めています。政治に意見を言う権利があります。あなたも意見を言っていいんですよ。》
https://twitter.com/fuemiad/status/1264361815254818816
「@TV65377118」が次のようなクソリプをきゃりーぱみゅぱみゅに言い放つ。
《あなたがデマを流した検察法改正案は廃案になるそうですよ?依頼主のご意向に添えて良かったですね(*´・ω・`)
コレで国家公務員の定年は当分今のまま、年金支給迄10年近く、派遣労働者にでもならないと食べていけません
民間の定年は公務員に倣うので民間企業社員の我々もです
一生忘れませんよこの件》
https://twitter.com/TV65377118/status/1264138008384507905
これに対して笛美が次のように応じている。
《タグ発案者です。きゃりーさんに投稿依頼した覚えはありません。またオンラインの声を受けて、法案を丸ごと廃案にしたのは私たちではなく政府です。もし異論がありましたらきゃりーさんではなく政府にお願いいたします。》
https://twitter.com/fuemiad/status/1264361107252146177
笛美は、こんな反撃ツイートも投稿している。
《芸能人だってあなたと同じように税金を納めています。政治に意見を言う権利があります。あなたも意見を言っていいんですよ。》
https://twitter.com/fuemiad/status/1264361815254818816
哲学者の能川元一も「@TV65377118」を糺している。
《おいおい、COVID-19のせいで景気が悪くなったから定年延長すんのやめる、って言い出したのは安倍晋三だぜ?》
《なにが「デマ」だって? きっちり説明してみろよ。》
https://twitter.com/nogawam/status/1264375021964627968
https://twitter.com/nogawam/status/1264375643413704705
ミュージシャンの浜野謙太もクソリプに対応している。
《何言ってんの、彼女はいつも1人の人間でしょ。都合の良い時だけってそんなことはないよ。1人の人間として政権批判したんじゃないか。影響力のある立場での政権批判は勇気が必要だったはず。踏まえてもう1度彼女の歌聴いてみて。腹の虫がおさまるよ》
《なんできゃりーちゃんがぶち壊したことになるの?芸能人含め多く国民が批判してたのは検察庁法改正案。束ねを解くか撤回してやり直せばよかったのに突然法案全て取り下げたのは政府だよ。老後をぶち壊したのは安倍政権。わかって撹乱するのやめて。》
https://twitter.com/hamaken_bone/status/1264377795645304832
https://twitter.com/hamaken_bone/status/1264381500117508097
これは#KuTooの石川優実だ。
きゃりーぱみゅぱみゅさんはひとつハッシュタグをつけて呟いただけなのに「散々批判した」ことになっています。
これがやり口。》
https://twitter.com/ishikawa_yumi/status/1264412906319273984
香山リカが応援リプ。
《私なんてたいして有名でもないのに親までヤブ医者とか言われて、耳に入ったらどうしようといつも心配でした。だから親が亡くなったときほっとして、それがとても悲しかったです。きゃりーさんが声出してくださったおかげで話せました。ありがとうございます。》
https://twitter.com/rkayama/status/1264366712062750720
鈴木耕も応援リプ。
《気にしないで、と言っても無理でしょうが、前を向いていてください。》
https://twitter.com/kou_1970/status/1264388571420483584
松尾貴史リツイートしている。
《誰かが号令を出したかのような同じ内容の嫌がらせリプが押し寄せていますが、そういうことをしているのはもちろんファンでも元ファンでもないので、難しいかとは思いますが、出来るだけお気になさらず、変わらぬご活躍を。》
https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/1264319095803002880
朝日新聞記者の伊丹和弘もリツイートしている。
