【文徒】2020年(令和2)7月22日(第8巻135号・通巻1792号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」候補作が決定
2)【記事】今日から「GoToトラベル」開始!何も起こらなければ良いけれど…
3)【本日の一行情報】
4)【人事】集英社 2020年7月21日付
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.7.22 Shuppanjin

1)【記事】「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」候補作が決定

Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」のノミネート作品が次のように発表された。
佐々涼子「エンド・オブ・ライフ」(集英社インターナショナル
梯久美子「サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する」(KADOKAWA
石井妙子「女帝 小池百合子」(藝春秋)
・濱野ちひろ「聖なるズー」(集英社
高橋ユキ「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」(晶社)
ブレイディみかこ「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」(筑摩書房
https://news.yahoo.co.jp/articles/134da88d9ae6c5691075df45a492476470536f7f
佐々涼子のツイート。
《ノミネートしていただけるなんて思わなかったのでびっくりしています。勝手にいろんなものを背負っていたので肩の荷が降りました。ほっとした。
選んでくださった書店員の皆様、取材にご協力いただいた皆様、書評、インタビューで取り上げてくださった皆様、何より読者の皆様に感謝いたします。》
https://twitter.com/ryokosasa1/status/1285223012661293056
田崎健太は「エンド・オブ・ライフ」を《穏やかな色合いの織物のようだ。その手触りは柔らかく、優しい。》と評している。
https://honsuki.jp/review/37019.html
婦人公論」は「連載 私の書いた本」で、梯久美子の「サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する」を取り上げている。
《その30年ほど後にチェーホフと同じルートを旅したのが宮沢賢治。『銀河鉄道の夜』は岩手軽便鉄道樺太の鉄道がモデルになっていると言われます。2回目の取材では賢治の旅の跡を辿ったのですが、実は私、さほど賢治が好きだったわけではないのです。企画段階ではサハリンの列車乗りたさに、その人気にあやかったところがあります。(笑)
でも詩集を手に実際に足を運んでみると、賢治がとても身近に感じられました。彼が旅をしたのは、最愛の妹トシの死の翌年でしたが、旅の最中に書かれた詩は、サハリンに足を踏み入れた前後で空気が一変する。重かった心が、移動にしたがってどのように動いていき、その風景に慰められたか。机上では理解できなかった部分が、初めて腑に落ちました。》
https://fujinkoron.jp/articles/-/2232
「Business Insider Japan」は7月13日付で「なぜ小池百合子は男社会に利用されなかったのか。働く女性の30年と重ね、『女帝』筆者・石井妙子さんが語る」を公開している。石井は小池について次のように語っている。
《前半生でルッキズム(外見重視)の被害者だった分、後半でそれらを乗り越えて勝者になってからは、逆に加害者的な言動が目立つ。冷ややかに世の中を見ているから、手に入れた魅力的な外見をどのように使ったら一番効果的か、よくわかっている。前半生でに苦しみ、嫌な思いをした分後半生では積極的にそれを利用しようと開き直った感じもあったと思います。》
