【文徒】2019年(平成31)2月20日(第7巻31号・通巻1449号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】NHKの「組織大改編」をめぐる騒動について
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.2.20 Shuppanjin

1)【記事】NHKの「組織大改編」をめぐる騒動について

「NEWSポストセブン」が「NHK組織大改変で“反権力”職員72名が提出した反論意見書」を公開した。「週刊ポスト」が3月1日号に掲載したNHKの「組織大改編」をめぐる騒動に焦点を当てた「力作」だ。制作局の8部署が新たに6つの「制作ユニット」に再編されることになったが、旧来のほとんどの部署は横滑りで新ユニットに移行するなか、「化・福祉番組部」だけは複数ユニットに分割されることが提案されていたため、化・福祉番組部職員一同が連名で制作局長に要望書を提出した。そこには「現在部員の全員(管理職を含む)が、現状の説明では納得がいっていないと考えています」と書かれていたのである。
化・福祉番組部の主な制作番組には様々な社会問題を取り上げるドキュメンタリー番組『ETV特集』や、LGBTや障害者の悩みなどマイノリティに寄り添う『ハートネットTV』などがある。そうしたテーマを扱う中で、時に『反権力』を強く打ち出すことも厭わない──というのが局内での評価だ」
化・福祉番組部が“反権力”の姿勢を見せる一方で、2012年12月に第二次安倍政権が誕生すると、局としてのNHKは『政権寄り』に傾斜していった」
https://www.news-postseven.com/archives/20190217_871306.html?PAGE=1#container
BuzzFeed News」もこの問題に着目し、「NHK『最後の良心』に異常事態 『ETV特集』『ハートネットTV』の制作部署が解体の危機」を発表し、NHK関係者の次のようなコメントを掲載している。
化・福祉番組部は、権力や権威になびかず弱者の視点にこだわり、NHKのテレビジャーナリズムを守ってきた。局内でも『ドキュメンタリーの牙城』『最後の良心』と言われている。なかには快く思っていない人もおり、これまでも度々、上層部と対立してきた
https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/nhk
「withnews」で記者をつとめる神戸郁人は、こうツイートする。
「8年ほど前の原発事故発生後、行政も東電も機能しない中、いち早く放射性物質ホットスポット問題を詳報したのは、ETV特集だった。
彼らは、権力が切り捨てる情報を、丁寧に拾い集め再構成する職人集団。絶対に存続して欲しい」
https://twitter.com/with_kambe/status/1096201838938906624
創元推理庫の福家警部補シリーズなどで知られる作家の大倉崇裕もツイートしている。
「親の介護で地獄を見て以来、「ハートネットTV」は毎日、録画してでも見てるんだ。クローズアップ現代みたいなスカスカペラペラな内容になったらどうしてくれる。権力におもねるのも大概にしろNHK!」
https://twitter.com/muho1/status/1096255613133180928
安田菜津紀はDialogue for People所属フォトジャーナリストだ。
「『ハートネットTV』は、熊本地震やシリアの難民問題、障害と共に生きる女性たちのことなど、番組で何度もお世話になってきた。日ごろ中々光が当たらない問題と引き続き向き合える体制を保ってほしい」
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1096215640023560193
岩永直子は現在「BuzzFeed Japan」に属するが、もともとは読売新聞の記者であった。
「おいおいおい! NHKの看板番組に変な手を加えないでほしい。最近では『ETV特集』か『ハートネットTV』しか見ていない。吸収されて、あの品質が保てるかとても心配」
https://twitter.com/nonbeepanda/status/1096215373039394817
BuzzFeed Japan」で創刊編集長をつとめた古田大輔は元朝日新聞の記者
「この記事に対して『なくさないで』という声が多数。視聴率が低くとも、意義があり、深く愛される番組がある」
https://twitter.com/masurakusuo/status/1096214998056034304
