【文徒】2019年(令和元)9月5日(第7巻161号・通巻1581号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】東京新聞毎日新聞が社説で「週刊ポスト」を批判
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】東京新聞毎日新聞が社説で「週刊ポスト」を批判

「某出版社校閲部員」がツイッターに「お詫び」を発表した。
《【お詫び】 「週刊ポスト」記事内の「ソウルは3日で占領できる」という小見出しの付け方に「一発退場」との感想を記したのは、書き過ぎでした。ここにお詫びし、深く反省いたします。不快な思いをされた皆様、申し訳ございませんでした。》
https://twitter.com/WiQIHaDU6fPWDK2/status/1169028127579955201
「実話BUNKAタブー」の表紙を飾る言葉は「韓国左翼政権狂った正体」。編集部は、こうツイートしている。
《『週刊ポスト』より常識的な「実話BUNKA超タブー』(最新は10月号)は、全国のコンビニ&書店で絶賛発売中。みんなの応援のおかげで創刊化だよ!》
https://twitter.com/BUNKA_taboo/status/1168493843202752513
それにしても表紙のレイアウトが「週刊ポスト」に似ていないか。それでも、この編集部、こうも主張している。
《韓国へのヘイトスピーチを扇動する週刊ポスト、本当にひどいです! 人権派雑誌である小誌『実話BUNKAタブー』をしっかり読んで、編集ってもんを勉強してもらいたいものです!》
https://twitter.com/BUNKA_taboo/status/1168473131800920066
「ハフポスト日本版」が9月3日付で「青木理氏『週刊ポスト』の『断韓』特集受け『排外主義的な特集に出版社がすがりついている』」を公開している。
《…9月3日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が取り上げた際、コメンテーターとして出演していたジャーナリスト青木理(あおき・おさむ)氏が、「排外主義的な特集をするとそれなりに売れるというようなところにある種すがりついている」というような兆候が出版社の中にあると指摘した。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/aoki-osamu_jp_5d6de3fde4b01108045398e3
朝日新聞デジタルが9月4日付で「週刊ポスト謝罪、抜け落ちる議論 『断韓』特集に作家は」を掲載している。
小学館は3日、朝日新聞の取材に対し、今号の回収については「考えていない」と回答。次号の誌上でおわびなどを出すかどうかについては「わからない」と答えた。》
小学館OBの島本脩二が「一言で言うと倫理観の喪失…今後について知恵を絞るのではなく、日韓対立に乗じた浅い記事だった。雑誌不況の中、編集者の頭には『どうすれば売れるか』しかなく、『断韓』なる言葉の新しさに飛びついたのだろう」とコメントしている。
https://www.asahi.com/articles/ASM9363Y7M93UCVL01Y.html
作家の山川健一も「週刊ポスト」を買ってツイートしている。
《気になって仕方なかったので週刊ポスト買った。「韓国なんて要らない」、想像以上に酷かった。「韓国人という病理」はもっと酷い。その他に〈女性2000人の「勝負下着」白書〉、〈死ぬまで死ぬほどSEX  50歳過ぎて「はじめての女とのセックス」入門〉という記事もあり、吐き気がした。なんだよ、これ…》
https://twitter.com/Yamakawakenichi/status/1168943830407753728
マンガ家の田川滋は「お詫び」を「お詫び」ではなく「責任転嫁」だと一刀両断している。
週刊ポストも「誤解」、黒岩知事も「誤解」。これは「お詫び」ではない。責任転嫁。
自分の言責を「意図はない」「誤解」のセットで無にしようとする手法は安倍内閣下の閣僚・官僚・警察などが繰り返して来た責任逃れの言葉で、それが通ると「尻尾まで腐る」伝染性がある事の証明。》
https://twitter.com/kakitama/status/1168905164268457984
池田信夫は「ジャーナリズムの矜持」を問う。
週刊ポストがバッシングを受けているが、抗議を受けて謝罪するようなら、最初からそんな見出しをつけるべきじゃない。内容に自信があったのなら、抗議なんかはねつければいい。それがジャーナリズムの矜持というものだろう。》
https://twitter.com/ikedanob/status/1168733250098884608
元内閣審議官の古賀茂明は「推測」をツイートしている。