https://www.businessinsider.jp/post-216263
「新刊jp」は1月27日付で「犬や馬をパートナーとする『動物性愛者』。その『禁忌』の先にあるものとは?」を発表している。
《――『聖なるズー』の第2章で、濱野さんは動物の「パーソナリティ」という概念をミヒャエルたちを通して考えていきます。ミヒャエルは動物にしか性的欲望を抱かず、キャシーというメス犬のパートナーがいますが、彼女の個性や性格をよく把握していて、「動物にもパーソナリティがある」と言うわけですね。この「パーソナリティ」は非常に重要な発見だと思いますが、それが一体何なのか、現時点での濱野さんの解釈を教えてください。
濱野:この言葉は日本語に置き換えることができなくて、いまだにこの本に書いた以上の解釈ができていません。
今のところの理解で定義すると、人間や動物のパーソナリティとは、人間と動物の間で相互に起きる、それぞれの存在の「状態」のこと。お互いが共有している豊かな時間の中で相互に応答し合い、そのレスポンスの中で見出されるものと考えています。もちろんそこには時間的な経過も含まれていて、相手の機嫌が良かったり、悪かったりすることも含めて常に揺らぎが生じています。お互いがお互いを見つめ続けていく、絶え間ない実践のなかで見いだされていくのがパーソナリティです。》
https://www.sinkan.jp/news/9677?page=1
高橋ユキのツイート。
《ノミネートに際して、色々な方がメールをくださったり、リプライをくださったり、ツイートしてくださったりと、とても嬉しいです。本当にありがとうございます。。。メールはゆっくり返信いたしますね》
https://twitter.com/tk84yuki/status/1285188621423611905
こんなツイートも投稿されていた。
高橋ユキさんの『つけびの村』、おいらが初めて買って読んだノンフィクション本なんだよ。Twitterで知って、note読んで、続き全部読みたくなって、すぐ本屋行ったんだよ。全く煽らない淡々とした語り口なのに、ぐいぐいと引き込まれてあっという間に読んでしまった。ノミネートすごいうれしい!》
https://twitter.com/rain_drop_music/status/1285078675650560000
筑摩書房のツイート。
《【速報】ブレイディみかこ『ワイルドサイドをほっつき歩け』をYahoo!ニュース|本屋大賞2020 ノンフィクション本大賞」にノミネートしていただきました!!
史上初!著者2年連続ノミネートです。応援してくださったすべての書店員さんに、心からお礼を申し上げます。》
https://twitter.com/chikumashobo/status/1285040966919786497
春オンライン」は7月14日付で「『移民で女性』マイノリティの私が、あえて『労働者階級の中高年男性』を書いた理由――ブレイディみかこ」を掲載している。
《「労働者階級の中高年男性は、若年層やミドルクラスと比べるとEU離脱賛成派が多かったんです。彼らは“排外主義者”と呼ばれ諸悪の根源とみなされがち。移民で女性という、いうなればマイノリティの私のような人間が、白人で男性という、大雑把にいえばマジョリティの彼らの身になって書いてみた一冊です。前作で提示したコンセプト『エンパシー(自分と違う考えを持つ他人のことを想像する知的な能力)』の試みだったかもしれません」
https://bunshun.jp/articles/-/38909?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink
私の予想。本命が「エンド・オブ・ライフ」で、対抗が「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」。

