【文徒】2020年(令和2)6月19日(第8巻112号・通巻1769号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】「週刊春」の発売日に河井夫妻が逮捕された!
2)【記事】讀賣新聞が仕掛けた「美術館女子」プロジェクトが炎
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「週刊春」の発売日に河井夫妻が逮捕された!

「週刊春」6月25日号の巻頭を飾っているのは「スクープした本誌だけが書ける『河井捜査を妨害』安倍VS特捜検察 暗闘230日」。河井夫妻の逮捕をまるで予測していたかのようなタイトルなのである。確かに、この記事が書いているように総ての始まりは「週刊春」2019年11月7日号がスクープした「法務大臣河井克行夫婦のウグイス嬢『違法買収』」であった。今年に入ってからも1月30日号では「河井夫妻『買収』原資は安倍マネー1億5千万円だった」をスクープしている。「週刊春」6月25日号が発売されたのは6月18日。ドンピシャリだった。
朝日新聞デジタルは6月18日付で「河井克行・案里議員を逮捕 2600万円で買収した疑い」を掲載している。
《昨年7月の参院選をめぐり、票の取りまとめを依頼する趣旨で約2570万円の現金を地元議員らのべ96人に渡したとして、東京地検特捜部は18日、前法相の衆院議員・河井克行容疑者(57)=広島3区、17日に自民党を離党=と、参院選で初当選した妻の参院議員・案里容疑者(46)=広島選挙区、同=を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。》
https://www.asahi.com/articles/ASN6L32QZN6KUTIL062.html
「週刊春」の発売日と河井夫妻の逮捕日が重なったのである。しかも、6月25日号には常井健一による「『もらい事故って感じですよ』河井案里<独占告白>3時間」が掲載されているのである。河井案里は常井にこう語っているのだ。
《「でも、今回これを買収だと私たちが認めてしまったら、日本の選挙のやり方そのものを変えることになるし、公選法の精神をも変えてしまう。陣中見舞いや当選祝いを自分が出る選挙の前に持っていけば全部『買収』となる、というのであれば、他のみんなも(選挙違反で)やられてしまう。だから、たとえ私が身柄を取られても、別に私は裁判で勝てますよ。検察もやったらいいと思う」》
https://bunshun.jp/articles/-/38471
赤松利市のツイート。
《ここでいう他のみんなも、とも連れにして下さい。いろいろ知っているんでしょ。あるいは上からそういう指示があって資金を提供されたのであれば、それも詳らかにして下さい。》
https://twitter.com/hZoImkE6gPbGnUs/status/1273522184351182848
神戸新聞記者、猪瀬直樹事務所スタッフを経てフリーランスとなった「消された信仰」(小学館)の広野真嗣が「週刊春」6月25日号に掲載された常井健一「『もらい事故って感じですよ』河井案里<独占告白>3時間」を、こう評価している。
《今日の「週刊春」常井健一さんの「河合案里独占告白3時間」は脱帽。「1億5千万円は『きれいなお金』」とか疑惑発覚2か月半後の囲み取材で「日本を変えたい(から議員を続ける)」と言った理由を「記者の方が小動物みたいな純粋な目で"なんで辞めないですか?"って聞いたんです」とかありのままが凄》
《そもそも安倍側近夫妻の買収は特捜部オリジンでなくて週刊の昨年10月の報道が出発点で、そういう意味でも、週刊誌の大きな仕事であるなということを意識させる今週の週刊春さんであります。》 
https://twitter.com/hironoshinji/status/1273471212484616192
https://twitter.com/hironoshinji/status/1273473022993657856
「但馬問屋」のツイート。
《〈春砲の凄さ〉
「前田ハウス」で渦中にある経産省電通のズブズブが浮き彫り。
黒川元検事長の賭け麻雀スクープで、検察庁法改正案の撤回の契機に。
河井前法相夫妻の選挙資金、1億5千万円原資発掘で、検察も党本部を捜査の可能性。
リーク先の受け皿となるのも、信頼あってのものだからね。》
https://twitter.com/wanpakuten/status/1273180253389762561

