【文徒】2019年(令和元)7月8日(第7巻120号・通巻1540号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】セブンペイ…終わった!
2)【記事】BPOの基準にブレはないのか?!
3)【記事】「花とゆめ」が「お詫び」を発表
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】セブンペイ…終わった!

「7pay」の不正アクセス事件はセブン&アイ・ホールディングスにとって曲がり角となるだろう。始まりは共同通信だった。7月4日14時15分 にこう報じた。
セブン&アイ・ホールディングスは、セブンペイへの全てのチャージや新規登録を停止すると発表した。》
https://this.kiji.is/519381371284243553
時事通信が「セブンペイ、新規登録停止=不正アクセス、被害5500万円」を発表した。
セブン&アイ・ホールディングスは4日、バーコード決済サービス「セブンペイ」が不正にアクセスされた問題で、約900人が計約5500万円の被害に遭った恐れがあると発表した。セブンペイの運営会社は原因究明を優先するため、新規登録を停止した。全国約2万店超のセブン-イレブンで1日に始まったばかりのサービスは早くもつまずいた形だ。》
《3日までのセブンペイの登録人数は約150万人。既に個人アカウントに移した金額は利用できる。不正アクセスは中国など海外からが大半で、これに基づき、ある店舗では一度にたばこを10万円分購入したケースもあったという。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019070401132&g=eco
朝日新聞デジタルが7月4日付で「7pay、新規登録を停止 不正相次ぐ、全被害補償へ」を公開。
《セブンペイでは、利用者が見知らぬ第三者の不正利用の被害に遭う事例が相次いでいる。セブン・ペイは3日に不正被害の発生を公表したが、その後もネット上では被害を訴える声が相次いだ。
朝日新聞の取材に応じた静岡県の宿泊業の男性(58)は、19万5千円を勝手に使われる被害に遭ったという。》
https://www.asahi.com/articles/ASM744G05M74ULFA00Y.html
セブン・ペイの記者会見は、ともかく酷かった。曲がり角に立つセブン&アイ・ホールディングスを象徴しているかのような酷さであった。IT系のジャーナリストは愕然としたのではないだろうか。本田雅一が「東洋経済オンライン」に「セブンペイの不正アクセスはなぜ起きたのか」を寄稿している。
《しかし、セブン・ペイの小林強社長の言葉から感じられたのは、顧客から預かっている個人情報の重要性に対する無自覚だけではなく、現時点で起きていることや問題解決が長引いていることに対する認識が甘く、自社が提供しているサービスへの理解も低いと言わざるをえないものだった。
小林社長は記者会見で、7payのシステムに「脆弱性は見つからなかった」と応えたが、そもそも脆弱性が存在しなければ、今回の問題は引き起こされていない。
背景には、大手流通が扱う決済システムとしては呆れるほど脆弱なシステムがあるが、さらに決済システムを提供するセブン・ペイの危機管理の甘さも追い打ちをかけている。》
《発表によると7月2日にはユーザーから「身に覚えのない取引があったようだ」と報告があったうえ、翌日朝になると不正利用報告が相次いでいるにもかかわらず、セブン・ペイはクレジットカード、デビットカードからの入金手続きを停止するだけにとどめた。
翌日、全入金手続きを停止させたが、対応は遅いと言わざるをえない。しかし、同社は不正アクセス元のほとんどが海外であるため、国外からの通信を遮断したとしている。小林社長は「対応が遅くなったという認識はない」と語った。》
https://toyokeizai.net/articles/-/290685
東洋経済オンライン」は「セブンペイ『不正アクセス』が与えた深刻影響」も発表。
《会社側はセブンペイ開始前に行った試験の際には脆弱性は指摘されなかったという。ただ、エンジニア業界内では「通常ならすぐにセキュリティに穴があるとわかる状態だ。7月にリリースするという納期が優先された結果、脆弱性試験をきちんと行っていなかったのでは」という声が出ている。》
