Index------------------------------------------------------
1)【記事】幻冬舎代表取締役社長・見城徹がNewsPicksに激怒!
2)【記事】産経新聞が「内容が事実でない」原稿を流出!ネットで掲載された!!
3)【記事】菅官房長官にシカトされた東京新聞の望月記者
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.2.28 Shuppanjin
1)【記事】幻冬舎代表取締役社長・見城徹がNewsPicksに激怒!
幻冬舎の代表取締役社長をつとめる見城徹がツイッターでNewsPicksに激怒している。
「NewsPicksが今までパートナーシップを組んでやって来たNewsPicks Bookを突然、自分たちだけでやると通告して来た。どれだけ幻冬舎を利用して来たと思っているんだ。この会社には義理、仁義、礼儀、恩義といった『義』に関するものが一つもない。今は勢いが良くてもこういう会社は必ず滅びる」
「NewsPicksはあらゆることが身勝手過ぎる。都合が良過ぎる。随分と我慢をしたがもう限界だ。目には目を、歯には歯を!実態を伴わない株価など下がればいいのだ」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1100605609680883714
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1100610044129918976
この見城のツイートが発表されると、実際、NewsPicksを運営するユーザベースの株価は4%以上の急落を見せた。早速、「ギャンブル・ジャーナル」は「幻冬舎見城徹氏『NewsPicksに激怒』でユーザベース株価大暴落。さまざまな『問題点』改めて指摘」を公開している。
「News Picksといえば、経済ニュースを中心に識者たちが『pick』の形でコメントできるメディアとして、ココ数年注目を浴びてきた。その一方、写真の無断使用に堀江貴文氏が怒る、女性起業家へのインタビュー原稿を本人確認せず公開するなど、内部での問題が指摘される事例も出ている。また『意識高い系が知識をひけらかすだけ』という意見も長いことある」
https://biz-journal.jp/gj/2019/02/post_9715.html
見城の怒りは収まらない。ユーザベースは見城のツイートに対しても無反応だったのだろう。見城はツイッターで次のように吐き捨てる。
「今まで色んな企業とアライアンスをして来たが、こんな礼節に欠ける企業は初めてだ。今日まで待ったが誠意のカケラもない。好きにしたらいいよ。NewsPicksはよほど自信があるんだろう」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1100687841317740545
アクシア代表取締役の米村歩が見城のツイートに反応している。
「NewsPicks嫌いだという人は結構多いけど、多分こういうところなんでしょうね。何事もWin-Winが基本なわけで。相手を利用して搾取してやろうという考え方をすると長い目で見ると結局損していくことになると思います」
https://twitter.com/yonemura2006/status/1100609375096328192
ソーシャルラボ代表取締役にして「アゴラ」編集長の新田哲史もツイートしている。
「NewsPicks が幻冬社を切ったらしい。見城さんが大激怒&暴露でトレンド入りも近そうですが、怒らせたら怖い大物を切るだけの決断をしたウラが気になる。Newspicksは引き続き出版やるのだろう。自力でやるのかな。干場さんところとかパートナーチェンジなら、炎上は長引くかもしれんが」
https://twitter.com/TetsuNitta/status/1100612825435713536
NewsPicks Bookとして刊行された「お金2.0」の著者である佐藤航陽も態度を鮮明にしている。むろん、見城支持である。
「幻冬舎の見城さん・箕輪さん・設楽さんがいなければ『お金2.0』はNewsPicks Bookで出そうと思わなかったので残念。本の出版であれほど刺激的で楽しい経験ができたことはかつて無かった」
https://twitter.com/ka2aki86/status/1100651466321088512
やまもといちろうも早速「幻冬舎見城徹さんとNewsPicksが喧嘩」をエントリしている。
「もちろん、見城さんも故あって怒っているのだとは思いますが、News Picksはユーザー数360万人、有料会員数9万人以上という状況にあって、面白ビジネス本の出版がメインになっている幻冬舎と組んでいることでこれらのビジネスユースの会員さんが果たして満足するのか、News Picksとしては幻冬舎にこだわらず、日経新聞系列や東洋経済、ダイヤモンドなど有力経済媒体との全方位外交にシフトしたほうがよかろう、と考えてもまったくおかしくはありません。セミナー商売やサブスクリプションの出版サービスの利益率は維持しながら、もっと広いジャンルの経済情報を扱ったほうが顧客満足を高められるのは間違いなく、見城さんの力量や面白本の企画力だけでモノを売っていくむつかしさや、パートナーとしての利益配分の状況を見ると『まあここで別れるのもやむなし』のようにも外部からは見えます」
https://lineblog.me/yamamotoichiro/archives/13217027.html
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2)【記事】産経新聞が「内容が事実でない」原稿を流出!ネットで掲載された!!
