【文徒】2019年(令和元)8月19日(第7巻148号・通巻1568号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】津田大介が「お詫び」を発表 「表現の不自由展」の何が問題だったのか?
2)【記事】「表現の不自由展」余波 貞本義行のツイートが炎上
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】津田大介が「お詫び」を発表 「表現の不自由展」の何が問題だったのか?

「あいちトリエンナーレ2019」で芸術監督をつとめる津田大介が8月15日に長の「あいちトリエンナーレ2019『表現の不自由展・その後』に関するお詫びと報告」を公開した。取り敢えず結びにあたる部分を引用しておくが、是非、全に目を通してもらいたい。
《最後に、観客の皆様及びアーティスト、職員、ボランティアの生命の安全を守るために緊急に決断する必要があったとはいえ、トリエンナーレにおいて何より尊重されるべきである作家の意思を最終確認することなく、「表現の不自由・その後」展の展示中止を決定したことの責任は重く受け止めています。どんな批判であっても甘んじて受け入れようとも思っています。FAXで放火予告をしてきた人こそ逮捕されたものの、それ以外にもたくさんの脅迫が寄せられており、これに対する有効な対策が打ち出せず、「表現の不自由・その後」展の展示再開の目途が立たないことについても、申し訳なく思っております。
他方で、今回のことは日本が自国の現在または過去の負の側面に言及する表現が安全に行えない社会となっていることが内外に示されてしまった出来事であるとも考えています。こんなときだからこそ、芸術や表現の力でその状況に対抗していかなければならないのではないでしょうか。トリエンナーレはまだまだ続きます。ぜひ実際に自分の目で見て、議論にも参加してください。オープンに議論を行い、現場の警備対策を十分に検討し、すばらしい参加作家たちの作品に焦点が当たっていくようになることで、次のフェーズに進んでいけるのではないかと思います。》
https://medium.com/@tsuda/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC2019-%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%AE%E4%B8%8D%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%B1%95-%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C-%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E8%A9%AB%E3%81%B3%E3%81%A8%E5%A0%B1%E5%91%8A-3230d38ff0bc
毎日新聞が8月16日付で「津田氏、不自由展で『混乱を招いた』 ツイッターでおわび 監督辞任は否定」を掲載した。
《国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、芸術監督の津田大介は15日夜、自身のツイッターで「混乱を招いた」と謝罪した。また、「最後まで現場監督としてトリエンナーレを無事終えることが自身の責任の取り方」として監督辞任は否定したが、愛知県が設置した検証委員会での結論を見守るとの見解を示した。》
https://mainichi.jp/articles/20190816/k00/00m/040/178000c
芸術監督としての説明責任は果たしたということになるのだろう。しかし、津田は「今回のことは日本が自国の現在または過去の負の側面に言及する表現が安全に行えない社会となっていることが内外に示されてしまった出来事であるとも考えています」と書いているけれど、そうしてしまった責任の一端は津田大介の仕切りの悪さにあるのではないだろうか。津田のこの長い、長い「お詫びと報告」なる章がどこか「他人事」な物言いに聞こえてしまうのは、私だけであろうか。
産経新聞は津田の「お詫びと報告」を踏まえて、8月16日付で「不自由展中止 津田氏の懸念を実行委が拒絶 リスク承知で展示か」を掲載している。
《15日夜に更新したツイッターによると、津田氏は昨年12月、過去に同趣旨の「表現の不自由展」を開催した実行委員会に、芸術祭への出品を依頼。ただ、少女像については今年2~3月の打ち合わせで、「様々な懸念が予想されるため、実現が難しくなるだろう」と伝えた。しかし実行委から「少女像を展示できないのならば、その状況こそが検閲」と断固拒否されたという。
また、昭和天皇の肖像を燃やすような映像についても、作者に「新作の出展はコンセプトになじまない」と伝えたが、受け入れられなかった。》
https://www.sankei.com/life/news/190816/lif1908160021-n1.html
要するに津田大介は「表現の不自由展実行委員会」に押し切られてしまったとでも言いたいのだろうか。
私がもっとも疑問に感じるのは、津田が提案した会田誠の「檄」の展示に関して、津田は簡単に「会田さんの作品は不自由展実行委によって拒絶されました」と片付けてしまっているが、津田は「表現の不自由展実行委員会」に対して「檄」の展示を拒絶することは「検閲」ではないかと反論も何もしなかったのであろうか。津田大介にしても「表現の不自由展実行委員会」に対して「檄」の展示を提案したのは、津田なりの「政治」であったろう。津田はAV女優がゴキブリとセックスしている写真の展示を提案していないのである。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000148734.html
