【文徒】2019年(令和元)12月10日(第7巻224号・通巻1644号)


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1)【記事】「小尾俊人日誌 1965-1985」の版元は中央公論新社だった!
2)【記事】2019庫ベストワン「戦場のアリス」とは?
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.12.10 Shuppanjin

1)【記事】「小尾俊人日誌 1965-1985」の版元は中央公論新社だった!

わが国で1、2位を競う大手出版社の社員と話をしていて小尾俊人の名前を知らなかったことに驚いたことがある。しかも、こう豪語するではないか。
「私だけではないと思いますよ。ウチの会社では知っている連中のほうが圧倒的に少ないと思いますよ」
私は出版社に職を得ようとしたことは、これまで一度もなかったが、小尾の名前くらいは知っていた。何しろ、みすず書房の創業者ではないか。いずれにしろ、折角、大手出版社に入り、高給を保証されているのだから、出版化の奥行の深さに少しは触れてもらいたいものだと痛感した。
何故、私が小尾俊夫を話題にしようとしたかといえば、「小尾俊人日誌 1965-1985」が刊行されたのだ。その白いカバーからし版元はみすず書房だと思ったが、手に取ってみると中央公論新社ら刊行されているではないか。
http://www.chuko.co.jp/tanko/2019/11/005251.html
「日誌」と言っても、これは「業務日誌」であるから、小尾の思想やら経営哲学やらが書き連ねられているわけではない。小尾によっ丸山真男は「同志」のような存在であり、小尾は丸山に藤田省三を紹介されたといって良いのだが、この「日誌」からは丸山と藤田のただならぬ緊張関係を読み取ることができる。ともかく藤田は激しい。こんな記述も「日誌」にはある。「F」とは藤田省三のことである。
《Fと会った
10年前思想の科学批判を書き、鶴見[俊輔]氏がウツになり、それで、Fもウツになった。
それからアルコール、スイミン薬をのみ出した。
ひどいときは、家の中で、手がつけられぬ。(夫人の言)》
藤田は丸山の弟子としては、もっとも最左派にあたる。藤田省三代表作のひとつである「維新の精神」をみすず書房から刊行しているし、藤田省三著作集もみすず書房から全10巻として刊行されている。言うまでもないかもしれないが丸山真男は「戦中と戦後の間 1936-1957」をみすず書房から上梓している。ちなみに2009年に幻戯書房から小尾の「昨日と明日の間――編集者のノートから」が刊行されているが、このタイトルは丸山の「戦中と戦後の間 1936-1957」を踏まえたタイトルである。
同じ丸山門下でも「異端」ともいうべき橋川三は、みすず書房ら一冊も刊行されていない。三人とも著書を刊行しているのは未来社である。丸山は「現代政治の思想と行動」、藤田は「天皇制国家の支配原理」、橋川三は「日本浪曼派批判序説」となる。加えて言えば、みすず書房吉本隆明の著書を一冊も出していないが、未来社は吉本のデビュー作である「芸術的抵抗と挫折」の版元でもある。小尾俊人と西谷能雄の出版人としての違いが何となく見えて来はしまいか。
https://www.msz.co.jp/news/misuzu/obi_20110815.html

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2)【記事】2019庫ベストワン「戦場のアリス」とは?

