【文徒】2019年(令和元)8月5日(第7巻139号・通巻1559号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】結論は「表現の不自由展」中止!芸術監督は津田大介
2)【記事】「N国党」が参議院選挙で議席を獲得した意味
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.8.5 Shuppanjin

1)【記事】結論は「表現の不自由展」中止!芸術監督は津田大介

百田尚樹ツイッターで猛り狂っている。
《芸術という看板を掲げれば、何をしてもいいのか!!
朝◯人や中◯人を八つ裂きにするオブジェを展示してもOKなのか。ちょっと考えたらわかるやろ!
芸術監督の津田大介よ。》
怒りの矛先は津田大介に向けられている。
《だいたい、なぜ津田大介みたいな教養も学識も知性も感じられない人が芸術監督なのか?
彼はこれまでに何か成し遂げた業績が1つでもあるのか?》
津田は2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で芸術監督をつとめている。「情の時代」をテーマに国際現代美術展、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介する試みだが、そのなかで津田は「表現の不自由展・その後」を企画した。
津田大介は、このまま頑張ると、自分の知性の無さと見識の無さが白日のもとにさらされ、さらに芸術監督になった経緯を追及されるのが怖くて、慰安婦像を撤去すると思う。
その後、「表現の自由が奪われた」と、まるで自分が被害者のように吹聴するだろう。
ま、クズやね。》
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1156910579635773451
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1156911303518109700
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1157248544278896643
「表現の不自由展」は、日本における「言論と表現の自由」が脅かされているのではないかという強い危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集め、2015年にギャラリー古藤で開催された展覧会である。「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示していたが、今回は、「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を、同様に不許可になった理由とともに展示された。百田の怒りは特に慰安婦を表現した少女像が展示されたことに向けられた。
《ところで、今回の愛知の騒動。
津田大介はこんな大騒ぎになると思ってなかったと思う。
というのも、完全に泡食ってビビってるからだ。とても予期していた風には見えない。おそらく、ちょっと炎上して知名度が上がる程度に考えていたのだろう。
この騒ぎが予測できないとは、悲しいくらい知能が低い。》
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1157317255308312576
NHK NEWS WEB」が8月2日付で「『あいちトリエンナーレ慰安婦問題少女像 展示の変更も」を公開している。
《愛知県で開かれている国際芸術祭に慰安婦問題を象徴する少女像が展示され、批判的な電話などが殺到していることについて、芸術監督の津田大介さんが会見し「テロ予告や脅迫とも取れるような電話もあり応対した職員を追い詰めている」として、状況が改善しなければ展示の変更も含め何らかの対処を行う考えを示しました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190802/k10012019521000.html
門田隆将は「内なる敵」という言葉を使ってツイートしている。
《芸術祭「あいちトリエンナーレ」で少女を性奴隷にした日本人の蛮行という虚偽の歴史を喧伝するため世界中で建てられている少女像や天皇を侮辱する展示が行われている。韓国命で走る日本の“内なる敵”は“してやったり!”だろう。これが韓国の為と本気で思っているのだろうか。》
https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1157051724273598464
門田にとって「内なる敵」の典型は朝日新聞ということになろうか河村たかし市長が「表現の不自由展・その後」を視察。慰安婦題を象徴する少女像が展示されていることに対して、即刻展示を中止するよう大村秀章・愛知県知事に申し出ると発表した。「ハフポスト日本版」が8月2日付で「『平和の少女像』展示中止を要請へ。あいちトリエンナーレ河村たかし名古屋市長が視察」を公開している。
《河村市長は、少女像が設置されることを7月31日の夜に初めて知ったという。2日正午に同展を視察。その後囲み取材に応じ、「どう考えても日本人の、国民の心を踏みにじるもの。いかんと思う」と話し、作品の展示を即刻中止するよう愛知県知事に求めると発表した。
作家のキム夫妻は1日、ハフポスト日本版の取材に対し、少女像は慰安婦が戦時中、戦時後に受けた苦痛を表現したもので、「反日の象徴ではなく、平和の象徴です」と話している。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/takashi-kawamura_jp_5d43b0c3e4b0aca3411b5441