https://toyokeizai.net/articles/-/290799
日経ビジネス」の「セブンペイ、抱えていた『不発弾』の代償」は、こう書く。
《7iDはもともと2015年11月に開始したセブン&アイグループの総合通販サイト「オムニ7」用の「オムニ7会員」が名称変更したものだ。これまでは、乗っ取ったとしても割引クーポン程度しか入手できなかったため、悪意ある利用者が攻撃する価値はなかった。
しかし、セブンペイが始まり、7iDとのひも付けが始まった瞬間に「名義書き換えが可能なお財布」へと変わってしまった。オムニ7時代から抱えてきた「不発弾」が、ここにきて突然爆発した形だ。》
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/070400508/
小林社長は「二段階認証」すら知らなかったとツイッターでは炎上した。
《7pay の現社長、セブン銀行にいた時期もあると聞いて、ますますヤバいんじゃねぇのアレ、という顔にならざるを得ない。
ネット銀行にいて、「二段階認証……?」とか、それはいくらなんでも許してください。死んでしまいます。》
https://twitter.com/Mofu_Master/status/1146677922591154177
産経ニュースが7月4日付で「セブンペイ、2段階認証知らず社長しどろもどろ 縦割り、セブン銀とも交流なし」を発表している。
《セブンペイを運営するセブン・ペイの小林強社長は、東京都内で4日に開いた緊急記者会見で「2段階認証」についての質問にしどろもどろとなった。スマホ決済で一般化している安全対策を、トップが把握していない実態を露呈した。》
https://www.sankei.com/economy/news/190705/ecn1907050033-n1.html
これを質問したのは朝日新聞の村井七緒子記者であった。むろん7月5日付「疑問だらけのセブンペイ会見 見えない『安全』への姿勢」は村井が書いている。
《筆者は、「2段階認証」と呼ばれるスマホのショートメッセージ(SMS)を使った本人確認の仕組みを備えなかった理由をたずねた。すでに他社が採用しており、なぜセブンが使わなかったのかを知りたかったからだ。しかし小林氏の答えはここでも「2段階うんぬんと同じ土俵で比べられるか認識していない」などとはっきりしないままだった。》
https://www.asahi.com/articles/ASM754V2SM75ULFA01K.html
朝日新聞デジタルは7月5日付で「セブンペイ不正、現場の店主は…『正直笑ってしまった』」を公開している。店主からの問い合わせ窓口は、電話してもつながらない状態だそうだ。
《サービス開始後、店頭でセブンペイを使う人は順調に増えているように見えた。ただ、不正アクセス問題が明らかになる前から、不正アクセスとの関係はわからないが、細かいトラブルはあったという。
レジで会計の際、客がスマホ画面にバーコードの表示をしようとしてもうまくいかなかったり、決済処理の通信が不調になったりするなどで、結局通常の支払いにせざるを得ないこともあった。
そして4日、セブン側は新規登録や入金の全面停止を公表。店主は「肩すかしで、正直笑ってしまった」。店内には、セブンペイに1千円以上チャージすると、おにぎりが1個無料になることなどを伝えるポスターを掲げていたが、5日朝にかけて、すべて撤去したという。》
https://www.asahi.com/articles/ASM753TZ0M75ULFA007.html
「ASCII.jp」の「セブンペイあきれた危機感のなさ」(石川温)は、こう指摘している。
《さらに理解できなかったのが、今回7payはクレジットカードや店頭レジ、ATMからのチャージは一時的に止めるが、決済サービスの利用は止めないという判断だ。
セブン・ペイでは海外からのアクセスを止めたことで被害を食い止められると説明して「利便性を優先した」としているが、決済サービスが継続されているとなれば、多少なりとも被害が拡大する気がしてならない。》
https://ascii.jp/elem/000/001/890/1890184/

