【文徒】2019年(令和元)9月24日(第7巻172号・通巻1592号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「Amazon Hub」が日本に上陸
2)【記事】葉真中顕が「週刊ポスト」で「週刊ポスト」9月13日号を批判する!
3)【記事】町山智浩、「N国党」立花に対談料一千万円要求、「あいトリ」にノーギャラ登壇
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.9.24 Shuppanjin

1)【記事】「Amazon Hub」が日本に上陸

Amazonは24時間自由なタイミングで商品を受け取ることができる商品の受け取りサービス「Amazon Hub」を日本に導入することになった。コンビニエンスストア各種店舗、駅などで商品の受け取りが可能になる。
セルフサービスの「Amazon Hub ロッカー」と店舗スタッフの受け渡しによる「Amazon Hub カウンター」を2019年中にファミリーマート小田急電鉄、富シティオ昭和女子大学東京海上日動火災保険、ecbo、りらく、大学生協事業連合などで200か所を超える「Amazon Hub」 から受け取れるようになる。Amazonとしては再配達の負担軽減を目指すことで配送業者と良好な関係を切り結びたいのだろう。Amazon Hubは、すでに米国などで展開しているサービスだ。セブンイレブンはどうする?楽天はどうする?ヤフーはどうする?
https://amazon-press.jp/Top-Navi/Press-releases/Presselist/Press-release/amazon/jp/Ops/Logistics20190918/
手続も簡単である。「日経 Xtech」が「コンビニや駅で商品を受け取れる、アマゾンが『Amazon Hub』開始へ」を公開している。
《使う場合は商品の配送先にAmazon Hubを選ぶ。商品がロッカーや店舗に配達されると受け取り用のバーコードを添付したメールが届く。ロッカーの場合、利用者がロッカーのスキャナーでバーコードを読み取らせると扉が開く。カウンターの場合はバーコードを店舗のスタッフに提示する。いずれのサービスも利用者の追加費用は必要ない。》
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/06000/
CNET Japan」は9月18日付で「アマゾン、24時間自由に商品が受け取れる「Amazon Hub」発表--ロッカーと店舗の2種類」を公開している。現時点では返品には対応しないという。また保管の期間は14日以内となる。
Amazon Hubは、すでに米国などで展開しているサービスで、24時間自由なタイミングで商品を受け取ることができる。荷物が届くのを待つために在宅する必要がないほか、必要なアイテムを勤務先や旅行先近くのロッカーで受け取ったり、プレゼントなど家の外で受け取るニーズに対応。当日お急ぎ便も利用可能だ。なお、対応する配送業者は、デリバリープロバイダに限定されるほか、現時点では返品には対応しない。》
https://japan.cnet.com/article/35142795/
日経ビジネス」は9月19日付で「アマゾンの受取ロッカーはコンビニの救世主になるか」を発表している。
《コンビニでのアマゾン荷物の取り扱いはレジ業務の負荷を高めるだけでなく、バックヤードの空間を圧迫して作業効率を下げる要因にもなっていた。仮に既存の棚やイートインスペースの縮小を余儀なくされるとしても、その分、作業効率や売上効率を上げられるのであれば、アマゾンの資本力相まって全国のコンビニに一気に拡大する可能性がある。ファミリーマートでの「実証実験」に業界の内外から注目が集まっている。》
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/091900696/

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2)【記事】葉真中顕が「週刊ポスト」で「週刊ポスト」9月13日号を批判する!