NHKのディレクターとして作った最後の番組がETV特集「下神団地の人々」であったOBである「toriiyoshiki」ツイッターで積極的に情報を発信している。
週刊ポストの記事。ぼくの知る範囲で言えば、背景について比較的正確に書いた記事だと思う。ぼくはこの件で現役の諸君とは一切連絡を取っていないが、『現在部員の全員(管理職を含む)が、現状の説明では納得がいっていないと考えています』というのは重いといま改めて思う」
「今回の再編劇の背景には、ぼく自身も繰り返し書いてきた政治部支配の問題とともに、ETV特集原発事故報道に対する圧力という面が間違いなくあると思う。『ネットワークで作る放射能汚染地図』が社会から高い評価を受ける一方で、局内の風圧が一気に高まった実感がある」
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097079115461455873
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097080890021183488
次のような一連のツイートも非常に興味深い。NHKでは政治部が強くなるとドキュメンタリーは冬の時代を迎える。
「1977年度まで『ドキュメンタリー』という番組を報道局とともに担当していたのが番組制作局教養番組でした。当時の教養のディレクターたちは島氏の意向に従わず、なんとかドキュメンタリーを残そうとして『ルポルタージュにっぽん』という番組を起ち上げました。私はその番組に憧れNHKに入りました」
「ところが、島氏がNHKの権力を掌握するにつれて、教養番組に対する風当たりは強くなります。『ルポルタージュにっぽん』もやがて打ち切られ、『ぐるっと海道3万キロ』という番組に変わっていきます。紀行番組の形を借りて在日韓国朝鮮人問題を取り上げ、米軍基地をテーマにするなどした番組でした
「若手だった私は教養番組に属し『ぐるっと海道3万キロ』を担当するようになります。しかし、島氏が専務理事になる頃から局内で『ドキュメンタリー』という言葉は禁句になっていきます。私たちが幹部に呼びつけられ、『問題意識で番組を作っているのか』と信じ難い叱責を受けたのはその頃の話です」
「後に『ネットワークで作る放射能汚染地図』を作る七沢潔や大森淳郎もそのとき一緒に叱責を受けた仲間です。『ETV 2001』番組改ざん事件の当事者で、裁判で真実を証言したため現場を外されることになる永田浩三さんは当時の教養番組の先輩でした(内部告発した長井くんはまだNHKに入っていません)」
「私たちが属していた教養番組は度重なる『組織改正』により解体されていき、それにつれて教養ドキュメンタリーの流れも次第に先細りになっていきます。その伝統をかろうじて守ってきたのが『ETV特集』などを手がける化福祉番組でした。それがいままた解体にさらされています」
「島氏はとうの昔に失脚し、一時は雪解けを思わせる時期もありましたが、やはり政治部出身で自民党と強い絆を持つ海老沢勝二氏が会長になると前記『ETV 2001』改ざん事件などでまた逆風が吹き荒れます。政治部が強くなるときは『問題意識で作る』ドキュメンタリーの冬の時代…これは私が知る経験則です」
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097660519446528000
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097663770816442368
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097665445253894144
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097667155389165568
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097670114789314561
https://twitter.com/toriiyoshiki/status/1097672047814074368
NHKは2月18日付で「制作局の組織改正の検討について」なる章を発表している。
NHK制作局の組織改正案をめぐって、当協会があたかも政権に忖度し、『ETV特集』等の番組を制作させないために組織改正を行うかのような印象を強く与える一部報道があります。
しかし、このような事実は一切ありません。視聴者の皆さまから番組の継続についてお問い合わせいただいている『ETV特集』や『ハートネットTV』は来年度も継続します」
https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/pdf/20190218.pdf

