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1)【記事】ハートコミックス?!イグニス?!マンガは凄いことになって来た!
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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- 2014.11.7 Shuppanjin
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1)【記事】ハートコミックス?!イグニス?!マンガは凄いことになって来た!
マンガアプリ「ハートコミックス」の担当者でもある杉浦正武の「提言」。
「…販売から10年、15年が経過し『古典名作』のジャンルに分類された作品はどうなるか。あるいは、“通常価格で売るほど旬ではない”ものの、今読み返してもしっかり面白いと考えられる作品は、どうしたらよいだろうか。
それをフリーミアムモデルにして、新規にマネタイズすればよいのでは、というのが筆者の主張だ。基本無料にして、広告収益を得る。もちろん、短い期間で一気に読みたいであるとか、追加の価値を求めるユーザーには、追加料金を払ってもらってもよい」
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1411/05/news054.html
イグニスはマンガの全巻無料アプリの提供を既に行っていて、今年の7月にマザーズに上場を果たしている。「全巻無料型ハイブリッドアプリ」の2四半期の累計の売上が1.94億円という。「サラリーマン金太郎」全30巻を電子コミックアプリを無料でリリースし、その後「魁!!男塾」「曉!!男塾 青年よ、大死を抱け」「まじかる☆タルるートくん」「ろくでなしBLUES」などをアプリ化している。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1410/27/news118.html
日本では珍しい「技術開発の最高責任者が会社の代表権を持ち、経営の最終判断を下すことができる会社」だそうだ。イグニスは代表取締役社長と代表取締役CTOによる二代表制により経営されている。
http://1923.co.jp/about-us/top-message
これが銭金昆(せんこん、金昆=金偏に昆の1字)社長。こういう軽さを歴史ある企業は、伝統の美名のもと捨ててきたのかもしれない。
http://ure.pia.co.jp/articles/-/20998
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2)【本日の一行情報】
◎レジに持って行くのが恥ずかしい本は、電子書籍で読む。シニア世代がラノベを電子書籍で読むのは少しも不思議なことではない。
http://togetter.com/li/741406
iPadなどのタブレットは高齢者向けの商品と考えられる。
◎スティーブ・ジョブスが顧客に直接販売した「Apple1」がクリスティーズに出品される。約4500万円〜6800万円の評価額とは驚かされる。
http://gigazine.net/news/20141105-steves-apple-1-christie/
◎スターツ出版の女性向けWEBサイト「オズモール」は200万人の会員を擁するが、読者同士の「キズナ」を深める新コンテンツの第1弾として、1984年・1985年生まれの女性300人限定で「OZmall★30歳パーティ」を開催する。こういう腰の軽さを「伝統」や「歴史」に縛られがちな出版社は見習うべきだろう。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000635.000000607.html
スマホを占拠することと、読者=ユーザーを主役にしたリアルイベントのコンテンツ化は、雑誌にとって避けては通れない課題である。
◎メディアドゥは、オーバードライブ電子図書館システムの実証実験を慶應義塾大学メディアセンター(図書館)で開始した。来年の3月31日まで行われる。「eBook USER」が「国内出版社のコンテンツは現時点で慶應義塾大学出版会、ポット出版など限定的」と書いていることからして、大手出版社や岩波書店などは加わっていないのであろう。しかし、大学サイドからすれば「HarperCollins Publishers、Macmillan Publishers、Random House、Simon & Schusterなど米国の大手出版社のコンテンツ」が揃っているのは魅力的であろう。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1411/05/news094.html
◎朝日新聞社の木村伊量社長が今月中旬に退任を発表する。12月5日の臨時株主総会で新社長が誕生する。
http://mainichi.jp/shimen/news/m20141106ddm001020141000c.html
◎ディスカヴァー・トゥエンティワンが主催する「本のサナギ大賞」。書店員が選考委員をつとめ、「大賞作は業界としては異例の初版2万部にて書籍化」するという。
http://www.d21.co.jp/feature/sanagi
作家のインフレは眼前に迫っている。筆一本で喰うのが難しい情況に拍車がかかるということでもある。
◎当初「オタク」という言葉は否定的なニュアンスを孕んでいたが、クールジャパンの一角を占める文化となった。博報堂は、オタクカルチャーに強みを持つ社内クリエイター・プロデューサーが中心となり、オタクカルチャーに即した統合コミュニケーションを、企画から制作・PRまで一貫して提供するプロジェクトチーム「ガリガリ編集部」を発足させた。私など「オタク」というと未だに「M君」事件や宅八郎を思い出してしまう。
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2014/11/20141105_2.pdf
