【文徒】2019年(令和元)5月27日(第7巻90号・通巻1510号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】幻冬舎が公式サイトで「お詫び」を公開した
2)【記事】資生堂にはミソジニーが巣食っているのか?
3)【記事】講談社「move危険生物」の誤りを小学生が発見!こっちは誤りを認めたよ!!
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】幻冬舎が公式サイトで「お詫び」を公開した

ホリエモンこと堀江貴は次のように幻冬舎騒動に言及していたのだけれど……。
「つか、作家って実売部数公表されたくらいで折れちゃう豆腐メンタルなの?笑」
https://twitter.com/takapon_jp/status/1131551723338649600
朝日新聞デジタルが「幻冬舎、社長の実売部数ツイート謝罪 公式サイトに公表」を5月23日11時55分に公開した。
https://www.asahi.com/articles/ASM5R3SLYM5RUCLV00B.html
これがそうだ。「お詫び」として発表された。
「『今、僕のツイッターが騒動を起こしています。
これはひとえに僕の傲慢と僕の怠慢が引き起こしたものだと思っております。
作家の部数を公表したというミスを起こしてしまいました。公表した作家の方に心からお詫び申し上げます』
上記は5月19日(日)放送のAbemaTV「徹の部屋」番組冒頭の見城徹の謝罪です。
弊社代表取締役社長・見城徹が、弊社から発刊した作家・津原泰水氏の単行本2冊の実売部数を5月16日(木)、Twitterに投稿し公開してしまいました。
実売部数という出版社内で留めておくべき内部情報を、今回、見城が独断で公にしてしまったことに対して弁解の余地はありません。
改めて津原泰水氏にお詫び申し上げます。
この件は出版社として、作家の信頼性を著しく損なう言動であり、社長はじめ、社員一同、深く反省しております。
皆さまからの様々なご意見・疑問にこれですべてお答えできたとは思っておりませんが、今後、作家のみなさま、並びにその先にいる読者のみなさまに対し誠意を尽くして、信頼を回復していけるよう鋭意努めて参る所存です。
令和元年5月23日
株式会社 幻冬舎 代表取締役社長 見城徹
     幻冬舎 社員一同」
https://www.gentosha.co.jp/news/n486.html
花田紀凱は「Yahoo!ニュース」に「幻冬舎見城徹社長が本の実売部数を公開して何が悪いのか」を発表して、見城社長を支持していたが、結局幻冬舎は、会社をあげて部数公開の非を認め津原泰水に謝罪してしまったのである。
https://news.yahoo.co.jp/byline/hanadakazuyoshi/20190523-00126976/
「テレビマン」百田尚樹も吠えていた。
「本の実売部数を公表した幻冬舎の見城氏に対し、多くの作家が『幻冬舎が信じられなくなった』と同社に抗議したという。
笑わせるな、と言いたい。売れなかった自分の本は隠してくれだと
私はテレビ業界で低視聴率番組をメディアに嘲笑された経験は山ほどあるが、ビジネスの世界では当然と思っている」
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1131521564740993025
有本香も次のようにツイートして援護射撃を行っていた。
幻冬舎さんに理解を示している作家さんもおられるようですが、そういう方々は黙っていますから。メディアやSNSに載った声が全てのように錯覚させられます。毎日に出たお三方も、津原氏が日本国紀への『批判』を超えて一般読者の方々をも巻き込む執拗なネガキャンをした実情まではご存知なかったかと」
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1130662887893143552
しかし、昨年幻冬舎から「死神刑事」を刊行した作家の大倉崇裕次のようにリツイートしている。