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2)讀賣新聞が仕掛けた「美術館女子」プロジェクトが炎上

「デイリー新潮」は6月17日付で「大炎上『美術館女子』プロジェクトをなぜ読売新聞が始めたか 美術展の不都合な真実」を掲載している。
《6月13日の読売新聞朝刊(東京版)に「AKB48×美術館」の見出しで、「東京都現代美術館×小栗有以 AKB48チーム8」と題されたカラー記事が掲載された。AKB48のメンバーでアイドルの小栗有以さんが、この美術館を訪れて感じたことが綴られている。彼女が巨大な彫刻、アルナルド・ポモドーロの「太陽のジャイロスコープ」を背にして立つ大きな写真も見ることができる。》
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06171115/?all=1
これ、これ、これがそう。
https://www.yomiuri.co.jp/s/ims/bijyutukanjyoshi01/
炎上の急先鋒は「美術手帖」編集長の橋爪勇介だ。次のようにツイッターで的確に批判している。
《「美術館女子」の問題点は主に
ジェンダー公平性に著しく欠ける
②美術館や作品を「映え」の道具として扱っている
の2点かと思うが、①がもっとも深刻。
②はマスコミ化事業部のブロックバスター的発想で、音声ガイドにタレントを使うのと同じだと言える。》
《②について:美術館や展覧会において「インスタ映え」が求められるのは時代の必然だと思うが、その一面だけを(よりによって)美術館連絡協議会がやたら強調するのは違うのではないか、ということです。》
https://twitter.com/hashizume_y/status/1272062587123847168
https://twitter.com/hashizume_y/status/1272071501164892161
札幌国際芸術祭2020コミュニケーションデザインディレクターの田村かのこが橋爪に賛同している。
《今回の問題が複雑なのは、橋爪さんが整理してくれた①と②が二つ同時に起きつつ、②のやり方が①をさらに強化している点だと思う。つまり〇〇女子という分類(①)に加えて、映えの中心になっているのが作品そのものではなく女性であり、女性が作品と呼ばれて「見られる」対象にされている。》
https://twitter.com/art_translator/status/1272349720527032320
これも橋爪のツイート。
《そもそも「美術館女子」という言葉を使ってまで訴求しなくてはいけないほど、美術館の客層に女性は少ないのだろうか?(私の感覚では40~60代の男性がもっとも少ないような気がするが)》
https://twitter.com/hashizume_y/status/1272375800566648833
京都市立芸術大学准教授の磯部洋明によるツイート。
《「芸術って難しそうだし、自分に理解できるのかな」みたいなことを言う役を若い女性アイドルに言わせることのどうしようもないステレオタイプさとダサさが分からないんですかね。》
https://twitter.com/isobehiroaki/status/1271783331303092224
近藤銀河が「note」に「反『美術館女子』女性の主体性と連帯の可能性、それを無視するな」を発表している。
《単一化され、眺められる対象としての「女子」ではなく、主体としての女性たち、美術館に関わる女性たちの、女性目線の美術の可能性は、知的な存在としての女性同士の交流による学習を、私は激しい怒りと共に今、望んでいる。》
https://note.com/gingak/n/nb9638d1a3446
こんなツイートもある。
《今回の美術館女子呼称以前の刀剣女子やその前の歴女リケジョetc.なんかでも思うんですが、個人的には〇〇ファンみたいな感じで呼んでいただきたかったなって…。女医とか女教師とか、昔から女性という性別があまりにも有徴化され過ぎているけれど、もうそろそろ勘弁していただきたいな…みたいな。》
https://twitter.com/chilime/status/1272066139250540545
本気で怒っている女性が多いのである。
《「美術館女子」のコンセプトにおいて女性はどうやら「映える写真さえ撮れればいい、学ぶ意志の無い存在」らしいです。美術館への一歩を踏み出す後押しをしたいのは分かります。ですが女性を作品を彩る単なる客体として写すのはいかがなものでしょう。バカにするのもいい加減にして欲しい。》
https://twitter.com/Estetism_jp/status/1272061996536442880
津田大介もツイートしている。
《読売新聞オンラインの新企画「美術館女子」に非難囂々ですが(俺も同感ですけど)なぜ現在の美術館がそうせざるを得ない状況に追い込まれたのかは最近出たばかりの『美術展の不都合な真実に書かれてます。めちゃタイムリーで面白い一冊なのでご関心ある向きはぜひご一読を。》
https://twitter.com/tsuda/status/1272163429239754754
日大芸術学部教授で新潮新書「美術展の不都合な真実」の著者であ古賀太は前掲「デイリー新潮」の記事では次のように語っている
《「『美術館女子』からは読売の必死さが伝わってきます。日本ではメディアが美術館や博物館の企画展スペースを借り、主催者となって『美術展』を開催してきました。その日本方式の主軸のひとつが読売新聞です。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、全国の美術館、博物館が長い閉館を余儀なくされています。もちろん読売の関わる美術展も大きな影響を受けており、その最たるものが2020年春の目玉と期待されていた『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』(国立西洋美術館)です。本来3月頭に開幕するはずがかなっていません。
幸いにも今月18日に改めて開幕、大阪にも11月に巡回と発表されましたが、大きく異なるのは今後は入場が日時指定制になることです。これまで美術展の大混雑はいわば当たり前でしたが、これからはお客を会場内にめいっぱい詰め込んで、入場料を稼ぐビジネスが成立しなくなる」》
Web版「美術手帖」は6月15日付で「『美術館女子』は何が問題だったのか。『美術界のジェンダー格差を強化』『無知な観客の役割を女性に』」を掲載している。
美術手帖で「統計データから見る日本美術界のジェンダーアンバランス」を執筆した社会学者の竹田恵子は、美術館の楽しみ方は多様であることが前提としつつ、「『美術館女子』企画は、ほとんどの女性が美術のなかで『描かれる側/視られる側』=客体化されてきたという議論を無視しているかのように、女性観客をも客体化したつくりになっている」と指摘。》
《キュレーターとしてジェンダーの問題に多角的に取り組んできた小勝禮子は、「今回の『美術館女子』は読売新聞社の企画を、美術館関連ということで美連協も関わることになったのだろう、美連協には気の毒なところもある」としながら、「企画者側のおじさん目線から考えられているため、残念ながらアウトな部分しかありません」と批判する。》
東京大学教授で同大芸術創造連携研究機構副機構長を務める加治屋健司は、「美術作品を見るのに知識は必要ではなく感動があればよいと、作品に対する理解を軽視している点が問題だと思います」と語る。》
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/22140

