【文徒】2020年(令和2)6月9日(第8巻104号・通巻1761号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】ダグラス・ラシュコフ「ネット社会を生きる10ヵ条」の挑発
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】ダグラス・ラシュコフ「ネット社会を生きる10ヵ条」の挑発

「プラグを抜く」ことを提唱したのはイヴァン・イリイチであったが、現在、私の使っている、このノートパソコンからしてプラグを抜いただけでは、その動きを止めることはできない。ノートパソコンの電源ボタンをオフにしなければならないのだ。
ダグラス・ラシュコフは「ネット社会を生きる10カ条」のなかで次のように指摘している。《コンピューターは、クロックが時間を刻むその瞬間に生きています。人間は、その瞬間と瞬間の間にある、実際の時間の経過という大きい空間の中で生きています。私たちが「常時オン」になるとすれば、時間を知らず時間を必要としない技術というものに対して、時間を売り渡していることになるのです。》
常時オンをやめなければ、私たちはソフトウエアに組み込まれてしまうのだ。私たちはコンピューターネットワークの外部に配置された神経系に格下げされてしまうのだ。ラシュコフが言うようにデジタル技術は、「目的が組み込まれたシステム」なのである。そういう意味ではデジタル技術は究極の「schooling」を実現しようとしていると考えてもあながち見当外れではあるまい。だとすれば、私たちに求められているのは、さしずめ「de」の奪還なのではないだろうか。そのためにも常時オンをやめる必要があるのだ。
私たちはデジタル技術を前にしてなお人間が人間でありつづけるためには「deschooling」の可能性を捨ててはならないのである。プログラミングを学ぶとは、そういうことなのではなかろうか。私は?プログラムするか、プログラムされるかという問いに前者を簡単には選択できそうもないのである。後者を選択したならば、「それが自分の意思で行う最後の選択」になりかねないのである。いやはや…。
電子書籍としてボイジャーからリリースされた「ネット社会を生きる10カ条」を私は、こんな妄想を抱きながら読んだ。「ネット社会を生きる10カ条」は、それほど厚い本ではない。私の手元にある紙の試読版は190頁である。薄い本である。しかし、その内容は濃く、重い。加えて、わが国にあってデジタル出版の先頭を走って来たボイジャーが版元であるということの意味を軽く考えてはなるまい。いずれにしても、タイトルに釣られて、自己啓発本の類だと思って読むならば大火傷することは間違いあるまい。
https://store.voyager.co.jp/special/pobp

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2)【本日の一行情報】

産経新聞は6月8日付で「日本、中国批判に参加拒否 香港安全法巡る共同声明 習主席訪日へ配慮か」を掲載したはずのだが…。アムネスティ日本は、この記事を張り付けて《残念です。》と呟いていたのだが、こうツイートせざるを得なくなった。
《記事が削除されましたね。》
https://twitter.com/amnesty_or_jp/status/1269501989995425792
東京新聞共同通信の配信で6月8日付で「日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も」を掲載している。
《香港への国家安全法制の導入を巡り、中国を厳しく批判する米国や英国などの共同声明に日本政府も参加を打診されたが、拒否していたことが6日分かった。複数の関係国当局者が明らかにした。中国と関係改善を目指す日本側は欧米諸国に追随しないことで配慮を示したが、米国など関係国の間では日本の対応に失望の声が出ている。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/33903
産経が削除したのも、この共同の配信記事ではなかったろうか。

◎書評家の岩渕宏美が次のようにツイートしている。
《非正規雇用のスタッフはそもそも薄給すぎて本代に回せるお金がない、という環境で働いてる。スタッフ同士で本の話がしたいと思ってもそんな悲しい理由で出来なかったのが一番辛かったな。》
《それでも本が好きなスタッフは何とか工面して本を買うし読むし、勝手に情報を収集するけれど、問題はそこまで本に執着してないスタッフに対してもっと勉強した方がいいとか読んだ方がいいと言えなかったことなんだよな。だってどんな生活をしているか知ってるから。そりゃ育たないよ。》
https://twitter.com/hiiiiro730/status/1269319134031970305
https://twitter.com/hiiiiro730/status/1269322849593901057
大手出版社の中には高給すぎて他の遊びに忙しく本代に回せるお金がないという輩も相変わらず棲息していることだろう。