《このきゃりーぱみゅぱみゅのツイに「安倍首相も一人の人間」ってよくわからんレスしているヤツら多数湧いてる。彼女は検察庁改正案のゴリ押しを批判したが、安倍首相を誹謗中傷したか? それとも安倍首相の政策を批判することが、誹謗中傷だと思ってるの? アホですか?》
《それにしても当人が投稿したツイッターの内容に対する意見や批判ならともかく、@付きで誹謗中傷、罵詈雑言レスしてくる奴らは自分が相手を傷つけているという自覚はあるんだろうか? 自覚あってワザとやっているなら、それは救いようのないクズ野郎だよな。》
https://twitter.com/itami_k/status/1264229053524963329
https://twitter.com/itami_k/status/1264120735749963777
「精神0」でベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞し想田和弘は、きゃりーばみゅぱみゅの炎上を次のように見立てている。
《安倍応援団によるクソリプの嵐がこのツイートに群がっている。彼女に二度と安倍政権を批判させまいという強い意志を感じる。人気者に批判されるのが、よほど嫌なのだろう。またクソリプを送ったらツイートを削除したので「効果あり」と判断したのだろう。モノが言えなくなる過程が可視化されている。》
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1264384830743011330
孫崎享までリツイートしている。
《「ネトウヨ」達の汚い手口。「報道の自由度」の日本の欄にソーシャル・ネットワーキング・サービスによる安倍政策批判者に対する攻撃が指摘されていた。こうした流れを作った責任は安倍政権・自民党にあります。》
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1264325656503963648
日本維新の会 参議院議員・音喜多駿もリツイート
《「有名税」なんて言葉を死語にしなければと、改めて。》
https://twitter.com/otokita/status/1264181564323192834
25日未明現在、きゃりーぱみゅぱみゅの《誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで》というツイートには、「いいね」が36.7万、リツイートが5.6万もついている。ハッシュタグ「#きゃりーぱみゅぱみゅさんを応援します。」がツイッターのトレンドに入った。
毎日新聞は5月24日付で社説「芸能人の政治的発言 個人の意見阻まぬ社会に」を掲載している。
《一方、政治的な発言をした芸能人へのバッシングが目に付いた。
政治に口を出す資格はないというような誹謗中傷が相次いだ。ファンの間でもめ、結局、投稿を削除した歌手もいた。
芸能人の政治的発言に対する批判は、これまでにもあった。
しかし、主体的に意見を表明することは、市民社会の一員として当然の権利だ。妨げられることがあってはならない。》
https://mainichi.jp/articles/20200524/ddm/005/070/006000c
河北新報は5月24日付で社説「自由な言論活動/人権を無視してはいけない」を掲載している。
《民主主義の基礎として重要な権利と位置付けられる表現の自由、さまざまな人権の中でも優先的な価値を持つと解釈される。ただし、無制限ではない。
SNS上で飛び交った批判の中には、脅迫的な言葉や過激な表現が含まれる投稿や動画があった。もはや自由な言論活動ではなく、個人に対する名誉毀損や侮辱、誹謗中傷の類いだ。「芸能人は政治を語る必要がない」と言わんばかりの書き込みは、偏見や差別でしかない。他者の表現の自由と人格権を二重で侵していることになる。》
https://www.kahoku.co.jp/editorial/20200524_01.html
若松英輔のツイートで締めよう。
《何を言うかも大事だが、言葉とは何かを考えなくてはならない。火が何であるかを知らない人に、火を扱わせてはならないように、刃は何のためにあるのかを知らない者に、それで遊ぶことを覚えさせてはならない。言葉をどう用いるか以前に、言葉の本質とは何かを考えること、それが教育の原点だろう。》
https://twitter.com/yomutokaku/status/1264369647236730880

