【文徒】2019年(平成31)4月8日(第7巻63号・通巻1481号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】「令和」特需に沸きに沸く岩波書店
2)【記事】ツイッターアカウントを開設したカルロス・ゴーン再逮捕される!
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.4.8 Shuppanjin

1)【記事】「令和」特需に沸きに沸く岩波書店

岩波書店らしいツイートである。岩波庫編集部が投稿した。
「新元号『令和』の出典、万葉集『初春の令月、気淑しく風和らぐ』ですが、『選』の句を踏まえていることが、新日本古典学大系『萬葉集(一)』の補注に指摘されています」
https://twitter.com/iwabun1927/status/1112594364411211776
補注は「『令月』は『仲春令月、時和し気清らかなり』(後漢・張衡「帰田賦・選巻十五)」と指摘しているのだそうだ。これも岩庫編集部のツイート。
「『令和』の句を含む後漢・張衡『帰田の賦』。たとえば『選詩篇(二)』 では、こんな風に訓読されています。『仲春の令(よ)き月、時は和らぎ気は清し』」
https://twitter.com/iwabun1927/status/1112598033395380224
こうしたツイートを踏まえて韓国のハンギョレが4月2日付で「日本の古典に基づくと言ったけど…『新元号の原典は中国古典』」を公開している。
「日本政府が『史上初めて中国の古典ではなく日本の古典から引用した』と説明した新年号『令和』の本来の出典は後漢の中国人の詩だったことが確認された」
http://japan.hani.co.kr/arti/international/33152.html
そんな岩波書店も「令和」特需に沸いている。これまた岩波庫編集部のツイートだ。
「新元号で注目の万葉集。『ほんのひきだし』によれば、発表当日の売り上げ1位は角川ソフィア庫の、2・3位は岩波庫の『万葉集』、4位に岩波新書斎藤茂吉『万葉秀歌』など。日本の古学で歴史ある角川ソフィア庫さんとともに読んでいただけて嬉しいです」
https://twitter.com/iwabun1927/status/1113070866282115072
選」も売っちゃえ!MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店2Fのツイート。
「朝から万葉集に関する問い合わせが多数でびっくりしてますが、歌人の典拠として引用するのが中国古典。これ知ってないと粋なこと言えないぜ、、ってのを集めたのが『選(もんぜん)』!!!漱石もこれ読んでたよ!
手軽に手に取れる庫があるんです!!!さすが岩波庫!!当店在庫少しあります!」
https://twitter.com/mjumeda2F/status/1112904487121768448
産経ニュースは4月2日付で「『万葉集』増刷ラッシュ 出版界に『令和』特需」を公開している。
岩波書店は1日、新元号『令和』に引用された歌の序が収められている庫『万葉集 二』の増刷を決めた。『発表直後から店頭で品薄となり、書店からの注が殺到したため』という。このほか作家で法政大教授のリービ英雄さんの『英語でよむ万葉集』(岩波新書)や『万葉集入門』(同ジュニア新書)といった関連書についても、『動きを注視しながら増刷するかどうか検討したい』としている」
https://www.sankei.com/life/news/190402/lif1904020034-n1.html
「差別正味」の特権に胡坐をかく岩波書店、商売上手である。しかし、岩波書店元号商法に浮かれてばかりはいられないはずである
朝日新聞デジタルの4月5日付「袴田巌さん巡る連載記事、手記と酷似 岩波書店が謝罪」によれば、確定した死刑判決の再審開始が認められた後に取り消された袴田巌を題材に、岩波書店の「世界」の2017年1月~18年12月号に計22回連載された青柳雄介の「神を捨て、神になった男 確定死刑囚・袴田巌」と「WEB世界」に掲載中の「はかまたさん」に、支援の男性による手記と酷似した記述が複数あることが発覚した。この男性から抗議を受けた岩波書店は男性に謝罪した。
https://www.asahi.com/articles/ASM3X4WF2M3XUTIL02W.html
「データで読む 教育の論点」の舞田敏彦が「私も,この会社にはやられたことがある」とツイートしている。
https://twitter.com/tmaita77/status/1113926586259005441
橘木俊詔の「21世紀日本の格差」(2016年2月26日刊)所収の図の出典に誤りがあったというわけである。このときはホームページに「お詫び」を発表した。
https://www.iwanami.co.jp/news/n17177.html
岩波書店の編集力に劣化が起きているのかもしれない。西岡研介ツイッターでキッパリと言い切る。
「右だろうが、左だろうが盗っ人は盗っ人。そういう奴に限って『ジャーナリスト』とか『作家』とか名乗りたがる」
https://twitter.com/biriksk/status/1114060389304528896

