【文徒】2019年(令和元)12月23日(第7巻233号・通巻1653号)


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1)【記事】アマゾンも酷いが楽天はもっと酷い?
2)【記事】何かと騒がしいセブン-イレブン共同通信に訂正を申し入れる
3)【本日の一行情報】
4)【調査】伊藤詩織「民事勝訴」のツイッターにおける反響
5)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】アマゾンも酷いが楽天はもっと酷い?

朝日新聞デジタルが12月19日付で「楽天の『送料無料』、独禁法違反のおそれ 来春導入予定」を掲載している。
《関係者によると、楽天はこの方針について、独禁法に抵触しないかどうかを公取委に相談。それに対し公取委は、今月までに口頭で「違反のおそれがある」と回答したという。出店者に送料負担を強いかねないことから、独禁法が禁じる優越的地位の乱用に当たる可能性を指摘したもようだ。》
https://www.asahi.com/articles/ASMDL5H91MDLUTIL045.html
朝日新聞デジタルは12月19日付で「楽天に待った 『全員がハッピーではない』ルール変更」を掲載している。
楽天が「送料無料」にこだわったのは、国内ネット通販でトップを争うアマゾンの存在がある。
アマゾンでは、アマゾンジャパンが自ら販売するものであれば基本的に2千円以上の注文で通常配送が無料。有料の「プライム会員」であれば注文金額にかかわらず、「日時指定便」なども含めて無料だ。》
https://www.asahi.com/articles/ASMDL5GVYMDLULFA03B.html
楽天に「独禁法が禁じる優越的地位の乱用に当たる可能性」があるのは、送料の負担を出店者に求めるものであり、一部の出店者が楽天ユニオンを結成して反発していることから、「全員がハッピー」とは言い難いというわけである。というよりも出店者の大半にとってハッピーではないのかもしれない。楽天ユニオンがツイートしている。
楽天店舗のとある方が楽天出店者向けに実施したアンケートの最新のものです。
送料無料ライン賛成店舗9店舗。反対店舗2112店舗。三木谷は平気で嘘をつきます。》
https://twitter.com/RAKUTEN_UNION/status/1208020890438422528
楽天ユニオンは「当団体の理念 ならびに 設立理由」のなかで次のように書いている。
《無料のものなどありません。
どこかが負担をして、限度を超えれば、それらは自分に跳ね返ってきます。
配送業者様の破綻による送料高騰は記憶に新しいことと思いますが これらは、送料無料、配達不在や気に入らなければ返品などを当たり前としてきたプラットフォーム側に原因があると考えています。
同時に、それらは店舗や配送業者を激しく痛めつけてきました。
本来であればそういう部分に真剣に向き合うべきプラットフォームの楽天が、 現場の苦しみに想像を馳せず、自社利益のみに突き進む考え方を私達はもう看過出来ません。》
https://rakuten-union.com/greeting/about
東洋経済オンライン」は「楽天に怒り爆発、『送料改革』に出店者が反旗」を公開しているが、そこで次のように書いている。
《日本最大級のネット通販(EC)モール「楽天市場」。ここに出店する一部の事業者が、モールの運営主体である楽天に対し反旗を翻している。「度重なる一方的な規約変更」に対抗するため、「楽天ユニオン」と称する出店者組合を10月初旬に設立。顧問弁護士も立て、施策に反対する署名活動や、楽天出店者トラブル事例収集、それらを基にした公正取引委員会への情報提供などに向けて動き出している。同組合関連の連絡網には10月末現在、200近い出店者が名を連ねる。》
https://toyokeizai.net/articles/-/311951
しかし、楽天は強行突破を図る模様だ。共同通信が12月19日付で「楽天、送料ゼロは3月18日から 出店者反発でも導入通知」を発表した。
楽天が通販サイト「楽天市場」で、一定額以上を購入した利用者を対象に、商品の送料を出店者負担で一律無料にする制度を来年3月18日に導入することを決め、出店者に通知した。》
https://this.kiji.is/580325800162526305?c=39546741839462401
かつて「MyNewsJapan」(11/20 2015)に指摘された楽天の次のような体質は改善されているのだろうか。
《幾多の選択肢のなかから楽天をあえて選んだエリート社員から見て、入社後の楽天の働く環境は、どう映っているのか。Aさんによれば、楽天は、一般的なIT系の「自由」で「ユルい」イメージとは大きく異なる。新卒入社組に対しては、古い日本のメーカーのように人事処遇が年功序列的で、業務外にも半強制的に介入する労務管理を行っているという。》
http://www.mynewsjapan.com/reports/2208
こうした過去の記事を踏まえて、朝日新聞デジタルが12月5日付で報じた「楽天社員が上司の暴行で後遺症、うつ病に 労災認定」を読んでみても良いのかもしれない。
《男性は15年5月に楽天に入社し、広告会社などに対するウェブ広告の提案や営業活動をしていた。16年6月14日、社内の定例会議で男性が部下に業務上の指示を出したところ、同席していた男性の上司が意見を言い、2人の間で口論に発展。上司が激高し、男性の首元をつかんだという。男性が上司を挑発したり、手を出したりといった行為はなかったとしている。》
https://www.asahi.com/articles/ASMD55228MD5ULFA01F.html
楽天の罰金ビジネスも批判されている。「日刊SPA!」は「『楽天銀行以外使うと罰金140万円』楽天市場の一方的な奴隷契約に出店者が決起」を公開している。
《例えば、商品説明に「最上級、最安、世界一」など扇情的なコピーを使った場合に20点、商品発送前のカード決済処理で80点、権利品侵害で100点など、まるで交通違反の取り締まりのように細かく禁止規約とそれに対する違反点数が決められ、年間累積で35点以上になると7日間のランキング掲載、検索表示順位ダウンなどのペナルティ。
累積違反点数75点で70万円(同様のペナルティが21日間)、80点で140万円(ペナルティ28日間)、100点で300万円(+原則強制退店)と、恐ろしいまでの上昇率で罰金額がはね上がっていき、売り上げから自動的に徴収される。》
https://nikkan-spa.jp/1621585
「BusinessJournal」も「楽天、出店業者をカモに“罰金ビジネス”の疑い…『違反の指摘あった』と虚偽説明か」を公開している。
https://biz-journal.jp/2019/12/post_131570.html
こんなツイートも公開されている。
《こちらの店舗さんは自社サイトを立ち上げられたみたいです。声を上げた楽天ユニオン等に批判的な意見をお持ちの株主さんとかいると思いますが次々と静かに退店されていく方がやばいと思いますよ。》
https://twitter.com/lfbrOnCpNUOSG7C/status/1206632844325314560
公正取引委員会が「法令違反のおそれがある」と懸念を示しても、楽天三木谷浩史会長兼社長は送料無料を実施しようとしている。「MyNewsJapan」の渡邉正裕がツイートしている。
《罰金がないから、違法行為やったもの勝ちの法体系になってる、ということ。公取の指導とか命令が出たらもとに戻せばいいし、別にそれまで儲けた分の返金もしなくていい。カネ儲け主義企業の、ごく普通の行動規範ですね》
https://twitter.com/masa_mynews/status/1207698437375836161
公正取引委員会が4月に公表した「デジタルプラットフォーマーの取引慣行に関する実態調査(中間報告)」によれば、運営事業者によって規約を「一方的に変更された」という利用者の割合はアマゾンが72.8%だったが、楽天は93.2%もあったし、規約変更の中に「不利益な内容があった」という項目についても、アマゾンが69.3%だったのに対して楽天は93.5%にも及んでいる。
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2019/apr/190417.html
アマゾンも酷いが、楽天はもっと酷いのである。そして楽天を批判できない紙の雑誌は、間違いなく滅びよう。