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3)【記事】「天才編集者」箕輪厚介のセクハラ問題を忘れてはならない!

武田砂鉄が次のようなツイートを投稿していた。
《当然、誰もが出版界に興味があるわけではないので、だからこそ、『日本国紀』のコピペ問題や、「天才編集者」の一件を放置したくない。「出版界って、ああいう感じなんでしょ」みたいに手短に済まされるのが嫌なので。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1263620857672294401
「天才編集者」の一件とは、箕輪厚介のセクハラ問題であろう。しかし、箕輪厚介に反省の色は全くと言ってよいほど見られない。ウェブ版「女性自身」は5月20日付で「箕輪厚介が『トラップ』と投稿 削除するも火に油注ぐ事態に」を掲載している。
【…箕輪氏は、同日にTwitterを更新。そして、こうつづった。
《トラップ。よろしくお願いします。》
まるで「罠を仕掛けられた」とでもいうかのような投稿だがーー。のちに箕輪氏は「トラップ」投稿を削除。いっぽうで堀江貴氏(47)の著書に関するリツイートを続けている。】
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1861597/
西岡研介のツイート。
《いろいろ考えさせられる……が、それにしても気色の悪いイラストだな。上手いだけに醜悪さが際立つw》
https://twitter.com/biriksk/status/1263634101069889537
西岡は「日経ビジネス」に掲載された小田嶋隆の「死ぬこと以外かすりキス?」について「いろいろ考えさせられる」としているのだ。「気色の悪いイラスト」とは、箕輪厚介の似顔絵を指す。小田嶋自身によるイラストだが、確かに気色、悪い。小田嶋は次のように書いている。
《私が、世間的にはずっと大きいニュースである黒川検事長の辞任問題よりも、この小さな出版界で起こったちっぽけで異様でケチくさくてみっともない下品な箕輪厚介氏の話題を今回のテーマに選んだのは、箕輪セクハラ案件の扱いが「あまりにも小さい」と思ったからだ。もう少し丁寧な言い方で説明すれば、春砲以外のメディアがこの事件を扱う態度が、あまりにもお座なりだったからこそ、私は、自分が微力ながら力を尽くして原稿を書かなければいけないと決意した次第なのである。》
《…私は、天才編集者を名乗る人間が、一方では、出版のマネタイズを近代化する方法を提案しているように見せかけながら、他方では、およそ前近代的な奴隷出版の手口でライターを使役していたことが、今回の事件の本質だと思っている。》
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00071/?P=1
「TABLO」は5月22日付で能町みね子の「自称天才編集者・箕輪厚介氏のセクハラ・パワハラメッセージを解読 女性ライターは必死に抵抗していた」を公開している。
《箕輪厚介がついにボロを出したか。――幻冬舎の自称「天才編集者」・箕輪厚介のセクハラ・パワハラ報道を知ったときの率直な感想は、これだった。私は報道を読んで、箕輪氏本人に対して「やっぱりな!!」という気分になってしまったため、つい流出した彼のひどいFacebookメッセンジャー章を茶化すようなことをツイッターに書いてしまった。この点については反省している。茶化してネタにするような話ではなく、これは権力を利用した悪質なハラスメントであった。》
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0522/tbl_200522_4575551501.html
「WEZZY」は5月21日付で「宇垣美里が箕輪厚介の『セクハラクソLINE事件』に憤慨『もう泣いてしまいそうに』」を掲載している。ラジオ番組「アフター6ジャンクション」で火曜パーソナリティーを務めるフリーアナウンサーの宇垣美里が、同番組で次のように箕輪厚介を批判したそうだ。
《本当に見本のようなクソLINEで、(やり取りを)読んで、もしかしたら「女性のほうが断っていない」、あたかも「大人のやり取りのように感じる」方がいらっしゃるとすれば、それは大きな間違いで、立場の弱い女性ライターの方がどれほど気を遣って、笑いに持っていこうとして、セクハラを流そうとしているのかを見たら、もう泣いてしまいそうになりました》
https://wezz-y.com/archives/77172
「ブッチニュース」は5月22日付でロマン優光の「箕輪厚介セクハラ」を公開している。ロマン優光の「無自覚だからこそ根深い」という指摘は重く受け止める必要があるのではいだろうか。
《編集者とライターという関係性の中で、強者が弱い立場の人間に性的関係を持ちかけることの問題。実際に出版されるまで正式な契約書がないまま作業が行われるという出版界の慣習の問題。これらについては既に多くの人によって語られているが、箕輪さん自体はその問題に関して全くの無自覚だったのかもしれない。それは無自覚だからいいという話ではなく、無自覚だからこそ根深いという話ではある。対等な立場で交渉していると思っていても、実際は対等に交渉できない関係性の中でそれが行われている場合は多い。そして、そこに悪気なく無自覚である人は多いのだ。立場を意図的に利用しようとしている人よりも、そういう無自覚な人の方が多いのだろう。》
https://bucchinews.com/subcul/6647.html
「日刊サイゾー」は5月23日付で「幻冬舎・箕輪厚介氏、セクハラ報道“完全無視”も破廉恥スキャンダルを『かすり傷』で通せるのか?」を公開している。
《「春オンライン」で女性ライターのA子さんへのセクハラや原稿料の未払いなどが報じられた幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏。陰湿なしつこさを見せ目下、SNSなどで厳しい批判の声があがっている。
この渦中にありながら19日、何事もなかったかのように『スッキリ』(日本テレビ系)にリモート出演。報道については一切触れずにのうのうと、「夫・家族に悩む主婦」の電話相談に回答していたことで、さらに火に油を注いでいるものの、本人はツイッターなどSNSも含めてだんまりを決め込んでいる。どうやら本人はこのまま何事もなかったかのように済ますようだ。》
https://www.cyzo.com/2020/05/post_241898_entry.html
こんなツイートも投稿されている。
幻冬舎の箕輪厚介がスッキリ(日テレ)にリモート出演したことといい、山口達也が芸能界復帰したことといい、テレビ業界は「セクハラしても強制わいせつしても人生終わらないし仕事を失うこともない。被害者は仕事なくなるけどね」と伝えてるとしか思えない
https://twitter.com/kiss_a_mikan/status/1263284804948090880

