【文徒】2019年(令和元)9月4日(第7巻160号・通巻1580号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】「お詫び」をしても収まらない「週刊ポスト」の「断韓」炎上
2)【記事】津田大介監督によるあいちトリエンナーレ「劇場」はつづく
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「お詫び」をしても収まらない「週刊ポスト」の「断韓」炎上

デイリー・スポーツによれば「2日午後、ネット上でツイッタートレンド1位に『週刊ポスト』があがった」そうである。
https://www.daily.co.jp/gossip/2019/09/02/0012663555.shtml
朝日新聞デジタルが9月2日付で「週刊ポスト『断韓』特集に抗議し連載降板 編集部は謝罪」を掲載している。
《2日発売の週刊誌「週刊ポスト」が掲載した「韓国なんて要らない」と題された特集をめぐり、作家の深沢潮さんが「差別扇動である」との理由で同誌での連載中止を申し出たことがわかった。発行元の小学館は、深沢さんの意向を受け入れる方向という。また、特集中の「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」と題した記事については、「配慮に欠けた」とおわびのコメントを出した。》
https://www.asahi.com/articles/ASM9255STM92UCVL018.html
NHK NEWS WEB」が9月3日付で「『週刊ポスト』韓国特集に批判相次ぐ 連載止める作家も」を公開している。
《2日発売された小学館の週刊誌「週刊ポスト」に「韓国なんて要らない」などと題する特集が掲載されたことに対して批判が相次ぎ小学館がおわびのコメントを出しましたが、これをめぐり「週刊ポスト」の連載を取りやめる作家が出ていることがわかりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190903/k10012061171000.html
小林よしのりが自らのブログに「週刊ポストは『断韓』記事を堂々と載せるべし」をエントリしている。
《わしの見解を言うと、「怒りを抑えられない韓国人の病理」という記事は、ネトウヨっぽい、差別に繋がる記事だと思うが、「断韓」という政治的意見は「言論・表現の自由」の範囲内だろう。
小学館は病気扱いの記事のみ謝罪しておけばいいのであって、「断韓」記事は今後も堂々と続けるべきである。》
https://yoshinori-kobayashi.com/18774/
実際、「週刊ポスト」が発表した「お詫び」は、この線で書かれていると言ってよいだろう。
SNSでの呟きは相変わらず続いていた。主だったツイートを採取することにしよう。
週刊新潮」出身の門田隆将は「週刊ポスト」の特集を支持している。
週刊ポストへの抗議騒動には呆れる。韓国の神経精神医学会が4年前に発表したレポートを元にした論評記事がヘイトだという。またぞろ「韓国人批判は許されない」という日本の"病"が始まった。だが多くの国民は謝る必要などないことが分っている。真の意味で「言論の自由」を圧迫する正体を見極めたい。》
https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1168729780461551618
有田芳生はフランクフルトから投稿している。
《フランクフルトに着いてネットを見ると「週刊ポスト」の異様な特集に抗議して、深沢潮さんが降板、内田樹さんも小学館の仕事をしないと表明したことを知りました。私が同誌に初めて原稿を書いたのは統一教会問題。オウム事件以降も折にふれ協力してきましたが、この機会におつきあいを終了いたします。》
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1168629487019397120
「21世紀の楕円幻想ーその日暮らしの哲学」で花田清輝を気取っ平川克美も「週刊ポスト」が発表した「お詫び」に噛みつく。
