【文徒】2018年(平成30)10月22日(第6巻197号・通巻1371号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「ジャスダック上場の大手書店N社~赤字で債務超過へ」という記事をめぐって
2)【記事】新潮社の迷走はいつまで続くのだろうか?
3)【記事】サイト遮断をめぐる「報道」について
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2018.10.22 Shuppanjin

1)【記事】「ジャスダック上場の大手書店N社~赤字で債務超過へ」という記事をめぐって

「東京経済ニュース」が「ジャスダック上場の大手書店N社~赤字債務超過へ」を掲載している。
http://www.tokyo-keizai.com/archives/38167
教堂ホールディングスのことを書いているのだろう。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181011416744.pdf
ツイッターでは今年に入ってから教堂の経営危機について度々呟かれていた。
「そして教堂の財務面をチラ見してきたら、現金等が7億円ぐらいしか無いのに、その200倍近い有利子負債を相変わらず抱えてて、そっ閉じしてきた(´Д`) 本が売れない時代にリアル店舗多過ぎなんだよ。もっと店舗閉店しないと倒産しますよー。経営陣の皆様……」
https://twitter.com/ef0120/status/959616248224014336
ノーベル賞が先か、倒産が先か…教堂の株主とハルキストのチキンレースが始まるのか」
https://twitter.com/inagori_inv/status/1050307652780089344
不景気.com」も「教堂の18年8月期は5億円の最終赤字へ、販売不振で」を掲載している。
https://www.fukeiki.com/2018/10/bunkyodo-2018-loss.html
雑誌が教堂の経営を直撃しているのだ。ところで、「DetaraMe WEB」なるサイトを発見した。わざわざ「このサイトはフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。また、このサイトにある画像や動画も本とは一切関係がなく、実在の人物や団体とも関係ありません」と断っているところが逆に記事のリアリティを醸し出している。そんな「DetaraMe WEB」が「教堂が債務超過」を掲載したのは2016年7月6日のことであった。そこには、こう書かれていた。
教堂は、営業を続ければ続けるだけ赤字を垂れ流し、直近では債務超過になっている。もう会社を清算して、営業をやめたほうがいいのではないか?」
教堂の自己資本は2015年8月で7億ある。このままいけば、あともって2年ぐらいか。もうすでに純資産がマイナスなわけだから、この会社の価値はゼロ。ここ数年、書店倒産の情報をよく見聞きするが、教堂もまもなくだろう」
http://www.detarame.net/archives/116
この記事が出た直後の2016年9月、教堂において大日本印刷保有する株式の一部及び丸善ジュンク堂書店保有する株式のすべてを日販が取得することで、2017年8月期は5期ぶりの黒字となった。
https://www.nippan.co.jp/wp-content/uploads/2016/09/news20160913.pdf
結局、抜本的な問題は解決されていなかったのだろう。もともと教堂はトーハン系の書店だったけれど、日販はババを引いてしまったということなのだろう。これは日販に限ったことではなくトーハンにしてもそうなのだが、経営の悪化した書店を傘下にしただけでは問題は何も解決しないのである。

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2)【記事】新潮社の迷走はいつまで続くのだろうか?

