【文徒】2017年（平成29）年3月31日（第5巻60号・通巻989号）

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１）【記事】テレビ朝日前制作部長のカネとオンナ
２）【本日の一行情報】
３）【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2017.3.31 Shuppanjin

１）【記事】テレビ朝日前制作部長のカネとオンナ

テレビ朝日は、前総合編成局ドラマ制作部長だった男性を、会社の経費で６０５件に及ぶ約５５９万円相当の私的な飲食を繰り返していたとして、21日付で降格とする懲戒処分を発表した。
http://www.sankei.com/affairs/news/170328/afr1703280038-n1.html
「今月の週刊誌報道をきっかけに同社が男性にヒアリングを実施した」という。「今月の週刊誌報道」とは「週刊新潮」3月９日号にほかなるまい。
「米倉涼子主演の『ドクターX』をはじめ、ヒット作を連発するテレビ朝日のドラマ部門。その事実上のトップである制作部長に不倫トラブルが浮上した」
「渦中にあるのは、現在放映中のドラマ『就活家族』でもゼネラルプロデューサーを務める黒田徹也氏である」
http://www.dailyshincho.jp/article/2017/03011700/?all=1
テレビ朝日は、この前ドラマ制作部長が「相棒」や「ドクターＸ」には関わっていないことを強調している。「デイリースポーツ」は次のように書いている。
「同局には『相棒』、『ドクターＸ』といった看板ドラマがあるが、早河洋会長兼ＣＥＯによると両作について、『彼が制作したことはありません。ドラマ全般といいますか、プロデューサーを管轄するポジションです』と説明。また、藤ノ木専務は今後の両作品への影響は『聞いておりません』とした」
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/03/28/0010043181.shtml
黒田は、なかなかの苦労人であったことがわかる。「教育映画の名匠・中山節夫監督作品の制作進行見習い」もしている。
http://www.producer.or.jp/kaiho/kaiho-2011/2011-01.html

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２）【本日の一行情報】

◎集英社の女性ファッション誌「Marisol」と三越伊勢丹の初コラボ服企画。
https://marisol.hpplus.jp/article/6187

◎幻冬舎の電子書籍レーベル「幻冬舎plus＋」から配信されている「人を動かす！数学的コミュニケーション術」シリーズを再構成した幻冬舎新書「数学的コミュニケーション入門　『なるほど』と言わせる数字・論理・話し方」が刊行される。デジタルから紙へという動きはいたるところで起きている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000253.000007254.html

◎「週刊朝日」の名物企画「女子大生表紙モデル」が今年も実施される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000004702.html
カメラマンは川島小鳥。川島は「ブルータス」によって発見された才能である。ハースト婦人画報社のメディアが束になっても、こういう芸当は無理であろう。
http://www.yaephone.com/xintiao/390

◎講談社の「with」5月号を一人で二冊購入する女性もいるだろうなあ。付録が二色ある。
しかも「本格レザーのような素材のクオリティーに『これが付録？』と目を疑うこと間違いなし」(ダ・ヴィンチニュース)だそうだ。
https://ddnavi.com/news/363389/a/
雑誌は部数維持に必死だ。

◎4月20日（木）に発売される白泉社の「花とゆめ」10号から「ねこ男子 ニャンキーハイスクール」の連載が始まる。
http://www.hakusensha.co.jp/nyanhigh/news/
「ねこ男子 ニャンキーハイスクール」はタカラトミーと白泉社が合同で制作する１０代後半から３０代の「オトナ女子向けコンテンツ」だ。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201702018415/
http://getnews.jp/archives/1675835
喧嘩でノックアウトされると猫になるという設定はウケそうだ。

◎学研ホールディングスのグループ会社である学研エル・スタッフィングが、自立型個別学習塾 G-PAPILSをスタートさせた。「学びフリーコース」は通塾学習時間に上限を設けないそうだ。
http://ghd.gakken.co.jp/news/hd/201703/20170329.html

◎博報堂、住友商事、三井住友海上火災保険、大修館書店、および安田不動産は、神田錦町の複合ビル「テラススクエア」の屋上農園にて、富山県氷見市のワイナリー「SAYS FARM」（セイズファーム）と共同でのワイン造りをスタートさせた。
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2017/03/20170327_t.pdf

◎月刊ファッション誌「KERA」が4月15日発売の6月号をもって休刊し、デジタル版に移行することになった。
http://www.fashionsnap.com/news/2017-03-29/kera-stop/
ロリータ界のカリスマモデルとして知られる深澤翠も「KERA」でデビューしている。
http://lineblog.me/fukasawamidori/archives/1062416218.html
創刊編集長の鈴木真理子が次のようにツイートしている。
「雑誌KERA。会社を追い出されそうになって、追い出されぬよう、頑張って当初私が提案し1人で作ってた雑誌。表参道スナップから始まり、ケラっこ達と会い共に作り上げてきた雑誌。もう離れて長いけど、私にとっても本当に。。。青春です。ありがとうケラ！とケラ！っこの皆さま」
https://twitter.com/marimari1961/status/847088631512645633

◎「装苑」5月号の特集「東京NEWアンダーグラウンド」が話題となっている。宇野亜喜良とか、古屋兎丸が登場。
http://natalie.mu/comic/news/226477
http://soen.tokyo/culture/news/soen170324.html

◎電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、スリランカの有力老舗広告グループ「Grant Group」（グラント・グループ）のマジョリティー株式取得で合意した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017044-0330.pdf

◎電通の株主総会が3月３０日に開催された。週刊誌のグラビアを飾ったヌードについても質問があり、千石義治が「株主様に本件でご心配、不快な思いをさせていることは遺憾。女性が本人かどうか、それらしい人物に事実関係や経緯を聴取している。事実関係を調査して、社則にのっとって違反する事実があるなら懲戒処分などを検討する」と答えている。
http://michsuzuki.hatenablog.com/entry/2017/03/30/073353

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３）【深夜の誌人語録】

仕事における正解は少なくとも三つある。