【文徒】2020年(令和2)5月28日(第8巻96号・通巻1753号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】つるの剛士「安倍首相にお疲れ様」大反響の本気度
2)【記事】黒川麻雀辞任でも消えない「取材慣行」「倫理」の問
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】つるの剛士「安倍首相にお疲れ様」大反響の本気度

デイリースポーツは5月26日付で「つるの剛士『安倍首相にお疲れ様を』『政治家も人間』ツイートが反響」を掲載している。
《タレントのつるの剛士が25日、ツイッターを更新し、「国民の皆さんで安倍首相にお疲れ様、ご苦労様を言いませんか?」と呼びかけたところ3200件を超えるコメント(26日午前9時30分現在)が寄せられるなど反響を呼んでいる。》
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/26/0013371595.shtml
どれ、どれとツイッターを検索してみる。あった、あった、これがそうだ。
《国民の皆さんで安倍首相にお疲れ様、ご苦労様を言いませんか?
震災の時、テレビに出てくる度お疲れ顔になっていた枝野さんに"お疲れ様です!寝てください!"と労った時のように。
政治家の皆様も同じ人間。人です。
未曾有で大変な時こそ、皆んなで励まし労い合いませんか?
今頑張ってる全ての人に。》
https://twitter.com/takeshi_tsuruno/status/1264891003493683205
「いいね」が22.8万。リツイートが6.1万。大反響である。
ググってみると中日新聞(中日スポーツ)が5月26日付で「つるの剛士の『安倍首相にお疲れ様、ご苦労様を言いませんか?』呼び掛けツイートに賛否大反響」なる記事が掲載されていることがわかる。しかし、次のURLをクリックしても、「お探しのページが見つかりませんでした。」と表示される。
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2020052602100042.html
中日スポーツのホームページに飛んで見ると、この記事は読める。
《…フォロワーからは「我々日本国民の代表として国難の矢面に立ち、日々奮闘するその姿に日本国民の一員として、本当に感謝しております」とつるのに同調する意見がある一方、「首相も大変だとは思いますか、もっと感謝を伝えねばならないのは、実務に携わる省庁や、自治体の職員の方々の方ですよ!」と実務者に感謝すべしとの声など、さまざまなコメントが寄せられた。》
https://www.chunichi.co.jp/article/23631
何か事故でもあったのだろうか?それとも…。まさか天下の中日新聞が「言論の自由」を蔑ろにするということはあるまい。ただ、相手は新聞だからね。何らかの説明をする必要が中日新聞にはあるのではあるまいか。
高須克弥は、つるの剛士に賛同。
《安倍首相お疲れです。ご苦労様です。
STOP PRIME MINISTER HARASSMENT》
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1265042186917183489
参議院議員和田政宗NHKの出身だ。つるのに感謝している。
つるの剛士さん有難うございます!
この国難の中、我々も安倍総理と一丸となり頑張ります!》
https://twitter.com/wadamasamune/status/1265121819666726912
政治学者・岩田温。
《つるのさんに賛成。》
https://twitter.com/iwata910/status/1265411984243056640
声優の小西寛子も賛同している。
《つるのさんは優しいね。そうなんだよね。枝野さんのお疲れ様の時もそうだったけど国難というのは目先を照らすものがない。私としてはお疲れ様はまだ先だと思うけれど、そういう力強い事を沢山の人に伝えていただけることは素晴らしい事。頑張って下さい》
https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1264920625979600904
新婚ホヤホヤの米山隆一は、こうリツイートしている。
《したい人はしたらいいです。でも最高権力者で、あの豪邸にお住まいで、勤務は平日で最長10時間、土日は1-2時間で、ほんの2月ほど前迄豪華レストランでお食事三昧だったわけですので、特にお疲れでないと思う人まで、同調圧力で労いの言葉を強制される謂れはないと思います。》
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1265200197409271808
作家の温又柔がツイートを連投している。
《某タレントが「国民の皆さんで安部首相にお疲れ様を言いませんか?」と呼びかけててゾッとする。「政治家の皆様も同じ人です」だとさ。「保育園落ちた、日本死ね」に「俺は、そんな悲しい言葉はつかいたくない」とか、「表現の不自由展・その後」を「自国ヘイトなんて悲しい」と表現した人だけあって》
《あいかわらず、お上品だこと。学校の勉強はできなかったけど俺馬鹿じゃねえから感がピュアすぎて眩しい。こちらの羞恥心が疼くよ。こわいのは五万以上も、それがリツイートされてること。タレントが"政治的発言"したらがっかりするひとたちは、これにはバンバンザイなのね。すごいね日本、日本すごい。》
《もっとも彼が呼びかける「国民の皆さん」とは、「自国ヘイトをしない」皆さんなんだもんね。仲良しごっこで日本滅ぼす気なんだろうか。愛国心あるなら安倍はダメだよ、安倍は。》
https://twitter.com/WenYuju/status/1265081159609774080
https://twitter.com/WenYuju/status/1265081161182674944
https://twitter.com/WenYuju/status/1265085314130829317
武田砂鉄が温をリツイートしている。
《氏の著書を読むと、「敗戦からすでに70年以上が経った今、いまだにその時の痛手を引きずり、その価値観や自虐的な思想に引っ張られていて、果たしてこれからの日本を背負う子供たちの明るい未来は大丈夫なのか?」とあります。「未来」を持ち出してうやむやにする。似ています。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1265435333249777664
小説家の赤松利市が言い放つ。
《安倍さんご苦労様です。ゆっくりおやすみ下さい。健康で簡素な食事付きの個室があります。》
https://twitter.com/hZoImkE6gPbGnUs/status/1265172905362485248