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4)【本日の一行情報】

時事通信は5月20日付で「毎日熊本支局、ファクス誤転送 容疑者名含む資料など19件外部に」を発表している。
毎日新聞西部本社によると、熊本支局は不在時にファクスの自動転送を利用しているが、15日夜、支局長が誤って現在使用していない転送サービスの番号を設定。この番号を利用している県外に住む女性のスマートフォンに資料が転送された。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052000683&g=soc
《このうち1件は熊本県警が発表した容疑者逮捕に関する広報、容疑者の氏名や住所などの個人情報が含まれていた》(讀賣新聞オンライン)という。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200520-OYT1T50166/
毎日新聞は女性に謝罪し、同意を得てスマホから転送書すべてを消去した。他への流出はないとみられる》ということだ。
https://mainichi.jp/articles/20200520/ddm/012/040/106000c

日本経済新聞は5月22日付で「フジロックフェスティバルに関する記事の誤掲載をおわびします」を発表している。
《〈おわび〉22日午前0時12分に「フジロックも中止 フェスなき夏、音楽ビジネスの修正不可避」という記事を日経電子版で誤って掲載しました。そのなかでフジロックフェスティバル今年の開催中止を発表したと記述していましたが、中止は発表されていませんでした。読者と関係者の皆さま、取材にご協力いただいた方々にご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO59434020S0A520C2000000/
誤報ではなく誤掲載と来たか!「ハフポスト日本版」は5月22日付で「日経新聞フジロック 『中止』報道を謝罪 『中止は発表されていませんでした』」を発表している。
《同日午前0時過ぎに、日経新聞はオンライン版に、「フジロックも中止 フェスなき夏、音楽ビジネスの修正不可避」と題する記事を配信した。
記事内には、「●日、中止を発表した」と伏字があり、準備中の原稿を誤って外に出してしまったものとみられる。記事はその後、削除された。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ec72e49c5b6698f38f4fda2
デイリースポーツによれば《ネット上では「フジロック」がトレンド入り》したそうである。
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/22/0013362136.shtml

◎5月21日付の日刊ゲンダイDIGITALに掲載された「マスクの下に口紅はいらない?『資生堂』業績急降下の窮状」で重道武司は次のように書いている。
《「経済活動が再開されても外出時やオフィスなど職場でのマスク着用が常態化したままでは化粧品需要が元に戻るとは思えない」
資生堂関係者の一人がこう肩を落とす。顔の半分近くがマスクで覆い隠されてしまう以上、口紅を差したり、ファンデーションを塗りたくっても意味がないとして「女性が熱心に化粧をしなくなる」というわけだ。》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/273425

◎「WWD JAPAN.com」は5月21日付で「アパレル・出版25社に聞く、在宅勤務の本音 コミュニケーション不足がデメリット1位」を発表している。テレワークのメリットは1位「通勤時間の節約による時間の有効活用」14人、2位「自分の業務に集中できる」12人、3位「大人数での会議が開きやすい」5人となった。デメリットは1位「コミュニケーション不足」17人、2位「商品や素材に触れることができない」6人、3位「申請書、経費関係など、印鑑が必要な場合に出社せざるを得ない」4人となった。
https://www.wwdjapan.com/articles/1080209