「黙っていると理解を示したことにされる恐怖。多くの作家が黙っているのは、幻冬舎に理解を示したのではなく、現場で頭を下げて回っている編集者たちを慮っているからだろう。私も昨日、担当さんから頭を下げられた。あれこれ句を言おうと思っていたが、彼を前にしたら、何も言えなくなった」
https://twitter.com/muho1/status/1130865072270561280
これは町山智浩の見解。
「出版社は作家の作品を預かって売るのが仕事です。何かが売れない理由は様々ですが、出版社が作家のせいにするのは職務怠慢の自己表明だし、その作家に対する営業妨害にもなります。しかも『日本国紀』の盗用を指摘された報復でそれをしたんです」
https://twitter.com/TomoMachi/status/1131621428241899520
朝日新聞デジタルは5月23日16時40分に「津原さん『社長発信の影響力、考えて』 幻冬舎の謝罪に」を公開している。津原は朝日新聞に次のように語ったようだ。
「実売部数の公表は、僕は困らないけど、そうでない作家もいるだろうから、了解もないのに公表するのはやめるべきだ。社長がツイッターで発信することの影響力も考えて欲しい」
更には百田尚樹の「日本国紀」にも次のように言及している。
「『日本国紀』自体の問題についても幻冬舎は対応して欲しい。それは幻冬舎から作品を出している作家の名誉のためにもなる」
https://www.asahi.com/articles/ASM5R4CPWM5RUCVL00G.html
杉江松恋幻冬舎の「お詫び」を次のように批判している。
「何度も書いているように、見城徹社長のSNSによる放言は二次的な問題で、当該作家に対し不誠実な態度をとったことについて、事実関係を調査し、結果如何によっては公式謝罪をする以外に幻冬舎の信用回復の手段はありません」
「今回の『お詫び』は本来すべきことの前段階にもなっていません。これをミスリードととらえ、引き続き幻冬舎の対応に注目するように各メディアにはお願いしたいと思います。少し期待していた者としては、非常にがっかりしております。これで終わりではないですよね、幻冬舎さん」
https://twitter.com/from41tohomania/status/1131491316439773184
https://twitter.com/from41tohomania/status/1131492056474431489
杉江のツイートを踏まえ豊崎由美が次のように「お詫び」の裏事情を暴露している。
「津原さんの庫刊行を、百田本批判を繰り返したからやめたことまで含めて謝罪すべきだという声も社内で上がったそうです。どうやら、そういうまともな社員の声は封殺するという方向にまとまったみたいです。残念です」
https://twitter.com/toyozakishatyou/status/1131622252162629632
この豊崎津原泰水リツイートして次のように投稿している。
「それ以前にまず、剽窃校閲の手抜きで読者を呆れさせることのない、丁寧な本作りをお願いしたい。『本を作る』という出版の基本作業が、形骸化しているように思われます。幻冬舎の本なら買って安心、と読書人から支持される状態を目指してください」
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1131674773753253888
豊崎の立場は、こうだ。
幻冬舎はこの『お詫び』をもって幕を引くつもりなのだろうか。だとしたら、あまりに不誠実だ。百田作品を批判した津原泰水さんの作品の庫化を中止した件についても言及しなければ、謝罪したことにも反省を示したことにもならない」
https://twitter.com/toyozakishatyou/status/1131388014020648962
津原はこんなこともツイートしている。
「見城さんが僕の本の実売を暴露したのは、人間の弱点はそこにある、すなわち『自分の弱点はそこだ』と公表しちゃったようなもんなんですよ。だからメンタルがどうのという形であの話題を引き摺ると、傷が悪化するのはひたすら見城さんだと思います」
