【文徒】2019年(令和元)8月8日(第7巻142号・通巻1562号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「表現の不自由展」中止は「中止」問題における「表現の自由」を検証
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「表現の不自由展」中止は「中止」問題における「表現の自由」を検証

J-CASTニュース」が8月6日付で「『表現の不自由展』中止を新聞はどう報じた 朝日は大論陣、一方産経は、読売は...?」を掲載している。
《<朝日:4日>「表現の自由」が損なわれたという視点から中止を問題視し、連日大きく報道しているのは朝日新聞4日付朝刊では4紙中、最も大きく紙面を割いた。》
《<産経:4日>朝日新聞とは異なったニュアンスがにじむ見出しが目につくのは産経。4日付では、1社の第2項目扱い(3.5段見出し「慰安婦像展示を中止 抗議1400件『安全に支障』」)だった。他メディアが「少女像」とするところ、見出しで「慰安婦像」表現を使った。》
《<読売:4~6日>一方、淡々と報じている印象を与えるのは読売。4日付に2社の第3項目扱いの2段で「『少女像』企画展中止 愛知知事 脅迫受け『運営難しく』」と報じ、ベタ(1段見出し)で「『自由が萎縮』 ペンクラブ声明」とも伝えた。》
《<毎日:4~6日>毎日も、朝日と同様の問題意識を発信している。4日付では1社トップ(6段見出し)で、1社紙面の約4分の3を割いて大きく報じた。》
https://www.j-cast.com/2019/08/06364461.html?p=all
中日(東京)新聞が漸く社説を掲載した。8月7日付「『不自由展』中止 社会の自由への脅迫だ」がそうだ。中日はもっと早くに社説を掲げるべきではなかったのか。
《現代のアートは、単に花鳥風月をめでるものではない。世界に存在する対立や危機、圧政や苦難を見る者の反発も覚悟で広く伝え、対話や解決の糸口を生んでいる。
それを理解せずに「美術展を政治プロパガンダの場にするな」などと非難しても筋違いだろう。芸術家や美術館の関係者は、決して萎縮してはならない。》
https://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2019080702000121.html
芸術家や美術館の関係者を委縮させないためにも展示は再開を模索すべきだろう。芸術監督の津田大介に「表現の自由が後退する前例を作った責任を重く受け止めている」などと言っている暇はないはずである。北海道新聞は8月7日付で社説「芸術祭展示中止 憲法違反の疑いが強い」を掲載している。
表現の自由は、憲法が最大限に保障する民主主義の根幹である。想定を超えた事態とはいえ、圧力に屈する形になったのは残念だ。
さらに問題なのは、企画展に対する政治家の介入だ。憲法の禁じる検閲にあたる疑いが強い。
実行委は中止の判断に至る経緯を検証した上で、企画展を再開する道を探ってもらいたい。》
《気になるのは、芸術監督の津田大介氏が「表現の自由が後退する前例を作った責任を重く受け止めている」と述べたことだ。
これを前例にしてはならない。芸術祭の出品作家やさまざまな団体から、政治家の介入や展示中止への抗議が相次いでいる。》
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/332702?rct=c_editorial
新潟日報が8月7日付で社説「表現の不自由展 中止が招く萎縮を憂える」を掲載。
《旧憲法の下では政府による検閲や言論弾圧が横行し、戦争に反対できない風潮を生んだ。その反省から、現憲法には表現の自由を保障し、検閲を禁じる21条が盛り込まれた。
自らの主張を自由に唱える一方で、他者の考えもきちんと尊重する。こうした態度こそ、私たちが享受する表現の自由の基礎となるものだ。》
https://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20190807487437.html
高知新聞は社説「【表現の不自由展】中止は社会のゆがみ映す」を掲載している。
《挑戦的な企画展ということもあり、実行委も抗議は一定想定していたようだが、それを大きく超えたのは折からの日韓関係の悪化もあるだろう。》
《今回の騒動が表現の自由を巡るあしき前例にならないか心配する。創作や発表の現場に萎縮を招いたり、忖度が働いたりしないだろうか。社会のゆがみを映す出来事として深刻に捉えていかなければならない。》
https://www.kochinews.co.jp/article/298982/
佐賀新聞は8月7日付で社説「少女像展示中止 表現の自由が傷ついた」(共同通信・堤秀司)を掲載した。
《開幕直後、会長代行の河村たかし名古屋市長は少女像について「日本人の心を踏みにじる」と批判。大村氏に展示中止を求めた。》
《「ガソリン携行缶を持って美術館に行く」と京都アニメーション放火殺人事件を連想させる内容のファクスまであった。ただ、それ以上に想定外だったのは河村氏の抗議だろう。》
《河村氏はかつて「南京大虐殺」はなかったのではないかと発言、南京市と名古屋市の交流停止に発展したことがある。今回の発言も不用意というほかない。行政が展示内容に口を挟むことが、どのような影響をもたらすかということには全く考えが及ばないようだ。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/410410
