【文徒】2017年(平成29)12月25日(第5巻242号・通巻1171号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】KADOKAWAの内部統制は「ガバガバ」!嘘と隠蔽に走る編集者
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】KADOKAWAの内部統制は「ガバガバ」!嘘と隠蔽に走る編集者

KADOKAWAが次のような「『同人作家のための確定申告ガイドブック』に関するお知らせ 」を発表した。
「2017年12月20日発売の『同人作家のための確定申告ガイドブック』につきまして、内容に誤表記及び編集上のミスのあることが判明いたしました。
読者の皆様をはじめ制作にご協力いただいた関係各位には、多大なご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
現在、表記等を改めた修正版を制作しておりますので、本書をご購入いただいたお客様には、修正版とお取り替えさせていただきたく存じます。
なお、修正版の完成時期は、現在のところ2018年1月下旬以降を予定しておりますが、交換方法を含め詳細が決まり次第、当サイトにてご案内いたします。
ご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただきます旨、何卒ご了承のほどお願い申し上げます」
https://www.kadokawa.co.jp/topics/1431
監修の喜田一成 がツイッターでミスを指摘してKADOKAWAが「お知らせ」を発表するに至るのだが、これは「お知らせ」ではなく「『同人作家のための確定申告ガイドブック』に関するお詫び」として文章を発表すべきではなかったか。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/22/news097.html
喜田のツイートを時系列で追っていくならば、KADOKAWAの対応も迅速であったとは言い難いことが確認できる。喜田に編集者から連絡があったのは12月18日。KADOKAWAが「お知らせ」を発表したのは12月20日である。どうやら「お知らせ」は喜田に急かされてKADOKAWAは発表しているようなのである。
しかも担当編集者は喜田に嘘までついている。既に書店の店頭に並んでいるにもかかわらず、喜田には発売延期であると伝えているのだ。何よりも印刷ミスではなく編集ミスであったのである。これは、この編集者、完全にアウトだろうよ。
「【同人作家のための確定申告ガイドブック】 今発売元のKADOKAWAさんから、印刷ミスが出たので発売を少し遅らせたいと連絡がありました。 本書の発売日が明後日12月20日から1月発売に変更になります。申し訳ないです...! 商業でこんなことカジュアルにあるのか...?KADOKAWAさん頼ぞォー!!! 」
https://twitter.com/nalgami/status/942642499876560896
「か、角川ァァァ!決定稿の後に担当編集が手を加えて図表の位置ミスっとるやんけ! 」
https://twitter.com/nalgami/status/942654286571356160
「印刷ミスじゃなくて編集ミスやんけプンスカ 」
https://twitter.com/nalgami/status/942656442821066752
KADOKAWAから印刷ミスった(実際には編集が校正前の生原稿を差し込んだりインデザインの操作間違えて挿絵を本文の上に置いたり)ので事後報告で発売延期したって連絡来たのに実際は書店で発売されていると聞き、もうこれは編集部が話にならないので反則手だけど前職のドワンゴの大先輩方を頼ることにした 」
https://twitter.com/nalgami/status/943293084149919745
「これさ個人事業主の作家だったら間違いなく泣き寝入りだよね。僕は会社の顧問弁護士もいるし、カドカワグループの役員が元上司だったから助けを求めることができたけど、僕が初めて商業書籍に関わった本件からいきなり編集の雑な態度に遭遇したってことは、こんな感じに死んでいった作家さんいるのでは 」
https://twitter.com/nalgami/status/943294242561986560
こうした喜田の一連のツイートを目にした作家の盛田隆二が次のようにツイートしていた。
「本文の上に『挿絵』を置くミス。あり得ないでしょう。 しかも発売延期のはずが、書店で流通しているとは…。 KADOKAWAは今後の対応に万全を期してほしい、と部外者ながら思う 」
https://twitter.com/product1954/status/943371839610298370
KADOKAWAは今年2月に起きた「岐阜信長歴史読本 」の経験がまるで生かされていないとも言える。
毎日新聞によると、問題の雑誌では岐阜市の地名が書かれた場所が『三重』にあるように表記されたり、『ハイグレードホテル』が『廃グレードホテル』となっているなど、少なくとも30カ所のミスがあった」
http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/15/kadokawa-misprint_n_14787264.html
思い起こせばKADOKAWAには編集者が小説の原稿を改竄してしまったこともあった。谷津矢車の時代小説「からくり同心 景 黒い好敵手」について担当編集者が作者に無断で原稿を改変してしまったのである。二年前のちょうど今頃に発覚した編集者の暴走であった。この一件についてKADOKAWAは反省も総括もしていなかったということではないのか。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1512/25/news079.html#cx_term=.nlabydr10
喜田もこうツイートせざるを得ない。
「今回の件で編集者が過剰な裁量権を握っていて、上長へは出版の可否と予算しか報連相されておらず、内部統制がガバガバなのが分かった。出版社の垣根を超えて第三者的な作家保護のためのホットラインの必要性を感じる」
https://twitter.com/nalgami/status/943879504165986304
買収に次ぐ買収でグループ企業を増やし、遂には経営統合してしまったKADOKAWAは、いわばフランケンシュタイン出版社であり、だから「内部統制がガバガバ」なのである。

