【文徒】2019年(平成31)3月12日(第7巻45号・通巻1463号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】最近書店閉店事情
2)【記事】「Fire HD 8タブレット キッズモデル」の衝撃
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.3.12 Shuppanjin

1)【記事】最近書店閉店事情

住吉書房東戸塚店が3月3日(日)をもって閉店。
「初めて来たら、いきなりの本日閉店とか。なんの因果か」
https://twitter.com/sho7650/status/1102026661971873792
「が、が~~~~~~ん……
住吉書房東戸塚店、閉店。
しかも、きょう
イッタラもなくなってしまったし、これで東戸塚に足を運ぶ機会は少なくなるなあ」
https://twitter.com/chabamomo2458/status/1102014946513117185
https://www.books-sumiyoshi.co.jp/
未来屋書店モンテメール芦屋が3月6日(水)をもって閉店。オープンは2015年であった。
「普段よく行く未来屋書店。2月、ふいにここを訪れたとき、嫌な張り紙を見つけてしまった。
駅直結の商業施設であるモンテメールが改装するにあたり、閉店するらしい。モンテメールに入っている他の店はまた近くに移転して営業すると書いてあったので、当然未来屋書店もそうしてくれるものだと思っていたから、かなりびっくりした。よりによって一番無くなって欲しくない店舗」
https://note.mu/kaho0410/n/nf0146fad9b79
山形県鶴岡市のBooksパル店が3月15日(金)をもって閉店
「閉店までカウントダウン入りました…最終日も伺う予定です…」
https://twitter.com/patata2010/status/1104024326997663744
閉店で話題になるのがDVDやCDの安売りというのも悲しい。
「booksパル店の閉店セールでレンタル落ちDVDやCDが500円でした‥日本のいちばん長い日があったらいいな~なんて思ったけど、やはりがっかりリメイクの方しかなかった
踊る大捜査線とかタイバニが全巻揃うみたいだったのでちょっと迷った 結局、時折みたくなるリンダリンダリンダのみ回収w」
https://twitter.com/kaneko802/status/1102546725330333696
教堂書店千歳店が3月17日(日)をもって閉店。
教堂は書籍だけでなく、あらゆる房具も販売しているお店です。
利用していた方にとっては残念なお知らせかと思います。
千歳店の閉店により千歳市内に存在する教堂は、新千歳空港店のみになります」
http://sapporo-sokuho.com/archives/15758679.html
苫小牧民報が3月1日付で「教堂千歳店、突然の閉店に市民驚き 入居条件合わず3月17日営業終了」を配信している。
「同店は2005年5月に幸町の千歳タウンプラザ地階に開業。その後、10年3月に現在地に移転した。現在の書籍数は約20万点、面積1320平方メートルという大規模書店の営業形態。ステーションプラザを管理・運営するセントラルリーシングシステム(札幌市)は『入居継続の条件が折り合わなかった』としている」
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/15782/
三洋堂書店大ぐち店(愛知県丹羽郡扶桑町)が3月24日をもって閉店。
三洋堂書店大ぐち店(大口町)って所に行ったら閉店セールしてて、菓子コーナーは空っぽでした。DQNの客層率が高くて早めに退散」
https://twitter.com/akenyaaaaan/status/1103350890176536576
大阪府茨木市の水嶋書房茨木店が3月25日(月)をもって閉店。
「店内は閉店セール一色・・・書籍だけでなくカバン・雑貨やも割引になっていて、平日でしたが店内は混雑していました」(引用者注・実際は書籍は割引対象外)
https://ibaraki.goguynet.jp/2019/03/07/mizushimashobou/
「お豆腐の伏見屋さんのお向かいで、長く長く茨木市民や地域で愛されてきた水嶋書房さんが、なんと!!
来月3月25日に閉店されます」
「本好きな私としましては、水島書房さんの閉店はとても残念で悲しいです。
ん~商店街に本屋さんがないなんて…
最近本屋さんの閉店が全国的に多いですよね…。少しさみしく感じるのは私だけかしら…」
https://ibajal.com/news/20190228shop-2/
新潟市中央区信堂書店が3月31日(日)をもって閉店。
新潟駅の地下『名店デパート』が閉店するらしい~」
「『とうりゃんせ』『テルサ』『えいじあ堂』『信堂書店』『ルナフォート』の5店舗が3月31日をもって閉店らしい」
http://gata21.jp/archives/79205874.html
北海道釧路市の「絵本と童話の専門店プー横丁」が3月末をもって閉店。
「絵本と童話の店、プー横丁が予定していた夏の閉店を前倒しし、3月いっぱいで閉店することになりました。
1998年に開業し30年、本好きや読み聞かせの人達には馴染み深い同店の閉店はとても惜しまれますが、これも時代の波ですね。
店主の鈴木千恵さんの言葉、『絵本と童話は子どもだけのものではない』、子どもだけでなく大人にも愛されるお店でした。
30年お疲れさまでした」
http://townkushiro-zakkan.seesaa.net/article/464475980.html
紀伊国屋書店大分店が4月7日(日)をもって閉店。書店の閉店も、九州で雑誌・書籍の発売が一日遅れになることもショックだ。
「先日の紀伊国屋書店大分店の閉店の話もショックだったけど、これも悲しい。
ネット通販や電子版中心に、していかなきゃいけないかな?」
https://twitter.com/satokun_oita/status/1104604052547985408
紀伊国屋書店大分店が、来月で閉店と聞き、驚いたと共にショックです。
一番利用していた本屋さんだからねぇ。
紀伊国屋書店アミュプラザおおいた店が、引き続き営業するとはいえ、近い本屋さんがなくなるのは悲しいです。
いつもお客さんいた気がするのだけれど、業績悪かったのかなぁ?
https://twitter.com/satokun_oita/status/1103975076553154560