週刊ポスト」の連載「二題噺リレーエッセイ 作家たちのAtoZ」の参加作家でもある葉真中顕は、「週刊ポスト」9月13日号について、こうツイートしていた。
《ポスト見本誌見て唖然とした。持ち回りとはいえ連載持ってるのが恥ずかしい。
表紙や新聞広告に酷い見出し踊らせてるけど、日本には韓国人や韓国にルーツある人もいっぱいいるんだよ。子供だっているんだよ。中吊り広告やコンビニでこれ見たらどういう気持ちになると思ってんだよ? ふざけんなよ。》
《今週の記事は精神疾患当事者への偏見を煽るようなものもあってまじクソオブクソ。
てかこれもう立派なヘイトスピーチ、差別扇動だろ。
ポストみたいなメジャー誌が人を国や民族で雑にくくって面罵したり、まして馬鹿にしたら、社会全体に「このくらいOK」てシグナルになっちゃうだろ。》
《私は韓国(外国)にまつわることを批判をするなとは思わない。冷静に政策を批評するとか、韓国で起きたヘイトクライムを人権意識に基づいて報じるとかは大いにやればいい。でも今週のポストがやってることは、ただの差別だよ。他に言いようがない。》
《しかもよりによってこの時期にかよって思う。
96年前の今ごろ、関東大震災のあとに何が起きたか真剣に考えるべきだ。》
https://twitter.com/akihamanaka/status/1168333442481717249
https://twitter.com/akihamanaka/status/1168333447816826880
https://twitter.com/akihamanaka/status/1168333641421713408
https://twitter.com/akihamanaka/status/1168334645739642881
そんな葉真中顕が「週刊ポスト」10月4日号に「週刊ポストの『韓国なんて要らない』特集 ここが問題点だ」を寄稿している。葉真中は一切の妥協を排して批判を繰り広げている。
《いかにも言い訳しようのない部分に関してだけしぶしぶ謝ったという感じだ。扱いも小さく十分とは言えない。
また仮に本気で『誤解を広めかねず、配慮に欠けて』いたと思うのなら、当然、回収するべきだった。しかし、しなかった。これはつまり『誤解を広めかねず、配慮に欠けて』いるが結果的に広めてしまっても構わないと宣言しているに等しい。到底反省しているようには思えない。》
《謝罪が掲載された号に『韓国の「反日」を膨らませた日本の「親韓政治家」たち』という特集記事を載せていることからも無反省ぶりは窺える。この記事には、直ちに差別的と判断できる箇所はない。しかしあれだけの騒ぎを起こした直後に韓国特集を続けること自体、見識を疑う。真摯に反省するつもりなどなく、むしろ批判を受けて話題になったのをいいことに火事場泥棒的に韓国特集を続けているとしか思えない。》
《私が知る限り、当初はポストの内部にも検証を求める声があった。しかし現時点でポストは検証記事を載せるつもりはないようだ。そして恐ろしいことに、なぜ検証を拒むのか、その理由を、それなりに肩書きのある担当編集者から聞いても、全くわからないのである。》
《はっきり言って組織として風通しが悪すぎる。ガバナンスが適切に機能していないからこそ、あのような記事が出たのだと思わされた。しかしそんな事情はあの記事で傷付けられた人たちには関係ない。》
《差別的な見出しと記事をさんざん拡散し、批判されたらすぐにかたちだけの謝罪はしたものの、検証することは拒み、また別の特集を載せる――これは、あまりにも不誠実ではないだろうか。
私は今、ポストに連載を持つ作家として、こうして批判記事を書いているが、これを火消しに使われたらたまらないとも思っている。
《私は改めて週刊ポストに真摯な反省と、経緯の検証を求めたい。
https://www.shogakukan.co.jp/magazines/2005110119
週刊ポスト」10月4日号は「作家たちのAtoZ」を休載して葉真中の「週刊ポストの『韓国なんて要らない』特集 ここが問題点だ」を掲載した。「作家たちのAtoZ」は、次号の葉真中の回より再開する。
大塚英志は「週刊ポスト」のブックレビューコーナーで「週刊ポスト」9月13日号を取り上げるそうだ。9月20日の大塚のツイート。
《「週刊ポスト」ブックレビューコーナーで「週刊ポスト」9月13日号をレビューする原稿。ゲラ来週出しますとお返事あり。
載るかなあ。》
《自分でレビュー何するか自由に選んで良くて、刊行から6ヶ月以内、書籍以外(『ポスト』も)も前例あるからOK、というのが歴代担当と積み重ねてきた合意事項。
もっとも、誰一人あったことはない。》
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1174976952735715330
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1174981671277350912

