【文徒】2020年(令和2)9月16日(第8巻172号・通巻1829号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】日清食品大坂なおみを起用したカップヌードル広告の問題点
2)【記事】斎藤幸平の集英社新書「人新世の『資本論』」は明日発売だ!
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】日清食品大坂なおみを起用したカップヌードル広告の問題点

読売とNHKの記者を経てコンサルとなった島契嗣はNIKEと日清食品の広告を見比べてため息をついているのだろう。
《RT ナイキも日清も大好きなメーカーだが、この差は…》
https://twitter.com/shima_keishi/status/1305644755582242816
NIKEのコピーは「この勝利はじぶんのため この闘いはみんなのため」と極めて社会的なのに対して、日清食品カップヌードルの広告で「原宿に、行きたい。なおみ。」に加えて「HUNGRY TO WIN」…。ミラノ在住デザイナーの小野洋は、日清食品のこの広告について次のようにツイートしている。
《日清は世界的に絶好のアピールチャンスをこういうバカみたいな低レベル広告打って自ら潰してしまった。国際企業なのにちょっと考えられない。》
https://twitter.com/hiroshimilano/status/1305586771368071170
弁護士の國本依伸がこれをリツイートしている。
《凄いな、日清。スーパースターになった大坂なおみの名前を聞いて世界の人が思い浮かべる言葉は勇気、信念、使命感、誠意とかなのに、そこに原宿をぶつけてくるんだ。》
https://twitter.com/yorinobu2/status/1305639130949271552
カップヌードルの公式Twitterアカウントは、広告の意図について、全米オープンが開幕する直前に、こうツイートしている。
《ついに始まるグランドスラム!どんな応援をすれば大坂なおみ手の勝利に貢献できるのか色々と考えた結果、大坂さんのことを好きになってもらえたら勝ちだなという結論にたどり着いたので、かわいい情報を置いておきます。大坂選手、頑張れ!》
https://twitter.com/cupnoodle_jp/status/1300553999888691201
これを東大名誉教授の石田英敬リツイートで、こう忠告している
《これは、問題コピーだぞ!
 Hungryの含意はなんだ? → もしかして、「黒人だからHungry」だ、と含意しているのか、と受け止める人が出てくる → レイシスト的バイアスが感じられる → 騒ぎが大きくなる、→ 企業イメージが毀損される → 大丈夫だろうか? ...とよく検討したかな、日清さん》
https://twitter.com/nulptyx/status/1305645587979620353
「1122いいふうふ」(講談社)で知られる漫画家の渡辺ペコ、何故、こういうクリエイティブになるのかとツイートしている。
《菅や安倍など首相の報道の仕方など見ていても思うけど、日本企業やメディアは日本人(受け手)に人物を紹介するときにとにかく「かわいい」と「親しみやすいヨ」を出しときゃいいだろと信じ込み過ぎなのでは。
大坂さんの魅力を伝えるのにコレになるってどういうこと………》
https://twitter.com/pekowatanabe/status/1305664204737671168
大坂の優勝が決まると、カップヌードルは「大阪営業部」のプレートを「大坂営業部」とした写真を添付し、次のようにツイートした
日清食品所属の大坂なおみ選手が、グランドスラムで優勝したのが嬉しかったので、弊社大阪本社内の案内板を勝手に「大坂営業部」に変えておきました。優勝おめでとうございます。》
https://twitter.com/cupnoodle_jp/status/1305014934829371392
こんなツイートが投稿されていた。
NIKE JAPANみたいなスマートなツイートをしておけば、グローバル食品としてのカップヌードルの、長期的視野でのイメージアップが出来る最高のチャンスだったのに、テレビずれした泥臭いネタツートで日本の幼い大衆に媚びたために、永遠に失ってしまいました。》
https://twitter.com/mipoko611/status/1305342778197471233
こんなツイートも。
《彼女がこれまで発信してきたBLMのアクションには一切ふれず優勝した時だけこういうツイート(しかもおもしくろもない)をする日清は徹頭徹尾ダサい。ホワイトウォッシュで一回やらかしてるのにそういう意識の低い企業なのね、ってまた露呈してしまったね。》
https://twitter.com/eetee/status/1305355235204820994
「美術館の誕生 美は誰のものか」(中公新書)の岩渕潤子が次のように指摘している。
《最近の釜飯の素のCMで「今までずっとお母さんの味方でした」の後、お父さんと思われる人物が炊き上がった釜飯を混ぜているシーンに「これからはお母さん、それ以外の方たちにも強い味方」というナレーションがかぶるの、地味に感動してます。結構大きな一歩だと思う。》
丸美屋さんが大坂選手のグローバル・スポンサーになったら、きっと釜飯もイッキに世界進出することになるんじゃないでしょうか。お米食アメリカでも人気だし、カリフォルニア米の炊き込み御飯は最高だし、グローバル調味料メーカーとして丸美屋さんは大躍進間違いなし!》
《日清は、こういう丸美屋さんの地道な改善努力を見習うべきだと思います。一見ドメスティックな丸美屋さんのCMの方がずっと芯が通ったグローバル対応の社員がいることを感じさせてくれてカッコいいです。ちなみに「それ以外の方たち」>>「どんな人にとっても味方」でした。》
https://twitter.com/tawarayasotatsu/status/1304631043366895621
https://twitter.com/tawarayasotatsu/status/1305640893458780161
https://twitter.com/tawarayasotatsu/status/1305637427155841025
日清食品の広告は社会的脈を読み取れていないのである。蓮池透のツイート。
《政治をスポーツに持ちこむな、と言われるけど、人倫・人権の問題だと思う。》
https://twitter.com/1955Toru/status/1305672289191559168
日清食品は自らの原点を見つめ直すべきだということを弁護士・渡辺輝人のツイートが教えてくれる。
日清食品の方が、うちの創始者は在日の外国人だった。差別主義者が食べて美味しいカップヌードルはない、と言って欲しいものだ。》
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1304989390360330240
日清食品の創業者・安藤百福は台湾の本省人。出生名は呉百福。日本国籍を獲得したのは1966年のことである。