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2)【記事】黒川麻雀辞任でも消えない「取材慣行」「倫理」の問

「週刊春」がスクープした黒川弘務・東京高検検事長と産経記者、朝日社員との賭け麻雀スキャンダルのネタ元は「産経新聞関係者」だったわけだが、江川紹子は「BsinessJournal」に寄稿した「黒川検事長辞任で残された課題…危惧されるメディアの“取材倫理”と“検察の独善”」で次のように書いている。
《産経社内では、賭け麻雀の当事者となった記者ふたりへの調査だけでなく、「関係者」の割り出しなども行われているのではないかと思う。ただ、それは会社を裏切った「犯人」探しとしての追及ではなく、その人があえて「産経新聞関係者」として「春」に情報提供するに至った経緯の調査であるべきであり、会社の対応は適切だったのか、という視点で行われるべきだし、その結果はきちんと公表してもらいたい。麻雀をするに至った経緯についても同様である。
それが報道機関としての責任だし、「産経新聞関係者」はそのことも問うているのではないか。》
https://biz-journal.jp/2020/05/post_159129.html
江川は次のようにツイートしている。
産経新聞社と朝日新聞は、単に処分をするだけではなく、賭け麻雀に至る経緯の詳細や他の記者は関わってないのかを明らかにして、記者会見をした方がいいと思います。》
https://twitter.com/amneris84/status/1265236480139489280
これは青木俊のツイート。
《麻雀が目の敵にされているが、もち、本質は麻雀ではない。黒川が大酒飲みなら記者たちは酒に、ゴルフ狂ならゴルフにつき合っただけの話だ。賭博が問題になるのは、高検検事長に遵法精神がなかった点でこれは呆れ果てる。問題は記者たちが黒川の遵法蹂躙を知りながら、平々とつき合ったその従属性にある》
https://twitter.com/AokiTonko/status/1265234412918079488
朝日新聞経済部の記者である小森敦司は、こう喩えている。
《何匹ものポチがいて、一人の飼い主のもと、私をかわいがってという争いで、尾っぽを振ったりして、勝ったと。おいしい餌をもらえた、と。確かにある意味、偉い。よくやった!
昔は私もそう思った。でも、30年以上記者やって、もうこういうのは嫌だなと思うようになった。あくまで私の感想。》
https://twitter.com/komoriku_n/status/1265203978851123200
山崎雅弘が次のようにツイートしているが、政権との癒着は新聞の構造的な宿痾にほかなるまい。
《安倍首相は、違法脱法の濃厚な嫌疑で過去に何度も「もう詰んだ」と評されたが、毎回生き延びてきた。なぜか? 大手新聞テレビの報道記者とその上司が、途中で「詰め」を止めてしまうから。上司に物を言えない部下のように、萎縮して黙る。今回の黒川検事長騒動も、このまま行けばまたウヤムヤだろう。》
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1265137095854575616
朝日新聞デジタルは5月26日付で「黒川氏と賭けマージャン『許しがたい』 新聞労連が声明」を掲載している。
《緊急事態宣言中に、産経新聞記者や朝日新聞社員が、東京高検の黒川弘務・前検事長=22日付で辞職=と賭けマージャンをしていた問題で、日本新聞労働組合連合は26日、「権力者と一緒になって違法行為を重ねていたことは、権力者を監視し、事実を社会に伝えていくというジャーナリズムの使命や精神に反するもので、許しがたい行為」との声明を出した。》
https://www.asahi.com/articles/ASN5V6F27N5VUTIL03P.html
これが、その声明の全である。中央執行委員長の南彰名義で発表されている。南は朝日新聞政治記者であった。 
