【文徒】2019年(令和元)10月29日(第7巻195号・通巻1615号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】下山進の「2050年のメディア」(藝春秋)を読むべし!
2)【記事】税金未納のチュートリアル徳井義実の芸能活動自粛で、どうなるNHK「いだてん」
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.10.29 Shuppanjin

1)【記事】下山進の「2050年のメディア」(藝春秋)を読むべし!

「現代ビジネス」(講談社)は10月26日付で下山進の「なぜ朝日と読売は凋落し、日経の一人勝ちになったのか?」を発表している。
《このようにして2010年3月に日経電子版は創刊されるのだが、なぜ、日経は、まだ日本の新聞社がまったく出ていっていなかった市場に出て行くことができたのだろうか?
その理由はいくつかあるが、ひとつには、日本経済新聞の専売店数が150程度と圧倒的に少なかったことがあげられる。》
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67661
ちなみに読売新聞の専売店は、全国で4000近くある。日経の専売店は東京と大阪のごく一部と各県の県庁所在地くらいのものである。下山進は「2050年のメディア」(藝春秋)でメディアの劇的な変化を、読売、日経、ヤフーという三社を軸に描いている。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163911175
弁護士ドットコムクラウドサイン「サインのリ・デザイン」編集長の橋詰卓司がツイートしている。
下山進『2050年のメディア』読了。読売・日経・Yahooを中心に新聞→ネットメディアへの移り変わりを丹念な取材で描く。法務部長から読売グループ本社社長となった山口寿一氏のキャリアを通じ、メディアの法務戦略が細かく取材されていて、法務パーソンは特に楽しめます。》
https://twitter.com/takujihashizume/status/1188232464906326018
SREホールディングス取締役の喜志武弘も呟いている。
《凄くお世話になった元ヤフー編集長の影山さんのヤフー創業当時のエピソードや、宮坂さん奥村さんといったヤフーを立ち上げた先輩達のエピソードも満載で興味深かった。》
《自分がヤフーとしてソニー不動産と提携交渉してる当時、並行して進んでいたノアドットの件の交渉過程の実情をここまで書くかという迫真のレポートだった。》
https://twitter.com/takehiro1010/status/1188236710175367168
https://twitter.com/takehiro1010/status/1188236561499869184
「スマートニュース」の山口亮。
下山進さんの「2050年のメディア」に、自分のことが書かれてあると聞いて読んでみたらヤフーを辞めた人リストだった。すごく細かく調べてあり、大変興味深い本です。》
https://twitter.com/d_tettu/status/1187957458582421504
春オンライン」が10月25日付で「ヤフーはこうして読売、日経、朝日の包囲網を破った」(下山進)を公開している。
《新聞にとってのヤフーの危険性をもっとも早く見抜いていた一人に、現読売新聞グループ本社社長の山口寿一がいる。山口はまだ社長室次長だった2005年9月、読売社内に社内各部署から精鋭を集めた極秘のチームを設けていた。
「ヤフーに代わるポータルサイトを新聞社独自の手によってつくることができるか」
が、そのチームの命題だった。》
https://bunshun.jp/articles/-/14839
朝日新聞記者の毛利光輝が呟く。
《「2050年のメディア」面白そう。買ってみよう。》
https://twitter.com/m_mitsuteru/status/1187984406260011013
出版業界人にとっても必読の書である。下山進藝春秋出身である。

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2)【記事】税金未納のチュートリアル徳井義実の芸能活動自粛で、どうなるNHK「いだてん」