《誤解ではなく、言いたいことが正しく伝わったから問題になった/配慮を欠いた?/ウソでしょう/「批判されても、売り上げ伸びれば。頭を下げるくらいなんでもない」と事前に良く考えて/謝ることも計算ずく/そうでないと言うなら、売り上げ増加分を日韓友好のために寄付したら?》
https://twitter.com/kogashigeaki/status/1168702838555332608
栗原裕一郎は「週刊ポスト」も「週刊現代」も書評欄しか読んでいないという。
小学館の『週刊ポスト』も、講談社の『週刊現代』も、おれはもう書評欄くらいしか読んでないけれど、完全に高齢者向けメディアですよね。対象読者年齢平均70歳前後か。『週刊現代』別冊の『おとなの週刊現代』が終活特集号だったインパクトは忘れがたし…
《「嫌韓」と「老後のセックス」が二大コンテンツで、その中身がエロあるいは往年の女優・歌手のグラビアで包まれていて、そうして「おとな」に育って「終活」に臨むのです。人間って、ラララ。》
https://twitter.com/y_kurihara/status/1168770619481083905
https://twitter.com/y_kurihara/status/1168776055429091329
こちらは「東日本大震災学論」の杉田俊介のツイートである。
内田樹氏が週刊ポスト嫌韓ヘイトの件で幻冬舎に続き小学館も仕事をしないと宣言し、この雑誌に寄稿する書き手はその傾向に賛同しているも同然と批判しているが、現代ビジネス(講談社)のランキングを見たら、これもすさまじいことになっていた。寄稿者の一人として、どうすればいいのか。》
《ヘイトとは何の関係もない素晴らしい記事がたくさんある。担当編集者さんもまっとうで信頼できる人だ。しかし…しかし…。》
《こういう感じ。》
《ほかにも書く場所がいくらでもある売れっ子の書き手や他に経済基盤のある大学教員はともかく、僕のごとき売で生きるプロレタリア批評家にとって、こういう話は経済問題、生活問題にも直結してくる。暗い時代であり、今後さらに逼迫していくのだろう。書く場所も原稿料も。だがしかし、だ。》
《「生活のためだから仕方ない」という論理の自己絶対化は極めて危険だと自分は考えるが、そう考えることと、組織の腐敗にその組織の内部から抵抗し葛藤する人間を外側から応援することは、けっして矛盾しないとも自分は考える。》
https://twitter.com/sssugita/status/1168486760889765888
https://twitter.com/sssugita/status/1168487185768574977
https://twitter.com/sssugita/status/1168488896176390144
https://twitter.com/sssugita/status/1168489216809943040
https://twitter.com/sssugita/status/1168525955024838656
神家正成は自衛隊出身の作家である。
週刊ポストの件。
私の妻は韓国人で最愛の娘は日本と韓国の血を受け継いでいます。
娘が小学生の時に、そのことで傷つき悩む日々が我が家ではありました。
私の書く物語は、今でも悩んでいるかもしれない娘への長い手紙なのです。
懸命に生きる人を、無造作に踏みにじる人々を、私は心底軽蔑します。》
https://twitter.com/Kamiya_Masanari/status/1168483175409971202
果てしなき渇き」の深町秋生は、嘆いている。
週刊ポストの件で、「“日本〇ね”のときやあいちトリエンナーレのときは泣かないのか」「日本へのヘイトにはなぜ声をあげない」とか山ほど意見がきた。改めて痛感させられたのは、ヘイトスピーチの意味が全然理解されてないという点だ。「米軍いらないと叫ぶ左翼もヘイトしてる」とか、いやホント参る。》
https://twitter.com/ash0966/status/1168758563738550273
「WILLかよ(笑)と思ったらポストだった…」と呟いた古谷経衡のツイッターのタイムラインがラジカルだ。ここでは、このツイートを紹介しておこう。
《もうやめてくれ!頭がイカれそうだ。反日韓国反日韓国なんて要らない要らない断韓断韓っ!みんなそろそろ頭がおかしくなって来たろう。元ネトウヨの俺でさえ、おかしくなってきている。たった数年前まで、ウヨ界隈を除き日本のメディアは節度を保っていた。いい加減この異常な状況を直ぐにやめてくれ。》
https://twitter.com/aniotahosyu/status/1168505891890462721
https://twitter.com/aniotahosyu/status/1168575646013911040
中沢けいのツイート。
ケント・ギルバートヘイト本をベストセラーにした講談社、週刊ポストの小学館、「新潮45」の新潮社。そろいもそろって桜井誠のザイトク会なみになってきたと、そういう話に見えるんですけどね。もうほんとにうんざりの3乗くらい。》