本の雑誌」が選ぶ2019年度庫ベストテンが発表された。
1「戦場のアリス」ケイト・クイン、加藤洋子訳/ハーパーBOOKS
2「小林秀雄 江藤淳 全対話」小林秀雄江藤淳/中公
3「盤上に散る」塩田武士/講談社
4「その雪と血を」ジョー・ネスボ、鈴木恵訳/ハヤカワ・ミステ
5「淳子のてっぺん』唯川恵幻冬舎
6「おめかしの引力」川上未映子/朝日
7「悪寒」伊岡瞬/集英社
8「へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と『宅老所よりあい』の人々」鹿子裕/ちくま
9「図説日本未確認生物事典」笹間良彦/角川ソフィア
10「愛の顛末 恋と死と学と」梯久美子
https://www.news-postseven.com/archives/20191206_1503492.html
今年も「おすすめ庫王国2020」が発売された。むろん、今年も買った。
http://www.webdoku.jp/kanko/page/9784860114374.html
「図説日本未確認生物事典」のベスト10入りには驚かなかったが、オレ、ベスト1に輝いた「戦場のアリス」なんて、このベスト10で、その名前を知ったくらいだ。わが不明を恥じるのみだ。
https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/12120
3月に刊行されているのか…。アメリカでは絶賛されている。
翻訳を担当した加藤洋子が喜びのツイートを公開している。
《今日発売の本の雑誌増刊「おすすめ庫王国2020」本の雑誌が選ぶ2019年度庫ベストテン第一位に選ばれました。戦場のアリスが! 望外の喜びです。担当編集者と手を取り合って涙しました。ありがとうございます。》
https://twitter.com/TivwIBdiLelKILn/status/1202116209145024513
ハーパーコリンズ・ジャパンは「戦場のアリス」の第一部を全開に踏み切った。
https://note.com/harpercollins_jp/n/nf2c2cf5d2a7a
本の雑誌社たったひとりの営業部員」の杉江由次が4月24日にこう呟いていた。「北上さん」とは、むろん北上次郎のことである
《北上さんに教わった『戦場のアリス』ケイト・クイン(ハーパーBOOKS)めちゃくちゃ面白かったです。二つの年代の話が交互に語られるんですがともにクライマックスを迎え融合、最後には大きな感動が。人物造形も見事で、庫で1300円も読み終えた今は安いくらい。翻訳ミステリの面白さを堪能しました。
https://twitter.com/pride_of_urawa9/status/1120817025801015298
翻訳家の庭田よう子も評価していた。
《『戦場のアリス』(ケイト・クイン著、加藤洋子訳、ハーパーコリンズ・ジャパン刊)は一気に読んだ。ロマンス、復讐劇、自立と復活の物語が詰まった、読み応えのある歴史ミステリー。登場人物のイヴとリリーにはしびれる。結末は評価が分かれるかもしれないが、やっぱりこれがベストなのではないかな。》
https://twitter.com/yoko_niwata/status/1191386094404694017
同じく翻訳家の北村みちよも絶賛している。
《『戦場のアリス』(ケイト・クイン著、加藤洋子訳、ハーパーコリンズ・ジャパン)、読了。女たちの美しくもたくましい姿に魅了され、終盤は一気読み。息をするのも忘れそうだった。650ページほどと庫にしては長めだけど、中だるみすることなくさくさく読める。物語の魅力がたくさん詰まった快作》
https://twitter.com/KitaMicchon/status/1165643524752068608
これまた翻訳家の金井真弓のツイート。
《『戦場のアリス』(ケイト・クイン著、加藤洋子訳、ハーパー・コリンズ・ジャパン)を読み終えた。ほかのことをするはずだったのにページをめくる手が止まらず、最後の1行を読んでようやく息をついた。震えが止まらない。原作の魅力を十二分に生かした翻訳者の力がすばらしい。》
https://twitter.com/makohuck/status/1126796016617791489

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3)【本日の一行情報】

東京創元社YouTubeで公式チャンネルを運営している。
https://www.youtube.com/user/tokyosogensha?app=desktop

集英社芸誌「すばる」1月号は創刊50周年記念号だ。「京都よ、わが情念のはるかな飛翔を支えよ」(松原好之)が懐かしい。松原は今や右派だけどね。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000011454.html
木村友祐も「すばる」でデビューしている。

◎「ドラえもん 0巻」(小学館)が、週間9.5万部を売り上げ、12月9日付週間コミックランキング(集計期間:11月25日~12月1日)2位に初登場した。オリコンが2008年4月開始のランキングで、シリーズ初のトップ10入りを果たした。
https://www.oricon.co.jp/news/2150317/full/

◎宝島社は、「MAJOLICA MAJORCA “Daydream” Book」を12月12日(木)に発売する。バニティポーチ、モイストカクテルフィクサー、ブックの3セットで本体1990円+税。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000959.000005069.html

◎電子コミックサービス「LINEマンガ」は、LINEマンガ編集部が手がける「冬の新連載14連弾」を開始した。全世界163か国で650万人が視聴した最新TVアニメーション・シリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」のコミカライズ「STAR WARS/反乱者たち」や、シリーズ累計100万部に迫る医療ミステリー小説のコミカライズ「仮面病棟」(2020年3月6日映画公開予定)、バンドマン・美容師・バーテンダー(通称:3B)との間で揺れ動く女性の恋愛模様を描いた「3Bの恋人~付き合ってはいけない職業男子との恋遊戯~」(2021年冬に実写ドラマ化決定)などの話題作を揃える。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001934.000001594.html