東京国税局から1億3800万円の申告漏れなどを指摘され、当面の芸能活動自粛を発表したチュートリアル徳井義実だが、徳井はNHK大河ドラマ「いだてん」に「東洋の魔女」を率いるバレーボールの大松監督役で出演している。3月にはピエール瀧がコカイン使用で逮捕され、ビートたけしは、6月に別居していた妻と協議離婚したことが発覚し、10月には、阿部サダヲが都内でクルマを運転中に接触事故を起こし、今度は徳井義実の所得隠しおよび申告漏れ…。「BusinessJournal」が10月25日付で「NHK『いだてん』、公共放送で徳井義実放送は許されない情勢…受信料不払いに発展の懸念」を公開している。
https://biz-journal.jp/2019/10/post_125133.html
スポーツ報知は10月25日付で「チュート徳井の申告漏れで『いだてん』また災難…ピエール瀧逮捕では撮り直し」を掲載している
《10本を超える徳井のレギュラー番組のなかでも、注目されるのはNHK大河「いだてん」(日曜・後8時)だ。徳井は1964年東京五輪のバレーボール女子日本代表監督・大松博役に抜てきされ、11月3日放送の第41回放送から、最終回の第47回まで出演予定だった。》
https://hochi.news/articles/20191024-OHT1T50287.html
スポーツ報知は10月26日付で「チュートリアル徳井義実、ついにテレビ放送中止…所得隠し余波」を掲載している。
《…TBSは26日の「人生最高レストラン」(土曜・後11時30分)の放送中止を決定した。不祥事発覚後、番組が中止されたのは初めて。各所に影響が広がりつつある。
TBSは24日に「ダブルベッド」を放送したが、両番組とも次週以降の対応は検討中という。また中京テレビもレギュラー番組「前略、大徳さん」(日曜・前9時55分)で27日の生放送に徳井が出演しないと発表した。一方、NHKは26日深夜の「シブヤノオト」は予定通り放送。11月3日から登場予定の大河ドラマ「いだてん」は対応を検討する。》
https://hochi.news/articles/20191025-OHT1T50302.html
スポーツ報知は10月27日付で「チュート徳井の活動自粛でフジ出演シーンをカット…レギュラー4本の日テレも対応追われる」を掲載している。
《最も頭を抱えるのは、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」の出演を控えていたNHKだ。徳井は、1964年東京五輪バレーボール女子に金メダルをもたらした日本代表監督・大松博役で11月3日放送の第41回から最終回の第47回まで出演予定だった。NHKはこの日の時点では「対応を検討中」としているが、シーンのカットやテロップで対応できるバラエティーと異なり、ストーリーのつながり上、編集での対応が難しいことから、放送を強行することもありえる。》
https://hochi.news/articles/20191026-OHT1T50315.html
日刊スポーツは10月27日付で「NHK『いだてん』次回予告に徳井義実の声だけ放映」を掲載している。
《次回予告ではバレーボールの練習シーンが映されたが、徳井が演じる大松監督の「死んでも立て」という声だけが流された。
一方、同番組の公式ホームページのPR映像にはこの日も大松監督を演じる徳井の姿が映し出されていた。収録はすでに終了している。NHKは11月以降の放送について「対応を検討中」としている。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201910270000962.html
日刊スポーツは、やはり10月27日付で「NHK『いだてん』徳井は予定通り出演の公算強まる」を掲載している。
《東京国税局から1億3800万円の申告漏れなどを指摘され、当面の芸能活動自粛を発表したチュートリアル徳井義実(44)が出演するNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)が、11月3日から予定通り放送される公算が27日、高まった。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201910270001025.html
スポーツニッポンは10月28日付で「チュート徳井 対応苦悩NHK『いだてん』撮り直し『不可能』」を掲載している
《麻薬取締法違反罪で有罪判決を受けたピエール瀧(52)の逮捕時は代役を立てて撮り直したが、今回は少々事情が違う。局関係者は「撮り直しは事実上不可能だ」と明かした。
すでにクランクアップしているため、セットを解体するなど、片付けを行っており、同じシーンの撮影が容易にはできない。また、共演者はすでに他の仕事に入っているため、スケジュールの調整も難しいという。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/10/28/kiji/20191027s00041000588000c.html
それにしても「東京オリムピック噺」のサブタイトルを持つ今年のNHK大河ドラマはスキャンダル続きだが、来年の東京オリンピックも、他人事ではあるまい。

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3)【本日の一行情報】

交通新聞社は、大人のための首都圏散策誌「散歩の達人」のWebメディア版として「さんたつ」(https://san-tatsu.jp)を10月24日にオープンした。
https://www.kotsu.co.jp/information/files/pdf/2c6af8d4ea02d25290a0fb7ec4fae199610781f9.pdf
鶯谷の「鍵屋」が紹介されている。くりから焼き、旨し。
《くりから焼きとは、細長く切った身を巻きつけるようにして焼いたウナギの串焼きのこと。その姿が、不動明王の持つ剣「倶利伽羅龍王」に似ていることに由来する。蒲焼きとは違ってプリプリとした弾力が楽しめ、甘さ若干控えめのさっぱり味が、燗酒に絶妙にマッチする。》
https://san-tatsu.jp/articles/527/