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2)【記事】ツイッターアカウントを開設したカルロス・ゴーン再逮捕される!

カルロス・ゴーンが4月3日、Twitterアカウント「@carlosghosn」を開設した。早速、呟く。
「何が起きているのか真実をお話しする準備をしています。
4月11日木曜日に記者会見をします」
https://twitter.com/carlosghosn/status/1113306621298352135
OurPlanetTV代表・白石草のツイート。
「ゴーンのアカウントが『何が起きているのか真実をお話しする準備をしています。4月11日木曜日に記者会見をします。』と投稿したのが14時5分。
産経新聞が、『カルロス・ゴーン被告を4回目逮捕へ 東京地検特捜部、最高検と協議 会社法違反容疑』と報道したのも14時5分」
https://twitter.com/hamemen/status/1113353710002786309
産経のスクープ「カルロス・ゴーン被告を4回目逮捕へ オマーン資金流用の疑い」は、こう書いている。
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が、オマーンの販売代理店側に日産資金を不正に支出し、一部を流用した疑いがあるとして、東京地検特捜部が同法違反(特別背任)容疑で近く再逮捕する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。最高検など上級庁と協議して最終判断する。逮捕されれば4回目。ゴーン被告は自身のツイッターを開設し、今月11日に記者会見を開くと明らかにした」
https://www.sankei.com/affairs/news/190403/afr1904030007-n1.html
竹熊健太郎のツイートに同感である。
カルロス・ゴーンが善人だと私は思わない。ただ解せないのは、ゴーンの犯罪と言われるものは到底単独犯ではなし得ず、日産の経営幹部は先刻ご承知のはず。なのに司法取引とかで西川社長らはお咎めなし、ゴーン一人に罪を追っかぶせるのは何か『別の意図』があるとしか思えないよね」
https://twitter.com/kentaro666/status/1113714543291588608
「ハフポスト日本版」は4月4日付で「カルロス・ゴーン被告の4度目逮捕に、弘中惇一郎弁護士が怒りの会見。『明国としてあってはならない暴挙』」を公開しているが、弘中が記者会見を開いた場所が日本外国特派員協会であったことは重要な意味を持つ。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ca5a081e4b05acba4dc217e
「ハフポスト日本版」の4月5日付「『日本ではいったい何が起こっているのか?』カルロス・ゴーン被告再逮捕 海外メディアの反応」によればニューヨークタイムズは次のように報じている。
「検察官は、キャロルさんの携帯、パスポート、日記などを押収した。女性検察官は、彼女をバスルームまで付いて行き、彼女がシャワーから出るとタオルを渡した」
「検察官から日本語の書類を渡され、サインするよう促されたキャロルさんは『日本語が読めないから訳してほしい。弁護士と話したい』と伝えた。さらに『あなたたちはこんな事をする権利はない』と訴えたが、検察は『ここは日本です』と言った」
「ゴーン夫妻は、家の調査の間、保釈の条件であった家の中の監視カメラを切るように言われた。結局カメラに紙を被せ、取り調べの様子が録画されないようにした」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/carlos-ghosn-rearrest_jp_5ca6bbe3e4b047edf957dc09?utm_hp_ref=jp-homepage
堀江貴の呟きには実感がこもっている。
「俺33歳で捕まって41歳で出て来れたからある意味ラッキーだよね。。カルロスゴーンに比べたら。。」
https://twitter.com/takapon_jp/status/1113725739818311680