「COMEDO」は楠正憲(国際大学GLOCOM 客員研究員)の「7Payの失態で露呈した本当は怖いIDの話」を掲載している。
《今回ほど杜撰な仕様であれば、ID周りの実装やテストに携わったエンジニアの幾人かは問題に気付いていた可能性が高い。7Payの元となった7IDは昨年6月からサービスを開始し、今年5月時点で1500万人を超える会員を獲得していたことから、パスワード再発行の仕組みの問題点について、利用者から指摘されていた可能性もある。開発現場や顧客が問題に気付いて不正に悪用される可能性を指摘したところで、経営者や管理職が真摯に傾聴して、利用者保護を最優先に意志決定しないことには不正に対処できない。》
https://comemo.nikkei.com/n/n3b3fb417e637?fbclid=IwAR2d9Tozw48pqlTcntBryZ8vsQbDDf-M6sCKzKYlJT5PPIr_x84l9_njVRU
gumiの國光宏尚CEOはフェイスブックで次のように指摘している。
SIer任せの多重下請け構造の弊害が露呈した事件。正直、セブンペイだけの問題じゃなく多くの伝統的な大企業が同じ状況。けど、この問題の指摘は今に始まったことじゃないのに、10数年間に渡って放置されてるんだろう??》
https://www.facebook.com/hkunimitsu/posts/10156957499738283
出版業界もセブン&アイ・ホールディングスを笑えまい。私もまた
「出版人 広告人」の連載陣の一角を担う高木利弘の発言。
《ITリテラシー、絶望的に低いってことを露呈。》
https://www.facebook.com/toshihiro.takagi/posts/10219988044351850
朝日新聞国際報道部記者の神田大介も呆れる。
《ひどい会見だった。しかも、入金済みのお金が不正に使われる可能性は残っているのに、サービスを停止しない。セキュリティも問題だが、事後対応も疑問。》
https://twitter.com/kanda_daisuke/status/1146920748696526848
毎日新聞グループホールディングス小川一取締役のツイート。
《セブンにとっても、コンビニにとっても、スマホ決済にとっても、痛恨です。「あまりにスキだらけだった」との指摘もあります。これからの企業には、ホワイトハッカー並みの知識とスキルのある人材が必要になると思います。》
https://twitter.com/pinpinkiri/status/1146881588975661056
システム開発会社アクシア代表取締役・米村歩のツイートをいくつかお読みいただこう。
《セブンペイは時々聞く情報漏えいとかセキュリティ問題とはちょっと違いますね。セキュリティが甘いというレベルではなく、どうぞ乗っ取ってくれと言わんばかりかの仕様。誰が開発やったか知らないけど、このレベルのものを作った人たちに改善するのも無理だと思いますよ。》
《セブンペイの会見で、海外からのアクセスは遮断したと言っているけど、この手のハッキングする人たちにとっては日本を中継してアクセスするなんて目をつぶっててもできるくらいのレベルの話だと思うから無意味だと思うんだが。》
《セブンペイの会見見てると、会見開いてる会社側の人よりも、質問する側の記者の人の方がよっぽどよく調べてきていて笑う。セブンペイはもうこの記者の人雇えばいい。》
《二段階認証を入れてなかったのはなぜなのか聞かれてその理由を答えられなかったのは百歩譲って仕方ないとして、衝撃的だったのは「二段階認証とは…?」という表情で固まってしまい、セブンペイを提供する会社の社長が二段階認証が初耳だったという事実を世間に知らしめてしまったこと。》
《株式会社セブン&アイ・ホールディングスの社長ではなく、株式会社セブン・ペイの社長が二段階認証を聞いたことすらないというのはさすがにまずいでしょう。》
https://twitter.com/yonemura2006/status/1146698650715742209
https://twitter.com/yonemura2006/status/1146702867970945024
https://twitter.com/yonemura2006/status/1146704279786250240
https://twitter.com/yonemura2006/status/1146733030712602624
https://twitter.com/yonemura2006/status/1146738610697146368
作家の藤井太洋は株価が変動しないことに驚いたようだ。セブンペイも酷いが日本市場も酷いということではないのか。
《セブンペイに関しては、あれだけずさんなことをやらかして、事業の根幹をなしているプロセスを語れない人物を社長に就けたグループの株価がピクリとも動かないことが一番の驚きだった。
あれでいいんだ。》
https://twitter.com/t_trace/status/1146932371234492416
BBC NEWS JAPAN」が「セブンペイ、アプリにあっさり不正アクセス許す 5500万円被害」を掲載している。
https://www.bbc.com/japanese/48878664
IT低国ニッポン!
https://www.7pay.co.jp/news/news_20190704_01.html
そもそもセブン―イレブン・ジャパンが得意とするのはITなんぞではなく、オーナーでさえも徹底的に酷使する「ブラック経営」なのだろうか。共同通信社が「セブン、時短伝えた店主に警告」を発表している。
《セブン―イレブン・ジャパン本部が、1日限りの営業時間短縮を伝えた群馬県の男性オーナーに対し「重大な違背行為に当たり、厳重に警告する」とする書を送っていたことが5日、分かった。改革姿勢に疑問符が付きそうだ。》
https://this.kiji.is/519845783411344481?c=39546741839462401
共同通信は警告のゲンブツを公開している!