《「誤解を広める」「誤解を与えかねない」という言い方は、自分たちの誤りを相手の責任へと転嫁する弁明とも言えぬ弁明です。この言い方こそ、「配慮」に欠けている。》
https://twitter.com/hirakawamaru/status/1168480458016878592
沖縄タイムス記者であり、「ルポ沖縄 国家の暴力-現場記者が見た『高江165日』の真実」の著者である阿部岳は「お詫び」をこう読み解いている。
週刊ポストの「お詫び」は、批判を「他のご意見と合わせ」真摯に受け止めるとわざわざ書いている。ヘイトを喜ぶ意見も来てるんだよ、という含みがある。
賛否両論を真摯に受け止めた結果.......やっぱり何の対応もしません、という伏線であり、お詫びでもなんでもない。》
https://twitter.com/ABETakashiOki/status/1168537835705470976
政治家の蓮舫もツイートしている。
《配慮、なんだろうか。
見出しそのものがおかしい、と誰も気付かないのは何故だったのだろうか。自民党議員の生産性発言の月刊誌と同じだ。
嫌韓を煽るかのようなテレビ番組もそうだが、誰かを傷付け販売部数や視聴率を上げる仕事は誰に誇れるのか。
冷静さを求めます。》
https://twitter.com/renho_sha/status/1168660923759788033
早川タダノリは「週刊ポスト」の「お詫び」は毎日新聞の「ご説明」と同じだと指摘している。
週刊ポスト編集部が声明を出したが、「お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります」で、受け止めてどうなのかは言わないメソッドは先日の「万能川柳」での毎日新聞同じテンプレ的対応で卑劣きわまりない。滅べ。》
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1168493510170775553
中沢けいも呟く。
《安倍政権がどんなにめちゃくちゃな政策をやっているのかを書かせてくれるなら週刊ポストだってどこだって原稿を書くよ。種子法改正。大学共通テストに業者試験導入。韓国敵視政策で観光客激減、地方空港の危機。沖縄辺野古工事強硬。予算委員会を開かず国会審議から逃げる。出口が見えない日銀政策。》
https://twitter.com/kei_nakazawa/status/1168657672133996544
「宗教研究」に「植民地朝鮮における宗教政策と日朝仏教 : 一九二〇年代から三〇年代を中心に」を発表している川瀬貴也のツイートだ。
《今回の『週刊ポスト』の件、酷いのは言わずもがなだが、毎月それを上回る酷い煽り句と記事(という名のヘイト)を垂れ流している『WILL』やら『Hanada』に多くの現役議員が寄稿したり対談やってたりする異常さも忘れてはダメ。》
https://twitter.com/t_kawase/status/1168570506158596096
安田菜津紀は「開かれた検証」こそが大切だと言いたいのだろう。
《”ひとまず”謝罪すればいい、”ひとまず”役職だけ辞めればいい、”ひとまず”離党すればいい。そんな幕引きのハードルの低さが固定化してしまっていないだろうか。》
《単なる「謝罪」は「幕引き」にはならないはず。何が問題だったのか、なぜ起きてしまったのか、繰り返さないためには何が必要なのか。具体的な検証なしには、「ほとぼり」が冷めた頃に、また同じことが繰り返されてしまう。》
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1168503364411260929
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1168503920370450432
志葉玲
週刊ポストなんて要らない。》
https://twitter.com/reishiva/status/1168454805594894336
木下ちがやは1970年代の「週刊ポスト」と今を比較している。
