【文徒】2017年(平成29)12月7日(第5巻230号・通巻1159号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】米津玄師はネットから生まれたスター
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2017.12.7 Shuppanjin

1)【記事】米津玄師はネットから生まれたスター

確かにツイッターのフォロワーは100万を突破している。
https://twitter.com/hachi_08
確かにYouTubeチャンネル登録者数も104万を突破している。
https://www.youtube.com/user/08yakari
米津玄師のハナシ。
http://top.tsite.jp/news/j-rock/i/38055051/
米津玄師は「オリコンニュース」の「2017ブレイクアーティストランキング」で第1位に輝いた。
「11月1日発売の4thアルバム『BOOTLEG』には俳優・菅田将暉が参加した『灰色と青(+菅田将暉)』、モデルの池田エライザが参加した『fogbound(+池田エライザ )』も収録されている」
https://www.oricon.co.jp/special/50483/
そもそも米津玄師は「ニコニコ動画」から生まれた才能である。「ボカロP」として一躍有名になった。作詞・作曲・アレンジ・プログラミング・歌唱・演奏・ミックス・動画・アートワークを自分自身で手がけていた。
http://reissuerecords.net/profile/
ニコニコ動画」では「ハチ」を名乗っていた。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8F%E3%83%81%28%E5%8B%95%E7%94%BB%E6%8A%95%E7%A8%BF%E8%80%85%29
ロッキング オンから『ROCKIN’ON JAPAN』での連載をまとめた「かいじゅうずかん」を出版している。定価は4300円 + 税!
「『ROCKIN’ON JAPAN』で2013年8月号〜2015年12月号まで掲載していた、米津玄師の連載『かいじゅうずかん』。米津自身がうみだした『架空のかいじゅう』の身体的な特徴から、彼らがどこに棲み、何を食べ、どう生きて、時には、どう死んでいくのかまでーー精緻なイラストと、息遣いまで感じられるテキストで、個性豊かなかいじゅうたちの物語を紡いできました」
http://www.rockinon.co.jp/product/book/143388
「RealSound」が掲載した「米津玄師はなぜ幅広い世代に支持される? 音楽やメディアとの“絶妙な距離感”に迫る」はこう書いている。
「米津玄師は、これまで主にインターネットを中心とした活動を続けてきた。当初は自身の歌唱曲をネットに投稿していたが、ボーカロイドプロデューサー・ハチとして2000年代後半に活動を始めてから、数々の楽曲が動画投稿サイトにて100万回再生以上を記録。当時プラットフォームを利用していた10代前半〜20代後半の若者を中心に人気を集めていった。ここで作った基盤は彼の支持層における大きな土台となり、後の活動以降も続いていく」
http://realsound.jp/2017/12/post-135373.html
米津玄師はSNSから生まれたスターなのである。ブログの文章を読んで彼に小説を書いてもらいたいと思ったのは私だけだろうか。
「自分の弱さを言葉にして切り売りするわたしにとって、明るい陽の下で詞を書くのはだるすぎる」
https://lineblog.me/yonezu_kenshi/archives/8364540.html

                                                                                                                    • -

2)【本日の一行情報】

ベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」と「リアル脱出ゲーム」のSCRAPは、親子参加型の謎解き冒険イベント「しまじろうと まほうのゆうえんち」を2018年3月9日〜5月6日まで東京ドームシティ アトラクションズで、3月16日〜5月27日まで大阪・ひらかたパークで開催する。
https://resemom.jp/article/2017/12/04/41676.html

◎産経によれば、書店のない堺市美原区は子供たちに本を読んでもらう機会を増やそうと、来年1月から、区役所1階に地域や家庭で読まれなくなった本のうち、子供に読んでもらいたい図鑑や絵本、読み物、教育漫画を集めた「美原まちなか文庫」をオープンさせるという。
http://www.sankei.com/region/news/171205/rgn1712050011-n1.html

◎「ビジネスインサイダー」が西田宗千佳の「アマゾン音声AI、次は社内システムを『破壊的イノベーション』する理由」を掲載している。西田の紹介するところによればAmazon Web ServicesAWS)は音声アシスタントサービス「Alexa」のビジネス版である「Alexa for Business」を発表したそうだ。アマゾンの次なる狙いはオフィスか。
https://www.businessinsider.jp/post-108055
アマゾンが単なるネット書店だった時代が懐かしい。

KADOKAWAが「おひとりさま専用Walker」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003949.000007006.html

講談社サイバーエージェントに勝った!麻雀の話だけどね。
http://www.nikkansports.com/amusement/mahjong/news/1907145.html?mode=all

◎「ドラゴン桜2」に深く関与するメタップス・佐藤航陽社長の「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」(幻冬舎)が売れている。
http://toyokeizai.net/articles/-/199852
普段ビジネス書を読まない私も買ってしまった。
http://www.gentosha.co.jp/book/b11283.html
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」は「NewsPicks Book」の一冊として刊行された。これは幻冬舎とニューズピックスがパートナーシップ契約を締結したことから生まれた企画である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000007254.html
幻冬舎の箕輪厚介が運営するサロンの公式noteに冒頭部分の「はじめに」が公開されている。
「資本主義はベストではないがベターではあると考えられてきましたが、現在はそれより良い仕組みが実現できる可能性が出てきています」
https://note.mu/met2017/n/n31aeb5b783f0?creator_urlname=met2017