新型コロナウイルスの感染拡大をうけた緊急事態宣言下、産経新聞の記者2人と朝日新聞の管理職社員(元記者)が、東京高検の黒川弘務検事長と賭け麻雀をしていたことが発覚しました。賭け麻雀は賭博罪に抵触します。報道機関の人間が、権力者と一緒になって違法行為を重ねていたことは、権力者を監視し、事実を社会に伝えていくというジャーナリズムの使命や精神に反するもので、許しがたい行為です。しかも、この賭け麻雀は、検察庁法改正案に関連して、黒川氏の異例の定年延長に市民の疑念や批判が高まっているさなかに行われました。市民はメディアと権力の癒着を感じ取り、黒川氏の問題を愚直に追及してきた新聞記者たちの信頼をも揺るがしています。
今回の問題は、3人を断罪すれば、解決する話でもありません。
公権力の取材においては、圧倒的な情報量を持つ取材先から情報を引き出すために、新聞記者は清濁合わせ呑む取材を重ねてきました。特に、捜査当局を担当する記者は、ごく少数の関係者が握る情報を引き出すために、「取材先に食い込む」努力を続けています。公式な説明責任に消極的な日本の公権力の動きを探り、当局が把握している事実を社会に明らかにしていく上で有用とされ、そうしたことをできる記者が報道機関内で評価されてきました。
しかし、こうした取材慣行は、ときに「犯人視報道」による人権侵害につながっていると指摘され、取材記者のセクシュアルハラスメント被害の「泣き寝入り」の温床にもなってきました。長時間労働を前提にしてきた無理な働き方で、育児などとの両立も難しく、結果的に女性が育児を担うことが多い日本社会において、女性の参入障壁にもつながっています。
さらに、捜査関係者と並走することによって政治権力の不正を暴き、権力監視の一端を担うことができた環境からも変化しています。平成の30年あまりの政治・行政改革によって、首相官邸への権限集中が進みました。今回の黒川氏の問題で取りざたされたように人事権を通じた官邸の影響から捜査当局や裁判所も無関係とは言えません。
逮捕状の執行が見送られた末、刑事事件では不起訴になったものの、民事裁判で性暴力が認定された伊藤詩織さんの事件や、公書を改ざんした当時の財務省幹部らが全員不起訴になった森友学園事件のように、捜査当局の判断に市民が疑問を感じるケースが増えています。当局との距離感を保ちながら、市民の疑問に応えられる取材・報道のあり方が強く求められています。
新聞労連は、事実を報じるためにあらゆる取材手法を駆使する記者に敬意を表し、安易な取材規制には反対です。しかし、報道機関を支えているのは、権力者ではなく、市民であることを忘れてはなりません。市民の信頼なくしては存立することはできません。森雅子法相が5月26日の記者会見で、今回の賭け麻雀問題を受けて「法務・検察行政刷新会議」を設け、対応策を検討していく考えを明らかにしましたが、公権力主導での取材規制に陥らないよう、報道機関が自らを律して、改革をしなければなりません。
「賭け麻雀」は市民や時代の要請に応えきれていない歪みの象徴です。
 次世代の記者が同じような歪みを我慢し、市民からの不信にさらされないように、各報道機関の幹部には体質の転換に向けた具体的な行動を強く求めます。》
http://shimbunroren.or.jp/200526statement/
新聞界は経営よりも労組のほうが真っ当なのかもしれない。毎日新聞くらし医療部記者の中川聡子が、この声明をリツイートしている
新聞労連はこの一年、ずっと同じことを訴え続けてきました。取材先との「ズブズブ」の関係を「刺さっている」とほめそやす、メディアのホモソーシャル化やセクハラ体質を変えたいのです。この病巣を放置すればメディアは自壊する。現場の強い危機感を込めた声明です。》
https://twitter.com/nakagawas1/status/1265292957898293249
朝日新聞の鮫島浩もリツイート
検事長と記者の賭け麻雀はなぜ駄目なのか。新聞労連は朝日や産経よりクリアだ。①権力者と一緒に違法行為を重ねたのは権力監視に反する②特に定年延長批判の渦中で権力と報道の癒着への不信を極限まで高めた―この二点が核心だ。明確に総括しない新聞社は社員個人より罪深い。》
