【文徒】2019年(平成31)3月26日(第7巻54号・通巻1472号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】最近書店閉店事情
2)【記事】グーグルマップに異変!検証「ゼンリン凄い」
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.3.26 Shuppanjin

1)【記事】最近書店閉店事情

カルチャーエージェント教堂江田駅店が3月10日(日)をもって閉店。
「平素は教堂をご利用いただきましてありがとうございます。C教堂江田駅店は誠に勝手ながら平成31年3月10日(日曜日)をもちまして閉店させていただくことになりました。長らくご愛顧いただきましたお客さまに心より御礼申し上げます」
https://twitter.com/edabunkyodo/status/1097751534538903552
「げ、3月10日で閉店だと」
https://twitter.com/KawaharaYoui/status/1099920789913194497
「ただいまをもちましてCA教堂江田駅店は閉店いたします。
5年の間ご愛顧いただいたお客様に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました」
https://twitter.com/edabunkyodo/status/1104728876033298432
TSUTAYA BOOKSTORE神谷町駅前店が3月30日(土)をもって閉店
「ここも閉店すんのかぁ。スタバがあったりでゆっくりできるとこだったのになぁ。その昔は、ここのお店のセールは穴場だったんだよなぁ」
https://twitter.com/v00ld/status/1108926067178258432
「今月末で閉店?! 悲しすぎる」
https://twitter.com/taku_arino/status/1105418326145024000
六本木のTSUTAYA TokyoMidtownが3月31日(日)をもって閉店。
「ちょ、まてよ」
https://twitter.com/Sexy_funk_fire/status/1107061081162153984
「あららら、ミッドタウンのTSUTAYA BOOKSが3/31で閉店…
むむむ、会社から一番近い書店が…」
https://twitter.com/NISHINOB/status/1102761800762683392
リブロecute日暮里店は3月31日(日)をもって閉店。
「平素より、リブロecute日暮里店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
永年にわたり皆様からご愛顧を賜ってまいりましたが、この度、誠に勝手ながら当店は、3月31日(日)をもちまして閉店の運びとなりました。
今までのご愛顧にスタッフ一同、心より感謝御礼申し上げます」
https://libroplus.co.jp/info/673/
「今日さっき知ったのですが、私が中学生の頃からずっとお世話になっていた本屋、リブロecute日暮里店が3月31日(日)までで閉店してしまうそう。寂しいです。どう向きあっていくのかちょっとずつ考えながら、ゆっくり営業しています。 (小)」
https://twitter.com/brat_yagaku/status/1107556770589761537
三省堂書店品川駅南店が3月31日(日)をもって閉店。
「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
品川駅南店は、平成31年3月31日をもちまして閉店させて頂きます。
これまでの皆様のご厚情に対し深く感謝申し上げます。
今後とも三省堂書店をご愛顧賜りますようお願い申し上げます」
https://www.books-sanseido.co.jp/news/637119
熊本県明林堂書店山鹿店が3月31日(日)をもって閉店。
「山鹿の明林堂が閉店ってマ?」
https://twitter.com/kotokufurusho/status/1107144918902857728
「明林堂山鹿は閉店らしい
今月いっぱいで」
https://twitter.com/dutchtry/status/1107561961577807872
さいたま市岩槻区のTSUTAYA岩槻店が4月14日(日)をもって閉店。
https://store-tsutaya.tsite.jp/storelocator/detail/1406.html
未来屋書店松戸西口店が4月20日(土)をもって閉店。
ダイエー松戸西口店4階にある「未来屋書店 松戸西口店」が4月20日で閉店とのこと」
https://twitter.com/eventmatsudo/status/1108210446169849859
名古屋市南区三条のTSUTAYA南陽通店が5月6日(月・祝)をもって閉店。
https://store-tsutaya.tsite.jp/storelocator/detail/4235.html
奈良県磯部郡の宮脇書店 田原本店は5月6日(月・祝)をもって閉店。
「お知らせ
長らくご愛顧いただきました宮脇書店田原本店は、2019年5月6日(月)をもって、閉店いたします。
いつもご利用くださっているお客様にはご不便をお掛けし、当店も心苦しく、そして寂しく思っております。
一部SALE本もございますので、閉店前にどうぞ、ぜひ、最後に足をお運びください」
https://twitter.com/kanetyouhonten/status/1106422545186643968
フタバ図書TERAワンダーシティ店が5月6日(月)をもって閉店。
「mozoのフタバ図書潰れるとかビビった。あそこ結構好きだったんだけどなぁ。古本めちゃ高く買い取ってくれるし」
https://twitter.com/siisaan/status/1108174070254702592
フタバ図書TERAワンダーシティ店が5月に閉店するって知ってショック受けてる
本屋さん消えないでくれ」
https://twitter.com/rieppe2/status/1108260495465705472
「ダメです。
息子マジでどうしようって凹んでますよ」
https://twitter.com/Ilikengnjpwot/status/1109394732755476480
TSUTAYA」と冠せられた店の閉店については、「TSUTAYAの閉店っぷりが容赦ないこと」が掲げている1~3月までの閉店一覧を見ていただきたい。代官山の蔦屋書店のようなものが増殖し、レンタル店に毛の生えた程度の「街のTSUTAYA」は絶滅するのだろう。
1/6 TSUTAYA 幸手店(埼玉県幸手市
1/6 TSUTAYA 上尾原市店(埼玉県上尾市
1/14 TSUTAYA 上尾駅前店(埼玉県上尾市
1/14 TSUTAYA さいたま新都心店(埼玉県さいたま市中央区
1/14 TSUTAYA 砥部店(愛媛県伊予郡砥部町) 
1/20 TSUTAYA 新小岩店(東京都葛飾区)
1/20 TSUTAYA WILL 久万の台店(愛媛県松山市
1/27 TSUTAYA 大倉山店(神奈川県横浜市港北区
1/31 TSUTAYA 宇都宮鶴田店(栃木県宇都宮市
1/31 TSUTAYA 仁戸名店(千葉県千葉市中央区
1/31 TSUTAYA 祖師ヶ谷大蔵店(東京都世田谷区)
1/31 TSUTAYA 高須店(高知県高知市