「表現の不自由展・その後」展は、「あいちトリエンナーレ」と直接契約を結んだ参加作家は「表現の不自由展実行委員会」であり、「あいちトリエンナーレ」は「表現の不自由展・その後」に作品を出品したアーティストとは直接契約していないという。私からするとそれがそもそも理解不能である。
「表現の不自由展実行委員会」を作家として位置付けてしまったから、津田が会田誠の「檄」の展示を提案しても、「表現の不自由展実行委員会」がそれを拒絶すれば展示が不可能になってしまうという検閲の構造が生まれてしまったのである。会田誠がツイートしている。
《●津田氏は僕(というか会田家)の「檄」を「不自由展」に加えたいと提案したが、委員会の岡本有佳氏が反対したため実現しなかった。岡本氏は僕の森美術館個展の性的表現に抗議した側だったそう。》
https://twitter.com/makotoaida/status/1161494207783198720
私が芸術監督であったならば、「檄」の展示を拒絶された段階で「表現の不自由・その後」展の開催を断念するのではないだろうか。この段階で津田が「表現の不自由・その後」展の中止を決断できなかったということは、「表現の不自由展実行委員会」による検閲を是認したことになるのだから。本来の企画の意図とは、遠く離れてしまうのだ。
また、これも津田が展示を提案したろくでなし子の《デコまん》シリーズを展示しなかった理由については《不自由展実行委が展示したい作品をスペースを優先的に取っていったときに、展示スペースの都合で、候補リストから落ちました》と書いているが、ろくでなし子によれば、《ワイのデコまん、手のひらサイズなんだけどなー》ということになる。
https://www.facebook.com/6de745/posts/2938033423089083
やまもといちろうが津田の「お詫びと報告」に関してコメントを通じて質問をしている。そのなかにこんな質問があった。
《3) 一部動画において、津田大介さんはキュレーターたちがすでに選定していた美術作品の一部を展示見送りとし、作品展示において芸術家を男性と女性とで半数ずつとする決断をされた、というニュアンスのお話をされていました。毎日新聞では記事にもなっています。
https://mainichi.jp/articles/20190509/k00/00m/040/322000c
津田さんは「最終的に僕は出展者である不自由展実行委の判断を尊重」とされていますが、実際には作品掲載のテーマ設定から作品の選出まで、他のキュレーターが決定した作品展示を直前になってひっくり返したのではないかと見受けられますが、如何でしょうか。
https://medium.com/@kirik/%E6%B4%A5%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%93-%E3%81%94%E5%A4%9A%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%E4%B8%81%E5%AF%A7%E3%81%AA%E3%81%94%E8%AA%AC%E6%98%8E%E3%82%92%E3%81%95%E3%82%8C-%E3%81%8A%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F-f107f7cffa04?fbclid=IwAR0FDRG5SAOn33GIbG0AgNk6vRh_mm5DHfZRAkbxcr1754YTbu_bzyxXkT8
むろん、津田大介を擁護する声もある。佐々木敦は、こうツイートしている。
《誰が何と言おうと、僕は津田大介は立派だと思います。
しかし繰り返しておきますが、それは彼が一切悪くないということでは無論ありません。
判断ミスはあった。対応の不備もあった。大人げないところもあった。
しかし根本的なところでは彼は「芸術監督」としての責務を果たしていると僕は考えます。》
https://twitter.com/sasakiatsushi/status/1161998317619822594
田中秀臣津田大介に厳しい。
《大村知事の発言とあわせると、津田大介のこのノートを読むかぎり、これでは事実上責任を回避していて、いったい誰が責任者なのかわからなくなっている。これでは大村知事と津田大介が国会に呼ばれるのはもう必然であろう。》
https://twitter.com/hidetomitanaka/status/1162007330881327105
パブロ・ネルーダの少年時代を描く「夢見る人」の担当編集者である須藤健は津田大介にも東浩紀にも厳しい。
《あいちトリエンナーレの件を「左右の対立」や「外交問題」に「巻き込まれた」としている東浩紀にも,「軍隊の関与があったのか否か」について,「論争があるものの」としている津田大介にも賛同できない.そもそも歴史修正主義レイシズムの問題を「左右の対立」として認識していることに驚く.》
https://twitter.com/ajian1108/status/1162049563403812864
田中康夫が「YouTube公式チャンネル」で「覚悟も哲学も持ち合わせていなかった愉快犯な『当事者』津田大介閣下が撒き散らした腐臭!その彼を擁護・糾弾・冷笑する、大きな声で『正義』を語る左右の面々への違和感!」を発表している。津田大介東浩紀に筆を折って、口を折ることを薦めている。
https://www.youtube.com/watch?v=7uSZE2MLrmA&t=140s
朝日新聞デジタルは8月17日付で「『不自由展』どう生まれて中止に 津田氏、監督続行へ」を掲載している。
https://www.asahi.com/articles/ASM8H5GG5M8HOIPE015.html