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1131719677179121666
津原は、こうもツイートしている。
「取材で、『庫化が中止され、それまでの作業への補償は?』『え……無いっすよ。印税契約だから本が出なかったらゼロです』『えっ』って、そこからかい。見城さんがいかにも幻冬舎が補償しました的なことを書くからもう。庫化に関してはゼロですよ。2/22のメールを最後に連絡もいっさい無しですよ」
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1131790929386328064
盛田隆二のツイート。小説家は幻冬舎に厳しい意見が圧倒的に多いのではないか。
幻冬舎が『お詫び』を出したというから見に行ったら、見城社長津原泰水さんを揶揄するように実売部数を晒した件に関する謝罪のみだった。それは一連の騒動の二次的要素にすぎない。『日本国紀』を批判した津原さんの庫出版を中止した件については全く言及されていない」
https://twitter.com/product1954/status/1131394252720594945
毎日新聞では統合デジタル取材センター記者の大村健一が今回の件では大活躍であった。これは5月23日 12時33分に発表した「幻冬舎が実売部数暴露ツイートを謝罪 見城社長『僕の傲慢と怠慢が引き起こした』」。
「他方、幻冬舎の『お詫び』では、同社が出版した作家、百田尚樹さんの著書『日本国紀』への批判を津原さんにやめるよう働きかけていたことについては触れられていない。津原さんは『私はそもそも一読者として、剽窃に関して(『日本国紀』を)批判してきた。そうした本を出版したモラルに関する謝罪しか求めていない。私への謝罪は別にいらないが、読者に対してしっかり謝罪してほしい』と話した」
https://mainichi.jp/articles/20190523/k00/00m/040/097000c
大村のツイート。
「この件を『津原さんの売名』とする声もありますが、明るみに出る前にこの件を知り、裏取りに行った私に対し、津原さんは『早川に迷惑をかけられない』とずっと記事化に慎重でした。さまざまなきっかけでこうなったわけですが、経緯を見てきた身からすると偶発的な要素が多い」
https://twitter.com/k_oomura/status/1131455814760247296
次のような指摘に私は全面的に同意する。Yahoo!ニュースへの読者コメントである。
「出版業というぐらいですから所詮はビジネスですが、根本的に金儲けと相容れない部分が僅かではありますが有ります。だから色々な本を皆さんは読めるのです。勿論どれもが売れるに越したことはありませんが、売れた本の利益が売れない本の損失を補って、ようやくビジネスが成り立っています。ベストセラーというのは、読書と縁のない人が買って初めて生まれます。売れないものは結局価値がない、というのは一般ビジネスの感覚に染まり切った発想です。無論、今出ている本の大半は無駄ですが、それは売れる本だけを読んでいては決して判断できません。
翻って、今回の幻冬舎の社長は、金儲けに徹している点で、下司、同業者から見ても病人です。恥じらいというものが一切ありませんから。
一方、作家は往々にして神経肥大、自尊心と自家撞着の塊です。こういった人たちが織りなす業界を、少し想像してみてください。勿論、温かく見守る必要はありませんが」
https://news.yahoo.co.jp/profile/id/ppkF9mOTZWWOYLl0iNFS5cTl00di064-/comments/
「根本的に金儲けと相容れない部分が僅か」な部分を言葉を変えて言うと、それは「志」であり、「矜持」ということになるのだ。しかし、講談社の渡瀬昌彦常務や乾智之広報室長に比べれば幻冬舎のほうが遥かにマシなのは間違いあるまい。渡瀬や乾は「根本的に金儲けと相容れない部分が僅か」な部分を完膚なきまでに摩滅させてしまっているのだ。