「きっこのブログ」の「きっこ」がツイッターで産経新聞を次のようにからかっている。
「『アベノミクスで景気が回復して新卒の就職率も大幅にアップした』と報じて来た産経新聞が、自社では今年の新卒を『経営が赤字のため2人しか採用できなかった』そうだ。天下の全国紙が『赤字で新卒を2人しか雇えない』って、さすがは『アベノミクスの成果』ですね(笑)」
https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1100347017044230144
只今、平成の「産経残酷物語」を地で行くリストラ進行中の産経新聞だが、記者のモラルダウンもリストラと無縁のことと言い切れるだろうか。讀賣新聞オンラインが2月26日付で「産経記者の下書き原稿『事実でない情報』流出」を掲載している。下書き原稿を外部に流出させたこと自体、モラルダウンそのものなのだが、その原稿の内容が事実でなかったというのである。しかも、間違った内容の原稿がインターネット上に掲載されていた!讀賣の記事は、こう書いている。
「産経新聞大阪本社社会部の男性記者が昨年、紙面掲載前の下書き原稿を第三者に提供し、原稿が別の人物に流出してインターネット上で公開されていることがわかった」
「同社は、原稿について『内容が事実でないと判断し、掲載しなかった』と説明。原稿に出てくる人物には流出の経緯を説明し、謝罪したという」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190226-OYT1T50134/
毎日放送も「産経新聞の“下書き原稿”が流出…『事実でない内容』ネットで掲載されたままに」として取り上げられている。
「産経新聞によりますと、原稿の下書きは社会部の男性記者が国会議員の政治資金に関する疑惑について書いたもので、去年5月、取材関係者に渡したということです。その後、この原稿を手にした別の人物が去年12月にインターネット上の自身のブログに掲載しました。この原稿は内容が事実ではないとして産経新聞は紙面に載せておらず、ブログに掲載した人物に対して削除するよう求めましたが、現在も削除はされていません」
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190226/GE000000000000026751.shtml
朝日新聞デジタルも2月26日付で「産経記者、下書き原稿を外部に提供 画像がネットに流出」を公開している。
「同社広報部は『記者倫理に反する行動により、事実ではない情報を流出させたことを重く受け止めており、関係者に深くおわびします』とコメントし、関係者の処分を検討するとしている」
https://www.asahi.com/articles/ASM2V34XZM2VPTIL004.html
共同通信も配信している。日刊スポーツの掲載した「産経新聞、事実と異なる下書き流出 国会議員に謝罪」は共同の配信記事である。
https://www.nikkansports.com/general/news/201902260000203.html
津田大介が呆れてツイートしている。
「『下書き原稿』取材先に見せるのもどうかと思うけど、その事実内容が間違っていて、しかもそれを取材相手が勝手にブログに掲載していて、まだ消されてないという、何重にも酷い案件だなこれ……。新聞社でこんなこと起こるのかって感じ」
https://twitter.com/tsuda/status/1100278902751035393
「MyNewsJapan」の渡邉正裕の呟き。
「最初に潰れる全国紙になりそう。取材先に原稿見せちゃうとかありえん」
https://twitter.com/masa_mynews/status/1100392089538285568
こんなブログを発見した!これが問題のブログである。
https://watchdogkisiwada.hatenadiary.jp/entry/2019/02/26/184120
https://watchdogkisiwada.hatenadiary.jp/entry/2018/12/10/210046
https://ameblo.jp/takahira-masaaki/entry-12425072116.html
http://www.freezepage.com/1551166729PZRDBKOTJH
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3)【記事】菅官房長官にシカトされた東京新聞の望月記者
朝日新聞デジタルは2月26日付「東京新聞記者に菅官房長官『あなたに答える必要はない』」によれば「東京新聞記者から記者会見の意義を問われると、菅氏は『あなたに答える必要はありません』と答えた」そうだ。
https://www.asahi.com/articles/ASM2V5CLLM2VUTFK00M.html?ref=tw_asahi
産経新聞によれば、この日は、午前中にもこんなやり取りがあったようだ。
「東京記者は午前の会見でも、質問中に官邸報道室長から『簡潔に』などと言葉を挟まれたことを取り上げ、『(室長の)妨害が毎回、ネットで拡散している』と訴えた。この点についても菅氏は『妨害していることはあり得ない。会見は政府の考え方を国民に知ってもらうのが基本だ。(妨害ではなく)『質問にしっかり移ってほしい』ということだ』と答えた」