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2)【記事】何かと騒がしいセブン-イレブン共同通信に訂正を申し入れる 

セブン-イレブン・ジャパンは12月18日付で「共同通信社が12月17日に配信した記事について」を発表した。
共同通信社が、2019年12月17日に配信した「セブン、現場社員千人減へ、店舗応援で配置転換検討」の記事につきまして、当社としては記事に掲載されているような人員削減の事実は全くございません。
共同通信社が配信した内容につきましては誤報として強く抗議するとともに、記事の訂正を申し入れます。
当社といたしましては、今後も、加盟店オーナー様が安心して店舗を経営、運営いただける環境の整備を通じ、地域のお客様のみならず加盟店の従業員様、オーナー様にとってより良いお店づくりをサポートできるよう、フランチャイズ本部としての役割を果たしてまいります。》
https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2019/201912181113.html
問題となった記事を東京新聞で確認しておこう。
《同社全体の社員数は約9千人で、現場社員が3分の1程度を占める。コンビニ本部の意向を店舗に伝え、統一した店づくりを担うフランチャイズ経営の要の職とされるが、店舗での無断発注が問題化していた。現場社員の一部からは「不当な異動で退職させ、人件費を削減するのが目的だ」と反発が出ている。》
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019121701002385.html
11月には無断発注問題も発覚している。東京新聞は11月14日付で「オーナー不在時 無断発注 セブン本部で横行」を掲載している。
セブン-イレブン・ジャパンで店舗指導を担当する本部社員が、店舗のオーナー不在時を狙って商品を無断で発注する内規違反の事例が各地で横行していると、複数の現役社員や被害に遭ったオーナーが十三日までに証言した。店舗ごとに割り当てられた営業目標(ノルマ)を達成するのが目的で、二十四時間営業問題などを受け構造改革を進める最前線で、不適切な行為が繰り返されていた。一部のオーナーは公正取引委員会独禁法違反と申告している。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201911/CK2019111402000134.html
ITmediaオンライン」は12月19日付で「批判され続けたセブンが反撃!? 一部報道に猛烈な抗議」を公開している。
共同通信社はセブンのおでん無断発注問題などで、セブンの体制に不満を持っているとみられる社員やオーナーの声を記事で取り上げてきた。》
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/19/news080.html
セブン-イレブン・ジャパンには大規模な残業代未払い問題もある。「アエラドットコム」は12月18日付で「セブンのイメージダウン必至か…本部の残業代未払いの重大性」を掲載している。
《今回、残業代の未払いが本部のシステムが原因だった以上、8千店を超える加盟店で是正勧告の対象になりかねない事態が起きていたことになる。未払いは、ただでさえ人手不足に悩む加盟店にとってもイメージダウンだ。従業員だけでなく、加盟店からの信頼も大きく揺らぐことは避けられない。》
https://dot.asahi.com/aera/2019121700034.html?page=1
2月から本部の許可を得ないまま時短営業を続けている加盟店が12月31日付で契約解除されることになった。時事通信は12月20日付で「セブン、契約解除を通告 苦情多発で東大阪の加盟店に」を発表している。
《セブン側は、松本氏が駐車場の利用方法やごみの捨て方について顧客を怒鳴るなどの対応を繰り返し、「苦情件数が極めて多く、看過できない」と主張。同氏が行ったインターネット上での度重なるセブン幹部への誹謗中傷も問題視し、「加盟店契約の解除事由に該当する」としている。
一方、松本氏は「けんか腰になったこともあるが、指摘された苦情に対しこちらが一方的に間違っているとは思っていない」と反論している。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019122000970&g=eco
原一男ドキュメンタリー映画「れいわ一揆」では主役をつとめた安富歩がツイートしている。
セブンイレブン、ふざけんな!》
https://twitter.com/anmintei/status/1208219160146087936
琉球朝日放送が9月21日に放送した「島に“セブン-イレブン”がやって来た 沖縄進出の奇跡と挑戦」はセブン&アイ・ホールディングスの提供であり、放送倫理・番組向上機構BPO)の放送倫理検証委員会は広告放送の疑いがあるとして審議入りを12月13日付で決めた。
https://www.bpo.gr.jp/?p=10167&meta_key=2019
このようにセブン-イレブンの周辺は何かと騒がしいのである。そんなセブン-イレブンを哄笑すらできない紙の雑誌は、やがて滅びよう。