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2)【記事】資生堂にはミソジニーが巣食っているのか?

「wezzy」が公開した「資生堂CMが炎上で公開中止 なぜ資生堂の広告で女性蔑視が繰り返されてしまうのか」によれば資生堂は5月16日にアネッサのブランドサイトとYouTubeでウェブ動画「マッチョに学ぶアクアブースター技術の凄み篇」を公開したが、たった1日で公開を中止したそうだ。資生堂はプロモーションの期間が終了したためと説明しているようだが、たった1日で終了するプロモーションなど常識ではあり得まい。資生堂何も言っていないに等しい。何があったのか。
「理由は出演者の一人である小林航太のツイートだった。彼は今年の4月、デモに対して<法教育以前に, 正義感振りかざしてオナニーしたいだけの人達には日本語が通じないんだよな。>とツイートし、ネット上で異論が噴出していた(現在は削除済み)。
このツイートは、3月に全国で相次いだ性暴力の無罪判決に異議を申し立てるフラワーデモが行われた直後のもので、性犯罪の被害者や支援者への揶揄に多くのネットユーザーが反論。そしてアネッサの動画公開に際しても、「なぜ主に女性をメインターゲットにする商品のイメージキャラクターに、このような価値観の人物を起用するのか」と疑問の声が相次いでいた。このCM動画に怒りを表明し、「不買」を宣言する人までいた。
今回のプロモーション動画取り下げに、こうした批判が影響していることは明らかである」
https://wezz-y.com/archives/66091
5月16日、小林航太は胸を張って呟いていた。
武田真治村雨辰剛・小林航太の"あの"三人が共演する、資生堂アネッサのweb動画が公開になりました!
日焼け止めの広告撮るのに『日焼けサロン行ってきて』という指示が出たのは当職くらいだと思います笑
是非ご覧ください!」
https://twitter.com/yomimate/status/1128834924776046592
動画に登場する武田真治村雨辰剛、小林航太という三人は「みんなで筋肉体操」(NHK)でおなじみのメンバーだ。
「メロスのようには走らない」「奥様は愛国」「さよなら、韓流」「アンアンのセックスできれいになれた?」などの著書を持つ北原みのりは5月17日に呟いている。
「性暴力に抗議するフラワーデモ参加者に対し『正義感振りかざしてオナニーしたいだけの人達』と言った小林弁護士を資生堂が起用。残念ね」
https://twitter.com/minorikitahara/status/1129203431506292736
「恋愛氷河期」(扶桑社)の勝部元気のツイートが笑える。SNSでは知らないうちに訳もなくブロックされてしまうことが、ままあるものだ。
「性暴力に抗議するフラワーデモ参加者に対して、「正義感振りかざしてオナニーしたいだけの人達」と罵った小林航太弁護士を、資生堂アネッサがCMに起用して大炎上のようですが、全然知らない人だったので見に行ったら、なぜかブロックされていた。一度も絡んだことも言及したことも無いのに意味不明」
https://twitter.com/KTB_genki/status/1129399122169962499
いずれにしても、資生堂が小林航太を起用したことを批判するツイートが溢れ出た。今回は男性向けのCMではあったが、資生堂にとって圧倒的多数が女性の顧客である。当然、女性の呟きが多かった。主なツイートを拾ってみよう。
「性暴力に抗議するデモの参加者(性暴力被害者を含む)に対し性的な言葉で貶めた小林航太をCMに起用するのは間違いです。ブランドイメージだけでなく、資生堂という企業の信頼も損なうことになりますよ」
https://twitter.com/qtaroxxx/status/1129236382818287616
資生堂、何考えてんだよ…
その人、フラワーデモの参加者に暴言吐いてた弁護士じゃん…よりによって女性用の日焼け止めに起用しないでよ」
https://twitter.com/oyr_ok/status/1129029318498144256
「#小林航太 弁護士の資生堂CMの起用は勘弁していただきたい。
フラワーデモの直後の罵倒ツイート見たショックは忘れられない。性的暴行判決についてのデモ参加者をあえて性的な言葉を使って批判するんだもの。
このCMがこのまま使われるんなら、#資生堂 二度と買わない」
https://twitter.com/oyr_ok/status/1129050534453895175
資生堂さん…
つい4月にもグループ社員さんが性的な強要を迫って問題になったばかりですのに、なぜこの起用を…。
性犯罪に抗議するフラワーデモと、その時の小林航太弁護士のツイートをご存知ないのでしょうか?」
https://twitter.com/ginza797LS/status/1129251668694986752