https://twitter.com/kei_nakazawa/status/1168999725179314177
中沢けいフェイスブックにも、こう書いている。
桜井誠のザイトク会はもう10年以上前から「断韓」なんてヘイトスピーチと一緒に触れ歩いている。新しい言葉でもなんでもない講談社小学館がザイトク並みになったって話だ。》
https://www.facebook.com/kei.nakazawa.5458/posts/2655972621296021
東京新聞が9月4日付で社説「韓国特集で謝罪 批判にも節度が必要だ」を掲載している。
小学館は、優れた朝鮮語辞典の出版など日韓交流に寄与してきた実績のある大手出版社だ。雑誌業界の厳しさが背景にあるにせよ、何をやってもいいわけではない。
この特集を受け、ネット上に韓国への過激な書き込みが広がっている。ポスト誌は謝罪談話を出したが、真の謝罪とするためには、当該号の回収も検討すべきだ。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090402000162.html
では、当該号の広告を掲載した9月2日付東京新聞東京新聞は回収するのだろうか。自らを顧みず「真の謝罪とするためには、当該号の回収も検討すべきだ」と言い放つのは無責任ではないのだろうか。「誰も通らない裏道」は次のように書いている。
《ところで、新聞社はこの雑誌の広告を掲載しました。
新聞社は週刊誌に対してけっこう厳しい審査をします。ところが今回はまったく問題なく審査を通したのだとしたら、そのメンタリティは週刊ポストと大して変わらないということです》
https://www.facebook.com/uramichi/posts/2804757826218418?__xts__%5B0%5D=68.ARCYtPam2_PuFUaww0B6rhpr7fOBWM7-Fw8U8-vVbv9kXjxN5LcKawamvvjE1fb0aT2uhlAj__OV8mcG99zLRZOQW7oPLTu7frmWwKEAEn6cEDmSI2eczkLyvZLVRJjA_WhTsmIzf_uEURD0SH0xc9AmI90RSBhYBFfXEmVD-qIB8s8A3rfUDf57MQDlCodh8p4YszYUCEnpcVMLtLyvtm5Ogefdk1ls3RjFiMevhJ9CiqquRrQr9sbqXw-YDU7HLT_54nyQMKga6IHc5dsmpnW_xC8C1hQOuLcqFSW5K1ajX-m3OvvS2KtuVoKCHhZLBEN5OmFwCSXvXtq0MNAnv4SsYw&__tn__=-R
「誰も通らない裏道」は、こうも書いている。
《ところでdマガジンもなんでもかんでも配信していいわけではなく、きわどいグラビアなどは隠します。しかし今回の記事についてはdマガジン側もとくに問題ではないということでしょう。
そうするとdマガジンもヘイト丸出しの炎上商法に手を貸していることになります。これはポストの広告を掲載した新聞社以上に問題だと思うのですが、dマガジンにこういう雑誌を配信することの是非を取材する気の利いた記者はいないのでしょうか?》
https://www.facebook.com/uramichi/posts/2805568392804028?__xts__%5B0%5D=68.ARAHST7bwPJXig9iXYYcofddtwX0IBdaZPHk2qXb8v1jSAzoR8wfPAIT7u9ui1FkdvdNMmdOz7POskE6Sqp2LYeh8KYJj_MCQSdQOxzuLvYlqbtdGggUpW96G0C5erJdCI9EfT1sBmYgjwZn9BfUq45ftgrEmq6lMgrCP7cLhmTwF-MRdfAjfyvU8CP-tNwey_jftEpSkE3GMr70TEi4RwrafpnwwYyJJxpXKbz22BxGzUcXYGpnMaHZAer20N2oohe5iOXs73ZMUrAZBDWnu_T_yqHMlH9Si8Tfj0JZzJTUymdmZ1W4hshL52Qi_PZSacwepD_MrTdRXWm3K_SBN6oGjg&__tn__=-R
毎日新聞も9月4日付で社説「週刊ポストの特集 嫌韓におもねるさもしさ」を掲載している。
《雑誌が「本音のメディア」であることは否定しない。際どい手法を用いながらも、ゲリラ的に権威や権力に挑むことでジャーナリズムを活性化させてきた歴史はある。
しかし、今回の特集はそれらと次元を異にする。日本社会の一部にはびこる韓国人への偏見やヘイト感情におもねり、留飲を下げる効果を狙ったのではないか。だとすれば、さもしい姿勢と言わねばならない。》
《徴用工問題や慰安婦合意をめぐる在寅(ムンジェイン)政権の対応は、確かに国家間の信義にもとる点がある。民主国家だから政治的な批判の自由は、最大限保障されなければならない。