https://twitter.com/SamejimaH/status/1265470860715933697
ニューヨーク・タイムズ(NYT)東京支局長を務めたキャリアを持つマーティン・ファクラーリツイートしている。
《「報道機関の人間が、権力者と一緒になって違法行為を重ねていたことは、権力者を監視し、事実を社会に伝えていくというジャーナリズムの使命や精神に反するもので、許しがたい行為です。」
同感。賭け麻雀事件は、権力者との癒着を晒し、メディアへの不信を更に招いた。》
https://twitter.com/martfack/status/1265334003906691073
テレビ朝日系「サンデーステーション」でキャスターを務める長野智子が呟く。
《この声明内容はその通りだと思う。。》
https://twitter.com/nagano_t/status/1265411044404428801
新潮社の「フォーサイト」は5月26日付で毎日新聞出身の白戸圭一による「新聞社の『歪んだニュース感覚』が招いた黒川『賭け麻雀』問題」を掲載している。白戸は次のように書いている。
《サツマワリ記者だった若いころ、上司や先輩に向かって「こんな業界内競争ばかりでいいんですか」と疑問を口にし、散々叱られたことがある。彼らの大半はその後、部長か局長か役員になった。
あれからおよそ20年。「変わらないんだなあ」というのが賭け麻雀スキャンダルに接した筆者の率直な感想である。》
https://www.fsight.jp/articles/-/46955
「PRESIDENT Online」は5月27日付で「産経に重大疑惑…まさかの開き直り!賭け麻雀記事の執筆者に当事者記者の名前」を掲載している
《そんな中、その賭けマージャンをした産経の記者2人に関して信じがたい情報が入ってきた。産経新聞関係者はプレジデント編集部にこう明かす。
「実は、春による検事長の賭けマージャン疑惑を報道が出た翌日の朝刊に書いたのは、賭けマージャンをした張本人なんですよ」。いわく、その記事の執筆者は春記事内のA記者である、という。
春記事によると、A記者は元検察担当で黒川氏と近く、現在は裁判担当。A記者の自宅で賭けマージャンが開かれたとされている。
プレジデント編集部は産経新聞社の記事管理システム上で当該記事を確認した。たしかに執筆者名はA記者だった。産経関係者によると、システム上に記載されている執筆者が基本的に原稿を書いているそうで、誰かが加筆や修正をした場合は更新者が別に表示される。》
https://president.jp/articles/-/35716
それにしても産経新聞にはお喋りが多いようである。考えてみれば産経新聞はリストラの嵐が吹き荒れ、社内のモラルもモラールもハザードを起こしていても、まあ不思議ではあるまい。検事長の賭けマージャンに自宅を提供した当事者が「黒川検事長 『賭けマージャン』報道」の記事を書いていたとしても、産経新聞の記者たちの層の薄さを考えれば、もしかすると驚くに値しないのかもしれない。
芸春秋が運営するネットメディア「春オンライン」は20日、東京高検の黒川弘務検事長(63)が、産経新聞社会部記者2人朝日新聞社員と賭けマージャンをしていたと報じた。》
https://www.sankei.com/politics/news/200520/plt2005200034-n1.html
賭けマージャンをするにあたって自宅を提供した「A記者」とは、巷間、大竹直樹であると言われている。「正論」6月号で「反天皇制の裁判官、外圧でゴーン“保釈”… 『法の番人』は本当に公正中立か」を書いているのも大竹直樹である。ちなみに産経の記者Bは河合龍一であり、朝日新聞社のCは大島大輔であると言われている。
https://twitter.com/minorucchu/status/1263248419885248514

