【文徒】2020年(令和2)1月6日(第8巻1号・通巻1658号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】鈴木エイトが講談社「現代ビジネス」のコピペ記事に激怒
2)【記事】広河隆一の「性暴力」に関するデイズジャパン検証委員会の報告書が公表された!
3)【記事】セブン&アイが出版から撤退?!
4)【記事】NHK北朝鮮ミサイル落下」の大誤報
5)【記事】最近書店閉店事情 長野「朝陽館荻原書店」が12月31日をもって閉店
6)【記事】ネットフリックスが日本脱出ゴーンと独占契約の衝撃!
7)【本日の一行情報】
8)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】鈴木エイトが講談社「現代ビジネス」のコピペ記事に激怒

「やや日刊カルト新聞社」の藤倉善郎が「現代ビジネス」と「特権キャリア警察官 日本を支配する600人の野望」(講談社)の時任兼作に向けて1月2日にこうツイートした。
《よう、コピペ盗用野郎ども。お前らのこと記事にしたぜ。》
https://twitter.com/daily_cult4/status/1212671367469887488
「ハーバー・ビジネス・オンライン」は1月2日付で藤倉善郎による「現代ビジネス編集部掲載記事に本サイト記事コピペの疑い。編集部と著者・鈴木エイトの抗議に『盗用』は否定も記事を訂正の怪」を公開している。また講談社がしでかしてしまったようだ。
《11月12日に講談社が運営するウェブサイト『現代ビジネス』が掲載した記事の中に、扶桑社が運営する本誌『ハーバー・ビジネス・オンライン』(HBOL)でジャーナリスト・鈴木エイト氏が執筆した記事中の文章をコピペしたと思しき文章が複数あった。執筆者は時任兼作氏。『現代ビジネス』と時任氏は記事掲載直後に鈴木氏から指摘を受けてもなお、問題箇所を訂正しないまま約1カ月間、掲載し続けた。
HBO編集部と鈴木氏が内容証明郵便で「盗用」「著作権侵害」と指摘し改善と経緯の調査等を求めたところ、『現代ビジネス』は12月18日に記事中の文章を訂正。しかし「盗用」「著作権侵害」とは認めず、「鈴木氏に不快の念を抱かせた」ことのみ謝罪する回答書をHBOに送付した。時任氏本人からの謝罪はなかったという。
漫画などの自社作品を守る場面では著作権を声高に口にし、たとえ「引用」の要件を満たしていても使用料を請求する講談社だが、自らが加害者になった場面ではまともな対応をとらない。とんだダブル・スタンダードだ。》
https://hbol.jp/210060
問題となったのは「現代ビジネス」が11月12日付で公開した「菅原一秀河井克行『スピード辞任』疑惑まみれ人材が出世できたワケ 菅官房長官への忠誠、そして…」である。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68370
もっとも、現在、こうして読めるこの記事は既に「修正」が施されている。11月12日付で公開された段階では、鈴木エイトが「ハーバー・ビジネス・オンライン」に2019年9月19日付で発表した「統一教会と関係の深い議員が多数入閣。その一人、菅原一秀経産相抜擢に見る、『菅政権』への布石」からの「盗用」、あるいは「コピペ」があったのではないかというわけである。鈴木エイトは11月12日にツイッターに次のように投稿した。
《#時任兼作 氏による記事。また私が調べて #ハーバービジネスオンライン や #やや日刊カルト新聞 で記事にした内容を出典明記せずに書いている。》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194121630663897090
鈴木エイトは、こうもツイートしている。
《私がハーバービジネスオンラインの連載記事で「星陵会館」を「広陵会館」と誤記したところもそのままコピペ。》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194161687756062721
鈴木エイトの「誤記」も「現代ビジネス」は「誤記」のままであったとは!少なくとも現代ビジネスが鈴木の文章を出典を明記することなく「コピペ」していたことは間違いあるまい。著作権法的現実はいざ知らず、世間の常識からすれば、これは「盗用」と言っても間違いあるまい。鈴木エイトからすれば「現代ビジネス」の著者の時任兼作は「初犯」ではないようだ。
《時任兼作氏は以前新潮45で、私が調べた情報が原稿の半分を占める記事をやはり出典明記なしで掲載。それ以外の主要テーマ部分は時任氏の独自取材。私がその内容をHBOの連載記事ややや日刊カルト新聞で言及した際は、ちゃんと出典明記してるのだが。》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194163063127044101
「ハーバー・ビジネス・オンライン」は11月12日にツイッターで「現代ビジネス」にこう注意を促している。
《鈴木エイト氏(@cult_and_fraud)から9月19日に配信した菅原元経産相に関する記事に「星陵会館」を「広陵会館」と誤記したと連絡があり修正しましたので修正致しました。》
《なので、現代ビジネスさん(@gendai_biz)の、時任兼作さん(@bKjbYT7KCjYCFXk
)による11月12日配信の記事も偶然にも同じ誤記があったので、現代ビジネスさん、修正されたほうがよいと思います》
https://twitter.com/hboljp/status/1194162067160199168
https://twitter.com/hboljp/status/1194162446178500608
「ハーバー・ビジネス・オンライン」は何が問題なのかを11月12日の段階でツイッターに公開している。
《鈴木エイトさんが撮影した修正前の当サイトのキャプチャと、現代ビジネスさんのキャプになります。》
https://twitter.com/hboljp/status/1194162928221425664
同日、鈴木エイトは「現代ビジネス」の記事を書いた時任兼作にリプライしている。
《私が調べて「ハーバービジネスオンライン」や「やや日刊カルト新聞」に書いた内容が、出典が明記されないまま掲載されてますが?誤記部分もそのままコピペされてます。》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194167856222486528
これに時任兼作は素早く反応している。
《すみません。
リンクを張り忘れていたようで、いま訂正中とのことです。
今後、気を付けます。》
https://twitter.com/bKjbYT7KCjYCFXk/status/1194171722947104769
鈴木は、こう応じている。
《そうなんですね。承知しました。
こちらこそ挑発的なツイートで失礼しました。
是非今度、どこかのタイミングで会って情報交換等させていただけるとありがたいです。》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194181606660984832
しかし、「コピペ」は一か所だけではなかったようだ。鈴木の怒りが爆発する。11月13日に次のようにツイッターに連続投稿している。
《現代ビジネス(@gendai_biz)時任兼作(@bKjbYT7KCjYCFXk)“執筆”記事。
出典不明記とコピペ指摘への追記箇所、3ページの赤アンダーライン部分が私の独自取材ネタ。でもこれだと青ラインだけが参考分となっている。「指摘されたからリンク貼りました」的な姑息さがミエミエ》
《現代ビジネス(@gendai_biz)時任兼作(@bKjbYT7KCjYCFXk)“執筆”記事
