【文徒】2018年(平成30)11月19日(第6巻217号・通巻1391号)
Index-------------------------
1)【記事】日本テレビ「イッテQ!」の「やらせ疑惑」騒動顛末
2)【記事】「BuzzFeed Japan」が「netgeek」を追い詰める
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
------------------------------
1)【記事】日本テレビ「イッテQ!」の「やらせ疑惑」騒動顛末
「世界の果てまでイッテQ!」は、「週間視聴率トップ30」のラ
https://www.sankei.com/enterta
しかし、「週刊文春」が指摘した「イッテQ!」の「やらせ疑惑」
「そこで女性セブンは、『イッテQ』の疑惑を払拭すべく、過去の
しかし、女性セブンではその存在を確認できなかった祭りが『文春
その11の祭り中、7つがタイ近郊での祭りだった」
https://www.news-postseven.com
更に「女性セブン」は次のように書く。
「手越と宮川の絶妙なかけ合いで人気回だった昨年2月12日の『
その『カリフラワー祭り』が13日午前3時頃、突然、番組ホーム
削除された理由を日本テレビに質問したが、回答はなかった」
かくして文春砲第二弾が炸裂する。「週刊文春」11月22日号が
http://bunshun.jp/articles/-/9
http://shukan.bunshun.jp/
日本テレビの対応の悪さが第二弾の破壊力を強めたのはまちがいあ
「現在、最大の焦点は、すでに『やらせがあったのか?』という真
このような苦境を招いたのは、文春砲の第2弾ではなく、日本テレ
https://toyokeizai.net/article
朝日新聞デジタルは11月15日付で「イッテQ、日テレ社長が謝
「日本テレビのバラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』が
https://www.asahi.com/articles
「SANSPO.COM」は「イッテQ名物企画『世界の祭り』休
「次回18日の放送では何らかの形で視聴者に謝罪する予定。13
https://www.sanspo.com/geino/n
先週、日本テレビは番組ホームページで発表した文章「『週刊文春
「このたびは『世界の果てまでイッテ Q!』(以下『イッテ Q!』)の『祭り』企画をめぐ
り、みなさまに疑念を抱かせ、ご心配をおかけする事態に至ったこ
し上げます」
しかし、お詫びしているのは「週刊文春」の記事などによって視聴
「デイリー新潮」は「週刊新潮WEB取材班」による「『イッテQ
「(ライバルの民放キー局に勤める)制作スタッフは文春のヤラセ
https://www.dailyshincho.jp/ar
日本テレビは「『世界の果てまでイッテ Q!』 『祭り』企画について」においても「やらせ」については、あくま
「【『やらせ』や『でっちあげ』のご指摘について】
一連の報道で『やらせ』や『でっちあげ』と指摘されていることに
実際、今回問題とされている『橋祭り』を例にとれば、企画の根幹
しかしながら、扱った『祭り』に関する開催の経緯やこれまでの実
バラエティー番組がある程度虚構を含むものであったとしても、面
この文章、【『祭り』企画について】という項目では次のように書
「この番組の『祭り』企画の趣旨は、どんな挑戦にも宮川大輔さん
『祭り』企画において、番組の意向でコーディネート会社が主催者
番組が次第に『祭り』の解釈を拡大し、視聴者のみなさまが『祭り
『イッテ Q!』は、ロケやスタジオで起きたことをありのままに伝え、あり
今般報道で取り上げられている『橋祭り』についても、『祭り』と
【当社の責任】という項目ではこう書く。
「ご批判の中には、当社がコーディネート会社に責任を押し付けて
また、ご出演いただいているタレントのみなさまにも大変なご迷惑
う~ん。一読私は考え込まざるを得なかった。何よりも驚かざるを
https://www.ntv.co.jp/ntv_noti
「祭り」企画は当面、中止することが決められた。日本テレビOB
「BPOを現在の形にしたのも氏家氏の尽力の賜物と言われている
https://news.yahoo.co.jp/bylin
朝日新聞は11月17日付の社説で「イッテQ疑惑 放送への信頼傷つけた」を掲載している。
「娯楽の要素が強いバラエティー番組は報道と違う、多少の演出は
https://www.asahi.com/articles
いかにも朝日らしい文言が並ぶ文章なのだが、それはそれで、どこ
「新谷さんによると、取材してみたら本当はコーヒーフェスティバ
https://dot.asahi.com/dot/2018
日本テレビの対応は、要するに頭が高かったのだ。もって他山の石
------------------------------