「ウェブ美術手帖」が「津田大介がラジオに生出演、心境語る。『化・芸術に対するテロの問題』」を公開している。J-WAVEの「JAM THE WORLD」に津田大介が生出演し、心境を語ったそうである。
《番組では「脅迫があっても続けるべきだったのではないか」といSNSの意見も紹介された。これについて津田は「その通りだと思います。ある程度の覚悟がなければ他人の感情を刺激するような表現をする資格はない」としながらこう反論した。「僕個人だったら刺されてもいいが、僕だけではなく会場にはお客さんもいるし、アーティストの作品もある。何よりも疲弊するのはスタッフであり、スタッフにまで闘争する覚悟を強いることはハラスメントになってしまう」。》
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20293
「PRESIDENT Online」が「橋下徹津田大介さんはどこで間違ったか』」を公開している。
《今回の「表現の不自由展・その後」は、「一方的な」政治表現に偏ってしまったことが問題だ。しかし、「手続き的正義」の考え方をしっかり踏まえれば、実は、表現の自由の限界や慰安婦像の問題点などを深く考える非常にいい展示になっていたと思う。ただし、慰安婦像に賛成する者、反対する者、天皇制に賛成する者、反対する者、特攻を揶揄する者、尊崇する者、それら両者から猛批判を浴びることになるだろう。場合によっては命の危険すらある。
しかし、津田さんが今回やろうとしていたことは、そういうことではなかったのか。僕は芸術や表現の分野において、そこまで命を張っての活動はできないが、政治活動においてはそのような覚悟でやってきた。
津田さんがそういう覚悟のないまま、このようなチャレンジをしたというのであれば、そりゃ実行できないのは当然だ。》
https://president.jp/articles/-/29503
あいちトリエンナーレで芸術監督をつとめる津田大介と企画アドバイザーの肩書を持つ東浩紀の対話をYouTubeで閲覧することができる。この映像から私は津田の覚悟を読み取ることはできなかった。田中康夫の口吻を真似て言うならば、単純に拳を振り上げただけのレヴェルの護憲・反戦・反天皇作品を、覚悟もなき当事者の愉快犯が自己宣伝しているようにしか見えなかったのである。
https://www.youtube.com/watch?v=j6uBn7nLinM&t=2661s
https://www.youtube.com/watch?v=nqXjA8V-PhY&t=44s
https://www.youtube.com/watch?v=bFOWTgc1V3A
https://www.youtube.com/watch?v=dYS5RFVpTlM
https://www.youtube.com/watch?v=y9Tjc--59Xc
https://www.youtube.com/watch?v=jICGopmpTRA
https://twitter.com/amayasa3/status/1158220134697189377
この間、沈黙をつづけていた東浩紀ツイッターで自らの見解を発表した。実は橋下徹が主張していることと内容において、さしたる違いはない。この違いの無さこそが東浩紀の弱点なのではないだろうか。
《このアカウントは、7月の参院選直後に、あいトリの問題とはべつの理由で鍵をかけていたものであり、これからもしばらくは鍵は外しません。しかし、このスレッドについては、転記し紹介していただいて結構です。そのときは、一部を切り取らず全体をご紹介ください。》
《まずは今回のできごとについて、スタッフのひとりとして、愛知県民の皆さま、出展者の皆さま、関係者の皆さまにご迷惑をかけたことを、心よりお詫びいたします。》
《ぼくの肩書きは「企画アドバイザー」となっていますが、実行委員会から委嘱された業務は、芸術監督のいわば相談役です。業務は監督個人との面談やメールのやりとりがおもで、キュレイター会議には数回しか出席しておらず、作家の選定にも関わっていません。
《けれども、問題となった「表現の不自由展・その後」については慰安婦像のモデルとなった作品が展示されること、天皇制を主題とした作品が展示されることについて、ともに事前に知らされており、問題の発生を予想できる立場にいました。相談役として役割を果たすことができず、責任を痛感しています。》
《僕は7月末より国外に出ており、騒動の起点になった展示を見ていません。今後も見る機会はなくなってしまいましたが、そのうえで、展示について所感を述べておきます。以下はあくまでも僕個人の、報道や間接情報に基づく意見であり、事務局や監督の考えを代弁するものではないことにご留意ください。》
《まずは慰安婦像について。いま日韓はたいへんな外交的困難を抱えています。けれども、そのようないまだからこそ、焦点のひとつである慰安婦像に、政治的意味とはべつに芸術的価値もあると提示することには、成功すれば、国際美術展として大きな意義があったと思います。》
《政治はひとを友と敵に分けるものだといわれます。たしかにそのような側面があります。けれども、人間は政治だけで生きているわけではありません。それを気付かせるのも芸術の役割のひとつです。あいトリがそのような場になる可能性はありました。》
《ただ、その役割が機能するためには、展示が政治的な扇動にたやすく利用されないように、情報公開や会場設計を含め、もっとていねいな準備と説明が必要だったように思います。その点について、十分な予測ができなかったことを、深く反省しています。》
《つぎに天皇の肖像を用いた作品について。ぼくは天皇制に反対する立場ではありません。皇室に敬愛の念を抱く多くの人々の感情は、尊重されるべきだと考えます。天皇制と日本化の分かち難い関係を思えば、ぼく自身がその化を継承し仕事をしている以上、それを軽々に否定することはできません。》