ただ、その範囲を超えて相手国民への差別につながるような言論は、メディアの責任として排除する必要がある。差別は人間存在の根源を傷つける暴力であるからだ。》
https://mainichi.jp/articles/20190904/ddm/005/070/067000c
毎日新聞がここまで他社のことを厳しく書くのであれば、自社が起こした「万能川柳」削除事件についてダンマリを決め込むべきではあるまい。しっかりと検証して欲しいものである。こんなことやっているから右派に足元を掬われてしまうのだということを理解していないのだろうか。田中康夫YouTube公式チャンネル「だから、言わんこっちゃない!」が《Vol.587 「バカな大将、敵より怖い」 「仲畑貴志流万能川柳炎上」毎日。「嫌韓編集委員重用」朝日。「モーリー原発マンセー起用」東京。 一騎当千な記者は多いのに日経に勝てない3新聞の痛さ!》を公開している。痛快丸かじりの内容だ。「」も紹介してくれている
https://www.youtube.com/watch?v=w7RtgoniLKQ&feature=youtu.be
東京新聞は「こちら特報部」でも、「週刊ポスト『差別的』韓国特集の波紋」を掲載している。
《サイトへの読者コメントの投稿は、三日午後に三百件を超えた。「応援します」といった反応もあるが、目立つのは「記事は差別だ」「ヘイトをあおる」という批判だ。廃刊や不買、回収を求める厳しい意見が目立つ。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019090402000160.html
「NEWSポストセブン」に発表されたに「お詫び」には、こんな読者コメントも書き込まれていた。
《昼間、電話でもお話しましたが私の伯父は大日本国語辞典の執筆に携わった一人です。パソコンのない時代に血のにじむような努力をして辞典づくりをして抑うつ状態になり円形脱毛症にもなりましたが、自分の仕事を誇りにしていました。人生を辞典の仕事に捧げて定年退職後は抜け殻のようになりました。それでも辞典の仕事は自分にとってはこの上ない喜びだったと晩年語っておりました。今の小学館の惨状を見て、伯父があの世で慟哭する声が聞こえてくるような気がします。皆様のなさったことは先人の輝かしい業績を土足で踏みにじるような所業です。人種差別扇動は犯罪行為です。この世にいない伯父に成り代わって申し上げます。出版人としてきちんと責任が取れないような出版社なら潰れたほうが世の中のためです。謝罪するフリなら猿にでも犬にでもできるのです。》
こういうコメントもある。
《ペンで人を救うことがあれば、死に追いやることもある。 差別や憎悪を煽った結果はかつての歴史を振り返ればわかるはず。 あなた達出版社は戦時中、情報局の統制に反発することなく迎合し紙やインクなどの統制物資、国からの大きい発注のためにむしろ情報局にすり寄ったでしょう。 あなた達は、嫌韓を必要に煽り目の前の小銭を拾っている。 かつての戦時中の出版社と何も変わらない。 次の掲載で、謝罪記事を。多角的な視点で日韓関係の回復を取材しなさい。 電車の吊り下げ広告でもわかる言で書きなさい。 未来からこの記事を振り返ったときに、すべての悲劇の発端にならないことを。 御社の出版物の紙で吹き出る子の血を拭き、暖を取るために火にくべることのないことを祈ります。》
https://www.news-postseven.com/archives/20190902_1444923.html#ftr
ハンギョレ日本語版が9月3日付で社説「駐日韓国大使館への脅迫状の徹底捜査を」を掲載している。
《日本の東京にある韓国大使館に銃弾が同封された脅迫手紙が最近配達されたという。匿名の手紙には「ライフル(小銃)を数丁持っている。韓国人を狙っている。韓国人は(日本から)出て行け」などという命を威嚇する内容が記されていた。韓日の経済あつれきが激しくなる中、韓国大使館に脅迫状がきたのは決して見逃せる事案ではない。日本にいるすべての韓国人に対する威嚇と変わらない。日本政府は外交使節の安全保障を規定した国際協約に従い、徹底的に捜査して関係者の責任を問わねばならない。》
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/34260.html
小学館では取締役、小学館クリエイティブでは代表取締役社長をつとめた上野明雄がフェイスブックに書いている。
《今朝の東京新聞から。古巣の雑誌だが、新聞広告を見た瞬間、怒りがこみ上げてきた。この嫌韓意識を煽るタイトルの酷さはいったい何だ! 知性の一かけらも感じられない!! まるでヘイト雑誌ではないか?》
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2389298201146529&set=a.657143414362025&type=3