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2)【記事】「表現の不自由展」余波 貞本義行のツイートが炎上

新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザイン・レイアウト監修を担った貞本義行が8月9日に投稿したツイートが炎上しているという。これが問題のツイート。「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展」に関する内容だ。
《キッタネー少女像。
天皇の写真を燃やした後、足でふみつけるムービー。
かの国のプロパガンダ風習
まるパク!
現代アートに求められる
面白さ!美しさ!
驚き!心地よさ!知的刺激性
が皆無で低俗なウンザリしかない
ドクメンタや瀬戸内芸術祭みたいに育つのを期待してたんだがなぁ…残念でかんわ》
https://twitter.com/Y_Sadamoto/status/1159702101464776705
更にこうもツイートしている。
《韓流アイドルも好きだし綺麗なモノは綺麗と正直に言ってます
造形物として魅力がなく汚い仕上げと感じたまでで生で見たら又印象違うのか?
モデルになった方がいるなら申し訳ない…
プロパガンダをアートに仕込む行為も全く否定しないけど正直
アートとしての魅力は俺には全く響かなかった》
https://twitter.com/Y_Sadamoto/status/1159758585309458432
香山リカは貞本に排外主義という言葉を投げつける。
《貞本氏って57歳なんだ。ガソリンファックスで逮捕おじさんは59歳。私と同世代やんけ。手塚治虫藤子不二雄水木しげる育ってきてどうして排外主義になるの?デビルマン読まなかったの?マンガの読みすぎじゃなく足りなかったからこうなったんじゃない?もう一度一から読み直してほしい。
https://twitter.com/rkayama/status/1159988726279200768
町山智浩も貞本のツイートを念頭に置いて、こんなツイートを投稿している。
《平和の少女像そのものは韓国の民族衣裳を着て無表情で黙って座っているだけで、怒っても泣いてもないし、特に美しくも醜くもない。でも、それに対する反応が鏡のようにその人の正体を映し出している。その意味でアートとして成功していると思います。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1160007627830468609
大塚英志は貞本を擁護している。
貞本義行氏の不自由展関連の発言が叩かれているが発言の不用意さは批判されて仕方ないにしても根底には僕と同じく不自由展全て表現の自由は守られるべきという大前提とは別に僕が「現代アートってあれでいいんだ」と皮肉を述べ続けてきたのと近いアートのある部分の安易さへの懐疑があるのでは。》
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1160871601996328960
大塚と貞本の関係について、大塚はこうツイートしている。
《ぼくにしてみれば貞本義行氏は911の後、今は戦時下だと一人で騒いで冷笑されていた時期、ぼくの雑誌(ちなみにこの号は「天皇制」特集でぼくが天皇制「断念論」に転じるキッカケの号)に「エヴァ」で忙しいのに表紙描いてくれた人です。》
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1160911916279033857
蛇足ながら「二十才の微熱」「渚のシンドバッド」の橋口亮輔監督のブログも炎上している。「表現の不自由展」を日本と日本人を侮辱、攻撃する悪辣な政治プロパガンダだと批判しているのだ。私などは物凄く意外に思った。
https://www.24hitomi.or.jp/hashiguchiryousuke/