津田大介は8月2日に記者会見を開催した。「ハフポスト日本版」が8月3日付で「『少女像』展示、どうなる? 実行委で検討へ。芸術監督・津田大介氏が会見(声明全)」を公開している。声明全から次のような個所を引用しておこう。
《なぜこの「表現の不自由展」が参加作家として選ばれたのかというところですが、いろいろな作家を選んでいる中で、『表現の不自由展』というものが現代の美術の問題、そして現代社を考える上で非常に重要な問題提起を行なっているのではないかと思いました。
元々は2015年に民間の有志で行われていた「表現の不自由展」というものだったんですが、その時に行われていたことが、日本中の公立美術館で、さまざまな理由で展示が不許可になったことを理由とともに展示する、というコンセプト。僕はこれを一つの観客としてみました。
そこから約5年が経過して、その後も公立美術館でアーティストが作った作品が撤去されるという事態はさまざまな形で行われていて。2015年に民間で行われた「表現の不自由展」と比べても、もう一度これを行うこと、そして公立美術館、国際芸術祭で行われることに意義があるのではないかと考えて、僕が参加作家として「表現の不自由展」を持っていきたいということをキュレーター会議で提案しまして。そこで協議を重ねて、一作家としてこの「表現の不自由展・その後」が選ばれたという決議をしたという流れになります。
ただ、内容が内容ですから、そのあと「表現の不自由展」の趣旨については、県庁の関係部署や、あるいは施設側にも説明をして、この展示を行う際のリスクについても事務局や県民化局と調整してきた。それがここまでの流れです。
その上で、あいちトリエンナーレの企画をどのようなかたちにするかということですが、それは芸術監督に一任されています。そして県の事業として、またたくさんの作家が関わる展覧会として、その過程で事務局とは様々な確認や承認を経て、それぞれの企画が実現しています。》
《現実に起きていることを誇張なくお話いたしますと、この企画が報道された7月31日(水)から、連日、事務局への電話が殺到しております。もちろん企画の趣旨に対して問い合わせいただくことは問題ないんですけれども、中にはテロ予告ですとか、あるいは脅迫とも取れるようなものですとか、また電話に応対しただけの職員個人を追い詰めるような抗議電話が多くありまして、1日中電話が鳴り止まないという状況です。
その事務局への電話が営業時間だけではなく深夜にも及んでいるという状況で、その数が日々増え続けているというのが現状であります。
この状態が続き、来場者および職員の安全が危ぶまれる状況が改善されないようであれば、「表現の不自由展・その後」自体の展示の変更も含めた何らかの対処を行うということも考えています。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/daisuke-tsuda-press-conference_jp_5d44111fe4b0acb57fcad537
「表現の不自由展」がどんな展示なのかといえば、これをご覧になれば良いだろう。
https://censorship.social
中日新聞は8月2日付で「抗議殺到…津田大介監督、涙の説明 従軍慰安婦像に似た平和の少女像展示『あいちトリエンナーレ』」。津田は記者会見で泣いたようだ。
トリエンナーレのテーマは「情の時代」。津田監督は今の状況を「情報で感情があおられている」。作品を見ずに感情がひとり歩きする現況を嘆く。「僕への抗議はいいが、仲間への抗議を(なくなるよう)なんとか好転させたい」。目に涙をためて訴えた。
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2019080202100041.html
朝日新聞デジタルは8月2日付で「津田大介氏『変更含め検討』 表現の不自由展、抗議殺到」を掲載している。
《国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督でジャーナリストの津田大介氏は2日午後、名古屋市内で記者会見し、企画展「表現の不自由展・その後」の展示について、「内容の変更も含めた対処を考えている」と述べた。トリエンナーレ実行委員会や、企画展の実行委員会と協議し、具体策を決める。》
https://www.asahi.com/articles/ASM825W48M82OIPE01R.html
有本香は津田の記者会見を踏まえてツイートしている。
《津田さん、芸術監督としての貴殿の矜持はその程度なの? 「表現の不自由」と銘打って問題提起しようと作品を厳選したのなら、多少物議醸したぐらいで折れてはダメよ。ここからが闘いどきでしょう。ま、そもそも「反体制」表現したい人が、公金で助成され知事と2ショット撮る時点でワケわからんけど。》
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1157256814079012864
これが大村秀章知事とのツーショット写真。オープニングレセプションでは、こうした事態になるとは想像だにしていなかったのだろうか。
https://twitter.com/ohmura_hideaki/status/1156575238076846091
「淵に立つ」や「よこがお」の映画監督である深田晃司が呟く。