《けれども、同時に、「天皇制を批判し否定する人々」の存在を否定し、彼らから表現の場を奪うことも、してはならないと考えます。人々の考えは多様です。できるだけ幅広い多様性を許容できることが、国家の成熟の証です。市民に多様な声の存在に気づいてもらうことは、公共事業の重要な役割です。》
《しかし、これについても、報道を見るかぎり、その役割を果たすためには、今回の設営はあまりに説明不足であり、皇室を敬愛する多くの人々の感情に対して配慮を欠いていたと感じています。この点についても、役割を果たせなかったことを悔いています。》
《政治が友と敵を分けるものだとすれば、芸術は友と敵を繋ぐものです。すぐれた作品は、友と敵の対立などどうでもよいものに変えてしまいます。これはどちらがすぐれているということではなく、それが政治と芸術のそれぞれの役割だと考えます。》
《にもかかわらず、今回の事件においては、芸術こそが友と敵を作り出してしまいました。そしてその対立は、いま、どんどん細かく、深くなっています。それはたいへん心痛む光景であり、また、私たちの社会をますます弱く貧しくするものです。それは、あいトリがもっともしてはならなかったことです。》
《僕は今回、アドバイザーとして十分な仕事ができませんでした。辞任を検討しましたが、いまは混乱を深めるだけだと考えなおしました。かわりに個人的なけじめとして、今年度の委嘱料辞退の申し出をさせていただきました。今後も微力ながらあいトリの成功に向けて協力させていただければと考えています。》
《あらためて、このたびは申し訳ありませんでした。力不足を反省しています。そして最後になりましたが、現在拡散されている4月の芸術監督との対談動画において、多くの方々の感情を害する発言を行ってしまったことを、深くお詫びいたします。》
《あいトリの件についてぼくの考えはいま表明したとおりですが、謝罪と反省は無制限に罵倒メールを受け止めるということを意味しませんので、いままでどおり粛々とブロックは行います。誤解なきようよろしくお願いします。》
https://twitter.com/hazuma/status/1158966928402083840
https://twitter.com/hazuma/status/1158966972794716161
https://twitter.com/hazuma/status/1158967056437354497
https://twitter.com/hazuma/status/1158967404635938817
https://twitter.com/hazuma/status/1158967480682831875
https://twitter.com/hazuma/status/1158967577189613568
https://twitter.com/hazuma/status/1158967623779962880
https://twitter.com/hazuma/status/1158967671196512257
https://twitter.com/hazuma/status/1158967722555793409
https://twitter.com/hazuma/status/1158967789366808576
https://twitter.com/hazuma/status/1158967836137537536
https://twitter.com/hazuma/status/1158968006002614273
https://twitter.com/hazuma/status/1158968060792852485
https://twitter.com/hazuma/status/1158968468340789248
https://twitter.com/hazuma/status/1158971266621067264
(引用者注・上記ツイートは非公開で、承認フォロワーのみに表示される)
田中康夫YouTube公式チャンネル「だから、言わんこっちゃない!」はVol.571「日本で増殖中のトリエンアーレw 早い話がクールジャパンと同じ利権発想が大半! 『表現の不自由展を不自由にした表現者たち展w』開催を最後に漢字表記『展覧会』の原点に立ち返れ!」を公開している。
https://www.youtube.com/watch?v=Z6-pru9u9ng
これは田中康夫から教えてもらったのだが、「ソトコト」の「憂国呆談」でコンビを組む浅田彰は内覧会で「表現の不自由展」を観た印象は、美術館の片隅での小規模な展示で、もっと大規模にしたほうがいいと思いこそすれ、センセーショナリズムとは限りなく遠いものだと思ったし、従軍慰安婦像だけが焦点ではなかったという。ただ、韓国のTV局が慰安婦像や群馬県朝鮮人強制連行追悼碑(白川昌生)を熱心に撮影していたのは印象に残っているそうだ。言うまでもなく後者はいわゆる徴用工問題に直結するので、それも含めてタイミングが良すぎたと感じたそうである。
田中康夫YouTube公式チャンネル「だから、言わんこっちゃない!」からVol.572「ボリス・ジョンソンにも負けてる痛河村たかし市長 ブーメラン「けだもの」発言の松井一郎市長 立派な識見を示した畏友・大村秀章知事は豊田章男社長と並んで愛知県の救いの星だね!」をアップしている。田中康夫の「表現の自由」は、いつも元気である。
https://www.youtube.com/watch?v=SDpCVVIubTI

