【文徒】2019年(平成31)4月25日(第7巻74号・通巻1494号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】グーグルのデジタルスキル習得プログラム「Grow with Google
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.4.25 Shuppanjin

1)【記事】グーグルのデジタルスキル習得プログラム「Grow with Google

グーグルは、無料のデジタルスキル習得プログラム「Grow with Google」を発表し、2022年までに日本国内の1000万人に対して、デジタルスキルのトレーニングを提供するという。
https://grow.google/intl/ALL_jp/
https://japan.cnet.com/article/35136143/
提供される三つの講座は「はじめての働き方改革」「はじめてのAI」「はじめてのデジタルマーケティング」の三講座である。
「はじめての働き方改革」はGoogleGoogleが行なった他社との実証研究の知見から、「働く」をもっと良いものにする方法を学ぶ。テクノロジーを使った会議時間の削減や退社時間の計画の方法、新しい働き方を取り入れるためのオペレーションのステップ、イノベーションを産むために必要な心理的安全性」などのカルチャーの育み方などについて、実践に役立つツールとともにご紹介する。
「はじめてのAI」はAIの基礎知識とその仕組みについて学習し、画像認識や音声認識について実際のデモを見ながら体感する。基本知識だけでなく、事例や具体的にそれがどのような仕組みで動いているかも紹介し、AIを活用するヒントを得ることを目指す。
「はじめてのデジタルマーケティング」は「デジタルマーケティング」とは何か、ビジネスを成長させるために何ができるのかを、無料のツールとその活用事例とともに、「認知を得る」「認知を広める」「効果を高め、効率を上げる」という3つの視点から学ぶ。それぞれの施策で使える無料のツールや、企業の導入事例もご紹介される。。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000006897.html
https://www.udemy.com/google-jp-workstyle/
https://www.udemy.com/google-jp-ai/
https://www.udemy.com/google-jp-digitalmarketing/
SNSでも評判が良いようである。こんな感じだ。
「グーグルさんよお!充実しすぎだ!!ありがとう」
https://twitter.com/shiga_jp/status/1120677247893983232
「すごいことになってきた。。。!!!」
https://twitter.com/Netaroh_pro/status/1120505105709715458
素晴らしいことである!さすがグーグルである!私にしても、そう思わないでもない。しかし、歴史の知見に照らし合わせるならば、この人たちは、こうして「侵略」して来るとも言える。映画「ミッション」を思い起こしても良かろう。イエズス会もまた罪深かったのである。

------------------------------------------------------

2)【本日の一行情報】

電通は、女性向けのメディア事業を展開するMERYが実施する三者割当増資を引き受け、同社と資本業務提携契約を締結した。この提携を通じて電通は、電通デジタルとの共同でU25向けのマーケティング活動とメディア事業の強化を図る。
MERYは、情報のみならず生活のデジタル化が進む中、2017年8月より小学館ディー・エヌ・エーとの共同出資会社として、「女の子の毎日をかわいく。」というビジョンを掲げ、ファッション・ヘアスタイル・美容・コスメ・おでかけ・恋愛など多様なジャンルの記事・動画コンテンツを配信している。
今後3社は、電通グループの強みであるマーケティングソリューション力とMERYの持つメディアコンテンツ開発力を掛け合わせていくことで、新たなユーザー体験の創出と各社の収益拡大に資する広告コンテンツやソリューションの開発を進めていく。また将来的には、eコマース、デジタルコミュニティプラットフォームの構築などにも取り組んでいく予定だ。
なお、MERYの株式の過半数は、小学館が引き続き保持する。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019044-0423.pdf

◎「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の新作が、26日発売のコンビニ向け廉価版コミックス「集英社ジャンプリミックス」の「平成こち亀 3年1~6月」に掲載される。
https://mantan-web.jp/article/20190422dog00m200036000c.html

◎「ニューズウィーク日本版」が「世界が尊敬する日本人100」を特集している。100人の主だったところは、こうだ。
渡辺直美(お笑いタレント)/大坂なおみ(プロテニスプレーヤー)/伊藤比呂美(詩人)/香川真司本田圭佑岡崎慎司プロサッカー選手)/若宮正子(世界最高齢アプリ開発者)/イチロー(元メジャーリーガー)/梅原大吾(プロゲーマー)
遠藤謙(義足エンジニア)/川島良彰(コーヒーハンター)/近藤麻理恵(片付けコンサルタント)/笈川幸司(日本語教師)/石上純也(建築家)/堀江愛利(起業家)/チェリー吉武(お笑いタレント)/羽生結弦フィギュアスケート選手)/井尻雄士(会計学者)
蒼井そら(タレント)/相馬よよか(ドラマー)/是枝裕和(映画監督)/藤田嗣治(画家・彫刻家)/野沢雅子(声優)/石内都写真家)/挾間美帆(ジャズ作曲家)
青山剛昌(漫画家)/原研哉(デザイナー)/本庶佑(医学者)/伊藤詩織(ジャーナリスト)/岩田守弘(バレエダンサー)/加藤崇(起業家)/キズナアイ(YouTuber)/草間彌生(芸術家)/南谷真鈴(冒険家)/村嶋孟(飯炊き仙人)/中満泉(国連事務次長)/岡見勇信(格闘家)/貞子(怨霊)/齋藤憲彦(発明家)/スプツニ子!(美術家)/サーロー節子(反核運動家)/
https://www.newsweekjapan.jp/magazine/238541.php