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2)【記事】「Fire HD 8タブレット キッズモデル」の衝撃

Amazonは「Fire HD 8タブレット キッズモデル」を日本に上陸させた。価格は1万4980円。Fire HD 8タブレットと性能的には同じだが4000円高い。
しかし、購入特典として絵本、学習まんが、児童書のほか子ども向けアプリ、ゲーム、ビデオ、その他の知育コンテンツを楽しめる3~12歳を対象とした子ども向け定額学習サービス「Amazon FreeTime Unlimited」が1年間使い放題となる。
Amazon FreeTime Unlimited」はプライム会員では月額480円から、一般会員では980円だから、こうした特典を考えれば「お得」である
https://www.gizmodo.jp/2019/03/amazon-tablet-kids.html
日経トレンディネット」は「『Amazon Fire HD 8』のキッズモデルがお買い得なワケ 子供向けコンテンツも提供開始予定」を掲載している。
「『みまもり設定』と呼ばれるペアレンタルコントロールが用意されており、保護者はゲームで遊ぶ時間、本を読む時間などにそれぞれ制限を付けられる他、ウェブサイトの閲覧やアプリ内課金ができないようにすることも可能になっている。子供に持たせるだけに、発売から2年以内にタブレットが破損・故障した場合は、原則的に無償で交換してくれるのもポイントだ」
https://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/030700404/
Amazon FreeTime Unlimited」はベネッセをはじめ、NHKエンタープライズ、岩波書店、学研プラスなどのコンテンツホルダーと協力してコンテンツを用意した。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/07/news044.html
ベネッセの提供する幼児の教育・生活支援ブランド「こどもちゃれんじ」は、Amazonが3月19日からスタートする数千点のコンテンツが楽しめるオール・イン・ワンタイプのサブスクリプション・サービス「Amazon FreeTime Unlimited」(アマゾン フリータイム アンリミテッド)において、メインキャラクター「しまじろう」の英語・知育アプリの配信を開始する。英語アプリは4月末までに計15本を順次、知育アプリは3月中旬に1本、配信予定だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000719.000000120.html
佐々木俊尚が呟いている。
「これ、すごく良くないですか?」
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1103793964862369792
私も子供であれば欲しくなるだろう。しかし、楽天にはAmazonのような「運動神経」が決定的に欠けているんだよなあ。

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3)【本日の一行情報】

◎雑誌と書籍の新刊の店頭発売日が4月1日より、中国地方5県、九州7県で従来よりもさらに1日遅れることになった。共同は、こう書く。
「自前の物流網を構築したインターネット通販のアマゾンジャパン(東京)は従来通りの日程で配送するとみられ、中国、九州の書店は新刊販売で不利な状況に立たされることになった」
https://this.kiji.is/477017325307298913?c=39546741839462401

毎日新聞が3月11日付大阪版で「『ベストセラー置かない』スタンダードブックストア 4月で閉店」を掲載している。「同店が入居するビルのオーナーから契約更新しないことを伝えられたため、閉店が決定した」のは間違いなさそうだ。
https://mainichi.jp/articles/20190311/k00/00m/040/115000c

◎マガジンハウスの女性ファッション誌「GINZA」4月号は、同誌の連載で人気を博し、書籍化も果たした「ベルばら手帖」の特別スピンオフ企画「いまオスカルが足りない!」を掲載している。 “原作者・池田理代子先生のインタビュー”・“ベルばら妄想キャスティング”・“新時代のオスカル像”の3部構成で8ページの特集だ。加えて「ベルばら」イラスト特製封筒3種が付録だ。今号より編集長に「カーサブルータス」出身の芦谷富美子が就任している。
https://www.atpress.ne.jp/news/178841