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3)【本日の一行情報】

◎小説家の真山仁が首相は「訓告」では済まないとツイートしている。
《なんだか慌ただしく緊急事態宣言を、全国で解除したけれど、この慌ただしさは、自らの政治的失点を誤魔化すためじゃないのか、と誰もに思われてしまうところまで来た印象。もし、そうだとしたら、安倍総理は、国民の命と自らのメンツを天秤に掛けたことに。それは「訓告」ではすまないなあ。》
https://twitter.com/jinmayama/status/1265124419757735936

◎日販図書館選書センターは5月27日(水)より営業を再開した
https://www.nippan.co.jp/info/sensho-c_20200526/

◎アベノマスクでも役立っている。西日本新聞は5月25日付で「アベノマスク『捨てるぐらいなら…』 SNSで拡散、寄付続々」を掲載している。
《「小さすぎる」「いまさら…」などと不評の“アベノマスク”が、全国80のホームレス支援団体などでつくるNPO法人「ホームレス支援全国ネットワーク」(事務局・北九州市)に全国から集まり、生活困窮者や各地の支援団体に届けられている。会員制交流サイト(SNS)で「不要なら困窮者に届けよう」という動きが盛り上がり、約6千枚が届いた。》
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/610986/

◎ときわ書房志津ステーションビル店の緊急フェア「死にたくなったら読んでみて」が話題だ。
https://note.wrl.co.jp/n/n18282c64cd77
末井昭ツイッターで紹介している。
《ときわ書房志津ステーションビル店・緊急フェア『死にたくなったら読んで見て』開催! 『自殺』『自殺会議』も入れてもらっています。よろしく~~!》
https://twitter.com/sueiakira/status/1264904769270804485
https://twitter.com/tokiwashizu/status/1264866430836596737

◎「ゆきぽよ」こと木村有希がツイートしている。
《縦字の雑誌に出てるよ見てね》
https://twitter.com/poyo_ngy/status/1264829814688501762
何と「ゆきぽよ」が「WiLL」7月号に登場している。WiLL編集部がツイートしている。
《【月刊『WiLL』7月特大号 明日発売!】
テレビで見ない日はない"ギャルのカリスマ"、ゆきぽよさんが『WiLL』に登場! 賛否両論を呼んだ安倍首相・星野源さんコラボ動画について、正論をビシャリ。ギャルの自粛ぶりなど、若者の良識がうかがえます!
https://twitter.com/WiLL_edit/status/1264778316101251073
「月刊Hanada」だったら、表紙にも刷り込むのだろうけれど、遠慮は「WiLL」の美学かもしれない。「東スポWeb」は5月26日付で「ゆきぽよ保守系雑誌『WiLL』登場『縦字の雑誌に出てるよ見てね』」を掲載している。
《「WiLL」は保守系の雑誌として知られる。ギャルのカリスマとあがめられているゆきぽよにはおよそ似つかわしくないが、ゆきぽよはワイドショーで、批判を浴びた安倍首相と星野源のコラボ動画に「ほっこりした」「なんでもかんでも安倍さんを批判するのってかわいそう」などと発言。反安倍派から激しいバッシングを受けた。》
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1870083/

切通理作のネオ書房は5月26日(火)午後5時より営業を再開した。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=3093538250708263&set=a.434342873294494&type=3

◎野口雅弘の中公新書マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家」が素晴らしい。編集者兼ライターの黒沢正俊のツイートする通りである。
中公新書の野口雅弘著『マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家』を途中まで読んだ。大塚・安藤の影響を感じさせない新しいウェーバー論として秀逸。カール・シュミット政治的ロマン主義』とウェーバー『ロッシャーとクニース』との関連性の指摘など初めて知ることが多い。》
https://twitter.com/383kuro/status/1265256435107028992
大塚とは大塚久雄であり、安藤とは安藤英治のことである。大塚の「社会科学の方法――ヴェーバーマルクス」、安藤の「ウェーバー紀行」。これに加えて高島善哉の「マルクスヴェーバー 人間、社会および認識の方法」、山之内靖の「マックス・ヴェーバー入門」といったところを併せて読んでおきたいところだ。