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3)【本日の一行情報】

◎「BuzzFeed Japan News」の貫洞欣寛がツイッターで連投している。
《①デリーに特派員として勤務していた6年前のこと。
駐インド日本大使館の広報担当者から、「首相補佐官が訪印するので、記者の皆さんと朝食会を開きたい」という連絡が来た。なんだか分からないが、普段縁のない首相補佐官という人種がどんなものかは興味が沸き、行くことにした。》
《②デリー中心部のホテルのカフェに午前7時半集合。ずいぶん早いが、補佐官氏が何を語りたいのか、コーヒーを飲みながら聞くのも悪くないと思い、会場に向かった。朝食会は「オフレコ」だという。何か価値ある事を言えば「政府関係者」と言うかたちで引用すれば良いかと思った。朝食代は自分で出した。》
《③彼は何を語るのだろう。みんなで言葉を待った。
補佐官氏は私たちを見回して、補佐官氏は言った。「いや実は私、インドに来るのが初めてでね。みなさんにインド事情を教えてもらおうと思ってお集まり頂いたんですよ」》
《④要するに、初めて来て見たものの、予備知識がない。もちろん在インド大使館のレクは受けるのだろうが、駐在記者からも本音的な部分を聞いておきたい、ということのようだった。私も記者になって25年になるが、政治家から、しかも首相官邸の住人から「教えて」と真顔で言われる経験は、滅多にない。》
《⑤この人はなぜインドに来たのだろうと思うのは当然だろう。尋ねても、はっきりと語らない。インドの首相と会談がセットされていたから、安倍首相から与えられたミッションはあるはず。せめて、何の話をしに来たのかヒントくらいあってもいいのにな、と思った。》
《⑥ふとしたことで、自分と補佐官が同郷だという話になった。僕の弟一家は補佐官の選挙区に住んでいる。
すると、補佐官氏の顔がパッと明るくなった。
「弟さんのお名前は?住所と電話番号は?」
適当にごまかした。》
《⑦印象に残っているのは、安倍首相について語る時の、補佐官氏の口調だ。「総理、凄いよー。すっごい勉強家なんだよ。あの人はほんと凄いんだよ~」
彼は選挙に強いとは言えなかった。何度か落選し、もう1人の候補者と比例区と選挙区を交代立候補する「コスタリカ方式の対象となっていた。》
《⑧彼の風向きが変わったのは2012年。安倍氏が総裁選再出馬を目指した時に推薦人に名を連ね、自民党が圧勝した同年総選挙でようやく、選挙区で大勝した。それから猟官活動を続けたのだろう。それだけに、安倍首相に対する忠誠心の強さを、少なくとも周囲や報道陣に喧伝する必要もあったのだと思う。》
《⑦数日後、補佐官氏は帰国する事になり、我々は大使館のアレンジでまた、ホテルのロビーに集められた。いわゆる「ぶら下がり取材」というやつだ。
彼は「実りある訪問でした」と建前を二口、三口語ると去った。
あっけにとられた。「あんな人、見た事ない」と怒り出す記者もいた。》
《彼の妻もその後、参院選に立候補し、党中央から1億5千万円の活動資金を得て、現職を破り初当選した。
論功行賞なのか、彼は法務相となった。
だがまもなく、さまざまな疑惑が噴出することになった。》
《(結)6月18日、彼と妻は買収容疑で逮捕された。
無理を重ねて夫婦共に国会議員の地位を得て入閣を果たしたのちの急転落だ。
拘置所河井克行容疑者は今、何を思うのだろう。
デリーで「総理、凄いよ~」と語った彼のめがね越しの笑顔が、ふとよみがえった。》
https://twitter.com/kando_abugen/status/1273520292803969025