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2)【記事】斎藤幸平の集英社新書「人新世の『資本論』」は明日発売だ!

私たちの前に「大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝」(堀之内出版)で颯爽と現れた斎藤幸平が集英社新書「人新世の『資本論』」を刊行する。発売は9月17日だ。東京堂書店に走らねば!
https://honto.jp/netstore/pd-book_30474510.html
斎藤幸平は「Karl Marx's Ecosocialism: Capital,Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy」で日本人初にして、歴代最年少でドイッチャー記念賞を受賞している。その邦訳が「大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝」なのである。
https://twitter.com/Shueishashinsho/status/1303899656246624256
立教大学経済学部准教授・佐々木隆治のツイート。
《斎藤幸平『人新世の「資本論」』、ご恵投ありがとうございます! 本書は間違いなく21世紀のマルクス研究の最良の成果であり、本書で提起された「脱成長コミュニズム」は世界のジェネレーションレフトの指針となるでしょう。日本のマルクス研究からこのような著作が生まれたことを誇らしく思います。》
https://twitter.com/ryuujisasaki/status/1304942799544963072
「脱成長コミュニズム」という言葉は流行しそうだ。神戸大学客員准教授・光嶋裕介のツイート。
《昨日も建築新人戦で熱い審査をしてくれた斎藤幸平さんの出来立てホヤホヤ『人新世の「資本論」』(集英社新書)が届く。社会の分岐点に立っていることを最も意識している彼の未来へのビジョンを共有し、一緒に考えて、何より、小さくても一歩踏み出したい!
https://twitter.com/yusuke_koshima/status/1304943462089814018
斎藤が「本当にお疲れ様でした!」と応じると、光嶋は、こうツイートしている。
《斎藤さんこそ、ありがとうございました!そして、『人新世の「資本論」』まだ100ページちょっとですが、耳の痛い話ばかりではあるものの、展開がキレキレでめちゃ面白いです。また読み終わったら、お話しさせてください。》
https://twitter.com/yusuke_koshima/status/1305493868016668672
藤田孝典もツイートしている。。
《人新世の「資本論」(集英社)斎藤幸平
献本いただく。圧巻の書。
気候危機を精緻に分析し、資本主義システムでは地球環境がもたないことを示し、脱成長社会、真のコミュニズムへの転換を提言。
危機は必ず弱い立場を最初に襲う。貧困分野からも資本との闘いに連帯する。》
https://twitter.com/fujitatakanori/status/1304350815725871105
「週プレNEWS」は9月15日付で「気候変動、経済格差......。今、直面する危機を解決する唯一の道。資本主義に代わる21世紀のコミュニズムとは?」を発表している。斎藤幸平は次のように語っている。
《本当に必要なものまで商品化された結果、私たちの生活は不安定になり、貧しくなっている。本来、生きていくために必要なものは「商品」ではなくて、誰もがアクセスできる「共有財産」にしていかないといけない。これを私の本では〈コモン〉と呼んでいます。
この本でいうコミュニズムは、共産主義革命を起こそうという話ではないし、ソ連や中国のような国家統制を目指すものでもありません。本来、「商品」として市場に委ねるべきではないものを、〈コモン〉として自分たちの手に取り戻していこうという話なんです。》
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2020/09/15/112054/
斎藤幸平は毎日新聞では「斎藤幸平の分岐点ニッポン」を連載している。9月6日付「資本主義の先へ メガヒット、あつ森をやってみた 平等で公正な社会の幻」では、次のように書いている。
《さらに、貨幣の集中とともに、プレーヤーの権力が増大していく。橋や階段の設置場所も勝手に決められるし、住民を強制移住させられる。好みでないキャラクターを追放さえできる。
コミューンが目指したはずの平等で公正な社会は、もはやどこにもない。資本主義が嫌で無人島に移住してきたはずなのに、いつのまにか、自分がすべてを金の力で決める島の独裁者になっている。ニューハーモニーは、スターリン主義に転化する!》
https://mainichi.jp/articles/20200906/ddm/014/040/006000c
「群像」では10月号より「マルクスる思考」の連載を開始した。
http://gunzo.kodansha.co.jp/55737/58840.html
資本主義が歴史の終わりではないと、斎藤幸平はツイッターでもアジッている。
《落合陽一が流行っていることからもわかるように、私たちはイノベーションが大好きだ。これが最高のiPhoneとか、これが最高のアートだなんて言わないだろう。でも、資本主義という経済システムに関しては、これ以上がないと思ってしまう。それはおかしい!別の社会へ跳躍せよ!》
https://twitter.com/koheisaito0131/status/1305499170728419333