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2)【本日の一行情報】

ドワンゴは12月21日、川上量生代表取締役会長から退任し、新たにIT全般の最高責任者として「取締役CTO」に就任する人事を発表した。カドカワ代表取締役社長を退任したわけではない。念のため。
http://dwango.co.jp/pi/ns/2017/1221/index2.html
https://info.kadokawadwango.co.jp/corporate/profile.html
ドワンゴKADOKAWAを支える力はないのではないか。

KADOKAWAとグリーは、魔法コマンドバトルRPGゼロから始める魔法の書」のサービスを2018年2月20日15時をもって終了する。サービス開始が2017年5月23日だから一年もつづかなかったわけである。失敗したということだろう。カドカワをNTTドコモが買収するというようなハナシが来年あたり出て来てもおかしくはあるまい。
http://gamebiz.jp/?p=200378

◎「#Twitterトレンド大賞」は 「Fate/Grand Order」。2位は「けものフレンズ 」。「けものフレンズ」はアニメ部門の大賞である。たつき監督がツイートしている。
「今年の1月1日から思うと信じられない賞なのですが、掛け値なくお客さんの起こした奇跡なので、これはお客さんへの賞なのだと思います。みなさん、受賞おめでとうございます」
https://twitter.com/irodori7/status/944564636895940608
こんなツイートを発見。
たつき監督が賞もらってトロフィー貰ってるのにKFPとKFPAとKADOKAWAは一言も何もねーのか!? 手放しで喜べよ!自分のことのように感じないのかよ!祝福の言葉送れよ!少なくとも一期はたつき監督のおかげだろ! それからちゃんと話し合って筋通せばいいんだよ! リセットしから考えろよ!正しい道へ 」
https://twitter.com/inopapapa/status/944593207005888512
KADOKAWA代表取締役専務執行役員井上伸一郎は「けものフレンズ」騒動以来、一度もツイートを発表していない。
https://twitter.com/HP0128
こういうところもKADOKAWAらしい。無責任という意味でのことである。

◎「フォーブスジャパン」が掲載した「2017年は『ストーリー』型マーケティング終焉の年に」によれば「インターネットは受け身の消費者を、ブランドと競合する貪欲なストーリー生産者へと変えてきた」のである。「ストーリー」に代わって「コンテクスト」とか「ナラティブ」という言葉が流行するんだろうな。
https://forbesjapan.com/articles/detail/19051/1/1/1
まずは「ストーリー」を非権力化し、複数性に開かれることが問われるはずだ。

◎DMM GAMESは、女性向け文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」において、12月20日より、新潮社とのコラボイベント第四弾「奇襲作戦『受験生の手記』ヲ浄化セヨ」を開催している。新文豪として久米正雄が登場する。
http://gamebiz.jp/?p=200425
新潮社とDMMが組むとは、あの世で文豪も腰を抜かしていることだろう。

学研エデュケーショナルは、学研教室のCMイメージキャラクターに卓球の張本智和を決定した。
張本少年は、学研教室に小学1年生のときに入会しているそうだ。
https://cyclestyle.net/article/2017/12/20/56032.html

長崎県平戸市長朝日新聞の購読を止めたということがニュースになってしまうところが産経ジャーナリズムの凄みである。
http://www.sankei.com/politics/news/171220/plt1712200047-n1.html
余談ながら産経新聞から東京新聞に移ったという話は聞くが、産経新聞から朝日新聞に移るということもなくはないのだろうが、あまり聞かない。

日本経済新聞社の本社ビル2階から出火。火元とみられる男性用トイレ内で発見された男性は死亡した。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO24902040R21C17A2CC0000

千葉県警はヤフーと連携して、無料アプリ「Yahoo!カーナビ」上で、県警のホームページにある交通取り締まり情報や最新の交通事故発生状況を配信するサービスを始めたという。こういう芸当は旧来のメディアビジネスにはできなかった。
http://www.sankei.com/affairs/news/171221/afr1712210008-n1.html