◎光社の女性誌「VERY」は、ママのための学びの時間を提供するオンライン配信コンテンツ「VERY Academy」を、6月6日(土)に開講する。「KINTO」が噛んでいる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000021468.html

博報堂、大広、読売広告社の4月度単体売上高。広告業界もまた新型コロナの直撃を受けている。博報堂は前年同期比80.1%。大広は同80.3%。読売広告社は同75.8%。しかし、博報堂ではインターネットメディアだけが前年同期比でマイナスになっていない。107.0%だ。大広でも、読売広告社でもインターネットメディアは前年同期を大きく上回っている。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/1835933/00.pdf

◎斉藤正美、能川元一、乗松聡子、山口智美によって「広河隆一とデイズジャパン経営陣の人権侵害を忘れない会」が結成された。
広河隆一氏による性暴力、セクシャルハラスメントパワーハラスメントなどの加害行為による人権侵害、およびデイズジャパン経営陣がこの加害に適切に対処しなかったことにより引き起こされた人権侵害を忘れないため、わたしたちにできることはないかと考え、この会を立ち上げました。
また、広河氏やデイズジャパン経営陣の人権侵害に関連する二次加害を許さないための活動にもとりくみたいと考えています。》
https://donotforgetvictims.blogspot.com/

◎「NHK NEWS WEB」は5月25日付で「出版物売り上げ コロナ影響で明暗 自宅で過ごす人向けは伸び」を発表している。出版科学研究所によれば、4月の書籍と雑誌の販売金額は、推計978億6000万円。前年の同月より約130億円少なかった。そのなかで明暗が分かれた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、多くの書店が休業となったことが影響しているとみられ、ビジネスパーソンなどが在宅勤務で本を買う機会が減ったことによって、「教養書」や「実用書」の売り上げが大きく落ち込んだということです。
一方、学校が臨時休校となり、子どもたちが自宅で過ごす時間が長くなったことで、「学習参考書」は前の年の同じ月と比べて20%ほど売り上げを伸ばしました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200525/k10012443791000.html

◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」は「下北沢『B&B』経営者に聞く『アマゾンで買えない価値』の正体…本屋を救え!に3700万円集まる」を掲載している。クラウドファンディング「ブックストア・エイド基金」には、5月26日時点で3200人を超える応援者から約3700万円もの寄付が集まったそうだ。基金の立ち上げメンバーであり、自らも「本屋B&B」を経営する内沼晋太郎をインタビューしている。
《―― アマゾンには代えられない価値が、街の書店にはあるということですね。
はい。もしアマゾンしかない世界だったら、自分から欲しい本や気になるテーマを検索できる人や、本の情報がSNSのタイムラインにどんどん流れてくる人しか、本に辿り着けなくなってしまいます。一冊の本を手にして読むところから先は同じでも、そこまでのプロセスは、ネットで購入するのと本屋に行くのとでは全然違う体験だと思います。
並んでいる本は他の本屋でも売っているものだったとしても、そこにある本が何十冊、何百冊といった限られた冊数だったとしても、人と空間が介在して本が買える場所があるということが、その周りに住んでいる人たちに与える価値は非常に大きい。》
https://www.businessinsider.jp/post-213540