週刊ポスト、1970年代まで遡ると、論調がいまと真逆の「日本はいかにダメか」論なんですよね。PLOアラファトに語らせたりしてる。ポスト経済成長期ながらも、保革の政治力が伯仲した、言論の幅もあったこの時代に「日本礼賛論」は流行りませんでした。》
https://twitter.com/sangituyama/status/1168461532109230081
津原泰水は「要らない」という表現にこだわる。
《「◯◯なんて要らない」というキャッチコピーは、「いや、お前こそ俺の人生に要らんわ」と思われるので避けた方が良い、と判明した一件であったが、もうほんとまじで遅い。50年かけて築き上げてきたものが、ぜんぶ消えた。》
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1168490292237856769
ソロアルバム「LANDSCAPE 」が話題のケラリーノ・サンドロヴィッチもツイート。
《政治家もよく「誤解を生むような発言をしてしまい、配慮に欠けた」とか言うが、「誤解」ってなんだよ。俺たちが誤った解釈したみたいに言うない、馬鹿。》
https://twitter.com/kerasand/status/1168496149419847682
いとうせいこうもツイート。
《コンビニ寄ったら週刊ポストが余りまくってた。いらないからね。》
https://twitter.com/seikoito/status/1168501364780978177
鮫島浩は朝日新聞記者だった人物。鮫島に聞きたいが朝日新聞は誤報に際して回収したことはあるのだろうか。
週刊ポスト「韓国なんて要らない」は単なる誤報ではない。ヘイト煽動だ。曖昧な謝罪で許してはいけない。責任を明確にするため小学館には週刊紙を回収し謝罪広告を掲載し莫大な損失を出してもらうことが不可欠。さもなくば彼らはまた同じことを繰り返す。
https://twitter.com/SamejimaH/status/1168712783992512513
「日本型ヘイトスピーチとは何か」(影書房)の梁英聖が「note」に「『週刊ポスト』の日本型謝罪に騙されないように──日本型謝罪テクノロジー(2)」を発表している。
《結局『週刊ポスト』も、何が差別で何がそうでないのかを判断する公明正大なルールを自分でもっていないから、金儲けのために差別を商品化するのです。超えてはならない一線がどこにあるのかを明確にしてこそ、韓国や北朝鮮や中国政府への批判が差別煽動にならないよう表現の自由を行使することがはじめて可能になるでしょう。》
https://note.mu/ryangyongsong/n/n753cda55ffc8
「近代韓国のナショナリズム」の木村幹もツイートしていた。
《自分はこう言う雑誌に取材を受けて、最初に説明されたのと全く違う特集になったり、また、言ってもない事をタイトルにされたりして、それに何度も抗議を繰り返し、是正を求めて来たけど、多くの人は何の反応もしなかった。今頃になって初めて知ったみたいな反応をするのは違うんじゃないかなぁ。》
《例えばポストの場合、昨年、自分は抗議して謝罪と訂正記事を出してもらったわけだけど、その際にも「連載を持っている人」たちは何もしなかった。それを今更、大発見をしたかのように出てきて、大騒ぎするのはちょっと虫が良すぎないか。》
https://twitter.com/kankimura/status/1168714043558727680
https://twitter.com/kankimura/status/1168714845895610368
春日太一は「行き過ぎ」を戒める。
《今回の週刊ポストの件は大問題だし、自分も目にしてかなり驚きました。行き過ぎだと思います。
ただ編集部にはちゃんとした人たちがいることも知っています。これを反省材料にして改善することができると信じています。
その猶予を与えず即「廃刊せよ」と煽るのもまた、現時点では行き過ぎだと思います》
https://twitter.com/tkasuga1977/status/1168697783231995904
週刊ポスト」よ!今が踏ん張りどころだぞ!