日経BPコンサルティングによる「Webブランド調査2017 ―秋冬」で総合1位に輝いたのは「Yahoo!JAPAN」、2位は「楽天市場」、3位は「Amazon.co.jp」、4位「グーグル」、5位「サントリー」、6位「YouTube」、7位「クックパッド」、8位「価格.com」、9位「ヤマト運輸」、10位「Wikipedia」。
https://resemom.jp/article/2017/12/21/41970.html
日本人は「Yahoo!JAPAN」が好きなんだね。加えてアマゾンよりも楽天が上位か。日本的特殊性が垣間見える。

楽天は、200誌以上の雑誌が読み放題の定額サービス「楽天マガジン」において、ウェブサイト上で電子雑誌を閲覧できる新機能「Webリーダー」を追加した。これによりユーザーは、スマホにデータを保存することなく、パソコンやスマートフォンのブラウザなどから、電子雑誌を閲覧できるようになった。
https://corp.rakuten.co.jp/news/update/2017/1220_02.html

◎生放送で芸能人とリアルタイムコミュニケーションがとれるネットサービス「マシェバラ」は12月21日(木)より双葉社の「週刊大衆」とのコラボ企画「初代大衆居酒屋ポスター・グラビア紙面イメージガール選考オーディション」の参加者を募集している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000020395.html

博報堂博報堂DYメディアパートナーズは企業年金改革に伴うライフプラン選択支援制度を実施する。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1540905
わかりやすくいうと博報堂が約100人、博報堂DYメディアパートナーズが約30人の希望退職者を募集するということだ。
http://www.sankei.com/economy/news/171221/ecn1712210032-n1.html

岩波書店は「広辞苑」第7版を1月に販売するが、産経が「台湾側、『広辞苑』の修正要求 『中華人民共和国の省』との記載『誤り』」を掲載したのが12月16日。
「国語辞典『広辞苑』で、台湾が『中華人民共和国』の一部として表記されていることに対し、台北駐日経済文化代表処(在日大使館に相当)が広辞苑を発行する岩波書店側に表記の修正を求める書簡を作成し送付したことが15日、分かった。関係者が明らかにした。来年1月に広辞苑の最新版『第7版』が刊行される予定だが、最新版での表記修正を求めている」
http://www.sankei.com/world/news/171216/wor1712160005-n1.html
毎日新聞広辞苑「『第7版』でも『台湾省』 岩波書店に修正要求」を掲載したのは12月21日。
岩波書店の平木靖成・辞典編集部副部長は18日、日本記者クラブでの記者会見で台湾の修正要求に『必要があれば対応したいと社内で検討している』と述べたが、第7版は『既に印刷が終わっている』ため現状のまま刊行する考え。修正に応じれば中国側が反発するのは確実で同書店は板挟みになっている」
https://mainichi.jp/articles/20171221/k00/00e/040/203000c
朝日新聞は、この件を未だ報じていないようだ。読売新聞にも見当たらない。

はあちゅうの「BuzzFeed Japan」での「告発」を契機にして日本でも「#MeToo」に火がついたのは間違いない。
「自ら受けた性暴力やセクハラを『#MeToo』で投稿する動きは10月16日、米俳優のアリッサ・ミラノさんがツイッターで呼びかけたことで世界に広がった。朝日新聞が米クリムゾン・ヘキサゴン社のソーシャルメディア分析システムで調べたところ、日本のツイート数は2カ月間で約6万と世界で8位だったが、今月17日、18日の2日間だけで7万を超え、世界で3位に浮上した」
https://www.asahi.com/articles/ASKDN5SFVKDNUTIL03W.html

◎「2017 小学館 美的ベストコスメ大賞」発表会で石原さとみが「美的ベストビューティーウーマン」に選ばれた。3年連続!
https://www.oricon.co.jp/news/2102769/full/

◎1月13日(土)に 「43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―」を上梓した石井光太佐世保小6同級生殺害事件を扱った「謝るなら、いつでもおいで」(集英社)の川名壮志 (毎日新聞記者)によるトークイベントがB&Bで開催される。
http://bookandbeer.com/event/2018011302_bt/
「BOOKSTAND」が「【石井光太 特別寄稿】新著『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』に寄せて」を掲載している。
「この事件は、当初残忍な不良たちが犯した凶悪事件のように報じられた。だが、私は少年たちが抱えていた家族の問題は、現代の大勢の少年たちに敷衍する問題だと思っている。私は加害少年たちを擁護したいのではなく、根本的な原因に目を向けなければならない必要性があると考えているだけだし、本書を著したのはそのためだ」
https://bookstand.webdoku.jp/news/2017/12/21/170000.html

