【文徒】2014年(平成26)11月19日(第2巻218号・通巻420号)

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1)【記事】大型書店のイベントが充実しているぞ!
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】大型書店のイベントが充実しているぞ!

創刊15周年を迎えた集英社新書だが、堤未果の「沈みゆく大国 アメリカ」の刊行を記念して12月20日(土)に堤と姜尚中スペシャル対談を紀伊國屋サザンシアターで開催する。
http://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20141116163000.html
また12月14日には孫崎享鈴木邦男の対談集「いま語らねばならない戦前史の真相」が現代書館から刊行されたが、この二氏に岩上安身を加えたトークイベント「2014-2015 ニッポンの分かれ道」が紀伊國屋ホールで開催される。
http://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20141104095936.html
グレイグ・モドといえば、FlipboardやSmartNewsのデザインを手がけたデザイナーとして知られている。ボイジャーの「D0T Place」で「ぼくらの時代の本」を連載していた。
http://dotplace.jp/archives/category/column/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9C%AC
この「ぼくらの時代の本」が紙と電子の両方で一冊の本にまとめられた。電子書籍の未来のために欠かせない一冊である。この刊行を記念したトークイベントが代官山蔦屋書店で12月15日に開催される。
http://bokuranohon.peatix.com/

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2)【本日の一行情報】

百田尚樹がテレビで宮崎駿に対して「頭大丈夫?」発言。「頭」の部分の音声は消されていたらしいが、頭を指さす仕草からして、そう言ったことは間違いないようだ。こうして騒がれれば騒がれるほど「殉愛」(幻冬舎)は売れる。さすがテレビ出身の小説家である。
http://matome.naver.jp/odai/2141606041287765401?&page=1

世界文化社は「家庭画報」1月号臨時増刊として、50代からの心を満たす、生き方、暮らしマガジン 「ときめき」を刊行。仮に売れ行きが好調であったとしても「家庭画報」を傷つけるような雑誌を作ってはならないと思うのだけれど。世界文化社にとって大切なのは「家庭画報」というブランドをどう拡張していくかであって、余所見をすることではないはずである。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000009728.html

◎米アマゾンがまたまた新たなサービスを開始した。「Family Library」といって、キンドル電子書籍を家族間で共有可能にした。ただし、コンテンツを共有できる相手は一人だ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1411/17/news052.html

◎エキサイトは、竹書房と共同で、Android対応アプリ「まんがライフ GIGA」の配信を開始した。毎日更新される4コマ漫画11タイトルは無料、月額500円(税込)のプレミアム会員登録をすると「まんがくらぶ」「まんがライフオリジナル」「まんがライフ」「まんがライフMOMO」の計4誌が読み放題となる。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000428.000001346.html

竹書房のコミックス_「ラーメン大好き小泉さん」(鳴見なる)が売れている。一口に言っちゃうと女子高生がラーメンを喰うマンガである。
http://news.ameba.jp/20141116-220/
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat03/6260/

◎ベネッセの育児ブランド「たまひよ」は日本航空パナソニックパナホーム三井不動産とともに、子育てママとパパの明日を応援するプロジェクト「ママtomoパパtomo」をスタート。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000441.000000120.html

◎「ポプカル都市」京都!「京都国際マンガ・アニメフェア」については紹介したが、朝日新聞によれば、これは「京都市や府、京都商工会議所などが仕掛けるイベント『KYOTO CMEX』(クロス・メディア・エクスペリエンス)の一環」であり、「来年2月まで映画やゲームなどをテーマにした大規模イベントが十数回、シリーズで催される」のだそうだ。京都は大学だらけで若者も多いし「今様」に敏感なんだよね。
http://www.asahi.com/articles/ASGBD5G4HGBDPLZB00F.html

◎「バスに乗ってどこまでも」(双葉社)のかとうちあきは旅のミニコミ誌「野宿野郎」の創刊編集長だという。
http://wotopi.jp/archives/12254

北海道新聞社は17日朝刊で慰安婦記事八本のうち一本を取り消すお詫び記事を掲載した。読売新聞は次のように書いている。
「『裏付けの乏しい記事をそのままにしてきたことを、読者の皆さまにおわびし、記事を取り消します』と説明し、2ページにわたる特集記事も掲載した。
北海道新聞社では『証言を完全に否定する材料は得られず、誤報とは言い切れない』として、関係者の処分は行わないという」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141117-OYT1T50020.html

◎11月8日に行われたイベント「ビオレ×AneCan LADY GO 30S! 〜大人クレンジング始めよう!〜」の岸川葉月によるルポである。
http://googirl.jp/biyou/1411anecan117/

東北新社が制作を手掛ける「THE NEXT GENERATIONパトレイバー」は、警察庁とのコラボレーション第6弾ポスター“エコドライブ作戦推進中!”を全国展開。これって押井守の作品だよね。かつて羽田闘争に参加した押井と警察がコラボする時代なんだね。感無量。
http://prw.kyodonews.jp/prs/release/201411175615/

◎日販は、フジテレビ開局55周年記念映画「バンクーバーの朝日」関連書籍の販売促進と映画公開告知を目的とした書店店頭フェアを全国2,000書店で開催中である。フェア対象商品は、西山繭子による映画公式ノベライズ「バンクーバーの朝日」(マガジンハウス文庫)を中心に、実話に基づいて描かれた小説『バンクーバー朝日』(テッド・Y・フルモト・文芸社文庫)、コミカライズ作品『バンクーバー朝日軍』(原秀則著・テッド・Y・フルモト原作、小学館)。
http://www.dreamnews.jp/press/0000103050/

◎ニコ生の配信番組数が累計で2億を突破した。
http://itlifehack.jp/archives/6461

◎マガジンハウスのライフスタイル情報誌「&Premium」はベイクルーズ グループのJS.ワークスが展開するJOURNAL STANDARDと組んでスタンダードアイテムを提案する期間限定イベント“MiniSTANDARD”を11/20(木)から12/7(日)まで展開する。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000011498.html

◎「日刊大衆」アプリが配信開始だ。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000009475.html

◎インティメート・マージャーと、これまで多くの企業にCRMソリューションを提供してきた凸版印刷は、オムニチャネル時代を踏まえて、DMPを活用したマーケティングサービスの共同開発をする。その第一弾として、凸版印刷の「CRMソリューション」に、インティメート・マージャーが保有するWEB検索ログなど3.5億件の「オーディエンスデータ」と機械学習技術などを用いた「アドテクノロジー」を連携させることで、高い精度で見込み客発掘を可能にする新しいCRMサービスを開発した。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000009210.html

高倉健が亡くなった。私にとって高倉健の代表作はマキノ雅弘の「昭和残侠伝 死んで貰います」だ。主演ではないが加藤泰の「緋牡丹博徒 花札勝負」の健さんも好きだ。「春になりゃ、また窓から花が舞い込んでくら」。しかし、新聞記者は映画史の常識すら理解していないようだ。「幸福の黄色いハンカチ」が代表作であるものか!
http://www.asahi.com/articles/ASGCL3VGVGCLUCLV001.html

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3)【深夜の誌人語録】

性格は変えられないにしても、考え方は変えられる。考え方が変われば世界が変わる。