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1)【記事】「BBC日本語版サイト」と「BuzzFeed」日本版の最新動向
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
4)【人事】徳間書店 10月15日付 人事
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- 2015.10.19 Shuppanjin
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1)【記事】「BBC日本語版サイト」と「BuzzFeed」日本版の最新動向
BBCワールド ジャパンは10月15日に、日本語版ニュースサイトを立ち上げた 。
http://www.bbc.com/japanese「BBC日本語版サイト開設、英国の伝統的報道機関は国際報道をどう伝えるか?」によれば「BBC日本語版サイトは、新たに日本に取材拠点を作るのではない。BBCサイトに掲載される一日500本のニュースのうち、日本に伝える価値のある記事を選別し、日本語に翻訳することに徹する 」という。
http://thepage.jp/detail/20151014-00000001-wordleafv?page=1
BBCグローバルニュースリミテッドCEOのジム・イーガン はローンチイベントで次のように語ったようだ。
「ニュースを取り巻く環境がこれだけ変化しているなかで、メディアも絶えず変化に対応し、革新をしなければならない。現代はSNSなどを通じ、誰でもニュースを発信することができる。そんな時代になぜジャーナリストが必要なのかといえば信頼性にある。SNSなどで発信された情報でも、それをより多くの視聴者やユーザーに届けるのは主要な報道機関。BBCのようなメディアは事実関係をしっかりと検証し、背後の真相を伝える責任を担っており、実際に『SNSで見たニュースも、BBCで見るまで信じない』という人もいる。本当に中立・公正なニュースを得られる機会を提供することが、これまで以上に求められている」
http://www.advertimes.com/20151016/article206851/
日本版「BuzzFeed」の編集長に、朝日新聞社出身の古田大輔が就任した。
http://pr.yahoo.co.jp/release/2015/10/16a/
古田は次のように抱負を語っている。毎日新聞などの大手メディアも報じている。
「伝統的なメディアの最良の部分とインターネットの文化やテクノロジーを融合させる。日本の編集部から国内の皆さんにコンテンツを届けるだけでなく、世界にも発信していきたい」
http://mainichi.jp/feature/news/20151016mog00m040004000c.html
ただし次のようなツイートを読むと、私などからすると、相当にケツの軽い人物にも思えてくる。
「一昨日退社、昨日入社、いまからNYで研修のため出国。メールやメッセージをほとんど返信できてない、、、。そもそもバズフィードのメールアドレスがまだ動いてない。ほんと、すいません。帰国は半月後です 」
https://twitter.com/masurakusuo/status/655303142628659200
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2)【本日の一行情報】
◎「イヤミスの女王」と言われている真梨幸子の作品が立て続けに映像化されている。「殺人鬼フジコの衝動」は尾野 真千子 主演で、11月13日(金)にHulu/J:COM より全6話が配信 され、「5人のジュンコ」は松雪泰子、ミムラ、西田尚美、麻生祐未、小池栄子 の競演で11月21日(土)夜10時より、WOWOWにて放送 がスタートする。
http://drama-fujiko.com/
http://www.wowow.co.jp/dramaw/junko/
原作は、ともに徳間書店から刊行されている。
http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198933678
http://www.tokuma.com/bookinfo/9784198638870
◎KEYROUTEは、白泉社の少女コミック誌「花とゆめ」と組むことになった。KEYROUTEが今冬リリースするスマホ向けゲームアプリ「I -アイ-」のコミカライズを「花とゆめ」が担う。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000015438.html
◎米グーグルで広告収入による収益基盤を築いたことで知られるオミド・コーデスタニ が米ツイッターの会長に就任する。オミド・コーデスタニはイランからの移民である。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/15/news052.html
◎カドカワは、2016年4月に開校を予定している「N高等学校」について詳細を明らかにした。
N高等学校は、単位制の広域通信制高校 。すなわち授業やレポート提出はインターネットを通じて行うため、生徒は時間を問わず自身のペースでいつでも授業を受けたり、ネットを通じて講師に質問することができる。通常科目だけでなく、各業界プロフェッショナルの講師陣によるプログラミング、文芸小説、ゲーム、アニメ、ファッション、美容など、多種多様な「課外授業」をネットで受けられることも特長で、生徒は好きなときに、好きなだけ、希望に沿ったカリキュラムを選択することができる。
また、ネットだけでなく、各地方自治体と連携して実施する「職業体験」の機会も提供。農業・漁業・伝統工芸など、実際に地方での職業体験に参加することで、早期に社会で役立つスキルを身につけられる環境を用意するそうだ。さらに、グループ会社のドワンゴが運営する動画サービス「niconico」の「ニコニコ超会議」や「闘会議」といった、リアルイベントへの体験機会も用意するという。生徒1万人を募集!