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3)【本日の一行情報】

◎「現代ビジネス」は12月18日付で「『楽天の映画』が誕生…2020年、日本の映画業界に生まれる新潮流」を公開している。これは純粋な「記事」ではなく、小さく「提供:楽天株式会社」とクレジットされていることからして「広告」なのだろう。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68840
同日付の「超高齢化日本で不可欠になる『訪問美容』、リクルートの大きな挑戦」は日付の横に「#AD special」とあるので間違いなく「広告」である。「提供/リクルート」ともある。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68933
「提供〇〇」とクレジットした文章であっても、「#AD special」を入れるかどうかは、どういう判断によるものなのだろうか。その基準をユーザーに説明する責任が「現代ビジネス」にはあると思うのだけれど。

文藝春秋は12月20日に「週刊文春WOMAN」創刊1周年記念号を発売した。「週刊文春WOMAN」は、「週刊文春」初の女性編集長を起用し、2016年元旦にセブン‐イレブン限定で10万部を発行したパイロット版(表記は「週刊文春Woman」)が発売後1週間で完売。雑誌不況の中、83.2%という驚異的な実売率を記録した。
そうした実績に立ち、満を持して2018年12月29日に定期刊行化(年3回刊)し、これまで2019年正月号、2019年GW号、2019年夏号と発行してきたが、平均発行部数21万部を数える存在に成長した。
そこで創刊1周年を機に、年3回刊から年4回刊に増刊することを決定、刊行スケジュールも12月、3月、6月、9月と3カ月毎にし、今後は季刊誌とすることになった。
https://bunshun.jp/articles/-/18753

◎日経は12月17日付で「サントリー、インド進出 最大消費国に専用ウイスキー投入」を掲載している。
サントリーホールディングス蒸留酒で世界最大の消費国インド市場の開拓に乗り出す。現地で調合したインド市場専用ウイスキーを投入するほか日本から国産のジン「ロク」も輸出する。》
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53438500W9A211C1MM8000/

◎「NHK NEWS WEB」が12月16日付で「電通 海外事業の不振で1400人削減へ」を発表した。
《大手広告会社の電通は、海外事業の不振を受けて、中国やオーストラリアなどで、合わせておよそ1400人を削減すると発表しました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191216/k10012217031000.html
オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、シンガポール(地域統括オフィスを含む)と英国(海外事業統括オフィスを含む)の7つの市場を対象に約11%(海外事業を支える全従業員のおおよそ3%に相当)の人員削減に加え、不動産の適正化や他の関連施策も実施する。この構造改革の費用としては1億7,900万ポンド(約248億円)を見込んでいる。そのうち1億4,300万ポンド(198億円)については2019年度に計上し、残りは2020年度に計上する予定だ。その効果として、年間ベースで1億ポンド(約138億円)以上の人件費と関連コスト削減が見込まれる。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2019/1216-009980.html

幻冬舎新書リベラリズムの終わり その限界と未来』の萱野稔人と、インターネットで「テラケイ」「白饅頭」名義で家族・労働・人間関係などをはじめとする広範な社会問題について積極的に発言する御田寺圭のトークイベント「リベラリズムは、なぜ機能不全になったのか?」が12月26日に代官山蔦屋書店で開催される。
https://www.gentosha.jp/article/14508/

三省堂の「模範六法 2020 令和2年版」がiPhoneiPad用アプリ版、CD-ROM版、POD(オンデマンド印刷)版として販売開始された。iPhoneiPad用アプリ版「六法 by 物書堂」、LogoVista電子辞典「模範六法 2020 令和2年版 CD-ROM」、オンデマンド印刷版「三省堂 模範六法 POD版」、模範六法データ提供システム「m-Laws」というラインナップである。「模範六法」は1921年(大正10年)に創刊されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000014647.html
出版はコンテンツの提供において肌理細かさが求められているのだ。紙に刷って、それで終わりの時代は終わったのだ。

KADOKAWAは情報誌「東京ウォーカー」は東京メトロとのタイアップ企画として、オリジナルデザインの東京メトロ24時間券がセットになった「東京ウォーカー」2月号特別版を1月20日(月)に発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000020053.html