2)【記事】「BuzzFeed Japan」が「netgeek」を追い詰める
「BuzzFeed Japan」の調査によれば、2017年の衆議院選の際には、大
「マニュアルには記事の報酬についても書かれていた。金額はシェ
シェア数が報酬に直結し、500未満はタダ働きというシステムで
https://www.buzzfeed.com/jp/ta
荻上チキが次のようにツイートしている。
「『netgeek』が、BuzzFeedの取材に反応する中で
https://twitter.com/torakare/s
映画監督・作家の森達也も呟く。
「少し長いけれど読むべき記事。何よりも『身の安全を守る』ため
https://twitter.com/MoriTatsuy
中川淳一郎も「netgeek」をクソビジネスだと一蹴している
「マジでnetgeekはむかつくわ、こいつら。取材力持たんく
https://twitter.com/unkotaberu
西岡研介もツイートしている。
「こういう『炎上して儲かれば、ウソだろうが、他人様を傷つけよ
https://twitter.com/biriksk/st
「netgeek」が「netgeekの運営実態についてBuz
「・・・運営者情報を隠しているのは何かやましいことがあるから
中には「明かしてこそ信用できる」「執筆者の名前を書くべきだ」
https://twitter.com/writer_kou
次のようなツイートが本質をついていると思う。
「政権芸人御用達のフェイク製造機netgeekを、BuzzF
https://twitter.com/Beriozka19
「netgeekさんがアフィリエイトで収入を得ているサイト一
https://anond.hatelabo.jp/2014
------------------------------
3)【本日の一行情報】
◎1976~84年に「週刊漫画アクション」で連載された長谷川
https://www.asahi.com/articles
◎朝日新聞社員が紛失した約1900人分の個人情報が入ったノー
https://www.asahi.com/articles
◎読者が決める「第6回ブクログ大賞」が決定した。
【小説部門】
『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)
【マンガ部門】
・『アルスラーン戦記』(漫画:荒川弘、原作:田中芳樹/講談社
【ビジネス書部門】
・『エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』(広木大地
【エッセイ・ノンフィクション部門】
・『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎/光文社)
【人文・自然科学部門】
・『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』(小野雅裕/SBクリエイティブ)
【海外小説部門】
・『13・67』(著:陳浩基、訳:天野健太郎/文藝春秋)
【フリー部門】
・『ボクたちはみんな大人になれなかった』(燃え殻/新潮社)
https://booklog.jp/award/2018
◎中山義秀文学賞は帚木蓬生の「守教(上下)」(新潮社)に決ま
http://www.minpo.jp/news/detai
帚木が故郷でもある筑後地方の言葉で「守教」について語っている
「五島や天草、島原に隠れキリシタンがいたこつは知られとります
https://www.bookbang.jp/review
◎11月12日付朝日新聞デジタル「キムタクの娘登場の広告、ネ
「(日本新聞)協会によると、ツイッターへの投稿数は掲載当日の
https://www.asahi.com/articles
◎「アサジョ」が掲載した「ジャニーズのデジタル解禁宣言が「お
「ジャニーズJr.で結成3年目の6人組グループ『SixTON
https://asajo.jp/excerpt/61973
◎「マイナビニュース」の連載「シリコンバレー101」に「Am
「先週の金曜日、郵便受けに「A Holiday of Play」という見慣れないカタログが入っていた。Amazon
https://news.mynavi.jp/article
紙は絶滅しないということだ。
◎講談社×pixivによる漫画アプリ「Palcy」で男性向け
https://prtimes.jp/main/html/r
◎「名探偵コナン」の人気キャラクター・安室透が、「2018D
https://prtimes.jp/main/html/r
https://mdpr.jp/news/detail/18
◎講談社ノンフィクション賞を受賞した「安楽死を遂げるまで」の
「連戦連敗を重ねる宮下さんだったが、蜘蛛の糸を垂らしてくれた