講談社は、池袋に開設するLIVEエンターテインメントビルの名称を「Mixalive TOKYO」(ミクサライブ東京)に決定し、開業予定日を2020年3月19日(木)として、キングレコードテレビ東京ネルケプランニングブシロードムービック、UUUMというパートナー企業6社と連携して提供する様々なジャンルのライブコンテンツを開発していく。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002455.000001719.html

◎テラスサイドは、KDDI講談社博報堂DYメディアパートナーズとともに、「VR同時視聴システム」を演出に取り入れた新感覚演劇体験「VR演劇」の第2弾を2020年3月より池袋で上演する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000051217.html

講談社の「月刊少年マガジン」に連載されている久米田康治の「かくしごと」が、2020年4月にTVアニメ化されることが決定した。
https://animeanime.jp/article/2019/12/06/50186.html

朝日新聞出版より、早稲田アカデミー企画協力のムック本「早稲田アカデミー by AERA『本気でやる子』が育つ理由」が発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000051025.html

◎「美髪力! 1日10秒で『キレイ』な私」(双葉社)の発売を記念し、監修者・美香によるトークイベントを12月14日(土)に代官山 蔦屋書店で開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000014531.html

◎「読書メーター OF THE YEAR 2019」が発表された。
第1位「Blue」(葉真中顕/光社)
第2位「14歳、明日の時間割」(鈴木るりか/小学館
第3位「それしかないわけないでしょう」(ヨシタケシンスケ/白泉社)
第4位「予言の島」(澤村伊智 /KADOKAWA
第5位「むかしむかしあるところに、死体がありました。」(青柳碧人/双葉社
第6位「水曜日の手紙」(森沢明夫KADOKAWA
第7位「スイート・マイホーム」(神津凛子/講談社
第8位「美しき愚かものたちのタブロー」(原田マハ藝春秋)
第9位「神さまを待っている」(畑野智美/藝春秋)
第10位「検事の信義」(柚月裕子KADOKAWA
https://hon-hikidashi.jp/enjoy/98746/

ダイヤモンド社が記者・編集者(正社員)を募集している。
https://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-126966-4-16-1/

◎日販が11月の「店頭売上前年比調査」を発表した。これによれば全体で98.1%。雑誌は97.4%。書籍は93.4%。コミックは108.4%。開発品は107.0%。
https://hon-hikidashi.jp/more/98738/
https://www.nippan.co.jp/news/pos_monthly_201911/

◎今の円楽って青学の共産同叛旗派じゃなかったかな?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000814.000014571.html

博報堂は、クライアント企業のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを支援する全社的プロジェクト「博報堂SDGsプロジェクト」を発足し、独自調査をもとに開発した“サステナブルな買い物クラスター”を活用した「サステナブルマーケティング支援プログラム」の提供を開始した。
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/75599/

◎AFPに書かれてしまったか…。「AFPBB News」は12月5日付で「男性を『ソクラテスみたい』と褒めるべし 日本の女性誌の助言に冷笑」を発表した。
《男女格差が世界で最も大きい国の一つとされる日本で、女性ファッション誌が、男性の知性を褒める際には「ソクラテス(Socrates)みたい」だと言うとよいとのアドバイスを掲載し、ネットユーザーの間に冷笑が広がっている。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3258262
これが英語版の記事だ。
https://malaysia.news.yahoo.com/japanese-magazine-ridiculed-socrates-dating-advice-060651698.html
「ポップ・スピリチュアリティ」(岩波書店)が話題の堀江宗正が次のようにツイッターに投稿している。
《雑誌は『JJ』。男性が難解なことを言った時のアドバイス。ツイッターではハッピーエンドな人生ではなかった、などと冷笑。AFPは日本の男女格差を強調。三者みんなが誰かを馬鹿にしていて残念。》
https://twitter.com/NorichikaHorie/status/1202561707911942149

◎国民的美魔女コンテストのグランプリが発表された。
https://www.atpress.ne.jp/news/200378
女性にはシモーヌ・ヴェイユのようだと褒めれば間違いない。

