【文徒】2021年(令和3)1月14日(第9巻7号・通巻1904号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】ソフトバンク楽天の「泥仕合」が始まるぞ!
2)【記事】レッドブルの広告「くたばれ、正論。」炎上の現場
3)【記事】東京オリンピックについて首相とビル・ゲイツが電話会談
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】ソフトバンク楽天の「泥仕合」が始まるぞ!

毎日新聞は1月12日付で「5G技術持ち出し容疑 ソフトバンク元社員を逮捕 退職翌日にライバル社転職」(柿崎誠、斎藤太郎)を掲載している。
《第5世代通信規格「5G」などに関する営業秘密を勤務先だった携帯電話大手ソフトバンクから不正に持ち出したとして、警視庁生活経済課は12日、楽天モバイル社員、合場(あいば)邦章容疑者(45)=横浜市鶴見区仲通3=不正競争防止法違反(営業秘密の領得)容疑で逮捕した。》
https://mainichi.jp/articles/20210112/k00/00m/040/048000c
毎日新聞は1月13日付で「逮捕のソフトバンク元社員 5G含む170ファイル持ち出しか 転職直前に30回」を掲載している。
《…勤務していたソフトバンクから不正に取得した情報は、約170ファイルに上っていたことが捜査関係者への取材で判明した。転職直前に約30回にわたって持ち出しており、警視庁生活経済課は計画的に取得したとみて調べる。》
https://mainichi.jp/articles/20210113/k00/00m/040/067000c
1月13日付朝日新聞天声人語は次のように書いている。
《▼こちらの件は、スマートフォンの世界を舞台にしたスパイ事件に発展するのだろうか。新しい通信技術である5Gをめぐり、ソフトバンクの元社員が秘密情報を社外に持ち出したとして、警視庁に逮捕された▼元社員は、競争相手である楽天モバイルに転職している。ソフトバンクは「持ち出された技術がすでに楽天モバイルに利用されている可能性が高い」と主張しており、穏やかではない。楽天モバイルは、そういう事実は確認されていないとしている》
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14761133.html?iref=comtop_Opinion_05
ソフトバンクは1月12日付でプレスリリース「楽天モバイルへ転職した元社員の逮捕について」を発表している。そこで次のように書いている。
《当社は、当該元社員が利用する楽天モバイルの業務用PC内に当社営業秘密が保管されており、楽天モバイルが当社営業秘密を既に何らかの形で利用している可能性が高いと認識しています。今後、楽天モバイルにおいて当社営業秘密が楽天モバイルの事業に利用されることがないよう、当社営業秘密の利用停止と廃棄等を目的とし民事訴訟を提起する予定です。また引き続き、捜査当局に全面的に協力し、当該元社員への損害賠償請求を含めた措置も視野に入れて、今後の対応を検討していきます。》
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2021/20210112_01/
一方、楽天モバイルも1月12日付でプレスリリース「従業員の逮捕について」を発表し、ソフトバンクから投げかけられた疑惑をきっぱりと否定している。
《弊社では、社内調査を徹底しており、現時点までに、当該従業員が前職により得た営業情報を弊社業務に利用していたという事実は確認されておりません。また5Gに関する技術情報も含まれておりません。》
https://corp.rakuten.co.jp/news/update/2021/0112_02.html
この逮捕の報道を知り、私がまず驚いたのは、こんなに簡単に機密を持ち出すことができるのかという驚きであった。機密管理に関してソフトバンクはザルではないのか。日本を代表するIT企業がこんなことでは、今後、日本が世界からIT後進国揶揄されても仕方あるまい。「東洋経済ONLINE」は1月12日付で本田雅一の「楽天『転職元の機密流出で社員逮捕』仰天の弁明」を発表している。本田はソフトバンクの情報管理の問題点について次のように指摘している。
《エンジニアである合場容疑者が、これほど安易で発覚しやすい手法で情報を盗み出したことは驚きだが、一方でこれほど安易な方法で情報を流出させたソフトバンクの情報システムにも驚かされる。
(中略)
しかし、そのような重要情報をメール添付で簡単に送信できていたこと自体が、衝撃的と言わざるをえない。添付ファイルのスキャン、重要書類の添付を上長の許可制にするなどの対策を施していなかったということだろう。
また、最終営業日を過ぎている大晦日という間際のタイミングに、退職予定者が機密情報にアクセスできる状態だったことにも疑問を持つ。》
むろん、楽天モバイルの企業モラルも問われよう。ライバル会社のエンジニアを採用するに際しては、情報漏洩をライバル会社から疑われないようにする「工夫」なり「配慮」なりが必要なのではないだろうか。「卑怯」という二字が私の頭を過る。当然、本田は、この点についても見逃さない。
《明らかになっている事実関係だけをみれば、自社のインフラ整備を加速させるためにライバル社からエンジニアを情報とともに引き抜いたと思われても仕方がない。この件は氷山の一角で、さまざまな場面でライバルに追いつくために同様の手法を使っていたと受けとめられることは避けられない。》
更に、本田は楽天モバイルが発表したプレスリリースについて、次のように言及している。
《しかし、この主張が面どおりならば矛盾が生じる。
情報を持ち出された側は(アクセス履歴やサーバーのログなどから)技術情報が持ち出されたと主張し、警視庁もそれを確信したうえで逮捕したにもかかわらず、持ち出したエンジニアを雇用した側は技術情報がないと主張しているからだ。
最も大きな疑問は、合場容疑者が持ち込んだ情報について、楽天バイルは内容を把握しているのではないか、と思わせる章になっていることだ。》
https://toyokeizai.net/articles/-/403493
ロイターは1月12日付で「ソフトバンク楽天モバイルによる営業秘密の利用停止求め提訴へ」を配信している。
ソフトバンクは12日、楽天傘下の楽天モバイルに転職した人物の持ち出した営業秘密が楽天モバイルの事業で利用されないよう、営業秘密の利用停止と廃棄などを目的として民事訴訟を提起する予定だと発表した。》
https://jp.reuters.com/article/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF-%E6%A5%BD%E5%A4%A9%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%96%B6%E6%A5%AD%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E5%81%9C%E6%AD%A2%E6%B1%82%E3%82%81%E6%8F%90%E8%A8%B4%E3%81%B8-idJPL4N2JN0NM
この泥仕合プロ野球において遺恨試合に発展するかもしれない。