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2)【記事】BPOの基準にブレはないのか?!

放送倫理検証委員会BPO)が「二つの『祭り企画』には、その程度は重いとは言えないものの、放送倫理違反があった」とする「日本テレビ『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』2つの『祭り企画』に関する意見」を発表した。
https://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/kensyo/determination/2019/29/dec/0.pdf
朝日新聞デジタルは7月5日付で「『地元祭り』は番組用催し イッテQに放送倫理違反」を掲載した。「二つの『祭り企画』には、その程度は重いとは言えないものの、放送倫理違反があった」とは、どういうことなのか。朝日新聞は、こう書いている。
《意見書では、二つの祭りが現地の企画コーディネーターにより番組のために用意されたと認定。その上で、「年に1度の祭り」などと事実と異なるナレーションを入れたことを問題視し、「もともとある祭りに参加しているように視聴者を誘導した」とした。
一方で検証委は、日テレのプロデューサーや制作会社、現地コーディネーターから聞き取りを行い、「制作スタッフが祭りを意図的に作り上げたり、番組のために用意された催しであることを隠蔽するためにナレーションをつけたりしたとは言えない」とも指摘。ただ、現地コーディネーターが提案した「祭り」が実在するのかなどの確認が不十分で、制作側が祭りについてほとんど把握していなかったことが問題とし、「程度は重いとは言えないものの放送倫理違反があったと言わざるを得ない」と結論づけた。》
https://www.asahi.com/articles/ASM737GMRM73UCVL01M.html
BuzzFeed Japan」で動画統括部長をつとめる福原伸治はフジテレビの出身である。こう呟く。
BPOの報告書読んだけど同じくとても違和感を感じた。元テレビ屋からしたらあれは「やらせ」と考えた方が説明がつく。「ほこたて」案件と同じ構造。BPOになにがあったのか?》
https://twitter.com/shinjifukuhara/status/1147347599571054593
福原がリツイートしたのは「ハフポスト日本版」も掲載した水島宏の「イッテQの決定は”大甘” BPOの権威失墜」。こう書いている。
BPOは、7月5日(金)、日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』をめぐって放送倫理検証委員会の「決定」=「意見」を発表した。それを受けて新聞、テレビ、通信社などの各メディアは「放送倫理に違反」などの見出しを掲げて報じている。結論としては、刑事裁判にたとえるならば、「有罪判決」に当たるようにみえる「放送倫理違反」となったため、その結論だけを短く報じている。
だがテレビ業界の常識からいうと、今回のBPOの決定書をよく読んでみると、従来に比べて“大甘”だと表現してもいいくらい厳しさに欠け、また放送の未来についての見識などを感じさせない章だといっていい。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d2009cbe4b04c4814141d21?ncid=tweetlnkjphpmg00000001
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20190706-00133030/
阿曽山大噴火ツイッターで、こう絡んでいる。
《イッテQの橋祭りとカリフラワー祭りは現地で用意した祭りとBPOが認定。それはいいとして「多くの視聴者が番組に求める約束に反したもの」って何?視聴者と何かの約束してるテレビ番組なんてあるの?》
https://twitter.com/asozan_daifunka/status/1147024631150153728

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3)【記事】「花とゆめ」が「お詫び」を発表

白泉社は「花とゆめ」の佐藤一哉編集長名義で「花とゆめ14号よみきり作品に関するお詫び」を発表した。
花とゆめ14号の読みきり作品に関して、多くの読者の皆様から、主人公の女性キャラクターが既存の先生の絵柄に非常に似ているとのご指摘を頂戴しました。
該当作品の絵柄は、編集部が率先して先生の絵柄に近しい方向へと誘導した結果のものであり、本来なら掲載を中止しなければならない程、酷似していたにも関わらず、雑誌に掲載するという過ちをおかしてしまいました。
この度読者の皆様をお騒がせしてしまった原因は、すべて編集部の意識・認識の甘さによるものです。花とゆめをご愛読頂いている皆様の信頼を損なってしまいましたこと、誠に申し訳ありませんでした。
そして絵柄を酷似させてしまった先生、そのために誤解や混乱を生じさせてしまったファンの皆様、該当作品を執筆された先生に、多大なご迷惑をお掛けしました事を心よりお詫び申し上げます。
今後は二度とこのような事態を招かぬよう編集部内で意識改革を徹底し、読者の皆様の信頼を取り戻してゆく所存ですので、これから花とゆめをご愛読頂けますようお願い申し上げます。》
https://www.hanayume.com/topics/?id=119
朝日新聞デジタルは7月5日付で「漫画誌花とゆめ』で絵が酷似 「編集部が誘導」おわび」を発表した。
《掲載された読み切り作品を巡っては、絵柄が他の少女漫画家に似ているとネット上で話題になっていた。》
https://www.asahi.com/articles/ASM756Q4GM75UCLV00N.html
「ハフポスト日本版」が7月6日付で「『花とゆめ』編集部が謝罪 読み切りマンガの絵柄を『他の先生の絵柄に近しい方向へと誘導』 “作家守って”の声」を公開した。
《謝罪が掲載されたことを受け、ネット上には「しっかり作家を守ってほしい」などと作家を心配する声や、編集部の対応を疑問視する声も上がっている。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/hana-to-yume_jp_5d20173de4b0f31256840a17
マンガ家の武村勇治がこんなツイートを投稿している。
《作家さんが可哀想すぎる。
掲載するために編集の言うことを聞き必死に頑張って完成させたろうに…。
心中察すると泣きそう。
原哲夫先生の絵柄をリスペクトして描いた義風堂々も発禁レベルなのかな?
人生掛けて挑んで生んだ作品。
安易に掲載中止とかしないであげてほしい。》
https://twitter.com/takemurayuuji/status/1147409363016900609
原哲夫先生の絵柄をリスペクトして描いた義風堂々」とは武村が「原作:原哲夫堀江信彦」で発表した「義風堂々」のこと。白泉社も作家の立場を尊重するから作家名も作品名も出さなかったのだろう。私もこれに倣って作家名は書かないことにした。