2ページ目の菅原のSNS引用も私の別の記事がコピペされ全体的にパクられている。昨日は「リンク貼り忘れ」との弁明に一旦は矛を収めたけど取り消す》
《現代ビジネス(@gendai_biz)の時任兼作(@bKjbYT7KCjYCFXk)“執筆”記事
参院選武見敬三演説会でのくだりも完全にコピペ。
昨日「参考にしました」と「追記」してるが「参考」じゃなくて明らかな盗用。著作権侵害。プロのやる仕事じゃない。講談社と時任に正式な謝罪と是正を要求する!恥を知れ!》
《盗用&コピペ 1・3・5段目、私(鈴木エイト)が #ハーバービジネスオンライン に執筆書いた文章
2・4・6段目、時任兼作(@bKjbYT7KCjYCFXk)が #講談社 現代ビジネス(@gendai_biz
)に書いた文章。アンダーラインがコピペ箇所
もはや舐められてるとしか思えない
ふ ざ け る な !》
《#講談社 現代ビジネス(@gendai_biz)にコピペ&盗用満載の記事を書いた時任兼作(
@bKjbYT7KCjYCFXk)さん。
昨日、私をフォローバックしていた筈だが本日の私の怒りツイートを見てフォローを外したようだ。まさかこのまま逃げるつもりか? 「熱りが冷めるまで雲隠れ」は #菅原一秀 だけで充分だ》
《他人の記事からコピペ盗用して
#講談社 #現代ビジネス(@gendai_biz)に原稿を書いた時任兼作(@bKjbYT7KCjYCFXk)さん。
もうペンネームを「時々盗作」とか「時折盗作」とか、いっそのこと「時庭盗作」に変えたほうがいいよ
で、そんな記事を載せた現代ビジネスさん含めどう落とし前をつけるの?》
《私がハーバービジネスオンラインに書いた記事をコピペ盗用し #現代ビジネス に寄稿した時任兼作による剽窃事件。
今週、HBO編集部は私と連名で講談社に対し是正等を求める通告書を内容証明で送りました。誠意ある対応と時任の追放(BAN)を望みます》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194509236744552450
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194509923381460992
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194511971351007232
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194540886308179968
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194555799206449153
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1194797555692949504
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1202445873218670592
藤倉善郎は11月13日に講談社の対応について、こうツイートしている。
《#現代ビジネス 側が記事にエイトさんの記事を参考にしたよって追記してるけど、盗用部分は削除も修正もせず維持している。しかも複数箇所。盗用を放置して追記で誤魔化す対応で、編集部は時任による著作権侵害(犯罪)に積極的に加担した。もはや「知らずに載せただけ」ではなくなった》
https://twitter.com/daily_cult4/status/1194521125482422272
藤倉は、こうもツイートしている。
《時任兼作のパクリ記事の問題。時任は「リンク貼り忘れ」という言い訳をして謝罪してるけど、リンク云々関係なく鈴木エイト氏の記事のコピペだったってこと。おたくが使ってる書き手、こういう人なわけですよ。 #現代ビジネス さん、再発防止を。》
https://twitter.com/daily_cult4/status/1194479318388203520
藤倉も怒っている。
《現代ビジネス、リンク付きで「参考にしました」と書いてあるよね。参考にした結果、元の文章と全く同じ文章になっているんだから、それは「ここから文章を盗用しましたよ」という犯行声明以外の何物でもない。》
https://twitter.com/daily_cult4/status/1194563734582095872
鈴木エイトは11月15日にも連続ツイートを公開している。
《時任さん、あんたが安直にコピペして盗んだものを教えてやる。
調査で得た情報を直当てするために駅頭を行う菅原を追って何度も空振りの取材を続け、ようやく張り込んで捉まえ直当て取材、無視され惚ける相手からなんとか言質を取り、疎んじがられながら疑惑を追及してきた。》
《私と藤倉氏は菅原事務所から虚偽110番通報、取材先で警察を呼ばれ、虚偽刑事告訴で被疑者になり書類送検までされた。
私が書いた時、菅原は現役の閣僚、国務大臣であり、次期総理大臣に最も近いとされる菅官房長官の懐刀と目されていた。権力の中枢にいたと言ってもいい。》
《あんたのように経産相辞任後の菅原が地に落ちてから叩いたわけではない。また菅原を追う過程では、不審な人物たちが自宅周辺をうろつき、家人をカメラで隠し撮りされた。それでも続けてきた取材だ。
そうして書いた記事をあんたは安易に盗んだ。物書きとして恥ずかしくないのか》
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1195227924820967425
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1195228697814454273
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1195229712320061441
前掲、1月2日付「ハーバー・ビジネス・オンライン」の藤倉の記事」には、「現代ビジネス」の代泰征編集長名で送られて来た次のような「回答書」が公開されている。
《今回の件が著作権侵害に当たるという貴社御主張に対しては、貴社記事と弊社記事とでは、表現として創作性が認められるような点で共通しているものではなく、著作権侵害には当たり得ないと考えております。
しかし、法的に観点を離れてみた場合、時任氏は弊社記事を執筆するに際し、貴社記事を参考にしていましたが、弊サイトに記事を掲載するに当たっては貴社記事を参考にした箇所や出典を明記しておりませんでした。編集部においても、書簡で指摘されている3つの箇所が貴社記事を参考にして記述されたものであることを知らず、確認も徹底できておりませんでした。その結果、出典の明記など、他者の記事を参考にさせていただいた場合にとるべき配慮を書いていたことは否めません。
これにより、貴編集部ならびに鈴木氏に不快の念を抱かせたことについては編集部として率直にお詫び申し上げます。
今回貴社より通知書をいただいたことを重く見て、該当記事に関してはすでに訂正の措置をとっております。また、今後同様のことが再発しないよう、時任氏に対して改めて注意点を申し伝えるとともに、編集部におきましても一層の注意を払ってまいります。》
「ハーバー・ビジネス・オンライン」の編集部および鈴木エイトに不快な思いをさせたことには詫びているが、まず最初に書かれているのは著作権侵害には当たり得ないと考えているということだ。まず、不快な思いをさせたことを詫びるのが世間の常識ではないかと私などは考えているのだが、そうした「世間の常識」よりも「法律的現実」を講談社は優先させているのだ。それだけ「読者」と乖離した場所で仕事をしているということなのだろう。