◎ テレビ朝日は4月18日、バラエティー番組「アメトーーク!」が2月14日に放送した特集「高校中退芸人」の内容において、事実と異なっていたりや差別的な表現があったとし、公式ホームページに謝罪を掲載した。
https://www.tv-asahi.co.jp/ametalk/news/0068/
酷い差別である。

◎「本の雑誌が選んだ平成30年間の第1位30冊」が公開されている。
平成元年(1989年)
『ギャンブルレーサー』田中誠
平成2年(1990年)
『性的不能者裁判』P・ダルモン
平成3年(1991年)
『そんなバカな!』竹内久美子
平成4年(1992年)
政十一年のスパイ合戦』秦新二
平成5年(1993年)
『ワンダフル・ライフ』S・J・グールド
平成6年(1994年)
『いまひとたびの』志水辰夫
平成7年(1995年)
ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』D・シモンズ
平成8年(1996年)
空想科学読本柳田理科雄
平成9年(1997年)
『しゃべれども しゃべれども』佐藤多佳子
平成10年(1998年)
『消えた少年たち』O・S・カード
平成11年(1999年)
『双頭の鷲』佐藤賢一
平成12年(2000年)
『ジャンプ』佐藤正午
平成13年(2001年)
『翼はいつまでも』川上健一
平成14年(2002年)
『流星ワゴン』重松清
平成15年(2003年)
シービスケット』L・ヒレンブランド
平成16年(2004年)
夜のピクニック恩田陸
平成17年(2005年)
『風味絶佳』山田詠美
平成18年(2006年)
『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
平成19年(2007年)
ミノタウロス佐藤亜紀
平成20年(2008年)
『絶対帰還。』C・ジョーンズ
平成21年(2009年)
デンデラ佐藤友哉
平成22年(2010年)
ふがいない僕は空を見た窪美澄
平成23年(2011年)
『なずな』堀江敏幸
平成24年(2012年)
人間仮免中卯月妙子
平成25年(2013年)
『なぎさ』山本
平成26年(2014年)
『笹の舟で海をわたる』角田光代
平成27年(2015年)
『エンジェルメイカー』N・ハーカウェイ
平成28年(2016年)
『慈雨』柚月裕子
平成29年(2017年)
『オブリヴィオン』遠田潤子
平成30年(2018年)
『古本屋台』Q.B.B
http://www.webdoku.jp/newshz/zasshi/2019/04/23/100830.html

熊本日日新聞が4月22日付で「コーヒー片手に読書いかが 熊本県菊池市の喫茶店、図書館とコラボ」を掲載している。
熊本県菊池市北宮の『コメダ珈琲店菊池店』は、市中央図書館が所蔵する本100冊を店の一角に置いている。『菊池コメダ庫』と銘打った図書館とのコラボ企画」
https://this.kiji.is/492889325401703521?c=0
コメダ珈琲は全国で820店あるが、今のところ唯一の取り組みだそうだ。

◎宝島社の女性ファッション誌「SPRiNG」6月号の付録はムーミンのミラー付きドレッサーポーチだ。
https://youpouch.com/2019/04/23/569112/

スタジオジブリの映画の全セリフ全シーンをオールカラーで掲載した「ジブリ庫 シネマコミック」シリーズの連載をLINEマンガ限定で開始した
https://spice.eplus.jp/articles/235570

◎「週刊春」によれば「首都圏連続不審死事件」で、死刑判決が確定している木嶋佳苗死刑囚は3度目の獄中結婚をしたが、今度の相手は「週刊新潮」のデスクだったことが明らかになったそうだ。
https://bunshun.jp/articles/-/11668
元「STORY」、元「美ST」、元「DRESS」編集長の山本由樹が呟く。オレもそう思った。
「ある意味、癒着の極み。週刊誌編集者の鏡だな」
https://twitter.com/metaboo70kg/status/1120994701056729090
KADOKAWAの編集者・中村茉依も呟く。
木嶋佳苗さん獄中という制限された生活の中で3回結婚。そんな中、シャバにいて24時間制限がなく自由な私は、結婚0回。この差はなんだ、なぜなんだ」
https://twitter.com/krkrmai2/status/1120985452549263368

------------------------------------------------------

3)【深夜の誌人語録】

広報が経営を反映するのは広報が正常に機能している場合に限ってのことである。広報の腐敗は経営に伝染するということを忘れてはならないはずである。