-----------------------------------------------------

2)【記事】今日から「GoToトラベル」開始!何も起こらなければ良いけれど…

河北新報は7月19日付で社説「GoTo事業見直し/まず安全な地域間の支援を」を掲載している。
《問題を抱えながら事業を押し進めて感染が拡大し、旅行の機運をしぼませては元も子もない。22日開始に固執せず、各自治体の感染状況を見極めながら、安全な地域間の旅行を補助することから始めるべきではないか。
国の事業費をホテルや旅行業者など観光業者への直接支援に振り向ける方法も考えられる。
政府には決めた事業の枠組みにとらわれず、柔軟な対応を求めたい。》
https://www.kahoku.co.jp/editorial/20200719_01.html
毎日新聞は7月20日付で「GoTo、また場当たり対応 東京除外、キャンセル補償…甘い見通し」(堀和彦、古関俊樹)を掲載している。
新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ経済を回復させる起爆剤と位置付けた「Go Toトラベル」事業だが、政府は開始前から再三の見直しを迫られている。開始間近の段階で急きょ東京除外を決定したことに続き、キャンセル料の補償を巡っても方針をわずか3日で転換。新規感染者数の増加や世論の反発に対する見通しの甘さが要因で、政府対応はまたもや後手に回っている。》
https://mainichi.jp/articles/20200720/k00/00m/010/260000c
「温泉ドラゴン」のシライケイタは次のように呟いている。
《GO TOのキャンセル料が保障されるのは当たり前だよね。
最初は突っぱねて、批判が多いとすぐ方針転換ってのが、政府の新たなスタイルになりつつあるね。
おかしいことにはおかしいと声を上げよう。
GO TOの中止も目の前だ。
おやすみ。
寝る。》
https://twitter.com/keikei_keita/status/1285303865458307074
毎日新聞は7月21日付で社説「GoTo事業の開始 不安無視した見切り発車」を掲載している。
《事業開始の直前になって仕組みを変えたことで、助成の線引きがわかりにくく、生煮えで抜け穴も多い制度となっている。
東京都の近隣県に宿泊して都内を観光した場合でも、個人旅行だと行く先を把握できずに宿泊割引が適用される可能性がある。
政府は、若者や高齢者の団体旅行を控えるよう求めているが、どこまで許容されるのかはあいまいだ。キャンセル料の補償を巡っても迷走した。
事業開始を前倒ししたのが、強引すぎたのではないか。》
https://mainichi.jp/articles/20200721/ddm/005/070/060000c
東京新聞は7月21日付で社説「GoTo事業 延期を重ねて求めたい」を掲載している。
《最大の問題は今が観光を促す時期なのかどうかという点に尽きる。感染拡大の規模が大きい東京を除いても、都内へ行き来する人が多い近隣三県では事業を利用できる。東京に次いで感染が増えてい大阪府も除外されていない。
観光地周辺に暮らす人々が、感染拡大地域からの人の移動が急増することに強い不安を覚えるのは当然だ。一方、都民以外の首都圏や大阪府など都市部の人々も、自らの旅が感染を拡大させる危険を感じているはずだ。
受け入れ側も赴く側も不安が増幅する中、約一兆三千五百億円を投じて旅を促しても期待した効果は得られないのではないか。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/43834?rct=editorial
「異邦人」のツイート。
《正直「GoTo」に関しては、これ以上に酷くなる余地はないと思っていましたが完全に甘かったです。感染拡大真っ只中に「前倒し」した癖に、肝心の割引対象になる事業者の登録は「今日から」と「今日」判明したようです。明日からのキャンペーンなのに、もう空いた口が塞がりません。勘弁して欲しいです。》
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1285448107841343488
兵站」を軽視するのは、さしずめ「日本低国」のお家芸なのだろう。「春オンライン」は7月21日付で「Go Toキャンペーン受託団体が二階幹事長らに4200万円献金」を掲載している。
《7月22日にスタートする観光需要喚起策「Go Toトラベルキャンペーン」(以下、Go To)。この事業を1895億円で受託したのは「ツーリズム産業共同提案体」(以下、共同提案体)なる団体だ。この「共同提案体」に名を連ねる観光関連の14団体から、自民党幹事長二階俊博氏をはじめ自民党の議員37名に対し、少なくとも約4200万円の献金が行われていることが「週刊春」の取材で分かった。》
https://bunshun.jp/articles/-/39127
今日発売の「週刊春」はGo To強行の舞台裏を詳報しているそうだ。またか…。こんなツイートを発見した。
《また、春。
日本って新聞社ないんだっけ?》
https://twitter.com/3k6GCszlfm1MbMe/status/1285475002075058176

-----------------------------------------------------

3)【本日の一行情報】

◎赤松利市が左右社の「仕事本」を絶賛している。
《緊急事態発令の日、左右社は全国77人のあらゆる職業の人と連絡を取り、仕事に関わる日記をつけるよう依頼します。パン屋さん、ごみ清掃員、タクシー運転手、映画館副支配人、プロレスラー、葬儀社スタッフ………書き切れる数ではない人たちの自粛生活記録。読み応えあります。是非今!》
https://twitter.com/hZoImkE6gPbGnUs/status/1285248209791533056
同感である。

仲俣暁生のツイート。
岩波新書の川端康雄『ジョージ・オーウェル』があまりによくて、手放してしまった平凡社ライブラリーオーウェル評論選集のいくつかを買い直す(川端氏の編訳)。》
https://twitter.com/solar1964/status/1285247524882636800
同感である。

◎「放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち」(社新書)の片瀬久美子がツイートしている。
《ネット中傷投稿者に対する裁判で、私に約263万円の支払いを命じた判決に続き、はるかぜちゃんに約315万円を支払う和解が成立して、加害者に300万円前後の支払いが課される事例が続いたことで、これまで軽く見られがちだった中傷投稿への認識が改められていくと良いなと思います。》
《伊藤詩織さんの裁判でも、良い判決が出されることを願っています。》
https://twitter.com/kumikokatase/status/1285232352914862080