◎「現代ビジネス」は6月6日付で飯田一史の「コロナでも爆売れ『子ども向け自己啓発書』にハマる大人が続出のワケ」を公開している。
《「子ども向けだが親も読む本」「大人向けだが子どもにも読んでほしい本」「親子で楽しめる本」「親子で学べる本」とパターンはいくつかあるが、こうしたファミリー需要がベストセラーのトレンドになっていることは疑い得ない。》
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73024

◎青木美希がツイッターで連投している。
《自社他社の私の友人たちは現場で頑張っていますが、友人らと別に、権力が発表する前に権力側の方針を書く人もいます。
このとき、書き手が気をつけなければならないのは権力側の思惑です。「既成事実にしようとしている」「流れがもうできていると流布し、抵抗する声を封じる」「誇大に見せる」》
《これを防ぐために、書き手は、通常は現場を丹念に歩き、権力側が流してきた情報が本当かどうか、ねじ曲げられた情報ではないかどうか、丹念に取材をします。
しかし、たまに権力の言うがまま書いたように見える記事を見ると、本当に悲しくなります。現場に聞くとまるで違うことがあるのです。》
《不利益を受ける人たちの声を聞くと本当に胸が痛いです。
記事は誰のために。
踏みにじる側ではなく、踏みにじられそうになっている人たちのために。
私たちは、決して、奪う側に加担してはならない。》
https://twitter.com/aokiaoki1111/status/1269612033843945472
https://twitter.com/aokiaoki1111/status/1269612035320344576
https://twitter.com/aokiaoki1111/status/1269612036549312513

◎「SEVENTIE TWO」は6月6日付で「カメラ雑誌の連続廃刊を憂う」を発表している。私も同感である。「AERA」よりも「アサヒカメラ」のほうが発行する意義があると私も思う。そう思っている朝日新聞の社員も決して少なくはないはずだ。
《今回の「コロナ・パンデミック」でEコマースが一躍消費のメインチャネルになったことで、その広告も大きく紙媒体広告からデジタル広告へのシフトが進んでいる。それが今回の廃刊の背景にはある。今回の「アサヒカメラ」の6月号(特集「いまこそ、フィルム」)は、自社広告を除くと広告ページは11ページで、そのうちカラー広告は5ページしかない。
部数が3万部か5万部かというのはあまり経営的には大差がなくて、業績を決めるのはやはり広告。それがこの窮状では、廃刊もやむなしなのか。それともこういう化遺産的な雑誌を発行し続ける体力が親会社の朝日新聞にはないということなのか。少なくとも、どう贔屓目に見ても「AERA」よりは発行意義があると思うがいかがだろうか。》
https://www.seventietwo.com/ja/business/Continuousdiscontinuationofcameramagazines

◎ミツバチワークスは、 カメラとトラベルのライフスタイルマガジン「GENIC」 7月号(VOL.55)を6月5日(金)に発売している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000010053.html