https://toyokeizai.net/article
◎西日本新聞が「本の窓」(小学館)に連載中の菅原文子「朝の紅
https://www.nishinippon.co.jp/
https://www.nishinippon.co.jp/
◎読売新聞が「キノブックス文庫」を10月に創刊したキノブック
https://www.yomiuri.co.jp/life
◎宝島社は、11月16日(金)に、「持つだけでおしゃれになる
https://prtimes.jp/main/html/r
バッグばかりではない。宝島社はBluetoothヘッドホンも
https://news.kakaku.com/prdnew
◎「光文社古典新訳文庫」は2006年9月に創刊されたが、創刊
https://toyokeizai.net/article
◎「週刊少年マガジン」に連載されている大久保篤によるバトルフ
https://news.walkerplus.com/ar
◎「DIGIDAY」の「メディア収益の40%が『購読料』、北
「北欧の大手パブリッシャーであるシブステッド・メディア(Sc
シブステッドの目標は、2020年までに読者から1億ユーロ(約
https://digiday.jp/social/read
◎トランプ米政権とメディアの対立がCNNのジム・アコスタ記者
「米メディアによると、FOXニュースは14日の声明で『CNN
https://www.nikkei.com/article
「米CNNのジム・アコスタ記者がホワイトハウスへの入庁に必要
https://www.cnn.co.jp/usa/3512
◎YouTubeが、「YouTube」と「YouTube Music」を広告なしで楽しめ、ダウンロードもできる有料会員
https://news.yahoo.co.jp/bylin
◎TSUTAYAは、「続・いまさら観てないとは言えない映画」
https://prtimes.jp/main/html/r
◎Amazonは今年7月、マンガ作家が無料マンガ作品をAma
https://prtimes.jp/main/html/r
◎全世界で2800万部、日本国内だけでも累計400万部を突破
http://hon-hikidashi.jp/know_l
◎「サントリー烏龍茶 新井貴浩選手ありがとうボトル」って中国・四国エリア限定で発売
https://www.ssnp.co.jp/news/be
◎「発見!角川文庫70周年記念大賞」が11月15日(木)より
・総合1位:『ラプラスの魔女』東野圭吾
・好きな作家1位:東野圭吾(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『夜明けの
・書店員が選んだ1位:『図書館戦争』有川浩
・思い出の文庫1位:『ぼくらの七日間戦争』宗田理
・人に薦めたい!1位:『過ぎ去りし王国の城』宮部みゆき
・心あたたまる1位:『未来のミライ』細田守
・ハラハラする!1位:『孤狼の血』柚月裕子
・泣ける!1位:『金魚姫』荻原浩
・最高に感動する!1位:『鹿の王1』上橋菜穂子
・恋愛小説1位:『レインツリーの国』有川浩
・展開に驚く!1位:『雪冤』大門剛明
・経済小説1位:『迷走人事』高杉良
・怪談小説1位:『営繕かるかや怪異譚』小野不由美
・時代小説1位:『新選組血風録 新装版』司馬遼太郎
・アジアンファンタジー1位:『宮廷神官物語 一』榎田ユウリ
・好きなキャラクター1位:『心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている』神永学
・これぞ!名作1位:『アルケミスト 夢を旅した少年』パウロ・コエーリョ
・高校生が選んだ1位:『小説 君の名は。』新海誠
・大学生が選んだ1位:『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
・1940年代1位:『罪と罰 上下』ドストエフスキー
・1950年代1位:『こころ』夏目漱石
・1960年代1位:『坊っちゃん』夏目漱石
・1970年代1位:『金田一耕助ファイル1 八つ墓村』横溝正史
・1980年代1位:『死者の学園祭』赤川次郎
・1990年代1位:『リング』鈴木光司
https://prtimes.jp/main/html/r
私が読んでいるのは「罪と罰」「こころ」「坊ちゃん」の三点だけ
◎幻冬舎コミックスは、webマンガサイト「デンシバーズ」を大
https://prtimes.jp/main/html/r
https://comic-boost.com/
◎小学館の女性メディア局美的ブランド室が運営する「美的 .com」は10月期に3,000万PVを達成した。ユーザー数
https://prtimes.jp/main/html/r
------------------------------
4)【深夜の誌人語録】
短気が工夫を生む。