2/03 TSUTAYA フジグラン十川店(香川県高松市
2/10 TSUTAYA MINANO分倍河原店(東京都府中市
2/11 TSUTAYA 醍醐店(京都府京都市伏見区
2/11 TSUTAYA JR野田店(大阪府大阪市福島区
2/11 TSUTAYA フジグラン神辺店(広島県福山市
2/17 TSUTAYA 学芸大店(東京都目黒区)
2/17 TSUTAYA 武蔵中原店(神奈川県川崎市中原区
2/24 TSUTAYA 南宮崎店(宮崎県宮崎市
2/28 TSUTAYA 天神駅福岡ビル店(福岡県福岡市中央区)(移転)
2/28 TSUTAYA 名護店(沖縄県名護市)

3/3 TSUTAYA すみや富士中央店(静岡県富士市
3/3 TSUTAYA フジ西宇部店(山口県宇部市
3/6 TSUTAYA 京王稲田堤店(神奈川県川崎市多摩区
3/12 TSUTAYA フジグラン宇部店(山口県宇部市
3/17 TSUTAYA ときわ台店(東京都板橋区
3/17 TSUTAYA 桃山店(京都府京都市伏見区
3/17 TSUTAYA 箕面牧落店(大阪府箕面市
3/20 TSUTAYA 園田駅前店(兵庫県尼崎市
3/30 TSUTAYA BOOK STORE 神谷町駅(東京都港区)
3/31 TSUTAYA 旭川神居店(北海道旭川市
3/31 TSUTAYA 登別店(北海道登別市
https://wasteofpops.hatenablog.com/entry/2019/03/11/003522