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3)【本日の一行情報】

◎Reuters Japanが8月13日付で「コラム:ニュー・メディアのガネット買収、新聞は復活できるか」を発表した。米国で地方紙を傘下に持つニュー・メディア・インベストメント・グループが、全国紙USAトゥデーなどを発行するガネットを14億ドルで買収し、米最大の新聞社を誕生させるという話題は既報の通りだが、ニュー・メディアは、ソフトバンクグループ傘下のフォートレス・インベストメント・グループが運営する企業である。
《ガネットは、すでに記者や編集者の削減に大ナタを振るってきた。過去2年で米国の従業員を2割も減らしたが、購読料による収入はグループ全体で6%減った。買収のために20億ドル近く債務を積み増し、11.5%の金利を支払うことは、好調時でさえリスクが高い動きだろう。》
https://jp.reuters.com/article/breakingviews-jennifer-saba-media-idJPKCN1V307D

◎スマートニュースが協賛し、イベント会場を提供することで「ローカルメディアサミット2019」 が2年ぶりに開催されるそうだ。
https://media-innovation.jp/2019/08/13/local-media-summit-2019/

◎「WIRED.jp」が「ソーシャルメディアの過激化は、利益を重視する『経営陣の無責任』にも原因がある」を公開している。
《利益への飽くなき追求が、主要なソーシャルメディアを差別に対して寛容にし、ユーザーの搾取をもたらしてきた。ヘイトは金になるのだ。》
《実際のところ、この問題はイデオロギーを巡るジレンマではない。倫理的な問題だ。この先の世代に事実を伝えていくのか、それとも現代版ゴシップ紙のような粗悪な情報を垂れ流すのか。
ソーシャルメディアのトップたちが責任を放棄してきた結果、デマやフェイクがはびこる社会への転落が進んだ。まっとうな知性をもつ人なら、保守もリベラルも等しく、この現状に危機感を覚えるのではないか。》
https://wired.jp/2019/08/13/greed-is-to-blame-for-the-radicalization-of-social-media/

CBSバイアコムが合併することになった。新会社名はバイアコムCBS。日経が8月14日付で「米メディア大手CBSバイアコム経営統合で合意」を掲載している。
《動画配信大手「ネットフリックス」などの台頭で顧客争いが激しさを増しており、規模拡大で対抗する。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48536230U9A810C1000000/
ネットフリックスのみならず、ウォルト・ディズニー、コムキャスト、AT&Tに対抗するためであろう。

CNN.co.jpが「ロシア、グーグルの『内政干渉』に警告 市議選めぐるデモ映像の公開で」を公開している。
《ロシア通信・情報技術・マスコミ監督庁(ロスコムナゾール)は11日、書簡の中で、デモを宣伝する行為は内政干渉に当たると主張。グーグルが是正策を講じなければ、「民主的選挙」への妨害行為として対抗措置を取ると警告した。》
《ロシアでは最近、インターネットに対する統制を強化する動きが目立つ。プーチン大統領は今年5月、外国から切り離した独自のネット構築を可能にする新法案に署名した。》
https://www.cnn.co.jp/world/35141236.html