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2)【記事】レッドブルの広告「くたばれ、正論。」炎上の現場

この程度の広告がこれほど話題になってしまう不幸な時代に私たちは身を置いているのかもしれない。この程度の広告というのは、レッドブルが今年の成人式にあたる1月11日付讀賣新聞に出稿した全30段の広告だ。メインのコピーは「くたばれ、正論。」。これにボディコピーが次のようにつづく。
《この世の行き過ぎた正しさが、君の美しいカドを丸く削ろうとする。正しすぎることからは、何も生まれない。常識を積み重ねても、所詮それは常識以外の何物でもないから。自分の感受性を守れ。自分の衝動を守れ。自分の中のバカを守れ。本当が面白いと感じる方へ動くんだ。まっすぐ、愚直に、大きく行こう。》
https://twitter.com/redbulljapan/status/1348389090077646850
レッドブルは、このクリエイティブをこうしてツイッターに公開したこともあって、まあ「炎上」したというわけである。「くたばれ、正論。」について言及したツイートを集めてみることにした。
「紋切型社会」(朝日出版社)や「わかりやすさの罪」(朝日新聞出版)の著書を持ち、テレビではなくラジオで活躍している武田砂鉄も呟いている。
《「くたばれ、正論」みたいな姿勢が、「あ、全部秘書がやりました、ではでは」みたいな権力者を助けたのだと思う。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1348609479055605761
早川タダノリは広告の収集・研究者にして、フリー編集者である。
《「くたばれ、正論 いらっしゃいませ、陰謀論」》
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1348623003328761863
笛美は広告業界の片隅にいる会社員・フェミニストである。
《「くたばれ、正論。」すごくエナジードリンクらしさが出ていますね。エナジードリンクを飲んで徹夜するのもいい。でも疲れたら風呂に入って寝てもいいんだよ。》
https://twitter.com/fuemiad/status/1348625868755660800
五野井郁夫は著書として「『デモ』とは何か――変貌する直接民主主義」(NHK出版)を持つ政治学者である。
《これトランプが勝っていればまだ旬だったと思いますが、今の世界はトランプ政権時代の4年間で正しさがズタボロにされたので、むしろ正論の方を求めています。こういう今吹いている風すら読めないダメ広告はクライアントも社会も不幸にするので、反面教師にしましょう。》
《トドメをさしておくと、正しさとはなにかを学ばずに気持ちだけ「まっすぐ、愚直に、大きく」なって「くたばれ、正論」というポーズをとると、陰謀論にどハマりして、連邦議会議事堂に国家転覆テロを仕掛ける愚かな大人になるだけ。あとは愛国ビシネスのカモになる。》
https://twitter.com/gonoi/status/1348610025397211137
https://twitter.com/gonoi/status/1348614385359491079
政治アイドル・町田彩夏のツイート。
《「くたばれ」とか軽々しくいうぐらいなら、とことん「正論」と向き合ってみてくださいよ。正論を言った人が叩かれる世の中で「くたばれ正論」って言ったところで「ああそうですか、そっち側に立っているのね」と思われるだけですよ。》
https://twitter.com/Ayaka_m_y/status/1348608606615138305
牧野圭太は博報堂のクリエイター。