https://twitter.com/kando_abugen/status/1273522390111154177

◎世界化リテイリングが運営する通販事業「家庭画報ショッピングサロン」( https://shop.sekaibunka.com/shop/ )は、創業250余年の老舗・山形屋海苔店と共同開発した「家庭画報の有明海産初摘み焼海苔」「家庭画報有明海産初摘み海苔佃煮2種」の販売をスタートした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000826.000009728.html

◎「週刊女性PRIME」は「週刊女性」6月30日号に掲載された「坂上忍パワハラで『バイキング』が9月終了か、本人直撃に『それは無理筋の話』」を6月17日付で公開した。
《『笑っていいとも!』の後継番組として'14年からフジテレビの昼を飾る『バイキング』。数年前から坂上のワンマンぶりが週刊誌などで記事にされてきたが、このところ傍若無人な態度に拍車がかかっているというのだ。
「リハーサルでやったことが、坂上さんのひと言で引っくり返される。せっかく用意した映像を“いらない”と×をつけて使わないことも。共演している榎並大二郎アナもいつもビクビクしていますよ。ADのカンペのタイミングが遅いだけで不機嫌になり、チーフディレクターを説教。現場は常にピリピリしています」(同・フジテレビ関係者)》
https://www.jprime.jp/articles/-/18159
「日刊大衆」は6月17日付で「坂上忍『バイキング』衝撃のパワハラ打ち切り報道!CM中に轟く怒号!!」を掲載している。
《『バイキング』の9月打ち切り説について、フジテレビ関係者はこう話す。
「まったくそういう話は聞いていません。『バイキング』を担当している仕事ができない人間が適当なことを言っているんじゃないですかね。『バイキング』は曜日ごとに制作する班が違って担当プロデューサーやディレクターがおり、多くのスタッフがいますが、みんな“そんな話は知らない”ということでしたよ」》
https://taishu.jp/articles/-/75676?page=1

◎「DIME」8月号の付録は?50℃~300℃まで食材や料理の温度を瞬時に計測できるデジタル調理温度計だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000706.000013640.html
「家電Watch」が6月16日付で「雑誌DIMEの付録は、厚切り肉や油の温度をすぐ測れる『デジタル調理温度計』」を公開している。
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1259212.html
DIME」の付録は実用性に魅力があるだけではなく、私たちが失わずにいる「子ども心」を刺激する。実用性にだけ傾斜した宝島社の付録とは一線を画しているところが魅力的なのである。

集英社の「SPUR」8月号の付録は、トムとジェリーのクーラーバッグ。
https://spur.hpplus.jp/magazine/topics/202006/16/OElJAZk/
昨日も書いたが8月号は「活字」で勝負だ。

佐伯泰英、強し。佐伯泰英による光庫「新酒番船」が日販調べの週間ベストセラー 庫ランキングでトップとなった。
https://hon-hikidashi.jp/more/109646/

◎「ニューズウィーク日本版」は6月17日付で「百田尚樹と『つくる会』、モンスターを生み出したメディアの責任 石戸諭氏に聞く」を公開している。小暮聡子のインタビューに応えて石戸諭は次のように語っている。
芸評論家の加藤典洋さんが晩年に、百田作品について丁寧な論評を残している。加藤さんは百田論の中で、イデオロギーを「着脱」できるという意味で「新しい作家」だと見事に表現している。僕のアプローチは加藤さんの影響を受けている。
百田さんにも右派的なイデオロギーがあることはあるが、小説を面白くしたり人を感動させたりするためなら自分のイデオロギーを容易に「着脱」できる。読みやすくするためにはいろんなことを犠牲にでき、イデオロギーよりも物語としての感動や面白さを優先する。》
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93695.php
新しい歴史教科書をつくる会」と百田の違いについて私見を述べるのであれば、百田には転向の陰影がどこを探しても一切見当たらないことである。所与としてアメリカを受け入れてしまっているわけだから、攘夷(=ナショナリズム)を欠如しているのだ。恐らく百田は磯部浅一心情を「理会」できないのではないだろうか。磯部は「獄中手記」で次のように書いている。
《八月六日 一、天皇陛下 陛下の側近は国民を圧する漢奸で一杯でありますゾ、御気付キ遊バサヌデハ日本が大変になりますゾ、今に今に大変なことになりますゾ、ニ、明治陛下も皇大神宮様も何をしておられるのでありますか天皇陛下をなぜ御助けなさらぬのですか、三、日本の神々はどれもこれも皆ねむっておられるのですか、この日本の大事をよそにしている程のなまけものなら日本の神様ではない、磯部菱海はソンナ下らぬナマケ神とは縁を切る、そんな下らぬ神ならば、日本の天地から追いはらってしまうのだ、よくよく菱海の言うことを胸にきぎんでおくがいい、今にみろ、今にみろッ。》