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2)【本日の一行情報】

◎マガジンハウスが第二新卒採用を実施する。応募書類は8月9日に公開する。
https://magazineworld.jp/recruit/post-180079/

◎LINEは、小説プラットフォーム「LINEノベル」において、様々な小説や投稿作品を読むことができる「LINEノベル」アプリを提供開始した。「LINEノベル」アプリでは、全作品(投稿作品は除く)が1話から3話が無料で公開され、4話以降は1話20コイン(1コイン=1円)で購入、もしくは、無料チケットを使用することで読み進めることができる。毎週月曜日から日曜日の間に作品を読んだ合計時間が読書時間としてカウントされ、読書時間が長ければ長いほどチケットの獲得枚数が増え、無料で読める話数を増やすことができる。
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/2854

エイチ・アイ・エスと神奈川県は、ベトナムから神奈川県への訪問促進の施策の一環で、小学館の美容誌「美的」と連携したツアー企画「美的」訪日ツアーを企画した。8月3日・4日にベトナムホーチミンにて行われた「Feel Japan in Vietnam 2019」の小学館「美的」ブースにて商品発表を行い、H.I.S.ベトナム法人の現地パートナーであるソンハンツーリストの店舗・予約サイトにて販売を開始したという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000644.000005110.html

モリサワは、9月4日(水)から8日(日)まで銀座 蔦屋書店にて、書体の展示イベント「モリサワ × 銀座 蔦屋書店 Type Design Discovery」(タイプデザイン・ディスカバリー)を開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000010848.html

◎「BusinessJournal」が「吉本興業、大株主=テレビ局が報じない経営危機…『赤字116億円』という地雷」を発表している。旧・吉本(現吉本興業HD)の18年3月期の決算公告によれば……
当期純利益を7億円計上したが、なお利益剰余金が116億円のマイナスとなっている点がポイントだ。上場会社としての最後決算である09年3月期決算の売上高は488億円、当期純利益は6億円の黒字だった。
ところが非上場となるとともに企業規模が膨脹し、赤字体質に陥った。125億円の資本金を1億円に減少しても赤字を解消できなかった。次は資本準備金を取り崩して利益剰余金のマイナスを消すしかない。
旧・吉本の最後の決算となった19年3月期の決算で、マイナスをどう処理したか気になるところだが、決算公告では明らかにされていない。》
https://biz-journal.jp/2019/08/post_112899.html