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2)【記事】津田大介監督によるあいちトリエンナーレ「劇場」はつづく

「BLOGOS」が「『表現の不自由展』あえて開催した津田大介氏を高く評価したい~田原総一朗インタビュー」を掲載している。
《今回、あいちトリエンナーレ津田大介・芸術監督や大村秀章実行委員会会長(愛知県知事)は、抗議を予想しながら、あえて企画展を実施した。その姿勢をむしろ前向きに、高く評価したい。》
《僕は、津田氏と大村氏に対して「3日で中止してしまって残念だ」とは言わない。その代わり、「3年後にまたやれ!」と言いたい。》
https://blogos.com/article/400906/
産経新聞は9月2日付で「あいちトリエンナーレ 芸術監督・津田大介氏が語る企画中止の全貌」を掲載している。
《愛知県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏が2日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見した。津田氏は、企画展が取りやめになった大きな原因について、「職員の疲弊」を挙げ、政治家の圧力を否定。自身の責任問題については言及しなかった。》
https://www.sankei.com/life/news/190902/lif1909020029-n1.html
この日、日本外国特派員協会で開催された記者会見には津田の後、「表現の不自由展」をキュレーションした実行委員会のメンバーの記者会見も行われた。
「ハフポスト日本版」は9月2日付で「『表現の不自由展』の中止理由は、安全への配慮か“検閲”か。津田大介さんと実行委で見解が食い違う」を公開している。
《津田さんは9月2日の会見で、企画展の中止理由について「政治家の圧力が原因ではありません。事務局の機能が麻痺したこと、テロの脅迫に直面、職員のストレス、これらにより円滑な運営ができなくなったことが原因」として、相次ぐ電話抗議や脅迫などへの対応による安全管理上の問題とした上で、検証委員会の結論を待ちたいと話した。》
《これに対して直後の会見で、「表現の不自由展」をキュレーションした実行委員会のメンバーである岡本有佳さんは「安全上の問題とは考えていません」と反論。「作品を見せないようにしたこと、表現の自由を侵害した行政の判断は検閲に当たると考えています」と訴えた。
同じく実行委の小倉利丸さんも、安全上のリスクに関して疑問を呈した。「愛知県は大きな自治体です。その県が、なぜこんな小さな展覧会のセキュリティすら守れないんでしょうか。市民の自由を守ること、安全に配慮しながら展示を続けることは私は可能だと思っています」と主張。
その上で「日本の検閲状況をひっくり返して、日本に表現の自由生き続けていることを見せるのが最大の願いです」と、展示再開を求めた。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/fccj_jp_5d6cc211e4b0cdfe05727043
BuzzFeed News」も9月2日付で「『組織的な抗議もあった』あいちトリエンナーレ「表現不自由展」再開を目指す方針、津田氏」を公開している。
《津田さんは中止に到るまで「実行委と協議を含めた双方向のやりとりがあった」としたが、直後の会見で実行委側は「契約に基づいた誠実な協議は果たされず、展示は強制的に終了された」と批判した。》
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/triennale-fccj
私は田原総一朗のように津田大介を高く評価できない。津田が「検閲」に加担したのは間違いないと考えるからだ。一方で、「表現の不自由展」は実行委員会が存在することで作家や作品を逆に抑圧してしまってはいないのか。これも実行委員会を「作家」として認めてしまった津田大介監督の責任である。
8月28日付で東京新聞中日新聞西日本新聞北海道新聞は、中島岳志の論壇時評「『表現の不自由展』中止問題 『情』の可能性、信じる」を掲載している。
《アートは、内発性を喚起することができるのか。敵対を超えた「情」を生み出すことができるのか。閉会までには、まだ時間がある。「情」の可能性を諦めてはならない。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/rondan/CK2019082802000278.html

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3)【本日の一行情報】

◎「論座」が藏重優姫(韓国舞踊講師、日本語講師)の「韓国に『上から目線』のワイドショー、酷くない? 日本の『嫌韓』に対し、韓国は『嫌日』になっていません!」を公開している。少し長いが冒頭の部分を引用しておきたい。
《ソウルの自宅で見た日本のワイドショー。韓国のGSOMIA破棄の件で、コメンテーターの一人が韓国側に立ってポジティブな意見を述べようと、ソウルの繁華街で「NO JAPAN」の垂れ幕が撤去されたことを持ち出し、日本人に配慮したんだと意見を述べました。そしたら、その意見をはね飛ばそうと、別のコメンテーターが「お金のためでしょ。日本人観光客が来なかったら儲からないもんね」と言ったのです。
しばらく二人の応酬が繰り広げられた後、すこし中立な物言いをしようとする第三のコメンテーターが「韓国の人は本音と建前、裏と表みたいなのがあるんですよ。本当は日本の事好きなんですよね」と割り込みました。
そこで司会者は切りが良いようにこの話題を終了。
ええ~っ! そこで終わる!?
「お金のため」と「日本が好きだから」で片付けられてしまったのです。
日本のコメンテーターを始め、日本の番組作りは、韓国に対して、上から目線。北朝鮮に対しては、薄ら笑い。
そう思うのは私だけでしょうか。「なんだかな~」と情けなくなるのです。》
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019082700005.html?page=1

朝日新聞デジタルは9月1日付で「『エロ本』が死んでいく サブカルのゆりかごだった時代」を掲載している。「日本エロ本全史」(太田出版)の安田理央が次のように語っている。
《まず、ネットで動画が見られることが大きい。エロ本だけではなくて、雑誌全体に関わってきますが、2000年代に入ると、売り上げは急速に落ち込みました。10年代に入ると、新しい創刊はほぼなくなりました。今のエロ本は、ネットができない高齢者向けの救済措置のような存在になってしまった。雑誌という化は若い人には響いていないな、と》
https://www.asahi.com/articles/ASM8V6G4SM8VUCVL040.html
私たちは紙の雑誌という化が若者に響かなくなった現実を素直に受け入れるべきだろう。エロ本からクロスワードパズルに「転向」しているんだね。