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2)【記事】広河隆一の「性暴力」に関するデイズジャパン検証委員会の報告書が公表された!

朝日新聞経済部記者の牧内昇平が呟いている。
《#デイズジャパン #広河隆一 氏による性暴力の検証報告書が公表された。あまりに酷い行為。報告書は100ページを超え、事実調査だけでなく、背景などにも言及している。時間はかかったが、検証委のメンバー3人に敬意を表したい。》
https://twitter.com/makiuchi_shohei/status/1210494320349872129
BuzzFeed News」は12月27日付で「広河隆一氏の性暴力は『肩書を濫用し悪質』デイズ検証委員会が報告書」、「『広河さんは結局わかってない』検証報告書を読んだ、セクハラ被害女性の思い」を公開している。ともに小林明子が書いている。
《検証委員会は、2004年から2017年にかけて、性交の強要や裸の写真撮影など17件の被害があったことを把握したとし、「いずれも被害者の合意はなく、意に反する性暴力にほかならない」と結論づけた。》
《検証報告書によると、検証委員会が把握した性暴力やセクシュアルハラスメントの被害は、2004年から2017年にかけて17件。
性交の強要3件、性的身体接触2件、裸の写真の撮影4件、言葉によるセクシュアルハラスメント7件、環境型セクシュアルハラスメント1件ーーとなっている。
被害を訴えた人と広河氏の双方からヒアリングしたうえで、このように結論づけた。》
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/dayshoukokusyo1
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/dayshoukokusho2
「弁護士ドットコムニュース」は12月27日付で「デイズジャパン広河氏のセクハラ検証結果を公表 性交強要や裸写真の撮影実態など」を公開している。
《…デイズジャパンのような社会正義実現のための大きな権力に向けた戦いにおいては、内部では上意下達のピラミッド型になりやすく、「小さな権力」の濫用が過小評価されがちになり、足元のチェックが不十分なものになるという。さらに、「大きな権力に対峙している弱者側」という自意識が強いと、他者への強者性の自覚が乏しくなることを指摘している。》
https://www.bengo4.com/c_18/n_10594/
株式会社デイズジャパンは12月27日付で「デイズジャパン検証委員会の報告書を受けて」を発表している。
《デイズジャパン検証委員会から、2019年12月26日付報告書(以下、「検証報告書」といいます。)の提出を受けました。検証報告書の中では、広河隆一氏(以下、「広河氏」といいます。)による深刻な性被害をはじめとする多数のセクシャルハラスメント及びパワーハラスメントの認定がなされています。
当社は、この検証報告書を非常に重く受け止めました。検証報告書に記載されているとおり、長年にわたって当社で代表取締役を務めた広河氏による行為については、当社の責任の重さを痛感しており、広河氏による行為の被害に遭われた方々に、深く謝罪いたします。
また、当社は、検証報告書にあるとおり「加害者としての自制と責任の履行を公にすることこそが、広河氏にできる、社会的意義ある最後の仕事」であると考えます。当社としては、広河氏に対し、「まずは自分が行ったことを直視し、独善的で自己中心的な弁明を公の場で行うことは控え、これ以上被害者らに恐怖と苦痛と不安感を与えるような言動は絶対にしないよう、行動を自重することを強く求める」との勧告を遵守するよう求めます。
検証報告書を受けて、当社として、被害に遭われた方々への相談窓口を設置いたします。広河氏の被害にあわれた方については、下記(問い合わせ先)にご連絡ください。被害にあわれた方については、プライバシーに配慮した上で、当社として誠実に対応してまいります。
最後に、改めて、被害に遭われた方々に深く謝罪いたします。》
https://daysjapan.net/2019/12/27/%e6%a4%9c%e8%a8%bc%e5%a0%b1%e5%91%8a%e6%9b%b8%e3%81%ae%e5%85%ac%e8%a1%a8%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
フォトジャーナリストの安田菜津紀ツイッターで次のように指摘している。
広河隆一氏による性暴力、ハラスメントについて、検証委員会が結果。性交の強要3人、性的身体接触2人、裸の写真の撮影4人、言葉によるセクシュアルハラスメント7人、環境型セクシュアルハラスメント1人。どうか被害に遭った女性たちが少しでも救われる動きにつながるように。》
《検証結果を待たずして、広河氏の設立した財団に積極関与した写真家さんたちの存在を、写真に関わる一人としてとても残念に思っています。また、写真に関わる団体などから、再発防止に向けての声明や具体的な対策がほぼ出されていないことも懸念しています。(86ページ)》
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1210412801929437184
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1210412946553217024
広河隆一が設立した財団とは一般財団法人日本フォトジャーナリズム協会のことである。報告書も指摘しているように代表理事の内堀毅は日本写真家協会会員であり、評議員田沼武能は一般社団法人日本写真著作権協会会長である。「イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観」の飯山陽もツイッターでこう指摘している。
《仕事上の立場を利用し女性への性的虐待を慢性的に行ってきた人権侵害ジャーナリスト広河隆一の設立した新財団の理事の中に、中東研究者の黒木英充・東京外大教授、新谷英治・関西大学教授の名がある。女性の人権を蹂躙する人間の金稼ぎの片棒を担ぐことに躊躇はないようだ。》
https://twitter.com/IiyamaAkari/status/1210556293410258944
飯山は、こうもツイートしている。
《女性への恒常的な性的搾取が明らかとなった広河隆一は、日本中東学会会員であり学会で基調講演をするなどイデオローグ的役割を果たしてきた。なお同学会の道義的・学問的問題を目の当たりにした私は早々に離脱したため、会員ではない。》
https://twitter.com/IiyamaAkari/status/1210769999150759937
毎日新聞編集委員の大治朋子が呟いている。
《「リベラル」「人権派」を自認する人にも、セクハラや不倫が多い、と個人的には感じてきたので、妙に納得。パレスチナ人の人権、とか語ってほしくない、そういうことやる人に。》
https://twitter.com/TomokoOHJI/status/1210558258483646464
軍事フォトジャーナリスト菊池雅之のツイート。
《お!変態老害ジャーナリストの広河隆一の罪状が明らかになったか。すごいな、想像以上の悪質さ…》
https://twitter.com/kimatype75/status/1210494888329936897
毎日新聞論説委員の下川正晴がフェイスブックで次のように書いている。
《『男はつらいよ」』第50作を、昨夜見たのは報告した。強い違和感が残ったのは、映画で使用された難民の写真が広河隆一氏の作品であることだ。山田洋次監督はかねて広河氏と交流があり、彼の活動を支援してきた。広河の異常な性関係の強要が明らかになっている現在、山田監督があえて広河の写真を使った理由が不明だ。
誰もこの疑問を提示していないようなので、書いておきます。》
https://www.facebook.com/shimokawa502/posts/2624102250998839
毎日新聞記者の松岡大地は大学時代に「デイズジャパン」の写真展にかかわったことがあるという。そのときに違和感を感じたそうだ。
《実は大学の頃、デイズジャパンの写真展に携わったことがあった。いわゆる、お手伝い。手伝いをしている方々が、ものすごい広河氏を盲目的に尊敬していて、正直違和感があり、あまり携わらなくなった。》
《その頃、社員の方からも、広河氏がいきなり機嫌が悪くなることを聞いた。うっすら聞いていただけに、今回のこの問題は、「やっぱりそうなんだ」という感覚だった。》
《問題は、物事は人を権威として見ると、悪いものが見えなくなってしまうことなのかと思う。誰もが、「これおかしい」と思うことはあるが、見えなくなる時はあると思う。自分の権威につけこみ、女性に性暴力をした広河氏の行動に弁解の余地はないですね。》
https://twitter.com/SX8mbQU57DED8ua/status/1211219899617402882
https://twitter.com/SX8mbQU57DED8ua/status/1211220359325704192
https://twitter.com/SX8mbQU57DED8ua/status/1211221496707731457

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3)【記事】セブン&アイが出版から撤退?!

スポーツ報知は12月28日付で「セブン&アイ、出版事業から撤退…「五星三心占い」人気も出版不況受け21年清算」を掲載している。セブン&アイ・ホールディングスが「saita」を擁するセブン&アイ出版の事業に幕を下ろすというのだ。
《同社は1995年に設立され、年間の売り上げは毎年20億円程度で推移していた。だが、ここ数年は毎年数億円の赤字を計上。書籍部門は好調だったが、雑誌部門は伸び悩むなど出版不況の影響も受け、2021年春をメドに会社を清算する方針を決めた。》
https://hochi.news/articles/20191227-OHT1T50265.html
このスポーツ報知の記事を「YAHOO!ニュース」が取り上げたところ、コメント欄が荒れに荒れてしまった。というよりも、内部告発と思しき書き込みが殺到したのである。「経済学という教養」(ちくま文庫)の稲葉振一郎がひと言「コメント欄地獄」と呟いているくらいだ。
https://twitter.com/shinichiroinaba/status/1211131902901575680
どんな内容かといえば、「saita」購入のノルマに係わる「恨み節」が圧倒的に多いようだ。
《saita…トーハン出身の鈴木敏史元会長のゴリ押しで社員による自爆営業と無断発注という、セブンを象徴する雑誌。記事では「主婦に人気」とあるが実際のコア客層は社員。
ここまでセブンが叩かれていながら鈴木敏史を叩くマスコミがいないのはなぜ?上を恐れて真実を暴かないならマスコミの存在意義はなし》
《saitaはセブンの体質そのものだった。社員にノルマが課され中には100冊以上買わされそのまま川に捨てていたofcもいた。最近のおでん事件をみて体質は変わっていないんだなと思った。まだあったとはビックリした。》
《当時のOFCに聞いた話。
毎月saitaを100冊も買って、その人の奥さんがぶちギレて、うちの旦那は本屋ではありません!と本部に手紙を書いていた。
北の将軍様が売れというから、切なくて自分で買った人が多くいた。
この会社、昭和どころか、日本じゃないから。》
《サイタに関しては、OFCのほとんどは、恨みしかないでしょう。私は、決して自腹で買いませんでしたが、ほとんどのOFCは、何十冊、何百冊と買わされていました。その差は、上司次第でした。これは、本当のことです。セブンの単品管理の一部の売り上げは、人柱に支えられて作られた数字です。たしかに、鈴木会長は、小売業の神様だと今でも思っています。しかし、裸の王様の部分もあり、他の役員、マネジャーたちが、でっち上げた数字を鵜呑みにしていた部分もあるのです。
今になって、セブンが叩かれていますが、事はもっと大きかったのです。自殺者は、社員のみならず、オーナーたちの中にもいます。社員は、上司からのパワハラ、オーナーは、本部からのパワハラ。キリがありません。それだけ、フランチャイズというものは、難しかったのです。フランチャイズの綻びが、今、明かされているのです。永松社長も、尻拭いが大変だと思います。》
《鈴木氏がTOPだった時に、息子が出版事業に入り、元LEONの編集者を入れ流行りの雑誌を作ったり、海外の音楽誌、ローリング・ストーン誌をライセンスで発行したりと好き勝手にやっていたツケが今、という感じでしょうか。。》
《saitaか…創刊当時セブンでバイトしてたけどゴリ押しがすさまじかった記憶がある。普通の雑誌と違って粗利は高く設定されてるけど買い取りなんで返本できないってオーナーがぼやいてた。当時は無知な学生バイトだったんでピンときてなかったけど今思えばセブンのオーナー搾取体質を体現してたんだな。》
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191228-12270265-sph-soci&s=lost_points&o=desc&t=t&p=1

