◎「J-CASTニュース」は4月15日付で「コロナでテレビが沈み、芸能人YouTuberがさらに活躍する!?」を公開している。
《昨今のテレビ界はMステに留まらず、新型コロナウイルスの流行によって4月期ドラマの放送開始時期が遅れるなど、感染症の拡大によって多大な悪影響を受けており、状況は極めて深刻。いつになったら通常放送に戻るか、全く見通せない状況だ。このため、芸能人のSNSでは「仕事がキャンセルになった」などとする情報発信も目立ってきており、テレビ界と芸能界双方にとって死活問題となり始めている。
ただ、そんな中、一部の芸能人は新型コロナウイルスの流行に関係なく、むしろ、今まで以上に順調に仕事をこなすようになっている。その仕事内容は何かと言えば、ズバリ、YouTuberとしての仕事である。》
https://www.j-cast.com/2020/04/15384353.html?p=all
◎毎日新聞は4月16日付で「身動きできないテレビ どうやって視聴者を自宅につなぎ止める?」を掲載している。
《今はまだ収録済み番組のストックが残っているが、長期化すると、「ブラタモリ」「鶴瓶の家族に乾杯」「じゅん散歩」といったロケ中心の人気番組も、飲食店を紹介するグルメ番組も、過去の映像を再編集した「傑作選」でつないでいかざるを得ない。ドラマは撮影自体がストップしていて、安全な態勢でいつ再開できるか、見通しが立たない。》
https://mainichi.jp/articles/20200415/k00/00m/040/261000c
◎「DIGIDAY」は4月16日付で「テレビ広告の「分水嶺」:コロナ危機によって、まるでデジタル広告の様相に」を公開している。これはアメリカで起きた「変化」である。
《新型コロナウイルスのアウトブレイクが広告業界に与えた衝撃の兆候は、混乱しているテレビ広告の市場を見ればわかる。テレビネットワークの広告インベントリー(在庫)は通常、広告主側の需要がテレビネットワークの供給を上回るので、大半が月がはじまる前に売れてしまう。しかし、アメリカでは、4月にはこの力学が反転した。今回の事態が急速に変化する性質のため、広告主が支払いを早くから確約することを躊躇しており、デジタル広告により近づいたテレビ広告市場を創り出しているのだ。》
https://digiday.jp/publishers/future-of-tvtv-advertisings-watershed-moment-it-is-finally-becoming-more-like-digital/
◎日刊スポーツは4月16日付で「巨人がユナイテッドアローズとコラボ商品を販売」を掲載している。世界文化社の《ファッション誌「Begin」のプロデュースにより実現した》そうだ。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202004160000363.html
◎米Googleは「ジャーナリズム緊急支援基金」を立ち上げ、世界中の何千もの中小規模のローカルニュースパブリッシャー(地方紙)に緊急の援助を提供することを決めた。
https://www.blog.google/outreach-initiatives/google-news-initiative/global-journalism-emergency-relief-fund-local-news/
https://media-innovation.jp/2020/04/16/global-journalism-emergency-relief-fund/
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58111570W0A410C2I00000/
和製プラットフォーム企業にこうした発想はない。
◎毎日新聞は4月17日付で「東野圭吾さんの人気作、初の電子書籍化 在宅読者のために 出版7社から1作ずつ」を掲載している。
《作家の東野圭吾さん(62)の作品が初めて電子書籍化される。出版関係者によると、東野さんは「書店を守りたい」との意向が強く、これまで自身の作品の電子書籍化には慎重だったという。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって在宅者が増えたことや、書店の相次ぐ休業で書籍の購入も難しくなっていることから、東野さんの提案で出版7社から1作ずつに限って配信することが決まったという。》
https://mainichi.jp/articles/20200416/k00/00m/040/257000c
「白夜行」(集英社)、「容疑者Xの献身」(文藝春秋)、「ダイイング・アイ」(光文社)、「流星の絆」(講談社)、「プラチナデータ」(幻冬舎)、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(KADOKAWA)、「疾風ロンド」(実業之日本社)というラインナップだ。
◎琉球新報は4月17日付で「沖縄部門大賞に打越さん『ヤンキーと地元』 第6回沖縄書店大賞」を掲載している。
《沖縄部門の大賞は社会学者の打越正行さんの「ヤンキーと地元」(筑摩書房)が選ばれた。小説部門大賞は沖縄県出身の作家、知念実希人さんの「ムゲンのi」(双葉社)、絵本部門大賞は神奈川県出身の作家、ヨシタケシンスケさんの「ころべばいいのに」(ブロンズ新社)がそれぞれ輝いた。》
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1108787.html
◎コミック配信サービス「まんが王国」を運営するビ―グリーは、パブリッシングリンクと共同で、電子小説サービス「ノベルバ」において、「第13回らぶドロップス恋愛小説コンテスト」を4月17日(金)より開催している。最優秀賞に輝いた作品には、賞金20万円が贈呈されるほか、竹書房蜜夢文庫より書籍化が確約される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000034768.html
◎小学館の WEB メディア「WEB Domani」が月間 1130 万 PV・410万 UU という過去最高の数字を達成した。ママ向けファッションメディアでユーザー数No.1になったということだそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000642.000013640.html
◎電通で顧客企業のイノベーション創出を支援する専門組織「電通ビジネスデザインスクエア」と有望なテクノロジーへの事業投資・開発支援を行うR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」は、ミーミルとVISITS Technologiesの協力・技術提供のもと、多様な業界・職種のトップレベル専門家100人以上の力で新規事業の検討を高速化するサービス「Expert Idea 500(エキスパートアイデア500)」の提供を開始した。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020025-0416.pdf
◎日之出出版は、唯一のメンズビューティ専門誌となる「FINEBOYS+plus BEAUTY」(ファインボーイズ プラス ビューティ)を4月16日(木)より全国書店にて発売する。表紙を飾るのはKing & Princeの平野紫耀だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000056546.html
◎日経は4月15日付で「首相『売れ残れば買い上げ』 企業に医療装備増産促す」を掲載している。
《安倍晋三首相は15日、新型コロナウイルスへの対応で不足する医療用マスクや防護服、医療機器を増産するよう、製造する企業に求めた。その上で「万が一、売れ残るようなら国が備蓄用として買い上げる」と表明した。将来の需要減を心配する企業の増産を後押しする狙いだ。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58089260V10C20A4MM8000/
「ニューズウィーク日本版」の小幡績の「転機の日本経済」は4月16日付で「驚くべき政府、メディア、国民」を発表している。
《布マスクの生産を依頼し、400億円あまり予算が自由に使えるなら、医療崩壊を守るための病院用マスク、防護服の生産を真っ先に全額出してもやるべきだったし、私もうかつだったが、当然やっているものだと思っていた。
それをいまさら。しかも、在庫買い上げというが、設備投資も政府が出したらよい。なぜそれができない?