千葉市中央区の中島書店が8月31日をもって88年にも及ぶ歴史に幕を下ろした。9月2日付東京新聞は「88年の歴史… 社長『皆さんのおかげ』 『中島書店 お疲れさま』」を掲載した。
閉店時間の午後七時半、三代目の中島浩社長(57)が「皆さんのおかげでここまでやれた。今までのご愛顧、本当にありがとうございました」とあいさつ。拍手が起き、店の前で記念撮影する人もいた。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201909/CK2019090202000124.html

◎書店店頭では既に年末年始商戦が始まりつつある。「ほんのひきだし」は次のように書いている。
《刊行点数は大きな変動なく推移しています。店舗数の増減があるため市場規模の推移を見るのが難しいのですが、2019年1月始まりの手帳のPOS売上は、前年比99.5%となりました。
近年、百円均一や他小売での販売が増え、メーカー系手帳の存在感が大きくなっていることを考えると、堅調な推移といえるでしょう。》
https://hon-hikidashi.jp/more/93503/

KADOKAWAは、8月26日にYMO写真集「40ymo 1979-2019」(三浦憲治)を刊行したが、発売3日で重版を決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006216.000007006.html

◎扶桑社から復刊した「天然生活」が重版を決めた。これで3刷になる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000321.000026633.html
https://twitter.com/tennen_seikatsu/status/1164449152622891008

◎元農水大臣の山田正彦による角川新書「売り渡される食の安全」は、2刷目の出来(9月4日出荷)を待たずして3刷目の重版を決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006213.000007006.html

◎光社新書より発売中の玉置妙憂「死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア」が7万部を突破。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000021468.html

◎英語版の「家庭画報 INTERNATIONAL Japan EDITION Autumn / Winter 2019」(世界化社)が日本でも発売される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000651.000009728.html

集英社が運営するファッション通販サイト「集英社FLAG SHOP」は、ラシック福岡天神に期間限定ショップをオープンする。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000011454.html

集英社の少女漫画誌「りぼん」11月号(10月3日発売)に、昨年死去したさくらももこ原作の漫画「ちびまる子ちゃん」の新作が掲載されることになった。毎日新聞は9月2日付「ちびまる子ちゃん 新作が『りぼん』に掲載へ さくらももこさんの脚本をさくらプロダクションがマンガ化」で次のように書いている。
《さくらさんは生前、テレビアニメ用の脚本を自分の手でマンガにしたいという思いがあり、その思いをさくらプロダクションが引き継ぎ、新作の制作となったという。今後も「りぼん」では、新作を掲載予定。》
https://mainichi.jp/articles/20190901/dyo/00m/200/033000c

毎日新聞は9月2日付で「鬼滅の刃 コミックス累計発行部数が1000万部突破 テレビアニメの影響も」を掲載している。
《マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガ「鬼滅の刃きめつのやいば)」のコミックス累計発行部数が、1000万部を突破したことが9月2日、明らかになった。同作が原作のテレビアニメが4月から放送中で、担当者は「テレビアニメの放送開始以降、さらに売り上げが伸びています」とコメントしている。》
https://mainichi.jp/articles/20190901/dyo/00m/200/039000c

朝日新聞デジタルは9月2日付で「東京)記者を標的の攻撃、日本のメディア状況描く」を掲載している。
《特定のメディアや個人を狙う攻撃が繰り返され、多くのメディアが萎縮し、沈黙する。そんな日本のメディア状況を描きたいと、元RKB毎日放送(福岡)ディレクターの映像作家、西嶋真司監督(61)がドキュメンタリー映画「標的」の製作を進めている。この映画に力を注ぐため、長年勤めたテレビ局を離れた。》
https://www.asahi.com/articles/ASM8Z3VWLM8ZUTIL00C.html
この映画の主人公は元朝日新聞記者で、現在「週刊金曜日」の社長をつとめる植村隆だという。