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4)【記事】NHK北朝鮮ミサイル落下」の大誤報

「ふたつの日本『移民国家』の建前と現実」の望月優大の反応は早かった。12月27日午前0時56分にこうツイートしている。
NHKが「北朝鮮のミサイルが落下」との速報後(00:22)すぐに「誤報でした」と速報打ち直し(00:45)。何があった?》
https://twitter.com/hirokim21/status/1210227809018245120
産経新聞が12月27日付で「NHK、北ミサイル落下と誤報 訓練用の文章」を掲載している。
《NHKが27日午前0時22分ごろ、公式ニュースサイトなどで「北朝鮮のミサイル 海に落下と推定 北海道襟裳岬の東約2000キロ」と誤って速報した。》
https://www.sankei.com/etc/news/191227/etc1912270001-n1.html
BuzzFeed News」は12月27日付で「NHKが2度目の『北朝鮮ミサイル』誤報。原因は『ボタンの押し間違え』」を発表している。
NHKは2018年1月16日にも「北朝鮮ミサイル発射の模様」という誤報をアプリやサイト上で出している。当時は「速報をネットに配信しようとした際に、緊急対応用に準備していたJアラートの速報の文面を誤って選択してしまい、それに気づかないまま配信し」たことが原因だった。》
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/nhk-jalert3
「押し間違え」で戦争が始まったら、どうするつもりなのだろうか。平和ボケでは済まされまい。政治評論家の加藤清隆がツイートしている。
NHKが27日未明、「北朝鮮がミサイルを発射」との誤報を流し、20分後に取り消したが、米国の専門家は「このような偽アラームが戦争を引き起こしかねない」と厳しく批判。仮にトランプ大統領がゴルフ中にこのアラームを見て、誰も間違いと証明できなければ、核ミサイルを発射できると指摘している。》
https://twitter.com/jda1BekUDve1ccx/status/1210374527055622144
韓国の中央日報は12月27日付で「『北朝鮮ミサイル誤報』のNHKに…米専門家『誤報で戦争が起きる』批判」を掲載している。
《米国のシンクタンク国益研究センター(CNI)」のハリー・カジアニス韓国担当局長はこの日、ツイッターを通じて「北朝鮮ミサイル発射に対する情報がどれほど具体的だったのか奇怪な点」としながら「北朝鮮のミサイル発射に関連して途方もないデマがある」と厳しく指摘した。》
《ミドルベリー国際問題研究所(NIIS)のジェフリー・ルイス教授は誤報訂正直後、直ちにツイッターに「メディアが作った間違ったアラームがあった」と書いた。米国科学者連盟(FAS)のアンキット・パンダ上級研究員も誤報訂正直後、「滅びる偽アラーム。先のツイートを削除する」と書いた。》
https://japanese.joins.com/JArticle/260948
毎日新聞は12月30日付で「NHK北朝鮮ミサイル誤報で報道局長ら懲戒処分 訓練用を誤って配信」を掲載している。
NHKは30日、インターネットの同局公式ニュースサイトに「北朝鮮のミサイル 海に落下と推定」と誤報を流した問題で、同日付で報道局長や編集主幹2人、「おはよう日本」部チーフプロデューサーら計6人をけん責の懲戒処分とした。》
https://mainichi.jp/articles/20191230/k00/00m/040/429000c

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5)【記事】最近書店閉店事情 長野「朝陽館荻原書店」が12月31日をもって閉店

毎日新聞は12月31日付で「『街の本屋さん』150年に幕 長野「朝陽館荻原書店」/長野」を掲載している。
善光寺表参道(中央通り)に明治の初めに開業した「朝陽館荻原書店」(長野市新田町)が31日、閉店する。150年近い歴史に幕を下ろす5代目の荻原英司さん(76)は「長い間ありがとうございます。最後もどんな本があるのかなと見ていってほしい」と静かに語った。》
https://mainichi.jp/articles/20191231/ddl/k20/020/064000c
店主の荻原磯右衛門がツイートしている。
《朝陽館荻原書店は本日をもちまして閉店いたしました。
長い間ご利用いただき、心より御礼お申し上げます。
皆さまに励まされ、エールをいただき、そして惜しんでいただき、私たちは幸福のうちに最後を迎えることができました。
さて、もう少しで新年です。皆さまよいお年をお迎えください。》
https://twitter.com/chouyoukan/status/1212016754525757440
長野郷土史研究会青年部長の小川竜太郎の愛情に満ちた連続ツイート。
《故郷(ふるさと)を作詞した高野辰之は、長野県永江村出身。17歳の誕生日直前に、長野県尋常師範学校(いまの信州大学教育学部)に入学。21歳で卒業するまで4年間、長野の町で、寮生活を送りました。16歳にしてやってきた明治の長野の町。高野辰之が卒業した3月の翌月、長野町は長野市となりました。》
《明治から続いてきて、今日31日に閉店した、朝陽館荻原書店。もちろん、高野辰之がここ長野の町で過ごしていた時も、すでにあったのです!》
《長野県尋常師範学校で、高野辰之の1年後輩には、島木赤彦、太田水穂らがいました。後に活躍する多くの文化人が、長野市誕生前後の長野の町で暮らし、学んでいます。》
《たくさんの最後に立ち会った2019年でした。いや、しかし思うのです。最後にきちんと立ち会うことで、自分は何かを受け継いでいける気がする。失って気づく、かけがえのなさ。未練はもちろんあります。でも見届け、自分なりに生かしていきたい。》
《12月31日で閉店した長野市新田町の朝陽館荻原書店。昔は、出版もしていました。たとえば、明治45年(初版は明治33年)、朝陽館書店が出版した『善光寺案内』は、国立国会図書館に所蔵され、ネット公開されています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/765170
この他『一茶日記抄』『信濃の花』など計6冊がネット公開!》
《長野郷土史研究会がやることを先に明治に始めていたのは朝陽館荻原書店でもあったのか...と気がつかされ、長野の文化への功績に感謝します。》
《朝陽館荻原書店さんは、今の若い方が6代目でしたが、江戸時代からすると16代目とのこと。(実は私も、江戸時代初めにご先祖がこの善光寺の門前に来て、私で15代目と聞いています。江戸時代にご先祖どうし、近所で交流もあったかと想像します。)》
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212021634044792833
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212022980219265025
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212025358179917824
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212030082178531328
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212125870984294400
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212129686735581184
https://twitter.com/naganokoryu/status/1212134376110034944
ブログ「小林玲子の善光寺表参道日記」は11月1日付でエントリしている「今年末に幕を下ろす善光寺表参道の『朝陽館 荻原書店』」は書いている。
《荻原書店は本を売るだけではなく、「朝陽館」の名前で本の発行もしていました。
明治45年の御開帳に合わせて、善光寺関連の本を出版しています。
信濃の花:植物美観」明治36年(田中貢一著)
「農事百話」明治37年(小林俊治郎著)
「植物営養ト稲作」明治37年12月(小林俊治郎著)
善光寺案内」明治45年4月再版(村松今朝太郎)
善光寺如来伝来略記」明治45年(禰津宗範編)
「一茶日記抄」大正10年(小林一茶、小池直太朗編)
「稲作百話」大正13年(小林俊治郎著)》
http://blog.livedoor.jp/naganoetokino1/archives/1995390.html
荻窪にある小さな出版社である雷鳥社がツイートしている。
《12月31日に閉店する朝陽館荻原書店さんへごあいさつに長野へ。善光寺表参道にある約150年続く本屋さんです。「言葉にできない」のコーナーには『街灯りとしての本屋』が。その奥の「本を贈る」のコーナーには『石の辞典』と『BIRTHIDAY BOOK』を置いてくださっていました!ありがとうございます。》
https://twitter.com/raichosha/status/1210168178212368384
朝陽館荻原書店12月24日まで「とびだす絵本展」を催していた。ブログ「小林玲子の善光寺表参道日記」は12月22日付で「年末幕をおろす荻原書店 24日まで『とびだす絵本展』」をエントリしている。
《同店では12月24日(火)まで「とびだす絵本展」を開催中。今年で10回目となる同展は、閉店となるため今年で終了となります。
絵本展は、同店の奥にある「朝陽館ギャラリー」で開いています。
入れ替わり立ち替わり、お客さんが訪れて、熱心に本を開いていました。
閉店を惜しむ声が、たくさん聞かれました。》
http://blog.livedoor.jp/naganoetokino1/archives/1996586.html
六代目に当たる荻原陽子は「ナガラボ」で2018年8月には次のように語っていた。
《「150年って大手出版社の歴史より古いんですよ。うち、昔は版木を入手して本を作ることもやっていたんです。新しい情報がすぐに入ってこない時代、長野という農村地帯に知識や教養、文化を伝えることの必要性に着目し、それを脈々と伝え続けてきたことはすごいことだし、ずっと情報を発信し続けるってことは大事なことだと思います。そういった朝陽館の精神はこれからも伝え続けたいですね」》
《「どんどん人が減ってきてしまって、閉店する書店さんも何軒かでてきたんです。そういうのを目の当たりにして、ふと『うちどうなっちゃうんだろう?』って思って。それと同時に『本屋のないまちにはしたくない』って思ったんです。そこからですかね、お店を継ぐことを考え始めたのは」》
https://nagano-citypromotion.com/nagalab/people/people8810/
そう語ってから二年も経たずに閉店に至ってしまったわけである。いずれにせよ、沢山の読者に惜しまれての閉店である。
《長野に着いて、今日で閉店してしまう「朝陽館 荻原書店」へ。
幾つか本などを買い、伝えたいことがあるのだけど、ありがとうございました、としか言えなかった。
他に何か言おうとすれば泣いてしまいそうだった。
よい本屋さんだった。ひと頃は展示も楽しみだった。》
https://twitter.com/mty_koba/status/1211926933950189568
双子のライオン堂もツイートしている。
《朝陽館荻原書店さんに行ってきました。
本屋としては、明治元年スタート。約百五十年の歴史。そして、今年その歴史を閉じることに。ご縁がありましたので、その歴史をいろいろ聞いてきました。百年続けるということがどういうことか。詳しくは、『しししし3』などでご紹介出来ればなと思っております。》
https://twitter.com/lionbookstore/status/1204418446017978369
ステキな書店がまたひとつ消えた。