《「くたばれ、正論。」は個人的にはあまり歓迎できるコピーではないと思う。僕も「正論を振りかざし他者を貶める」行為は嫌いだし、つまらない常識を押し付けられるのも嫌いだ。でも「正論が悪い」と一言にすると、正しさを目指し声をあげる人を貶めることになる。それを望んでいるわけではいはずだから》
https://twitter.com/MAKINO1121/status/1348620949550100481
渡辺ペコは漫画家。
《「くたばれ、正論。」に沸く前に自分にとって、そして今の社会にとっての「正論」をちゃんと真面目に個々で詰めて考えるべき語るべきなのでは。それすら恥ずかしいこととして嘲笑っておざなりにしてきたくせに何言ってるんだ大丈夫かよ……》
https://twitter.com/pekowatanabe/status/1348592193338892289
常見陽平千葉商科大学国際教養学部准教授であり、著書多数。リクルートのOBである。
Red Bullの広告/うん、若者向けの広告/SNSで拡散しそうな企画という意味ではナイス/ただ/「くたばれ正論」/というけれど(その真意は書かれているのだけど)/正論が通じないのが我が国で/正論を諦めてはいけない》
https://twitter.com/yoheitsunemi/status/1348459406116048897
大野台介のツイート。大野は美術批評家の土屋誠一である。
レッドブルの広告コピー、マジ最悪。なにが「感受性を守れ」だ、「バカを守れ」だ。「本能」なんていい加減なものの奴隷にならないために、感受性を磨き、バカに陥らないように「まっすぐ、愚直に」勉強するんじゃねーか。「くたばれ、正論」と呼びかける「正論」のほうが、よほど「くたばれ」だよ。》
https://twitter.com/daisukeohnosgm/status/1348616450127192067
津田大介はある意味肯定的なんだね。
《「くたばれ、正論。」以下の行に書かれてる若者向けメッセージ、まんまオンラインサロンの宣伝句として使えそうだなと思いました。》
https://twitter.com/tsuda/status/1348613436419108864
森本真輔はメンタルヘルス事業と経営コンサルティング事業に取り組む(株)ソシエテの代表をしている。
《僕もレッドブルの「くたばれ、正論」広告には嫌な気分になりましたが、そもそもレッドブルCEOのMateschitzの政治的立場を知らない人も多いかと思うので記事を貼っておきますね。(サッカー好きには割と知られてますが)反リベラル、反ポリコレな発言・立場で割と有名です。》
https://twitter.com/morimoto_s/status/1348631218154164225
辻愛沙子は(株)arca CEO /クリエイティブディレクターであり、「ニュースゼロ」のコメンテーターとしても知られている。
《よくもこんなコピーを世の中に発信できたなと目を疑った。
同じ広告クリエイティブの仕事を担う者として、正直怒りで手が震えた。
"面白い"と感じた誰かの身勝手な本能とやらによって、美しくある余裕も持てず、まっすぐになることもできず、踏みつけられ翼を折られた人たちが沢山いるというのに。》
《まじで涙が出る。
コレが企業広告として世に出て多くの人の目に触れる世の中なのならば、私はその"衝動"とやらに踏みつけられている人達のための広告を、1つでも多く世に届けるだけだ。
いい仕事をしよう。想像力を持って。
改めて強く思わされました。
拳を握り締めながら。》
《悲しい。》
《つい感情的に強い言葉で書いてしまって少し反省。
この施策は企業の思想もあると思うのだけれど、
redbullがこれまでサポートしてきたスポーツや音楽などの活動を見ていて、マイノリティや声の小さい人達をフックアップする企業姿勢がかっこいいなと思っていて。
だから余計に悲しくなってしまった。》
https://twitter.com/ai_1124at_/status/1348677524151103488

