今日はお休みです

アフガニスタン支援国際会合が8日に東京で開催される。このこと自体もそれほど報道されていないが、6月27日に同志社大学一神教学際研究センターなどが主催した「アフガニスタンにおける和解と平和構築」と名づけられた国際会議に政権側の幹部とタリバンの代表が公の場で初めて接触があったことも全国紙は一面で報じはしなかった。同志社大学大学院グローバル スタディーズ研究科の内藤正典教授などが動いたようだが、この会議が画期的なものであることは言うまでもあるまい。タリバン側からは旧タリバン政権で閣僚を務めたこともあり、現在も政治評議会メンバーと言われているディン・ムハンマド、駐パキスタン大使を務めたことのあるザイーフ、武装勢力「ヒズビ・イスラミ」幹部らが来日し、現カルザイ政権側からはスタネクザイ大統領顧問が参加している。両者は今尚、交戦状態にあり、主張は平行線を辿ったというが、タリバンが2001年の政権崩壊後に国際会議に出席するのは初めてのことである。しかも、タリバンが捕虜交換をめぐる対立から、カタールでのアメリカの関係者との協議を停止していることを考えれば、この会議の持つ意味はとても大きいはずである。ちなみに朝日新聞で中東アフリカ総局長をつとめる石合力は同志社大学一神教学際研究センター共同研究員である。
ブータンも結構だけれど、朝日新聞は一面でアフガニスタンを取り上げるぐらいの見識を持っても良いのではないだろうか。
というわけで、今日は東京国際ブックフェアに行くのでブログを休みます。