◎「すずらん通り」と言っても私が毎日のように通う神保町のそれではない。旧市街の大通りを曲がったところにある「すずらん通り」は、架空の街なのである。そこには憧れのブティックや個性的な雑貨店、カフェ、こだわりの洋菓子店、昔ながらの映画館などが並ぶ場所であり、小さな洋服店Louemil」(ルーエミル)もここにあるわけだ。実業之日本社から刊行された「すずらん通りの洋服店」は、「Louemil」ブランドの服や小物、街にある個性的なお店の紹介、春夏コレクション、衣装協力として携わった映画や広告、そして秋冬コレクションまで繊細に描かれた服とセンス溢れる小物を網羅するオールカラーのストーリー形式イラスト集である。作者はfouatonsという。
https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-41544-4
実業之日本社は「『すずらん通りの洋服店』ぬり絵コンテスト」を企画し、その結果を発表している。
https://www.j-n.co.jp/columns/?article_id=586

朝日新聞デジタルは6月16日付で「産経新聞社、賭けマージャン参加の記者を懲戒処分」を掲載しているが、産経新聞は《「取材源を秘匿する」として、マージャンをしたのが黒川氏だったとは認めていない》ことがわかる。産経新聞社取締役(コンプライアンス担当)・菅野光章のコメントの次の全が次のように掲載されている。
《外出自粛を呼びかけていた新聞社の記者の行動として極めて不適切。信頼を裏切る行為であり、深くおわびします。
加えて重大視したのは、新聞記者の取材という行為への信頼感を著しく損ねてしまったことです。取材の難しい分野で、情報を入手したい記者にとって取材対象者とのマージャンは、取材の機会を創出できる非常に重要な場でした。それゆえに定期的な機会を持つことに注力した、との趣旨を調査で述べました。
記者が取材対象者との関係で不適切な記事を書いたり、逆に書くべきことを控えたりするなどの問題行為は認められませんでした。
しかし取材目的とはいえ、賭けマージャンは許容されるものではなく、取材対象者との「なれ合いの関係」を印象付け、新聞記者の取材活動に不透明感を与えてしまったと反省しています。
取材対象に肉薄する努力が普段から必要であると考え、記者たちにもそう指導しています。しかし、「肉薄」は社会的、法的に許容されない方法では認められず、その行動自体が情報の収集、取材、報道の正当性、信頼性を大きく損なうことになります。この当たり前のことに対する意識が甘かったと反省せざるを得ません。
今回の問題を機に私たちは襟を正し、編集局の全社員を対象にコンプライアンス研修を実施するなど、社内の記者倫理や行動規範を徹底させていきます。》
https://www.asahi.com/articles/ASN6J6DT4N6JUTIL03C.html

◎「FACTA」7月号は「『黒川』産経・飯塚社長にテロルの硝煙」を掲載している。ちなみに「FACTA産経新聞社会部記者の河合龍一と大竹直樹、朝日新聞社の大島大輔経営企画室副室長というように実名で報道している。
https://facta.co.jp/article/202007001.html
この記事を「たざきしあん」がツイッターで次のように評価した。
《産経の現社長が正論路線を放棄しようとしてるのは普通に間違ってないと思うぞ。アレが結果として産経の劣化にターボを掛ける形になったし、広告だってやばい系しか入らなくなってしまったし》
《今の社長が産経を何とかしようと思ってるのはよく分かるんだが、もう手遅れな感じなんだよね。あまりにもあっち方面に行き過ぎたのは明らかな訳で。》
https://twitter.com/westinghouse565/status/1273204940802932736
https://twitter.com/westinghouse565/status/1273212245812494336
これを全国紙中堅記者の自称「窓際記者」がリツイートしている。
《地方支局に配属されたばかりの産経の新人記者を合コンに誘ったら、死んだ魚のような目をして「土曜は櫻井よしこの講演会をカバーしないといけないんです…」とボヤいてたのを思い出す。アクセス数が稼げるからと社を挙げて右に寄っただけで、記者が全員愛国思想な訳ではないからな…。》
https://twitter.com/nekokisha/status/1273217742674550784