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2)【記事】グーグルマップに異変!検証「ゼンリン凄い」

「ハフポスト日本版」は「グーグルマップに不具合?ネット上で報告相次ぐ ゼンリンは『コメントできない』」を掲載している。
Googleマップに不具合があるとの報告が3月21日ごろから、ソーシャルメディアなどで相次いでいる。あるはずの道やバス停がなくなっているなどの内容だ。Googleは最近、マップの刷新を発表しており、不具合と関係している可能性がある
ソーシャルメディアで指摘されている不具合は、『災害などで長期不通となっている路線が削除されている』『バス停が消えた』『林道や細い道が表示されない』など」
Googleはマップサービスを始めた2005年から、ゼンリンから地図データの提供を受けていた。
ところが22日現在、これまで地図データの著作権者として表示されていた『ZENRIN』(ゼンリン)の字が消え、代わりに『Google』となっている」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/google-maps_jp_5c945b8be4b057f73308fad1
「engadget日本版」の「『Googleマップが劣化した』指摘にグーグル『早急な解決に向け調査中』」も書いている。
「この原因について、Googleが今月6日に予告した『新しいGoogleマップへの移行』に伴い、地図ソースをゼンリンから独自のソースに切り替えたためという推測もあります。不具合を期Googleマップからゼンリンの社名が消えていることが、その推測に信憑性を与えています」
https://japanese.engadget.com/2019/03/22/google/
ブルームバーグ」は「グーグルマップから社名消えた、ゼンリン株が東証上場来の大幅安」を発表している。
「22日のゼンリン株は一時前営業日比17%安2457円と5営業日ぶりに急反落し1月25日以来、2カ月ぶりの安値を付けた。終値は2473円で、下落率の16%は東京証券取引所に上場した1996年以降で最大」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-22/POQY4O6TTDS301
ツイッターからも声を拾ってみよう。結構、「ゼンリン、すごい」=「日本、すごい」系のツイートが蔓延している。
「ごん、じゃなかった、ゼンリンお前だったのか。グーグルマップを正確にしてくれていたのは。
ゼンリンはぐったりと目をつぶったままうなずきました。
グーグルマップからは細い道が消えていました」
https://twitter.com/jikapan/status/1108921848585027584
「要するにGoogleマップがよく出来てるんじゃなくて、ゼンリンの地図がよく出来てたってことなんだな。やっぱ『スゴイのは日本』じゃんか!Amazonが優秀なんじゃなくてクロネコヤマトが優秀だったのと同じだよね。問題は、日本人の優秀さを全部外国の企業に使われちゃってること」
https://twitter.com/kataoka_k/status/1109233945290260481
「ゼンリン地図は現地の実地調査と聞き込みで精度を上げてゆく泥臭いやり方なのだけど、それ故に信頼度は格段に高い。ほぼ日本全土を手作業で作成してる。それに相当するものをGoogleカーだけで作り出そうとしても向こう10数年くらいは退化したマップを使うハメになるんじゃないかしら」
https://twitter.com/902/status/1108756123144716288
Googleマップはもはや単なる地図ではなく巨大なプラットフォームだと思うけど、その価値のセンターピンはGoogle技術力とブランド力だったのか?それともゼンリンの詳細な地図データだったのか?
両者の真価が問われる問い。どちらがイニシアチブを取るのか実に興味深いなぁ。答え合わせは数年後に」
https://twitter.com/kawauchi_co/status/1108895766012022784
ITmedia NEWS」の「Google、ゼンリンとの契約について回答せず『素早い解決に努める』 地図データ提供企業には『MapFan』のインクリメントPも新たに参画」は書いている。
「真相を確かめるため、ITmedia NEWSはGoogle日本法人にゼンリンとの契約や、新マップの作成方法について質問した。同社広報は、『新マップへの移行に伴い発生している問題について、素早い解決に努めており、調査を行っている』と答えたものの、ゼンリンとの関係については回答しなかった」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/22/news099.html
佐々木俊尚がツイートしている。
Google Mapからゼンリンのデータが外れて残念になったと言われてる件、あれって結局日本は要素技術や中間財は素晴らしいけど最終消費財は作れなくなってるって話とつながってるような気がする。ゼンリンだけじゃGoogle Mapは作れなかった」
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1109118571534123008
国際政治学者の鈴木一人もこうツイートしている。
「確かにヤマトもゼンリンも凄いんだけど、ヤマトがAmazonのサービスを考えついて、ここまでの規模で出来たのか、ゼンリンGoogleと同じサービスを出来たのかと考えると、やはりプラットフォームを作ったヤツが凄いになってしまうんだろうな…」
https://twitter.com/KS_1013/status/1109110534245216257
なつのロケット団」プロジェクト チーフエンジニアの牧野一憲はビクターエンタテインメントで「着うた」事業の立ち上げに従事した経験を持つ。牧野の呟きに耳を傾けよう。
「GoogleMapが地図データをゼンリンから自社製へ切り替えたのは、衛星・航空・路上画像やビッグデータをテクノロジーなんとかして高い効率で使い勝手の良い地図データを作成する方向へ舵を切ったのだと思っている。数年後にコストと一部(種類,用途)の品質でゼンリンを上回りにきたのだと」
https://twitter.com/kzmakino/status/1109306648244293632