◎米「フォーブス」誌による「2014年に音楽界で最も稼いだ女性アーティスト」にビヨンセが選ばれた。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPKBN0IP0NM20141105
◎昭文社は、英語、中国語[簡体字、繁体字]、韓国語、タイ語の5言語に対応した訪日外国人向け観光アプリ「DiGJAPAN!」リリースした。
http://www.mapple.co.jp/mapple/news/2014/11/4557.html
◎保険のCMで消費者に正しい情報を十分に伝えていないとして、AIA生命とエース損害保険が行政処分を受けた。具体的な保険商品の宣伝をしていながら、会社そのもののイメージ広告のように装ったことが問題と指摘された。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/11/05/2014110501068.html
◎写真家 森山大道のライフワークである私家版写真集「記録」の26号が電子書籍版として11月4日に発売。
http://www.fashionsnap.com/news/2014-11-04/daisdo-moriyama-isebukuro/
◎古書店を開く若者が増えているということの傍証だろう。古書へのこうした偏愛を見ると、紙の本の絶えざることを実感する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141104-00000006-wordleaf-bus_all&p=1
◎ICT総研が実施した「2014年度モバイルニュースアプリ利用動向調査」によると、最も満足度が高いニュースアプリはスマートニュースだった。MarkeZine編集部は次のように述べている。
「今後は、紙媒体とネットメディア間の競争よりも、ネットニュース内での読者獲得競争がより重要になる。(中略)モバイルニュースアプリで成功しトップシェアを獲得するメディアが将来のマスメディアを制するという見方もできそうだ。」
http://markezine.jp/article/detail/21300
◎スマホ・タブレット向けカレンダー&システム手帳アプリ「ジョルテ」が、「講談社の名作マンガ日めくりカレンダー」シリーズを立ち上げ、「あしたのジョー」「巨人の星」を日めくりカレンダーとして配信を開始。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/141105/prl1411051308072-n1.htm
◎「ジャンプSQ.19」(集英社)で連載中の『血界戦線』(原作:内藤泰弘)がテレビアニメ化されることが決定。
http://www.famitsu.com/news/201411/04064965.html
◎「テニスの王子様」(集英社)のミュージカルのサードシーズン「青学vs不動峰」公演が来年2月より始動。19名の新キャストが発表された。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1306830
◎「少年ジャンプ」に連載中の「火ノ丸相撲」が好評だ。久しぶりの相撲漫画だが、大相撲の逸ノ城効果でさらに人気が出そうだ。
http://matome.naver.jp/odai/2141501718638410101/2141502022742191903
◎湯川秀樹や朝永振一郎など20世紀を代表する科学者によるエッセーの魅力を紹介した高野文子の漫画「ドミトリーともきんす」が人気だ。リブロ池袋本店では理工書フロアで「『ドミトリーともきんす』の本棚」フェアを開催中。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20141104000047
◎「月刊コミック@バンチ」(新潮社)に連載中の漫画「うどんの国の金色毛鞠」(篠丸のどか)のラッピング電車「ポコでん」が高松市の高松琴平電気鉄道に登場。
http://www.asahi.com/articles/ASGC356K9GC3PLXB00L.html
◎徳間書店、メガハウス、代々木アニメーション学院など全8社によるホビー商材の展示・ステージイベント、「メガホビEXPO 2014 Autumn」が秋葉原のAKIBA SQUAREにて11月29日に開催。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000005808.html
◎元朝日新聞論説主幹で前信濃毎日新聞社主筆の中馬清福が1日、肝門部胆管がんで死去。79歳。著書に岩波新書「新聞は生き残れるか」があるが、今や牧歌的な内容に過ぎない。
http://www.asahi.com/articles/ASGC45F9PGC4ULZU00J.html?ref=rss
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0304/sin_k116.html
◎ アマゾンジャパンは食品メーカーと共同開発したアマゾン限定商品の販売を開始。出版において「限定商品」をやられたら、小さな出版社は大変なことになる。
https://netshop.impress.co.jp/node/854
◎大日本印刷はスマホの使い方について調査。「情報タイムライン派」が54.6%。
「時間があればスマホを利用する『情報タイムライン派』は、洋服の買い物でも、普段から比較・検討といった、明確な買い物の目的がない段階を中心にスマホを利用する」
http://www.dnp.co.jp/cio/mediavalue/report/pdf/mvr_vol67.pdf
◎野間文芸賞(野間文化財団主催)が4日発表され、笙野頼子「未闘病記――膠原病、『混合性結合組織病』の」(講談社)に決定。新人賞は松波太郎「LIFE」(講談社)。
http://www.kodansha.co.jp/about/nextgeneration/award/24904.html
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3)【深夜の誌人語録】
わかった振りをしないこと。思考停止を招くだけである。