【文徒】2020年(令和2)12月10日(第8巻229号・通巻1886号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】「Yahoo!検索大賞2020」は佐藤健に決まった!
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「Yahoo!検索大賞2020」は佐藤健に決まった!

Yahoo!検索大賞2020」が発表された。
大賞は佐藤健。俳優部門賞とのダブル受賞となった。私は佐藤健残念ながら一度も検索しなかった。
◆パーソンカテゴリー
大賞:佐藤健
アイドル部門賞:NiziU
アスリート部門賞:朝倉未来
お笑い芸人部門賞:フワちゃん
作家部門賞:辻仁成
女優部門賞:上白石萌音
声優部門賞:花江夏樹
俳優部門賞:佐藤健
ミュージシャン部門賞:Official髭男dism
モデル部門賞:山之内すず
スペシャル部門賞:藤井聡太
◆カルチャーカテゴリー
アニメ部門賞:鬼滅の刃
映画部門賞:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
ゲーム部門賞:あつまれ どうぶつの森
小説部門賞:カミュ「ペスト」
ドラマ部門賞:半沢直樹
流行語部門賞:Zoom
◆プロダクトカテゴリー
飲料部門賞:こだわりレモンサワー 檸檬
お取り寄せ部門賞:白い恋人
家電部門賞:Nintendo Switch
クルマ部門賞:ヤリス クロス
コスメ部門賞:V3ファンデーション
食品部門賞:ねこねこ食パン
スイーツ部門賞:misdo meets PIERRE HERME
https://searchaward.yahoo.co.jp/
大賞と俳優部門賞の佐藤健、女優部門賞の上白石萌音、ミュージシャン部門賞のOfficial髭男dismは1月から放送されたドラマ「恋はつづくよどこまでも」絡みである。原作は小学館から全7巻で刊行されている円城寺マキの同名の漫画である。
https://www.tbs.co.jp/koitsudu_tbs/original/
カルチャーカテゴリーで言えばZoomを除けば、すべてが出版絡みである。「鬼滅の刃」は言うまでもなく集英社の「週刊少年ジャンプ」が生んだ超弩級のIPだし、ドラマ部門賞の「半沢直樹」は池井戸潤の同名小説が原作だし、「あつまれ どうぶつの森」の攻略本はベストセラーになっている。カミュ「ペスト」と言えば新潮庫だ。
確かに女性ファッション誌に昔日の勢いはないけれど、出版化が時代の中心に位置し、様々な話題を提供していることは「Yahoo!検索大賞2020」からも明らかであろう。映画もテレビも出版化なしにはビジネスとして成立できないのである。
蛇足ながらモデル部門賞の山之内すずが主演する映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」が11月に公開された。監督は川上亮、撮影監督は今井哲郎であった。
https://movie.walkerplus.com/mv71097/
https://www.imai-sj.com/

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2)【本日の一行情報】

◎オノヨーコのツイート。
《The death of a loved one is a hollowing experience.
After 40 years, Sean, Julian and I still miss him.
'Imagine all the people living life in peace.'
Yoko Ono Lennon
https://twitter.com/yokoono/status/1336308015465689088
矢野顕子のツイート。
《ジョンレノンが40年前に殺された時から今まで、つまりこの40年間にアメリカでは、143万6000人が銃で殺されています、と オノヨーコさんからのメッセージ。》
https://twitter.com/Yano_Akiko/status/1336339436527751176

◎新聞広告史に残る大失態だ。最初に気が付いてたのは「みやこどり」だったのではないか。こうツイートしている。
《今朝の朝日新聞です。
「日経おとなのOFF」の広告、去年のものではないでしょうか?
https://twitter.com/maxcv2L1YyYdmY9/status/1336510214179176448
前年の広告を出稿してしまったのだ!前代未聞のトホホ、である。日本美術を主な領域とするライター・エディター橋本麻里がリツイート。
《悪夢のような入稿ミス。》
https://twitter.com/hashimoto_tokyo/status/1336589896408911872
日経おとなのOFF【公式】がお詫びツイート。
《2020年12月9日付の朝日新聞朝刊に掲載した「増刊 日経おとなのOFF」の広告内容が誤っていました。
申し訳ありません。
内容は、以下のアドレスでご確認ください。》
https://twitter.com/Nikkei_OFF/status/1336573109495767040