光文社新書が「note」を始めた。立ち上げた理由は二つある。1つは、ウェブ上での情報発信を強化し、より多くに光文社新書を知ってもらうことであり、もう1つは、新たな書き手の発掘だそうだ。
「若くて無名だが、未来のある――つまり今は無名だが、将来は有名になりうる著者たちと手をつなぎ、いっしょに成長していこうと考え、それを実行して成功した。」という第二代社長で、カッパ・ブックスを創刊した神吉晴夫の言葉を紹介しているが、これは名言だ。
https://shinsho.kobunsha.com/n/n6ff049478f67

白泉社の「MOE」創刊40周年記念 「人気絵本のひみつ展 」が、12月19日から12月29日(日)まで松坂屋名古屋店で開催されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000046848.html

◎12月23日に発売された「CanCam」2020年2月号(小学館)の表紙を韓国人モデルのカン・テリが飾っている。インスタグラムのフォロワー数は170万以上だ。
https://books.j-cast.com/topics/2019/12/17010496.html

◎「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された阿部潤のマンガ『パパがも一度恋をした』が東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」シリーズ第24弾として実写ドラマ化される。2020年2月より放映。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000051783.html

田中みな実の写真集「Sincerely yours...」(宝島社)が、発売3日で再び重版が決定し、累計30万部を突破した。
https://news.mynavi.jp/article/20191217-940677/
田中みな実は12月24日発売「smart」2月号増刊(セブン-イレブン限定版)の表紙を飾っている。
https://mdpr.jp/news/detail/1915452

テレビ朝日KDDIは、新たな動画配信サービスの展開を目的とした共同出資会社を設立する。KDDIは、「LDEX設立準備株式会社」を12月11日に設立し、2020年3月2日を目途に、KDDIの営む動画配信事業のうち「ビデオパス」(定額型、および都度課金型動画配信サービス) の企画・運営に係わる事業を吸収分割によりLDEXに継承させる。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/12/12/4182.html
東洋経済オンライン」は12月18日付で「テレビ朝日KDDI、動画配信で手を組んだ事情」を公開している。テレビ朝日が出資した背景について
《今回の出資の狙いについて、テレビ朝日の経営企画部門の担当者は「今までは自社の動画を配信するプラットフォームがなかった。今まではコンテンツ提供者だったのが、今後はプラットフォーマーにもなれる」と話す。》
と書き、KDDIの狙いについては、こう書いている。
KDDIにとってテレビ朝日と組むメリットは、会員数が伸び悩んでいたビデオパス事業のテコ入れだ。同じ携帯キャリアのNTTドコモが運営する「dTV」は、会員数400万人(2018年6月時点)。それに対し、ビデオパスは2018年に会員数100万人を突破した模様だが、その後は伸び悩んでいた。》
https://toyokeizai.net/articles/-/319731
「J‐CASTニュース」は12月14日付で「AbemaTVとの『食い合い』リスクは? KDDIと組んだテレ朝『動画新会社』計画を読む」を公開している。
《5Gでは最大速度20Gbps(ギガバイト毎秒)が理論値で、現状の4G回線より20倍ほどのスピードになると言われている。普及すれば、動画配信サービスもより長時間、高精細なものが求められるだろう。そんな状況下で、強力なコンテンツを持つテレビ局とタッグを組めれば、通信事業者にとってメリットは大きい。他社が追随するかに注目だ》
https://www.j-cast.com/2019/12/14375096.html?p=all
週刊メルマガ「スマホ業界新聞」の石川温は「AbemaTVも一緒になったらいいのに」と呟いている。それはそうだ。
https://twitter.com/iskw226/status/1205010728219897856

◎HJホールディングスが運営する動画配信サービス「Hulu」は、2019年12月から順次対応テレビを増やし、合わせてテレビ用リアルタイム配信視聴機能を強化した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000023394.html

◎「デイリー新潮」が「週刊新潮」12月19日号に掲載された「人気ママ雑誌『VERY』で『子どもいない』表紙モデル起用でザワつく業界内」を公開した。3年間カバーモデルを務めた滝沢眞規子には子どもがいたが、新しくカバーモデルとなった矢野未希子に子どもはいないのである。
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/12190556/?all=1

◎「AFPBB News」は12月19日付で「アマゾン、アップル、グーグルがスマート機器の共通規格策定へ」を発表した。
《米国のアマゾン(Amazon)、アップル(Apple)、グーグル(Google)は18日、スマートホーム機器の共通技術規格を策定する計画を発表した。より多くのコネクテッドデバイス(インターネット接続された機器)の間で情報をやりとりできるようにする狙い。
3社は、アマゾンのアレクサ(Alexa)、グーグルのGoogleアシスタント、アップルのシリ(Siri)のようなデジタルアシスタント機能が稼働する機器に対し、さまざまな規格を統合することを目指している。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3260219
産経新聞の12月19日付「アマゾン、アップル、グーグルが『連合』 スマートホーム事業」は「3社連合には、スウェーデンの家具大手イケアグループや、オランダの半導体大手NXPセミコンダクターズも参加する」と書いているが、「AFPBB News」は「サムソン」の名前を書くのを忘れてはいない。産経の記事は明らかに偏向しているのだ。
https://www.sankei.com/economy/news/191219/ecn1912190007-n1.html