◎hontoの11月の電子書籍ストアランキング。
1位: 「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(3)【デジタル版限定特典付き】 /豊田悠 /スクウェア・エニックス
2位: 「ふきげんなディア 桜庭先生の稀有な悩み」 【電子限定おまけマンガ付】 /秋雨るい /大洋図書
4位: 「狼への嫁入り~異種婚姻譚~」【特典付】 /犬居葉菜 /祥伝社
4位: 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(14) /渡航(著)、ぽんかん8(イラスト) /小学館
5位: 「年上の旦那様」(2) /龍本みお /宙出版
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」はTwitterとpixivでスタートしてヒットした。これもそうだが、「ふきげんなディア 桜庭先生の稀有な悩み」「狼への嫁入り~異種婚姻譚~」もBLである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000461.000009424.html

◎予約のとれない和食店「賛否両論」の笠原将弘による「笠原将弘のいちばんおいしい冬レシピ」が主婦の友社から発売された。これを記念してアマゾンでは12月22日(日)までの期間限定で、主婦の友社からリリースされている笠原将弘の電子版全銘柄を、200円で販売するキャンペーンを実施している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001038.000002372.html

日経BPから1月に発行された「FACTFULNESS」が、発売11カ月で50万部を突破した。全世界で200万部だそうだから、4分の1を日本で売り上げた計算になる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000041279.html

トーハンは、ホリプロが主催する舞台「ねじまき鳥クロニクル及び「デスノート THE MUSICAL」のオリジナル書店プロモーションを、11月22日(金)より首都圏23書店で実施している。ブックファースト宿店、ジュンク堂書店池袋本店(12月14日放映開始)では、「デスノート THE MUSICAL」のデジタルサイネージを放映する。
https://www.tohan.jp/news/20191205_1509.html

八重洲ブックセンターによる八重洲本大賞は加藤元の「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」(KADOKAWA)とブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(新潮社)。
https://www.tohan.jp/news/20191206_1510.html

元木昌彦は断腸の思いで書いているのだろう。
《スクープを売り物にしている週刊春、週刊新潮がともに大きく部数を落とし、年金、病院、薬、ヘア・ヌードグラビアが売りの週刊現代が横ばいというのは、週刊誌という媒体の役割が終焉を迎えつつあると思わざるを得ない。》
https://www.j-cast.com/tv/2019/12/05374421.html?p=all
しかし、このスポーツ記者が指摘するように「今は雑誌も各々WEBに媒体を持っていて、かつてはスピードでは敵わなかったスポーツ紙などと同等、場合によってはしのぐほどの速報性を持っている」のである。
https://www.jprime.jp/articles/-/16537
では紙の週刊誌を畳んで、ネット媒体に特化すれば良いのか。それも違うのではないか。ネットだけでも、紙だけでも駄目なのである。ネットと紙の両輪を持つと同時にそれぞれの特性を生かしたビジネスを創造しなければならないはずだ。

戸田書店豊見城店(沖縄)が1月13日(月・祝)をもって閉店することは12月5日付の「最近書店閉店事情」で取り上げたが、沖縄タイムスが12月6日付で「『沖縄最大規模の本屋』だった戸田書店 1月13日で閉店へ」を掲載している。
豊見城店は、豊見城市と県土地開発公社がホテルや商業施設などの誘致を目的に、同市沖合を埋め立てた「豊崎タウン」の目玉施設の一つとして2007年4月に開業。売り場面積約1320平方メートルに約30万冊を収めることができ、当時「県内最大規模の在庫数」をうたっていた。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/507161

◎田畑書店社主の大槻慎二が「論座」に「ポスト2020。出版ジャーナリズムの新しい潮流」を寄稿している。
《この〈志〉の高さ、それにこのところの香港の若者たちの姿などを見るにつけ、21世紀の日本にとっての「黒船」は、少なくとも「精神における黒船」は、どうやらアジア諸国からやってくるように思われて仕方ない。》
《そして当然のことながら、セレクト書店は「ひとり出版社」と相性がいい。場合によっては両者を兼ねるところもそろそろ出始めてきた。これらの動きに共通しているのは、読者と書店、そして出版社との距離が限りなく近しいところに生まれる創造性である。》
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019120600010.html?page=1

◎アマゾンジャパンは日本郵便と連携し、「置き配」を全国で実施する検討をしているそうだ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201912/CK2019120602000151.html