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3)【本日の一行情報】

朝日新聞デジタルは9月14日付で「大坂なおみに『恋に落ちた』 あのマスクが息子を再び」(藤原学思)を掲載している。大坂が全米オープン決勝でつけていたマスクには黒地に白の字で「TAMIR RICE」と書かれていたが、タミル・ライスの母親であるサマリアは大坂なおみに「恋に落ちた」という。
《大坂選手がマスクを着けてから、サマリアさんのスマートフォンには次々にメッセージが届いた。世界的アスリートが、息子の名を世界に思い出させてくれた。うれしかった。黒人の犠牲者はあまりにも多すぎて、名前を覚えてもらうことも難しいから。
「この国の正義のため、彼女が信じるもののために、立ち上がってくれた。会ったことはないけど、ナオミに恋に落ちた。かなうならばハグをしたい。この世界には、ナオミのような人がもっと必要だと思う」》
https://digital.asahi.com/articles/ASN9G335YN9GUHBI004.html

毎日新聞は9月15日付で「BLMたたく日本語SNS 大坂なおみ選手にも矛先 『権力者の言葉』あふれ」(和田浩明)を掲載している。堂本とは在米24年で黒人化に詳しいライターの堂本かおるである。
《一方の日本語圏。堂本さんの目には、デモ行動そのものに対する反発があると映る。「日本ではオーソリティー(お上)に従うことが一般的で、オーソリティーが許可しないことを要求する、つまり、お上にたてつく行為であるデモには、無条件で反感を覚えるのではないか」。デモが騒音や交通の混乱などで「迷惑」という日本での見方にも、「米国人にとっては、デモは迷惑をかけることで注意喚起をすることでもある。迷惑だからやめろ、という話にはならない」と指摘する。》
https://mainichi.jp/articles/20200914/k00/00m/040/186000c

アシェット婦人画報社の女性ファッション誌「ハーパーズ バザー」11月号の表紙を大坂なおみが飾ることになった。「ハーパーズ バザー」11月号は特別版も刊行するが、こちらは韓流スターのルハンを表紙に据えている。
https://www.chunichi.co.jp/article/120536/
https://www.hearst.co.jp/whatsnew/2011_specialedition_luhan
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000008128.html

