【文徒】2020年(令和2)4月27日(第8巻77号・通巻1734号)つづき

4)【本日の一行情報】

◎「NEWSポストセブン」(小学館)は4月23日付で「NHK桑子真帆アナと小澤征悦、自宅&車内で熱い時間を過ごす」。熱愛発覚スクープだが、SNSでは、この二人を正面から撮った写真が話題になっている。アナウンサーの桑子真帆は記事にも書かれているように「NHKニュース おはよう日本」のメインキャスターを務め、NHKの報道の顔であり、番組では「外出の際はマスクを着用しましょう!」と呼びかけていた。ところが、この写真では小澤征悦はマスクを着用しているのだが、桑子アナはノーマスクだった!
https://www.news-postseven.com/archives/20200423_1557795.html
J-CASTニュース」は4月23日付で「『女性セブン』スクープのNHK桑子真帆アナ、小澤征悦との熱愛写真にネット騒然!『マスクもつけずに不要不急デートしていいわけ?』『濃厚接触すぎでしょ!』」を公開している。
《ともに独身なので恋愛沙汰などどうでもいいが、ネット上で怒りを買っているのは、桑子のノーマスク外出姿だった。
「ノーマスクは明らかにキャスターとしては不注意だと思う。あれだけ放送でコロナ感染防止のためにマスク着用を呼びかけているのに、本人がこうとは説得感に欠ける。恋愛そのものは問題ないが、ノーマスクはNHKのエースとして自覚が足りないですね」
 「4月中旬に撮られたのなら、もうテレビ朝日富川悠太アナのコロナ感染が報道されていた。それを見て自分も気を付けなければと思わないのかね。仮に陽性になってNHKクラスター化したらどうするの?」》
https://www.j-cast.com/tv/2020/04/23384799.html?p=all
確かにツイッターのタイムラインには桑子批判の呟きが溢れている。私も拾っておこうか。
《この時期に何…桑子さん。担当番組変わった直後にこんな記事に取り上げられる行動しなくても。しかもノーマスク 恋愛は自由…ただこんなご時世ちょっと軽率には取られるよ》
https://twitter.com/KTQ4EtN1PsNOjjQ/status/1252894833208745984
《この写真いつ撮られたのか?と思ったら、4月中旬だそう。このご時世にマスクしてないNHKアナウンサーって。どうなのよ?番組に出していいの?》
https://twitter.com/mocchan_chan_10/status/1252934668673925133
《大人なので惚れたはれたはどうでもいいんですけど 報道に携わる人間として この時期にマスクしてないのはどうなのよ》
https://twitter.com/kokoha_yokosuka/status/1252882017475194880
報道に携わっているという自覚などないのだろうな。ちょっとした芸能人気取りだったりして。

村上春樹の「猫を棄てる 父親について語るとき」が藝春秋より刊行された。台湾の高妍が表紙と挿絵を描いているのだが、これが良いんだよねぇ。藝春秋は特設サイトを開設している。
https://books.bunshun.jp/sp/nekowosuteru?prtwad
高妍は次のように語っている。
《私は村上さんの大ファンで、自分の描く作品の中で村上語録といいますか、村上さんの名言や章を引用することが多々ありました。もしかしたら、それが何らかの形で編集者の目に留まったのかなと思ったのですが、実際は玄光社の『イラストレーション』に掲載されていた作品を見て候補に挙がったということでした。編集者と装丁のアートディレクターが何人かの候補を村上さんに提案したところ、光栄なことに私が選ばれたという経緯だったようです。純粋に作品の雰囲気で選んでもらえたことが何より嬉しく、そして誇らしく感じました。》
https://bunshun.jp/articles/-/37309

江口寿史のツイート。
《まだまだ途上のおれなんかが偉そうに言うことでもないけど、40年間で自分なりにつかんだコツは「描くこと」よりも「見ること」かな。いくら描く練習しても見ないと描けませんから。しつこく見ればたいがいのものは描けるようになるから。うん。大丈夫。》
https://twitter.com/Eguchinn/status/1252983960105181190
正岡子規を思い出す。子規の「病牀六尺」である。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000305/files/43537_41508.html

◎こういうニュースは、やはり嬉しくなる。静岡新聞が4月23日付で「吉田に15年ぶりの書店、グランドオープン 焼津谷島屋」を掲載している。
静岡県内で書店を展開する焼津谷島屋(本社・焼津市)は22日、吉田町住吉に新店舗をプレオープンした。》
《店名は「焼津谷島屋吉田店」。280平方メートルの平屋建て空き店舗を賃貸借し、各ジャンルの書籍約7万冊を販売する。国道150号線沿いで17台分の駐車場と、駐輪場を備える。グランドオープンは24日。》
https://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/759639.html