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3)【本日の一行情報】

◎3月21日付日経「AI記者、取材も手助け」は次のように書いている。
リクルートホールディングス(HD)は、対話型の人工知能(AI)を使って、取材のやりとりから記事の執筆までを手掛けるシステムを開発した。チャットボット(自動応答システム)を活用して記事に必要な内容を聞き、原稿を自動で作成する。原稿作成AIに取り組む企業は多いが、取材の一部作業まで手掛けるのは珍しい」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO4273608020032019TJ3000/

◎荒木優太の「無責任の新体系」(晶社)の刊行を記念して、「荒木優太×綿野恵太トークショー 左翼っぽいもの再検討2019」が4月15日に「本屋Title」で開催される。
http://www.title-books.com/event/6075

博報堂DYグループの広告会社であるオールブルーは就業時間が10時~18時で、「18時以降はなんでもいいから予定を入れる」ことをルールにしているという。代表取締役の助野太祐は1983年シンガポール生まれ。2005年リクルート入社。2007年博報堂入社、2013年オールブルー設立というキャリアの持ち主だ。「新R25が助野にインタビューをしている。
「この前なんて、めずらしく19時過ぎにオフィスで仕事をしてたことを社員に話したら、『社長、ダサいっすね』って言われて(笑)」
こんな発言も「新しい」。
「だからオールブルーは、ストック型(知的財産型)でビジネスを展開していくことを目指しました。
たとえば、すでにあるコンテンツをコンテンツホルダーと一緒に、より売れるものにアップデートして商品化する。そして、その商品を多面的に売っていくことが可能になれば、1度きりで終わらないビジネスが展開できるじゃないですか。
こうやって、僕らは従来の広告のビジネスモデルを仕組みから変えてるんです」
https://r25.jp/article/657851028659293072

朝日新聞デジタルモブ・ノリオが「内田裕也の映画を過剰摂取せよ!」を寄稿している。
「…独特のユーモアで時代のタブーを可視化させた、彼の政治的で倫理的で詩的でもある身体的知性とでも呼ぶべきセンス(彼のロックンロールの基盤的感性)と行動力(アクション)が、私は猛烈に好きだ」
https://www.asahi.com/articles/ASM3N3S5KM3NUCLV00B.html