◎「ダーニング」は、衣服の傷んだ部分に、好きな色の糸を渡して繕うイギリスからやってきた修繕技術である。主婦の友社から発売された「愛らしいお直し ダーニングスティックとダーニングマウスでもっと楽しむ」はダーニングに必要なダーニングスティック、ダーニングマウス、針、糸10種類、糸通し、ダーニング解説書がセットになっていて、買ったその日からすぐに始められるそうだ。価格は2530円(税込)。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000576.000007785.html

◎「SPEEDA」や「NewsPicks」を運営するユーザベースは、東京放送ホールディングス(TBS)と業務提携契約を締結した。また、この業務提携契約に基づき、約20億円の第三者当増資を実施する。
https://www.uzabase.com/company/news/uzabase-tbs/

◎「春オンライン」が「新生・渋谷パルコに本屋がない……35歳・書店店主の私が危機感を覚える理由」を掲載している。
《2016年に建物の建て替えのため一時休業していた渋谷パルコが、11月22日にリニューアルオープンした。73年に開店し、40年以上渋谷の化状況に影響を与えてきたこの施設の営業再開は多くの人々に喜ばれているが、ある点については落胆の声が上がっている。新生渋谷パルコには、「本屋」が入っていないのだ。》
https://bunshun.jp/articles/-/16813

小学館はLink-Uと共同で開発・運用しているマンガアプリマンガワン」において、リリースから5周年及び累計2000万ダウンロードを記念して12月7日(土)より5周年大感謝キャンペーンを実施している。例えば「マギ」&「マギ シンドバッドの冒険」が「全巻イッキ」に1月5日(日)までの期間限定で公開されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000038982.html

◎「歌人・高田ほのかの短歌で味わう少女マンガ」が楽しい。
https://book.asahi.com/series/11023215
高田ほのかは第一歌集「ライナスの毛布」(書肆侃侃房)のあとがきで「わたしは嬉しい、苦しい、悲しいなどの人間の持つ感情のなかで、せつない が一番好きだ。触れたいのに、どうしても触れられない背中……少女マンガは、いまなお手放すことが困難な、私にとってのライナスの毛布なのだ」と書くくらい少女マンガが好きなのである。
理由ならひとつじゃなくてキスのあと舌に残った微かな苦味
あの人とまるきり同じシャツを着てわたしの前にゆるりと立つな
抱えると重みがふふふふふくらますふろくを包みふくらむりぼん
https://honokatanka.com/profile

静岡新聞は12月7日付で「新聞の魅力と役割は 静岡、中日の編集局長 共同授業へプレ対談」を掲載している。
静岡新聞社中日新聞社は6日、2020年4月から静岡化芸術大(浜松市中区)で共同連携授業を開講するのを前に、プレ対談講義を同大で開いた。静岡新聞社の荻田雅宏編集局長と中日新聞社東海本社の鈴木孝昌編集局長が、報道の役割や新聞の魅力について語った。》
https://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/713371.html

◎宝島社は、12月4日(水)に「MILKFED. BOSTON BAG & POUCH SET BOOK」をセブン-イレブン限定仕様で販売する。本体1980円+税は安い。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000961.000005069.html

ハースト婦人画報社のファッションメディア「ELLE(エル)」より配信するポッドキャスト番組「聴く開運セラピー yujiと本島彩帆里の『生き方のセンス』の磨き方」が、Apple Japanが選ぶ「2019年必聴Podcast 番組」において、トップ新番組に選出された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000008128.html

◎ビジネス書を久しぶりに買った。「野口悠紀雄の経済データ分析講座」(ダイヤモンド社)がそうだ。
https://www.diamond.co.jp/book/9784478109403.html
千葉商科大学基盤教育機構准教授の田中信一郎が呟いている。
《すべての野党議員と支持者の必読書。丁寧に分かりやすく書かれているので、専門知識がなくても要点をつかめます。副題「企業の利益が増えても、なぜ賃金は上がらないのか?」をデータとロジカルな分析で理解できます。話題のMMTも平易に解説されています。野党への提言も。》
https://twitter.com/TanakaShinsyu/status/1201850929206554625
山本太郎は野口に学びに行くべきだった。

◎「はじめてのやせ筋トレ」(KADOKAWA)が50万部を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006577.000007006.html

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4)【深夜の誌人語録】

義侠の精神をもって広場に出る。