◎CCCはTポイント・ジャパンが女子プロゴルファーの渋野日向子選手と、スポンサー契約を締結したことを発表した。
https://www.ccc.co.jp/news/2019/20190813_005533.html

講談社の「月刊アフタヌーン」電子版は2018年分(12冊)を定価8400円のところ、168円に大幅値下げしてリリースしている。しかも半額分のAmazonポイントが付与されるため、実質84円となり、定価の99%オフで購入できる。「月刊少年シリウス」「月刊モーニング・ツー」「なかよし」「BE・LOVE」「EKiss」「別冊フレンド」「デザート」も値下げの対象となっている。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/14/news094.html
https://www.amazon.co.jp/dp/B07VZYCSDG/

電通は、国立大学法人東京海洋大学等と共同で、ラストワンマイル移動を含む陸上移動手段と水上交通手段を組み合わせた「自動運転型水陸連携マルチモーダルMaaS」を見据えた実証実験を本年9月初旬、東京都内において実施する。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2019/0815-009870.html

◎「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)が第1位。2位が「銀魂公式ファンブック『広侍苑』」。5位が三浦百恵! 7位に「ボンボンTVドラマ最後のねがいごと」(講談社)。
https://hon-hikidashi.jp/more/91691/

白泉社の全誌合同マンガ投稿サイト「マンガラボ!」は、海外に挑戦できる「アフリカンSFヒーローマンガ作画者募集」と「少年マンガコロシアム」を同時開催する。「アニメ!アニメ!ビズ」は次のように書いている。
《「アフリカンSFヒーローマンガ作画者募集」は、カメルーン日本のミックス育ちのマンガ家・星野ルネによる、アフリカ向けヒーローマンガ『READ(仮)』のネーム原案の作画者を募集するもの。
大賞受賞者には「マンガPark」および海外版アプリ「Manga Park W」での連載を確約。うち「Manga Park W」はナイジェリア・ケニアのアフリカ2か国にて20万DLを突破するなど盛り上がりの真っ最中で、今後も順次地域の拡大が予定されている。
一方の「少年マンガコロシアム」では白泉社「マンガラボ!」にて、バトル・冒険ファンタジー・SF・部活・スポーツ・異世界転生まで様々なジャンルの、熱くてワクワクするような少年マンガを募集する。
大賞受賞作は「マンガ Park」公式特集に掲載されるほか、英語翻訳ののち海外版アプリ「Manga Park W」にてアフリカを含む海外でも展開。世界中へ作品を届けたい投稿者にはまたとないチャンスとなるだろう。》
http://www.animeanime.biz/archives/46707

◎「イージーライダー」を見たのはスバル座だった。「さすらいのカウボーイ」を見たのは日劇ATGだった。私は「イージーライダー」でザ・バンドの「ウエイト」を知った。私は「さすらいのカウボーイ」でウォーレン・オーツを知った。ピーター・フォンダが亡くなった。私はませたガキだった。
https://www.asahi.com/articles/ASM8K2H3WM8KUHBI006.html

博報堂DYメディアパートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、博報堂DYホールディングスは、テレビCMとオンライン動画広告による広告効果を予測するプラニングツール「TV Cross Simulator」において、このたびAmazon Advertisingの動画広告「Amazon Video Ads」の取り扱いを開始した。
https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/08/HDYMPnews20190815_-TVcross%C3%97Amazon.pdf

◎映画「天気の子」は8月11日時点で、累計動員584万人、興収78億円。「小説 天気の子」は今年初の庫30万部突破。KADOKAWAは笑いが止まらない。
https://www.oricon.co.jp/news/2142375/full/
読んでから見るか、見てから読むかは「お家芸」だよね。