◎日刊スポーツは12月7日付で「常盤貴子『名前見つけた時の感動』天声人語デビュー」を掲載している。
《「何かの宣伝でもなく、新聞で自分の名前を見つけた時の感動たるや…」と常盤。さらに、「先月は、な、なんと!朝日新聞天声人語』デビューも果たしております 私以上に感動したらしく、映画のスタッフさんが送ってくれた」と、紙面で過去の出演作が取り上げられたことに触れ、「小学生の頃、国語の勉強にと毎日スクラップしていた『天声人語』ドラマ頑張ってきてえがった」と、感慨深げにつづった。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202012070000520.html
天声人語」のブランド力、衰えたとはいえ、まだまだあるんだねぇ。オレ、天声人語、読んでいない。オレは日経の「春秋」派。

◎グーグルはサービスポリシーを、2021年6月1日に変更する。「CNET Japan」は12月7日付で「グーグル、2年以上放置されたアカウントのデータを削除へ--GoogleフォトやGmailど」を公開している。
《新しいポリシーでは、2年以上利用していないサービスに対して、データを削除する可能性があるとしている。保存容量を超過したアカウントも同様で、こちらも2年以上データを削除したり、追加容量を購入したり、超過後の対策をしていない場合も削除の対象に入る。早ければ、2021年6月1日よりポリシーに基づく処理が実行される。》
https://japan.cnet.com/article/35163477/

河出書房新社の「池澤夏樹=個人編集 日本学全集」トリを飾る「源氏物語」で現代訳を担った角田光代。全3巻の完結までに5年の歳月を要した。この間、角田は「源氏」にかかりきりとなり、自分の小説は書けなくなってしまったという。朝日新聞デジタルは12月7日付で「『源氏物語』、今なら少年ジャンプ 角田光代さん語る」(構成・小西良昭)を掲載している。
源氏物語を古典学にはしたくなかった。「瀬戸内寂聴訳」「谷崎潤一郎訳」など本当に立派な訳があるから、一つぐらい格式のない訳があってもいいと思った。現代の小説のように読みやすい訳をめざした。
源氏物語五十四帖のうち上・中巻は光源氏が主人公。その死後、舞台を宇治に移した「宇治十帖」が下巻のハイライトだ。宇治十帖は男女のすれ違いの連続で、誰も幸せになっていない。上巻では「光源氏、たいがいにしなよ」と思って訳していたが、宇治十帖では、源氏が主人公の神の国から視点が人間界に降りる。源氏の死で物語が終わってもいいのに、紫式部は人生がうまくいかない様子まで書きたかったのかと思った。上・中巻はエンターテインメントに、下巻は純学に近い。》
https://digital.asahi.com/articles/ASND15FMNNCVPLZB024.html
三省堂国語辞典編集委員飯間浩明が5月10日付の讀賣新聞の書評で絶賛していた。
《現代小説を好む、ごく普通の読者が抵抗なく読める。そんな「源氏物語」が誕生しました。この快事を祝い、訳者の偉業をたたえます。》
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20200509-OYT8T50158/
上巻が刊行されたときに《これはまるで、超大御所が描いた少女マンガの古典的傑作のようだ!》と見事に本質を衝いたのは千葉雅也であった。
https://twitter.com/masayachiba/status/910064038410829824

◎「リアルサウンド」は12月8日付で「宝島社『付録本』ヒットの秘訣とは? 編集者に訊く、流通網を生かした販売戦略」を公開している。累計50万部のヒット作「人気具付録シリーズ」の企画・編集を担当した、同社ムック局第2編集部の佐藤瑞恵がインタビューに応じ、次のように語っている。
《2016年当時SNSで手書きのノートを見せ合う、ちょっとしたブームがあったんですね。そこで、クリエイターから一般のかたまで、様々な人たちの魅力的なノートを集めた『夢をかなえる!私のノート術』という本を作りました。その反応が非常によかったので、2016年~2018年ぐらいにかけて、ノートや手帳、ふせんなどのテーマで「私のノート術」シリーズを制作していたんです
その中で、女性をターゲットにしたかわいい具が盛り上がっていることを実感することが多くなって、女子向けの具を紹介する『毎日が楽しくなる!ときめき具』という本を作りました。
この本の付録としてふせんやシールをつけたら楽しそうだなと思って、「私のノート術」でご一緒する機会のあった「クレパス」「クーピーペンシル」「図案スケッチブック」とコラボしたんですね。この本自体の売れ行きはもう一歩という感じだったのですが、「具女子博」の盛り上がりが年々大きくなっているのは知っていたので、そういうイベントに集まる人たちに届く本ができたかなという感触はありました。
その後、もっと付録自体を主役にしたものを提案できないかなと考える中で出てきたのが、「クレパス柄フラットペンケース」を付録にした『レトロでかわいい!サクラクレパス具たち』です。この本が、思った以上の反響があって手ごたえを感じました。こうして始まったのが「人気具付録シリーズ」です。》
https://realsound.jp/book/2020/12/post-669083.html