◎「AbemaTIMES」が掲載した 「単純ではない『フェイクニュース』 BuzzFeed Japan編集長と2017年の偽情報を検証」で、「BuzzFeed Japan」の古田大輔編集長 は次のように語っている。
オバマ大統領が"真実の底が抜けてしまった"と指摘したように、まるっきり事実と違うことを言ってしまう政治家も出てきた。その点においては、そもそものソース自体を疑わなければいけない大変な時代に来ている。また、使う人によってもフェイクニュースという言葉の意味が異なってしまっている。例えばトランプ大統領が言うフェイクニュースと、CNNが言うフェイクニュースは全く違う」
「ネット上で記事を読む時に2つ注意してほしい。匿名で書かれているかどうか。次に、そのページのどこかに問い合せ窓口があるかどうか。記事が全部匿名で書かれていたり、運営会社や問い合わせ窓口がなかったりするサイトは危うい可能性が高い」
https://abematimes.com/posts/3419686?categoryIds=70273

◎「時事芸人」のプチ鹿島による新聞分析は本当に鋭い。「文春オンライン」に掲載された「『国民栄誉賞スクープ』 なぜ読売は他の追随を許さなかったのか?」。読売新聞の政治部がスクープを連打できるのは「安倍首相及び政権と読売新聞の近さ」によるものだということを仔細に検証している。国民栄誉賞が将棋の羽生善治囲碁井山裕太 に決まったというニュースも読売新聞の、むろん政治部のスクープであったようだ。。
「《今月5日、羽生氏が99期で史上初の『永世七冠』を達成し、『想定より早く機が熟した』(政府関係者)という。》
ああ、やっぱり『政府関係者』から聞いてるのだ。ずるい、ずるい(←他紙の声を妄想してみました)。今回の『国民栄誉賞』記事は囲碁将棋だけに文化部マターかと思いきや、記事を読むとやっぱり『政治部』なのだろう。」
http://bunshun.jp/articles/-/5478

◎付録で圧倒してしまう宝島社商法は美容誌「&ROSY」でも健在だ。2018年2月号の「大人のビューティー磨き 7点セット」の内訳は次の通りである。
SABON デッドシーシャワーオイル 30mL
SABON デッドシーミネラルボディローション 30mL
クイーンズプレミアムマスク1枚
休足時間 かかとぷるぷるジェルシート 2枚
きき湯 カリウム芒硝炭酸湯 30g
マキアレイベル 美容液ファンデーション 2包
ナチュリエ スキンコンディショニングジェル 1包
これで920円は安いよなあ。
https://furoku.org/archives/21250

テレビ大阪の庄野数馬アナウンサーがキャスターを務める報道番組「ニュースリアル」と「金曜報道スペシャル」を降板することになった。就業規則違反の疑いがあるというのが、「違反内容について調査中だが、本人や第三者のプライバシーに関わる問題を含む可能性があるため、詳細は公表できない」(産経)とテレビ大阪はしている 。
http://www.sankei.com/west/news/171220/wst1712200081-n1.html

◎CCC系のトーンモバイルは、光文社の女性誌「VERY」と共同開発した、「TONE×VERY」宣言(=「中学生になるまでは、夜10時から朝6時まで、TONEのスマホは使いません」)の約束を1ヶ月間守ると、トーンモバイルから「高速チケット」1GB分を毎月プレゼントするサービスを開始した。
https://tone.ne.jp/press/20171220.html

白泉社が主催する「第10回MOE絵本屋さん大賞2017」の第1位はヨシタケシンスケ/作・絵「なつみはなんにでもなれる」(PHP研究所) に決定。新人賞は、minchi/作・絵の「いっさいはん」(岩崎書店)が第1位 。「パパママ賞」は、工藤ノリコ/作の「ノラネコぐんだん そらをとぶ」(白泉社)が第1位 。
http://www.dreamnews.jp/press/0000165850/
トーハンは、「第10回MOE絵本屋さん大賞2017」の発表にあわせて、2017年12月22日より全国約1,200書店で「MOE絵本屋さん大賞2017フェア」を展開 する。
http://www.tohan.jp/news/20171222_1122.html

朝日新聞出版の週刊誌「アエラ」は、昨年に引き続き丸ごと1冊ネコ記事に特化した増刊「NyAERA(にゃえら)またたび」を12月21日に発売した。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/21/news126.html