◎小説家・深町秋生のツイート。
《有名なネット右翼が「大坂なおみめ~、BLMめ~」と憎悪をぶちまけていたが、彼らは中国に生まれついていたら「民主化を叫ぶ香港人ナマイキ、ウイグル人は僕らの中共政府を悪く言う売国奴と吠えていただろう。大きな物に寄生して、弱い者虐めができればとりあえずなんだっていいのだ。》
https://twitter.com/ash0966/status/1305381795194572801

野末陳平のツイート。
立憲民主党が合流新党として新出発した。かわいそうに自民党総裁選に食われて巷では話題にもネタにもならなかった。代表の抱負も政権交代の勇ましい発言と見解ばかりで謙虚さがなくて犬の遠吠えに。これで選挙に勝てるのか心配になってくる。現にそういう調査データが公表されているあたりが辛い。》
https://twitter.com/saruzukinosaru/status/1305670074775166976

◎島契嗣のツイート。
《ニュース7、ニュースウオッチ9、報道ステーションnews zero…ほんとに見応えがなくなった。news23は構成も含めてまだ頑張ってると思う。
ニュースがエンタメでないことは重々承知のうえで、なんか見ていてまったくワクワクしないんだよなぁ。》
https://twitter.com/shima_keishi/status/1305498083451576324

◎永遠のアイドル・畑中葉子のツイート。
《日本を国民に返して。日本は与党のものじゃない。》
https://twitter.com/hatanaka_yoko/status/1305325696269430784

◎日経電子版のプランナー・編集者である渡部加奈子のツイート。
《政治面に初めて見る記事が。どの新聞にも載ってる「首相の1日」の隣に「菅総裁の1日」。》
https://twitter.com/watabekanako/status/1305629718637547520

◎小説家の乃南アサがテレビでニュースを見ていて気がつく。そして、小説家として黙っていられなくなったようだ。
《テレビのニュースで「酌をついでくれなかった」という表現。
これ、変ですよ。
「酒を杯につぐ」のが酌の意味。
だから、「酌をしてくれなかった」または「酒をついでくれなかった」でなければならない。
ニュースでこんな間違い。チェック機能が働いていないのか。本当に、日本語が死んでしまいます。》
https://twitter.com/asanonami/status/1305429802254385158
このツイートを目にした青木俊は元テレビマンとして黙っていられなくなったのだろう。
《小さな問題ではない。ニュース原稿はデスクと番組Dがチェックした後、アナウンサーもチェックする。↓はアナウンサーなら絶対気づくはずの箇所で、見逃したとは考えにくい。聞き間違えでなければ、「酒」を「酌」と読み間違えたか?その場合でもデスクか番組Dか記者が気づいて放送中に訂正すべき。》
https://twitter.com/AokiTonko/status/1305665551906164736

◎神奈川新聞は9月15日付で「『たたき上げ』菅氏 下積み時代知る地元関係者は…」を掲載している。
《横浜の港湾運送業「藤木企業」会長の藤木幸夫さん(90)は「おめでとうございます、と言わなきゃいけないよな」と語り、はにかんだような笑顔を見せた。
近年は、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜港誘致を巡り激しく対立。反対の立場を貫く藤木さんは「俺が知っている昔の菅さんはいない。今の菅さんに対して言う資格は俺にはない」と述べるにとどめた。
藤木さんは菅氏が小此木氏の秘書時代から40年以上の付き合い。長く選挙応援するなど親密な関係が続き、互いによく知る間柄だ。
貧しい農家に生まれながら明治国家の礎を築いた初代首相の伊藤博になぞらえ、「菅さんは総理大臣も村長も務まるよ。(伊藤にはない)村長のような魅力がある」とも語った。》
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-232656.html
藤木幸夫の慧眼をもってすれば、菅には村長が最も相応しかったのである。藤木は横浜港運協会会長、横浜エフエム放送代表取締役社長、横浜スタジアム取締役会長である。