◎日経は8月13日付で「三洋堂HDの19年4~6月期、最終損益5000万円の赤字」を掲載した。売上高は前年同期比2.8%減の47億円、経常損益は3100万円の赤字(前年同期は600万円の赤字)、営業損益は4800万円の赤字(前年同期は2100万円の赤字)。
https://www.nikkei.com/article/DGXLRST0487528S9A810C1000000/

朝日新聞デジタルは8月15日付で「フィリピンで慰安婦問題の集会 『表現の不自由展』言及」を掲載した。集会を呼びかけた支援団体「リラ・ピリピーナ(フィリピンおばあさん同盟)」は《声明で、日本に償いを求めるとともに、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれたことに触れ、「安倍晋三権下で日本人の基本的自由が脅かされるだけでなく、正義を求めるアジア諸国の人々への監視と圧力が増すことを懸念する」と訴えた》そうだ。
https://www.asahi.com/articles/ASM8G5DS8M8GUHBI02F.html

朝日新聞デジタルは8月15日付で「展示中止の少女像、海外実業家が購入 来年展示へ」を掲載している。
《国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止された企画展「表現の不自由展・その後」に展示されていた慰安婦を表現した少女像を、スペインの実業家が購入したとロイター通信が14日報じた。検閲で展示に至らなかった世界各地の芸術作品とともに、来年にも同国北東部バルセロナで展示する計画だという。》
https://www.asahi.com/articles/ASM8H20ZGM8HUHBI005.html

BRUTUS特別編集 「合本 危険な読書」(マガジンハウス)。そもそも安全な読書なんて、ないんだわ。読書ってのは危険なものなのよ。
https://magazineworld.jp/books/digital/?83875369AAA000000000

◎「ダイヤモンド・オンライン」が8月16日付で「『紙の雑誌』衰退の中、芸誌『藝』のリニューアルが大成功した理由」を公開している。
https://diamond.jp/articles/-/211270

◎秋元梢×坂井佳奈子編集長による「エル・ジャポン」創刊30周年記念トークイベントが9月1日に代官山 蔦屋書店1号館2階イベントスペースで開催される。
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a28681872/tsutayaevent-0816/

◎「ジャンプSQ.」(集英社)において連載中の「終わりのセラフ」はシリーズ累計1000万部突破を記念して、UUUMと講談社が共同で運営しているYouTubeチャンネル「ボンボンTV」「キッズボンボン」でTVアニメ「終わりのセラフ」第1クール<全12話>を、8月16日(金)から1ヶ月間限定で無料公開する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002295.000001719.html

◎すっかりテレビのワイドショーを通じて有名になってしまった「あおり運転」の宮崎夫容疑者が大阪で逮捕された。産経新聞は8月18日付で「常磐道あおり運転で指名手配の男、大阪で逮捕」を掲載している。
《捜査関係者によると、宮崎容疑者は10日午前6時15分ごろ、守谷市常磐道上り線で白の乗用車を運転し、茨城県阿見町の男性会社員(24)が運転する車に後方から接近。前方に回り込んで停車させた上、乗用車を降りて男性の車に迫り、男性を「殺すぞ」などと脅迫して顔を数発殴り、けがを負わせた疑いが持たれている。》
https://www.sankei.com/life/news/190818/lif1908180027-n1.html
宮崎夫容疑者は大阪市東住吉区のマンションのオーナーで、自らも7階に居住していたという。
https://www.sankei.com/west/news/190817/wst1908170021-n1.html
これが逮捕の瞬間。
https://video.mainichi.jp/detail/videos/%E6%96%B0%E7%9D%80/video/6074076939001?autoStart=true
宮崎夫容疑者のインスタグラムが炎上していた。この男、ポルシェ・カイエンターボに乗っていたようだ。
https://www.instagram.com/p/B1DQq4_hzTp/

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4)【深夜の誌人語録】

壊すのであれば、粉々に壊し切ることだ。