《愛知トリエンナーレの件。本当に驚くほどあからさまな検閲に過ぎないし日本が化的な後進国であることを露呈しているし、もし「先進国」にこんなこと言う市長がいたら表現の自由を脅かしひいては多様性を抑圧し民主主義を阻害する存在としてただ単に更迭をされているはずだ。》
https://twitter.com/fukada80/status/1157441737784094720
深田は、こうも問うている。
《フランスではサルコジ政権を批判する作品を政権への忖度で撤去した美術館の館長が市民の抗議デモに合い更迭された。韓国の映画界では「多様性映画」という支援事業における助成金の条件のひとつには、「商業映画の外で化的・社会的・政治的イシューを扱う映画」という項目がわざわざある。》
https://twitter.com/fukada80/status/1157441739335929856
朝日新聞デジタルは8月2日付で「表現の不自由展に批判、菅官房長官『事実確認して対応』」を掲載している。
《愛知県で1日から開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、慰安婦を表現した「平和の少女像」が展示されていることについて、菅義偉官房長官は2日午前の閣議後会見で「補助金交付の決定にあたっては、事実関係を確認、精査して適切に対応したい」と述べた。》
https://www.asahi.com/articles/ASM823TN6M82UTFK00G.html
町山智弘に座布団一枚!
《「言論の不自由展」は「税金使うな」と叩かれてるが、その何十、何百倍もの税金が吉本興業秋元康やクールジャパンなんとやらにムダに流れてるんだけどな。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1157399692432437248
一方、こちらは池田信夫のツイート。
《あいちトリエンナーレ の「慰安婦像」は、撤去させると「日本の表現は 不自由だ」という津田大介プロパガンダを裏書きしてしまうが、 この問題は政府が韓国と係争中なので放置できない。化庁が補助金を出さないというのが妥当な制裁ではないか。》
https://twitter.com/ikedanob/status/1157493137406746625
ウェブ版「美術手帖」が「『#あいちトリエンナーレを支持します』支援の声、SNSで広がる」を発表している。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20282
古谷経衡はツイッター河村たかしを批判している。
河村たかし「どう考えても日本人の、国民の心を踏みにじるもの。いかんと思う」。え?逆じゃないの。「この展示に対する抗議の殺到は、どう考えても元慰安婦の、戦時性暴力に遭った人々の心を踏みにじるもの。いかんと思う」が正解じゃないの?私としてはぜひ実物を見に行きたいものだ。》
https://twitter.com/aniotahosyu/status/1157460304407564288
「いだてん」に出演している役者の古舘寛治も黙ってはいられないようだ。
《消費税10%には句を言わない人々が、この展示には苦情を殺到させる。それが事実であればそれは権威主義以外の何物でもないだろう。お上の言うことには従い、お上に逆らう者を憎む。全体主義を希求し、民主主義を放棄しようとするエネルギーに他ならない。僕らは本気で民主主義を止めたいのか?》
https://twitter.com/Mkandhi091/status/1157462606220709888
「歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方」の山崎雅弘は河村たかしについて、こうツイートしている。
河村たかし名古屋市長の「あいちトリエンナーレ」展示物に対する主観的な言いがかりと撤去要求の恫喝を報じる新聞各紙は、河村市長が「南京虐殺否認の政治運動にも深く関わっている事実」を記事に添えるべきだろう。BBCなら恐らく「脈を理解する補助線」として添えている。動機面の疑問が解ける。》
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1157503683665379328
想田和弘のツイート。
《「表現の不自由展」が「その後」ではなく「その最中」になっちゃった瞬間。河村たかし、同展覧会の主張が正しいものであることをわざわざ自ら証明しちゃって、いったい何がやりたいんだろ。》
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1157304162578644993
デマも跋扈しはじめる。「ハフポスト日本版」が8月2日付で「あいちトリエンナーレが『安倍首相をハイヒールで踏む作品を展示』というデマ情報が拡散」を公開している。安倍晋三首相と菅義偉房長官と思われる人物をハイヒールで踏みつけるオブジェは展示されていないのだ。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/aichi-dema_jp_5d43dd79e4b0aca3411b98dd
津田大介も投稿している。
《あいちトリエンナーレ2019の一企画「表現の不自由展・その後」の内容について様々なご意見を頂いてます。全てに目を通していますが、一部事実に基づかない情報も散見されます。こちらの作品は今回の展示、そして今回と過去のあいちトリエンナーレに出品されたものではないのでご注意ください。》