朝日新聞デジタルは9月14日付で「菅少年、頑固者だけど女子に赤面 農家の長男坊が総裁に」を掲載している。
https://digital.asahi.com/articles/ASN9G6K0XN9GUTIL04H.html?twico
郡司真子がこう朝日新聞のこの記事を批判している。
《太平洋戦争時の翼賛体制迎合を反省したはずの朝日新聞が、なぜこのような記事を出すのか。
政権がメディアに圧力をかけ、記者排除しているのに、メディアが攻撃者への同一化現象起こしているから、日本がこんなに理不尽になったのでは。どちらを向いて記事を書いているのだろう。もうここまで来た。》
https://twitter.com/bewizyou1/status/1305592606596853760

◎「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」の大濱﨑卓真ツイッターに次のように三連投している。
《いやー言うか言わまいか悩んだあげくに酒の勢いで言いますけれど、ほんとに強い者に寄り添うだけのジャーナリストってやってて楽しいのかね?周りに止める人いないのかね?会館で与野党関係者から「あの人とはあんまり関わらない方がいいよ」って言われて距離を置いてるけれど、さすがに見てて辛い。》
《永田町で仕事してる立場で「不偏不党」を貫くって難しい。以前自民党某派閥の秘書さんから選対事務所で「彼は民主とも仕事してるから関わらない方がいい」って後ろ指で刺されたことがある。それでも関わってくれる議員が与野党にいるから仕事ができる。「選挙を科学する」は万党共通だと信じてる。》
《冒頭書いた「強い者に寄り添うだけのジャーナリスト」が誰かは皆さんのご想像にお任せします。
僕は彼女ほどゴマスリが得意ではないけれど、それでもなお、何かの縁で記事タイトルをクリックしてる人に向けて、今の政治と選挙を、不偏不党のもとで、わかりやすく解説できるよう頑張って書き続けます。》
https://twitter.com/oohamazaki/status/1305506181398446080
https://twitter.com/oohamazaki/status/1305507311683682309
https://twitter.com/oohamazaki/status/1305508410255794176
「岩田明子ですか?」というリプに大濱﨑は応答している。
《彼女は寄り添っていません。一心同体です。》
https://twitter.com/jeremmie_moon/status/1305508317154795522
https://twitter.com/oohamazaki/status/1305508669635719169

◎新田哲史がツイートしている。
《メディア関係者に教えてもらったのだが、石破さんの総裁選直後の囲み取材、やってきた顔ぶれの中に望月衣塑子、田中龍作、たかまつななの3氏がいたそうな。石破さんがこの何年も注力してきた広報マーケティング戦略の成果で引き寄せてきた「客層」がどの辺だったのかを象徴するようで味わい深い。》
https://twitter.com/TetsuNitta/status/1305478209731878913

東京新聞は9月14日付で「<視点>望月衣塑子 菅政権の情報開示に懸念 官僚支配とメディア管理が進む恐れ」を掲載している。
《私は2018年12月、沖縄・辺野古の埋め立てについて官房長官会見で「赤土の可能性が指摘されているにもかかわらず、国が事実確認をしない」などと菅氏に質問した。
 すると、2日後に長谷川栄一内閣広報官名で東京新聞の編集局長宛てに質問内容についての抗議が来た。それだけでなく、政治部の内閣記者会にも、官邸の報道室長名で抗議を張り出した。
 その後、東京新聞1面で質問の背景を説明する、赤土の土砂の違法性を指摘する記事を書くと、官邸からの抗議はやんだ。
 質問への抗議を会社に出し、記者クラブにも張り出すという菅氏側が行ってきた圧力は、他のクラブ記者も萎縮させ、厳しい追及をさせないことを狙ったのだろう。メディア全体を「管理」しようとする菅氏の動きは、より強まる恐れがある。
 1年半以上にわたり、私の質問に「質問を簡潔に」と妨害行為を繰り返した上村秀紀報道室長は、8月、内閣府沖縄総合事務局総務部長に栄転した。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/55442
朝日新聞では高橋純子が菅を「政治技術として『いじめ』を使うことをいとわない政治家」と評価している。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14620852.html

◎「春オンライン」は日韓でベストセラーとなった「反日種族主義」(藝春秋)に対する批判に応える形で、李栄薫らが再び筆をとり、日本では藝春秋から刊行された「反日種族主義との闘争」藝春秋)のエピローグの一部を9月14日付で特別公開している。
《当初彼らが起こした日本での訴訟は、日本のいわゆる“良心的”知識人によって企画され、支援されました。今日両国の関係がこれほど険悪になっているのにも、彼らの“良心”が大きな役割を果たしました。彼らの“良心”は、結局は韓国人の“非良心”を助長しました。彼らの“良心”を引っくり返せば、そこには、二等民族韓国人をいつまでも世話しないといけない、という傲慢な姿勢が根を張っていることが分かります。》
https://bunshun.jp/articles/-/40157