検事長と記者が三密マージャンなら、こっちは非常事態宣言下に沖縄旅行だ。「春オンライン」は5月20日付で「山田孝之と真剣佑『美女密着デート』『美ら海クルーズ』“来県自粛”の沖縄でバカンス満喫《現場写真》」を掲載している。
《…“ステイホーム・ウイーク”の沖縄を、人気俳優の山田孝之36)、新田真剣佑(23)が訪れていたことがわかった。》
《今回の沖縄旅行には、山田が懇意にするファッションブランドの社長X氏とその友人たちも同行していた。その中にはモデルの丹羽仁希(23)の姿もあった。》
https://bunshun.jp/articles/-/37920
ウェブ「女性自身」も5月20日付で「新田真剣佑に非難相次ぐ訳…主演舞台中止のなか沖縄旅行へ」を掲載している。「春オンライン」の後追い記事である。
《俳優の新田真剣佑(23)と山田孝之(36)が沖縄旅行に出かけていたと5月20日に発表された。緊急事態宣言さなかでの行動に厳しい声が上がっている。》
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1861603/
「エンタMEGA」は5月21日付で「Niki表紙『JJ』に『不買宣言』続出! 恋愛論に『沖縄に“分母”増やしに行ったんか』と揶揄」を公開している。
《5月20日付『春オンライン』(藝春秋)が報じた山田孝之新田真剣佑、Niki(丹羽仁希)ら御一行による“コロナ禍沖縄旅行”。世間の関心が高いこともあり、多くのマスコミによる“後追い報道”が続いている。
そんななか、ネットニュース「女性自身」(光社)も同日、「新田真剣佑に非難相次ぐ訳…主演舞台中止のなか沖縄旅行へ」と題した後追い記事を配信。
主に、ネット上では真剣佑に対し厳しい声が上がっていることを伝える内容だが、なぜか記事中にNikiの名前が一度も出てこない。》
https://entamega.com/40738
「しらべぇ」は5月21日付で「田村淳、女性誌『JJ』固定ツイートに皮肉『メッセージ性の強さったらないね』」を発表している
新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛生活が続く中、『JJ』の公式ツイッターは4月9日に、同誌専属モデルのNikiこと丹羽仁希の写真を使用し、「少しでも楽しく!」「おうち時間」とツイート。
『JJ』のアカウントでは、この投稿をタイムラインの一番上に設置される「固定ツイート」として設定しており、ファンらにステイホームを呼びかけている。》
https://sirabee.com/2020/05/21/20162330821/
ちなみに三人ともQALBのモデルをつとめていたことがあるらしい。恩地佑亜が代表取締役をつとめるONPA JAPANのQALBである。
https://onpamall.com/store/ST7H35YMVDUC
https://www.green-japan.com/interview/6388
https://www.facebook.com/yuua.onchi?__tn__=%2Cd%2AF%2AF-R&eid=ARAe7ab30Nld1ThCauHl8tJfbup-qy5H5DWBUkoX2ua9y7l4fQrAUV2enC-nOHQylv5RU9tFZ8J5zTbS&tn-str=%2AF

KADOKAWAは「カドフェス2020」を6月12日(金)より全国書店において開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007077.000007006.html

◎「しんぶん赤旗」は5月21日付で「フリーランス支援 拡大を 報酬立て替え・給付金改善訴え MICと日俳連 会見」を掲載している。
出版ネッツの杉村和美さんは、「傷病手当金フリーランスへの支給は自治体の判断になっているが、自治体で対応に格差が出ないよう国が財政を確保してほしい」と強調しました。
出版労連の北健一書記次長は、「報酬未払いの相談が増えている。発注元の経営難や倒産も見込まれ、雇用労働者の未払賃金立替払制度を広げて適用してほしい」と述べました。》
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-21/2020052105_07_1.html

カシオ計算機(東京都渋谷区)は、女性向けメタルウオッチブランド「SHEEN」(シーン)から、三栄書房の女性ファッション誌「FUDGE」とコラボした限定モデルの時計「SHS-D300FG-1AJR」を5月29日に発売する。
https://www.j-cast.com/trend/2020/05/21385285.html?p=all