◎アニメ化もされたマンガ「ゆるゆり」(一迅社)と京都の鉄道・叡山電鉄がコラボして、7月4日~11月30日に原作者・なもりの描き下ろしイラストを車内、車体側面に装飾したラッピング車両を運行させるという。
https://mantan-web.jp/article/20200615dog00m200062000c.html

◎大広と日本インフォメーションは、新型コロナウイルス感染症策のために延期していた「次世代ロールモデル研究セミナー」のオンライン開催を決定した。6月25日(木)、26日(金)の両日、13:00 ~ 15:00まで開催される。参加費は無料だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000042292.html

春新書「国のために死ねるか 自衛隊『特殊部隊』創設者の思想と行動」や新潮社「自衛隊失格 私が『特殊部隊』を去った理由」の著者である伊藤祐靖が小説「邦人奪還 自衛隊特殊部隊が動くとき」(新潮社)を書いた。これまで書いてきたノンフィクションのシミュレーション小説化である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000047877.html

講談社が運営する「with online」( https://withonline.jp/ )の5月の純ページビュー(PV)が1億336万PV、ユニークユーザー(UU)が640万UUとなった。マンガ「ピーナッツバターサンドウィッチ」(ミツコ)効果なのだろう。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002672.000001719.html

◎「BuzzFeed Japan」の創刊編集長をつとめ、現在はフリーランスのジャーナリスト/メディアコンサルタントとして活躍している古田大輔は6月16日付「YAHOO!ニュース」に「ニュースの課金読者が世界的に急増、ただし日本を除く コロナで伸びたのはテレビとソーシャルだった」を寄稿している。
《日本で、ニュースに課金しているユーザーは昨年より1ポイント増の8%でした。調査40カ国・地域の中で、イギリスやクロアチアの7%とほぼ並んで最下位グループに位置しています。アジアでは香港29%、韓国10%など7カ国・地域の中で最下位でした。
理由として考えられるのは、無料でニュースが読めるニュースアグリゲーションサービスが強力なことです。オンラインでよく読むニュースのブランド1位はヤフーニュースでダントツの58%、2位のNHKニュースは11%に止まりました。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/furutadaisuke/20200616-00183700/

楽天が運営するライブ動画配信サービス「Rakuten LIVE」は、友舎が発行するファッション雑誌「JELLY」とコラボし、誌面掲載モデルオーディションである「JELLY × Rakuten LIVE モデルデビューGRAND PRIX」を開催している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001235.000005889.html

◎「M-ON! MUSIC NEWS」は6月17日付で「香取慎吾×稲垣吾郎×草なぎ剛、『週刊春WOMAN』でコロナ禍を語る。表紙は、香取が“コロナ後”に祈りを込めて制作」を公開している。6月22日発売の「週刊春WOMAN」2020夏号は、“新しい地図”(香取慎吾稲垣吾郎草なぎ剛)の3人が登場し、コロナ禍を24ページにわたって語る企画が目玉だそうだ。表紙はタイトル通り香取が描いた作品が飾る。
http://www.m-on.press/music-news/0000259077?show_more=1

◎「カルロス」でテロリストを描き、「冬時間のパリ」で電子書籍の時代を描いたオリヴィエ・アサイヤスの新作もNetflixのか。「WASP ネットワーク」は1990年代、反カストロを掲げる米マイアミの亡命者組織に潜入したキューバ人スパイの苦悩を描いているそうだ
https://natalie.mu/eiga/news/383523
日本経済新聞は6月18日付で「NetflixのCEO夫妻、黒人の高等教育に130億円寄付」を掲載している。
《米ネットフリックスのリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)は17日、夫妻で1億2千万ドル(約130億円)を黒人の高等教育支援に寄付すると発表した。米国で多くの黒人が通う「歴史的黒人大学(HBCU)」の奨学金にあててもらう。個人によるHBCUへの寄付としては過去最大の規模となる。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60480240Y0A610C2000000/

村田沙耶香が「春オンライン」で書いている。
《霧の中にいるような状態のまま、人々は働き始めている。》
https://bunshun.jp/articles/-/38387

朝日新聞デジタルは6月17日付で「米デモ動画、NHK放送総局長が『問題意識欠けていた』」を掲載している。NHKの正籬(「まさがき」と読むそうだ)聡放送総局長は6月17日の定例会見で、「これでわかった!世界のいま」が放送したアニメ動画について、改めて謝罪したそうだ。
《正籬放送総局長は動画の問題点について「国の内外でどう受け止められるかという問題意識が欠けていた。番組の一部を切り出してSNSに掲載したが動画がどう広がり、どのような影響を及ぼすかという認識が十分でなかった」と説明。人種や民族、ジェンダーなどを番組で扱う際は、協会内外の幅広い人材が、複眼的にチェックする体制をつくると述べた。》
https://www.asahi.com/articles/ASN6K63YPN6KUCVL013.html