「性犯罪被害者を含めた女性たちの抗議をこういう言葉で貶める男がCMしてる商品なんか絶対に身体に付けたくはない。絶対にだ」
https://twitter.com/name14_1_3_15/status/1129558459475562498
「広告撮影にそれなりに金かけただろうに…事前に人物リサーチとかしないのだろうか。#アネッサ のターゲットとかぶるであろうフラワーデモの女たちを『正義感振りかざしたオナニー』だの『法教育以前に日本語が通じない』だの、議論以前の暴言でバカにしてた人物じゃないか…」
https://twitter.com/lije_bailey/status/1129402359283503104
資生堂へ抗議の連絡をしておきました。もちろんばっちりと録音を残しています。このアネッサCMに関して、多くの苦情が入っているとのことです。小林航太のような犯罪被害者の方々に対して下品な暴言をはくような輩を大企業がCMに採用するとは。。。日本には人権教育が必要です」
https://twitter.com/Victim_Alliance/status/1129275307540779008
「『筋肉体操』3人衆を起用した資生堂アネッサのCM、16日公開するも翌17日に非公開に。出演筋肉マンの1人小林航太弁護士の過去ツイが問題になったようだ。問題ツイートの発信は4月11 日と直近。資生堂広報はチェックしなかったのだろうか。あとこの場合の損害賠償はいくらくらいになるんでしょうね」
https://twitter.com/minami_aoyama/status/1130421216135639041
私の記憶が正しければ資生堂の女性管理職は2%に過ぎない。資生堂は女性を顧客としたビジネスの老舗中の老舗だが、花王グループに比べると女性管理職は圧倒的に少ないのだ。花王は「日経ウーマン」による2019年の「女性が活躍する会社ベスト100」で第1位を占めている。それでも女性管理職は27%を超える程度である。
しかし、出版業界は資生堂を笑えない。女性誌をビジネスの柱としているような出版社における女性管理職比率は決して褒められたものではあるまい。こんなツイートも投稿されている。
資生堂のえらい人って全員女に謝ると死んでしまうオッサンなのかな……女相手の商売なのによくもこんなに女を馬鹿にした対応ができるものだな。インテグレートのCM炎上も、水原希子の撮影の話も、資生堂ショックも、今回のアネッサCMも、全部繋がってるじゃん。直る兆しがない」
https://twitter.com/lily_0802/status/1130400541421346818
資生堂は「インテグレート」のCMでも「女性差別」を指摘されCMを取り下げている。
「CMは第1弾と第2弾があり、特に批判を浴びているのが第2弾の「がんばってるを顔に出さない」篇。パンをくわえながらPCに向かう主人公(小松菜奈さん)に対し、「今日も頑張ってるねえ」「(でも)それが顔に出ているうちは、プロじゃない」と男性上司がピシャリと語りかける――という内容でした。
これに対し、ネットでは「またしんどい生き方を助長」「へー女は仕事ができても疲れた顔してるとダメなんだ」「『女性はどんなに疲れていても余裕をなくしても、いかなる時もキレイでいなければいけない』という強迫観念を、公共の電波を使って発信している」など批判が殺到。さらに男性上司の発言については「セクハラなのでは」という声もあがっていました」
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1610/08/news017.html
水原希子の撮影の話」とは、こういうことであった。
「複数の男性が周囲にいる状況で、上半身裸での写真撮影を強要された――。モデルの水原希子さん(27)のこんな訴えをめぐって、インターネット上で関連が疑われている広告がある。
資生堂が2013年元旦に展開した新聞広告だ。水原さんの投稿と撮影時期、内容が一致しているなどとして、ネット上に「これ資生堂かな?」といった疑いの声が相次いでいるのだ」(「J-CASTニュース」)
https://www.j-cast.com/2018/04/13326144.html?p=all
本来、資生堂のような企業はアファーマティブ・アクションに取り組むべきなのである。
J-CASTニュース」が「資生堂『筋肉体操』CM、わずか2日で終了 出演者が原因?同社に聞くと...」を発表しているが、ここでも資生堂の広報は取材に真摯に対応しているとは言い難い。
資生堂グローバル広報部は20日J-CASTニュースの取材に、削除はあくまで「プロモーション期間が終了したため」と回答。抗議が影響したかについては「回答する立場にない」とした」
https://www.j-cast.com/2019/05/20357855.html
資生堂もまた講談社同様に広報を劣化させてしまっていると言わざるを得まい。