https://twitter.com/ai_1124at_/status/1348682139055788034
言うまでもなく河津聖恵は詩人である。
《ただの広告コピーなんだけど、よく分からない。感受性や衝動や本能は、正しさとの無限のたたかいによって磨かれるのでは?そうでなければそれらは虚無なのでは?くたばれ虚無?》
https://twitter.com/kiyoekawazu/status/1348870172828786688
小説家の王谷晶もツイートしている。
《傍若無人なふるまいや弱者へのいじめを諌められたら即座に被害者ぶって「行き過ぎた正しさ~正し過ぎる~」とうそぶく卑怯なマッチョ仕草は今まで死ぬほど見てきたけど、まんまそれだな。正しさから目を逸らし続けてこの国が今どうなってるのか見てみなさいよ。こんなのはダッサい卑怯者の意見だよ。》
https://twitter.com/tori7810/status/1348601979564564480
ケイン 樹里安は社会学者だ。
《「正しさ」や「常識」をひっくり返すように見えた「本音」があふれかえった世の中で、どのように不平等・不公正が形成され人々の「翼」が傷つけられてきたのかを捉え返したい今日この頃です。なによりこんな世の中ですから、誰もがくたばらない世の中に向けて「まっすぐ愚直に大きく」いきたいですね…》
https://twitter.com/Juli1juli1/status/1348607401960722432
「ふしぎな昆虫大研究」(KADOKAWA)のぬまがさワタリだ
《新成人に対して「"行き過ぎた正しさ"に負けるな!」的なメッセージを発してる広告を見たけど、間違ったことばかりの世の中でも何が正しいのかをちゃんと考えて行動しようとしてるのに、いい年した大人に「正義を振りかざすな!正しさは息苦しい!」とか説教されて息苦しい思いをしてる若い人、多そう。》
https://twitter.com/numagasa/status/1348643732808060934
勝部元気は「恋愛氷河期」(扶桑社)の著者である。
《この世の中は、「正しさ」が行き過ぎているどころか、それが足りないせいで力ある者の身勝手な衝動・バカ・本能を抑えられず、苦しみ悩まされている人たちがたくさんいるというのに。
翼をさずけなければならない人たちの翼をへし折る人たちに翼をさずけるような最低な広告だと思いました。》
https://twitter.com/KTB_genki/status/1348780116025827328
松岡宗嗣は「LGBTとハラスメント」(集英社新書)の著者のひとりであり、オープンリーゲイである。
《きっとなぜ批判されているのかすらわからないくらい浅い考えで、ただ「周りからいろいろ言われるけどめげずに頑張ってね」くらいの感覚で作ってそう。だからこそ今「正しさ」が問われているこのタイミングで出す稚拙さ。同時にこの稚拙さは蔓延っている。》
https://twitter.com/ssimtok/status/1348619060502691840
北丸雄二もゲイであることを公表しているジャーナリストだ。
《「正しさ」が行き過ぎる前に「正しくなさ」が横行しているこの日本で、この広告は何をどこへ扇動しているのだろう? 「感受性」「本能」「愚直」という腐ったクリシェ。それらこそ浅薄な正しさを装う別種の四流ポエム。「正論」というくたばるべき雑誌もあるこたぁあるが、そのことじゃないだろうし。》
https://twitter.com/quitamarco/status/1348671336227368963
小説家の木村友祐も次のように書いている。
《このレッドブルのコピーに対し、ちゃんと批判する。こんなに時代とずれた(時代遅れの)コピーに驚いた。今は正論やモラルに基づく常識が破壊された時代だよ?(政治家がそれをリードした)「正しさ」が「正しさ」として流通する社会に力ずくで戻さなきゃならないのに、それすらわかんない地位にいる人が書いたの?》
https://twitter.com/kimuneill/status/1348976134604537856
恐らく政治の「ねじれ」を反映しているのかもしれないが、言論空間に奇妙な「ねじれ」が生じているのかもしれない。体制的な力学新自由主義をもって正論を解体しようとし、反体制的思考にありがちなナイーブな心情が近代主義的言説に立脚した正論を保守しようとする、そんな空気が社会を覆っているのだ。
そうした正論が保守しようとしているのは、私たちの世代がよく使った用語でいえば「ブルジョワ民主主義」ということになる。むろん、フランス革命を起点としている「ブルジョワ民主主義」を議会制民主主義と言っても良いし、日本的な情況に照らして言え戦後民主主義ということになろう。
いずれにしても、私に言えるのは学にとっては、どんな時代になろうとも正しいかどうかはさしたる意味を持たないということだ。学にとって政治なんて、どうでもよいことなのである。学に問われているのは「本当」にどこまで迫れるかなのではないだろうか。私の認識からすれば広告もまた「学」の一角に位置づけられるものである。

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3)【記事】東京オリンピックについて首相とビル・ゲイツが電話会談