「女子SPA」が掲載した「『新潮45杉田水脈章を能町みね子がボロクソ添削<サムソン高橋×能町みね子 vol.2>」で「世間では、『新潮45』に限らず、『新潮社の本はもう買わない』という声まで上がっていました」とボールを投げかけられた能町みね子は次のように喝破している。
「私はそうしようとは思わなかったです。新潮社が全部ヤバイ、というわけでもないですし。ただ、私は新潮社出版部芸のTwitterのほうがダサいと思った。なに綺麗事いってんだ、と思って。
新潮社出版部芸の人たちが『新潮45』を批判するツイートをリツイートしまくっていて、それを見た人たちが、『新潮社のなかにも良心があるんだ、がんばれ!』とか応援してたけど、私は、『なにリツイートでやってんだ!』と思ってましたね。自分でなにか言うならともかく、人の意見を載せて様子をうかがうって、そんなにたいしたことじゃないじゃん!って」
https://joshi-spa.jp/882299
新潮社出版部芸は何も呟きはしなかった。寄稿者の言葉を借りて、言わば佐藤隆信を頂点とする新潮社の経営陣を…意図的にかどうかは別にしても、結果的に右往左往させることになった。同時に新潮社Aと新潮社Bを可視化して見せることになったのである。
「Webでも考える人」は「新潮」11月号に掲載した高橋源一郎の「『藝評論家』小川榮太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた」を無料で全公開した。
http://kangaeruhito.jp/articles/-/2641?fbclid=IwAR3_av5PbF3Dseqqy5Zb_NwNylNqvaY2ir4D-h75xCEzYM6EIz2aO55OGTM
この高橋の章をもって、新潮社の総意とするということなのだろうか。これを全公開するよりも、佐藤隆信社長が出て来るのが筋なのではないだろうか。新潮社、下手を打つばかりだなあ。オレだったら公開しないよ。社長の記者会見を組む。そうすることで新潮社Aと新潮社Bの溝を少しでも埋めることを試みるんだけれど…。10月18日付の東京新聞夕刊で武田砂鉄は「新潮社社長・佐藤隆信による声明は不誠実なものだった」と書いたが、佐藤社長の声明が不誠実なものとなってしまったのは、経営者として不誠実であったからだろう。不誠実なのは声明に限った話ではないはずである。
一方、「ツィッターで暴言を吐いたり、筆力のない高橋氏の揶揄一本で逃げずに、壇全部で小川榮太郎にかかつてきたらどうだ」とフェイスブックで高らかに宣言した「藝評論家」小川榮太郎は相変わらずノリノリである
「・・・解毒できるか負けるか――今、大きな勝負時に差し掛かっている。新潮45騒動は、日本の言語空間の、左右などの対立軸を越えた大きな病理を炙り出した。私の単身では敵は根深すぎ、繁茂し過ぎていて、扱いきれないが、病理を明らかにした事は大きい。敵は何らかの政治的立場ではない。表現に携わる人々の間に広く蔓延している『卑しさ』と『愚かさ』と『弱さ』である。私は非力でも言葉を積み重ねる作業を身を以て続ける」
https://www.facebook.com/eitaro.ogawa/posts/2091138504312293
能町みね子は「LGBTにもネトウヨはいる。当事者たちの『新潮45』論争…能町みね子&サムソン高橋が迫る<サムソン高橋×能町みね子新潮45」対談 vol.3>」でも次のようにズバリ本質を喝破している。
「新潮社については、不採算部分を切り捨てただけで、なんとも思ってなさそう。『やっちまったな』って言って、社長がやっちまった奴を更迭しただけだと思う。だから、なにがいけなかったのかを検証する気もないし、売れるなら今後もほかの雑誌でやりかねない気がする」
https://joshi-spa.jp/882301/2
ブックセンタークエスト黒崎井筒屋店(北九州)が「『表現の自由』と差別を考えるフェア」を開催している。
「『新潮45』休刊や『表現の自由』についての本が注目を集める中、『「表現の自由」と差別を考えるフェア」を当店で開催中です。店頭に普段目立たず並んでいる本ばかりですが、まとめて見ることで様々な意見、表現に書店で出会えることを感じていただけると思います』
https://twitter.com/KurosakiQuest/status/1052423569618194433/photo/1
「箕輪厚介にブーメラン?『新潮』批判で編集長から強烈な皮肉」は「女性自身」デジタル版(光社)の記事である。
「箕輪氏の主張に従えば、箕輪氏による『新潮』批判も幻冬舎社員という立場で小川榮太郎氏を擁護するため『商売で批判した』と捉えざるをえない。そう、矢野編集長は皮肉っているわけだ」
https://jisin.jp/domestic/1672828/
これは春日太一のツイート。
SNSとかネットのレビューとかでわざわざ旧仮名使いしてる人の自意識って見ていてちょっと気恥ずかしくなるけど、小川とかいう人はそれが凝縮されている感があるな。
当人はどうにもならんレベルの人だと思うから、こんなの引っ張り出してきた新潮45側の問題だと改めて痛感」
https://twitter.com/tkasuga1977/status/1053488313972154369
「週刊春」が10月25日号で「カレンダーでわかるジャニーズ『忖度メディア』」が掲載し、「日刊サイゾー」も「新潮社が、ジャニーズ事務所のアイドルグループ・King & Princeの2019年度カレンダーを発売することが内定したという」と書いているが、これが本当ならガッカリだよなあ。「新潮45」休刊と同じくらいショッキングな出来事である。
http://www.cyzo.com/2018/10/post_178751_entry.html
新潮社はいったいどこへ行こうとしているのだろうか。