https://twitter.com/tsuda/status/1157142577226776581
津田大介大塚英志事務所の次のような一連の投稿をどう読んだろうか。「BuzzFeed News」が8月2日付で公開した「『平和の少女像』撤去の可能性も 県や実行委と調整へ 津田氏『批判する人にこそ見てほしい』」を踏まえてツイートしている。
《表現が言論でなく脅迫で脅かされ国や市といった行政が介入をちらつかせた、今この時点からが「表現の自由」の本当の領域でしょう。最終的に守るべき「表現の自由」は政治権力に介入されない自由であり、少女像を撤去れば表現の自由の敗北の既成事実をひとつ作ることになる。》
津田大介にとってこのイベントで少女像を含め敢えて展示することは個別の像の作者の創作意図とは違う水準で彼の「表現」のはず。津田なんかどうでもいいが彼の表現の自由が損なわれることはこの国の表現の自由をさらに危うくする。当然、わかってると思うが》
《「是非みなさんに表現の自由について考えてほしい」とかこの場に及んで「問いかけている」的な立ち位置が正直、なんだか。あんたの「表現」や「言論」の自由の危機なんじゃないのか。
そうじゃないというならならすごく迷惑。》
津田大介案件、注意したいのは「アート」て枠組みで擁護したり考えちゃダメってこと。京アニの件をファンに「アニメ界の特別な悲劇」に特権化しちゃダメだといったのと同じ。「ジャンルの特権的な問題」じゃなく普遍的な問題。アートを理解するしない論、アートだから表現の自由は守られるべき論はNG。
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1157283642227302402
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1157287849516916736
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1157292806953558016
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1157299839652073472
写真家の初沢亜利のツイート。
《#あいちトリエンナーレ のメイン会場前に3日昼頃から右翼の街宣車が2台登場し、
「#津田大介 出てこい!」と叫びながら15分間隔で周辺を回っている。
彼らが世論を代弁しているはずがない。屈する必要など、どこにもない。様々な圧力を乗り越え、展示を続けて欲しい。》
https://twitter.com/arihatsuzawa/status/1157534099189272576
平野啓一郎のツイート。
《ご一読を。展示を見て、作品、或いは企画を厳しく批判する、ということは自由だが、展示自体を圧力をかけて潰す、というのは間違ってる。人間から、考える機会を奪うことになる。ゾーニングされている。》
https://twitter.com/hiranok/status/1157442885001682945
参議院議員山田太郎のツイート。
《あいちトリエンナーレ、私の基本原則は明確です。今回はクローズドな場所でのこと。公権力が表現を発することを中止させてはなりません。ただし、発した表現については表現者は責任を負うべきです。私個人は今回の表現は好みません。関係者に危害が及ばないことを望みます》
https://twitter.com/yamadataro43/status/1157533403484266498
伊勢崎賢治のツイート。
《「表現の不自由」の客観的な展示に不自由があってはなりません。このイベントの続行を望みます。》
https://twitter.com/isezakikenji/status/1157502965386584064
星野智之のツイート。
《河村市長と菅官房長官の発言で、表現の制限は大幅に進んだ。これらの発言がすぐに撤回されない社会は、すでに社会の構成員のマジョリティが表現の制限を受け入れていることを示している。取り戻すには膨大な時間と労力が必要だ。まずはもう後退させないことが重要。》
https://twitter.com/hoshinot/status/1157493896764522496
朝日新聞デジタルは8月3日付で「『撤去しなければガソリンの脅迫も』企画展中止に知事」を掲載した。企画展「表現の不自由展・その後」は8月3日をもって中止することが決まった。
《大村知事は会見で、「これ以上エスカレートすると、安心して楽しくご覧になることが難しいと危惧している。テロ予告や脅迫の電話等もあり、総合的に判断した。撤去をしなければガソリン携行缶を持ってお邪魔するというファクスもあった」と説明した。》
https://www.asahi.com/articles/ASM835SDPM83OIPE01R.html
ウェブ版「美術手帖」が「《平和の少女像》含む『表現の不自由展・その後』、展示中止へ。抗議殺到で芸術祭全体の運営に支障」を発表している。
《津田は8月3日の記者会見において、冒頭「リスクの想定、展示への対策は最優先にして進めてきましたが、想定を超える事態となってしまった。円滑な運営ができないと判断したことをお詫び申し上げます」と謝罪。
展示については、「京都アニメーション」の放火殺人事件を受け、開幕前から中止せざるを得ない状況もありうると想定していたことを明かした。しかしながら、あくまで「『表現の不自由展・その後』を75日間やり遂げることが目標」だったと言い、「わずか3日で展示を断念することは、断腸の思いです」と厳しい表情で語った。「いまでも展示は続けたいという思いです。電話抗議ではなく建設的な議論ができなかったのか、悔しい思い」。