◎「デイリー新潮」が9月2日付で「東&武田発言でゴゴスマが炎上 敢えて炎上系コメンテーターを使うテレビマンの本音」を発表している。民放プロデューサーが次のように語っている。
《実を言うと、番組スタッフは“炎上”込みでコメンテーターを探しています。少し前までは、炎上はマイナスのイメージでしたが、今は注目、話題になっているという意味でも使われます。番組に、1人くらいは炎上系がいたほうが、賛否両論、緊張感ある面白い番組になるからです。実際、東さんや一茂さん、竹山さん、古市さんも複数の情報番組やニュース番組などにレギュラーを持っています。タレントも言っていいことと悪いことは分かっていますし、計算して炎上しそうなコメントを言いますから、番組的にも起用しやすいんですよ。一昔前なら、コメンテーターは1人1本、他の番組出ている人を使うなんて考えられませんでしからね》
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/09020600/?all=1&page=1
ハシリは「バイキング」の坂上忍なんだって。

資生堂ジャパンは、9月2日(月)より、TSUBAKI公式サイトにおいて「神風怪盗ジャンヌ」「満月をさがして種村有菜と、「ポーの一族」「トーマの心臓」の萩尾望都が“働く女性のヘアケア事情”をテーマにしたオリジナルストーリーで漫画を描き下ろす「働くワタシの髪事情 第二弾」を公開している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000042218.html

◎沼田真佑の芥川賞受賞作「裏影」(庫)が「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督によって映画化され、来年2月に公開される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001855.000016356.html

毎日新聞が9月3日付で「創業150年超 書店『菊竹金堂』閉店へ 福岡・久留米」を掲載している。何しろ久元年(1861年)の創業である。
《創業150年を超える福岡県久留米市の老舗書店「菊竹金堂」が、六ツ門店(同市六ツ門町)を21日に閉店させることが分かった。明治通り沿いの現在の場所に約2年前に移転したが、来店客の減少などから閉店する。学校への教科書販売を中心とした外商部門は継続する。》
https://mainichi.jp/articles/20190903/k00/00m/040/133000c
「伝説の西鉄ライオンズ」の著者である益田啓一郎がツイートしている。
《福岡県内最古の書店、ついに閉店。福岡市内では「りーぶる」の名で親しまれた名店、私の本のコーナーを作って応援いただき感謝です。ありがとうございました。》
https://twitter.com/mapfan7/status/1168736256865394690
藤井フミヤの妻の実家だそうだ。支店の「書斎りーぶる」菊竹金堂福岡天神店は、ニュー・ウェイヴ・バンド「ロマンポルシェ。掟ポルシェの妻の実家とのこと。

千代田区立九段生涯学習館 異世代交流講座「イランカラプテ!アイヌ化に触れる」を運営しているのは小学館集英社プロダクションである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000002610.html

◎水道橋にある庭のホテル東京は今年も藝春秋とコラボして「秋の夜長の読書プラン 2019 with庫」を11月30日(土)まで販売する。
https://www.value-press.com/pressrelease/227357

フランス書院は、ボーイズラブ(BL)小説レーベル「プラチナ庫」を、8月刊をもち休刊とした。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1909/03/news087.html

◎インスタグラムで「ウェディングニュース」を運営するオリジナルライフ社は、宝島社とのウェディングTech領域での包括的な業務提携を締結した。第一弾として年明けをめどに、「sweet(スウィート)ウェディング byウェディングニュース(仮)」として、結婚式場の検索サービスをリリースする。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000017300.html

集英社、第78期(2018年6月~2019年5月)の決算。売上高は1333億4100万円(前期比114.5%)。当期純利益は98億7700万円(同391.1%)。
売上内訳は、雑誌(コミックス含む)513億5400万円(102.3%)、書籍123億4800万円(113.9%)、広告96億7300万円(103.7%)、その他(デジタル・版権・物販等)599億6500万円(130%)。増収増益に。

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4)【深夜の誌人語録】

何かを決めるということは何かを捨てるということである。