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3)【記事】町山智浩、「N国党」立花に対談料一千万円要求、「あいトリ」にノーギャラ登壇

N国党の立花孝志が町山智浩に対談を申し込む。
《町山さま
はじめまして
国会議員の立花孝志と申します。
私と対談していただけませんか?
テーマは何でもいいです。》
https://twitter.com/tachibanat/status/1175270874884145152
町山はニベもなく断る。
《あなたに利用されたくないので嫌です。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1175372567286181888
N国党の立花孝志が挑発する。
《立花孝志に利用される。
とは?
つまり、町山さまは、立花孝志と対談すると、町山さまが立花孝志より無能であることがバレてしまう。
って理解してよろしいでしょうか?》
https://twitter.com/tachibanat/status/1175531685342892032
町山が提案する。
《そうか、1千万円くれるなら対談することにしよう。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1175383299625144320
《対談料一千万円。一括全額先払いでお引き受けします。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1175616133820366849
竹熊健太郎が反応する。
町山智浩さんは、立花孝志議員との対談に一千万円を要求しているが、ここは10億円要求しておくべきだ。一千万程度なら、立花は意地になって払うかもしれないからだ。》
https://twitter.com/kentaro666/status/1175616235217620993
町山は、こう切り返す。
《しっかりもらうつもりで、現実に払えそうな額を提示しています。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1175618272126849026
立花は町山に問う。
《あなたは、お金もらえるなら対談するのですか?》
https://twitter.com/tachibanat/status/1175532313817436160
町山は真摯に答える。
《好きな人とならお金を出してでもいくらでも対談しますが、ヌートリアみたいな人と至近距離で対面するのは、一千万円くらいもらわないと割にあいません。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1175908189813891072
町山智浩が「あいちトリエンナーレ」に登場。
津田大介さんのお誘いで、あいちトリエンナーレにお邪魔しました。展示ではヤン・ガンミンの作品が面白かったです。ミニチュアの遊園地を爆破する「トゥモローランド」は昭和の特撮ファンを泣かせます。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1175952318035980288
津田大介ツイッターにこう投稿している。
《昨日はあいトリ映像プログラム『共犯者たち』でした。町山智浩さんが帰国していて「日曜の夜なら来られるかも」と伺って図々しトークをお願いしたらご快諾&急遽お越しいただき、しかもノーギャラ(!)でご登壇くださいました。本当にありがとうございます。お客さんの満足度も非常に高かったです。》
https://twitter.com/tsuda/status/1175967956225810433
あいちトリエンナーレにおいて町山と津田の対談が実現したようである。町山智浩のツイート。
《あいちトリエンナーレ、応援しています。》
https://twitter.com/tomomachi/status/1175968973659111425

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4)【本日の一行情報】

◎「BOOKウォッチ」が9月18日付で「平野啓一郎『マチネの終わりに』が50万部突破」を公開している。
https://www.j-cast.com/bookwatch/topics/2019/09/18009836.html

白泉社の「LaLa」を代表する作家のひとりである樋野まつりのデビュー25周年を記念して「樋野まつり原画展」が池袋・西武本店において11月9日(土)~17日(日)まで開催される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000046848.html

◎1995年3月20日の逝去から25年、三原順の豪華画集「三原順 All Color Works」が白泉社から刊行される。本体8500円+税。高いけれど、これ欲しいなあ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000046848.html
傑作という言葉は「はみだしっ子」のような作品のためにある。

藝春秋電子書籍編集部は、小説プラットフォーム「LINEノベル」で「十二人の死にたい子どもたち」(冲方丁)、「熱帯」(森見登美彦)、「こんな夜更けにバナナかよ  愛しき実話」(原案 渡辺一史)、「リピート」(乾くるみ)という既刊4作品の配信を開始した。
https://www.atpress.ne.jp/news/193806