(中略)
会見では、抗議活動が展示を中止に追い込めるという「成功体験」になってしまうのではないか、という問いに対し、津田は「電凸ることで公立の化事業を潰せてしまう、という表現の自由が後退する悪しき事例をつくってしまった」と反省の意を述べた。》
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20283
能町みね子のツイート。
《中止するかどうか以前に、ガソリンまくぞっていうFAX(FAX??)ってただのテロ予告だからすぐ逮捕するべきなのでは…FAXだったらすぐ足がつきそうだし。報道にないだけで警察が動いてんのならいいけど…》
https://twitter.com/nmcmnc/status/1157602370068471808
津田大介がリプライしている。
《もちろん警察に届けたのですが、匿名化されてて特定できないと言われたみたいですね。大村知事が会見で述べてました。》
https://twitter.com/tsuda/status/1157604594534342657
星野智之がひと言。
《後戻りできない致命的な事態を許してしまった。》
https://twitter.com/hoshinot/status/1157550084751417344
中島岳志のツイート。
《あいちトリエンナーレ「表現の不自由展-その後」の件。この一連の騒動が作品そのものになっている。現実と作品の境界線が決壊していることに恐怖を感じる。それだけこの展示のコンセプトが現実に迫っているということなのだろう。》https://twitter.com/nakajima1975/status/1157610074656763904
朝日新聞記者で「牙 アフリカゾウの『密猟組織』を追って」の著者である三浦英之が次のように指摘している。
《衝撃。為政者による意義を受け入れ美術展の展示を止めるのなら、その後の美術展で展示されている物々は「為政者にとって害のない」物々にならないか。それは果たして「表現」と呼べるか。いっそのこと美術展すべてを中止した方が良いのではないか》
《政治の介入によって美術展展示が中止になる。こんなこと本当に先進国で起こるのだろうか? こんな「未成熟」な国で公正な五輪など開けるのだろうか?》
《津田さんの理想に期待していただけに本当にがっかりです。きつい言い方だけれど、結果的にみて、津田さんの起用は不適だったと思う。影響を図りきれず、事態を悪化させ、最悪の状態で権力に屈した。本当に残念》
《本当に残念。為政者たちは今後も自らに意図に反する表現にで会うたび、今回を「成功例」として介入を繰り返すだろう。津田さんはそれを熟知しているはず。なのに抗えなかった》
《本当に残念。きつい言い方をしているのはわかっているつもりです。でもこんなことはもう、うんざりなんです。為政者の機嫌をうかがいながら、波風をたてないような表現をする。それは本当に表現か。表現の自由は民主主義の酸素だ。この国にいると窒息しそうになる時があります》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1157545894004178944
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1157606130874343425
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1157608144043794434
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1157609581037514757
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1157613687391174656
「日本脱出したし皇帝ペンギン皇帝ペンギン飼育係も」は私が愛誦してやまない塚本邦雄の一首だ。江川紹子津田大介の芸術監督としての脇の甘さを指摘している。
《こういう展示をすれば、相当に強烈なリアクションが来ることを想定し、覚悟を決めて対応を準備したうえで決行したんだと思いきや……。甘い見通しで冒険をして、脅しに屈する形で全面撤退して、ますます日本の表現の自由をめぐる状況を後退させるという、最悪の展開。》
https://twitter.com/amneris84/status/1157616658518663168
百田尚樹ツイッター歓喜していた。
《やったで!
韓国、ホワイト国除外決定!
さあ、韓国がどんな報復措置を取ってくるか、楽しみ。
頑張れ、韓国。底力を見せろ!》
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1157103392000397312
百田は、こうも書いている。
《政治家もメディア関係者も肝に銘じてもらいたいのだが、今回、韓国に対する優遇措置を外しただけで、国民の大多数は拍手喝采た。
これまで、どれだけ韓国に対して鬱屈した思いを持っていたかということだ。
政治家は国民の意見を実現させ、メディアはそれを紙面に反映させるのが仕事だろう。》
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1157169658987859968
いずれにしても、ガソリン携行缶を持って行くとFAXすることは京都アニメーションの被害者たちを侮辱することにもなる最低最悪の脅迫である。