日刊ゲンダイDIGITALは1月12日付で「東京五輪『中止』正式決定へ“秒読み”…デッドラインは2月」を掲載している。
《3月25日には聖火リレーがスタートするだけに、「沿道の警備やコロナ対策など、もろもろの準備作業は大変。中止するならプロジェクトレビューがある2月がギリギリのタイミング」(前出の関係者)というのだ。》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/283727
昨日も紹介したが、中国は「週刊実話」や「日刊ゲンダイ」の記事も見逃さない。「チャイナネット」は1月12日付で「東京五輪32年に開催? 古い噂が再浮上」を公開している。
《「週刊実話」は1958年創刊の、日本の有名なゴシップ誌だ。その電子版は8日、「東京五輪1月18日中止発表、2032年招致へ」と題した記事を掲載した。記事によると、18日に召集される国会では、2021年度予算が審議される。東京五輪の開催有無で予算編成が大きく変わるため、その判断をこれ以上先送りできない。そのためこの日に東京五輪の中止発表に向けた動きがあるというのだ。》
《「日刊ゲンダイ」の10月23日の記事によると、「ブラックボランティア」の著者である本間龍氏は内部関係者を通じ、バッハ氏が欧州の感染拡大の沈静化に自信を持っておらず、11月中旬に訪日する際に菅義偉氏に五輪中止を提案する予定であることを知ったという。本間氏は長期的に、日本の五輪・パラリンピックの運営に独占契約で関わる電通の取材を行っており、電通東京五輪組織委員会内に情報源を握っている。》
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2021-01/12/content_77107675.htm
朝日新聞デジタルは1月12日付で「愛知・岐阜に緊急事態宣言拡大を検討 首相インタビュー」を掲載している。
《今夏に予定される東京五輪パラリンピックの開催については「感染拡大を絶対阻止するのが一番大事」とし、その対策の例として、新型コロナのワクチンを「2月末までに(国内で)接種できるようにしたい」と改めて表明した。そのうえで、「安心・安全な大会ができる環境を整備していきたい」と開催に意欲を示した。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP1D644LP1DUTFK00K.html
日本経済新聞は1月12日付で「首相、東京五輪『必ずやりきる』 ビル・ゲイツ氏と電話」を掲載している。
菅義偉首相は12日、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツと電話で15分間ほど協議した。新型コロナウイルスのワクチンの普及を進め、夏に予定する東京五輪パラリンピックの実現を「必ずやりきる」と述べた。
ゲイツ氏は「東京五輪の開催が世界への大きなメッセージになる」と期待を示した。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE121BI0S1A110C2000000
「JAPAN TODAY」は1月12日付で「Suga, Bill Gates agree vaccines key for Tokyo Olympics」を掲載している。
《Prime Minister Yoshihide Suga and billionaire philanthropist Bill Gates on Tuesday agreed on the need to distribute coronavirus vaccines to developing countries in order to ensure the safety of this summer's Tokyo Olympics and Paralympics, according to a person who sat in on their phone talks.》
https://japantoday.com/category/sports/Suga-Bill-Gates-agree-vaccines-key-for-Tokyo-Olympics
神戸大学医学研究科感染症内科教授の岩田健太郎が「JAPAN TODAY」の記事を踏まえてツイートしている。
《これを読むと、ゲイツが途上国でのワクチンを確保するよう菅首相に要請し、オリンピックやりたいなら途上国ワクチンが大事ですよ、と念をおしたのですね。ゲイツらしい。》
https://twitter.com/georgebest1969/status/1348921197963087872
江川紹子リツイート
《日本政府の発表による報道とはずいぶん違う。日本のメディアの報道で、ゲイツがこんなバカなことをいうのか、と思ったが、実際はどういうやりとりだったのか…。ここは記録を明らかにしてほしいところ。》
https://twitter.com/amneris84/status/1348980372822925314
岩田が江川にリプライした。
《この記事によるとゲイツの方から電話したいと申し出たそうなのでまさか「オリンピック頑張ってよね」と言いたいだけで総理に連絡なんてありえませんよね。ワクチンや途上国医療に不親切だったトランプ政権も睨んでの牽制と考えるほうが理にかなっています。内閣府は例によって記録取ってないのでは。》
https://twitter.com/georgebest1969/status/1348990598313693184
時事通信は1月13日付で「菅首相の『五輪やり切る』発言否定 加藤官房長官」を配信している。
加藤勝信官房長官は13日の記者会見で、菅義偉首相が12日のビル・ゲイツ氏との電話会談で東京五輪パラリンピックを「必ずやり切る」と述べたとの報道について「(首相は)そうした表現は使われていない」と否定した。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011300792&g=pol
「必ずやり切る」という発言をわざわざ否定したということは?

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4)【本日の一行情報】

◎花房観音のツイート。
《風呂の中で永田洋子の記事読んで、息苦しくなったんだけど、あの「女らしさ」「男への媚」への憎悪って、自分の一番醜い部分を見せつけられている気がする。》
https://twitter.com/hanabusakannon/status/1348960783674167298
山村美紗の評伝の次は永田洋子を取り上げる?