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3)【記事】講談社「move危険生物」の誤りを小学生が発見!こっちは誤りを認めたよ!!

 琉球新報が5月25日付で「6歳の魚博士、図鑑の誤り発見 出版社修正へ」を掲載している。
「6歳の魚博士、図鑑の誤り発見―。沖縄県今帰仁村立天底小1年の安部京志郎さん(6)が、講談社の人気図鑑『move危険生物』に掲載されている『タマカイ』の写真が別の魚であることを発見した。同属の『カスリハタ』である可能性が高い。講談社は京志郎さんの指摘を受け、次の版から写真を差し替える予定だ」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-924417.html
ここでは講談社は素直である。誤りをちゃんと認めている。やればできるじゃないか!むろん、次の版から写真を差し替えるということは、間違えた写真を掲載した現在「move危険生物」はそのまま市場に出回らせたままにしておくということなのだろうか。この記事からだと講談社が間違えた写真を掲載した版の回収を決めたかどうかは分からない。
それでも、「金菱氏の言説は事実と異なるものであり、大変遺憾です。抗議は、社としてのものです。そう受け取ってください。渡瀬」というメールを私たちに送ったものの、今日に至るまで「金菱氏の言説」のどこが「事実と異なる」かに口を噤んだままの対応に比べれば遥かにマシである。結果的に渡瀬昌彦常務や乾智之広報室長は、またしてもダブルスタンダードを使っているわけである。
既に何度も書いてきたことだが、渡瀬常務が「事実と異なる」と断定して見せた「金菱氏の言説」とは、「3.11慟哭の記録」の編者である東北学院大学教授の金菱清が4月7日にツイッターに公開した次のような投稿である。
「『美しい顔』の出版について談話だと当方が協議や交渉を経て改訂稿を認める形になっています。そのような事実はなく、改訂案が一方的に送られてきました。原作者が『剽窃』の疑われている作品の改訂への関与など断じてありえません。編著者の関与について撤回訂正を求めます」
https://twitter.com/kanabun0711/status/1114698406201401344
渡瀬常務や乾広報室長は、この内容が「事実と異なる」と断定しているのである。では、どこがどう事実と異なるのか。これについては、いっさい答えようとはせず、私たちとの取引を一方的に停止して来たのである。乾広報室長は岩本太郎との電話でのやりとりで、岩本が「今井の『出版人』の取材の方法に対しては、それはまたちょっと異議があるというお考えですか?」と問いかけると、
「それをしゃべっちゃうとさ、岩本さん。それを私が岩本さんにしゃべってしまうと、ちょっとおかしいでしょ? この電話で。それはもう今井さんは既に正常じゃない状態で、SNSなんかも使って私を攻撃してるわけだし、それを今、今井さんに対するコメントは岩本さんにはごめんなさい。この電話ではしゃべれません」
などと言っているが、乾広報室長よ!「既に正常じゃない状態」なのは君たちにほかなるまい。「正常じゃない状態」の広報室を放置しておくことは、講談社にとって「異常」である。それこそ講談社の全社員の見ている前で、私はこの件について、渡瀬常務、乾広報室長と対話をして真実を明らかにしたいものである。二人は私の前に出て来ることなどできやしないのだ。何故か?それがウソツキスト渡瀬常務の業(あるいはゴロツキスト乾広報室長の性)というものであろうよ。
私の場所から見ると渡瀬昌彦常務と元フジテレビアナウンサーである長谷川豊は非常に似ている。繰り返して言う。講談社だからといって「言い得」や「逃げ得」が許されて良いはずはないのである。特に乾広報室長の岩本太郎に対するヘラヘラした対応は広報マンとしては万死に値しよう。