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2)【記事】「N国党」が参議院選挙で議席を獲得した意味

当初、大半のマスメディアは「N国党」など歯牙にもかけなかった。しかし、丸山穂高衆院議員が入党し、大臣経験者でもある渡辺喜参議院議員と新会派を結成するなど、立花孝志が活発な動きを見せると、積極的に「N国党」を取り上げるメディアも現れた。
J-CASTニュース」は「N国の『ニュース価値』をマスメディアはどう捉えたか 『ベタ記事』から『ワイドショーの大特集』まで」を公開している
《「丸山氏 N国入党」――2019年7月30日付の読売新聞朝刊(東京最終版)は、政治面のベタ(1段見出し)で、こう報じた。N国代表の立花孝志・参院議員が29日、丸山氏と会って氏の入党で合意して会見を開いたことを伝えたものだ。
 他の新聞も政治・総合中面でのベタ・短信扱いが多く、朝日は総合4面・短信(政界ファイル)、毎日は総合5面・短信、日経は政治面・ベタの扱いだった。
3段見出し(総合5面)を立てて「N国党に丸山氏入党 勢力伸長 なりふり構わず」と報じたのは産経新聞。立花代表が入党を呼びかけるとする計12人の国会議員の一覧表も添えている。》
《立花・丸山会見当日の29日の放送で、2回のCMをはさんで計約36分45秒を費やしたのは「ゴゴスマ」(TBS系)。》
《一方、「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)は、番組内ニュース欄でアナウンサーが丸山氏入党の話を約1分15秒、読み上げた程度だった。「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、特に触れていなかった。》
https://www.j-cast.com/2019/07/30363925.html?p=all
古谷経衡が「Yahoo!ニュース 個人」に「『NHKから国民を守る党』はなぜ議席を得たのか?」を寄稿している。
《N国党の政見放送を見て、「ただただ爆笑して泡沫と笑う」人々は、少なくとも「政治的常識層」である。泡沫に入れても死に票になるだけで意味がない、という判断ができる時点で政治的常識人だ。そういった人々―つまり、投票所にいるはずの、常識を持った人々が急速に消え去り、あるいは彼らの常識という足腰が急激に萎えた結果こそが、N国の1議席である。》
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/nhk-2_1.php
私は「N国党」を泡沫とは笑えなかった。立花孝志は私の居住している船橋市議をつとめていたことがあるからだ。東国原英夫あたりはツイッターで「NHKに全く問題が無い訳では無い。更なる改善・改革等も求められる。しかし国政政党がワンイシューの政党というのも如何なものか。」と指摘していたけれど。
「ハフポスト日本版」は8月1日付で「NHKから国民を守る党立花孝志代表「ぶっ壊す」とポーズ。『既成政党を裏切ってうちに来て』」を公開している。
《施策について、NHKスクランブル放送化の実現以外に取り組みたいものはないかと問われると「ありません」ときっぱり。党のキャッチフレーズを使って「国会議事堂前からNHKをぶっ壊す」と笑顔を見せた。》
https://twitter.com/higashi_kokuba/status/1156169984483086337
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d4251ade4b0aca34118598b
「N国党」がワンイシュー政党であることを軽く見てはなるまい。NHKに受信料を払うことに対して「右」からも、「左」からも腹の底では不満があり、有権者の共感を得やすいワンイシューなのである。このワンイシュー政党が参議院選挙の全国比例において、議席を獲得する程度には受信料制度で成り立つNHKに国民は不満を抱いているのだろう。
産経新聞が7月28日付主張(=社説)で「N国党とNHK 公共放送として襟を正せ」を掲載している。
《N国党は比例代表で1議席を獲得した。選挙区で2%以上の得票があり公選法上の政党要件を満たした。放送総局長も会見で「民意として、無視できない数と感じている」と述べた。
それなら番組の公平・公正性や不祥事が相次ぐ組織体制などに疑念が抱かれ、NHKを見たくない、受信料を払いたくないと思っている人がいる現状こそ真摯に受け止め襟を正すのが先だろう。》
https://www.sankei.com/column/news/190728/clm1907280001-n1.html
田中良紹は「Yahoo!ニュース」に発表した「NHKの受信料制度は強制徴収だけが問題なのではない」でNHKとBBCの違いについて次のように書いている。
BBCの強制徴収は日本より厳しいから不満を持つ国民はもちろん存在するが、しかし政治の圧力に屈しないことはその不満を和らげる。日本の小泉政権イラク戦争自衛隊を派遣した。しかし有志連合の国の中で唯一と言っていいほど政権批判が起きなかった。勿論NHK自衛隊派遣を批判しない。そこがNHKBBCの違いである。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20190801-00136528/
「N国党」の国政進出にもっとも危機感を感じたのは当事者たるNHKであったのは間違いあるまい。NHKは「受信料と公共放送についてご理解いただくために」なる章を発表してしまう。「現代ビジネス」に境治が「『NHKから国民を守る党』が、本気でNHKを激変させてしまう可能性」を寄稿しているが、境は書いている。
《そんなN国党の派手な動きに対して、NHKもよせばいいのに応じてしまった。「受信料と公共放送についてご理解いただくために」という書を公開したのだが、ようするにN国党の主張に対し凄んでいるのだ。売られた喧嘩を買うような書で、みっともないったらない。自分たちのイメージを悪くするだけなのがわからないのか、と情けなく感じた。》
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66196
恐らく、「N国党」の躍進に反映されているのは、大衆のNHKけにとどまらないマスメディア不信であるのかもしれない。それこそ「朝日新聞から国民を守る党」がいつ結成されても少しも不思議ではないのである。