大分合同新聞は4月23日付で「大分市中央町の晃星堂書店が店頭販売終了へ 4月末で移転、外商営業を軸に」を掲載している。
大分市中央町の老舗書店「晃星堂書店本町店」が4月末で移転する。新店舗(同町)では本や雑誌の店頭販売をやめ、教科書・教材の取り扱いや官公庁、企業などへの外商営業に軸を置く。76年にわたり、街の本屋として市民に親しまれてきた同書店。「さみしい思いもあるが、別の形で引き続きご愛顧いただければうれしい」と話している。
 晃星堂書店は1945年、竹町で創業。本町店は71年に開店し、2002年に竹町店を統合した。本町店2階はギャラリーとしても活用されてきた。現在の在庫は約4万5千冊。》
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2020/04/23/JD0059165562

◎サイカは「テレワークによる広告出稿業務への影響実態調査」を実施した。その結果によれば広告出稿業務において、テレワークによって生産性が向上したと回答した方が半数を超え(52.0%)、生産性が低下したと回答した方の割合(26.7%)を大きく上回った。生産性が向上した理由としては、「通勤時間がゼロになった」「無駄な会議が減った」など、オフィスワークよりも時間やコミュニケーションが効率化されたという意見が多かった
一方、生産性が低下した理由としては、「意思疎通に時間がかかり、決断が遅くなる」「外部に持ち出せる顧客データに制限がある」「ネットワーク環境や機材、備品が整備されてない」など、コミュニケーションの不調、業務範囲の制約、業務環境の不備があげられた。
生産性が向上した業務として「戦略戦術設計」がもっとも多く挙げられ、生産性が低下した業務としては「実行プラン策定」がもっとも多く挙げられた。
https://www.atpress.ne.jp/news/211259
テレワークがオフィスワークを支配する時代がやって来るかもしれない。

◎太田隆のブログ「原発事故の悲劇を描いた映画『朝日のあたる家』監督日記」は4月23日付で「なぜコロナ対策はうまく行ってないのか?背景を分析。=あの政府には無理。このままでは医療崩壊?」をエントリしている。
《…政府も国民に言われて緊急事態宣言を出すことに。
それから2週間。感染者はさらに増える。死亡者数を見れば倍々で上昇。まずい。「そもそもはオリンピックのために何もせず感染が広がった」とバレたらまずい。検査抑制を続行。高い数値を出さないようにする。まさに大本営発表「感染者数は横ばい。自粛要請が効果あり」とニュースで流す。緊急事態宣言と自粛要請が効果を上げたとアピールした。もう一つ検査が増えない理由がある。医療崩壊の危険性だ。実際はすでに崩壊が始まっているだろう。》
https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-04-23-4

◎「NEWS9」「報ステ」「NEWS23」なんか、お子様レベルである。BBCニュースの「東京圏の病院は『感染患者でひっ迫』 新型ウイルス専用治療室の内部」を見よ。
https://twitter.com/bbcnewsjapan/status/1253524035058544640

テレビ東京で報道に携わって来た青木俊のツイート。
橋下徹さんは、日テレの「行列のできる~」に出演した、変な弁護士、ただそれだけだった。慶應助教授に過ぎなかった竹中平蔵さんを有名にしたのは、テレ東の「ワールドビジネス~」だった。小池百合子さんもこの番組がなければ今頃何してたか分からない程度の人物だった。テレビが魔物を作り出してる》
https://twitter.com/AokiTonko/status/1253766341061783552

フォレスト出版は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛・在宅ワークが求められる状況の中、「ビジネスパーソンの学びを止めない」をコンセプトに、4月23日(木)から5月6日(水)まで、フォレスト出版のシリーズ100万部突破の「怒らない技術」(嶋津良智)シリーズをはじめ、18万部突破の「『めんどくさい』がなくなる本」(鶴田豊和)、「なぜかうまくいく人のすごい無意識」(梯谷幸司)、「食べない人ほど仕事ができる!」(堀大輔)、「世界一ふざけた夢の叶え方」(ひすいこたろう 他)などの27タイトルの全ページを無料公開する。
https://www.atpress.ne.jp/news/210933

◎「THE RIVER」は4月22日付で「Netflix、巣ごもり需要で15%加入増 ─ 今後も公開予定の延期はせず『作品が完成したら速やかに配信する』」を発表している。プラットフォームビジネスは巣ごもり生活を追い風としている。
Netflixは2020年第1四半期(1月-3月)の決算発表を通じ、全世界の有料メンバー数が1億8,300万人を超えたと発表した。
新型コロナウイルス感染拡大による各国での外出自粛の影響を受け、1,570万人が増加。前年比15%増となる。うち1,340万人は北米外の国と地域が占め、アジア太平洋地域では360万の有料メンバー増となった。》
https://theriver.jp/netflix-2020-1st-quarter/

◎「#こんな時だからこそ読みたい本 幻冬舎社員リレー」が公開されている。
https://www.gentosha.jp/series/gentoshashainrelay

◎「KAI-YOU.net」は、こう書いている。
《アニメ化もされた漫画『ワンパンマン』がハリウッドで実写映画化が始動。海外メディア・Varietyなどが報じ、集英社に確認したところ「間違いありません」との回答を得た。》
https://kai-you.net/article/73940