KADOKAWAは、はてなと共同で開発したWeb小説サイトカクヨム」において、2019年11月29日から2020年1月31日まで、エンタテインメント小説を幅広く募集する「第5回 カクヨムWeb小説コンテスト」を開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006253.000007006.html

大日本印刷丸善ジュンク堂書店は、ジュンク堂書店池袋本店にプロジェクターとセンサーを搭載した書棚型デジタルサイネージデジタルシェルフ」を導入し、動画やメッセージ等の配信による新たな書店メディアの実証実験を開始した。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/1192888_1587.html

◎創刊20周年を迎える「VOGUE JAPAN」は特設サイトを公開した。黒柳徹子冨永愛、夏木マリ、AMIAYA渡辺直美、「sacai」デザイナーの阿部千登勢、ダンサーの菅原小春、モデルの森星、新井貴子、江原美希、福士リナといった「VOGUE JAPAN」ゆかりの人びとの特別動画が公開中だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000613.000000930.html
「紙よりも動画」とは言わないが「紙も動画も」が雑誌ビジネスの常識となるだろう。

◎マガジンハウスの女性誌「Hanako」と西武鉄道がタイアップしてできた特設Webサイト「Hanako w/ Seibu」が、リアルな街に飛び出して、10月26日(土)11:00~13:00にイベント「Hanako w/ Seibu ―秋のピクニック―」を西東京いこいの森公園で開催することになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000030125.html

◎Web誌「エクシオールマガジン」はマガジンハウスの仕事である。
https://exsior-magazine.jp/
LIXILのガーデンエクステリアのブランド「エクシオール」のコンセプトを軸にマガジンハウスが編集制作している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000030125.html

◎&Marcheグランフロント大阪店は「オレンジページ」がプロデュースする特別メニューを9月19日~12/4までの期間限定で提供する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000033462.html

スポーツニッポンは9月18日付で「NHK 台風被害の誤報は『1年前の』テロップ使用」を掲載した。
《8月15日午後8時台に総合テレビの番組を放送中に、画面の一部で災害情報について「大阪 滋賀 三重で9人死亡」などと誤った内容の字幕を表示。午後9時台のニュース番組でアナウンサーが「関係のない過去の災害の情報が出てしまいました。大変失礼いたしました」と謝罪した。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/09/18/kiji/20190918s00041000283000c.html

東京新聞が9月19日付朝刊一面で「千葉南部の惨状ツイート 鋸南町議、台風直後から」を掲載していた。
《台風15号で停電や断水に見舞われた千葉県南部の鋸南町では通信網に大きな障害が生じ、県の被害把握が大幅に遅れた。被害をいち早く伝えたのは、町にゆかりのある人たちのツイッターで、同町議(共産)の笹生あすかさん(38)=同町吉浜=もその一人だ。被害現場の画像も交えて支援を呼び掛け、町の危機的状況を内外に発信した。町の復興は遅れており、「正確な情報発信を心掛けたい」と、言葉に力を込める。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091902000166.html
https://twitter.com/sasoasuka
日共のパプ記事?

日本橋高島屋SC本館(中央区)で展覧会「美と、美と、美。―資生堂のスタイル―」が、開催されている。これは勉強になる。
https://www.takashimaya.co.jp/base/corp/topics/190809.pdf
山名夫の仕事は出版業界にも大きな足跡を残している。