「叫び」や「Blue」(光社)の小説家・葉真中顕らしいツイートの連投を発見した。
《RT。
「女帝」とは言うけど「男帝」とは言わない。「女流」とはとは言うけど「男流」とは言わない。「処女作」とは言うけど「童貞作」とは言わない。
前もどっかで書いたけど、この手の性別逆にすると成立しない言葉は、特別な意図がない限り使わない方がいいと思ってる。》
《使うなって話じゃない。たとえば小説の台詞や一人称の描写は、作者じゃなくてキャラクターの言葉なのでむしろ使った方が妥当な場面もある。
でもこの手の言葉の多くに女性差別が含意されていることをスルーしていい時代はもう終わりつつあると思う(まだ終わりきっていないけど)。》
《自分もちょっと前まで無自覚に使ってたし、別の言葉でやらかしてることもあるだろうから、偉そうなことは言えないのだけど。
ただ、こういうことに鈍感でいる自分を赦していると、いずれ意図する表現ができなくなるし、需要も減るので、死活問題だったりする。私の場合は》
《こういう話を窮屈に感じる人がいるのは知っているけど、時代感覚に即した適切な言葉選びは、ナイーブな言葉狩りとは次元が違って、キャッチアップしてくのも仕事のうちなんだな。まあどこで何を書くかにもよるけど、私のいる芸の世界は敏感な読者多いから気を遣って損することはないと思ってる》
《余談だけど、書店などで未だに「女性作家」ではなく「女流作家」のコーナープレート使ってるところ見ると、ここに自作を並べられたくない書き手もいるだろうな……と、勝手に思ってしまうのだった。
まあ私はそもそも作家の性別重要? とも思うんだけど、これについては重要と考える人が多いのも事実
https://twitter.com/akihamanaka/status/1269469125304217600
https://twitter.com/akihamanaka/status/1269469126273011712
https://twitter.com/akihamanaka/status/1269469127237726210
https://twitter.com/akihamanaka/status/1269469128252784640
https://twitter.com/akihamanaka/status/1269469129229996033
これはサムソン高橋のツイート。
《女帝とか処女作とかが近年のジェンダーコンプライアンス的に使いづらいという意見はわかるのだが、『オカマ好きする言葉」という理由だけで存在を許してもいいと思うの》
https://twitter.com/samsontakahashi/status/1269479910126440449

◎「ちはやふる」の漫画家・末次由紀のツイート。
《ほんと大嫌いなんですよ。「嫌いなタイプは?」と聞かれたら一番先に「差別する人」って答えます。大嫌いすぎて冷静でいられない。なんでこんなのずっと残ってるの。人間が差別が大好きな生き物だからですよ。奴隷が欲しいからですよ。属性で判断した方が楽だからって言う残酷な生き物だからですよ。》
https://twitter.com/yuyu2000_0908/status/1268445925514461185

内外出版社とMatto(マットー)が提携し、釣りメディア「ルアマガ+」で【Webメディア×チャットボット】の「ディアボ」を実装し、釣り市場におけるマーケティング調査サービスをリリースした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000058355.html

竹熊健太郎夢野久作の「少女地獄」まで持ち出して評価している。
《「女帝 小池百合子」(芸春秋)が届いた。400頁にわたって小池の虚飾人生がこれでもかと綴られている。特にカイロ大学時代のルームメイトの証言が凄い。何から何まで嘘というのは夢野久作少女地獄」のようだ。学歴の虚実記載は犯罪なので、政治生命に関わる筈だがまだ訴訟の話は聞こえてこない。》
《そういえば「少女地獄」の第一話「何でも無い」に登場する、人生の全てを嘘で塗り固めて最後に自殺するものの、遺書まで嘘だったヒロインの名前も姫草ユリ子だった。》
https://twitter.com/kentaro666/status/1269124207507501056
https://twitter.com/kentaro666/status/1269125758024159233
「女帝 小池百合子」を読んでいて、末次一郎といった名前が登場して来るのだが、私の大学時代の後輩の父親である。

ハースト婦人画報社のラグジュアリー住宅誌「モダンリビング」は、6月5日に「美景キッチン」特集号を発売した。この発売を記念し、「Stay Home, Enjoy Life.―これからの家、これからの暮らし方―」と題し、6月10日(水)21時30分より、スピーカーがZOOMでトークる内容を、Youtubeで生配信するオンライントークイベントを開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000008128.html

◎さすが柴田元幸である。喉のつっかえが取れた。
柴田元幸です。Black Lives Matterをどう訳すか。「黒人の命は大切」「黒人の命も重要」「黒人の命こそ大事」…日本語では「は」「も」「が」等を選べることが話をここではややこしくしていますね。どれも正しく、どれも物足りない。それだけ元のスローガンが幅広いということか。Black Lives Matter!》
https://twitter.com/monkey_info1/status/1269750349084033025