毎日新聞は7月20日付で「オリンピック延期の追加負担 継続か撤退か 身構えるスポンサー」(鳴海崇、山口敦雄、杉山雄飛)を掲載している。スポンサーにとってもオリンピックはお荷物になりかけているのではないか。
《追加負担に応じても、感染拡大の状況次第で開催中止のリスクがあることもスポンサーの悩みの種だ。ある企業では、開催中止も視野に社長らが感染症の専門家を呼んでスポンサーを継続するか議論を始めたといい、「今のところ『(契約延長せずに)撤退すべきだ』という意見が7割」(幹部)という。スポンサーの間で大会への期待が小さくなっているのは否めず、財界関係者は「開催自体が危うくなりつつある大会にどこまで付き合うか、厳しい判断を下すスポンサーが出ても不思議ではない」と話す。》
https://mainichi.jp/articles/20200720/k00/00m/050/096000c
毎日新聞は同日付で「震災『復興五輪』からコロナ『克服五輪』に 振り回される被災地」(村上正、円谷美晶、倉沢仁志)を掲載している。
《スポーツと社会の関係を研究する神戸大の小笠原博毅教授(社会学)は「五輪は震災復興にも新型コロナウイルスの克服にもつながらないし、都合よく結びつけるべきではない。招致の意義づけのために無理に理念を作ったことで、被災地を振り回し続けているのではないか」と指摘する。》
https://mainichi.jp/articles/20200720/k00/00m/050/089000c
わが国の現在の為政者は、その時々において都合の良い言葉を発し、現実を糊塗するが、その後、都合の悪い結果が生じても、責任を回避するために新たな都合の良い言葉を発する。いつの間にか、言葉はリアリティという重量を減らしてしまうのである。

◎「春オンライン」は7月19日付で「“モテないこと”を暴露されて激怒!? 菊池寛の出版社殴り込み事件の背景にあった『エロ・グロ・ナンセンス』時代」(小池新)を掲載している。昭和5年菊池寛は自身をモデルにして書かれた広津和郎の小説「女給」を巡って中央公論社に殴り込む。菊池は広津を殴らず、社長を殴ろうと思ったが殴れず、編集者を殴った。
《嶋中の次男で父の後を継いで中央公論社社長になった嶋中鵬二氏藝春秋1957年11月号の「中公・春合戦譚」というで「この事件の経過ではっきりわかるのは、菊池さんの明けッぱなしで淡泊な人柄のよさであり、私の親父のふしぎな執拗さである」と述べている。その理由として、父が菊池に言ったこんな言葉を伝えている。「これは執筆家と雑誌編集者の問題なんですよ。編集者というものが、執筆者に対して、長い間どんなに屈辱的な立場にあったかという事で、みんないきり立っているんですよ。その点は僕も同感なんです」。
さらに鵬二氏も加わった藝春秋1988年1月号の「中央公論社に殴り込んだ菊池寛」の座談会で、ジャーナリストの徳岡孝夫氏は、菊池の婦人公論殴り込み事件を「ビートたけし事件のはしりですね。しかし、たけしとちがって一人で乗りこんだところが偉い」と述べている。》
https://bunshun.jp/articles/-/39060

電通は、高度化するテレビ視聴率データから、広告主のマーケティングターゲット(顧客像)を詳細に抽出・可視化し、そのターゲットがどれだけ視聴しているかという視点でテレビ広告枠を評価する新サービス「People Driven TV planning」を推進する。これにより、電通は"人"起点でのテレビCM出稿提案を強化することになる。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020057%EF%BC%8D0716.pdf

電通は、書籍「ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法」をKADOKAWAから刊行した。同書は、月刊誌「Forbes Japan」誌上で2015年7月25日発売号から連載開始し、現在も続く「電通BチームのNEW CONCEPT採集」を50のコンセプトとしてまとめたものである。
https://www.dentsu.co.jp/news/topics/pdf-cms/i2020008-0717.pdf