◎やるじゃないか!共和国。武田麟太郎「蔓延する東京――都市底辺作品集」を刊行する。
https://twitter.com/Naovalis/status/1348990751053475841
武田麟太郎は敗戦直後の1946年3月に没するので「戦後」がなかったために、不当に過小評価されてきましたが、高見順や織田作之助の源流はここにあります。初期作品からルポ、三島由紀夫唸らせた名短篇まで17編を収録。ぜひ。》
https://twitter.com/Naovalis/status/1348991642267578375
この「ひとり出版社」は相変わらず良い仕事をしている。

桜庭一樹のツイート。
《『小説 火の鳥 大地編(上/下)』(手塚治虫桜庭一樹朝日新聞出版)は2月19日刊行です。ネット書店で予約を開始しました。みなさま、よろしくお願いします。》
https://twitter.com/sakurabakazuki/status/1348896423476019200
https://www.asahi.com/culture/hinotori/

◎映画「はりぼて」の監督・五百旗頭幸男がツイッターで指摘している。
《目の前にある新型コロナ対応を『やりきっていない』のに、東京五輪は「必ずやりきる」という。「エビデンス」に執着してGoToキャンペーンをなかなか停止しなかった政治家が、『根拠』を示さずに仮定の大会の開催を断言した。》
https://twitter.com/yukioiokibe/status/1348954272235282432

集英社女性誌Marisol」のウェブサイト「Marisol ONLINE」は働くアラフォーたちのためにより有益な情報を届けられる強いメディアとなるために、「Forbes JAPAN Web」とのWEB記事提携を開始するという。「Marisol」編集長の石田真理がコメントを発表している。
Marisol世代は、自分の好みは確立し、お金の余裕があり、ファッションもライフスタイルも まだまだ選択肢が多い。それだけに賢く情報を選びとることに貪欲です。忙しい彼女たちに「Marisolを見ておけばOK」と信頼されることに価値があります。雑誌、webともに、働くアラフォーの揺れる女心にも寄り添いながら、「女っぷり」をもっと上げるべく良質な情報を発信していきます。この度「Forbes JAPAN Web」さんと記事提携することで、Marisol読者の知識欲をより満たし、彼女達を応援することができれば嬉しく思います。
こちらは「Forbes JAPAN」Web編集部編集長・谷本有香のコメント。
《私たちForbes JAPANは、世界を変えていく人々、日本経済をドライブしている人たちのために、無限のモチベーションを引き出す「ポジティブジャーナリズム」というモットーを掲げ、メディア・コンテンツのみならず、コミュニティやイベントなどを通じて「成功へのヒント」を提供し続けています。この度、「Marisol」さんと記事提携をさせて頂く運びとなり、これまで以上に、読者の皆様が、仕事も趣味もライフスタイルも、「全取り」できるお手伝いができるようになること、大変喜ばしく感じております。》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000011454.html
谷本有香の経歴が華やかだ。
《証券会社、 Bloomberg TVで金融経済アンカーを務めた後、 2004年に米国でMBAを取得。 その後、 日経CNBCキャスター、 同社初の女性コメンテーターとして従事。 これまでに、 トニー・ブレア元英首相、 アップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアックハワード・シュルツ スターバックス創業者はじめ、 3,000人を超える世界のVIPにインタビューした実績有。
また、 現在、 MX「モーニングCROSS」にコメンテーターとして出演する他、 これまでレギュラーコメンテーターを務めたTBS「ビビット」、 テレビ朝日サンデースクランブル」、 毎日放送「ミント!」他、 フジテレビ「ユアタイム」、 Abema TV「AbemaPrime」等、 多数の報道番組に出演。 現在、 経済系シンポジウムのモデレーター、 政府系スタートアップコンテストやオープンイノベーション大賞の審査員、 企業役員・アドバイザーとしても活動。 2016年2月より『フォーブスジャパン』に参画。》
http://www.yukatanimoto.com/profile/
Marisol」として谷本をどう料理するか、だ。