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4)【本日の一行情報】

◎日販の6月期店頭売上前年比調査が発表された。雑誌が前年比95.7%、書籍が同96.5%、
コミックが同100.7%、開発品が89.5%。トータルで前年比97.0%。
https://hon-hikidashi.jp/more/88370/

凸版印刷は、出版物をはじめとした印刷物に掲載したQRコードを、スマートフォンアプリで読み取るだけで簡単に注・決済ができる「TOPPAN ExOrder 」(トッパン エクスオーダー)」を2017年11月より提供してるが、今回、ムックハウスの車スクープ情報誌「マガジンX」8月号より「TOPPAN ExOrder」が採用され、誌面上でQRコードを読み取るだけで次号を簡単に購入可能になる。また、バックナンバーや広告に掲載された商品の購入も今後対応する予定だ。
https://www.toppan.co.jp/news/2019/07/newsrelease190702_2.html

◎放送基金賞・ラジオ部門の最優秀賞のラジオ番組「SCRATCH 差別と平成」をここで聴くことができる。
https://radiocloud.jp/archive/scratch
ディレクターの神戸金史はブックマン社から「障害を持つ息子へ 息子よ。そのままで、いい。」を刊行している。
https://bookman.co.jp/book/b382890.html

博報堂DYメディアパートナーズは、野球中継終了後の変動的な枠の最適利用と視聴者の満足を目的に開発した「リリーフドラマ」を、RKB毎日放送の制作のもと、野球中継放送枠内にて実施する
「リリーフドラマ」とは、野球中継と次の放送コンテンツを繋げるためのリリーフ投手として機能する、特別中継ぎドラマ枠だ。オリジナル要素があり、かつ視聴者の共感を得るコンテンツのため、野球中継終了後の枠の最適な活用と、コンテンツの充実を通じての視聴者の満足度向上が期待できる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000038657.html

◎「サイゾーウーマン」が「ジャニー喜多川社長の入院を“解禁前”に報じた『女性セブン』と一切触れない『週刊女性』」を公開している。情報「解禁前」に女性週刊誌として唯一入院情報を報じたのが「女性セブン」であり、「週刊女性」ではなかった。「週刊女性」には、ジャニー喜多川社長の入院にかかわる記事はひとつもない。それに代わって掲載されているのが嵐の大宣伝記事だった。芸能マスコミって事務所との関係で、そのトーンをコロコロ変える。「転向論」の材料として考えたい。
https://www.cyzowoman.com/2019/07/post_240500_1.html

小佐野賢治が大伯父にあたる小佐野彈は歌人。昨年、刊行された歌集「メタリック」(短歌研究社)は現代歌人協会賞に加えて、(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞している。
ぬばたまのソファに触れ合ふお互ひの決して細くはない骨と骨
ほんたうの差別について語らへば徐々に湿つてゆく白いシャツ
むらさきの性もてあます僕だから次は蝸牛として生まれたい
http://www.tankakenkyu.co.jp/book/book2018_02.html#metallic
作品からもわかるように小佐野はオープンゲイである。また、大学院在学中に京都の抹茶店辻利」の海外展開を行う会社を起業し、現在、全世界約30店舗を展開している。
《今回オープンリーゲイとしては初めての受賞ですが、ゲイの歌人自体は少なくないと思いますが、オープンリーゲイという点では僕以外だと鈴掛真さんだけだと思いますね》
https://genxy-net.com/post_theme04/9292217l/
小佐野が小説も発表した。集英社から「車軸」を刊行した。「青春と読書」6月号で次のように語っている。
《無意識なのでしょうが、「短歌≠学」というか、「学=小説」という・小説帝国主義・がはびこっているような空気を感じるんですね。
そんな空気に対抗して、意識的に短歌的感覚を持って小説を書くということを、『車軸』でやってみようではないかと思ったんです。それで、少なくとも時系列なり視点人物なりが、不規則に変わってしまう形にしてみた。だから真奈美の視点がメインになっているけれど、視点は潤にも聖也にもなるし、性描写においては神の視点です。近代以降の小説の手法としては超ルール違反だと思いますね。》
http://renzaburo.jp/shinkan_list/temaemiso/190531_book01.html
小佐野彈のツイート。
《「ゲイなんだからもっとXXしろ」とか「君はゲイなんだからXXになれ」的なことをもっともらしく上から目線で言われるのは辛い。当たり前だがゲイなのは俺の属性の一部に過ぎない。生涯同性だけを性愛の対象とするのかもわからない。何を言い、何を書き、何者になるかは俺が適当に決めるっつーの!》
https://twitter.com/dantpe/status/1145749499274383361
東直子が「車軸」の書評を「すばる」7月号に発表している。
《十一歳の真奈美が父の前で土下座をしたのち、失禁してしまうという衝撃的なシーンから始まるこの小説は、読んでいる間中、苦しかった。それもあまり味わったことのない苦しさなので、一体どこから来るのだろうと考えることが、この小説がこの世に生まれたことの一つの意味に繋がるような気がしてならない。》
http://subaru.shueisha.co.jp/books/1907_1.html