http://info.kadokawadwango.co.jp/news_release/2015/1014/
◎アマゾンのカスタマーレビューを一件50円で書いてくれる商売がある!
http://www.j-cast.com/2015/10/15248010.html
◎文藝春秋は、石田衣良の最新刊「MILK」の電子版を発売しているが、収録されている短篇10作を、1篇100円の電子書籍コンテンツとしても配信 している。
https://www.atpress.ne.jp/news/77579
◎今や「姉川書店」 というよりも「猫本専門 神保町にゃんこ堂」 という名称のほうが有名だろう。くまくら珠美デザインによるオリジナル書皮(ブックカバー) も人気だ。
「猫本専門 神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選」(宝島社)も刊行しているアネカワユウコ が読売新聞で姉川書店が「猫本専門 神保町にゃんこ堂」 として復活するまでを語っている。
「今は『話題の新刊』『売れている猫本』に頼らなくても、クオリティーの高いすてきな猫本が常時2000冊近く書棚を埋めているので、「売る気のない書店」には見えなくなったと思います 」「にゃんこ堂でしか手に入らない商品、というのはそれほど多いわけではありませんが、1か所で様々な猫本を見比べられるというのは猫好き、猫本好きな方にとっては大きなメリットだと思います 」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20151014-OYT8T50157.html?page_no=1
◎大日本印刷は、Googleから独立したNiantic Labsが提供している位置情報を活用したスマホ用ゲームアプリ「Ingress」(イングレス)とコラボする。11月初旬からDNPグループの書店である丸善、ジュンク堂書店、文教堂の281店舗が、Ingressの「ポータル」という拠点としてゲーム中に登場 する。また、「Ingress」日本初の公式小説である「イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト」も刊行されるが、honto会員だけが参加できるイベントを東京と大阪で開催 する。
http://www.dnp.co.jp/news/10115905_2482.html
http://honto.jp/cp/hybrid/campaign/ingress/osaka-entry.html
「イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト」は星海社から刊行される。
http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/night/ingress.html
◎学研プラスは、「大学受験界のマドンナ」こと荻野文子の映像授業「マドンナ古文Web」で昨年大変好評をいただいた「今からでも間に合う古文対策セット」32,174円(約20%OFF) と「これでバッチリ!センター・二次対策最強セット」 50,359円 (約20%OFF) を期間限定で販売 する。こういうビジネスに学研の出版事業は傾斜してゆくつもりなのだろう。
https://webgk.gakken.jp/news/common/1664
荻野の参考書は学研より出版されたものだけで、現在累計400万部を超える というから凄い。
https://webgk.gakken.jp/madonna/oginoayako/
◎凸版印刷株式会社は、タブレット端末のTV電話機能を活用したリアルタイム通訳サービスを本格的に開始。専用のアプリで言語を選択すると、すぐにネイティブな通訳スタッフとのTV電話画面が起動。リアルタイムな通訳サービスの提供を実現する。英語・中国語・韓国語 の三か国語に対応する。
http://www.toppan.co.jp/news/2015/10/newsrelease151015.html
◎「クロワッサン特別編集 古典の男たち」は買って損しないインタビュー集だ。歌舞伎や落語のみならず文楽や能にまで目配せが行き届いている。
http://magazineworld.jp/books/paper/5057/
◎加藤典洋の「戦後入門」がちくま新書の一冊として刊行された。新書であるにもかかわらず600頁を超える力作だ。江藤淳や吉本隆明の論考を踏まえながら、加藤自身の著書でいえば「アメリカの影」や「敗戦後論」の到達点から、更に見晴らしの良い場所に立って「戦後」を眺望しようという大胆な試みであり、そこから提案される左折の改憲案も大胆である。
加藤は憲法制定権力としての米国を排除しなくては政治的自由は回復しないと考えているのだ。 加藤自らが本書のことを「コトバで作られた爆弾」だと言っているが、確かに吉本の「転向論」や江藤の「成熟と喪失」が「コトバで作られた爆弾」であったように本書がその系列に連なる破壊力を持っていることは間違いあるまい。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068569/