◎豊島区役所本庁舎4Fを舞台に開催するマンガ・アニメの展示企画「マンガ・アニメ区役所」。5月から開催された第1弾「これも学習マンガだ!展~マンガで学ぶ11の世界~」につづく、第2弾特集展示「マンガのマンガ展 ~過去と現在、描き手と読み手~」が8月8日(木)よりスタートする。
昭和30年代から現在までさまざまな時代を舞台に描かれる「チェイサー」「アオイホノオ」「重版出来!」など、ユニークな「マンガのマンガ」6作品の複製原稿等の展示を通じて、マンガが、またマンガ家とマンガ読者がどのように変化してきたのかを振り返る。また、ジュンク堂書店 池袋本店では同書店の協力のもと、出展作品から、区庁舎会場での展示とは異なる複製原稿等を特設展示を実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000045325.html

讀賣新聞オンラインが8月6日付で「米新聞大手2社が合併へ…全米最大の新聞社に」を掲載。
《米新聞大手ゲートハウス・メディアを傘下に持つ米投資ファンド「ニュー・メディア・インベストメント・グループ」は5日、全国紙「USAトゥデー」などを発行する新聞大手ガネットと合併することで合意したと発表した。》
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190806-OYT1T50159/

◎Donutsは、ライブ配信アプリ「MixChannel」内において、「smart」12月号の出演モデルコンテストを開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000322.000004237.html

◎「パリミキ」「メガネの三城」を展開している 三城は、テレビ朝日・エイベックス・博報堂DYメディアパートナーズの3社が企画展開する夏の風物詩「プロマーシャル」で平井 大とのコラボが決定した。
https://www.atpress.ne.jp/news/190549

◎「webDICE」が「ジャーナリズムは生き方 望月衣塑子記者が語る日本のメディアを取り巻く状況」を公開している。東京新聞の望月衣塑子が次のように指摘している。
《2014年11月に自民党・萩生田氏(現自民党幹事長代行)が街頭インタビューの取り上げ方にまで注を付ける「選挙報道の公平中立」などを求める要望書を在京の各テレビ局につきつけました。あのあたりからテレビ局の政治報道の状況はおかしくなっていったと思います。報道のやり方にまで介入してくることに対し、田原総一朗氏や亡くなった岸井成格氏など著名なジャーナリストたちが「このような書は知る権利の弾圧だ」と会見を行い抗議しましたが、どのテレビ局もまとまった抗議を全く行いませんでした。あの書以降、政権批判や与党批判に直結する報道はなかなか出せなくなったとテレビに係わる記者やプロデューサー達から聞きました。
http://www.webdice.jp/dice/detail/5843/

KADOKAWAは、8月9日(金)~12日(月)の期間限定で、横浜ビールとのコラボを実施する。具体的には横浜ビールがホテルサンルート有明内に店舗を構える「ブレンドマイスターカフェ」において、KADOKAWAの運営するライトノベルのレコメンドサイト「キミラノ」で登場するパートナーキャラクター6名をイメージした、夏らしい爽やかなオリジナルコラボドリンクの提供を行う。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006135.000007006.html

元木昌彦が「NET-IB NEWS」で連載している「平成挽歌―いち編集者の懺悔録」は毎回楽しみにしている。今回は松田賢弥との出会いが綴られている。元木は先輩からの紹介で松田と会ったと書いているが、この先輩はやがて「週刊現代」や「FRIDAY」を擁する第一編集局の局長として再び元木の上司となる鈴木富夫である。このとき、鈴木は広報室長であった。鈴木は講談社の初代広報室長である。
なぜ、鈴木が元木に松田を紹介することになったかといえば、「デイズジャパン」の休刊問題が深くかかわっていた。松田は、当時、出版業界紙「新化」の記者をつとめており、鈴木広報室長は松田から取材の申し込みを受けていたのである。鈴木は講談社で松田とは合わなかった。帝国ホテルの「オールドインペリアルバー」で待ち合せる。鈴木は「デイズジャパン」について松田の取材に応えるよりも、「フライデー」の記者として松田をスカウトしてしまったのである。鈴木の思惑通り記事対策は成功したということである。
《別れた妻子は、一度も顔を見せないという。生活保護で病院の支払いをすれば、手元にはほとんど残らない。
可哀想だとは思うが、フリーのライターの末路はこんなもんだとも思う。何人ものライターたちのやりきれない死様を見てきた。何もしてやれない自分が情けなかった。
松田の肩を抱き、「また一緒に仕事をしような」そういって別れた。その後の消息を、残念ながら知らない。》
https://www.data-max.co.jp/article/30849