◎「別冊少年マガジン」(講談社)で2017年から連載している「荒ぶる季節の乙女どもよ。」(原作・岡田麿里、漫画・絵本奈央)がテレビアニメ化され、7月5日からMBS/TBSで深夜2時25分から放送開始された。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1907/03/news133.html

◎宝島社は、同社が主催する新人賞「このミステリーがすごい!大賞より、<隠し玉>シリーズ4作品を発売した。「偽りの私達」の日部星花は現役の女子高校生だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000885.000005069.html

◎ダイヤモンドオンラインは「ビジネスパーソンに人気『本の要約サイト』は出版業界の味方なのか?」を公開している。
《フライヤーは要約ビジネスを加速させ、会員数を2020年には50万人、22年には120万人以上に引き上げる計画を立てる。ただ、今後強力なライバルが出現することもあり得る。注目は今、若い世代で顕著になっている動画シフトだ。例えば、YouTubeに自己啓発本を中心に要約を動画で配信する「モチベーション紳士」は、チャンネル登録者数が24万人超の人気ぶり。内容を視聴してみたが、完成度は非常に高い。こうした“要約の動画化”も、今後注目すべきトレンドだろう。》
https://diamond.jp/articles/-/207669

双葉社の「漫画アクション」ラジオCMが第13回ニッポン放送CMグランプリ【標準部門】 優秀賞、2019CCN賞 特別審査員賞を受賞した。青春マンガ「男子高校生とふれあう方法」の著者・【地球のお魚ぽんちゃん】から、果たして編集・石塚は原稿を取れるのかどうかというスリリングなCMである。
https://www.youtube.com/watch?v=x7PxIfL0gGw

◎インスタフォロワー16万の人気イラストレーター・スティーン★スピルハンバーグ( @steven_spielhamburg )のコミック「パンダと犬」(ぴあ)が、スマホアプリ「ぴあ」にて読めるようになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001267.000011710.html

◎「現代ビジネス」は中島岳志と武田砂鉄による対談の後編「安倍政権について何を書いても『正論』になってしまうという現実」を発表した。武田砂鉄が次のように発言している。
《今年、講談社ノンフィクション賞が「本田靖春ノンフィクション賞」という名称に変わるそうです。その一方で、昨年、講談社の刊行物で売れに売れたのはケント・ギルバート氏の本であり、今年は、『ViVi』が自民党とコラボ広告を出した。かつて本田靖春氏が出した時評集『今の世の中どうなってるの』(藝春秋)に「自民党を信任した人たちに問う」とのタイトルのコラムがあり、そこには「生活保守主義もよいけれど、あなた方はそれと引き換えに、危険な賭けに荷担しているのです。そうは思いませんか」とありました。どう受け止めるのでしょう。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65654
この対談の担当編集者は分かっているはずだ。渡瀬昌彦常務が変節してしまったのだ。この変節に乾智之広報室長はブレーキをかけるどころか加速させてしまったのである。

◎有志舎の永滝稔社長がアマゾンとの間で結んでいた「e託」を解約していた。
《アマゾンとの直接販売契約(「e託」)を6月30日をもって解約しました。
 理由は、数ヶ月前にアマゾンから交渉の余地のない一方的な条件変更(有志舎が不利になる変更)があり、それを呑むことはどうしても出来なかったから。
詳しくは以下の公式facebookをご覧ください。》
https://twitter.com/yushisha/status/1147025445986000896
むろん、フェイスブックに即座に飛んだ。
《アマゾンとの直接販売契約(「e託」と呼ばれるもの)を6月30日をもって解約しました。
(中略)
そうしたら、早速、120冊くらいの返品が本日届き、アマゾンのサイトでは有志舎の殆どの本が「カート落ち」(アマゾンに在庫がなく、マーケットプレイスの中古でしか買えない)状態か、注できても「1~2ヶ月以内に入荷」というひどい表示になっています。
(中略)
ただ、著者の方からすれば、「自分の本が中古(マーケットプレイス)でしか売ってない」という状態になり、それがいつまで続くか分からないので、不愉快になられるかもしれません。申し訳ありません。
ただ、アマゾンからの交渉の余地のない一方的な条件変更通知を呑むことはどうしても出来なかったので、ここは意地を通させてください。》
https://www.facebook.com/yushisha.nagataki/posts/1464290257045436
永滝社長は4月30日にこんなツイートを投稿している。
《アマゾンから不愉快な通知来たる(有志舎はe託という直販をアマゾンと契約しています)。一方的に、8月から納品先を今までの1カ所(千葉)から2カ所(千葉と大阪)に増やして欲しいとのこと(送料はこちら持ち)。これでは手間も経費も掛かるので、配送回数を減らすしかありません。》
https://twitter.com/yushisha/status/1123061257039310853