◎「ダイヤモンド・オンライン」は6月17日付で「『女帝 小池百合子』著者に聞く、小池都知事に賛同できない理由」を掲載している。石井妙子が次のように語っているのが印象的であった。
《今回の取材でも、私は尊敬したくなる素敵な女性たちとたくさん出会うことができました。カイロで小池氏と同居していた早川さんがそうですし、「中皮腫アスベスト疾患・患者と家族の会」副会長の古川和子さん、築地市場の移転に反対していた「築地女将さん会」の方々などです。市井にはこんなにも優れた女性たちがいるのだと感激しました。でも、そうした女性たちが小池氏によって踏みつけられていったわけです。》
https://diamond.jp/articles/-/240531
イスラーム法学者の中田考は「BEST TiMES」に6月16日付で「『小池百合子学歴詐称の真偽』と『アラブ化の真実』」を発表している。
《『女帝 小池百合子』を読むと、彼女はかなりいい加減というか嘘吐きのようですが、政治家なんてそもそも嘘吐きですからね。それを言うなら安倍のほうがもっと酷いでしょう。NHKテレビの国会中継でみんなが見てる前で言った間違いを平気で書き換えさせるわけだから。それに比べたら小池百合子なんて全然かわいいものです。
アラブの政治家の中には何百人、何万人と殺してるレベルの悪い奴がたくさんいるわけですから、私はそういうのをほっといて小池百合子だけ叩こうって気にはまったくならないですよね。優先順位が違います。
私自身にとっては個人的な利害関係からいうと小池さんはどちらかというと敵ですので弁護する理由は何もありません。今は仲が悪くなったみたいですが、『女帝 小池百合子』にも出てくる彼女のバックにいた右翼の活動家のせいで私は「私戦予備及び陰謀罪」の容疑で捜査を受けるハメになったんです。》
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/549222/

YouTubeで「The Daily Zenjiro Show」を毎日配信している、ぜんじろうのツイート。
《最近、世間が差別やパワハラにうるさくなって、芸人が『面白い事できない時代になったな~』って言うのをよく聞きます。僕はむしろ逆で、ようやく「いじり」という名の「いじめ」でも、内輪のじゃれ合いでもない、大人の笑いが求められる時代になると思ってます。ま、僕の時代でもないんですけど(笑)》
https://twitter.com/zenzenjiro/status/1272834030593957889

◎人気急上昇中の金与正のツイート。
《北南宣言と合意を紙くずにしてしまった南朝鮮当局と決別する時がきた。
北南合意にしたがって非武装化された地帯に部隊を再び進出させ、軍事的警戒を強化するための行動計画を立てている。今後 朝鮮民主主義人民共和国の連続的な対敵行動措置の程度と決行時期は、南朝鮮当局の出方によって決定される》
https://twitter.com/kimyojong870926/status/1273464645093744641

◎わが家にアベノマスクが漸く届いたのは6月16日のことだった毎日新聞は6月17日付で「安倍政権の8年は何だったのか 『レガシーは『アベノマスク』だけ』、憲法改正困難に」を掲載している。
《17日に閉会した通常国会でも衆参両院の憲法審査会の審議が低調に終わり、自民党が早期成立を目指す国民投票法改正案は、たなざらしとなった。安倍晋三首相の党総裁任期満了が来年9月と迫る中、在任中の憲法改正に黄信号がともりつつある。党内からも「8年もやってレガシー(遺産)は『アベノマスク』だけでは」と焦りの声が漏れ始めた。》
https://mainichi.jp/articles/20200617/k00/00m/010/189000c
町山智浩毎日新聞のこの記事に異議があるようだ。
《「レガシーは『アベノマスク』だけ」
いや、いろいろあるでしょ。ロシアには北方領土を献上して、北朝鮮には拉致問題を放置してあげて、中止になったけど中国には習近平を国賓として招聘して、アメリカからはF35を爆買し、電通パソナと吉本には莫大な税金を回して。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1273275454376431617
まだ届いていない世帯もあるようだ。いつになったら配布を終えるのだろうか。
《昨夜はアベノマスクがまだ来て無い話で夫婦で盛り上がった。とは言っても話すのは専ら妻の方。私は妻の晩酌の肴を作りつつ相槌を打つだけだったが無茶苦茶バカな話をするので呆れながら聞いていた。あのさアベノマスク一年遅れたら特典がハワイに行けるとかどうよ?どうよ等と言われても私は唖然呆然》
https://twitter.com/KrjggXZo4ZxRtN5/status/1273372671967760386
横尾忠則のツイートだ。
《それはそーと、アベノマスクを付けている人は安倍さん以外にひとりも見たことがないということはアベノマスクに対する国民の強烈な批評だと思う。本人はどう思っているか、知りたいよね。それにしても巨額の無駄使いだった。こーいうことも、国会で突っ込むべきだ。》
《アベノマスク着用の本人は、このことだけで如何に頑固な性格かがよくわかる。》
https://twitter.com/tadanoriyokoo/status/1273505156361908225
https://twitter.com/tadanoriyokoo/status/1273505170312159233