◎田代靖久の「その出版社、凶暴につき」が本の雑誌社から書籍化されることになった。やったぁ!田代、良かったね。
《本連載『その出版社、凶暴につき』が、
本の雑誌社さんから書籍化されることが決まりました。
かねてより本連載を並々ならぬ勢いで支持してくれていた本の雑誌社・炎の営業部長=杉江由次さん、および熱い編集発行人=浜本茂さん、お二人の共感と英断によるものです。》
書籍化するにあたり「note」での連載はいったん終了する。
《この物語自体は、この先「俺」が企画・編集・制作を手がけた、城戸久枝さんのデビュー作『あの戦争から遠く離れて:私につながる歴史をたどる旅』が、大宅壮一ノンフィクション賞黒田清JCJ新人賞、講談社ノンフィクション賞を受賞し、ノンフィクション三冠を得た、2008年までを書いています。つまり今回連載というかたちで公開した原稿は、本にしたときのボリュームでいうとまだ全体の三分の二ほどです。残り三分の一は書き下ろしとなります(上記ノンフィクションの賞を取るために「俺」がいったいどんな本づくりをしたのかも、初めて具体的に記しています)》
https://note.mu/eden_rrr/n/nf6f000489568
杉江由次は「WEB本の雑誌」の「帰ってきた炎の営業日誌」で次のように書いている。
《両頬を思い切り叩かれ倒れたところを腹蹴りされた気持ちで、何度も何度も「その出版社、凶暴につき」を読み、何度も涙を流す。
http://www.webdoku.jp/column/sugie/2018/10/
ちょっと長くなるけれど「note」版の「その出版社、凶暴につき」から引用させてもらう。
《"幻のファースト"を貸してくれた田辺さんは大学を卒業後、のちに一時期、同じ映画サークルの三学年先輩だった(こちらもPANTA好きの)今井照容氏が代表を務める「出版人」という会社の発行する会員制の出版業界誌で記者をしていたときに、PANTAの連載を担当していたというから、これもまた不思議な巡り合わせだ。その「出版人」が発行しているメルマガ「」の記者である岩本太郎氏がこの俺の連載を目に留め、どこのだれよりもいち早く「その出版社、凶暴につき」を記事で紹介してくれた。俺が今井さんの後輩であることは知らずに。これもまた不思議な縁だ。
そして、そもそも俺が長めの章らしき章というものを初めて書いたのは、大学一年のとき、映画サークル「上映センター」の「批評班」というグループで、先輩の今井さんが創刊した「シネマ・エクスタシー」というなんとも魅惑的な誌名の機関誌を読んだことがきっかけだった。法的にはまちがっているらしいが、日本の映画雑誌の誌名で、これを超えたと思えるものにはいまだお目にかかったことがない。
手書きコピー印刷ホチキス製本数十部限定のその機関誌に掲載された今井さんや田辺さんや中島さんや一学年上の松永さんの書く、映画の批評でもなんでもない、評論のようなエッセイのような私小説のようなアジのような不思議な章に、俺は魅了された。自分でも書いてみたくなったのだ。映画が作りたくて「16ミリ班」に所属していた俺はすぐに「批評班」にも入って、やっぱり映画の批評でもなんでもない、マイナーな音楽や演劇、自主映画などについてのわけのわからない章を書いて満足していた。》
https://note.mu/eden_rrr/n/n5ef3d37332ee
オレは今もアジ書いているものなあ。40年以上経っても、相変わらずだ。広沢虎造を持ち出すまでもなく、バカはしななきゃ治らないのだろう。

◎アムタスの提供する電子コミック配信サービス「めちゃコミック」(めちゃコミ)は、双葉社より発行の「クレヨンしんちゃんを9月20日10時 ~ 9月26日10時の期間限定で350話無料配信し、Twitterキャンペーンを実施している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000022277.html

大日本印刷DNP)がDNPグループの書店とトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto( https://honto.jp/ )」は、hontoサービス実施店の丸善ジュンク堂書店堂とhontoサイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「ラグビー観戦本ランキング」を9月17日(火)に発表した。
第1位は「ラグビー日本代表超入門。 ほぼ日と楽しむW杯! Rugby World Cup Japan 2019 Sports Graphic Number PLUS」(藝春秋)、第2位は「ラグビーのルール これさえ読めばなんとかなる feat.Kishiboy 超・初級編」(ハーパーコリンズ・ジャパン)、第3位は「るるぶラグビー日本代表」(JTBパブリッシング)。第4位は「Rugbyぴあ 2019October がんばれジャパンラグビー!特集号」。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000422.000009424.html