https://www.sankei.com/politics/news/190226/plt1902260053-n1.html
朝日も産経も東京新聞記者とか東京記者としか書いていない。時事通信にしても同じ。
「この直前に同記者は、他のメディアにも対応を求めたことがあるかと尋ねた。菅氏はそれに直接答えず、「この場所は質問を受ける場であり、意見を申し入れる場ではない。『会見の場で長官に意見を述べるのは当社の方針ではない』と東京新聞から(官邸側に)回答がある」と指摘した」
https://www.jiji.com/sp/article?k=2019022601095&g=pol
望月衣塑子と固有名で書かないのは朝日から産経まで、ある意味で同じ穴の貉であるからだろう。茂木健一郎は、こうツイートしている。
「こういう時には、東京新聞の望月衣塑子さんと、ちゃんと名前を出して報じるべきだと思う。『東京新聞記者』などと、匿名的記号で報じるところに、『記者クラブ』に通じるメディアの価値のダメさが出ている」
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1100383996645564422
「潔白」(幻冬舎)の青木俊もツイートしている。
「菅のこの回答を聞いたほかの記者たちが、憤然として席を立たなかった、或いは『それはどういうことなのか!』と血相変えて追及しなかった、その時点で官邸の記者クラブは終わっている」
https://twitter.com/AokiTonko/status/1100408289618124801
朝日新聞で「天声人語」を6年にわたって担当した富永格あたりでも、同じように感じたようである。
「おはようございます。『あなたに答える必要はありません』…なんという思い上がり。官房長官はいやしくも日本政府の広報官、メディアや記者を選別する言動は許されません。内閣記者会は当事者の自覚を持って厳重抗議すべきです。政権になめられ、大衆から無言タイピストと揶揄され、悔しくないか君ら」
https://twitter.com/tanutinn/status/1100517372174098432
一方で、次のようなツイートも見つけた。
「信頼している友人の新聞記者ふたりが、いつも菅官房長官の会見に出ている。ふたりともこの記者について厳しいコメントを口にしており、私は友人を信じるので、この東京新聞の記者がまずいんだと理解している」
https://twitter.com/yadb_edit/status/1100368984065466374
表向きはいざ知らず、腹の底ではこう思っている記者が記者クラブでは「多数派」だから菅官房長官も「あなたに答える必要はありません」と強気に答えることができるのかもしれない。弁護士の渡辺輝人のツイートは的を射ているのかもしれない。
「一番おかしいのは、周りにいる記者たちが菅を総攻撃しないことだ。安倍政権は、こういうごく一部の人々を抱き込むことで権力を維持している」
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1100385661964541952
ただし、記者クラブの病の根源にあるのは、記者を国民の代表であると位置づける、ある種の「政治イデオロギー」であると言っておかねばなるまい。
それにしても、日本の現政権にとってお手本となるのは中国や北朝鮮なのだろうか。これは津田大介のツイートだ。
「官房長官は気に入った記者の質問にしか答えず、官房長官が伝えたいことだけ話してそれを垂れ流せばいいって、それ、お前らの大嫌いな中国や北朝鮮で起きてることだぞ」
https://twitter.com/tsuda/status/1100397805934338048
江川紹子が「BusinessJournal」に「【官邸vs東京新聞・望月記者】不毛なバトルの陰で危惧される『報道の自由』の後退」を寄稿している。
「本件では双方が悪手を繰り出し、事態がこじれきっている。どちらにも共感できない人たちがうんざりしている間に、報道の自由にかかわる悪しき慣習ができつつあるのも気がかりだ」
https://biz-journal.jp/2019/02/post_26839.html
この江川の検証は一聴に値する。
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4)【本日の一行情報】
◎BLの源流を辿るならば、確かに1949(昭和24)年前後に生まれて「24年組」と言われた萩尾望都の「トーマの心臓」、「ポーの一族」、竹宮惠子「風と木の詩」、木原敏江「摩利と新吾」などの作品に逢着しよう。忘れてはならないのが1978年に創刊された男性の同性愛を扱う専門誌「COMIC JUN』(のちの「JUNE」)が創刊されたことだろう。「NEWSポストセブン」の「BL源流は60~70年代、原稿料が安い『24年組』が切り拓いた」は「女性セブン」に掲載された記事である。
https://www.news-postseven.com/archives/20190225_874801.html
◎TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)は2月19日(火)の放送で、広河隆一の性暴力問題について取り上げた。