集英社発のチャットノベルアプリ「TanZak」(タンザク)にて、配信中の全作品・2000話以上を無料で読めるキャンペーンが、七夕の日の7月7日限定で実施された。このチャットノベルは当たると思う。
https://natalie.mu/comic/news/338482

◎ログリーをはじめ、アイモバイル、サイバーエージェント、インタースぺース、GunosyGMOアドマーケティング、Speee、Taboola Japan、popInの9社が「ネット広告健全化に向けた9社による共同声明」を発表した。
《インターネット広告(以降、ネット広告)配信に携わる事業者9社は、ネット広告の健全化に向け、フェイク広告やコンプライアンス違反広告を根絶するために連携して対応策を検討していくことで合意しました。
近年、ネット広告の技術進歩によりネット広告市場は年間1.5兆円規模と大きく成長し、誰でも広告を掲載できるようになりました。一方で、不正や詐欺などの悪意のある広告が蔓延するようになり消費者の脅威となりつつあります。
中でも、芸能人やTV番組名などを無断で使用した広告サイトを掲載し収益を上げるフェイク広告や日本国内での薬機法や景表法を無視したコンプライアンス違反広告が増えてきています。
そこで、広告配信に携わる事業者がネット広告の健全化に向けて連携し、実質的な対応策の検討をするため、定期的に情報共有を行う協議の場を設けることにしました。
賛同する事業者がフェイク広告とコンプライアンス違反広告の根絶に向け、ガイドラインの策定を行ってまいります。
今後も、不当な広告が掲載されることによって消費者の誤認を防ぎ、広告の価値を見出したよりよい社会にするために、さまざまな対策を協議し、ネット広告の課題の解決に向けて関係団体および広告主、広告代理店、そして媒体社と連携に努めてまいります。
また、9社のみならず本声明に賛同いただける広告事業者の参加も受付けております。》
https://corp.logly.co.jp/news/20190703/000103

電通は、海外本社の電通イージス・ネットワーク(英国・ロンドン)を通じて、ベトナムの独立系デジタルメディアエージェンシーであるアンビエント・デジタル・ベトナム社(ホーチミン市)の全株式を取得する。株式取得後、電通アンビエント・デジタル・ベトナム社を、電通グループのグローバルネットワーク・ブランドの1つであり、デジタルパフォーマンス領域に強みを持つアイプロスペクト(英国・ロンドン)のベトナム拠点とし、ブランド呼称を「アイプロスペクト・ベトナム(iProspect Vietnam)」へと改称する。
https://www.viet-jo.com/news/nikkei/190704195851.html

電通は、海外本社の電通イージス・ネットワークを通じて、ニュジーランドのデジタルテクノロジー関連のコンサルティング会社「Davanti Consulting Limited」(オークランド市、「ダバンティ社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019064-0704.pdf

◎「残り体力(HP)別に最適レシピを紹介します」というテーマTwitterでバズりにバズり、フジテレビ「Live News it!」でも紹介されるなど「力尽きレシピ」(光社)は現在4刷となるヒットを記録している。これを記念して、著者の犬飼つながユーザから寄せられたアイデア料理の中から「まいりましたレシピ」を選定、特設サイトで紹介するキャンペーンを立ち上げた。
https://www.kobunsha.com/special/nopower-recipe/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000021468.html