◎マガジンハウスの「an・an」が初のSEX特集「セックスで、きれいになる。」を掲載したのは平成元年(1989)4月14日号である。
https://www.news-postseven.com/archives/20190307_879082.html?PAGE=1#container
今年は平成回顧ものが数多く出版されるのだろうな。

TOKYO MXの情報バラエティ生番組「5時に夢中!」(毎週月~金曜 17:00~)の2月28日(木)放送「中瀬親方のエンタメ番付」のコーナーで、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりは「ダルちゃん」小学館)を横綱に決定した。
https://www.tokyomxplus.jp/article/201903071850/detail/

◎角川新書のラインナップが急につまらなくなった。編集者が代わったのだろうか。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005614.000007006.html

東武動物公園では、3月23日(土)~5月26日(日)の期間秋田書店の「週刊少年チャンピオン」創刊50周年の記念企画第1弾として、同誌で連載中の「BEASTARSとのコラボイベントを開催する。今回のコラボでは、描き下ろしイラストを使用した等身大のキャラクターパネルや作者の板垣巴留よる動物解説パネルを動物舎に展示する。
http://www.tobuzoo.com/event/details/1512/

ダルビッシュ有をはじめとしたプロ野球選手や専門家から支持を受けるTwitter発の野球評論家「お股ニキ」の初著作「セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論」(光社新書)が3月13日に発売される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000021468.html
https://twitter.com/omatacom
ダルビッシュ有のツイート。
「自分とお股ニキさんの出会い?のところのお股ニキさんのツイートまじで酷いから!笑
以前は試合前にお股ニキさんが相手打者の傾向を教えてくれてました」
https://twitter.com/faridyu/status/1101191774117126144
「はじめに」の部分を「note」で無料公開している。
https://note.mu/omatacom/n/n31a6d20b92e8

◎ロイターの3月7日付「アマゾン、米国内ポップアップストア全て閉店へ 書店増設に力点」によれば「米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)は国内の短期営業店舗ポップアップストアを全て閉店し、書籍販売の実店舗『アマゾン・ブックス』の増設に力点を移す計画」だそうである。
https://jp.reuters.com/article/amazon-com-popup-stores-idJPKCN1QO01P

◎2009年に亡くなった栗本薫が2007年に発表した「天の陽炎」から抜け落ちていた原稿が発見され、現在配信中の「栗本薫中島梓 傑作電子全集」(小学館)の第19巻【江戸~大正浪漫】に「天の陽炎」〈完全版〉として収録し、3月8日より配信を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000013640.html

◎「春オンライン」が西澤千央の「『Domani』炎上 『ママっぽくないママ=かっこいい』という価値観の罪深さ」を発表した。
「『ママっぽくないママ=かっこいい』という価値観が生み出す優越感、階層が上がれば上がるほど、この優越感は強いアイデンティティとなるのでしょう。なんて恐ろしい、この女性誌アムウェイシステム。これからの社会で本当に怖いのは、わかりやすく暴力的な『悪』よりも、気づかないうちに自意識をくすぐり、そして操ろうとする『催眠』なのかもしれないです」
https://bunshun.jp/articles/-/10969
これは西澤のツイート。
「個人的な感想ですけど、西武そごうとロフトの広告には『男性側からみた女幻想』を感じて、Domaniには『女の内部戦争に利用されたオス幻想』を感じました」
https://twitter.com/chihiro_nishi/status/1103889666325934081
春オンライン」は「軽さ」を武器にできるメディアではないだろうか。

◎「月刊アクション」(双葉社)で連載中の「つぐもも」を原作としてTVアニメの第二期の制作が決定した。また、OVAを制作すべくクラウドファンディングも立ち上がった。
https://cho-animedia.jp/anime/81278/

博報堂DYホールディングスは、生活者DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)と企業の保有するデータとの連携をより安全かつ高度に行うことを目的に、EAGLYSの株式を取得し、資本業務提携を行った。EAGLYSはAI×秘密計算の分野におけるスタートアップ企業で、データを暗号化した状態で任意の処理を行う秘密計算技術の研究、設計、開発および導入支援を行っている。
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/news/corporate/assets/uploads/20190307.pdf

◎「ハフポスト日本版」が「『Badi』編集部かく闘えり。惜しまれつつ25年の歴史を閉じたゲイ雑誌」を掲載している。“最後の編集長”村上ひろしが次のように述べている。
「情報の入手先が増えてゲイ雑誌がいらなくなってきたということは、全体から見ればいい流れだとは思うんですよ。ただ、ずっと読んできてくれている読者もいるわけです。そういう人たちはすでに50代、60代なんですね」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/badi-magazine_jp_5c81f9b4e4b0ed0a0011be79