◎ウェブ「ニューズウィーク日本版」は6月17日付で加谷桂一の「持続化給付金『中抜き』疑惑とアベノマスク──不透明取引の『経済性』を読み解く」を掲載している。
新型コロナウイルスの影響で業績が低迷した中小企業を支援する「持続化給付金」事業について、不透明な業者の選定が行われたとの批判が出ている。全国民にマスク2枚を配った、いわゆる「アベノマスク」についても、同様に調達の不透明性が指摘された。
税金を原資とする政府調達で不透明な取引が行われることは民主国家としてあってはならないことだが、政治のみならず経済的にも大きな問題をはらんでいる。持続化給付金を含む政府支出はGDP2割弱を占めており、経済におけるウエートが高い。ここで中抜きといった非効率な取引が行われると、日本全体の生産性にも影響する。》
https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2020/06/post-107.php

松尾貴史も「週刊春」6月25日号を評価している。
《しかし、春すごいな。》
https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/1273227631534592000
松尾が評価しているのは「『前田ハウス』国会答弁のウソを暴く 証拠音声とメール入手!」のほうである。「春オンライン」は「『前田ハウス』国会答弁に疑義 『250万振り込んだ』音声を入手」として紹介している。
《6月18日(木)発売の「週刊春」では、前田氏の発言の詳細、民間業者に送った前田ハウス勧誘メールの他、電通下請け企業による博報堂への“妨害工作メール”についても詳報している。》
https://bunshun.jp/articles/-/38463
記事には、こう書かれている。
《一方、前田氏との関係が露呈した電通は〝秘密の間柄〟である下請け会社にある指令を出していたという。
「五月二十四日、持続化給付金事務局のSlack内に、株式会社テー・オー・ダブリュー(TOW)の担当者から『*責任者の方以外社外秘でお願いします』と注意書きが付いたメッセージが送られたのです。電通の利権構造を死守するための、あまりに酷い内容でした」(イベント会社関係者)》
要するに電通から持続化給付金事業を請け負った会社が競合社の事業に協力した場合、仕事を回さないという圧力をかける内容であったのである。当然、「週刊春」のスクープである。しかし、例によって新聞は、そうした経緯は無視する。朝日新聞デジタルは6月18日付で「給付金事業受注の会社が下請けに圧力か 電通は社員処分」を掲載している。
《関係者によると、大手イベント会社「テー・オー・ダブリュー」(TOW)の担当者が民間委託事業について、複数の下請け会社に電通以外の会社に協力しないよう圧力をかけていた疑いがあるという。電通の社員はこの問題に関与していた模様だ。
TOWは朝日新聞の取材に対し、圧力をかけた疑いなどについて「電通側へ問い合わせて欲しい」とした。電通広報部は取材に、具体的な内容は明らかにせず、17日午後10時過ぎに「問い合わせの件に関しては本日リリースを出している」とメールで回答した。リリースは「社員への厳正な処分について」と題し、不適切な発言を重く受け止めるなどとしている。》
https://www.asahi.com/articles/ASN6K7RV0N6KULFA04J.html
電通は6月17日付で「当社社員への厳正な処分について」を発表している。
《この度、当社社員が受発注関係にある協力会社の従業員に対し、業務にまつわる不適切な発言を行ったことが判明いたしました。
外部弁護士による調査とその評価では、直ちに法令に反するような発言とは認められませんでしたが、当社はこの社員による不適切な発言を重く受け止め、当該社員を当該協力会社と進めているプロジェクトから外した上で、社内懲戒審査委員会に諮り、厳正に処分すると共に、当該社員の上司を厳重注意いたしました。
今後も当社はコンプライアンス遵守の観点から、社員教育の徹底を図り、再発防止に努めてまいります。》
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020045_0617.pdf

◎「ビジネス+IT」は6月16日付で「2030年のメディア予測、『社会的価値』が広告収益を代替する日」を公開している。次のように語っている東京経済大教授の佐々木裕一は、電通OBである。
電通にいたころから90年代末まで、私はインターネットを、何らかの情報をユーザーに提供する「メディア」としてしか見ていませんでした。しかし、NTTデータグループに入ると、