毎日新聞は5月26日付で「唯一無二、京都の三月書房閉店へ 吉本隆明ファンや上野千鶴子さんら通う」を掲載している。私にとっては「聖地」であった書店である。
《個性的な品ぞろえで知られる京都市中京区の名物書店「三月(さんがつ)書房」が間もなく閉店する。戦前の町家を改装した10坪(約33平方メートル)の売り場に人科学の専門書や芸書など、こだわりの1万冊を並べ、目の肥えた読書家や研究者を引きつけてきた。3代目店主の宍戸立夫さん(71)は近く、ひっそりとシャッターに「定休日は週7日」と掲示する。》
https://mainichi.jp/articles/20200525/k00/00m/040/234000c
宍戸立夫は自らのブログ「三月記(仮題)」にエントリしている「最終営業日について」を、こう書き出している。
《日販からの送品は5月15日で終了しました。毎朝の着荷を開梱するのはけっこう楽しい仕事だったので、それが無くなったのは少しものたりない気がしています。とはいえ、近年は朝の6時台に届くことが多かったので、雨の日や返品のある日は早起きするのがたいへんでしたから、のんびり寝ていられるのはうれしい。》
こう書くのも忘れない。
《最終営業日については、31日の日曜だろうと考えるられる方が多そうなので、それを外すために6月初めの数日は営業する予定です。》
http://3gatsu.seesaa.net/article/475273987.html

柴田元幸のツイートである。
柴田元幸です。心臓が古びてきて歩くとすぐ息切れします。しかし背筋を伸ばし姿勢を正して歩くと息が切れにくいことが判りました。世界に対し悪い姿勢で臨むことをひそかな誇りにしてきたので甚だ不本意ですが仕方ありません。姿勢の悪さは内面のみで維持することにします。》
https://twitter.com/monkey_info1/status/1265405285633363968

ベネッセホールディングスの2020年3月期の連結決算は、純利益が前期比28%増の62億円、売上高は2%増の4485億円。日経によれば《主力の通信教育「進研ゼミ」の値上げが寄与。赤字が続く語学教室「ベルリッツ」では欧州の教室のフランチャイズ化や閉鎖を進めてコストを削減し営業赤字が縮小した》とのことである。
https://pdf.irpocket.com/C9783/H3x0/whIa/TD2t.pdf
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59539180V20C20A5DTA000/

柴咲コウツイッターで次のような章を発表した。
《今回のことに限らず、例えば学校や会社などで何かを決めるときに、誰か一部の人の意見で物事が決まっていってしまうと、残された人の懸念や不安が置いてきぼりになってしまいます。
意見を言うことは、誰にも平等に与えられた権利です。賛成、反対だけでなく、その間にある声も聴きながらベストを探っていく。その時間が必要だと思うのです。
そうしていくことによって、当初のものよりも、より磨かれて抜け目のない強い決定になっていくはずです。
一筋縄ではいかないことだからこそ、たくさんの知恵と意見が必要だと思います。
伝統野菜を作っている農家さん、家族でこだわりを持って営んでいる農家さんが、未来に笑顔で仕事ができるように祈っています。
私は完璧な人間ではないので誤字脱字ミスも起こします。適切でないものは今回のことに限らず気づいた段階で削除し言い直したり更新しています。(もしそれにより困惑してしまった方がいらっしゃったら申し訳ないです。)
しかし事実とは異なる投稿、捏造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています。
様々な人が健全にオープンに物事を語り合える高尚な社会をこれからも期待します。》
https://twitter.com/ko_shibasaki/status/1265492485054312448
「バズフィードニュース」は5月27日付で「女優の柴咲コウさんが法的措置の検討を明らかに 『誹謗中傷、事実誤認した記事の作成元』が対象」を公開している
《農家の負担が増えるとして慎重な意見が出ているこの法案に触れた柴咲さんは、「このままでは日本の農家さんが窮地に立たされてしまいます」とツイートし、「これは他人事ではありません。自分たちの食卓に直結することです」と自身の考えを発信した(現在はツイートを削除)。
この投稿を機にネット上を中心に話題を呼び、報道各社やまとめサイトなどが柴咲さんの投稿を取り上げていた。
例えば、まとめサイト「政治知新」は、「柴咲コウ氏『種苗法改正案』について書いた炎上ツイートを削除!消して、はいさようならはもう通じないということが芸能人達はまだわからないのか?」との記事を配信した。
この記事では、ネットの反応として「深く考えずツイートするバカ芸能人多すぎ」「柴咲コウリアンだな、確定だよこいつ」「なんか気持ち悪っ」などと柴崎さんの誹謗中傷やヘイトスピーチ含んだコメントを紹介した。》
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/koshibasaki-1

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4)【深夜の誌人語録】

事実が真実であるとは限らない。