◎「家庭画報」新年号は、3年連続完売だそうである。三浦百恵の未公開写真を掲載した「鷲沢玲子さん・三浦百恵さんが伝える手仕事の心 キルトに魅せられて」が話題となっている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000720.000009728.html
雑誌のページをめくるのが面倒だなどと言わずに、雑誌のページをめくる贅沢を味わってもらいたいものである。

電通は、ビジネスにおけるアートの活用を支援するコンサルティング事業「アート・イン・ビジネス」を開始した。社内外横断による専門的なプロジェクトチーム「美術回路」を立ち上げ、これまで多様なアートのプログラムを創出してきたNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ、東京理科大学経営学部大西研究室など、アート・イン・ビジネスにおいて実績および知見のあるさまざまな事業者や研究者と連携しながら、経験に基づいた効果的な実践法の構築を支援する。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019122-1217.pdf

電通電通デジタルは、独自の統合マーケティングプラットフォーム「People Driven DMP」と、アドビ システムズ、トレジャーデータ、サイバー・コミュニケーションズセールスフォース・ドットコムなどのさまざまなマーケティングプラットフォーム提供企業のDMPやマーケティングクラウド、およびデータマーケットプレイスを連携させ、データの活用機会を拡大するデータ連携ソリューション「People Driven DMP X(クロス)」の提供を開始する。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019123-1218.pdf

文藝春秋は、12月19日に「Number PLUS永久保存版 イチローのすべて」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000043732.html

◎「文春デジタル」が12月18日付で公開した「森田健作知事 台風被害の最中、自分のラジオ番組収録に」は、「週刊文春」12月26日号に掲載された記事だ。わが千葉県の森田健作知事は台風被害の最中に「私人」としてベイエフエムのレギュラー番組「青春スピリッツ!」の収録のためスタジオを訪れていた疑いがあるというのだ。
ベイエフエムの専務取締役、編成局長、監査役などに話を聞いたが、「その日のことはわからない」と判で押したように回答せず。ベイエフエムの広報に尋ねたが、「編成上の都合で休止しており、再開は未定です」と答えるのみ。》
https://bunshun.jp/articles/-/20319
公共の電波を使用するラジオ局がジャーナリズムを放棄してしまって良いはずがない。

産経新聞が12月18日付で「コーヒー × TSUTAYA 地方スーパーの仰天戦略」を掲載している。
《この逆風下で、カフェ併設で出店に力を注ぐのが、レンタルDVD店「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営で知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)だ。
スターバックスコーヒージャパンとの協業で15年、東京・六本木に併設店舗を出店したのを皮切りに、今年12月までに「TSUTAYA」や「蔦屋書店」の看板でカフェ併設の直営書店を全国69店に拡大した。》
https://www.sankei.com/premium/news/191218/prm1912180011-n1.html
福井市のスーパー「ヤスサキ」はTSUTAYAとカフェ「タリーズコーヒー」を組み合わせた店舗をオープンしている。

◎「伝説の最終回 昭和版: 週刊少年チャンピオン創刊50周年記念」が2020年3月6日に刊行されることになった。2,200円でも私は買う!
https://getnews.jp/archives/2327718

カヤックは、集英社と協働し、誰でも簡単にジャンプ風のキャラが作れるWEBサービス「ジャンプメーカー」を企画制作した。第一弾は、12月20日(金)に「僕のヒーローアカデミア THE MOVIEヒーローズ:ライジング」が公開されることを記念して、「僕のヒーローアカデミアメーカー」(ヒロアカメーカー)を12月19日より公開する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000283.000014685.html

◎12月に入り、ワンコイン以下の安い年賀状素材集が売れている。「ほんのひきだし」によれば最も売れているのは『世界一かんたん定番年賀状』(KADOKAWA/398円)。ビジネス書ジャンル 売上トップ20にKADOKAWAは7点も入れている。技術評論社が5点。マイナビ出版が6点。
https://hon-hikidashi.jp/more/99657/

◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」は12月19日付で「『嵐、ネットフリックス独占配信』の背後で進む、テレビ業界の“地殻変動”」を発表している。
《ネットフリックスは約190カ国にサービスを展開しており、独自調達したコンテンツは基本的に「全世界同時配信」になる。今回のドキュメンタリーも28カ国語の字幕付きで、「ネットフリックスオリジナル」のフォーマットに則っている。日本国内の事業者と組んだ場合、海外配信には別途契約などが必要になるが、ネットフリックスであればそのハードルは低くなる。》
ネットフリックスによって「テレビの番組をテレビという窓で決まった時間にしか見られない」状況の不自然さが暴露されつつあるのだ。
《テレビを無視することはできず、マス訴求にテレビは欠かせないものの、一方で「個人が深く接触する」場合には、テレビではなくネット系の媒体を使うほうが良い……という結論に至るところが出てきても不思議ではない。》
https://www.businessinsider.jp/post-204450

◎「NEWSポストセブン」が「雑誌のヌード企画 その歴史は平凡パンチから始まった」を公開している。「週刊ポスト」12月20・27日号は元「週刊宝石」編集長の鈴木紀夫、元「平凡パンチ」編集長の石川次郎、元「週刊現代」編集長の元木昌彦の揃い踏みを実現した。
https://www.news-postseven.com/archives/20191219_1505346.html

◎スイス発の腕時計ブランド「Tendence」の冬の新作ウォッチは、光文社の女性ファッション雑誌「VERY」とコラボして女性に人気の「CRAZY Mediumコレクション」をデザインした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000028462.html