◎韓国の「東亜日報」は1月12日付で「リス次期米副大統領の米ヴォーグ表紙をめぐって炎上」を掲載している(見出しから「ハ」が脱字している)。
《カマラ・ハリス次期米副大統領(57)を表紙モデルにした有名ファッション誌「ヴォーグ(Vogue)」が、「ホワイトウォッシング」したとして非難が殺到している。映画、ドラマなどで非白人キャラクターを白人のように見せることを意味する言葉で、ヴォーグが米国初の非白人副大統領の写真に行き過ぎた編集をしたという批判だ。ハリス氏は、ジャマイカ系黒人の父親とタミル系インド人の母親から生まれた。》
ここが重要だ。
《昨年、米紙ニューヨーク・タイムズは、「ウィンター氏が30年以上編集長を務めた結果、ヴォーグ内に人種差別が蔓延している。ウィンター氏はやせた白人を好み、黒人児童を指して侮辱的な表現まで使った」と報じた。論議が大きくなると、ウィンター氏は職員に謝罪した。》
https://www.google.com/url?rct=j&sa=t&url=https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210112/2364595/1/%25A5%25EA%25A5%25B9%25BC%25A1%25B4%25FC%25CA%25C6%25C9%25FB%25C2%25E7%25C5%25FD%25CE%25CE%25A4%25CE%25CA%25C6%25A5%25F4%25A5%25A9%25A1%25BC%25A5%25B0%25C9%25BD%25BB%25E6%25A4%25F2%25A4%25E1%25A4%25B0%25A4%25C3%25A4%25C6%25B1%25EA%25BE%25E5&ct=ga&cd=CAEYDioUMTQ0OTY1OTM1MjU5MjA0MTc4OTUyHGRiMWViNmE5Zjg3MDdkZGI6Y28uanA6amE6SlA&usg=AFQjCNGvr1SoVmheWLaBfDIhlUtNCrBdog

◎ファッション・デザイナー、ミュージシャンであり、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部客員教授もつとめる藤原ヒロシだが、「JBpress」は1月12日付で「藤原ヒロシが『春砲』を逆取材! 藤原ヒロシvs『週刊春』新谷学・白熱対談」を公開している。この藤原の発言が良いなあ。「通」ですよ、「通」!
《藤原 僕、酒鬼薔薇聖斗事件の本、毎回買っていたんですよ。新谷さん、模索舎」という書店は行かれますか? 自主流通本を中心に扱っていて、マルクス主義からパンク、HIP HOPまでアンダーグラウンドな本が山のようにあるんです。ぜひ行ってみてください。僕もよく行くんですよ。》
この新谷発言にも共感できる。
《新谷 すごく面白い!藤原さんのそういうカルチャーやアンダーグラウンドな世界への関心って、もともとのベースであるパンクやHIPHOPカルチャーからの影響もあるんですか? 権威や権力で抑えつけようとするものに対する、無意識的な反発というか。実は私の中にも、そういうところがあるんです。》
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63539

◎「幻のジブリキャラクター」が存在していたとは驚きである。「ダイヤモンド・オンライン」が公開した「『幻のジブリキャラクー』を生み出した、鈴木敏夫さんと春の縁」によれば、著者の木俣正剛は、大胆にも鈴木敏夫庫のキャラクター商品としてジブリの縫いぐるみを使用できないかというお願いをしたそうである。
《…鈴木さんの行動はやはり早かった。2日もたたないうちに、イラストが何種類も送られてきました。
「鈴木さん、まだ私のアイデアで、社内の説得も何もしていません
「いいですよ。試作品くらいまでは、私の一存でつくりますから、送ったイラストの中でどれがいいか、指示してください」
社内のジブリファンやママさん社員にアンケートして、何種類かを選びメールすると、またすぐにサンプルが送られてきました。社内中に「かわいい」という声が溢れているのですが、老大国となった春には、経費をかけて勝負をかける度胸のある人が少なくなっていました。
私が社を辞めるまでに実現しないまま、この世界で唯一無二のジブリキャラクターは、私の研究室で眠っています。鈴木さん、いや世界のジブリファンの皆様、ごめんなさい。》
https://diamond.jp/articles/-/259549
も、も、もったいない!

時事通信は1月11日付で「右派SNS、接続不能に トランプ氏支持者が愛用」を配信している。
《トランプ米大統領の支持者が愛用する右派SNS(交流サイト)「パーラー」が11日、接続不能になった。暴力を扇動する投稿の管理を怠っているとして、米アマゾン・ドット・コムクラウド会社がサービスの提供を10日深夜に打ち切ると通告していた。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011100515&g=int
BBC NEWS JAPANは1月12日付で「SNS『パーラー』がアマゾンを提訴 サービス提供停止で」を発表している。
《…パーラーは今回、独占禁止法違反でアマゾンを提訴。「パーラーのアカウントを停止するというAWSの決断は、政治的嫌悪によるものだ」、「マイクロブログ・サービス市場の競争を減退させ、ツイッターに有利になるよう計画されたものでもある」と主張した。》
https://www.bbc.com/japanese/55628056