日本経済新聞は6月6日付で「Facebookが規制強化へ トランプ氏の投稿容認で批判」を掲載している。
《米フェイスブックマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は5日、国家による武力行使などにまつわる投稿への規制を見直すと表明した。同社は黒人男性の暴行死亡事件に関するトラン米大統領の投稿を容認し、社内外から強い批判を浴びていた。方針転換で事態を収拾したい考えだが、大統領側の反発は必至だ。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60073190W0A600C2MM0000/

◎「TechCrunch Japan」が6月6日付で「ジョージ・フロイド事件と新型コロナでTwitterのインストール記録更新、1日で100万回超」を発表している。
《Apptopia(アップトピア)とSensor Tower(センサータワー)の2つのアプリストア情報会社のデータによると、全国に広がったGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)氏の事件への抗議運動による不穏な情勢により、Twitterツイッターの新規インストール数は米国時間6月1日の週、記録を塗り替えた。両社の調査による新規ダウンロード数や記録更新時期は正確には異なるが、Twitterアプリにとって世界全体で過去最高の週になった点では一致した。》
https://jp.techcrunch.com/2020/06/06/2020-06-04-twitter-has-a-record-breaking-week-as-users-looked-for-news-of-protests-and-covid-19/
Sensor TowerのデータではTwitterの米国時間6月1日月曜日のインストール数は過去最多の100万強だった。

◎「東洋経済オンライン」は6月6日付で薬師寺克行の「トランプはなぜ『ツイッター騒動』を起こしたか」を掲載している。
《この騒動が示しているのは、権力者が圧力をかける対象が、これまでの新聞やテレビだけでなく、ソーシャルメディアにまで広がったことだ。数十億人というユーザーの数の多さは既存のメディアを圧倒しており、その影響力を知れば、トランプ氏ならずとも権力者が自らの意のままに操りたいと考えるのは当然だろう。》
《…場合によっては、かつて民主主義の期待の星であったソーシャルメディアが民主主義の破壊者になってしまう可能性がある。そうした自覚を持ち、社会的責任をどう果たすのか。今回の騒動はソーシャルメディアが重大な岐路に立っていることを明らかにしている。》
https://toyokeizai.net/articles/-/354890

◎総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」の読み放題サービス「角川庫・ラノベ読み放題」に、7月末までの期間限定で「電撃庫」の作品を約400点新規追加した。これにより7月末までは合計で約2,000点の「電撃庫」作品を月額760円(税抜き)~で楽しめる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001037.000001227.html

◎「プレジデント」6月12日号は「日本で一番危険な編集者『オレたちはろくな死に方をしないだろう』」を掲載し、元木昌彦の「野垂れ死に」(現代書館)を取り上げている。
《「記事をつくりながら本気で怒っていた。今の雑誌は口先ばかり。起きていることの解説を読まされても世間の人には届かないだろう」。
それでも当時の編集者や記者の間には刹那的な雰囲気が蔓延し「今のような時間が続くはずはない」と考えていたという。彼らの多く学生運動に「挫折」し、あぶれてきた人たちだった。「ろくな死に方はしないだろうと酒を飲むたびに話していた」と言い、「そうした仲間たちが刀折れ矢尽き亡くなっていった」。その寂寥感とでもいうべきものが『野垂れ死に』という題には滲んでいる。》
https://president.jp/articles/-/35846

藝春秋digitalプロジェクトマネージャーの村井弦が呟いている。
《他者の評価なんてものは本当にいい加減だ。僕の同期に男は2人いた。新人の時、ある先輩が僕に「君はこの仕事に向いてないと思う」といい、もう一人には「君は雑誌記者に向いてるよ。期待してる」と言った。彼は数年後さっさと転職し(ベンチャー企業へ)、僕は雑誌の仕事が好きで、まだここにいる。
https://twitter.com/MuraiGen1988/status/1269801296925609984

末井昭は一日一回、必ず、この呟きを投稿している。
https://twitter.com/sueiakira/status/1269768891896487936