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4)【本日の一行情報】

◎牧久の「暴君 新左翼松崎明に支配されたJR秘史」(小学館)が初版6000部、2刷2000、3刷4000で、計12000部と好調に部数を伸ばしている。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388665
日経ビジネス」編集長、編集局産業部長、日経MJ編集長として会社と経営者の取材を続け、日経の名古屋支社代表、大阪本社代表、BSジャパン社長などを歴任した永野健二が、悟空出版を擁するジョルダンが運営する「ソクラニュース」で「暴君」の書評を書いているのだが、そこにこんな一を見つけた。
「バブルの最終局面、小谷光浩の逮捕をめぐる事態のなか、単独インタビューの取扱いを巡って、当時社会部長だった彼と、兜クラブのキャップだった私や、今はファクタの経営者でもある阿部重夫の間で、原稿の取扱いを巡って激しく対立したこともあった」
「彼」が牧久であり、「私」が永野健二である。
https://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=NS441651&tpl=socradetail

朝日新聞デジタルが5月22日付で「『彼をNHKに戻すな』 政権との距離感、前会長も警戒」を掲載している。「彼」とはNHK専務理事に返り咲く板野裕爾である。
「経済部出身の板野氏には、官邸や政治家などの意に沿うよう動くとの人物評がある。20年以上続いた報道番組『クローズアップ現代』は権力に比較的厳しい姿勢で臨むことで知られたが、2016年に終わった際、板野氏は番組制作のトップである放送総局長。現場は当初、番組の継続を決めていたが『最終的に板野氏の意向で事実上の打ち切りが決まった』と当時の複数の幹部は証言する」
https://www.asahi.com/articles/ASM5K672RM5KUCLV00L.html

◎RIZAPは、疲れないカラダを手に入れるためのトレーニンハウツーを1冊にまとめたRIZAP監修書籍「『疲れないカラダ』になる ライザップトレーニング」(本体1,200円+税)をマガジンハウスから5月23日(木)に発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000030866.html

ハウス食品は、「カリー屋カレー(※正式にはカリーは漢字[口+加][口+厘])」ブランドの発売20年記念企画の第2弾として、丸善ジュンク堂書店響社との共同企画を実施する。丸善ュンク堂書店83店舗にて、響社の『とにかく盛り上がる夜ごはん』シリーズの本を購入すると、「カリー屋カレー」〈中辛〉が1箱もらえるキャンペーンを5月24日からスタートさせた。
https://housefoods.jp/company/news/news1001002286.html

◎Virtusizeは、3月23日より日之出出版と連携し、「Safari Lounge」へのオンライン試着機能の提供を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000023882.html

ディスカヴァー・トゥエンティワンが運営する「ビジネス書大賞2019」の大賞は新井紀子の「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社)に決まった。
http://biztai.jp/prize.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000283.000018193.html

◎5月22日に、ぴあよりX JAPANYOSHIKIハローキティがコラボしたyoshikitty誕生10周年記念ファンブック「yoshikittyぴあ」が発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000193.000021123.html

◎ぴあより、「宝島 COMPLETE DVD BOOK」vol.1が発売された。東京ムービー新社のTVアニメ「宝島」全26話を3巻に分けて完全収録する。渋い企画だ!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001229.000011710.html

カカオジャパンが運営する「ピッコマ」は出版社の人気漫画やオリジナル作品を一部無料で読める電子漫画・小説サービスであり、アプリ版のダウンロード数は1500万を突破、提供する作品数は6700を超えている。サービス内に広告を入れていない点も特徴だ。カカオジャパンキム・ジェヨンは事業戦略発表会で持論を展開した。「ITmediaNEWS」が「漫画ファン、どう増やす?――急成長の漫画アプリ『ピッコマ』が考える“紙とアプリの共存”」を発表している。
「キム社長は、紙雑誌・単行本と漫画アプリの『役割の違い』に注目する。『紙媒体は最新作をいち早く読むためのもので、単行本は気に入った作品をコレクションしてじっくり楽しむもの。漫画アプリは新しい漫画に出合えるもの』と定義した上で『それぞれの特徴を生かして共存関係を高めていくことで業界全体の活性化につながっていく、という仮説を持っている』と強調する」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/24/news088.html
実はキムが強調するほど「役割の違い」はないのかもしれない。しかし、出版社からコンテンツの提供を思う通りに進めるためにも「役割の違い」を強調しておく必要があるということだ。