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3)【本日の一行情報】

◎日販グループは入社式を開催し、平林彰社長が挨拶に立ったが、そこで次のように述べている。
「2018年度にスタートした中期経営計画『Build NIPPAN group 2.0』のコンセプトは、『本を起点に広がる可能性に挑戦する』です。これは、本や雑誌は書店やコンビニエンスストアだけで買うものではない、ということを意味し、日販の社員が、ホテルや企業のライブラリーの選書を担当したり、常駐のコンシェルジュとして働いたりしています。その他、スポーツ用品店やアパレルショップなどでも、商品と親和性の高い本が一緒に販売されています。このように、日本の産業界には、本に可能性を感じてくれている人々がたくさんいるということを覚えておいてください」
https://www.nippan.co.jp/news/20190402/

新潮新人賞の選考委員を中村則と川上未映子が退き、芥川賞家でお笑い芸人の又吉直樹小山田浩子が新たに就任し、田中慎弥、翻訳家の鴻巣友希子、芸評論家の大澤信亮との計5人で選考にあたることになった。
https://www.sankei.com/west/news/190402/wst1904020023-n1.html

藝春秋電子書籍編集部は、マンガ家・安彦良和のコミック「クルドの星 上・下」を電子書籍として配信開始した。安彦はクルド独立運動正面から向き合っている。もともとは徳間書店の「月刊少年キャプテン」で連載された。
https://www.atpress.ne.jp/news/180814
http://ronahi.hateblo.jp/entry/2016/12/11/100000
クルド人ユルマズ・ギュネイがトルコの獄中で監督し、日本では岩波ホールで公開された「群れ」「敵」「路」も忘れ難い。
http://zip2000.server-shared.com/yol.htm

GYAO読売テレビは、4月4日(木)より読売テレビ・日本テレビ系列でスタートした内田理央主演ドラマ「向かいのバズる家族」において、ドラマ本編のテレビ放送を軸に、ドラマ本編につながる重要な物語を描く“チェインストーリー”を共同製作し、「GYAO!」で独占無料配信を行うというテレビ放送とインターネット配信を連動させた企画を共同展開する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000008260.html

◎「PIA MUSIC COMPLEX」(通称「ぴあフェス」)が、 今年も新木場・若洲公園において、 9月28 日(土)・29 日(日)に開催されることが決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001184.000011710.html

◎学研プラスは日本製鉄と共同で小学生向け学習書籍「まんがでよくわかるシリーズ」として「鉄のひみつ」を制作した。出版された25,500部の「鉄のひみつ」は全国の小学校や公立図書館等に寄贈される。新日鐵住金が4月1日より「日本製鉄株式会社」に社名変更した。
https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20190402_100.pdf
JA全農とは、やはり「まんがでわかるシリーズ」として「お肉のひみつ」を制作し、同じく25,500部が全国の小学校や公立図書館等に寄贈される。
https://www.jacom.or.jp/niku/news/2019/04/190404-37760.php
学研の広告ビジネスである。

博報堂DYメディアパートナーズが運営するプロ麻雀チーム「赤坂ドリブンズ」は、一般社団法人Mリーグ機構が発足したプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で、初代王者に輝いた。
https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/04/HDYMPnews20190402_m.pdf

プロ野球楽天は本拠地スタジアムを完全キャッシュレス化した。そう現金が使えない球場となったわけである。親会社の楽天は楽天ペイ、楽天エディ、楽天カードを擁していることからすれば当然の選択ともいえる。「FNN PRIME」が「『現金一切使えず』本拠地スタジアムを“完全キャッシュレス化”!楽天の狙いとは…」を掲載している。楽天はJリーグのヴィッセル神戸の本拠地開幕戦でも「完全キャッシュレス化」を導入している。
https://www.fnn.jp/posts/00044532HDK