◎「ハフポスト日本版」の編集長である竹下隆一郎はマザーハウス代表兼デザイナーの山口絵理子が主張している「サードウェイ」を次のように理解しているそうだ。インプレス「Web担当者Forum」が「ネットメディアが一般書を出す!? ハフポスト竹下編集長が考えていること」を公開している。
《今までのメディアでは、何か問題があるとAとBという2項対立があると考えて、AもBも両方を平等に紹介するんです。でもうちはあえて、「AもBもある、でもCもあるよ」というポジションをとろうとしています。しかもそれはポジティブであるようにしています。》
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/09/18/33784

産経新聞が9月18日付で「没後50年、全共闘を生きた高野悦子 『二十歳の原点』の普遍性」を掲載している。高野悦子の日記である「二十歳の原点」(新潮社)は単行本と庫本を合わせた発行部数は、累計230万8000部に及び、高野の没後50年の今年、新潮社の庫フェア「新潮庫の100冊」に加えられたそうだ。また双葉社が今の女子大生が、昭和にタイムスリップして高野と交流する設定で今年6月にコミカライズしている。
早大時代に関わった学生運動などを詠った歌集『無援の抒情』で知られる道浦さんは、没後50年たっても読まれる本書について、「孤独であり未熟であるという20歳前後の心の揺れは、いつの時代にも通じる普遍的な若者の心の深層。だからこそ、今の若者にも共感を呼ぶのだと思います」と話す。》
https://www.sankei.com/west/news/190918/wst1909180025-n1.html

ベネリックは、大丸心斎橋店 本館9F(大阪市中央区)に、集英社オフィシャルショップ「JUMP SHOP 大阪心斎橋店」を9月20日(金)に移転オープンした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000520.000022901.html

◎「ドル虎 アイドルだらけのプロモーション大作戦」の放送が10月2日よりKBS京都でスタートする。首都圏で出演者が広告代理店の社員になりきり、さまざまな企業や商業施設へ営業に出向く番組なんだって。面白そう!首都圏でも放送してくれないかな。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000342.000004237.html
これが番組公式ホームページ。
https://doltora.com/

◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」が「年収1500万→半減でも人生最高。外資系広告マンが惚れた銭湯という“ビジネスモデル”」を公開している。
《創業86年になる高円寺の銭湯「小杉湯」。38歳の菅原理之(ガースー)さんはこの9月、そんな老舗銭湯への「転職」を決めた
前職は外資系広告代理店のプロデューサー。社員の数は約1万人から3人に、年収は今までの1500万円から半分になったが、ガースーさんは充実感たっぷりだ。》
https://www.businessinsider.jp/post-199077
菅原はビーコンコミュニケーションズの出身だと思われる。

小学館が運営し、累計ダウンロード数1900万を突破するコミックアプリ「マンガワン」は、9月20日より、小説コンテンツの配信も開始した。第1弾は「マンガワン」の人気漫画「血と灰の女王」(バコハジメ)のスピンアウトとなる今慈ムジナ「血と灰の女王 善悪の彼岸」。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000396.000013640.html

◎宝島社の「リンネル」11月号の付録「nest Robe(ネストローブ) 手ざわりのよいスウェード風2wayトートバッグ」に圧倒される。定価1000円(税込)。付録誌の凄みだね。
https://youpouch.com/2019/09/19/599251/

◎ニューヨークではネットフリックスの株が急落している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50079650R20C19A9ENI000/

電通電通デジタルは、近未来に起こることが予想される60の「未来トレンド」をまとめた「未来曼荼羅2019」を活用するコンサルティングサービスの提供を開始した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019089-0920.pdf

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5)【深夜の誌人語録】

深刻になればなるほど視野は狭まり、真面目に考えれば考えるほど深さが遠のくのである。