河出書房新社はベストセラー「サピエンス全史」をフルカラーでコミック化した。何でもコミック化するビジネスは珍しくも何ともなくなって来た。
https://ddnavi.com/review/720862/a/

TSUTAYAと、構造的な物語の創作をサポートする執筆ツール「Nola」を提供するindentは、「第1回 次世代作家 芸賞」を設立し、1月12日(火)より応募受付を開始した。募集部門は「一般向けエンターテイメント小説部門」、「ライトノベルス芸部門」、「コミカライズ原作部門」とあり、大賞の受賞作品は、各部門ごとにアース・スター エンタテイメントまたは徳間書店より書籍として出版する。
https://contest.nola-novel.com/zisedaisakka202109/
アース・スター エンタテイメントの株式会社としての設立年月日をご存じだろうか。1939年6月1日だ。実はアース・スター エンタテイメントは、大正5年に創業し昭和14年に株式会社化した泰堂と2018年に合併し、商号を「株式会社アース・スター エンターテイメント」としたことによる。
https://www.earthstar.jp/company/index.html

◎同人誌「遠くまで行くんだ…」の小野田襄二が1月2日に亡くなったそうである。「やりなおし基礎数学」や「解体新書アインシュタイン」「数学教育の基礎を考える 数と関数の理論」などの著書がある。駿台予備校の講師でもあった
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480061003/
「革命的左翼という擬制 1958~1975」を2003年に刊行しているが、元中核派治局員でもあり、当時は今井重雄を名乗っていた。

松井玲奈の小説『累々』(集英社)の刊行を記念して、オンライトークイベントを2月13日(土)に開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000201.000011454.html

◎ORICON NEWSは1月13日付で「『呪術廻戦』2000万部突破、2ヶ月弱で累計倍 アニメ効果で『鬼滅』超えの勢い」を公開している。
《人気漫画『呪術廻戦』のコミックスが、度重なる重版でシリーズ累計発行部数が2000万部(デジタル版含む)を突破したことが13日、作品公式ツイッターで発表された。昨年10月29日時点では1000万部、12月16日時点では1500万部だったため、この2ヶ月弱で累計部数が2倍以上(※1ヶ月で500万部ずつ)に跳ね上がる驚異的なペースで売り伸ばしている。》
https://www.oricon.co.jp/news/2181652/full/
このペースは「鬼滅の刃」を上回るというから驚きだ。

半藤一利が亡くなった。朝日新聞デジタルは1月13日付で「作家の半藤一利さん死去、90歳 『ノモンハンの夏』」を掲載している。
《東京生まれ。東京大卒業後、芸春秋に入社。編集者として軍事評論家の故伊藤正徳さんの仕事を手伝ったことなどから、戦史や昭和史研究を深めていった。
1965年には同僚の編集者らとともに執筆した「日本のいちばん長い日」を大宅壮一名義で発表した。》
芸春秋では「週刊春」編集長、「芸春秋」編集長、同社専務などを歴任。多くの作家との交流をもった。》
《自身も作家として、「漱石先生ぞな、もし」(新田次郎学賞)、「ノモンハンの夏」(山本七平賞)、「昭和史 1926―1945」(毎日出版化賞特別賞)など精力的な執筆活動を続けた。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP1F05BPP1DUCLV00L.html
ツイッターのTLには追悼のツイートが次々に投稿されている。主なものを集めてみた。
山崎雅弘《半藤一利さんは、同時代人として私がとりわけ尊敬する方の一人で、ご著書から多くを学びました。
最近の日本の世相が、昭和史の「暗い時代」に回帰している現象を深く憂慮され、深い知識を持つ専門家の責任として警鐘を鳴らしておられました。
謹んでご冥福をお祈りします。》
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1349019565079089152
小池晃《昭和史の教訓に照らして、今の日本政治をどう見るのか、ご意見をお聞きしたかった。
とても残念です。
心から哀悼の意を表します。》
https://twitter.com/koike_akira/status/1349009259644805127
藝春秋藝出版局《半藤一利さんの訃報に触れ茫然としています
週刊春や月刊藝春秋の編集長を務め、『日本のいちばん長い日』などのノンフィクションで知られていますが、司馬遼太郎さんや松本清張さんと親交の深い編集者でもありました。
ご冥福をお祈りします。》
https://twitter.com/BunshunBungei/status/1349026431532228610
辻元清美半藤一利さんがご逝去された。講談調で人物が目の前で動くように歴史と教訓がわかる『昭和史』は今も私の政治活動の座標軸。お会いすると「今の政治家は歴史から学んでいない」と憂慮されていた。今の時代こそ必要な日本の宝だったと思う。半藤さんに恥じないようにしなければ》