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6)【記事】ネットフリックスが日本脱出ゴーンと独占契約の衝撃!

AFPBB News」は1月1日付で「ゴーン被告逃亡、国内メディアも一様に卑劣さ非難」を発表している。
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が保釈中に日本からレバノンへ国外逃亡したことを受け、普段は抑制のきいた日本のメディアも一様に卑劣と非難した。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3261838
小説家の深町秋生が1月1日に呟いていた。
《いやはや…入管はもちろんだけど、公安警察の外事とかも相当怒られそうな話。ネットフリックスでもNHKでもどこでもいいからドキュメンタリー作って。》
https://twitter.com/ash0966/status/1212253612623060992
深町の希望をネットフリックスが叶えるかもしれない。
1月3日付朝日新聞によれば「仏紙ルモンドは3日、ゴーン前会長が数カ月前、米動画配信最大手、ネットフリックスと独占契約を結んだと報じた」という。
https://www.asahi.com/articles/ASN136QRYN13UHBI01Q.html?ref=tw_asahi
これが、その「ルモンド」の記事だ。
https://www.lemonde.fr/idees/article/2020/01/03/la-fuite-en-avant-de-carlos-ghosn_6024663_3232.html
ホリエモンこと堀江貴文が呟いている。
《言わんこっちゃない、だな。日本は世界一遅れた人質司法の国だってプロパガンダされるな。まあ、事実だから仕方ないけどな。》
https://twitter.com/takapon_jp/status/1213237102453784576
朝日新聞の鮫島浩もツイートしている。
《ゴーンは米国で国外逃亡した犯罪人というより人権軽視で非民主的な野蛮国から自力脱出した英雄のようだ。そのシナリオはネットフリックスで全世界に拡散され日本のイメージはどんどん悪くなる。これほどの国益損失はない。誰が責任とるのか。総理?最高裁長官?検事総長?》
https://twitter.com/SamejimaH/status/1213247798801338368
これは小説家の阿川大樹のツイートだ。
《すごいね。
Youtube に意見を述べる動画を載せるなんてセコイのじゃないんだ。
世界に配信される有料コンテンツで何かしようとしている。
Netflix会員は世界で1.5億人以上いる。
日本の司法、きちんと反論できるだろうか。》
https://twitter.com/agawataiju/status/1213151969482723328
JX通信社代表取締役の米重克洋の気持ちはわかる。
《早く見たい。》
https://twitter.com/kyoneshige/status/1213112814090371073
ネットフリックスが1月1日付で掲出した新聞広告のヴィジュアルは新聞のテレビ欄をぶち破って、コピーは「Netflixでも行く?」であった。
https://twitter.com/kotobatoad/status/1212162642833334272
東京新聞は1月4日付で社説「ゴーン被告の逃亡 司法への挑発と忠告」を掲載している。
《既にオリンパス粉飾決算を告発した元外国人社長が「日本では公正な裁判を受けられない」と英紙タイムズに話している。
フランス紙レゼコーは、公判の長期化で夫人との接触禁止が解かれない見通しが「脱出作戦にゴーサインを出した」と報じた。ロイター通信も「家族と離れた保釈生活に苦しんでいた」と伝えた。
スパイ映画もどきの国外逃亡は、意外と日本の司法制度への厳しい忠告となる可能性があろう。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020010402000141.html

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7)【本日の一行情報】

◎さあ、未来の図鑑を作ってみよう。小学館の「図鑑NEOメーカー」が面白い。図鑑NEOのオリジナル表紙を作っちゃおう企画である。読売新聞の正月広告にも、これを使っている。
https://neogenerator2020.com/
https://twitter.com/ZUKAN_NEO_PR/status/1212285743298535425
「NEOみくじ」もあるでよ。私もやってみた。大吉、絶好調、願いは叶う、だった。
https://twitter.com/ZUKAN_NEO_PR/status/1212026283812474880
ヤングマガジンのスズキ」がやってくれた(笑)。
https://twitter.com/ym_suzuki/status/1212668603620679680

◎日販は12月19日付で「当社社員を装った『なりすましメール』にご注意ください」を発表した。
《当社の社員を装った「なりすましメール」が、不特定多数の方に配信される事象が発生しております。
差出人や署名の表記で、あたかも当社社員から送信されたものであるかのように装っていますが、
当社とは一切関係がありません。
ウイルス感染の恐れがありますので、不審なメールはただちに削除されますようお願いします。
※以下の行為を行わないでください。
・メール上のリンクやボタンをクリックする
・添付ファイルなどの解凍、実行
・不審なメールへの返信》
https://www.nippan.co.jp/info/20191219/