◎「ダイヤモンド・オンライン」が「GAFAのデータ独占に公取委がメス!本気の実態解明へ」を公開している。
「日本の当局には、このままGAFAによるデータ独占を放置すれば国内産業が地盤沈下するという危機感もある。GAFAの壁にどこまで挑めるか。“人類の知恵比べ”ともいえる壮大な攻防戦の幕が開けた」
https://diamond.jp/articles/-/197645
もはやアマゾン中毒から抜けられなくなってしまった出版社は少なくあるまい。「ダイヤモンド・オンライン」は「公取委員長吠えるGAFAの『勝者総取り』は許さない」も公開している。公正取引委員会委員長の杉本和行は「出品者にポイントの原資を負担させるというアマゾンの方針は、優越的地位の乱用に当たるという認識でしょうか」という問いに次のように答えている。
「一般論で言えば、オンラインモール運営事業者が利用の拡大を図るため、取引先に不当に不利益を与えるやり方で一方的に取引条件を変更する場合、優越的地位の乱用として独占禁止法上の問題が生じる可能性がある」
https://diamond.jp/articles/-/197644

◎14,500の教室が登録する、趣味とまなびの「体験」&「教室」さがしサービス「趣味なび」は、サッポロ不動産開発がスタートさせる「EBISU UPDATE PROJECT」(恵比寿アップデートプロジェクト)において、30代キャリア女性のためのワンテーマ・マガジン「FRaU」(講談社)とともに参画し、5月19日(日)開催のスペシャル講座内で、ワークショップを企画・運営することになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000024884.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002107.000001719.html

◎「宝島」(講談社)の真藤順丈を招いた特別講演会が4月5日午後2時から、那覇市松川のノボテル沖縄那覇で開かれる。主催は沖縄タイムス社。協力は講談社ジュンク堂書店那覇店。協賛はグレイトヴォヤージュ。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/399292

◎「ファッションの世界では、ブランドによっては意向に沿わない書き手をショーに招かないようにしたり、雑誌の誌面を事前に見せるよう要求したりということもあると聞きます」という問いに対して「一種の検閲制度ですよね」と答えられる「GQジャパン」編集長の鈴木正は尊敬に値する編集者である。朝日新聞デジタルが「広告依存、困難なファッション批評 鈴木正GQ編集長」を掲載している。
https://www.asahi.com/articles/ASM3M5GYYM3MUCLV00Y.html
どんなジャンルの雑誌であっても、その生命線は「事実」と「批評」にほかなるまい。この二つを土足で踏みにじることが編集者の仕事であるという倒錯が一時、罷り通ってしまったことが雑誌を絶滅危惧種のメディアにしてしまったのだということを私は歴史に書きとどめる覚悟である。

◎学研プラスの「学研のクイズ図鑑」シリーズのコンテンツを利用したクイズラリーが、三井不動産商業マネジメントの運営する、三井ショッピングパークラゾーナ川崎プラザ館内の各フロアで4月20日(土)まで開催されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002106.000002535.html

◎カーサ・プロジェクトと宝島社のファッション誌「リンネル」が共同開発した、コラボレーションハウス「casa liniere」(カーサ リンネル)が完成した。
https://www.atpress.ne.jp/news/180032

毎日新聞3月22日付「民放ラジオ縮小へ ワイドFM統合前提 民放連が要請方針」は書く。
日本民間放送連盟(民放連)は22日までに、AMラジオ局がAM放送を終了し、ワイドFM(FM補完放送)に一本化することも選択できるよう、総務省に制度改正を求めることを決めた」
https://mainichi.jp/articles/20190322/k00/00m/040/267000c?fm=mnm
共同通信3月22日付「ラジオのAM放送廃止を要請へ」も書いている。
「AM局の多くは広告収入の低迷を受け、番組の放送を、災害対策として実施しているFMによる補完放送(ワイドFM)に一本化したい考えだ。制度改正が実現すれば、北海道など一部地域を除き、民放AMが将来なくなる可能性がある」
https://this.kiji.is/481756074104767585?c=39546741839462401

◎「月刊コミックフラッパー」(KADOKAWA)に連載されている歴史ファンタジー「千年狐 ~干宝『捜神記』より~ 」(張六郎)が売れているようだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005665.000007006.html