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2)【本日の一行情報】

◎「サイゾーウーマン」が「草なぎ剛、ジャニーズ“出禁”媒体『週刊大衆』登場で、マスコミ騒然!? 誌面構成には配慮も」を公開している。
《2019年6月公開予定だった、草なぎ剛主演映画『台風家族』。草なぎの弟を演じた新井浩被告が強制性交罪で逮捕、起訴されたため延期となり、公開自体が危ぶまれていたものの、9月6日から3週間限定で上映することが決定し、草なぎは多くのメディアで宣伝活動を行っている。しかし、今回の宣伝活動では、これまでインタビューを受けることがなかった“実話誌”にも登場し、一部メディア関係者で話題になっているという。》
https://www.cyzowoman.com/2019/09/post_248750_1.html

◎「アエラドット 朝日新聞出版」が「亡き母に『子孝行』してもらった…小説家・逢坂剛の家族の絆」を公開している。
朝日新聞社藝春秋社と落っこって博報堂に行ったんです。章を書くのが好きだったから、コピーライターをしよう、と思ってたんだけど、研修のときの担当者は後にコラムニストとして活躍し天野祐吉さんだったんです。僕の章を見て、
「こいつは短いコピーライトより長いものを書かせたほうがいい」
と言われ、それで僕はPR本部に配属され、新聞や業界紙がそのまま使えるような章をひたすら書きました。いま思えば、それで章が磨かれた。天野さんも恩人の一人かもしれません。》
https://dot.asahi.com/wa/2019083000012.html?page=1
その後、PR本部を母体にして広報室が発足し、私も逢坂剛をそのまま使っていた一人である。石川さんが広報室長だった時代である。

◎「日刊ゲンダイDIGITAL」が9月3日付で「テレ朝『報ステ』に激震…“忖度”チーフPがセクハラで更迭」を発表している
《K氏は40代後半の妻子持ち。昨年7月に朝の情報番組「グッド!モーニング」から報ステに異動した後、安倍政権に批判的な放送をしないよう忖度したとされる人物だ。社員の一部からは、安倍首相と“メシ友達”である早河洋会長の子飼いだと指摘されていたという。》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/261241

集英社は、米マーベル・コミックスと共同で、「少年ジャンプ」の作家陣によるマーベル・キャラクターを題材にした読切漫画を、漫画アプリ「少年ジャンプ+」で掲載するそうだ。
第一弾は「遊☆戯☆王」の高橋和希が「アイアンマン」と「スパイダーマン」をフルカラーで描いた作品を含めて計6タイトルを配信する。
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156683040348
https://www.oricon.co.jp/news/2143587/full/

KADOKAWAは、アネコユサギ原作によるアニメ「盾の勇者の成り上がり」をRPGツクールMVで再現したPC(Windows)用RPGゲーム『盾の勇者の成り上がり Relive The Animation』をSteamにて販売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006214.000007006.html
https://store.steampowered.com/app/1146100/The_Rising_of_the_Shield_Hero__Relive_The_Animation/

◎世界化社の通販事業「家庭画報ショッピングサロン」は、オリジナル商品「家庭画報えびめん」の販売を再開した。出版社が開発するPB商品としては、累計60万食を売り上げている異例のヒット商品である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000640.000009728.html

◎「BIGLOBEニュース」が「朝4時に帰り朝7時出勤、休日も『土日だからって休んでんじゃねーぞ』 広告代理店での壮絶パワハラを描いた実録漫画」を公開している。
《この漫画には、過労自殺した元電通社員・高橋まつりさんの母親が、「娘のことかと思いました」「明日祝日だから残業できるね 噂に聞く47時間退勤47時30分出勤 新人は死ぬほど働け 飲み会も仕事 休日出勤えらいなうちの部署は6割出社 サイコパスな先輩がどんどん仕事振ってくる」とコメント。》
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0903/blnews_190903_6819018584.html
https://twitter.com/pastayade

◎ぴあより、インスタフォロワー16万超のイラストレーター・スティーヴン★スピルハンバーグのコミック最新刊「パンダと犬III」が9月17日に発売される。対象書店で購入すると特典の「書き下ろし四コマ2篇」しおりが貰える。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001328.000011710.html

Bunkamuraドゥマゴ学賞は小田光雄「古本屋散策」に決まった。「出版状況クロニクル」の小田光雄である。今回の選考鹿島茂による。
https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_192512/

高橋留美子「MAO」(小学館)の1巻が、9月18日に発売されるがこれに合わせ、千葉雄大が宣伝大使に就任した。9月19日に東京・三省堂書店池袋本店において千葉による「お渡し会」が実施されるそうだ。
https://natalie.mu/comic/news/346159

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3)【深夜の誌人語録】

深呼吸することによって相対化する視点を育てたい。