◎日販グループホールディングスの中間決算。日販グループが取り扱う雑誌、書籍の売上減少は止まらず、輸配送効率はより悪化しており、出版流通業界は依然として厳しい状況が続くなか、中間連結会計期間の売上高は前年同期比5.0%減の2,508億円で132億円の減収。売上原価は2,162億円、対前中間連結会計期間で132億円減少し、売上総利益は345億円(前年同期比0.1%減)、前中間連結会計期間を0.2億円下回る結果となった。
販売費及び一般管理費は335億円(前年同期比1.5%減)。以上の結果から、営業利益は10億円(前年同期比88.3%増)、経常利益は11億円(前年同期比73.6%増)。特別損益を加減した税金等調整前中間純利益は9億円、対前年0.5億円の減益、法人税等を加減した親会社株主に帰属する中間純利益は1億円、対前年2億円の減益となった。
https://toushi.kankei.me/d/S100HN1A

◎出版科学研究所によれば、2019年1~11月の紙の出版物の推定販売金額は前年同期比3.9%減となり、一年を通じての紙の出版物の推定販売金額は15年連続で前年実績を下回る約1兆2400億円台となるようだ。内訳は書籍が6800億円弱、雑誌は5600億円前後。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53781480V21C19A2X30000/

日本経済新聞は12月26日付で「出版不況続く 15年連続縮小 取次各社、収益改善に知恵」を掲載している。
《最大手の日販グループホールディングスは返品率の改善に向けた新しい取引制度を拡大する。6月からポプラ社と連携し、事前に返品率の目標を設定し、目標を達成した場合に報奨金で還元する新しい取引を始めた。現在はポプラ社との取り組みだが、返品率改善の効果があったとして他の出版社にも導入を呼びかける。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53862420W9A221C1TJ2000/

日本経済新聞は12月27日付で社説「偽ニュース対策は社会全体で」を掲載している。
《課題はこの問題への政府の関わり方である。報告書は官民でIT各社の対応状況などを検証する協議体の創設も提唱した。各社が自主的に取り組むべき行動規範を定めたEUを例に挙げ、事態が改善しなければ「行政からの一定の関与も視野に入れる」とする。
ただ言論の統制につながりかねない政府の直接介入は望ましくない。すでに新興国の間では、政府批判を封じるために偽ニュース規制を乱用する例も相次ぐ。開かれた民主主義国家として、日本にはこうした選択はあり得ない。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53923120X21C19A2SHF000/

学研ホールディングスの調査・研究機関である学研教育総合研究所は、全国の満4~6歳の幼児、小学1~6年の小学生とその保護者を対象に日常生活や学習に関するアンケート調査を行い、その結果を「幼児白書」「小学生白書」として公開した。「将来つきたい職業」の男子ランキングでは「YouTuber」が初めて1位となった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002566.000002535.html

◎「小説新潮」が創刊されたのは1947(昭和22)年9月のことだが、販売資料が残されている1956(昭和31)年以降、重版したことは一度たりともなかった。が、「NEWS」加藤シゲアキの新連載「オルタネート」を掲載した1月号は発売前から予約が殺到、ネット書店を中心に売切れ店が続出、発売から4日目となる24日(火)、異例の5,000部緊急重版を決めたという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000047877.html
ジャニーズ事務所女性誌の表紙ばかりではなく、文芸誌でも存在感を高めようとしている。少なくとも「週刊新潮」が加藤のスキャンダルを書き立てることは、これでなくなったということだ。

◎書店店頭で華麗なる夫婦共演が実現した。「週刊文春」2020年1月2日・9日合併号が「幽霊企業に“ポスター代”4千万円の怪 進次郎 政治資金で『不倫ホテル代』」を掲載すれば、「婦人画報」2020年2月号の表紙を滝川クリステルが飾っている。
https://www.youtube.com/watch?v=_GDjC1XqDm4
https://toretame.jp/tc_fg115.html
https://bunshun.jp/articles/-/22184

毎日新聞出版は、又吉直樹の長編小説「人間」の試し読み漫画を、同書の特設サイト( https://ningen-matayoshi.jp/ )で公開している。
https://www.atpress.ne.jp/news/202117
刷り過ぎにご注意を!

ビジネスパーソン向けに、ビジネスや経済、テクノロジーだけでなく、文化、歴史、哲学などのリベラルアーツまで幅広いジャンルから書籍を厳選し、そのハイライトを10分で読めるダイジェストにして配信する書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」(セレンディップ)を運営する情報工場は、トーハンと、業務提携及び資本提携も視野に入れた検討を開始することについて基本合意書を締結した。
https://joho-kojo.com/info/pr_20191225/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000012301.html

TBSラジオの特番「TBSラジオ週刊文春週刊新潮共同企画~おとうさんのためのニュース年録」が12月26日に放送された。『週刊文春』の新谷学編集局長と、『週刊新潮』の宮本太一編集長が別々の収録で登場した。
https://www.oricon.co.jp/news/2151930/full/

楽天が子会社で図書館向けの電子書籍を手掛ける米オーバードライブ・ホールディングスの全株式を米投資ファンドコールバーグ・クラビス・ロバーツ傘下の企業に売却するのは、12月25日付日経によれば携帯電話事業やネット通販の物流整備の投資増により、経営資源の集中と選択を進める必要があったからだそうだが…ということは楽天koboの売却もあり得るだろうか?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53778130V21C19A2TJC000/

朝日新聞デジタルが12月26日付で「『出版界はアイヒマンだらけ』業界取材の第一人者が憤る」を掲載した。
《「なんでこんな本棚になるの?」
約4年前、在日韓国人の女性はヘイト本が並ぶ書店の棚を見て、こうつぶやいた。
隣にいたのは、夫の尹良浩(ゆんやんほ)さん。出版社「太郎次郎社エディタス」の編集者であり、同じく在日韓国人。尹さんは出版業界の「特有の事情」を説明したが、妻は「私には関係ない」と納得せず、怒っていた。
尹さんは、この出版業界の内幕について一般の人に分かりやすく示してもらいたい、と永江さんに執筆を依頼した。》
https://www.asahi.com/articles/ASMDB5HW7MDBUCVL01G.html
豊崎由美のツイート。
《永江さんがこういう本を書かなければならなくなった現状を、書店だけでなく、出版社も、読者であるわたしもちゃんと考えないといけない。》
https://twitter.com/toyozakishatyou/status/1210050536092794882
「ぴあ」出身の盛田隆二のツイート。
永江朗さんの『私は本屋が好きでした』と過去形のタイトルが付けられた新著。韓国や中国への敵意をむき出しにしたヘイト本が書店に居並ぶ舞台裏を徹底取材し「出版界はアイヒマンだらけ」と憤る。ビジネス右翼への批判は取次不信も招くが、これは現政権の反映。まもなく終わる》
https://twitter.com/product1954/status/1210131476034904064
朝日新聞ニューヨーク支局長・鵜飼啓のツイート。
《本というのは誰かの人生を少しだけでも豊かなものにするためにあるのだと思う。出版業界の人たちもそんな思いを抱えて入ってくるのだろうけど…》
https://twitter.com/s_ukai/status/1210063207412502529

朝日新聞デジタルは12月25日付で「文大統領発言中の記者退出要請『外交非礼』 韓国報道」を掲載している。
《中国・成都で24日に行われた日韓首脳会談をめぐり韓国メディアが、会談冒頭で韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の発言中に、日本側が記者団の退出を求めたのは「外交非礼との指摘がある」と相次ぎ報道した。》
https://www.asahi.com/articles/ASMDT33J3MDTUHBI00G.html
中央日報は12月27日付で「文大統領の発言しているのに日本側『記者団、出て行ってほしい』大声…韓国側、外交欠礼に抗議」を掲載している。
《今月24日、韓日首脳会談で韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領の冒頭発言の途中に、日本側が取材陣を会場から退場させるなど、外交欠礼を犯したことに対し、韓国政府が日本に強い遺憾を表明した。》
https://japanese.joins.com/JArticle/260934?sectcode=A10&servcode=A00

