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1)【記事】自民参議院議員・松川るいに訂正・謝罪させたのは何か?
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】自民参議院議員・松川るいに訂正・謝罪させたのは何か?
外務省出身の自民党参議院議員・松川るいがツイートで自己批判をしている。
《下記Twitterについて。殆どの警官の皆様は命懸けで市民を守っています。それにもかかわらず、軽率なコメントをしてしまったことを関係者の方々に心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。》
https://twitter.com/Matsukawa_Rui/status/1306087960010342402
添付されている「下記Twitter」には、こう書かれている。
《大坂なおみさん、優勝おめでとうございます!!優勝だけでも凄いのに、7枚のマスクに込めたメッセージは凄いインパクトを米国に世界に与えました。日本人として誇りに思います。米国警察は黒人の命を軽視するのをやめてほしい。》
早川タダノリが驚いている。
《ええええっ! これひっくりかえすんですか……怖いよ政権党の内部政治……》
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1306246874739781632
自民党の英語表記はLiberal Democratic Partyだが、自民党にLiberalは存在しないのではないか。自民党がどんどん不自由になっていく。小説家の葉真中顕が引用ツイートを公開している。
《自民党の議員ってこのツイートをお詫びしなきゃいけない状況なのか。
ここにぶら下がってるリプは、この世の地獄を可視化してるな。》
https://twitter.com/akihamanaka/status/1306251437932867585
平河エリは次のようにツイートしている。
《非常に残念です。黒人が様々な場所で理不尽に殺され、傷つけられていること。外務省にいらした松川さんが知らないはずはない。
それを有権者に説明することがあなたの責務であり、これは考えうる限り最悪の対応です。》
https://twitter.com/yomu_kokkai/status/1306239646234419200
百田尚樹は、松川るいに好感を持ったようだ。
《きちんと訂正・説明して削除するのは好感が持てます。
が、国会議員たるもの、ツイートには注意を払うべきです。誤った人権主義に肩入れする行為は、共産主義者や無政府主義者に利用されます。》
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1306092267648634880
「『若者論』を疑え!」の後藤和智による引用ツイートは次のように指摘している。
《「自民党」が誰に支持されているかというのを端的に示す事例ですね。差別されている人の命を粗末に扱わないでほしい、という真っ当な発言すらこういう風にされる。そういえば表現規制反対派ムラの皆様はこれをどう見るんでしょうかね。》
https://twitter.com/kazugoto/status/1306234421364682753
もっとも、「こたママ」などは、この程度の謝罪では納得していないようだ。
《与党国会議員の公式発言は、政府の考えを反映すると取られても仕方ありません。BLMは選挙戦中の米国を二分し、暴動を引き起こす重大問題。首相交代の大切な時期に、警察と共にantifaと戦う米国政府の苦境が読めず、自民党を叩く材料も与えてしまった。国益と党の利益の損失。この謝罪で十分なのかな?》
《思想信条に関わらず、米国では多くの国民が真剣に政治参加しています。移民国家なのでより良い国を皆で作り上げようという意識が強いのかも。日本人はのんびりしていますが、世界中が移民問題に直面している今、政治家こそもっと真剣に。ツイートでは不十分だと思います。》
《「殆どの警官の皆様は…」のところを見ると、恐らく何が悪いのか分かっておられないと思います。自民党は何等かの対処をしておいたほうがよさそう。将来に不安が残ります。》
https://twitter.com/kotamama318/status/1306329788995366912
https://twitter.com/kotamama318/status/1306330250393997312
https://twitter.com/kotamama318/status/1306330529826893824
能川元一は松川るいの謝罪ツイートに《これが自民党ってこと。》と反応している。が、「こたママ」のツイートこそ、現在の自民党のありようなのかもしれない。韓国の中央日報は9月16日付で「菅新内閣20人中14人が『日本会議』のメンバー…右翼色は依然と」を掲載している。