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2)【本日の一行情報】

◎「wezzy」が2月17日付で「『いだてん』視聴率が1ケタまで急落、宮藤官九郎が日曜8時の心境つづる」を発表している。
「そして、4話の放送日は1月27日だった。そう。嵐の活動休止が発表された日である。
この日の17時に嵐の活動休止が発表され、ネットニュースなどはその話題1色に染まった。そして同日20時から記者会見が行われたのだが、この時NHKのスタッフルームで会議をしていた宮藤官九郎のもとには、『20時からの会見がNHKで生中継される』との情報が飛び交い、『いだてんは!?』『飛ぶの!?』『4話めっちゃ面白いのにぃ!』という悲鳴が巻き起こったという。その日の出来事を宮藤官九郎はこのように綴っている」
https://wezz-y.com/archives/63679

◎Voicyは、グローバル・ブレインをリードインベスターとする第三者割当増資による資金調達を実施した。具体的にはグローバル・ブレイン、D4V、TBSイノベーション・パートナーズ、電通イノベーションパートナーズ、中京テレビ放送スポーツニッポン新聞社から、約7億円の資金を調達した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000021111.html

ベネッセホールディングスの子会社であるベネッセコーポレーションが提供する、愛猫と飼い主のための直販誌「ねこのきもち」は、J-WAVEと共同で、2月22日「ねこの日」限定の企画を実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000712.000000120.html

広河隆一は弁護士を通じて「性暴力」を否定しているようだ。東京新聞が2月18日付で「広河氏の性暴力など5人証言 『恐怖で体が動かず』」を掲載している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019021802000107.html
映画「広河隆一 人間の戦場」公式HPに、監督、プロデューサー、配給を担った合同会社東風がコメントを掲載した。
「今回の『週刊春』で始まる一連の報道を目にして、スタッフ一同、愕然としています。
事態が流動的な中で、コメントを出すべきか、思い悩んでいましたが、監督として、映画を観てくださった方、上映にあたり応援してくださった方に対して、今、この作品について考えていることを、この場をかりてお伝えします。
映画『広河隆一 人間の戦場』は、広河さんの取材現場、救援活動の現場に同行し、そのジャーナリストとしての足跡を描いたものです。
取材当時、私たちが目にしてきた広河さんの姿と、今回報道された内容はあまりにもかけ離れたものだったので、強い衝撃を受けています。
この映画では、広河さんの言葉でもある『ジャーナリストである前に、一人の人間として』、世界に対して何が出来るのか、彼の取材活動や救援活動を通して、問いかけました。
報道された内容が事実であれば、そのことは厳正に対処されるべきであり、取材当時とは大きく状況が異なる今、映画のテーマも、説得力を欠いたものになったと言わざるを得ません。
映画を観てくださった方や、上映を応援してくださった様々な方の今の気持ちも思うと、本当に悔しくて、残念でなりません。
今は上映の予定はありませんが、昨年末の報道が出て以来、この作品の取り扱いについて、関係者と話し合いを続けています。