朝日新聞デジタルは12月26日付で「中日新聞、1億円の所得隠し 名古屋国税が指摘」を掲載している。
中日新聞社名古屋市中区)は26日付朝刊で、名古屋国税局の税務調査を受け、今年3月までの4年間で約1億700万円の所得隠しを指摘されたことを明らかにした。申告漏れの総額は約1億4300万円で、追徴税額は重加算税などを含む約7200万円。同社はすでに修正申告し、納税したとしている。》
https://www.asahi.com/articles/ASMDV33HSMDVOIPE002.html
政治評論家の加藤清隆がツイッターに次のように投稿している。
中日新聞が販売経費をめぐり1億4000万円脱税と国税局が指摘。さあ、望月いそこさん、出番ですよ。いつもの調子で社長を難詰して下さい。それはそれこれはこれなんて言い訳は通用しませんよ。》
https://twitter.com/jda1BekUDve1ccx/status/1210363893714804736
中日新聞は2016年にも申告漏れが発覚し、「今後は適正な税務申告に努めたい」なんて殊勝なことを言っていたのだが、こうなると「申告漏れ」は中日新聞社の構造的問題と指摘されても仕方ないのではないか。

世界文化社から「藤森照信 現代住宅探訪記」が刊行された。
https://www.s-housing.jp/archives/184816
紀伊国屋書店新宿本店がツイッターで紹介している。
《【4階建築】\新入荷/『藤森照信現代住宅探訪記』著 藤森照信/世界文化社 藤森さんが選んで巡って語った名作住宅。A・レーモンドの軽井沢のスタジオや、岡さんの蟻鱒鳶ルなどなどなど一度は行きたい住宅ばかり。
この数ヶ月で5点は刊行している藤森さん。ものすごいペースです…。[棚番号B2]hn》
https://twitter.com/KinoShinjuku/status/1208287268483387392
必見必読!新潮新書「近代建築そもそも講義」(藤森照信大和ハウス工業総合技術研究所 著)もオススメだ。ただ、こちらは写真が少ない。二冊揃えて楽しもう。
https://bunshun.jp/articles/-/20818?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink

◎ananマンガ大賞は浜谷みお「やまとは恋のまほろば」に決まった。
https://natalie.mu/comic/news/360997
震撼すべきは「やまとは恋のまほろば」を連載しているのは「LINEマンガ」だということである。紙のコミックスの版元はLINE Digital Frontier。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001150.000001594.html

◎「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」が発表された。講談社がベスト30に4点も入れている。一方、岩波書店は、たったの一点しかランクインしていない。
https://www.kinokuniya.co.jp/c/company/pressrelease/20191226120052.html
「言語起源論の系譜」(講談社)という名著をものにしている互盛央の存在が講談社にとっては大きいはずだ。國分功一郎+互盛央「いつもそばには本があった。」(講談社選書メチエ)は、そのことを証明している。何しろ互盛央は丸山圭三郎の「ソシュールの思想」(岩波書店)を浪人時代に尾崎豊のライブ会場で読んでいたという強者である。互盛央は岩波書店に入社し、「思想」編集長をつとめていたという経歴を持つ、現在は講談社の社員である。

バカリズムが銀行勤めのOLのフリをして、書いていたブログを書籍化した「架空OL日記」(小学館文庫 全2巻)が映画化され2月28日(金)に公開されるが、何と主演も脚本もバカリズムだ。
https://thetv.jp/news/detail/217689/
でんぱ組.inc夢眠ねむバカリズムとの結婚を「note」でクリスマスイブに発表した。
https://note.com/yumemibooks/n/nea548ed55cda
国産プラットフォームとして「note」がどこまで成長するか見物である。

◎ザッパラスグループのcocoloniは、2019年11月28日(木)より、同社が運営するWEBメディア「占いTVニュース」(https://uranaitv.jp/) のコンテンツである「今日の運勢~12星座占いランキング~」をAmazon AlexaApple Podcastに対応させ、占いスキル「今日の運勢by占いTVニュース」として配信を開始している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000280.000005725.html

関川夏央は「週刊ポスト」1月3・10日号で加藤典洋の「大きな字で書くこと」(岩波書店)を書評しているが、その書評はこう結ばれている。
《二〇一九年は加藤典洋(七十一歳一ヵ月)と橋本治(七十歳十ヵ月)、信頼すべきふたりの文学者が相次いで没した年として記憶されるだろう。》
https://www.news-postseven.com/archives/20191226_1514176.html

◎「追悼、モンキー・パンチ。ある漫画家の、60 年間の軌跡」が双葉社から刊行された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000014531.html
1997年に「漫画アクション」でShusay名義による『ルパン三世』を連載したマンガ家の山本修生がツイートしている。
《「追悼、モンキー・パンチ。」の献本が届きました
自分が言うのもなんですが
いい本です
機会があれば是非みてください》
https://twitter.com/YShusay/status/1211141547401474049

朝日新聞デジタルは12月26日付で「海賊版が出回る前に…人気漫画、動画サイト先行で最新話」を掲載している。
海賊版対策のいたちごっこに終止符を打とうと、人気少女漫画「カードキャプターさくら」の最新話が26日から、雑誌発売よりも早く動画サイトで公式配信される。》
https://www.asahi.com/articles/ASMDT62ZXMDTUCVL02C.html

◎「週刊文春 ミステリーベスト10」が発表された。国内部門の第一位は横山秀夫の「ノースライト」(新潮社)。海外部門の第一位はアンソニーホロヴィッツの「メインテーマは殺人」(創元推理文庫)。
https://books.bunshun.jp/articles/-/5207

原書房から発売となった「2020 本格ミステリ・ベスト10」で国内編の第一位は相沢沙呼の「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(講談社)。海外編の第一位はアンソニーホロヴィッツの「メインテーマは殺人」(創元推理文庫)。
https://www.bookbang.jp/article/598624

◎「ピッコマBEST OF 2019」が発表された。マンガ部門の第1位は「俺だけレベルアップな件」(D&C MEDIA)、第2位「静かなるドン」(実業之日本社)、第3位「外科医エリーゼ」(Kidari Studio)。ノベル部門の第1位は「(仮)花嫁のやんごとなき事情」(KADOKAWA)、第2位「なんちゃってシンデレラ」(KADOKAWA)、第3位「悪堕ち姫は実家没落をねらう」(ホビージャパン)。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000003707.html

グローバルウェイが運営する企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は、「マスコミ業界の“仕事にやりがいを感じる企業”ランキング」を発表した。
1位「リクルートホールディングス」、2位「サイバーエージェント」、3位「NHK」、4位「ベネッセコーポレーション」、5位「ドワンゴ」、6位「朝日新聞社」、7位「TSUTAYA」、8位「アマゾン・ジャパン」、9位「大日本印刷」、10位「ジュピターテレコム」、「凸版印刷」。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000318.000018764.html

◎「ハーバー・ビジネス・オンライン」は12月26日付で「韓国公営放送MBC、『週刊ポスト』が徴用工証言を歪曲報道と批判。真相はいかに?」を公開している。
https://hbol.jp/209376
問題となっているのは12月9日に発売された「週刊ポスト」2019年12月20・27日号に掲載された赤石晋一郎による「91歳の元徴用工『日本からの金は要らない』韓国・文在寅政権が隠す肉声を入手!」という記事だ。「NEWSポストセブン」が12月13日付で公開している。
《ソウル市の郊外、城南市で待ち合わせした老人は、独りで暮らす自宅で取材に応じてくれた。
「日本人のほうが韓国人より、いい人が多かったと私は考えています。私が炭鉱で働いていた時代、日本人にはとても親切にされた思い出があります」
こう語る崔漢永氏(91)は、徴用工として日本で働いた経験を振り返り、「私は日本人が好きでした」と語った──。》
https://www.news-postseven.com/archives/20191213_1505139.html
一方、韓国のMBC放送の取材には「ハーバー・ビジネス・オンライン」の記事によれば、次のように答えているのだ。
《「日当はその日の飯代にしかならなかった。取っつかまって3年間も炭鉱で働かされたのに、補償をされないなんて話にもならない。何故、補償をもらわない? 謝罪も必要だし、被害補償も必要だ」》
「ハーバー・ビジネス・オンライン」は「崔氏の証言は、週刊ポストのそれとは全くもって正反対だ」と書いている。
赤石晋一郎は講談社「FRIDAY」、文藝春秋週刊文春」記者を経て独立したジャーナリストだ。12月23日に次のようにツイートしている。
《一部でご心配をおかけしています、韓国MBCの件ですが。取材は某テレビ局のカメラも入っており、ダブルチェックも出来ていたと思っています。なぜ、あんな形になったのか。詳しい経緯については、いつか書きたいと思っています。》
https://twitter.com/red0101a/status/1208882051589365760
赤石は更に12月26日にこうツイートしている。
《一部ネットメディアで私の記事の件が報じられたようです。改めて申し上げますが、取材は複数人に話を聞いた上で真摯に書いたものです。捏造や誤解の余地はなかった取材だと考えています。こうした事態になることも想定してテレビカメラも入れておりました。ご心配をおかけし申し訳ないです。赤石拝》
https://twitter.com/red0101a/status/1210105009775398912