《16日、菅内閣の閣僚20人を「日本会議」の国会組織である「日本会議国会議員懇談会」(以下、日本会議懇談会)の名簿と突き合わせてみた結果、14人が同組織の所属であることが分かった。菅首相本人を含めると21人中15人に増える。》
https://twitter.com/nogawam/status/1306214631342370817
https://s.japanese.joins.com/Jarticle/270289
大坂なおみを起用した「NIKE」のCM。ジャーナリスティックな切り口であり、批評性を持った30秒である。マーティン・ファクラーが次のように紹介している。
《メディアのくだらない質問を真似る大坂なおみさんのCM。「あなたは日本人か?アメリカ人か?」「カツ丼を食べるか?」「質問に日本語で答えてください!」他の選手が受けない質問ばかり。大坂さんはうんざりに決まっている。》
https://twitter.com/martfack/status/1306261837697015808
コピーは「世界を変える。自分を変えずに。Just do it.」。さしずめ松川るいは世界を変えずに自分を変えることを選んだということになるか。
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2)【本日の一行情報】
◎周庭のツイート。
《【新内閣の報道について】
日本のテレビを見てよく思うんだけど、「好物はトンカツ」「バスケ大好き」「元東大ボクシング部」などの情報は、本当に必要ですか?過去の言論やスタンスの方が重要じゃないですか。
(香港メディアはあまりこういう風に政府官僚を紹介しないから、少し気になりました。)》
https://twitter.com/chowtingagnes/status/1306201452713517057
朝日新聞の尾形聡彦がリツイートしている。
《その通りだと思います。日本国内の「親しみやすさ」報道は、米国の報道と比較しても強い違和感を覚えます。その人物の政治的言動の履歴を追い、どんな政策や政治をもたらしうるのかを批判的な視点も交えて報じるのが普通の姿。日本国内の幼稚な伝え方は、世界の報道の常識からかけ離れていると感じます》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1306419886218911745
◎装丁家・川名潤のツイート。
《「予算ないので印刷1色減らして」がこの10年でどれだけ増えたか。スリップ廃止した会社が「やはりスリップ付けなきゃいけないので1色減らして下さい」となるのは簡単に想像できる。箔押しその他特殊加工なんて論外。使われない加工は業界から姿を消していく。関連業界みんなでなかよく衰退していく。》
https://twitter.com/kawana_jun/status/1306291906582704128
◎ニューヨーク在住の堂本かおるがツイートしている。
《黒人、ラティーノ、アジア系、ネイティヴアメリカンなど全てを含む「ピープル・オブ・カラー(POC)」という言葉が浸透しつつあるという」記事があった。「マイノリティ」には抑圧された者というニュアンスがあり、よりPOCに変わって行くだろうと。》
《私自身はPOCとすることで「マイノリティ=黒人」の強いイメージが薄れ、「全ての少数派を含む」と認識されるのはいいことかな、と思った。》
https://twitter.com/nybct/status/1306379522086928386
https://twitter.com/nybct/status/1306380109197258754
◎漫画家の山川直人がツイートしている。
《山川が表紙、口絵、限定番号紙のイラストを描かせてもらった『龍膽寺雄(りゅうたんじ ゆう)の本』(鈴木裕人編集発行/A5判/226ページ/2000円)が出ます。お問い合わせは下記まで。》
https://twitter.com/emikanta/status/1306231296088109056
「下記」とは名古屋で活動するおもしろ雑誌「夜泣き」編集部の次のようなツイート。
《『龍膽寺雄の本』
\2,000(送料別)
200部限定で予約受付中です。
ご購入を希望される方は、DMか下記のメールアドレスまでご連絡下さい。
ryutanjiyunohon@gmail.com
発送は10月初旬を予定しております。》
https://twitter.com/yonaki2017/status/1306221254714642433
◎「NHK NEWS WEB」は9月15日付で「気象庁の片隅で65年 気象専門の名物書店が10月末で閉店へ」を発表している。