「本件について関係者への取材を続けているというメインMCの堀潤は、現状を紹介。堀によると、『DAYS JAPAN』の顧問弁護士は、編集部に対し徹底的な検証を促したところ、同誌を運営する株式会社デイズジャパンから『もう少し会社側に寄り添った弁護士にしてほしい』との理由で、2019年の年明けに解任されてしまったそうです。性暴力の検証記事を掲載する『DAYS JAPAN』最終号の発売を予定している3月20日(水)を前に、『後任の編集長も去り、編集部員はいなくなり、最終号に向けて外注せざるを得ない状況』と堀は言い、『デイズジャパンは、ここで踏ん張って自己検証しないでどうするんだ、という憤りを感じながら取材をしている最中です』と吐露」
https://www.tokyomxplus.jp/article/201902260650/detail/
「DAYS JAPAN」がここで踏ん張れるような雑誌であれば広河隆一がここまで君臨することはなかったろう。
◎「日刊SPA!」の記事「女子大生、ZOZOTOWNのツケ払い残額が50万円...今どきの借金事情」をめぐり、ZOZOのコミュニケーションデザイン室長の田端信太郎は2月22日に抗議のツイート。
「SPA!編集部殿、ZOZOTOWNのツケ払いは利用上限額が5万4000円(税込)までです。ツケ払いの残額が50万円になることは有りえません。客観的に明らかに間違った記事なので、訂正と削除を求めます」
https://twitter.com/tabbata/status/1099105107273076737
「J-CASTニュース」が「SPA!、ZOZO指摘で記事削除 『ツケ払いの残額50万』に『有りえません』」として取り上げている。
「記事では、ZOZOTOWNの後払い決済サービス『ツケ払い』の残額が50万円あるという女子大生が取材に応じ、『ツケ払いだと『なんとかなる』と思っちゃうんですよね。月10万円近く払うこともあって、もう風俗しかないかなと思いつめました』とのコメントを紹介している。掲載された画像の説明文では、『ZOZOTOWNのツケ払いを多用する女子大生。『家に督促状が山ほど来ていて、計算すると思いもよらぬ額になっている』とか』とある」
「その後、SPA!のツイッターアカウントが田端氏の投稿に返信する形で、『事実誤認があり、削除致しました。このたびは申し訳ございませんでした』などと謝罪している」
https://www.j-cast.com/2019/02/25351200.html
◎「BE・LOVE」(講談社)に連載されている末次由紀による「ちはやふる」のTVアニメ「ちはやふる3」の放送開始が4月から10月に変更となった。
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1551076018
◎新潮社は25日、村上春樹の「騎士団長殺し」の第1章の試し読みを、5月31日までの期間限定で「村上春樹 新潮社公式サイト」で始めた。文庫版が刊行されるので、そのプロモーションである。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20190225-OYT1T50259/
◎魔夜峰央のギャグ漫画を映画化した「翔んで埼玉」が興行収入3億3094万9400円(金~日3日間累計)、動員24万7968名の大ヒットとなった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001128.000011710.html
https://cinema.ne.jp/news/tondesaitama2019022519/
◎弘兼憲史のマンガ「島耕作」シリーズと小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれたマンガ「転生したらスライムだった件」(転スラ)がコラボしたマンガ「転生したら島耕作だった件」が、「イブニング」(講談社)に掲載されることになった。
https://mantan-web.jp/article/20190225dog00m200021000c.html
◎ハースト婦人画報社の女性ファッション誌「25ans」(ヴァンサンカン)」4月号の特別とじ込み付録は、フィギュアスケート男子で平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨のポストカード4枚セット。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/02/26/kiji/20190225s00079000325000c.html
◎昨年は「週刊少年ジャンプ」の表紙を飾ったサザンオールスターズが、今度はマガジンハウスの女性誌「アンアン」3月6日発売号で表紙を飾る。特集は「LOVE&LIFE 今、私たちのできること」。「エコライフ、チャリティ、ボランティア等、壮大な枠組みでの“愛”に真正面から取り組む特集にチャレンジ」したそうだ。初めての社会派「アンアン」だ。
https://news.merumo.ne.jp/article/genre/8412073
◎「日刊SPA!」にNPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表の橋本博が「出版不況なのにマンガが売れているというのは本当か?」を寄稿している。
「しかし『本が売れない』と『マンガが売れない』は同じではない。近年、電子書籍が話題になっており、多くの人がスマホなどで電子コミックを読んでいるのを見かけるが、その売り上げを合わせると、なんとマンガはピーク時の1995年のとき以上に売れているのである」