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3)【記事】サイト遮断をめぐる「報道」について

10月17日付朝日新聞社説「サイト遮断 法制化は白紙に戻せ」は書いている。
「はっきりしたのは、現時点で社会的合意を得るのは不可能だということだ。政府は、来年の通常国会をめざしていた法制化作業を白紙に戻すべきだ」
「『クールジャパン』を支える漫画・アニメ産業を守ろうという意図は理解できる。だが、憲法も、長年の議論の積み重ねも軽視する姿勢に、プロバイダー業界や法曹界から異論が出たのは当然だ」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13726551.html
10月17日付信濃毎日新聞社説「サイト遮断 政府主導に無理がある」は、こう書いている。
「来年の国会への法案提出を目指す政府のもくろみはつまずいた。議論を尽くさないまま方向づけはできない。遮断の法制化はいったん棚上げすべきだ」
「政府による介入は、自由であるべきインターネットの本質的な価値を損なうことにもつながる。民間の取り組みを優先し、どうしても限界がある場合に法による規制を考えるのが筋だ。いきなり政府が乗り出すべきではない」
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20181017/KP181016ETI090010000.php
そもそも信濃毎日新聞は、この問題に熱心に取り組んでいた。9月14日付では社説「サイト遮断 法制化ありきで進めるな」を発表している。
「海外では40カ国以上が遮断する仕組みを設けているという。ただし日本は、プライバシー権を保障する法制度の基盤が欧州のように強くない。法体系全体を見渡した慎重な検討が必要になる。
有識者会議では、遮断の法制化を求める声が出版業界から出ているものの、議論が煮詰まるにはほど遠い状況だ。広告の規制をはじめ、ほかにも検討すべき対策は多い。遮断には抜け道があり、効果は薄いと指摘されてもいる」
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180914/KT180913ETI090010000.php
信濃毎日新聞は4月25日付でも社説「サイト遮断 NTTの説明が聞きたい」を掲載していた。
「『海賊版サイト』による著作権侵害が横行している実態は深刻だが、政府の要請をいち早く受け入れたNTTの対応は疑問だ」
「インターネットの特定のサイトに接続させないよう政府が求めることは、検閲にあたる恐れがある。利用者の全ての通信を判別することが前提になるため、通信の秘密を侵すことにもつながる」
表現の自由内心の自由に関わるだけに、政府の介入は本来避けるべきだ。号令になびくのでなく、海賊版サイトをのさばらせないための取り組みを主体的にどう進めるか。通信・接続業者は自らの責務を再認識してほしい」
http://editorial.x-winz.net/ed-93095
今回の件で最も良質な記事を提供してくれたのは読売新聞編集委員の若江雅子であった。10月17日付の「空中分解…海賊版サイト対策検討会はなぜ迷走したか」は読み応えがあった。
「9回におよぶ議論を、検討会の外から第三者としてみてきた曽我部真裕・京都大教授(憲法)は、『政策形成のあり方について、歪みが表出した』と振り返る。
事務局が最初に結論を決め、自分たちの思惑通りに発言する委員を選び、政策に『お墨付き』を得ようとするやり方は『審議会行政』などと呼ばれてきた。曽我部教授は『今回も、事務局は最初からブロッキング法制化というゴールを設定して進めようとしたが、委員の半分に反対派を入れたこと、検討会が注目を集めたこともあって紛糾が表面化した』と指摘する」
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20181017-OYT8T50059.html
10月20日京都新聞の社説は「『海賊版』対策 拙速なサイト遮断慎め」。
「違法な海賊版サイトが後を絶たないのは、人気漫画などを無料で読みたい利用者がいるからだ。気軽に読めるため、著作権侵害の認識は希薄だが、接続時に警告を出すなど安易な閲覧を戒める仕組みも欠かせない。接続遮断に固執せず、まずは打つべき対策を地道に総合的に進めてもらいたい」
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20181020000045
赤松健ツイッターで「前代未聞のモヤモヤした終わり方になりましたが、やはりタスクフォースの委員に当事者である漫画家が1人もいなかったのが原因の一つかと思います」と呟いている。
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1052069532083224576
中澤大輔のツイートにも注目しておこう。
「うちの当時の社長がカワンゴに同調してなにをよっしゃブロッキングやったろとか言い出すから、NTTのエンジニア勢がふざけんなってなって法律周りとか技術周りとかめちゃめちゃ時間使って調べて嘆願書やら法的措置やらあれこれ裏で動いてたし、カワンゴに対しては本当に腹が立っている」
https://twitter.com/diceken/status/1050178672605323264
出版社が「言論の自由」をどのように捉えているのか。その本気度も垣間見ることができたように私には思えてならない。