《気象庁の片隅で65年にわたって営業してきた、気象専門の名物書店「津村書店」が、来月末で店を閉じることになりました。気象関係者や気象予報士など、多くの人に親しまれた書店で、店主の男性は「多くの人に愛好してもらい、感謝しています」と話しています。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200915/k10012619021000.html
◎漫画「ONE PIECE」をテーマに掲げたカルチャーマガジン「ONE PIECE magazine Vol.10」(集英社)が9月16日に発売された。この号より「Dr.STONE」のBoichiによる作画で、ひなたしょう、浜崎達也がノベライズを担当した小説「ONE PIECE novel A(エース)」を原案に、「エース」を主人公としたスピンオフ漫画「ONE PIECE episode A(エース)」の連載がスタートした。
https://www.crank-in.net/news/80885/1
「鬼滅の刃」のスピンオフ小説がコミカライズされるということもあるのだろう。
◎彩坂美月は青春ミステリ「向日葵を手折る」を実業之日本社から刊行した。
《閉じた空間だからこそ、その中で凝縮されて煮詰まっていってしまうものがあると思うんです。山あいの小さな集落を舞台にすることで、良くも悪くも「共同体」について描こうと思いました。》
《ミステリー小説ですので、事件そのものは最初に決めた真相に向かって物語を進めていく感じでした。 ですが、書いているうちに当初の構想から変わった部分もあります。ラストシーンを直前になって変えました。『向日葵を手折る』を書き始めたとき、私はこの小説をみのりの成長物語だと思っていました。けれど書き進めていて、これは「みのりの物語」であると同時に「怜の物語」であり、「隼人の物語」でもあるのだ、と感じたんです。最初に考えていたものとは違う結末になりましたが、変更してよかったと思っています。》
https://j-nbooks.jp/novel/columnDetail.php?cKey=146
◎滝沢カレンは「Seventeen」(集英社)、「JJ」(光文社)を経て、「Oggi」(小学館)11月号(9月28日発売)から、同誌専属モデルを務めることになった。「毎日キレイ」は9月16日付で次のように書いている。
《滝沢さんは、今年28歳。3月に放送されたドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)では、自ら同編集部に赴き、モデル起用をプレゼン。編集長の前でモデルへの思いをつづった手紙を朗読するなど、その真っすぐでピュアな姿が多くの共感を呼んだ。》
https://mainichikirei.jp/article/20200915dog00m100008000c.html
◎「ニュースイッチ」は9月15日付で「アマゾンエフェクトで出版取次は生き残れるのか。『電子書籍』と『直取引』が焦点に」を発表している。取次を襲った市場変化のなかで、最も深刻な影響を与えたものは何か?
《まずは「電子書籍」だが、いまスマホで読んでいる方は、KindlePaperWhiteをぜひ買って試してみてほしい。目も疲れず、じつに快適なインターフェイスである。在庫に関係なくいつでも購入できて、読み終わっても場所を取らない点は、紙の利便性を超えている。
また、電子書籍市場は、2019年が前年比+23.9%だったのに比べ、2020年上半期は前年同期比+28.4%と躍進中だ。コミックだけでなく書籍の伸びも大きい。外出自粛をきっかけに、新しい生活様式の一つとしてリピーターが急激に増える可能性がある。》
https://newswitch.jp/p/23788
◎梨うまいの「悔しみノート」(祥伝社)はTBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のお悩み相談コーナーから生まれたそうだ。シンガー・ソングライターで俳優の星野源が、15日深夜放送のニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン(ANN)」(毎週火曜 深1:00)に生出演し、同書について語ったという。
《この日の『星野源ANN』では「最近、梨うまいさんの『悔しみノート』を読みました。ネットニュースかなんかで、宮藤官九郎さんが、この本の中に星野くんのことがいっぱい書いてあってくやしかったと。大人計画の先輩の宮藤さんが言っていたんですけど、先日『MIU404』の最終回の電波ジャックで1日中TBSにいたんですよ。その時に、ジェーン・スーさんがくださったんです」と紹介。「僕について書いてあるところに、わざわざ付箋を貼ってくれて。読んだら、すごく面白くて。梨うまいさんが、いろんな映画とか舞台とか音楽を見て、くやしいと思った思いをつづってある。つづり方がすごく好きでした」と伝えた。》