◎「ハフポスト日本版」は4月23日付で「『大長編ドラえもん5作品が無料公開。第1弾は『のび太の魔界大冒険』」を公開している。
小学館などが運営する公式サイト「ドラえもんチャンネル」の公Twitterは、4月23日から長編アニメ映画の原作となった「大長編ドラえもん」のうち5作品を無料公開すると発表した。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/doraemon_jp_5ea0f15bc5b69150246d334e

山崎豊子の「大地の子」が、コミカライズされ、藝春秋digitalにて配信がスタートした。サイドランチが全体構成やシナリオ、編集等を担当する。
https://www.dreamnews.jp/press/0000213976/

藝春秋電子書籍編集部は、本城雅人の野球小説「球界消滅」「トリダシ」の電子書籍版を、4月24日(金)より5月14日(木)まで3週間にわたり無料配信する。
https://www.atpress.ne.jp/news/211410

藝春秋電子書籍編集部は、冨山和彦の「コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画」の5月9日(土)紙版発売に先がけ、4月30日(木)より、電子書籍版を先行配信する。
https://www.atpress.ne.jp/news/211383

共同通信は4月24日付で「感染者差別の防止策検討を要望 山中教授ら、新聞協会と民放連に」を発表している。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、京都大iPS細胞研究所山中伸弥教授らは24日、日本新聞協会や日本民間放送連盟に、感染者や医療従事者への差別や偏見を防ぐための方策を共に検討するよう求める要望書を送ったと明らかにした。》
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4751883.html

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM[ジェイマム])は、出版、人材事業を中心に手掛けるダイヤモンド社の人材開発・教育分野と提携し、4月17日(金)からダイヤモンド社のWeb適性診断テストの代理販売を開始した。
https://www.jmam.co.jp/topics/1240407_1893.html
新型コロナによってビジネス社会のあり方は否応なく変わらざるを得ないのである。

徳間書店は、昨年10月26日の刊行から大きな話題となり、その後も重版を続ける、サッカーJ2リーグ アルビレックス新潟ディフェンダー 早川史哉選手が、自身が患った急性白血病の闘病生活、サッカー、そして仲間への思いを綴った初の著書「そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常」の電子書籍版を4月24日(金)0:00より2週間の期間限定で全無料公開している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000254.000016935.html

◎「東洋経済オンライン」は4月23日付で「radikoはラジオ界の『救世主』になれるのか 有料会員は70万人に、ライバルはSpotify?」を発表している。
radikoは、ラジオ市場の落ち込みを食い止めることを狙いとして、全国のラジオ局や電通などが出資して発足。radikoのサービス開始からちょうど10年が経過し、ラジオ広告費は10年前のスタート時と比較し、横ばいの状況だ。
同社の青木貴博社長は「radikoがあったからラジオ広告費が下げ止まったという解釈もできる。ラジオ局と一緒にラジオ広告費をもう一度上向きに変えられるよう頑張りたい」と語る。》
https://toyokeizai.net/articles/-/345868

◎「WWD JAPAN.com」は「『エルメス』のインターネットラジオ2週間限定の再放送」を公開している。
《「エルメスHERMES)」は、2019年9月に約1カ月間のみ配信したインターネットラジオ「ラジオエルメス」の一部を、特設サイトで4月24日~5月10日(10~22時)の期間限定で再放送する。》
https://www.wwdjapan.com/articles/1072997

産経新聞は4月24日付で「菅長官、雑誌で『人生相談』 ポスト安倍視野に露出?」を掲載している。
菅義偉官房長官は、24日発売のビジネス誌「プレジデント」で菅義偉の戦略的人生相談」の連載を開始した。新型コロナウイルス対策をめぐって、官邸内での存在感低下が指摘されており、「『ポスト安倍』を視野に露出を増やしている」(自民党筋)との見方も出ている。》
https://www.sankei.com/politics/news/200424/plt2004240044-n1.html
北海道新聞は4月25日付で「菅氏、経済誌で『人生相談』 コロナ禍で連載開始 疑問上がる可能性」を掲載している。
菅義偉官房長官は24日発売の経済誌で、読者の悩み事に答える「人生相談」のコーナーを始めた。現職の官房長官が誌上で一般人の相談に答えるのは異例。新型コロナウイルスの対応に追われるさなかの連載開始に疑問の声が上がる可能性がある。》
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/415656
東京新聞の望月衣塑子がツイートしている。
《#コロナ禍 を理由に記者会見の打ち切りを連発している #菅義偉 #官房長官 。 #プレジデント の #人生相談 にのってる暇があるなら、コロナ禍で国民の数々の疑問に答えるために、質問の打ち切りをやめるべきだ。
#内閣記者会 は菅氏のこういう姿勢をなぜ、もっと問題視しないのか。記者会を舐めている》
https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1253916173801906176

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5)【深夜の誌人語録】

最悪を想像する勇気こそが最善を切り拓く