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3)【本日の一行情報】

◎「安保法制に反対するママの会」の確か発起人をつとめていた西郷南海子がフェイスブックに次のように書いていた。
《【講談社『はたらくくるま』が増刷中止に】
一緒にお仕事させてもらった絵本画家の浜田桂子さんからご相談があり、昨年11月に出版された乗り物図鑑に、大量の戦車や戦闘機が載っているとのことでした。
浜田さんによれば「人間を殺傷しあう、戦争の道具としての車を載せないことは、児童書出版界の常識」だったそうです。
そして今日、新聞読んでたら、増刷中止になるとの記事が!
わたしもこの戦車の写真を見て、怖くなりました。
この砲弾は誰に向けられているのだろうかと。
絵本作家さんたちの働きかけに感謝です。》
この投稿に社会批評社の小西誠社長が次のように書き込んでいた。
奄美大島・沖縄など、各地で「はたらくくるま」の展示が行われていますが、そこにも自衛隊は、どんどん進出して宣伝しています講談社の書籍の増刷中止には注目したいですが、この状況にもめを向ける必要がありますね。》
https://www.facebook.com/minako.saigo/posts/2285632304861898
講談社の絵本のタイトルは正確には「はじめてのはたらくくるま」である。「はたらくくるま」とタイトルの入った絵本を販売しているのは講談社だけではないのである。そして自衛隊は「はたらくくるま」というタイトルを掲げた広報イベントにも取り組んでいる。例えば岡山地方協力本部では11月には「はたらくくるま大集合」というイベントが企画されていることがわかる。
https://www.mod.go.jp/pco/okayama/iku/kohogyoumu.html#11
このイベントは毎年開催されているようだ。
http://www.mimasaka-sci.org/index.php/5800
「はじめてのくるま」の増刷中止の報道が逆宣伝となって、「絵本・児童書(本) 週間ランキング」で第4位にランクインしてしまっている。
https://aranking.info/books-children-weekly-2019-07-22/

◎「gooランキング」が発表した「説得力があるジャニーズのキャスター&司会者ランキング」によれば、1位 櫻井翔(嵐)、2位 中居正広、3位 東山紀之(少年隊)、4位 井ノ原快彦(V6)、5位 城島茂(TOKIO)。
https://ranking.goo.ne.jp/column/6045/

◎ディップは、「その経験が夢につながる」をコンセプトとした「ドリームバイト」の新企画として、「PIA MUSIC COMPLEX 2019」とタイアップし、ライブイベントを裏方でサポートできるアルバイトの募集を開始した。募集人員は合計1名、報酬として日給3.3万円!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000852.000002302.html

◎マガジンハウスの女性ライフスタイル誌「Hanako」は、コンビニアイスで人気の「栄屋乳業」とともに、監修・開発したアイスの第二弾「タピオカマンゴージャスミンティアイスバーを発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000030125.html

KADOKAWAは、九州産交ランドマークが熊本県熊本市にて建設している商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto」(サクラマチ クマモト:9月14日オープン予定)にKADOKAWAプロデュースの九州における新拠点「九州アニメデッキ」を展開する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006098.000007006.html

◎コンデナストジャパンが運営する「WIRED」日本版は、今年で7年目を迎えるクリエイティブアワード「CREATIVE HACK AWARD」をソニーワコムとともに開催する。また7月31日より、特設サイト( https://hack.wired.jp/ )において作品の募集を開始している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000594.000000930.html

◎CCCマーケティングはミーニューと資本業務提携契約を締結した。ミ社は好みや栄養を考えたオリジナル献立を、最長1週間分自動作成するAIアプリ「me:new(ミーニュー)」を開発運営している。
https://www.ccc.co.jp/news/2019/20190731_005529.html

◎日販は、8月1日(木)より、取引書店において、「日本キャラクター大賞2019」でグランプリを受賞した「すみっコぐらし」の劇場アニメ「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(11月8日(金)全国公開)のイラストを使った、参加型のイベント「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ×書店祭」を開催する。
https://www.nippan.co.jp/news/sumikko_movie_matsuri/