◎「月刊少年エース」(KADOKAWA)に連載されている「プランダラ」(水無月すう)のTVアニメ化が決まった。
https://news.mynavi.jp/article/20190322-793893/

◎「SankeiBiz」の「【東京商工リサーチ特別レポート】突然シャッター閉めた名物書店 なぜ私的整理は頓挫したのか」によれば、天牛堺書店トーハン支援も実らず破産することになった。
トーハンには所有権留保が付いた在庫商品の返品で対応した。また、商品の継続供給を目的に2018年5月期に入るとトーハンら役員を受け入れ、新体制で改革を目指した。
不採算店の閉鎖を進めた結果、12店舗まで縮小し、経費の大幅削減に一定の成果をみせた。だが、採算を確保できていた店舗は『天下茶屋店』と『粉浜店』のみ。規模縮小だけでは深刻な経営の改善には結びつかなかった」
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190308/bsd1903080645001-n1.htm

関西大学では、昨年から読書啓発の一環として実施している、大手書店「丸善雄松堂」ならびに「紀伊國屋書店」とのコラボ企画「新入生に贈る100冊」の第2弾を選定した。2019年4月の新入生約6,700人にパンフレットを配付し、入学式で芝井敬司学長が読書の重要性を学生に直接呼びかけるそうだ。保護者で構成される教育後援会が全額負担で図書を購入し、全図書の約9割は電子ブックで読めるという。
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2018/No102.pdf
https://www.u-presscenter.jp/2019/03/post-41236.html

トーハンは、累計で100万部以上発行された絵本を紹介し、書店店頭での増売を目指すトーハンオリジナル企画「ミリオンぶっく2019」を、3月下旬より全国約1,500書店で展開する。
https://www.tohan.jp/news/20190322_1372.html

京都新聞の3月23日付「秋元康さんプロデュースの劇場が長期休館 平安神宮に昨秋開場」によれば…。
京都市左京区平安神宮境内にある商業施設『京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)』2階に、昨年11月オープンした「京都SUSHI劇場」が2月下旬以降、長期休館していることが22日、分かった。作詞家の秋元康さんが総合プロデューサーを務め、鳴り物入りで始まったが、わずか3カ月で見直しを迫られる形となっている」
https://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20190322000150
日本演出者協会理事長でもある流山児祥がフェイスブックでアジッている。
「ほぼすべてのメディアが報道していないのもうなずけます。仕切っているのは東京の電通:大手広告代理店。
プロデューサー・演出は秋元康
まさに腐臭漂う化事業?」
https://www.facebook.com/show.ryuzanji/posts/1259597934189800
流山児★事務所創立35周年記念6月Space早稲田公演は唐十郎の「由比正雪」だ。
http://www.ryuzanji.com/2019/r-1906.html

◎ロイス・P・フランケル「大人の女はどう働くか?」(高山祥子訳、海と月社)が刊行されたのは2014年8月と今から4年以上も前になるが、日経スタイルによれば三省堂書店有楽町店では累計で2千冊を超えて売れているロングセラーであり、今も1階のビジネス書コーナーの平台に平積みされているという。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO42679960Z10C19A3000000/

◎「BLOGOS」が後藤百合子の「『読書はファッション』の時代になるのか?」という記事を掲載しているが、こう書かれている
「…蔦屋書店のようなスペースで好んで本を選んだり読書をしたりする人は、本そのものや読書が目的というより、ブックカフェのお洒落で非日常的な雰囲気に浸りたくてそこを訪れるのではないでしょうか」
https://blogos.com/article/365568/
蔦屋書店は本が売れなくても儲かる仕組を模索しているということだ。