医療行政と違って、反対する団体はいない。抵抗勢力はいないのだ。やればいいだけなのに、なぜだ?》
《これをメディアも求めなかったし、国民も緊急事態宣言や休業補償、金を配れというばかり。
理解できない。
そして、メディアも知事と官邸のせめぎあいばかりに関心があり、国民も、そのパフォーマンス競争に勝った知事たちを賞賛しているようだ。あほなのか。》
https://www.newsweekjapan.jp/obata/2020/04/post-52_1.php
◎版元が文芸社だから自費出版なのだろう。川本三郎が「週刊ポスト」の書評で取り上げたのは、「会社勤めを定年退職した人で芸能界とも出版界とも無縁のいわば素人」の西松優が上梓した「ハナ肇を追いかけて 昭和のガキ大将がクレージーキャッツと映画に捧げた日々」。
《映画といえば、本書の大きな特色は「映画俳優ハナ肇」に多くの頁を費やしていること。クレージーキャッツの名があまりに大きいために、つい見過してしまうが、ハナ肇は実に多くの映画に出演している。ブルーリボン賞の主演男優賞を二度も受賞している。
著者は、評論家にはほとんど語られない喜劇映画を実に丹念に見てゆき、「映画俳優ハナ肇」の功績を顕彰してゆく。》
https://www.news-postseven.com/archives/20200417_1555648.html
興味深い内容だし、面白そうだ。
◎TBSラジオは4月18日付で「赤江珠緒さんの新型コロナウィルス感染につきまして」を発表した。
《TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」のメインパーソナリティを務めるフリーアナウンサー、赤江珠緒さんより、PCR検査の結果、新型コロナウィルス陽性が判明したとの連絡を受けました。
以下の四角囲み内の文章は、赤江珠緒さん本人から頂戴したものです。ご本人に代わり、弊社サイトに掲載させて頂きます。
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赤江珠緒のPCR検査結果が出ましたので、ご報告致します。
赤江珠緒本人は新型コロナウイルス「陽性」。娘は「陰性」でした。
4月15日に発症。今のところ自宅で療養中です。
念のため11日以降は家族揃って社会活動を一切止めておりました。
回復してラジオに復帰しましたら、
私どもの体験をお話できたらと思っております。
2020年4月18日 赤江珠緒
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なお、赤江珠緒さんはご家族に新型コロナウイルス感染の疑いがあった4月13日(月)より番組へのスタジオ生出演をお休みしています。TBSラジオ(港区赤坂、TBS放送センター内)に最後に来社したのは4月9日(木)で、番組の共演者、および制作スタッフに濃厚接触該当者はいないと認識しております。
TBSラジオではウイルスの感染防止対策として、スタジオ内人数制限や、密閉を避けるためにスタジオの扉を開放しての使用。飛沫感染を防止するための出演者間にアクリル板の設置。紫外線での空気殺菌装置『エアロシールド』の導入。スタジオ使用毎に消毒清掃を行っております。引き続き、感染拡大の防止と出演者、スタッフの安全確保に努める所存です。
赤江珠緒さんの復帰時期は未定です。新型コロナウイルスの症状が回復したのち、本人およびご家族の体調を考慮して、改めて調整しお知らせする予定です。
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赤江珠緒さんは現在療養中です。
過度な取材などは何卒お控えいただけますようご理解をお願い申し上げます。》
https://www.tbsradio.jp/475416
◎都立駒込病院の医師・今村顕史のツイートを記憶にとどめておきたい。
《最前線で戦っているのは、医療者だけではありません。入院してきた患者さんの多くは、「自分がまさか」と思っていた人です。みなさん1人1人も最前線にいる。それがパンデミックなのです。》
《我々は、この長いトンネルを抜ける最後の時まで、一人の命を救うために診療現場を守っていきます。みなさんは、自分と身近な人の命を救う行動をとってください。一人一人ができることを考えてください。その中でも、協力しあうこと、助け合うこと、この大切なことを絶対に忘れないでください。》
https://twitter.com/imamura_kansen/status/1251500017954820096
https://twitter.com/imamura_kansen/status/1251500075064401921
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5)【深夜の誌人語録】
正義に熱狂するのではなく、正気を覚醒させるのだ。