◎テレビ局のドラマ・バラエティ制作で培ったコンテンツ制作ノウハウを活かし、自社のYouTubeチャンネル登録者数を約1年で18万人へ伸ばした動画メディアにおけるコンテンツ制作の実績を持つpamxyはYouTubeの漫画動画広告の企画~制作を一気通貫してプロデュースを行う「YouTube漫画広告おまかせプラン」の新プランを発表した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000049325.html

主婦の友社は、6月19日(金)にアジアでも有名な元AV女優蒼井そらの半生を藤原亜姫が描いた小説「夜が明けたら 蒼井そら」を紙版と電子版で発売する。表紙がなかなか恰好良い。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001232.000002372.html
私にとって「夜が明けたら」は浅川マキだ。そう「一番早い汽車に乗る」んだよね。

◎宝島社の美容誌「&ROSY」7月号増刊(1800円)が、TSUTAYA限定で発売された。付録が凄いと評判になっている。ドクターズコスメブランド「アンプルール」のシミ専用美容液「ラグジュアリー ホワイト コンセントレートHQ110」ミニボトル(5ml)が付録のだ。この美容液の市販品は、11mlで1万円。5ml分に換算すると、約4545円相当となる。それが税別1800円で手に入ってしまうのだ。通常号同様に「洒落眉2点セット」も付録となっている。ちなみに通常号は美容液なしで税別1227円。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw7300448

◎宝島社の女性ファッション誌「otona MUSE」6月号の付録はミッキーマウスデザインの腕時計。1136円+税!
https://ima.goo.ne.jp/column/article/8399.html

◎米アマゾン・ドット・コムは、例年7月に実施している有料会員向け大型セール「プライムデー」を9月に延期することになった。
https://jp.wsj.com/articles/SB11458155583371514094604586397963998794504
プライムデー」の時期を遅らせることで、物流に過大な負荷がかかるのを避けようというわけだ。

◎麻雀プロの井出洋介も東大OBである。井手がツイートしている
《黒川検事長、学年も学部も違うけど、同じ時期に同じ大学に行ってたんだ!
麻雀が好きなら、先輩の私のように競技麻雀を知れば、賭け麻雀に染まらずに”賭けなくても楽しい麻雀”と付き合うことができたかもしれないのに。(無理か!)》
https://twitter.com/ideyosuke/status/1263640175009124352

◎光社はインフルエンサー・ママたちのスタイルブック「私たちは、白シャツ×デニムで」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000386.000021468.html

◎和紙素材アパレルブランド「OneLuck」を展開するmizaniは、集英社発ブランド「suadeo」と安全性・つけ心地のよさ・環境・家庭経済に配慮した「和紙ニットマスク」を共同開発し、販売を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000029734.html
これが「suadeo」だ。
https://store.hpplus.jp/fs/shop/pages/suadeo.aspx

◎「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されている芥見下々の「呪術廻戦」がアニメ化され、今年10月からTBS系列で放送される。「呪術廻戦」は現在、シリーズ累計発行部数450万部を突破している。ポスト「鬼滅の刃」を狙うのだろう。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200521-00081161-futaman-ent

宮藤官九郎が月曜、尾崎世界観クリープハイプ)が火曜、DJ松永(Creepy Nuts)が水曜、羽田圭介が木曜、武田砂鉄が金曜のパーソナリティーを務めるTBSラジオの「ACTION」は毎週火曜には書店員を招くコーナー「街の本屋さん応援プロジェクト」を放送しているが、5月25日から29日までの1週間、オンラインブックフェアを開催する。参加書店は、往来堂書店、紀伊国屋書店横浜店、教館、大盛堂書店、BOOKSルーエなどを予定している。
https://www.cinra.net/news/20200519-action
https://www.tbsradio.jp/action/

◎「BBC NEWS JAPAN」は5月22日付で「『東京五輪の中止、理解できる』IOC会長 BBCインタビュー」を発表している。
安倍晋三首相は、日本が新型ウイルスを抑え込めないと大会開催は「難しい」と認めている。一方、日本医師会の会長は、ワクチン開発にかかっているとの見方を示している。
この見解に同意するか問われると、バッハ会長は、「この質問については、世界保健機関(WHO)の助言を頼りにしている」と述べた。