文藝春秋電子書籍編集部は、電子書籍ガイドブックシリーズ「bunshun trip e-guide」の配信を12月20日(金)から開始した。第1弾は『ひとりも楽しいハワイ』。価格は1,000円(税込)。
https://www.atpress.ne.jp/news/201609

◎ミステリ作家・山口雅也は1989年に『生ける屍の死』で長編デビューを飾った。このデビュー作刊行30年を記念して、函入りの『永久保存版』が光文社から新たに発売された。
本体6,800円+税。同じく山口雅也の『ミッドナイツ』(講談社)、『奇想の本棚』(原書房)も同時期に特別版を発売。“山口雅也メモリアル作品三社連動企画”となる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000241.000021468.html
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000324584

KADOKAWAの「ザテレビジョン」統括編集長の内山一貴はユニクロ出身者である。「マイナビニュース」のインタビューに答えて次のように語っている。
《俳優のインタビューがやりたい!やっぱり編集やろうと決めて、宣伝会議の編集者養成講座で勉強していたら、運良く角川書店(現・(株)KADOKAWA)に入れたのが27歳の時ですね。それからずっとザテレビジョンです!》
https://news.mynavi.jp/article/20191220-943204/

◎「pixivコミックランキング2019」の総合部門で第1位となったのは紺吉の『絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男』(祥伝社)だった。2位はいちかわ姫の『新しい上司はど天然』(秋田書店)、3位は那多ここねの『クールドジ男子』(スクウェア・エニックス)である。
https://hon-hikidashi.jp/enjoy/99589/

◎「AFPBB News」は12月20日付で「仏競争当局、グーグルに制裁金180億円 広告で『支配的地位乱用』」を発表した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3260570
方や日本では楽天公正取引委員会から独禁法が禁じる優越的地位の乱用に当たる可能性を指摘されても、送料無料を実現しようとしている。

◎「マンガ図書館Z」は12月20日から実業之日本社が実施するブロックチェーン技術を活用した「出版コンテンツの総合的な権利処理基盤の構築」に向けた実証実験に参加することになった。
https://www.mangaz.com/information/detail/2083

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4)【調査】伊藤詩織「民事勝訴」のツイッターにおける反響