◎東海TSUTAYAと、「TSUTAYA」の加盟企業である精館書店は、名古屋市豊田市ベッドタウンとして著しい発展を遂げる愛知県の東郷町に「上質な日常の中で、知を育む書店」をコンセプトにした「TSUTAYA BOOKSTORE ららぽーと愛知東郷」を9月14日(月)にオープンした。スターバックスのコーヒーを片手に購入前の書籍もゆったりと読みながら選ぶことができる「BOOK & CAFE」であり、店舗面積は440坪。ファミリー向けのソファ、テーブル席に加えて、一人客向けビッグテーブル席など座席総数は91席を数える。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001086.000018760.html

藝春秋は、9月18日(金)より2週間、主要電子書店にて「電書の森2020」を開催する。対象タイトルは4000点以上、最大で40%のポイントバックなど(電子書店により異なる)を実施するキャンペーンだ。人気アニソンアーティスト・春奈るなが、電子書籍編集部オリジナルのイメージキャラクターをつとめる。
https://www.atpress.ne.jp/news/226085

日刊ゲンダイDIGITALは9月14日付で「100年の老舗がゴロゴロ 神保町から学ぶ変わらない生き方」を掲載している。そんな一角に私の事務所もある。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/278459

テレビ東京系にて毎週日曜午後6時から放送中のテレビアニメ「ポケットモンスター」が、10月9日(金)から毎週金曜よる6時55分に移行する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000002610.html

小学館の「サライ」は創刊30周年の記念事業として、昨年誕生した「サライのおせち」を今年も作製することになった。吟味を重ねて、メニューの一部を入れ替え、選りすぐりのおせち 44品を選んだそうだ。
https://serai.jp/news/1004682

産経新聞の書評が三土たつお編著の「街角図鑑 街と境界編」(実業之日本社)を取り上げている。評者は宮田珠己(エッセイスト)。
《このところ新型コロナの流行で気軽に遠出がしにくくなったせいか、近所の散歩が注目されている。本書はそんな散歩のお供に役立つかもしれない、街にあるいろんなものの図鑑。
取り上げられているのは、エアコンの配管や電気メーター、玄関灯、公園遊具、橋脚、階段、踏切、交差点、歩道橋、給水塔、鉄塔、工事現場の足場、商店街のゲート、駐車場、畑などなど。そんなものを見て楽しいの?と疑問に思うかもしれないが、本書の大半は街のフィールドワーク(都市鑑賞と本書では呼んでいる)を趣味としている人たちからの寄稿によって構成されている。》
https://www.sankei.com/life/news/200913/lif2009130014-n1.html
産経新聞や「週刊ポスト」の書評は、私の視界をグッと広げてくれることがあるから、疎かにはできないのである。

◎日販およびリブロプラスが運営する本屋「喫」は、2020年9月15日(火)~10月18日(日)の期間中、企画展「予期せぬ遭遇展」を開催する。
https://www.nippan.co.jp/news/bunkitsu_202009/

◎稲田豊史の「『こち亀』社会論 超一級の化史料を読み解く」がイーストプレスから刊行された。
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781619187
田豊史は「現代ビジネス」に9月14日付で「テレビはいつから「オワコン」になったのか。『こち亀』に見る昭和~平成のテレビ史」を発表している。
《少年時代に読んだ『こち亀』で、「マスコミ=悪」「芸能界=信用できない」のイメージを固めた団塊ジュニアやポスト団塊ジュニア男性は少なくない。その世代の一部は後に、「2ちゃんねる」等ネット掲示板で、マスコミ報道の“裏”や偽善、権力との癒着構造、芸能界のタブーなどを好んで話題にする、いわゆる「ネット民」のはしりとなる。現在まで連綿と続く彼らの「マスゴミ叩き」の原体験は、もしかすると『こち亀にあるのかもしれない。》
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75607?imp=0

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4)【深夜の誌人語録】

時間厳守とは10分前を原則とすることで心に余裕を生むのである