「今後も紙媒体は衰退を続けるだろうが、電子書籍時代は、マンガだけが生き残ることになる。つまり、『本が売れない』というのは、マンガ以外のジャンルのことなのだ。電子書籍を含めた出版産業は、マンガが非常に重要な役割を担うことになる。いささか極端かもしれないが、出版産業におけるマンガの市場シェアは近い将来、5割にまで到達する可能性も否定できない」
「今、大手出版社がやるべきことは、早急に商業的に成功できる新たなマンガを生み出すことに尽きる。現在は過去作品の〝買い替え特需〟によって生きながらえているが、それが一段落すれば、出版社の命運を新規作品に託すしかなくなる。利益を上げている過去の名作を大事にするのは当然ではあるが、未来のためには、新規作品を育てていかなければならない」
https://nikkan-spa.jp/plus/1554372
◎日経の2月26日付「公取委、ネット通販大手を一斉調査 アマゾンや楽天」によれば、公正取引委員会はEC通販サイトのポイント還元をめぐり、アマゾンジャパンや楽天などの一斉調査に乗り出すようだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4175337026022019I00000/
◎幻冬舎コミックスは、ビジネスコミックレーベル「NewsPicks Comic」第二弾として、田端信太郎の「ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言」をコミック化した「マンガ ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言」を発売した。やはり出版ビジネスはコミックとしてしか成立しない!?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000438.000007254.html
◎「POPごと売ってる本屋さん」として知られ、ツイッターの「POP担当日記」も評判になっている八戸市の木村書店だが、何とブロンズ新社の「書店大賞」で「POP賞」を受賞したそうだ。
https://virates.com/funny/20430922
https://twitter.com/kimurasyotenn1
◎三菱一号館美術館が運営する架空の本屋さん「新しい私 書店」(https://mimt.jp/book/ )は、3月1日に2周年を迎えることを記念して、3月1日(金)~4月6日(土)の期間、同館と紀伊國屋書店大手町ビル店、丸善丸の内本店、三省堂書店有楽町店という協力書店でイベントを実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000030575.html
◎光文社の写真誌「FLASH」が合計1600冊売れたら「ミスFLASH」史上初の写真集を発売するという企画を実施され、3人の「ミスFLASH」がそれぞれ都内書店で発売イベントを開催したところ、結果として目標数を大きく上回り、3月26日に「ミスFLASH2019写真集 2162」が発売されることになったそうだ。
https://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2130349.html
◎講談社のマンガ誌「週刊少年マガジン」で連載中の『彼女、お借りします』が、コミックス既刊累計100万部を突破したことを記念して、1000万部まで伸ばすプロモーション案を募集するキャンペーン「アイデア、お借りします」を実施している。採用者には賞金100万円が贈られる。
https://shonenmagazine.com/info/entry/201903kanokari100
◎知らなかった。韓国では日本共産党の機関紙である「赤旗」の書籍を刊行しているのか。「赤旗」がこう書いている。
「赤旗編集局編『戦争の真実―証言が示す改憲勢力の歴史偽造』が、三・一独立運動100年に合わせて、韓国で翻訳出版されることになりました」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-02-26/2019022604_03_1.html
赤旗編集局の本は「語り継ぐ 日本の侵略と植民地支配」(2016年発行)に次いで2冊目なんだそうだ。
◎アニメやゲームなどのコンテンツを自社のマーケティングやプロモーションに活用しようという企業が増えているのは事実である。「Web担当者Forum」が「『アニメ × マーケティング』を成功に導くために知っておきたいポイント」を公開している。
「アニメ視聴人口の実数が一番多い世代は40歳代という数字がある。現在の40歳代は、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』など、人気アニメに触れてきた世代だ。アニメやゲームは、若い世代に限定されるものではなく、現在進行系で多くの世代に触れられているということを、上層部に気づかれていないケースがある」
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/02/27/31659
◎こういうの買っちゃうんだよねぇ、がん患者はさ。週刊朝日ムック「手術数でわかるいい病院2019」が発売された。
https://www.zaikei.co.jp/releases/762468/
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5)【深夜の誌人語録】
前に逃げるという逃げ方もある。