東京新聞は12月19日付一面で伊藤詩織の民事勝訴を報じている。記事には「望月衣塑子」の署名もあった。
《性暴力被害を訴えた民事訴訟で勝訴したジャーナリストの伊藤詩織さん(30)は十八日、支援者らに「刑事事件として明らかにできなかったことを、この民事訴訟で公にできた」と報告した。伊藤さんが声を上げたことは被害を訴える「#MeToo(ミートゥー)」が日本で高まるきっかけに。その行動を「公益」のためと評価した判決に、支援者からは「多くの被害者に勇気を与えた」との声が上がった。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019121902000161.html
SNSでの反響も大きかった。主なツイートを拾ってみよう。
《伊藤詩織さんに対し「女として落ち度がある」などと発言した杉田水脈議員。乱暴な言葉を吐くだけ吐いて、言い訳は「彼女を貶める意図は全くなかった」「真意が伝わらなかった」。どうしてこんなに雑なのか。》(批評家 武田砂鉄)
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1208155765225033728
《杉田議員「私の表現の拙さゆえに結果的にそう受け止められる発言をした…真意が伝わらなかったということは知って欲しい」だそうです。結局この人達の発言はその時流行っている強い物の尻馬に乗っているだけ、風向きが変われば一晩で真逆になります。幽霊の正体見たり枯れ尾花》(元新潟県知事 米田隆一)
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1208055112838463488
《今までさんざん伊藤詩織さんのことを誹謗中傷して来たくせに、詩織さんが「法的措置」を口にしたとたん、過去の自分のツイートを削除しまくりながら被害者ヅラし始めた自民党の女性議員や、あまりにも無理があり過ぎる言い訳を始めた自称漫画家、見てるこっちが恥ずかしくなる。》(きっこ)
https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1207991507698896897
《首相一本釣りで自民党議員になられた方の弁明になっていない弁明。口汚く攻撃した人が皆さんほとんど同じふるまいをしてるのなんでなんですかね。》(ジャーナリスト 津田大介
https://twitter.com/tsuda/status/1208217877146304512
《安倍友の面々が揃いも揃って伊藤詩織さんをセカンドレイプしているのだから、事件のもみ消しは首相案件だったと自己申告しているようなもの。泥舟もろとも溺れるか、泥舟から下りて溺れるか。》(小説家 島田雅彦
https://twitter.com/SdaMhiko/status/1207824464299212800
《自民・杉田水脈議員は、伊藤詩織さんをツイッターやネット番組で強く非難し、英BBC放送の取材にも「明らかに女としての落ち度がありますよね。男性の前でそれだけ飲んで、記憶をなくして」と発言した。伊藤さんは杉田議員に法的措置をとるだろう。すべての性被害者のために。》(小説家 盛田隆二
https://twitter.com/product1954/status/1207918433397927937
《何度も何度もかさぶたにもならない傷を自らえぐるように発言してきたのだろう。第三者でも判決要旨を読むのも辛い、心が苦しい、嫌だと叫ぶ。ツイートするのにも言葉が胸の内でのたうちまわる。伊藤詩織さんの乗り越えてきたものの大きさ。今も抱える苦しみはいかほどか。》(日本共産党 田村智子)
https://twitter.com/tamutomojcp/status/1207814863549947904
《詩織さんが東京地裁で勝訴したとのこと。会見をされる予定と聞いています。裁判中はつらい体験もあったと思いますが、被害者の自尊心と自我を守るためにとても重要なプロセスだったろうと思います。おめでとうございます。》
《現在山口氏側の会見が行われているが、小川榮太郎氏を手伝っているという女性の同席者が、性被害者が堂々と自分の意見を言うというのは信じられないという見解を述べている。
これは性被害者に対する典型的な無知と偏見からくるバッシングであり、性被害者を貶めるものとして強く抗議しておく。》(政治学者 三浦瑠麗)
https://twitter.com/lullymiura/status/1207121394930049024
https://twitter.com/lullymiura/status/1207179329936867328
《伊藤詩織さんを攻撃している人たちが、元慰安婦の方々を攻撃してきた人たちとほぼ重なっていることに気づかされる。攻撃のロジックも実に似通っている。慰安婦問題が歴史認識の問題である以前に、性暴力についての問題であることが改めて実感される。》(映画 想田和弘
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1207885448997220352
《【日本の非常識】伊藤詩織さん勝訴に関して、準レイプ疑惑で敗訴となった山口敬之も外国人記者クラブで記者会見が行われた。記者会見では官邸の関与に関して、外国人記者ばかりが質問をしていたが、日本人の記者も当たり前のことを当たり前のように問いただしてほしいと思う。》(経済学者 金子勝
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/1207945240570499072
《伊藤詩織さんの事件。
そもそも、これまで交際のなかった間柄で、泥酔した女性について、性交渉の真摯な同意があったとする加害者側の主張そのものが、常軌を逸して狂ったものだと思っている。
したがって、同意なしとの裁判所の判断は、当たり前すぎるくらい当たり前の判断なのだと思っている。》(弁護士 神原元)
https://twitter.com/kambara7/status/1207811232201207808
《ちなみに、このニュース、産経と朝日は伊藤詩織さんの名前のみを出し、山口敬之は「男性」、北口雅章弁護士は「男性弁護士」として内容を綴っている。二人の名前を入れて報道したのは毎日新聞。》(音楽家 高橋健太郎
https://twitter.com/kentarotakahash/status/1207808626921881600
《水脈や百田といった連中は、安倍がついているんだから山口敬之が負けるはずがないと高をくくって、伊藤詩織さんをバッシングしてたんだろう。典型的な卑怯者タイプの陰湿ないじめっ子。全員まとめて訴えられるがいいよ。》(文芸評論家 豊崎由美
https://twitter.com/toyozakishatyou/status/1208246355128225792
《女性の人権とか、そういうことから離れて、ノー天気なツイートだけしていたいけど、伊藤詩織さんのニュースを見ていると、自分の身に起きたことを思い出してしまう。仕事をダシにしての食事からのセックスの誘いは、フリーランスの女性なら大抵経験してるんじゃないかな。》(写真家 マキエマキ)
https://twitter.com/makiemaki50/status/1207933050505420800
《伊藤詩織さんに光明が差した。タクシー運転手やドアマンの供述、防犯カメラ映像と、数々の証拠がありながら、なぜ不起訴になったのか。いやそれ以前、裁判所が出した逮捕状が直前になぜ止められたのか。そしてそれは一体誰の指示なのか。詩織さんが海外に逃れるしかない程バッシングした連中よ、覚悟!》(落語家 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1207501296086863873
《伊藤詩織さんの勝訴、BBCやCNNやNYTなどが報じただけじゃなく、ロイターやAFPの記事が世界中の新聞に転載されてる。ミャンマーの新聞にも掲載。それほど注目を集める裁判で心身ともに苦しみながら、ジャーナリストとしても国内外で受賞を重ねてきた。本当に凄い。》(ジャーナリスト 吉田大輔)
https://twitter.com/masurakusuo/status/1207505710633779200