◎コルクの佐渡島庸平が次のようにツイートしている。
「マガジンハウスで『君たちはどう生きるか』の100万部突破記念パーティー。マガハの社員の人が列をなしてサインをもらってくれてる。こんな風に内部に愛されてるのは嬉しいし、それもヒットの要因!」
https://twitter.com/sadycork/status/937967618144661505
オレも出席して、久しぶりにコロッケと対面した。

パナソニックは、日本航空にコンテンツ・文書管理システム「CrossLead」を納入した。これにより、約3万件の広告宣伝物・写真素材データが一つのシステムに集約され、一元管理が実現する。また、制作会社との納品・検収状況もシステム上で管理できるようになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002933.000003442.html
https://www.panasonic.com/jp/business/its/crosslead/case-jal-1.html
https://www.panasonic.com/jp/business/its/crosslead.html

茜新社のロリエロ漫画誌「COMIC LO」の公式アカウント(@comicLO_YLNT)が凍結された。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/04/news135.html
茜新社の女子高生がヒロインの作品ばかりを集めた成年向けエロ漫画誌「コミック高」公式アカウントがツイートしている。
「皆様お察しのとおり、コミックLOのアカウントが凍結されてしまいました。現在担当者が凍結解除の申請中でございます。次号の発売日ないし単行本発売までに解除していただけたらうれしいのですが…。今後の対応については諸々の結果が出次第お伝えできればと…」
https://twitter.com/kou_jk/status/937617424207167488

朝日新聞社広報部がツイッターに参入。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000464.000009214.html
最所のツイートは11月21日なんだね。コレがそう。
朝日新聞社は、小川栄太郎氏の著書「徹底検証『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」について本社の報道を根拠なく「虚報」「捏造」などと決めつけ、本社の名誉や信用を著しく傷つけたとして小川氏と出版元に抗議し、謝罪や訂正を求める申入書を送りました〉
https://twitter.com/asahi_koho/status/932888522939236352

司馬遼太郎賞は朝日新聞編集委員の奥山俊宏の「秘密解除 ロッキード事件」(岩波書店)に決定した。手に取ればわかるが、巻末の注に圧倒されることだろう。そうそう講談社ノンフィクション賞は落ちたんだよね。
http://www.sankei.com/life/news/171205/lif1712050052-n1.html
https://www.iwanami.co.jp/book/b243728.html
奥山自身のツイート。
「昨日午後4時13分に司馬遼太郎記念財団の方からお電話をいただき、『司馬遼太郎賞、決まりました!』とのお話がありました。『だれに決まったのですか?』と質問したところ、『奥山さんです』とのご返答があり、とてもありがたいと思いました。ジャーナリズム分野では初めての授賞とのことでした」
https://twitter.com/okuyamatoshi/status/938180319676469248
奥山は「パラダイス文書 連鎖する内部告発パナマ文書を経て『調査報道』がいま暴く」(朝日新聞出版)が刊行されたばかりだ。
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19549

インターネットテレビ局「AbemaTV」は、12月31日(日)大晦日の夜8時から「AbemaSPECIALチャンネル」において、特別番組「朝青龍を押し出したら1000万円」の生放送を行う。
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21097

サイバーエージェント連結子会社であるマッチングエージェントは、「タップル誕生」の利用者を対象に2017年の恋愛にまつわる流行語に関するアンケートを実施した結果、1位「公開告白」、2位「婚活アカウント」、3位「ネット婚活」となった。
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21098

◎「女子スパ!」の休刊・廃刊がショックだった女性誌ランキング。1位「AneCan」、2位「Zipper」、3位「egg」。
https://joshi-spa.jp/793122/2

◎「S Cawaii!」2018年1月号(主婦の友社)の表紙を渡辺直美が飾った。
https://corporate.shufunotomo.co.jp/newsrelease/11689/

電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、米国のデジタルマーケティング会社「Swirl, Inc.」(スワール社)の株式100%取得で合意した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017131-1206.pdf

小学館の学習誌を彩ったギャグ漫画「パンク・ポンク」(たちいりハルコ)の紙版は絶版となっていたが、電子書籍版として復活した。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/05/news121.html

◎光文社のレシピ本「かんたん!かわいい!3×3の朝ごパン」はインスタグラムから生まれた企画だ。紙になってもインスタ特有の正方形画面を生かしている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000021468.html

集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」で連載中の四谷啓太郎悪魔のメムメムちゃん」がショートアニメ化され、ウェブで公開されることになった。
https://mantan-web.jp/article/20171206dog00m200001000c.html

世界文化社は、Japanpassが運営する香港の大手銀行・恒生銀行カード会員越境EC「Japan select for Hong Kong」において、「家庭画報」の特設ページを12月6日(水)にオープンした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000385.000009728.html

                                                                                                                    • -

3)【深夜の誌人語録】

待ち時間を待っているだけでは駄目なのである。