https://www.asahi.com/and_w/entertainment/ent_2096008/
http://news.shodensha.co.jp/article/477420755.html
「悔しみノート」というタイトルが良い。
◎「アエラドット」は9月16日付で「安倍夫妻『疑惑のレガシー』 アッキーが広告塔に…投資トラブル60億円」を掲載している。「週刊朝日」9月25日号に掲載された記事だ。
《「ポリスマガジン」という警察専門雑誌がある。この雑誌、安倍家とゆかりが深い。安倍首相の父、晋太郎氏の秘書で元山口県警OBだった人物が、1987年に「日本警察新聞」として創刊し、2001年に改名したのがポリスマガジンという。全国の警察本部、警察官の日々の防犯・防災活動などを紹介し、「警察官とその家族が主な読者」(関係者)という月刊誌だ。
現在は、安倍夫妻のキューピッド役を務めたという地元山口県のメディア幹部だったA氏が編集・発行している。防災訓練を視察する安倍首相の大きな顔写真が巻頭を飾ったこともある。》
https://dot.asahi.com/wa/2020091500048.html?page=1
◎毎日新聞は9月15日付で「NHK、ネット業務費上限撤廃 来年度以降、変更素案を発表 民放など『肥大化』懸念」を掲載している。
《NHKは15日、インターネット業務の実施基準について、ネット業務費を受信料収入の2・5%以内としてきた上限を、来年度から撤廃するなどの改定案を発表した。改定案では、費用について「抑制的な管理に努める」とも記載したが、番組の同時配信などNHKのネット展開に対して「肥大化」を懸念する声は強く、歯止めとなる上限がなくなることに、民放などの反発は必至だ。》
https://mainichi.jp/articles/20200915/k00/00m/040/283000c
時事通信は9月16日付で「高市氏、NHKに見直し要請 ネット事業費『上限を』」を配信している。
《高市早苗前総務相は16日、辞表を取りまとめた閣議後の記者会見で、NHKがインターネット関連事業費の上限を撤廃する案を公表したことについて、「費用の上限を定め、抑制的なものになるよう検討していただきたい」と見直しを求めた。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091600572&g=eco
◎朝日新聞デジタルは9月16日付で「ひろしまタイムライン、趣旨は新鮮だが…安田菜津紀さん」(聞き手・宮田裕介)を掲載している。安田は次のように語っている。
《特に気になったツイートは、「朝鮮人の奴らは『この戦争はすぐに終わるヨ』『日本は負けるヨ』と平気で言い放つ。思わずかっとなり、怒りに任せて言い返そうとしたが、多勢に無勢。しかも相手が朝鮮人では返す言葉が見つからない。奥歯を噛(か)みしめた(6月16日)」というもの。「日本は負けるヨ」の「よ」が、カタカナで表現されています。
これは「国語」が話せない人に対する侮蔑的な表現だと思います。私の祖父は朝鮮半島から、1940年代に日本に来ましたが、流暢な日本語が話すことができなかったかもしれません。植民地支配をされた朝鮮の人たちが、言葉を奪われた歴史を経てきたことも無視するような、このツイートの弊害は、大きいと思います。》
https://digital.asahi.com/articles/ASN9G5HD9N8TUCVL01W.html?ref=hiru_mail_topix1
◎デジタル担当相に平井卓也が就任した。平井は電通出身。母親は四国新聞社主。「ハフポスト日本版」は9月16日付で「『ワニ動画』で有名に。平井卓也氏とは?デジタル担当相に内定」を公開している。
《平井氏は上智大を卒業後、1980年に電通に入社。1987年、29歳の若さで西日本放送の代表取締役社長に就任した。
2000年に初当選すると、2007年の第1次安倍改造内閣で国土交通副大臣に就任。その後、自民党のIT戦略特命委員長、ネットメディア局長、広報本部長などを歴任した。
2018年の第4次安倍改造内閣でIT・科学技術担当大臣として初入閣した際には、朝日新聞(2018年10月3日朝刊)で「作曲もこなす元電通マン」と紹介されている。趣味は音楽で、自ら作詞・作曲した歌を集めてCDを発売したこともあるという。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f615da6c5b6e27db13465d2
https://www.hirataku.com/profile/
◎首相が代わって初めての記者会見が開催された。
https://www.youtube.com/watch?v=COzI1d1PqSA
畠山理仁の評価。