産経新聞が6月8日付で主張「給付金事業の委託 政府は説明責任を果たせ」を掲載している。
《野党は「経済産業省が禁じる全部再委託にあたるのではないか」と政府を追及している。政府はこれを否定し、協議会が得た収入の多くは振り込み手数料に充てたとしている。それなら収支の明細などを公表すべきである。
国の事業では民間企業への委託は一般的に行われている。ただ、事業を再委託された電通が協議会の設立に関与し、職員にも電通やパソナなどからの出向者がいる。実体が不透明な団体が公的事業の受け皿となれば、国の監督が行き届かない恐れもある。》
https://www.sankei.com/column/news/200608/clm2006080003-n1.html
新潟日報は6月7日付で社説「給付金委託問題 疑問をうやむやにするな」を掲載している。
《なぜ電通が直接受託せず、窓口のような形で協議会がわざわざ介在する必要があるのか。ここが疑問の核心だろう。
梶山弘志経産相は過去に事業を担った電通が国の補助金の振り込み元となったため、問い合わせが集中したことを理由に挙げたが、説得力に乏しい。》
https://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20200607548148.html
神戸新聞は6月8日付で社説「持続化給付金/巨額事業に漂う不透明さ」を掲載している。
《そもそも、委託者が第三者に事業の大半を委ねる「一括再委託」は多くの省庁や自治体が原則禁止としている。委託者が介在してコストがかさむ、監視が行き届かない-などの懸念があるからだ。
同協議会は委託費の97%を再委託しており、ルールに反する。経産省は「きちんとヒアリングして採択に至った」とするが、入札の結果も含めて、経緯を明らかにするべきだ。》
https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/202006/0013406056.shtml
愛媛新聞は6月8日付で社説「給付金業務の委託 透明性に疑念国民に説明尽くせ」を掲載している。
《一般社団法人から電通への丸投げで余計に事業費が膨らんだ疑いがある。コロナ対策予算は切迫した状況に置かれた中小企業などを支えるために、国の財政健全化を一時的に棚上げしてでも捻出するものである。無駄遣いや不透明な支出は許されない。政府は契約の経緯をつまびらかにし疑念に答えるべきだ。》
https://www.ehime-np.co.jp/online/editorial/
全国紙では讀賣新聞日本経済新聞が、この問題を社説で取り上げていない。

◎ロイターは6月8日付で「コラム:ロックダウンで急成長の米ズーム、『勝利』の立役者は」を発表している。
《ズームは現在、時価総額約600億ドル。2-4月期決算は驚くほどの好調で、売上高が前年同期比169%も増加し、純利益も急拡大した。ズーム自身にもきちんとは予測不能だった需要の急成長に対し、ジェフ・ベゾス氏の会社から数千台ものサーバーを連日借り増していくことができたのが、好決算が可能になった一因だ。》
https://jp.reuters.com/article/zoom-video-commn-results-breakingviews-idJPKBN23B0QY

◎吉田武が電通についてツイートを連投しているが、これが話題になっている。
ツイッターにログインしたらいつもの安倍政権以外にも電通バッシングのツイートだらけになってて草生えた。折角なので、というかタイミングがいいので電通が20年前に行なっていた印象操作を暴露しようかと思う(多分今も行なっていると思うけど)。》
https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269600788868816896

https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639358090342402
吉田のツイッターでの連投は、このツイート以後も延々とつづいている。