◎元日本テレビNNNドキュメント」ディレクター水島宏明は「YAHOO!ニュース」に「三浦春馬さん『自殺』でテレビ報道のガイドライン違反”が続々!」を発表している。
《通常はテレビ報道に限らず、新聞でもテレビでも報道の取材現場は、「できるだけ詳しく伝える」ことで競合他社としのぎを削っている。 たとえ小さな情報でも、他社にはないディテールを自社のニュースに入れることができるかどうかで勝負している。ところが「自殺報道」に関してだけは、これをやってはいけないのだ。
このことを理解していない報道関係者は少なくない。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200719-00188880/
厚生労働省世界保健機関(WHO)により、作成された自殺対策に関するガイドラインの中のひとつ「メディア関係者に向けた自殺対策推進のための手引き」をホームページに公開している。「やってはいけないこと」は次の通りである。
《●自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。また報道を過度に繰り返さないこと
●自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと、自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないこと
●自殺に用いた手段について明確に表現しないこと
●自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと
●センセーショナルな見出しを使わないこと
●写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと》
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/who_tebiki.html

◎TBS系日曜劇場「半沢直樹」(毎週日曜 後9:00)の初回平均視聴率は22%(世帯)だった。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202007210000075.html

白泉社が運営するアプリ「マンガPark」は3周年を迎えるが、ダウンロード数は700万を超え、掲載数700作品を突破するなど、好調に推移している。これを記念して「少女マンガ 夏の陣」が7月21日(火)から2020年8月31日(月)まで開催される。目玉は「花とゆめ&LaLa絶対名作 全12作品全話無料!!」だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000046848.html

◎日刊スポーツは7月20日付で「TBS宇内アナ主演の反戦ラジオドラマ 8・16に」を掲載している。
TBSラジオが8月16日に戦後75年特別番組 日能研presents ラジオドラマ「青空」(午後8時)を放送することが19日、わかった。
同局の国山ハセン(29)、宇内梨沙(28)、高畑百合子(39)、向井政生(57)の4人のアナウンサーが出演する。
樫田正剛氏が手がけた、反戦の思いの詰まった朗読劇で、国の命令に背いて戦中を生き抜いた少年と犬と猫の物語。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202007190001033.html

サイボウズのテレワーク推進のテレビCM「がんばるな、ニッポン。」が話題を呼んでいる。公開から8日でソーシャルメディアの再生回数は10万回を突破している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000027677.html
https://ganbaruna-nippon.cybozu.co.jp/

KADOKAWAは、中国子会社である角川青羽(上海)化創意有限公司と、中国大手デジタルメディア製作会社・江蘇原力数字科技股フン有限公司、中国大手配信プラットフォーム企業・深セン騰訊計算机系統有限公司(テンセント)以上3社共同で中国オリジナルのeスポーツアイドルVTuberチーム「千鳥」を開発した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007279.000007006.html

◎ネットアドバンスは、日本最大規模の知識データベース「ジャパンナレッジ」のノウハウを生かし、中高生の学習に特化した新商品「ジャパンナレッジSchool」のサービスを2021年4月より提供開始する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000061345.html
https://japanknowledge.com/school/contents/

◎メ~テレは「ヴィレッジヴァンガード」を舞台にしたドラマ第二弾「ヴィレヴァン!2~七人のお侍編~」(2020年10月クール/全6回)の製作を決めているが、今度は映画化も決定した。映画のタイトルは「リトル・サブカル・ウォーズ  ヴィレヴァン!の逆襲」だそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001576.000018131.html

集英社の少年ジャンプ編集部と新規事業開発部は、新たなマンガビジネス創造を目指す「集英社スタートアップアクセラレータープログラムマンガテック2020」(マンガテック2020)において、スタートアップ企業や個人などから募集を開始した。
「マンガテック2020」は、従来のマンガビジネスにとらわれない斬新な事業アイデアを募集し、新たなビジネスを生み出すための共創プログラムだという。「エンタメ業界を変革するような新規アイデア、ビジネス」をテーマにアイデアを募集するそうだ。
https://mantan-web.jp/article/20200720dog00m200069000c.html
こういう手があったか!