《山口敬之の伊藤詩織さんに対する行為が民事では不法行為とされたのに、刑事では不起訴とされた理由として、メディアでは「性犯罪に関する法が不備」とか「刑事と民事で立証の困難さが違う」とか言われているが、本当の理由は「検察が官邸の支配下にある」ということだ。》(元文部省 前川喜平
https://twitter.com/brahmslover/status/1207394396267671552
《実名公表しあらゆるバッシングに立ち向かい、諦める事なく戦い続けた伊藤詩織さんと賠償命令の判決を下した裁判官に敬意を表します。
自らの尊厳を守るために闘った詩織さん、まだ続くであろう高裁での長い戦いも応援します
まつりも生きて自分の言葉で戦って欲しかった
Twitterに証拠残したんだから》(高橋幸美)
https://twitter.com/yuki843003/status/1207311711390199808
《勝訴インタビューで「私たちが勝訴しました」と。そう詩織さんはひとりではない。それにしても民事で事実認定されたのに、刑事で不起訴処分になったのが、ますます謎だ。》(社会学者 上野千鶴子
https://twitter.com/ueno_wan/status/1207209359714869248
《山口・伊藤両氏の問題に関して、これまで一切言及すらしていない全く無関係の私に対し、事実に基づかない中傷を行なう者、それを拡散させる者については、今後は個別の警告なしに、すみやかに対抗手段を講じるステージへと移ることとします。》(編集者 有本香)
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1208090710408196097
News23が伊藤詩織さんの裁判の勝訴を伝えた。これまでTBS はこの事件に沈黙してきたか、やっと報じたという思いだった。
かつて筑紫哲也氏が同じNews23の番組でオウム事件にからむTBS の不祥事に言及したことを思いだした。
近頃の小川さんはニュースを真っ直ぐに深く掘って歯切れもよい。》(ジャーナリスト 柴山哲也)
https://twitter.com/shibayama_t/status/1207320871888515072
《詩織さん勝訴の判決を受けて山口敬之氏が記者会見で語った言葉を一通り読んだが、映画「主戦場」でミキ・デザキ監督を告訴した人士の記者会見とそっくりだと思う。そこで語られる言葉に普遍性はなく、価値観を共有する内輪の集団のみにアピールしている。自分はまだ「強い側」だと、力をアピールする。》(戦史/紛争史研究家 山崎雅弘)
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1208273463632248833
《山口敬之という人物が、果たしてどんな人物なのかと改めてFBをのぞこうとして、その表紙だけでひっくり返った。》(小説家 乃南アサ
https://twitter.com/asanonami/status/1207558691471286272
《僕の友人に、レイプされた女性がいます。友人だと思っていた男性に同意なき性交を強制されたのです。警察に言うべきだと僕が言うと彼女は苦しそうに悔しそうに「お前が誘ったと言われた」と首を振りました。何度説得しても首を振りました。伊藤詩織さんの勇気と苦しみ、決意に頭が下がります》(劇作家 鴻上尚史
https://twitter.com/KOKAMIShoji/status/1208426689174228992
《「山ロ(ヤマロ)沙織~オシリちゃんシリーズ(計5作品)」の風刺画はフィクションであり、実際の人物や団体とは関係がありません。故に今回の地裁判決により作品を削除する意向は、当方にはございません。》(漫画家 はすみとしこ)
https://twitter.com/hasumi29430098/status/1207524066124427264
《前にある評論家が番組の打ち上げで伊藤詩織さんニューヨークで娼婦やってたんですよ、あれレイプされたって言ってますけど仕事が欲しくて自分から近づいたんですよと言ってた。しかし判決がでてからそいつは手のひらを返した。おれはゾッとしたなにが怖いってこいつはなぜ嘘をいいふらしたんだってこと》(漫才 村本大輔
https://twitter.com/WRHMURAMOTO/status/1208385392153509894
《私も山口さんをこれまで擁護してきたことについて責任があるので、アベプラ出演前にコメントしておきます。結論から申し上げて、この判決を受けて山口さんを擁護するのは難しいと思いました。》(経済評論家 上念司)
https://twitter.com/smith796000/status/1207224571272712194
次に掲げるのは百田尚樹のツイートの一部である。
《「おめでとう」と言うのは支援者ということ。少なくとも客観的な第三者ではない。
こういう事案は双方に言い分があり、真実は神のみぞ知る。親戚や特別の友人でもない限り、片方の主張だけを信じるのは難しい。
しかしこの事件に関しては、片方だけの言い分を信じる人たちが双方に出ましたね》
《裁判前に、山口氏の文章(月刊hanada)も伊藤氏の本(ブラックボックス)も読んだが、どちらの言い分にも、もっともらしいことと腑に落ちないことがあり、どちらかを全面的に信頼するのは危険と見た。
ただ私の中では、何となく真実はこうだろうなと思うところはあるが、これは公に言うことではない。》
《合意のないセックスの賠償金が330万円か。それが高いか安いか妥当かはわからん
けど、合意ないセックスはあかん以前に、全然楽しくないやろと思うんやが…。》
《男と女の密室での事件、何があったかは第三者である私たちには知る由がない。
裁判が必ずしも真実を明らかにするものではないが、私たちはそれをひとつの目安とするしかない。この事件に関して私の見解を述べる気はない。
ただ個人的意見を一言だけ言わせてもらえば、「下品な事件」!》
《「山口・伊藤」裁判は、山口氏と伊藤氏の双方に、様々な有名人が擁護や支援についた。
皆、それぞれの正義感で動いているんだろうが、親戚でもないのに立派なこと。
私は関ヶ原の戦いを弁当食いながら見物していた近所の百姓みたいなもん。》
《「山口・伊藤」裁判の一審判決について、一言だけ感想を書く。
ゴムしてたら、あるいは別の判決が出た可能性もあるのでは……知らんけど》
《私は強姦があったかどうかなんて一言も言ったことがない。
でも以前にこうツイートした。
山口さんは三つのミスを犯した。①仕事を頼みに来た女性と飲みに行った②泥酔した女性をホテルの自分の部屋に入れた③その女性とセックスした
もちろんこれは犯罪じゃない。強姦があったかどうかなんて知らん。》(小説家 百田尚樹
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207654522765463554
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207670206962819072
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207161652572897281
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207166514295521280
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207215460778790912
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207226526640402432
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1207295301138010112
武田砂鉄がひと言「ただひたすら下劣だ。」とツイートしていた。
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1207265799146065921
「月刊Hanada」2月号は安倍晋三小川榮太郎、山口敬之という三本柱を揃えている。さすが…というべきだろうか。
https://twitter.com/HANADA_asuka/status/1207938351866634240

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5)【深夜の誌人語録】

遠心力を利用する習慣を身につけたい。