様々な意見が出ましたが、監督としては、この映画を封印し、全てをなかったことにするという考えには至っておりません。
映画の中には、取材に協力してくださったパレスチナやチェルノブイリ、福島の人々の現実とその声が刻まれています。
今後上映されることがなかったとしても、一つの時代の記録として、必要な時に立ち戻り観ることができるように、保存だけはしておきたいと思っています」(監督 長谷川三郎)
広河隆一氏と私の付き合いは30年以上に及びます。
私が所属するドキュメンタリージャパン(以下DJ)が、ある番組で中東取材のコーディネートをお願いしたことがきっかけで、その時が初対面だったと記憶しています。
以来、私やDJのスタッフから氏に対し、番組出演やコーディネート、番組制作などの協力を依頼するという付き合いが数回ありました。
最近では放送局からの要請で、氏が出演する番組にDJスタッフが演出協力もしています。
その間、私も氏と付き合いのある10人近いDJスタッフも、今回の『週刊春』に始まる一連の報道にあったようなことはまったく知らず、私自身はといえば、氏はシャイで女性に対しては堅物だと信じこんでいました。
ですから、この一連の報道は、私にとってもDJスタッフにとっても青天の霹靂でした。
私個人は雑誌『DAYS JAPAN』で連載していたこともありますが、そのやりとりは編集者とのメールで行われていたため、報道されているような編集部内での酷いパワ-ハラスメントの姿を知る機会はありませんでした
私は、20代からテレビ番組の制作の現場で生きてきました。
いまとは異なり、女性の数も少ない時代です。女性であること、放送局より弱い立場にある制作会社のスタッフであることによって直面したパワ-ハラスメント、セクシャルハラスメントは少なくありませんでした。
それゆえに、私はDJでは女性の現場への参加を積極的にすすめ、当時ではめずらしく、女性が制作現場に多い制作会社といわれました。まずは女性の数を増やし、女性が声をあげやすい環境を作ることが大切だと考えた結果です。
また、十数年前からDJにセクシャルハラスメントの相談窓口を設け、スタッフの個別の相談に応じる体制を作り、対応をしてきました。セクシャルハラスメントとパワーハラスメントは密接に関わる問題であり、特に制作会社の女性が被ることが多いことを実感していたからです。
今回の報道を受け、人間は多角的な側面を持ち、一様ではないと改めて思い知らされました。
告発されているような、性暴力やパワ-ハラスメント行為を繰り返していた顔を、氏が私やDJスタッフに見せることは一度もありませんでした。
さまざまな方が、実は今回のことを知っていた、あるいは噂を聞いていたとコメントしているのを見聞きし、驚いています。
もし、そのことを知っていたなら、私自身の若い頃からの考えや経験から、氏との付き合いを絶っていたと思います。
10年前、福島菊次郎さんの映画を作るときに、写真のことなどで氏に協力してもらった経緯もあり、『DAYS JAPAN』を支援する会社から映画『広河隆一 人間の戦場』を作らないかとの打診があり、DJが制作を委託され、私がプロデューサー、長谷川三郎が監督という形で引き受けました。
昨年末にいたるまで、氏に裏の顔があることにまったく気づかないまま、映画の制作、公開は行われました。もし気がついていたら、映画をそのまま完成させ、上映することはなかったと思います。この映画により、傷ついた女性がさらに辛い思いをした可能性を否めないことや、映画を見てくださった多くの方の現在の気持ちを考えると言葉が見つかりません。
このようなハラスメントにより、苦しむ女性が二度とあらわれない環境をどうすれば作れるのか、傷つかれた方々に思いを馳せながら、微力ですが自分なりにできることをしていきたいと思います。
2年近い制作期間中に、なぜ気づくことができなかったのだろうか、取材対象者である氏との関わりにおいて、どうしたら見抜くことができたのだろうか。ドキュメンタリーの制作過程とそのはらむ危うさについて真摯に考え、スタッフと共に答えを探しています」(プロデューサー橋本佳子)
http://www.ningen-no-senjyo.com/
吉田孝行が次のようにツイートしている。
「本日、映画『広河隆一 人間の戦場』の関係者からコメントが発表されました。私もこの問題を追求した者の一人ですが、真摯な内容のコメントを読み、私自身に過剰な疑いや思い込みがあったことも否めませんので、その点に関しては関係者の皆様にお詫び申し上げます」
https://twitter.com/yoshidafilms/status/1097847795229151232
「風の旅人」編集長の佐伯剛編集長のツイートは鋭い。
広河隆一の問題で、DAYS JAPANの組織的責任も問われているが、勤務年数が短い人たちを含むのは間違っている。15年間、デイズジャパンの取締役として組織を運営していたのは、広河氏、土屋右二氏、川島進氏であり、この3人が責任ある声明を出さなければ、編集者やスタッフが、苦しめられる」
https://twitter.com/kazesaeki/status/1096756216070430720

東京新聞は2月19日付で社説「記者会見の質問 知る権利を守るために」を掲載したが、遅すぎたのではないだろうか。
「記者会見での記者の質問は、国民の知る権利を守るために、報道機関として当然の行為だ。権力側が、自らに都合の悪い質問をする記者を排除しようとするのなら、断じて看過することはできない」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019021902000183.html