◎仁木崇嗣の「海外メディアを締め出す日本のマスコミの情けなさ」を「BLOGOS」が公開している。
《そして、最終日にいよいよ安倍首相による議長国記者会見が行われるとの事で、心を躍らせながら会場に入りました。議長国のリーダーとして、鋭い質問にバシッと切り返す、そんな姿を想像し会見が始まるのを前から三列目の席に座って今か今かと待っていました。》
《結果として、指名されたのは日本メディアと海外メディアそれぞれ2名の計4名だけで、最前列と二列目のいずれも通路側(固定マイクの真横)に座っていた記者だけに質問の機会が与えられた形でした。日本メディアは、読売新聞と日本テレビの方です。》
《このお二方の質問内容は、書き起こしにある通り、当たり障りのない内容と言えますし、映像を見ていただければわかりますが、それに答える安倍首相の視線が頻繁に手元のモニターやプロンプターに向いているように見えるのは私だけではないでしょう。おそらく想定問答集のようなものがあったのではないでしょうか?》
《まずは、フランスのマクロン大統領の会見ですが、こちらは約8名(往復のやり取りがあり、音声だけでは判別が難しいため人数はおおよそです)の記者の質問に答えており、しっかりと質問者を見て対話をしているように見受けられます。
続いて、アメリカのトランプ大統領の会見ですが、こちらはなんと約26名の記者からの質問に次々と答えており1時間15分近く行われ、途中で冗談を交えて会場が笑いに包まれるなど、非常によくコミュニケーションがとれていると言えるでしょう。》
https://blogos.com/article/389150/?p=1

◎NTTソルマーレが提供する「コミックシーモア」は、2019年7月5日(金)より8月15日(木)まで小学館集英社講談社白泉社との共同企画キャンペーン「シーモア×4社合同恋フェス」を開催している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000009284.html

小学館集英社プロダクションは、小学館と共同で、7月25日昼12時より、「アフロ田中」ラベルの限定スコッチ・ウイスキー小学館の総合通販サイト「大人の逸品」において販売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000002610.html
この小集プロのウイスキー、高いけれど、いつも旨いんだよね。オレ、何種類かバーで飲んでいる。

楽天ブックスは「2019年上半期 ゲームソフトランキング」を発表した。第1位は,スクウェア・エニックスのKINGDOM HEARTSシリーズ最新ナンバリングタイトル「キングダムハーツIII」(PS4)。第2位は任天堂の「New スーパーマリオブラザーズ U デラックス」(Switch),第3位は任天堂の「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(Switch)。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000993.000005889.html

◎扶桑社の運営する「女子スパ!」が「能町みね子&サムソン高橋が語る<幻冬舎・見城社長と百田尚樹とトランプ>」を発表している。見城徹について能町は次のように発言している。
《能町:上に媚び、下を威圧する人ですよ。》
これはサムソンの発言。
《サムソン:百田尚樹現象って、是か非か問われると是ではないんだけど、ここまでみんなでもてなしちゃうのは気持ち悪いわ。》
https://joshi-spa.jp/936192
扶桑社は幻冬舎百田尚樹を批判できるほど素晴らしい出版社なのだろうか。私には、そう思えない。

◎「MITテクノロジーレビュー」が7月5日付で「ロンドン警察の顔認識システム、8割が『誤り』=初の第三者評価で」を公開している。
ロンドン警視庁は2016年以来、日本企業であるNECの「ネオフェイス(NeoFace)」システムを使って、顔認識技術の実験を10回実施してきた。ロンドン警視庁エセックス大学の研究グループに第三者評価を依頼したところ、同グループは81%の確率で「不正確」であるとの結論を出した(別の言い方をすると、怪しい人物だと認識された人のほとんどは、指名手配リストに載っていない犯罪歴の無い人ということだ)。このシステムが犯罪者と認識した42人のうち、正しかったのはわずか8人だったと スカイニュース(Sky News)が伝えている。》
https://www.technologyreview.jp/nl/london-polices-face-recognition-system-gets-it-wrong-81-of-the-time/
ロンドン警察は反論しているというのだが、啓堂書店渋谷店、大盛堂書店、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店の3店による「顔認証機能のある防犯カメラを使って、万引き容疑者の顔画像を共有する取り組み」(讀賣新聞)は大丈夫なのだろうか?私としては渋谷の書店はできる限り敬遠することにする。

◎水野祐×加藤貞顕×深津貴之による「著作権を侵害せず、自由に創作を続けていくために」は傾聴に値する。私も水野祐に近い考え方を持っている。「知」の平等という観点からすれば著作権は弱いほうが健全なのではないだろうか。水野はこんなことを発言している。
著作権は特定の表現に関して独占権を与え、他の人が使えなくするという意味で、表現の自由の例外という位置づけなんですね。著作権を強めることは既存の権利者にとっては好都合であることもあると思うんですが、これから表現する未来のクリエイターにとって表現の自由に対して大きな制約になります。僕は、著作権という権利をこれ以上強めることは表現の自由に反するおそれもあると考えています。
たしかに、歴史的な経緯として無視はできないですが、僕は著作権を弱める方向性で考えるべきだと考えています。たとえば「報酬請求権」という仕組みで、基本的にコピーは自由として、代わりにそのコピーや改変行為で収益が生まれれば、お金で還元するとか。》
https://note.mu/notemag/n/n127ba4f9f7b9