◎「日刊サイゾー」によれば5月21日発売「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)で、5ページにわたるヌードを披露した熟女モデルの岩本和子容疑者は、5月18日熱海駅でカッターナイフを使って男性の顔を切り付けるという事件を起こしたそうである。美魔女コンテストのファイナリストだった(2012年)。「週刊ポスト」 3月29日号ではグラビア&袋とじ16ページにわたり大特集されていた。
https://www.cyzo.com/2019/05/post_203915_entry.html
https://www.news-postseven.com/archives/20190423_1357485.html

百田尚樹ツイッターで週刊誌ジャーナリズムを擁護している。
「週刊誌の売れ行きが落ちているという。このままでは、いずれは休刊になるかもしれない。
週刊誌が暴いた事件やスキャンダルは山ほどある。
もし週刊誌がなければ、そうした事件の大半は世に知られることなく闇に消えていただろう。
週刊誌がなくなった世界は、恐ろしい世界になるかもしれない」
「週刊誌の記事は、下品で低俗で、しばしば嘘もあるが、重要な情報も少なくない。
週刊誌なんかなくてもネット情報で十分だと言う人もいるが、実はネットを賑わす情報の多くは、週刊誌記者が頑張って手に入れたものだ。またテレビのニュースやバラエティのネタも、最初は週刊誌記事というものが多い」
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1131412974541762560
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1131470406445981696

◎長谷川豊なる元アナウンサーの「差別意識むき出しの発言」(朝日新聞)は、この程度の謝罪をブログに発表したからといって許されるものではあるまい。
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/
https://www.asahi.com/articles/DA3S14027095.html
西日本新聞が5月24日付で社説「部落差別発言 『人権』の原点に立ち返れ」を掲載している。
「同氏が元はフジテレビアナウンサーだったことも、報道メディアの一員として私たちは問題提起し、自省もしなければならない。
言葉は人の命さえ奪う『凶器』になる-。言論人として最も肝に銘じなければならないことだ」
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/512841/
長谷川のみならず、講談社の渡瀬昌彦常務や乾智之広報室長にも肝に銘じてもらいたいものである。

◎今度は「闇金ウシジマくん」だ。小学館集英社プロダクション小学館と共同で、6月4日9時30分より、「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平作)完結記念ラベルの限定スコッチウイスキー小学館の総合通販サイト「大人の逸品」で販売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000002610.html

◎映画「空母いぶき」の公開を記念し、かわぐちかいじの「太陽の黙示録」「太陽の黙示録 第2部 建国篇」の総5000ページ以上がコミックアプリ「マンガワンに6月14日(金)までの期間限定「全巻イッキ」企画として登場した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000013640.html

丸善ジュンク堂書店は6月8日(土)、髙島屋堺店4階に書籍と具を取り扱う「丸善 髙島屋堺店」をオープンする。大阪府内の丸善ジュンク堂書店では10店舗目となり、約194坪(640平米)の売り場である。
https://www.maruzenjunkudo.co.jp/info/20190523-01/

◎「女性自身」が「お詫び」を発表した。
「『女性自身』5月28日(5月14日発売)号にビートたけしんに関する記事を掲載しましたが、事実と異なる内容であり、間違いでした。北野武さん及び関係者の皆様方に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫びいたします」
https://jisin.jp/
https://www.kobunsha.com/shelf/magazine/past?magazinenumberid=3861

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5)【深夜の誌人語録】

出会いなくして理解なし、である。