《菅義偉首相会見。原稿を読みながらの冒頭発言が16分。質疑応答わずか15分。「悪しき前例」どころか、さらに悪化している。最悪だ。》
https://twitter.com/hatakezo/status/1306209073445052416
英軍事誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員の高橋浩祐は抽選に外れた。
《本日もまた、総理記者会見への参加を申し込んだものの、抽選の結果、落選となりました。官邸国際広報室から今、連絡がありました。連続の落選。。。どうやって参加記者を選んでいるのか?抽選の場面を動画で流していただきたいほど。。。》
https://twitter.com/KosukeGoto2013/status/1306169336139145217
東京新聞労働組合は最後の質問者となった京都新聞を評価している。
《菅義偉首相の記者会見。/最後の京都新聞記者のように/マイクの前を離れず/ふつうに続きの質問をすればよい。/もし官邸役人が何か言ってきても/知る権利のために、自然体で続ければよいです。》
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1306220846780882945
河津聖恵のツイート。
《菅首相の会見の最後、桜を見る会の中止についての、地元京都新聞の質問はなかなか良かったですね。コロナで中止なわけないですから。》
https://twitter.com/kiyoekawazu/status/1306227568446566400
これも畠山理仁のツイートだ。
《日本の首相記者会見で質問者を指名するのは内閣広報官。内閣記者会「主催」なのだから、記者会が司会進行をするべきだろう。あきらかに座席表(着席場所はあらかじめ決められている)を見て当てていた。内閣広報官に就任した山田真貴子氏は安倍晋三首相の秘書官も務めた人。》
https://twitter.com/hatakezo/status/1306212360437116931
朝日新聞の尾形聡彦が指摘しているようにフリーランスの質問をこの日、受け付けなかった。前任者との違いである。
《菅新首相会見。気になったのはフリーランスの記者の質問がなかったことでした。安倍氏の会見ではフリーの記者が当たる場面もあり、緊張感のある多くの質問をしてきただけに、会見のあり方として後退していると感じました。これも含めて記者側が説明責任を果たすよう菅氏側に求めるべきだと思います》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1306220634821677056
◎国境なき記者団は新首相に対し報道の自由への対応を転換するよう要請した。
《2019年に行われた記者会見において、菅氏は東京新聞記者からの質問に「答える必要はない」との理由から繰り返し答弁を拒否し、ジャーナリスト達の抗議運動を引き起こした。菅氏はまた、COVID-19パンデミックを口実とした、徹底的な政府記者会見制限にも関与している。》
《日本は、一般的に報道の自由とメディアの多様性の原則を尊重しているが、伝統と経済的利益への関心のために、往々にしてジャーナリスト達は民主主義の番犬としての役割を果たすことを妨げられている。》
《ソーシャルメディアにおいては、極度なナショナリストグループらが、福島原発事故や沖縄の米軍基地問題など、国にとって「恥」と思われるテーマを取材するジャーナリスト達に対し、頻繁に嫌がらせを行っている。》
https://twitter.com/rsf_ja/status/1306189030065868802
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https://twitter.com/rsf_ja/status/1306189045572272130
◎産経新聞は9月17日付で「コロナ禍でパズル誌好調 アナログの意外な強みも」を掲載している。
《出版科学研究所によると、紙の雑誌の年間推定販売金額は昨年まで22年連続で前年を下回った。人口減やスマートフォンの普及で情報への接し方が変化したことが主な要因とされ、昨年は5637億円とピーク時の3分の1近くにまで落ち込んだ。
ただパズル誌の推定販売金額は昨年、前年比4・6%増の約113億円とプラス成長を記録。発行部数も前年を0・9%上回る約3442万冊だった。どちらもピーク時(平成18年)の実績には及ばないものの、比較的低コストで作成できることもあって、新規参入の動きは活発だ。毎年創刊される雑誌の約2割をパズル誌が占めており、発行銘柄数は昨年、過去最高の158点に達した。》
《手書きに親しんだ60~70代の高齢層に合致したアナログなつくりをパズル誌の強みとして挙げる。ほかの情報誌などとは違い、解答を直接誌面に書き込むため、新古書店などに流通しないのも市場を守るのに一役買っているという。》