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4)【本日の一行情報】

◎コンテンツメディア価値研究会が10月15日に正式に発足した。参加したメディア32社は次の通り。
朝日新聞社 毎日新聞社 読売新聞東京本社 日本経済新聞社 産経デジタル 北海道新聞社 中日新聞社 西日本新聞メディアラボ インプレス 講談社 光社 コンデナスト・ジャパン ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン CCCメディアハウス ダイヤモンド社 東洋経済新報社 日本ビジネスプレス ハースト婦人画報社 藝春秋 マガジンハウス メディアジーン 日本テレビ放送網 TBSテレビ フジテレビジョン テレビ朝日 テレビ東京 讀賣テレビ放送 毎日放送 関西テレビ放送 朝日放送テレビ テレビ大阪 J-WAVE
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1148193.html

中野独人の「電車男」(新潮社)はフジテレビでドラマ化され、大ヒットしたが、今度はアメリカでテレビドラマをベースにしてミュージカルドラマ化されることになった。AFPによれば「フジテレビジョンによるドラマの米国輸出は、同社史上初めて」だそうだ
http://www.afpbb.com/articles/-/3193525

集英社女性誌「MORE」11月号の付録はジルスチュアートの財布と今回も豪華だ。
https://more.hpplus.jp/morehapi/article/maimii/f-news/42389/1/

◎アマゾンは、防水機能を備え、従来機種よりも1割ずつ軽く薄くなった電子書籍リーダ「Kindle Paperwhite」の新モデルを発表した。予約受付が開始され、発送は11月7日から順次なされる。価格は13,980円から。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3655130016102018TJ2000/

◎「学研 まんがでよくわかるシリーズ」の最新刊で、東芝メモリを「広告主」とした「フラッシュメモリのひみつ」は、9月下旬から全国の小学校約2万1500校と公立図書館約3100館に順次寄贈されているが、「学研キッズネット」で電子版も無料公開している。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1148503.html

森友学園問題で一躍名前の知れ渡った籠池泰典前理事長の妻である籠池諄子が手記「許せないを許してみる 籠池のおかん『300日』本音獄中記」(双葉社)を刊行した。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239592/1

◎「Forbes JAPAN」は「ニューヨーク・タイムズ電子書籍大手と読み放題サービス開始」を掲載している。「ScribdがNYTと提携して月額12.99ドルの読み放題サービスを始めるのだ。
https://forbesjapan.com/articles/detail/23475

◎デジタルコミックエージェンシーのナンバーナインは、10月17日(水)にピースオブケイクとのパートナーシップを締結した。
これにより、ピースオブケイクが擁する「note」が実施する「クリエイター支援プログラム」に参画し、「note」を活用する漫画家の作品の電子書籍化サポートを開始することになる。
具体的に言えば「note」で発表されている漫画のうち、ネットで話題になったり、「note」ユーザーの人気が高かった作品を定期的にナンバーナインに紹介し、その中から、ナンバーナイン気になる漫画の電子書籍化の提案をすることになる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000027584.html
ナンバーナインの小林琢磨社長も「note」を利用している。「マンガトリガー」のオーナーである。小林のプロフィールも公開されている。
1984年東京都生まれ。2007年に立教大学卒業後、株式会USENに入社。新卒1年目からブロックMVPなどの営業成績を樹立し、2008年7月退社。同年同月、23歳でイラストや漫画に特化した制作代理店として株式会社サーチフィールドを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。また、2016年11月にホリエモンこと堀江貴と一緒に株式会社ナンバーナインを創業。現在はナンバーナインにて「マンガのセレクトショップをコンセプトにした漫画アプリ、マンガトリガーの運営に注力している。大切な事は全て漫画から教わりました。マンガHONZのレビュワーと株式会社人狼代表取締役人狼もやってます。マンガサロン『トリガー』発起人兼オーナー」
http://mangasalon.com/about.html
こんなことも書いている。
USENで3年間勉強したら辞めて起業しようと思っていたのですが、1年半で退職しました。
思っていたよりも早く、自分に自信を持つことができたからです。
1年目にして、営業成績でブロックのMVPを獲得。
6つある商材を1ヵ月で全て売るという、会社創業以来の新記録を樹立したのです。
僕には特別な才能はないので、とにかく人より働くことで結果を出しました。
飛び込み営業をしていると、喫茶店などで休憩する人が多いと思いますが、
僕は一切さぼることなく、人の3倍働きました。
そして、2008年7月に退職し、同年7月28日に創業。23歳の時でした。
コネもお金も実績も何もない、本当にゼロからのスタートでした」
https://jonetu-ceo.com/2013/07/15517/