◎「ハフポスト日本版」は6月8日付で「伊藤詩織さん、漫画家はすみとしこさんら3人を提訴。『枕営業』などツイートめぐり」を公開している。
《訴状によると、はすみさんは2017年6月~2019年12月、元TBS記者の山口敬之さんから性行為を強要されたと訴えていた伊藤さんを「枕営業」などと揶揄したり、被害経験などを綴った著書『BLACK BOX』について「デッチあげ」と侮辱したりする内容のイラスト作品など、5本の画像やテキストをTwitterに投稿。伊藤さんの名誉を傷つけたとして、慰謝料など550万円と投稿の削除、謝罪の掲出を求めている。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ed9cfb2c5b6f4e9bed78b71
弁護士ドットコムニュースは6月8日付で「伊藤詩織さん、はすみとしこ氏らを提訴 『ツイッターで虚偽の内容を投稿された』」を掲載している。
《伊藤さんは2020年5月14日、はすみ氏に対し内容証明郵便を送付。はすみ氏は5月28日、自身のツイッターに「もしあなたが自意識過剰な性格なら、風刺画を見るといい。500万円ゲット出来るかもよ!」と投稿している。》
https://www.bengo4.com/c_23/n_11317/
弁護士の渡辺輝人のツイート。
《はすみとしこの絵は、絵柄、絵で扱うテーマ、投稿時期も併せれば、見た瞬間に伊藤氏と分かるもの。そして、伊藤氏を激しく侮辱している。私は投稿時から違法の可能性が高いと感じている。》
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1269867260908208128
BuzzFeed News」は6月8日付で「伊藤詩織さんが、はすみとしこさんら3人を名誉毀損で提訴。リツイート者も対象」を発表している。
《訴訟を起こしたのは、はすみとしこさんに5月14日付の内容証明郵便において、今回と同じ請求をしたところ、かえってTwitterやYouTubeで伊藤さんを揶揄する言動を繰り返しているためだという。》
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/shiori-ito-13

◎光社が運営する「CLASSY.ONLINE」(URL:https://classy-online.jp/)は、5月期に495万2,005UU、3117万3340PVを達成した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000405.000021468.html

◎「auスマートパスプレミアム」では、6月8日(月)より、マガジンハウスのカルチャー誌「BRUTUS」とのコラボ連載企画を開始した。連載企画の第1弾は、6/1売り「BRUTUSの特集“マンガが好きで好きでたまらない”と連動したスピンオフ企画。第2弾はauスマートパスプレミアムオリジナルで展開する「BRUTUS編集部員の選ぶフェイバリットソング」を公開予定。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000321.000034485.html

湊かなえ双葉社全8作品が電子書籍でリリースされた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000182.000014531.html

紀伊國屋書店は、環境に配慮した事業運営を通じて、社会の持続可能な発展に貢献するべく、国内の全店舗において、プラスチック製買物袋(レジ袋)の使用を順次終了する。7月1日(水)より、プラスチック製と紙製の買物袋を有料で提供する。
https://kyodonewsprwire.jp/release/202006030526

◎宝島社は、6月9日(火)に 「日本野鳥の会 防水ショルダーバッグ BOOK」を発売する。本体1990円+税。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001021.000005069.html

◎「BBC NEWS JAPAN」は6月8日付で「NYタイムズ紙、オピニオン編集長が辞任 軍出動求める寄稿掲載で社内からも批判」を公開している。
《米紙ニューヨーク・タイムズが、ジョージ・フロイドさん死亡をめぐる抗議行動の鎮圧に軍の出動を求める共和党上院議員の寄稿を電子版に掲載し、激しい怒りを買っている。これを受けて同紙は7日、オピニオン面編集長の辞任を発表した。》
https://www.bbc.com/japanese/52960489

産経新聞は6月8日付で「メガヒット『鬼滅の刃』が改めて示す『メディアミックス戦略』の強さ」を掲載している。
《急増のカギは「メディアミックス」にある。昨年4~9月、アニメ版が放送。高品質の和テイスト作画や音楽などが話題を呼び、アマゾンプライムビデオなど大手配信サービスで配信されたことから、それまで同作に触れたことがなかった層に届いたのだ。
面白さに気づいた子供たちは、口コミやインターネットの評判を通じて友人に伝え、学校内で評判になる。アニメは7巻途中までの内容だったため続きが気になり、単行本を買う。そして、その流れは親世代や祖父母にも波及する-という流れが生まれた。主題歌を歌った歌手のLiSAさんが昨年末のNHK紅白歌合戦出場し、主題歌「紅蓮華(ぐれんげ)」を披露したのは、世代を超えた鬼滅ブームを象徴する光景だった。》
https://www.sankei.com/premium/news/200608/prm2006080007-n1.html

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3)【深夜の誌人語録】

仕事の基本は、急がず、遅れず、である。