◎「キノベス!2020」が発表された。ベスト10は次の通りだ。
1位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ(新潮社)
2位『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人双葉社
3位 『ノースライト横山秀夫(新潮社)
4位『三体』劉慈欣(早川書房
5位『こども六法』山崎聡一郎(弘文堂)
6位『線は、僕を描く』砥上裕將(講談社
7位『流浪の月』凪良ゆう(東京創元社
8位『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング(日経BP社)
9位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治(新潮社)
10位『ライオンのおやつ』小川糸(ポプラ社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000047877.html

◎「料理レシピ本大賞 in Japan」とハウス食品がコラボレーした「冬のおすすめカレーレシピ」提案が、12月26日から1月31日まで、特設WEBページ・店頭等で展開される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000048008.html

毎日新聞が12月27日付で社説「伊藤詩織さんの裁判 性被害者を守れる社会に」を掲載している。「山口氏」とは「元TBS記者の山口敬之」のことである。
《山口氏は判決後の会見で、別の性被害者が「本当の被害者は会見で笑ったりしない」と話していると述べた。被害者に沈黙を強いる発想だ。》
《今回の件で山口氏には逮捕状が出たが、執行されなかった。伊藤さんはこの点を問題視している。山口氏は安倍政権と近い関係にあったとされる。経緯の検証も求められる。》
https://mainichi.jp/articles/20191227/ddm/005/070/066000c
京都新聞は12月29日付で社説「性被害 泣き寝入りさせないよう」を掲載している。
二次被害の深刻さも看過できない。伊藤さんはインターネット上で多くの誹謗(ひぼう)中傷に苦しめられた。「あなたに落ち度があった」と女性から責められもしたという。
英国やドイツなどでは暴行・脅迫要件がなくてもレイプ罪が成立する。スウェーデンでは18年の法改正で、「自発的に参加していない者と性交」した場合に成立すると規定された。》
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/110089
沖縄タイムスが12月29日付で社説「[性暴力被害]声を上げ未来を変える」を掲載している。
《日本の#MeTooの「象徴的存在」といえるのが、自らの性暴力被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織さんだ。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/516332
神奈川新聞は12月29日付で社説「伊藤詩織さん勝訴 尊厳が守られる社会に」を掲載している。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-231780.html
讀賣新聞は12月29日付で社説「犯罪被害者 きめ細かな施策で支えたい」を掲載している。この社説に伊藤詩織という名前は出て来ないし、「元TBS記者の山口敬之」もなかった。これが讀賣の「見識」なのだろうか。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191228-OYT1T50251/

博報堂博報堂プロダクツとピーディーシーは、GMSやスーパー、ドラッグストアでの販売促進を支援し、スタッフの運用負荷を軽減する店頭デジタルマーケティングサービス「売場サイネージソリューション」の提供を開始した。ピーディーシーは、パナソニック系のデジタルサイネージ大手である。
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/76541/

◎宝島社の女性ファッション誌「SPRiNG」2月号はセブンイレブン限定の「増刊」も刊行し、付録はスヌーピーの「お金が貯まる!電卓付きポーチ」だ。
https://www.buzzfeed.com/jp/ainamaruyama/spring-021
宝島社の女性誌は書店とセブンイレブンで付録を変える戦略に踏み出している。コンビニで雑誌が売れない時代がやって来たのである。

◎宝島社の女性ファッション誌「otonaMUSE」2月号の付録はスーパーマーケット紀ノ国屋とのコラボを実現させたKINOKUNIYAのロゴ入り特大お買い物バッグだ。
https://youpouch.com/2019/12/26/620160/
宝島社の雑誌にとって付録はマストなのである。

◎毎号、付録が気になる雑誌のひとつが企業とコラボした付録が売りの「幼稚園」(小学館)。2月号の付録は、SEGAの「レッ釣りGO!」とコラボしたメダルおとしゲームだ。
https://hon-hikidashi.jp/enjoy/100408/

◎2020年の「SPUR」(集英社)はSDGsに全力で取り組むことを宣言した。五十嵐真奈編集長の発言だ。
《さまざまな方々に生理ナプキンに触れていただく2019年10月の施策を通して、私たちは多くを学びました。「ガラスの天井」は確かに存在します。取り組まねばならないたくさんの問題の中でも、「SPUR」は特にジェンダー平等と環境問題にフォーカスして、ファッション業界を超えた広い視点から、未来を見つめます。明日のために、日本のファッション界にいる私たちができることは何なのか。新しい概念をもって私たちがまず変化し、挑戦していくことを命題に、SDGsを通してより良い世界を目指します。》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000011454.html
当然、こうした宣言をする以上、「SPUR」は既に「植物油インキ」に切り替えているのだろうから、そのこともしっかりと情報発信すべきなのではないだろうか。それは全編SDGsを特集する女性誌FRaU SDGs世界を変える、はじめかた。2020」(講談社)についても同様なことが言い得るはずだ。世界を変えるためには自ら変わらなければならないはずだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002491.000001719.html

スマホ向け漫画サービス「サイコミ」は、12月26日15時から2020年1月13日まで、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載していたサッカー漫画「エリアの騎士」のイッキ読みを配信している。
https://gamebiz.jp/?p=256566

東京新聞は12月30日付で社説「年の終わりに考える 人肌からデジタルへ」を掲載した。
《「車をつくり続けたい」「おいしいビール製造にこだわりたい」。デジタル世界ではこうした一つの道を究めるといった考え自体ほぼありません。自前で新たなサービスを生み出せない場合、他企業の買収という道を選びます。》
《デジタル技術は情報の漏えいが問題となります。しかし、それ以上に問題なのは情報が集約しやすい点です。言い換えれば運営者が情報を独占できるのです。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019123002000138.html
デジタル帝国主義をどう克服するかが民主主義の役割であり、そうした民主主義に「出版の自由」がどれだけ貢献できるのかが問われているのである。

◎学研プラスのファッションメディア「mer」(メル)と、イチオクのレディースファッションブランド「merlot」(メルロー)のコラボレーションオーディションが、2019年12月15日(日)からスタートしている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002569.000002535.html
https://mer-web.jp/merlot-contest/
紙の雑誌としての「mer」は休刊している。

◎「ヤングアニマル」(白泉社)に連載中の「3月のライオン」(羽海野チカ)と、即席麺ブランド「サッポロ一番」(サンヨー食品)がコラボしたプロモーションキャンペーンが実施されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000046848.html

テレビ東京は、シェアカレンダー「TimeTree」内に番組の放送日時を掲出する公開カレンダーページを開設した。「TimeTree」はグループでカレンダーをシェアできるアプリで、お互いがひとつのカレンダーを一緒に使う感覚で予定を確認したり編集したりできる。
https://www.tv-tokyo.co.jp/information/2019/12/27/218580.html

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8)【深夜の誌人語録】

規律と自由を同居させることが大切である。