◎光社の写真週刊誌「FLASH」の増刊号「FLASH DIAMOND」が7月20日(月)に発売された。新型コロナ検査体験記&抗体検査の権利の読者プレゼントって良いじゃないの。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000482.000021468.html

◎「NET IB-NEWS」は7月21日付で「元『週刊現代』編集長・元木昌彦氏が実名で語る『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』トークイベント開催」を公開している。
《元木氏は「おおらかな点が講談社の長所。だが、多くの人が知らずに過ごしている会社の過去(戦争責任など)を、誰かが実名で伝えなければと思い、本を書いた」と話す。「スクープを出し、「首輪のない猟犬」などと言われて肩で風を切る時代があっても、最後には悲しい亡くなり方をする者もいる。亡くなった名物記者を描く『エピローグ』が印象深い」という落合氏のコメントに対して、元木氏は「『週刊現代』である時代を共有し、ともに戦った人間たちがいたことを、読者の頭の片隅に残してほしい」と語った。》
https://www.data-max.co.jp/article/36798

ダイヤモンド社が書籍編集者を募集している。書籍編集局第2編集部 副編集長の藤田悠が次のように語っている。
《ここで、ダイヤモンド社の書籍企画が成立する基本的なプロセスを紹介しましょう。担当者はまず直属のデスク(副編集長)に企画を相談します。次に各編集部でメンバー全員が参加する編集会議に諮る。そこを通過すると、営業メンバー全員が出席する会議でプレゼンし、OKが出れば正式に企画成立となります。
つまり企画会議が3段階あるんですね。そう聞くとすごく関門が多いと感じるかもしれません。ただ誤解をおそれずに言えば、担当編集者が情熱をもってやりたい思いを伝えれば、多くの企画は認めてもらえます。決裁してもらう感じではなく、編集者個人が「私はこういう本をつくりたいんです!」と意志を示し、そこに周囲を巻き込んでいくのが企画成立のプロセスだと僕は認識しています
そのためか、企画会議はお互い妥協する雰囲気がないというか、すべてが売れる前提で、どうすればこの企画はもっと売れるかを徹底して話し合う感じです。》
https://diamond.jp/articles/-/243649

東京新聞は7月21付で山田健太の「<視点 見張り塔から メディアの今>ネット規制『悪用の歯止めを』」を掲載している。
《ビラやデモといった誰もが手軽に発信できるプリミティブ表現は、行政の恣意(しい)的な判断で規制されやすいメディアだ。電子版のビラ・デモともいえるSNSが同じ道を歩むことは避けるべきだろう。だからこそ、開示請求者から公人を除外するなどの「悪用の歯止め」を組み入れるなど、恣意的な運用を抑える仕組みが求められている。表現活動が大きく制約されているコロナ下だからこそ、より自由に敏感でありたい。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/43840?rct=national

東京新聞は7月21日付で「Googleは何を『独占』しているのか 元司法省幹部が解説 米議会で27日に公聴会」を掲載している。オバマ政権で司法省のチーフエコノミストを務めたエール大教授のモートンは次のように語っている。
《グーグルが問題視されるのは、自社の検索・閲覧ソフトを標準設定してもらう排他的な契約をスマートフォンのメーカーと結ぶなど、ユーザーをライバルから遠ざける戦略を取ったからです。初期設定を変えない人も多く、競合する検索エンジンは規模を拡大できなくなりました。
 もうひとつが買収です。優れた地図アプリ「グーグルマップ」を持っているのに、イスラエルの地図アプリ「ウェイズ(Waze)」を買収したのは、ウェイズにライバルの手が届かないようにし、リードを維持するためでしょう。他にもデジタル広告の売買を仲介する企業の買収を進め、健全な競争が働かなくなりました。さらに、傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」に広告を出す広告主に対し、グーグルが持つ広告取引のツールを使うように強制し、競合する広告会社を排除しました。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/43792

-----------------------------------------------------