◎メイクスクールの伝統校「嶋田ちあきメイクアップアカデミー」集英社女性誌「non-no」とタイアップして"就活ES&面接メイクレッスンについて徹底解説したページ"を期間限定(3/4~4/3)で公開している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000035962.html
https://nonno.hpplus.jp/article/32911?utm_source=190305&utm_medium=nonno
http://www.shimadachiaki.ac/lp/recruit/?utm_source=190305&utm_medium=nonno

◎「Agenda note」が「広告コミュニケーションのプロたちは、『日本の広告費2018』をどう読み解いた?」を発表している。私がチェックしたのは次のような部分である。
「出版メディアは、プラットフォームにはないコンテンツ力が武器であり、ここにもっと可能性があると思う」(ニューバランスジャパン DTC&マーケティングディレクター 鈴木 健)
「…私が注目したのは交通広告だ。前年比で減っているメディアもある中で堅調に伸びている。訪日外国人の増加などもあって、都市部を中心に価値が見直されている。交通広告や屋外広告をPRやSNSと組み合わせて拡散させていく手法は、カンヌライオンズでも定番化されていて、日本でも可能性を感じる」(ブルーカレント・ジャパン 代表取締役社長 本田哲也
「…まだリアルとバーチャルの戦略設計で、勝ちパターンは発見されていない」(吉野家
CMO 田中安人)
「…デジタル広告でも『広告=リーチ』と『狭告=狭くターゲティングする “狭告"』の両立を、単なるブランディングの是非を部分最適で論じるのではなく、きちんとはかる(図る&測る)必要性が高まっているのだろうと思う」(ALPHABOAT LLC社長 西谷大蔵)
https://agenda-note.com/brands/detail/id=1164

日経BP社の「FACTFULNESS」は現在25万部。まだまだ売れるのではないだろうか。「AbemaTIMES」は「話題のビジネス書『FACTFULNESSS(ファクトフルネス)』の担当編集者と翻訳者が明かす、ベストセラーの裏話」を公開した。
「同書を担当した日経BP社編集第1部長の中川ヒロミ氏は「歩きスマホのニュースが流れているので、すごく増えているんじゃないかと思いがち。ニュースから悪い方向に考えてしまうネガティブ本能が人間にはあるんだよ、というような話が『FACTFULNESS』にも書いてある。あるいは、著者がノーベル賞受賞者の集まりで質問した時に、かなりの方が間違えたと。賢い人も意外に間違えるということだ」と話す。
このように、『FACTFULNESS』では、クイズを解くと見えてくる世界に対する偏見や思い込みを、どうやって抑えればいいかということを、様々なデータを基に教えてくれる本になっているのだ」
https://abematimes.com/posts/5849657

KADOKAWAは、小説投稿サイト「小説家になろう」発の小説から、注目作品をピックアップしたキャンペーン「WEB発小説セレクション」を3月8日(金)より開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005600.000007006.html

かわぐちかいじの「空母いぶき」は、5月24日(金)に実写映画が全国公開されるが、これを記念して、小学館は3月25日(月)にコミックス第1~3集の3冊セットで600円(税別)というお買い得価格の新商品「実写映画公開記念SPECIALプライスパック」を全国の書店、コンビニエンスストアで発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000013640.html

朝日新聞による「識者120人が選んだ平成の30冊」については紹介したが、「識者120人」にわが協力スタッフの高崎俊夫入っていることは紹介し忘れていた。高崎が選んだ「昭和の劇 映画脚本家・笠原和夫」は13位にランクインしている。
https://book.asahi.com/article/12174533

産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター主任研究員の高木浩光が自らのブログに「リーチサイト規制の条にも欠陥 ダウンロード違法化等著作権法改正法案原案」をエントリしている
「これがマズいのは、私的ダウンロード違法化の刑事罰とは違って、有償著作物に限られていないばかりか、刑事罰を適用する気満々なところにある。『リーチサイトを公衆に提示すること』は5年以下の懲役又は500万円以下の罰金とされるが、これがなんと、どういうわけか、社会的法益の罪とされ、非親告罪とされているのである。被害者の存在は不要で、被害届がなくても、いつでも警察は摘発に乗り出せる。まさに点数稼ぎの期末集中サイバーパトロールで発見して弱い子供や個人を摘発するのにうってつけの法律となる」
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20190309.html

◎26歳で夭折した歌人・笹井宏之の没後10年に合わせた初のちくま庫版作品集「えーえんとくちから」は初版7千部でスタートし、発売から2カ月で2度の増刷が決まり、類例発行部数は1万部を突破する勢いだ。
ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす
えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい
私は笹井の次のような一首が好きだ。
母の死もおとうとの死もなき五月、修司の手より渡さるる蝶
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/347796
https://twitter.com/sasaibot
http://sasai.blog27.fc2.com/

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4)【深夜の誌人語録】

決めるには諦めが必要になる時がある。