◎「日刊SPA!」が掲載した「模索舎」の共同運営者・榎本智至による「不寛容さが増す現代日本が描かれている…平成が終わる前に読むべき本 BEST 5」。榎本は船本洲治の「[新版]黙って野たれ死ぬな」(共和国)、「笠原和夫傑作選日本暗殺秘録 昭和史~戦争映画篇」(国書刊行会)、栗原康編「狂い咲け、フリーダム─アナキズム・アンソロジー」、空族の「バンコクナイツ潜行一千里」(河出書房新社)、東陽片岡の「ワシらにも愛をくだせえ~っ!!」(青林工藝舎)という五冊を「閉塞感の強まる日本へ抵抗する本BEST5」として選んでいる。「日刊SPA!」を運営するのは扶桑社。産経新聞と同じフジサンケイグループに属する出版社である。こんな「傾向記事」を掲載してしまった良いのだろうか。扶桑社の社長は、右派系に支持されている教科書を出版している育鵬社の社長を兼任している。産経の阿比留瑠比など、どう思っているのだろうか。
https://nikkan-spa.jp/1549025

◎「SocialGameInfo」の伝えるところによればアサツーディ・ケイ子会社でアニメ制作会社のゴンゾの2018年12月期の連結決算は、売上高が15億2700万円、営業損益3億9900万円の赤字、経常損益4億3300万円の赤字、最終損益5億9700万円の赤字だった。34億円の債務超過だという。
https://gamebiz.jp/?p=235371

◎「ことば選び辞典」シリーズの「感情ことば選び辞典」と「美しい日本語選び辞典」が重版出来、シリーズ累計500,000部を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002117.000002535.html

◎Charと松任谷由実の共演によるライブイベント<Music Supreme>が、6月23日(日)にホットスタッフ・プロモーションの40周年記念イベント“Hot Stuff 40th Anniversary”の第2弾として片柳アリーナにて開催される。ホットスタッフ40周年を記念してマガジンハウスから発売された日本の音楽史をまとめたマガジン付きのチケットとなり、マガジンには新しく編集された別冊が追加されているそうだ。
https://www.barks.jp/news/?id=1000166071
これがそのマガジン。
https://magazineworld.jp/books/paper/5322/

◎米「Microsoft Store」が電子書籍の販売を終了することになった。「COMPUTERWORLD」の「Microsoft電子書籍ストアを閉鎖、購入書籍は7月から利用不可に」は次のように書いている。
「中でも、消費者として特に気になるのは、購入済みの電子書籍一体どうなるのかという点だ。
一言で表すと、消えてなくなる、というのが答えだ。2019年7月のどこかの時点で、購入済みの電子書籍は一切読めなくなり、購入代金の全額が返金されるという。購入を予約していた書籍がある場合は、キャンセル扱いとなり、料金は発生しない。無料版の書籍も、同じく7月に読めなくなる」
https://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/idg/14/481542/040400617/

◎4月3日付朝日新聞によればイオングループペットホテルを提供する「イオンペット」(千葉県市川市)は、「屋外で散歩させる」と宣伝しながら、実際はしていないケースがあったり、「全てのトリミングコースに炭酸泉シャワーを使用」などと宣伝しながら、まったく炭酸泉を使っていなかったケースもあったという。消費者庁は4月3日に景品表示法違反(優良誤認)で再発防止命令を出したそうだ。
https://www.asahi.com/articles/ASM4353LRM43UTIL036.html

集英社は、配信中のデジタルコミックの無料試し読みキャンペーンとして、春のデジタルマンガ祭「春マン!! 2019」を、協力ストアおよび自社ストアにおいて4月4日(木)から5月15日(水)まで実施している。マンガと、そのノベライズ作品を同時に試し読みできる“ノベルコラボ”を実施し、1冊でマンガとノベルを両方楽しめるスペシャル版が配信される。
https://www.dreamnews.jp/press/0000192001/

渡辺淳一学賞は、松井今朝子の「芙蓉の干城」(集英社)に決まった。
https://www.sankei.com/life/news/190404/lif1904040013-n1.html

小学館の女性ファッション誌「CanCam」は、「LINE MOOK」に参画し、3月28日(木)より、LINE公式アカウントを通じた配信を開始している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000013640.html

トーハンは、人気コミック「タヌキとキツネ」(フロンティアワークス)をフィーチャーした「本屋巡り謎解きゲーム」を、超大型連休が始まる4月27日から全国16エリア32書店で開催する。
https://www.tohan.jp/news/20190404_1384.html

ADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)、ジェイアール東日本企画東急エージェンシーの3社は、4月よりデータマーケティング領域での共同取り組みを行う新会社「Data Chemistry」(データ・ケミストリー)を発足させる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000004328.html

◎学研プラスの「めくって学べる・きかいのしくみ図鑑」が、発売から半年で早くも5刷となり、Amazon百科事典・年鑑カテゴリ売れ筋ランキング1位を獲得した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002121.000002535.html

祥伝社はボイストレーナー・鳥山真翔の「美顔ボイトレ」の公式youtubeチャンネルを開設した。
http://news.shodensha.co.jp/article/464853428.html

読売広告社は、ドラッグストア内の購買行動に関して、これまで行っていた「ID-POSデータ」分析や店頭実験を中心とした独自の知見に加え、新たに「AIカメラ」を活用することでショッパーの棚前行動を捕捉しデータ化、購買・行動解析の精度をアップさせたソリューションを開発し、4月からサービス提供を開始。
http://www.yomiko.co.jp/news/item/old/pdf/20190403.pdf

讀賣新聞デジタルが公開した「大富豪オーナーが描く『LAタイムズ復活』のシナリオ」は、昨年ロサンゼルス・タイムズ紙を買収したパトリック・スン・シオンと、ベテラン編集長ノーム・パールスタインにインタビューした記事だ。
「まもなく大きな注目を集めそうな事業が、同紙の本社ビル5階で進行中だ。スン・シオン氏によると、ここで100人の新しいスタッフ(今後、さらに80人を追加予定)が、彼の言う『トランスメディア(メディア横断型)』事業に取り組むことになる。ビデオ、テレビ、音声、仮想現実(VR)、ゲームと、既存のソーシャルメディアを掛け合わせるというアイデアだ」
「総資産額70億ドル超と言われるスン・シオン氏だが、ほかの大富豪同様、お金を無駄に捨てることはしない。ベゾス氏と同様、彼も投資を行うが、『投資額の1ドル1ドルがどこに使われるかに細心の注意を払っている』というのが、ある事情通のスン・シオン氏評だ。ベゾス氏のワシントン・ポストと同様、ロサンゼルス・タイムズでもいいアイデアには予算が付くが、一つ一つの事業にスン・シオン氏の承認が必要だ」
https://www.yomiuri.co.jp/world/nieman/20190403-OYT8T50032/

クックパッドは、3月28日(木)より生鮮食品EC「クックパッドマート」のAndroid版アプリを提供開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000027849.html

ジェフ・ベゾスが妻との離婚に合意した。「BBC NEWS JAPAN」の「アマゾンのベゾス氏、離婚合意 慰謝料は過去最高の株式4兆円」は次のように書いている。
「米オンライン販売大手アマゾンの創始者で世界一の富豪、ジェフ・ベゾス氏は4日、妻のマッケンジー・ベゾス氏との離婚に合意した。慰謝料は少なくとも350億ドル(約4兆円)相当の株式で、金額として過去最高額だという。
マッケンジー氏は今後もアマゾンの株式4%を保有する。その一方で、米紙ワシントン・ポストと、ベゾス氏の宇宙旅行企業ブルー・オリジンの株は手放すという。
離婚前、ベゾス氏はアマゾンの株式16.3%を保有していた。今回、そのうち4分の3をベゾス氏が引き継ぎ、残る4%をマッケンジー氏が保有することになった。マッケンジー氏は議決権については、全てベゾス氏に渡した」
https://www.bbc.com/japanese/47823576

◎ロイターによれば米アマゾン・ドット・コムは、3000基以上の衛星のネットワークを構築し、世界中に高速インターネットサービスを提供する計画「プロジェクト・クイパー」を進めていることを明らかにした。ジェフ・ベゾスが志向しているのは「〈帝国〉」(ネグリ=ハート)なのかもしれない。あらゆるプラットフォームが「〈帝国〉」的なのだとも言えよう。
https://jp.reuters.com/article/amazon-com-broadband-idJPKCN1RG2Z6

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4)【深夜の誌人語録】

忘れられる権利もあれば、忘れる義務もある。