◎メルカリがサッカーJ1鹿島を16億円で買収する。7月30日時事通信「メルカリ、J1鹿島を傘下に=16億円で8月30日に-サッカー」は、こう書いている。
フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、サッカーJ1鹿島アントラーズを傘下に収めると発表した。日本製鉄から運営会社の株式61.6%を取得し、筆頭株主になる。取得額は約16億円で株式譲渡日は8月30日の予定。30日に東京都内で開かれたJリーグ理事会でも承認された。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019073001030&g=spo
http://www.so-net.ne.jp/antlers/sp/news/release/72792?SmRcid=ant_sns_tw_sp_1907_255
https://about.mercari.com/press/news/article/20190730_mercari_antlers/
サッカーファンからすれば、イエニスタの年俸の半年分で鹿島が買えたということになるだろうか。メルカリを率いる小泉明社長は「note」に「鹿島アントラーズの株式譲渡の件」を公開した。
《基本方針として、ジーコ選手をはじめとした創設時から大事にしているクラブ強化のフィロソフィーや方針は変えずに、またホームタウンやホームスタジアム、またチーム名も変えることは考えておりません。
私たちがご一緒することによりビジネス面をテクノロジーでサポートすることで、鹿島アントラーズがより常勝軍団としての確固たる地位を獲得することを最大限サポートします。》
https://note.mu/koizumi0926/n/n362580c3d80b
ビジネス面をテクノロジーでサポートするとは、どういうことなのだろうか。「ITmedia NEWS」の「メルカリは鹿島アントラーズをどう変える? 会見で小泉社長らが語ったこと」で小泉の次のような発言を紹介している。
《「アントラーズをさらに強い常勝軍団にし、グローバルでナンバーワンのチームにしたい。ビジネス面でも、スタジアムの飲食店やグッズ店へのメルペイ導入、観戦チケットのペーパーレス化、ECの強化、AR・VRを用いた遠隔地からの観戦サービスなど、できることは多くある。チームの哲学はそのままに、企業価値や収益基盤をもっと強化したい」》
この記者会見で日本製鉄の津加宏執行役員が次のように語っていることは重要な意味を持つはずだ。
《「スポーツのライブストリーミングサービス『DAZN』(ダ・ゾーン)がJリーグの放映権を取得してから、Jリーグは(資金力が強化されたため)共存から競争の時代へと変わった。その中でアントラーズが活躍するには、経営基盤の一層の強化と、企業価値向上が期待できるパートナーを迎え入れる必要があると判断した」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/30/news128.html

◎今年31周年を迎えるKADOKAWAファンタジア庫は1020日(日)にベルサール秋葉原で「ファンタジア庫大感謝祭」を開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006108.000007006.html

◎「TechCrunch Japan」前編集長で、Googleでは戦略提携部でスタートアップのインダストリー・ヘッドを務めていた西村賢はベンチャーキャピタルのCoral Capitalにパートナー兼編集長として参画した。西村はアスキーの出身。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000042337.html
「TechCrunch Japan」は「ジャーナリストからVCヘ、TechCrunch Japan前編集長の西村賢氏がCoral Capitalに参画」を公開している。
《「ジャーナリストがVCへ移籍する、もしくはVCを立ち上げる」事例は米国に比べると日本ではまだまだ少ない。日経BPでの編集記者やCNET Japan編集長などを経て、慶応大VCである慶應イノベーション・イニシアティブの代表取締役社長に就任した山岸広太郎氏。そして西村氏の前にTCの編集長を務め、現在はB Dash Venturesで活動している西田隆一氏らが代表的な例だろうか。》
《Coralではパートナー兼編集長としてウェブメディア「Coral Insights」のコンテンツ責任者を担うほか、新規投資先の開拓や投資業務などにも関わる予定。西村氏によるとまずはメディア側の仕事がメインになるそうで「直近は9:1とか8:2の割合でメディアを中心にしつつ、ゆくゆくは投資業務の割合を増やしていくことを考えている」という。》
https://jp.techcrunch.com/2019/08/01/ken-nishimura-is-joining-coral/

◎「講談社 AD STATION」が8月1日(木)にリニューアルされた。これまで製作・配布していた小冊子「広告料金ガイド」は、「講談社 AD STATION」リニューアルに合わせて、役目を終えることになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002277.000001719.html

◎雑誌がデジタルシフトを進めるのはマストの課題だが、紙の雑誌の広告媒体としての優位性ということも忘れてはなるまい。アンテナハウスの小林徳滋は「雑誌売上の減少問題を製品マーケティングの観点から考える」で次のように書いている。
マーケティングの観点から言えば、記事の内容に対価を支払うことで読者が上質なターゲットとなる。かかるが故に雑誌、