◎ジュエリーブランド「THE KISS」を展開するザ・キッスの公式コラボ・ライセンスサイト「FanFun MARKET」は、10月19日(金)より「名探偵コナン × THE KISS」コラボジュエリーの受注販売を開始している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000006618.html

小学館は「名探偵コナン」黒の名刺(ネームカード)フェア10月15日(月)から全国の一部書店で開催しているが、これがファンから歓喜の声を続出させているそうだ。10月18日(木)に発売された「名探偵コナン」95巻で、“黒ずくめの組織のボス”が明らかにされたが、黒ずくめの組織とのエピソードが収録された巻や、スピンオフ作品「ゼロの日常」「犯人の犯沢さん」などの対象コミックを購入するとキャラクター名刺がプレゼントされるというもの。
https://ddnavi.com/news/493929/a/

島耕作講談社の「モーニング」の次期編集長に就任するんだって!「モーニング」は島編集長の名刺を付録とするそうだ。
https://mantan-web.jp/article/20181017dog00m200031000c.html
マンガの世界は名刺ブームだ。

共同通信によれば「米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は16日、米国で9日に英語版が出版された村上春樹さんの長編小説『騎士団長殺し』について『ずっと良い作品を残してきた作家の小説としては期待外れだった』との辛口の書評を掲載した」という。
https://this.kiji.is/425109037720863841?c=39546741839462401
騎士団長殺し」はニューヨーク・タイムズのベストセラーランキングで、ハードカバーのフィクション部門の8位に入った。
https://mainichi.jp/articles/20181020/k00/00e/040/236000c

堀江信彦社長率いるコアミックスは漫画家育成拠点を新設する立地協定を熊本市と締結した。「九州全域から才能を発掘し、漫画家デビューを支援する。学校と寮を開設する準備も進める」(日経)という。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36596010X11C18A0LX0000/
「ワンピース」(集英社)の尾田栄一郎も熊本の出身である。「ワンピース」のキャラクターの像も熊本県内に置かれる。
https://www.asahi.com/articles/ASLBL35L7LBLTLVB00B.html

清野とおる「ウヒョッ!東京都北区赤羽」が「漫画アクション21号(双葉社)より、約2年ぶりに連載を再開した。
https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno/status/1051780408054956033

◎eライブラリー有限責任事業組合は、小中高等学校向けの電子書籍サービス「スクール イー ライブラリー(School e-Library)」(商標登録出願中)を2019年4月より開始する。この企画に賛同した出版社は岩波書店偕成社学研プラス、河出書房新社講談社集英社フレーベル館、ポプラ社という8社。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000038124.html

小学館は、生誕100年を記念して、福永武彦の電子全集を10月19日より、全20巻で配信開始した。詩集「ある青春」に収められた「ひそかなるひとへのおもひ」から、こんな一節をどうぞ。
「通ひ汽船の汽笛がくもり空に余韻して/港はひつそりかんと暮れてしまつた/ああひとりぼつちの身に/この嘆きはいつまでだらう
「草の花」は恐らく漱石の「こころ」に対するオマージュとして書かれたのだろう。この小説からは、こんな一節をどうぞ。
「そして僕は、愛すれば愛するほど孤独であり、孤独を感じれば感じるほど千枝子を愛しているこのこころの矛盾を、自分にも千枝子にも解き明すことが出来なかった」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000013640.html
https://pdmagazine.jp/fukunaga-zensyu/

トーハンは、テレビ番組「和風総本家」のマスコット犬「豆助」の手帳をトーハン独占販売のMVP ブランドとして、10 月17日より全国で販売を開始した。
http://www.tohan.jp/news/20181017_1290.html

アサツー ディ・ケイは、インターネットメディア「POSTAD」をローンチした。CINRAとともに制作している。
https://postad.jp/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000004328.html

◎メディアドゥホールディングスの藤田恭嗣社長は、自らの故郷の徳島県那賀町木頭折宇に地元住民と協力し整備してきたキャンプ場「CAMP PARK KITO」をプレオープンした。
https://mainichi.jp/articles/20181018/ddl/k39/040/487000c

紀伊國屋書店の店舗に設置している在庫検索端末「KINOナビ」が、スマホタブレット、パソコンから利用できるようになった
https://kyodonewsprwire.jp/release/201810179279

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5)【深夜の誌人語録】

細部から全体像を掴めたならば、しめたものである。