ボーン・上田記念国際記者賞朝日新聞ニューヨーク支局の金成隆一と日本経済新聞コメンテーターの秋田浩之に決まった。
https://www.asahi.com/articles/ASM2L4TGTM2LUHBI00Q.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41390570Y9A210C1CR8000/
金城自身が喜びのツイートを投稿している。
「おかげさまで2018年度のボーン・上田賞をいただくことになりました。手探りで始めた取材でしたが、『トランプ人気の理由がわかった』などネット上の声に励まされて続けることができました。ありがとうございました」
「振り返れば、最初の体験が大きかったのです
『トランプ王国』と名付けて最初に書いたのは2016年春。通常の記事とは異なるスタイルで、支持者の半生や思いを長く書きました。『ダラダラ書きすぎたかな』と迷ってましたが、ネットで前向きな声に接し、続けることができました。感謝するばかりです」
「2015年11月に始まった取材は4年目に入りましたが、私は3月末、日本に戻ることになりました。とはいえ『トランプ王国』は勝手にのめりこんでやってきた仕事です。休暇などを使い、これまで取材に応じてくれた人々、『労働者の街』の定点観測は続けます。今後とも宜しくお願い致します」
「トランプ出馬が『冗談』だった時期に取材を始めた。成果が出るかもわからない、ムダが多いようにみえる取材を認めてくれたのも、発表の場を大統領選の結果が出る前から用意してくれたのも同僚です。2つのどちらが欠けても『トランプ王国』は書けなかった。この事実は特に記者希望の人に知って欲しい」
https://twitter.com/kanariryuichi/status/1097474805035659266
https://twitter.com/kanariryuichi/status/1097475422009335813
https://twitter.com/kanariryuichi/status/1097476676223754240
https://twitter.com/kanariryuichi/status/1097481664576536577
金成は「記者、ラストベルトに住む――トランプ王国、冷めぬ熱狂」(朝日新聞出版)と「ルポ トランプ王国――もう一つのアメリカを行く」(岩波新書)を刊行している。
秋田浩之もツイッターを使っている。やはり受賞の喜びをツイートしている。
「私事で恐縮ですが、このような賞をいただくことになりました。より深みのある論評を書けるよう精進していきますので、引き続き、よろしくお願いいたします」
https://twitter.com/Hiroakitanikkei/status/1097448731056599040
秋田は「『新冷戦』とも呼ばれる米国と中国の対立や北朝鮮の非核化問題、中国とロシアの接近など、国際情勢の新たな動きを独自取材を織り交ぜて的確に分析。複雑な国際情勢を一般読者にもわかりやすい記事で解説」(日経)しているという評価なのだろう。
https://www.nikkei.com/theme/?dw=18022702&n_cid=ds_under_title
新聞購読者の大半にとってボーン・上田記念国際記者賞を誰が受賞したかなどに興味はあるまい。

◎「本のフェス」が3月23日(土)・24日(日)の2日間、市ヶ谷~神楽坂のエリアで開催される。メイン会場となるのはDNPプラザ、DNP市谷左内町ビル。サブ会場は毘沙門天 善國寺、漱石山房記念館、神楽坂モノガタリなど。主催に読売新聞社、大日本印刷が名前を連ねる。
https://honnofes.com/2019%E5%B9%B4%E5%AE%9F%E6%96%BD%E5%86%85%E5%AE%B9/

毎日新聞の2月18日付「京都府警・木津署長が自殺か 息子の金銭トラブルで報道」は、こう書く。
「先週発売の『週刊新潮』が江河署長の息子の金銭トラブルを報じており、府警は自殺の可能性もあるとみて調べている」
https://mainichi.jp/articles/20190218/k00/00m/040/265000c
2月14日に発売された「週刊新潮」はワイド特集を構成する一本として「『4000万円弁償しろ』祇園ママが『警察署長』に“請求書”」を掲載している。

主婦の友社の女性ファッション誌「Ray」は創刊30周年を記念し、創業70周年を迎えた「はとバス」と、この春に上京する予定の新社会人、新大学生、その親や友人などに向けて、3月15日、17日、22日、24日、29日、31日の計6日間、「女子限定!はじめての東京観光」ツアーを開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000894.000002372.html

◎ハーパーコリンズ・ジャパンは、「ハーレクイン」が今年創刊40周年を迎えることを記念し、パピレスが運営する電子書籍レンタルサイト「Renta!」において「ハーレクイン40周年記念スペシャルサイト」を開設する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000004274.html

◎マガジンハウスは、ビジネス・自己啓発書でヒットを連発する千田琢哉にとって初の章テクニック集となる「心を動かす無敵の章術」を2月7日に発売したが、発売からわずか1週間で即重版となった。マガジンハウスは実用書出版のコツを掴み始めたようである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000030125.html

KADOKAWAは、「関西ウォーカー特別編集 NMB48スペシャル!」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005546.000007006.html

東京創元社の創元推理庫は、3月下旬より全国書店で創刊60周年記念フェアをスタートする。その一環として、「人気漫画家による期間限定ブックカバー」企画が展開される。
天野明紀伊カンナ、久世番子三部けい種村有菜藤田和日郎松浦だるまヤマザキコレ、山中ヒコ、ヨネダコウという10名の漫画家が参加し、10名はそれぞれ東京創元社庫から好きな作品を選び、推薦コメントを寄せ、カバーイラストを描き下ろしている。スペシャルカバーでの販売は1年間限定となる。
https://natalie.mu/comic/news/320453

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3)【深夜の誌人語録】

点検なくして安心なしである。