◎インプレスは、ペットとの共生をテーマにしたWebメディア「ペトハピ」(Pet×Happy)を10月15日に創刊し た。
https://pet-happy.jp/
http://www.impress.co.jp/newsrelease/2015/10/20151015-01.html
◎集英社は「キングダム」が累計2000万部を突破したことを記念し 、「『キングダム』キャッチコピー大賞」を 実施している。また、第1話が、10月18日付けの朝日新聞朝刊の4面を使って丸ごと掲載された。
http://www.asahi.com/and_M/information/SDI2015101552311.html
http://natalie.mu/comic/news/163228
◎ドイツでは、「フーゲンドゥーベル」 「タリア」「ウィルトビルト」 など大手書店4社が共同して立ち上げた電子書籍サービス「tolino」(トリノ)が、サービス開始から1年余でアマゾン「キンドル」のシェアを抜いたてしまった。
http://www.asahi.com/articles/ASH9H3FQ3H9HUCVL001.html
◎「週刊少年サンデー 」に連載されている駄菓子コメディーマンガ「だがしかし」がテレビアニメ化される。
http://www.animate.tv/news/details.php?id=1444906860
◎「エコノミスト」や「インディペンデント」などに寄稿するデイビッド・マックニール が「週刊プレイボーイ」のインタビューに答えて次のように語っている。
「確かに安倍政権成立後、メディアは大幅に弱体化され、日本の代表的なリベラル紙だった朝日新聞も慰安婦問題の『誤報』騒ぎで叩かれてからすっかりおとなしくなってしまった。もちろんTVも同様で、NHKについては言うまでもありません…。
また、これは今に始まったことではありませんが、記者クラブ制度の弊害によって、記者会見でも政府はあらかじめ準備された質問に答えるだけで、メディアの側から厳しい質問が飛ぶことはほぼない。政府の言い分をそのまま伝えるだけというのが、この国のメディアの偽らざる現状です」
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/10/15/54944/
◎アメリカの広告業界の動きは本当にダイナミックだ。デジタルメディアへの広告支出が予想より1年早く来年にもテレビ広告支出を上回る見通し だという。
http://jp.wsj.com/articles/SB12341427128208613971804581296040093677676
◎エイベックス・グループ・ホールディングス が日本音楽著作権協会(JASRAC) から離脱!?
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ15HUP_V11C15A0EA2000/?dg=1
10万曲が移行するが、演奏権の管理は引き続き JASRACが担う。朝日新聞は次のように書いている。
「エイベックスによると、移行の対象はCDの販売や放送、レンタルなどにかかる権利で、安室奈美恵やEXILE、浜崎あゆみらの楽曲も含まれる。今後、それぞれの楽曲の著作権者の合意を取り付け、系列の著作権管理事業者『イーライセンス』に管理を任せる。一方、コンサートやカラオケ、店舗のBGMを含む演奏権の管理はJASRACに残すという 」
http://www.asahi.com/articles/ASHBJ3T1MHBJUCVL00C.html
競争原理が生まれることは間違いあるまい。ちなみにイーライセンスの株主には博報堂DYメディアパートナーズ が名前を連ねている。
http://www.elicense.co.jp/wh/03.html
◎「週刊ポスト」が次のように書いている。
「警視庁は春画を「わいせつ図画」だとみなし、本誌を含め春画を掲載した週刊誌数誌を呼び出し、“指導”を行なっている。本誌編集長もこの1年の間に2回、呼び出しを受けた」
http://www.news-postseven.com/archives/20151016_357406.html?PAGE=1#container
日本人は、日本の文化にもっと誇りを持ったほうが良いと思う。むろん春画は日本人が誇りうる日本の文化である。
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3)【深夜の誌人語録】
時間を管理できないから慌ててしまうのである。時間を管理することによって何が生まれるかと言えば余裕である。
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4)【人事】徳間書店 10月15日付 人事
第一制作局 グッズプレス・グループ エンタメ・ラルムグループ担当 メディア・プロデューサー
長谷部 敦
(旧:第一制作局 グッズプレス編集部 編集長)
第一制作局 グッズプレス編集部 編集長
澤村 尚徳
(旧:第一制作局 グッズプレス編集部 クリエイティブ・ディレクター)