毎日新聞は12月8日付で「NHK改革・放送波を削減して受信料値下げを 高市早苗総務相が寄稿=前編」を掲載している。
《私が総務大臣としてご一緒した3人のNHK会長に対しては、「本当にこれだけ多くの放送波が必要なのか。同じようなコンテンツが別々の放送波で重複している。整理できるものを検討してもらえないか」と申し上げ続けてきた。
ラジオに限っては、災害発生時を想定すると、中波放送のAMの方が到達範囲は広いというメリットがある一方、到達範囲が狭い超短波放送のFMの方が高音質で雑音なく聴き取れるので、両方を1波ずつ残す必要性も伝えた。
この提案に初めて真剣に応えてくださったのが、1月に就任した前田晃伸NHK会長だ。前田会長は、早期に衛星とラジオの波数を整理する予定だと言ってくださった。》
https://mainichi.jp/articles/20201208/k00/00m/040/117000c

中央公論新社から東浩紀中公新書ラクレ「ゲンロン戦記-『知の観客』をつくる」が観光された。
https://www.chuko.co.jp/laclef/2020/12/150709.html
春オンライン」は12月8日付で「ゲンロン戦記」のサワリを「『確実に化を貧しくする』SNSによる負の影響と戦い続けた10年間を東浩紀が振り返る」として発表している。
《とりわけ問題なのは、SNSが普及するとともに、言論において化においてもまた政治においても、しっかりとした主張のうえで地道に読者や支持者を増やしていくよりも、いまこの瞬間に耳目を集める話題を打ち出して、有名人やスポーツ選手を使って「炎上させる」ほうが賢く有効だという風潮になっていったことです。
そのような戦略は、短期的・局所的には有効かもしれませんが、長期的・全体的には確実に化を貧しくしていきます。いま日本ではリベラル知識人と野党の影響力は地に堕ちていますが、その背景には、2010年代のあいだ、「その場かぎり」の政権批判を繰り返してきたことがあると思います。》
https://bunshun.jp/articles/-/41893
FINDERS編集者・記者の神保勇輝がツイートしている。
東浩紀『ゲンロン戦記』一気読み。すごかった。そして『ゲンロン0』同様、東浩紀ファン「でない」人にも刺さるはずというか、スタートアップものとしても読める。もちろんファン的にも「会社の本体はむしろ事務」「これからのゲンロンは「ぼくみたいじゃないやつ」が支えていく」辺りは感慨深すぎる》
《これまでも人間関係トラブル系は東さんがTwitterで書いてたから知ってはいたけど、経営資金がなぜ、そこまで何度も危機に陥っていた理由は知らなくて、1件だけでも精神がやられそうなのにあの時もめっちゃ働いてたよな…と戦慄する(特に「思想地図βvol2の利益じゃなくて売上の3割寄付」は震える)》
《そして東さんがどれだけ左派から「冷笑的態度すぎる」と批判されても「直接的な政治運動」から距離を取るのは、開沼博さんとの公開書簡辺りから「なぜそうするのか」はかなり明確になっていたなというのと「世の中を変えるための反スケールと啓蒙の重要性」の話はメディア人も必見かと。》
《何がどうメディア人必見かというと、この数年「PV至上主義すぎるのもちょっと時代遅れで、どれだけアツいファンを可視化させながら抱えてるかでしょ」みたいな議論がある中で、PV至上主義でないやり方は例えばこうだ、という方法論をこれほど明確に論じたものはほぼ無いと思うので。》
《「いまの日本に必要なのは啓蒙です。啓蒙は「ファクトを伝える」こととはまったく異なる作業です。ひとはいくら情報を与えても、見たいものしか見ようとしません。その前提のうえで、彼らの「見たいもの」そのものをどう変えるか。それが啓蒙なのです。それは知識の伝達というよりも欲望の変形です」》
《あと個人的にはやっぱり2019年の代表退任周辺の下りに色々思うところがある。コロナ以降ぐらいからようやく「メンタルヘルスの重要性」みたいなことが広く語られるようになったけど、東さんが代表退任「程度で」済んだのはかなり奇跡的というか正直もっと極端なことになってもおかしくなかった。》
https://twitter.com/fishintheair/status/1336474832142123008