◎「レコードチャイナ」に掲載された「実店舗書店が経営難の中、蔦屋書店はなぜ好調なのか―中国メディア」は「人民網日本語版」が提供した記事だが、蔦屋書店を「本にあるものは店内で買えるということで、本と物が融合し、虚の世界と実の世界が融合している」と評する、その分析力は大したものである。
「2011年にもモデル転換を実現し、書店の空間を再構築し、ただ本を売るだけから、本と商品を一緒に置く、本によって商品を売る、本によって商品を薦めるへとモデル転換し、ビッグデータに基づく販売モデルを実現した。たとえば顧客が本を1冊買った場合、ビッグデータがその顧客の好み、趣味、関心をすぐに分析し、興味がありそうな本や雑誌を薦める。蔦屋書店は膨大な消費者のデータを利用して、書物を購入する層を分析し、分析結果に基づいて選りすぐりの本を選び、精密で正確な本の仕入と販売を行っている」
https://www.recordchina.co.jp/b696677-s10-c20-d0046.html
蔦屋書店の売上高のうち、本が占める割合は30%に過ぎないのか…。

幻冬舎は全国1500カ所の有名学習塾で採用している「パズル道場」が家庭でも取り組める「パズル道場 頭を鍛える算数ドリル」シリーズを発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000007567.html
幻冬舎、自らのマーケット拡大に貪欲である。誌人語録風にいえば、貪欲は停滞を凌駕する、だ。

◎「SAY YES」「YAH YAH YAH」「はじまりはいつも雨」など「詞」が忘れられない楽曲を生み出してきたASKAによる35年ぶりの詩集「ASKA 書きおろし詩集」が双葉社から発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000014531.html
谷川俊太郎ASKAの対談が実現!
https://www.futabasha.co.jp/introduction/2019/aska/index.html
ASKAは「谷川チルドレン」を自称している。

◎ここ行ってみたいなあ。大阪・天神橋筋六丁目のブックカフェバー「ワイルドバンチ」。ペキンパーだよ、ペキンパー。ここでベルトルッチを偲ぶトークイベント「VIVA!CINEMA ~ベルトルッチに捧ぐ」が開かれたそうである。
http://www.cinepre.biz/archives/24838
私にとってベルトルッチと言えば「暗殺のオペラ」だし、セルジオ・コルブッチといえば「殺しが静かにやって来る」である。

◎日販はCVS部を営業本部へ、輸配送改革推進室を物流本部へ、それぞれ移管した。
https://www.nippan.co.jp/news/jinji_2019/

◎日販のグループ会社であり、TSUTAYAを50店舗以上擁するブラスは、「多田屋稲毛店」を、ファミリーマートとの一体型店舗に改装し、「ファミリーマート 多田屋稲毛店」として今日オープンした。CVSエリア約198平米、書店エリア約297平米、イートインコーナー12席の計495平米というスペースだ。同店舗は、日販の100%子会社で全国のグループ書店を統括するNICリテールズと、ファミリーマートとの包括提携契約に基づく出店として全国で3店舗目の出店となる
https://www.nippan.co.jp/news/familymart_tadayainage_open/

テレビ東京は米国におけるリメイクオプション契約を初めて成立させた。2017年に深夜枠ドラマとして放送した「デッドストック~未知への挑戦~」がソニー・ピクチャーズ・テレビジョンと、2014年に放送した「玉川区役所OF THE DEAD」がライオンズゲート・テレビジョンと。日本のホラーが世界で勝負できるのは映画が既に証明している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000900.000002734.html

◎「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ オルガ・イツカ三日月・オーガス×ぴあ」をアニメイトで予約購入すると、特典として特製クリアファイルがプレゼントされる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001159.000011710.html

泉里香朝比奈彩、飯豊まりえの3人が女性ファッション誌「Oggi」(小学館)の専属モデルとして5月号から誌面を飾っている。泉と朝比奈は「Ray」の専属モデル出身、飯豊は「Seventeen」の専属モデル出身だ。4月1日(月)からは東京メトロ表参道駅に3人の横幅28メートルにも及ぶ巨大ポスターが掲出される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000013640.html

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4)【深夜の誌人語録】

みっともなければみっともないほど努力をしているということだ。