小学館の情報誌「DIME」2月号の付録はスマホを使って3D映像を体感できる「DIME 3DIMENSIONS VR GLASS」 。
https://dime.jp/genre/490737/

◎ロイターの「皇后さまは22日夜、板橋区立美術館(東京都)で開催中の絵本の展覧会「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」を鑑賞された 」という小さな記事を読んで私はタラブックスという出版社の存在を初めて知った。
https://jp.reuters.com/article/idJP2017122201002299
今年の6月に「タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐ本を作る」(玄光社)が刊行されていた。タラブックスは「発注から納品まで1年かかることもあるスローな生産スピード、印刷製本部をいれても50人にも満たないちいさな会社であるにもかかわらず、いまや数万部のベストセラーをいくつも抱え、世界中の本好きを魅了しつづけている 」という。
http://tarabooks.jp/

◎やしき たかじんの長女が百田尚樹の「殉愛」で名誉を毀損されたとして、損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁は版元の幻冬舎の上告を受理 せず、365万円の支払いを命じる判決が確定した 。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122201075&g=soc

◎紙の「WIRED」日本版が12月9日発行のVOL.30で休刊 となる。
https://wired.jp/2017/12/22/oshirase/
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/22/news132.html

◎KNT−CTホールディングスのグループ会社であるクラブツーリズムは、文藝春秋女性誌CREA」の2・3月合併号(2018年1月6日発行)で、「CREA」読者向けの女性限定・国内ひとり温泉旅「星野リゾート 界 川治で過ごす休日」を発表する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000008099.html
◎またまた写真集の話でゴメン。長浜ねるのファースト写真集「ここから」(講談社)が、発売4日目にして早くも2回目の重版が決まり、累計発行部数が14万部を突破した。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201712220000472.html

電通は、講談社が台湾のライド型VRアトラクション機器の開発・製造会社「Brogent Technologies Inc.」(ブロージェント テクノロジーズ インク)と合弁で2016年8月に設立したライド型VR(仮想現実)ソフトの企画・プロデュース会社「Brogent Japan Entertainment株式会社」(ブロージェント ジャパン エンターテインメント)に資本参加した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017139-1222.pdf

主婦の友社全日空商事の二社共同プロジェクトのもと、2歳以下の赤ちゃん連れ限定ツアー「赤ちゃんごきげん沖縄の旅」を2018年2月に実施することが決定 した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000783.000002372.html

◎TBS・武田信二社長の定例会見に同席した TBSラジオの入江清彦社長 はすべてのプロ野球中継撤退を発表した。
http://www.sankei.com/sports/news/171129/spo1711290040-n1.html
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171129-OHT1T50136.html
週刊ポスト」は9月にスクープしていた。
https://www.news-postseven.com/archives/20170916_613615.html
プロ野球中継では広告が入らなくなったということである。

◎元毎日新聞大阪本社制作技術局長 がカードを盗んだ罪で3回目の起訴!
http://www.sankei.com/west/news/171222/wst1712220089-n1.html

FacebookUniversal Music Group(UMG)がグローバルで提携することになった。UMGが保有する楽曲を、FacebookInstagram で使用できるライセンスをFacebookが手にする。
https://www.phileweb.com/news/d-av/201712/22/42915.html

博報堂は、数多くのグローバル企業のデジタルプロダクトの開発実績を有するリアクタージャパンと連携し、スマートスピーカー等の「音声体験」(音によるユーザーエクスペリエンス)を核とした事業のデジタル化を支援するサービスの提供を開始した。
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2017/12/20171221.pdf

◎女性向け動画メディア「C CHANNEL」は、「姉ageha」の専属モデルとして活躍している根本弥生がプロデュースするWebセレクトショップ「根本弥生 meets CHEER CLOSET 」を12月22日にオープンした。「動画コマース」 である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000025680.html

◎元電通コピーライター の銭谷侑が次のようにツイートしている。
「そういえば、たまたま岸さんと同じタイミングで電通を退社したのだけど。 ぼくは妻が好きすぎて、とにかく夫婦を極めたくて、夫婦で電通やめるというアホです。電通社員もいろんな人がいるし、人生もいろいろです。 けして悪い人だけじゃない 」
https://twitter.com/_zeny_/status/942233398126329856
銭谷の妻も電通。アートディレクターとして働いていた。松永ひろの である。
http://greenfunding.jp/magazine/1816/

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3)【深夜の誌人語録】

小さくても強くありたいものだ。