https://www.sankei.com/life/news/200917/lif2009170001-n1.html
雑誌はシニア文化に支えられたメディアなのである。週刊誌の最もぶ厚い読者は60代以上であるし、紙の雑誌である限り、女性誌なども60代以上の読者をメインとする時代は眼前に迫りつつあると言って良いだろう。
◎アダストリアは、宝島社の60代女性向けファッション誌「素敵なあの人」がプロデュースした、初の60代向けファッションブランド「Utao:(ウタオ)」を創設し、9月16日より販売を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001056.000005069.html
◎小学館は「週刊 ニッポンの浮世絵100」を創刊した。創刊号は「葛飾北斎」を特集しているが、特別付録「北斎名作マルチケース」がついて700円(税込)!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000835.000013640.html
◎文藝春秋企画出版部から2013年に刊行された菅義偉の「政治家の覚悟 官僚を動かせ」を元に、その後のインタビューなどを収録して、文春新書「政治家の覚悟」が10月19日に刊行されることになった。企画出版部ということは自費出版物であったのだろう。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000043732.html
こういう運動神経は雑誌によって鍛えられてきたものである。加えて言えば、右手で持ち上げ、左手で叩くのが出版文化の古き良き伝統なのである。
◎電通グループは、トヨタ自動車およびトヨタ自動車の子会社であるデルフィスとの間で、資本業務提携を行うことに合意した。これにより、電通グループとトヨタ自動車は、2021年1月(予定)に合弁会社を発足する。この合弁会社は、デルフィスの事業を基盤とした事業会社および別途新設する事業会社の持株会社となり、当該2社はそれぞれトヨタ自動車の「お客様に寄り添うコミュニケーションの強化」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進」を事業領域とする。
この新体制の下、電通グループは、電通を中核として、トヨタ自動車のDXを含むマーケティング変革およびモビリティビジネス創造の加速を実現すると同時に、顧客企業のマーケティング変革への貢献を通じて、電通グループのビジネストランスフォーメーションを推進する。
なお、この合弁会社は電通グループの持分法適用会社となる予定だ。
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/pdf-cms/2020045-0916.pdf
トヨタ自動車からすれば自動車販売店を中心としたリテール領域にも強みのあるデルフィスを、広告代理店という枠組みを超え、「1. お客様から最も信頼されるブランドづくりに向けた新たなコミュニケーションの革新」「2. デジタル社会の進展など、時代の変化を先取りした新たなマーケティングへの変革」更には「3. モビリティ社会でのビジネスへのチャレンジ」を追求できる体制へと変更するということになる。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/33850623.html
資本金は非公表である。
◎毎日新聞は9月17日付で「安倍政権が残したもの 挑むことを『ガー』視する不寛容な時代 政府側で情報発信もした下村健一さんが見たもの」(山内真弓)を掲載している。
《よく野党やメディアは「説明責任」というワンパターンな言葉を使いますが、本質は「違う意見をリスペクトして議論する責任」。この喪失は、安倍さんの言動も残念ながらお手本の一つとなって、時代の空気としてまん延しました。
象徴的なのは、SNS(ネット交流サービス)に出現した「アベガー」という言葉です。何でも「安倍が」悪い、という批判的言動を揶揄(やゆ)したのが語源ですが、「ガー」という雑音のような語感も安倍支持層のネット民に受けて広がりました。以前は「●●ガー」なんて言葉、なかったですよね。「異なる意見はただのノイズだ」という感覚。国民も、安倍政権の大臣や官僚たちの不誠実な回答を国会中継や記者会見で度々見ているうちに、「異論に対してはこうやってそらしていけばいいんだ」と慣らされてしまった。》
https://mainichi.jp/articles/20200916/k00/00m/040/168000c
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3)【深夜の誌人語録】
努力における、ほんの少しの差が結果における圧倒的な違いを生むのである。