◎これこれ、これがそう。
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1158717290931601409
https://twitter.com/ayuheart1002/status/1157865376580943872
日刊スポーツが8月7日付で「見城徹氏、終了宣言以来約3カ月ぶりにツイート」を掲載している。
幻冬舎見城徹社長が6日夜、約3カ月ぶりに自身のツイッターを更新した。同社が出版し、歌手浜崎あゆみとエイベックス松浦勝人会長による過去の恋愛に基づいた小説「M 愛すべき人がいて」(小松成美氏著)について、サイバーエージェント藤田晋社長が感想を記したブログを添付している。その後、読者が同書の感想を示したコメントをリツイートしている。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201908070000026.html

大日本印刷とアルファドライブは、8月6日、企業内で新規事業を立ち上げる際に必要なマーケティング・セールスに関する各種機能を提供する「URERUCA(ウレルカ)」のサービスを開始した。
企業内の新規事業開発関連の部署やプロジェクトに対して、DNPマーケティング・セールス支援機能を活用して、新規事業の立ち上げ時および拡大時期に特化したサービスとして提供することで、有効なマーケティング・セールス手法の実現を支援するという。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/1192677_1587.html

荒井晴彦の「火口のふたり」に主演する柄本佑瀧内公美が、7日発売のマガジンハウスの女性誌「anan」の夏の恒例企画「SEX特集」に登場している。「火口のふたり」は見なければ!
https://mdpr.jp/news/detail/1857472

◎「女性・戦争・人権」学会は、8月5日付で「あいちトリエンナーレ企画展『表現の不自由展・その後』展示中止に対する抗議声明」を発表した。
《私たち「女性・戦争・人権」学会は、設立当初より、日本軍「慰安婦」問題=日本軍性奴隷制問題を学術的に研究してきました。私たちは、今回のあいちトリエンナーレにおける「表現の不自由・その後」展の開催中止の発端となった、「平和の少女像」展示に対す河村たかし名古屋市長の政治介入および菅義偉官房長官による補助金交付の見直しへの言及に象徴される日本政府の圧力に対して強く抗議するとともに、「表現の不自由展・その後」の再開、そしてあいちトリエンナーレの円滑な運営を求めます。》
https://t.co/f0YMOOFg13?amp=1
日本出版者協議会が「【声明】『表現の不自由展・その後』の展示中止に対する声明」を発表した。
大村県知事は会見で、河村市長の言動を「検閲」と批判しつつ、上記の理由でやむなく打ち切りにしたと表明している。しかし、その上でなお、企画展に出品した作家や、企画展のキュレーションを行った「表現の不自由展・その後」実行委員会に事前に相談もないまま、一方的に展示を中止し、作品をそのままに展示室を閉鎖してしまった県の行為も、明確な検閲行為であり、表現・言論の自由侵すものであったと批判せざるを得ない。まさにこの種の攻撃によって、作品や観客の安全が危険にさらされるという言説こそ、このようなポリティカルな表現を忌避し、自己検閲する際の決まりであるからにほかならない。》
https://shuppankyo.wixsite.com/shuppankyo/post/seimei190807
日本劇作家協会が8月6日付で「『表現の不自由展・その後』の展示中止についての緊急アピール」を発表した。
《私たちは、あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」が、テロ予告や脅迫まがいの攻撃にさらされ、中止に追い込まれたことを表現者として強く危惧します。
もとよりこの企画は、日本の公立美術館で展示を拒否されたり、撤去されたりした作品をその経緯とともに展示し、個々の作品への賛否を超えて「表現の自由」についての議論を活発化しようとする試みでした。その趣旨が試される間もなく、威嚇に屈した今回の事例は、日本の「表現の不自由」さを世界にアピールするだけでなく、国内での表現活動のさらなる萎縮を招くことにつながりかねません。》
http://www.jpwa.org/main/statement/appeal20190806

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3)【深夜の誌人語録】

笑顔の底の底を想像するようにしたい。