https://twitter.com/fishintheair/status/1336475066817630208
「FINDERS」は昨年、4月2日付で東にインタビューした「なぜ組織をゼロから再構築しなければならなかったのか。東浩紀振り返る『ゲンロン』の3年間」を発表している。そこで東は次のように語っていた。
《金儲けと理想を対立させると、理想ってすごく弱い立場で、「理想はあるだろうけど、現実はこうだよね」とすぐなるわけです。でも大事なのは、現実主義だけで考えると暴走してしまいがちだし、ビジネスとしても壊れるから、ある程度抑制するタガを自分の中で作らないといけないということなんですよ。理想というのはそのためにある。》
https://finders.me/articles.php?id=859
「ゲンロン戦記」の聞き手は石戸諭だ。
12月19日(土)にゲンロンカフェで刊行記念トークイベントが「平成の鬱と新しい知性の実」をテーマに與那覇潤を招いて開催される。このイベントの司会も石戸諭。
https://www.chuko.co.jp/news/116157.html

博報堂DYホールディングスは、生活動線におけるビーコン検知データの利活用及び研究を目的として、スイッチスマイルの株式を取得し、資本業務提携を行った。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000036543.html

産経新聞は12月8日付で「博報堂系元社員ら再逮捕 CM架空発注、詐欺疑い 警視庁」を掲載している。
《広告大手「博報堂DYメディアパートナーズ」(博報堂DYM、東京)に対するCM制作の架空発注事件で、警視庁捜査2課は新たに約2400万円をだまし取ったとして詐欺容疑で、同社の元社員、中島真毅容疑者(43)=東京都大田区=ら4人を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。同課は平成28年~昨年、架空発注を数十回繰り返して総額約7億円を詐取したとみて調べる。》
https://www.sankei.com/affairs/news/201208/afr2012080010-n1.html
広告ビジネスを勘違いしている輩が未だに棲息していることが私は悲しい。中島については「春オンライン」が11月25日付で「全裸の男たちに… “7億円詐取”博報堂元テレビ部長の『六本木ハレンチ写真』」を発表している。
https://bunshun.jp/articles/-/41757
日本経済新聞は12月8日付で「博報堂DY系元社員ら再逮捕 架空発注2400万円詐取容疑」を掲載している。
《ほかに再逮捕されたのは港区の制作会社の社員だった大林剛容疑者(37)と新宿区の広告制作会社役員の野田貴大容疑者(37)さいたま市の会社役員、風間裕一郎容疑者(38)。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG0828Z0Y0A201C2000000?unlock=1

◎日販およびリブロプラスが運営する本屋「喫」は、岩田屋三越が運営する岩田屋本店(福岡県福岡市)内に「喫 福岡天神」を2021年春にオープンする。
https://www.nippan.co.jp/news/bunkitsu_20201207/

◎日販およびリブロプラスが運営する本屋「喫 六本木」は、12月9日(水)から12月25日(金)まで、伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイルとともに、「ことば」から想いを巡らせて商品をキュレーションするイベント「幸服箱」を開催している。
https://www.nippan.co.jp/news/bunkitsu_koufukubako/

◎デジタルコンテンツ及びサーバシステム等の企画・開発を手掛けるマグネティークが企画・編集協力を行い、ゲオインタラクティブ電子書籍ブランド『forcs』向けに提供し、主要電子書店で配信されている木村イマの「閏うこの月」が、祥伝社のコミックレーベル「フィールコミックス」で書籍化された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000022562.html

集英社ティーン向け女性ファッション誌「Seventeen」は、1968年の創刊以来、初めて雑誌のテーマソング&ダンスを作ることになった。作詞と歌唱は、TikTokの動画総再生数が約5億回を超える三阪咲(17!)が担当する。
https://www.oricon.co.jp/news/2178674/full/

◎メイン機能はプライヤーで他にもプラス&マイナスドライバー、栓抜き、ヤスリ、マルチフックなど充実の11機能を備えていて1000円ならば買っても良いと私でも思う。12月9日発売の「BE-PAL」(小学館)1月号の付録だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000946.000013640.html
付録が「主」で、雑誌が「従」。それでも雑誌と付録の親和性は高い。「サライ」1月号の付録は内ポケットに折り畳めるポケッタブル仕様のエコバッグ。こちらも1000円なのだけれど。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000947.000013640.html

双葉社は、Link-Uとの共同事業により、公式マンガ書店アプリ「マンガがうがう」を、12月7日にリリースした。このサービスは、基本無料形式のアプリ書店で、異世界転生系レーベル「モンスターコミックス」を中心とした双葉社作品を、どの媒体よりも早く読むことができる
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000014531.html
毎日、午前7時と午後9時に4話分ずつ回復する「がうポイント」を使い、アプリ内のマンガを無料で読めるというわけだ。

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3)【深夜の誌人語録】

遠くを見すぎるとリアリティを見失う。