◎「Hanako.tokyo」が「銀座のインド料理&カレー店、編集部が勝手にマトリックス!好みのカレーや飲みなど気分に合わせて。」を公開している。10店が紹介されているのだが、最後の最後に「ナイルレストラン」の「ムルギーランチ」が紹介されている。
私に言わせれば「ナイルレストラン」を他のカレー店と同列に扱って欲しくない。インド系のカレー店にとって「ナイルレストラン」は別格なのである。日本の企業とも係わりが深く、例えばエスビー食品などナイルがなければカレーを発売できなかったはずである。何しろ、私が16歳のときから通い始めた名店である。ただし、私が興味を抱いたのはカレーというよりも店主であった。
https://hanako.tokyo/news/food/111191/
周知のように先々代の創業者A.M.ナイルはインドを武力解放しようと日本にやって来た革命家である。頭山満大川周明との交友は有名な話である。東京裁判ではパール判事の通訳をつとめている。「知られざるインド独立闘争―A・M・ナイル回想録」(風濤社)は「ナイルレストラン」でも販売している。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784892193064
私は今でも最低、月に3回ほど「ムルギーランチ」の大盛を堪能している。

講談社のマンガ誌「月刊少年シリウス」は編集部公式Twitterにおいて「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」のコミカライズを発表した。「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」は、フランスや韓国をはじめ、英語圏を中心に世界119カ国で放送され、日本でも昨年2018年7月からディズニー・チャンネルにて放送中の3Dアニメだ。
月刊少年シリウス」はコミカライズに取り組むにあたって担当作家を公募することも発表している。応募期間は、10月25日から同年11月30日。応募は、特設サイトから指定作品を提出するほか、Twitter上でハッシュタグをつけてイラストをアップするだけという手軽な方法も用意されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002387.000001719.html

◎「電ファミニコゲーマー」を運営するマレの平信一が「ITmedia」のインタビューに応じている。10月25日付で公開された「『持続可能なゲームメディア』の未来像とは 電ファミニコゲーマー・平編集長を直撃」がそうだ。
《ネットメディアの1つの問題点というのは、記事が「広告」という仕組みによって、PVのみで価値が決定されてしまうところなのです。同じPVの記事が“等価の価値”なのか、という。これこそが、Webの世界で突きつけられている課題です。
新聞社といった既存メディアがそうでないところで踏みとどまれているのは、今までの(紙媒体などの)ビジネスモデルが強固で、そこで得られる一次情報や体制を流用して(Webサイトを)運用しているから。母体の強さで成り立っているわけです。でも、一次情報を作っている新聞社の体制が100%Webに切り替わったら、運営は難しくなっているだろうと思います。》
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/28/news014.html

◎日販およびリブロプラスが運営する本屋「喫」は、11月1日(金)より三井農林と、企画展「1杯の紅茶、6分間の本。」を開催する。「1杯の紅茶、6分間の本。」は、本と紅茶に共通する 「目の前の現実からつかの間に離れて、ふっと自由になる時間を提供する」 という性質に着目し、「本を読む体験とそこに寄り添う紅茶」という視点で企画している。同展は、110年の歴史を持ち、日本の生活者に寄り添う紅茶化を育て、導いてきた三井農林の紅茶ブランド「日東紅茶」をパートナーとして実施する。
https://www.nippan.co.jp/news/bunkitsu_event_201911/

紀伊カンナの「海辺のエトランゼ」(祥伝社)がフジテレビが2019年4月に立ち上げた、BL特化のアニメレーベル「BLUE LYNX」(ブルーリンクス)の作品として劇場アニメ映画化されることになった。公開は2020年夏。
https://natalie.mu/comic/news/352624
https://etranger-anime.com/

◎「ブルームバーグ」が10月25日付で「アマゾンが約2年ぶりの減益、コスト増響く-時間外で株価下落」を公開している。
《米アマゾン・ドット・コムの7-9月(第3四半期)決算は四半期ベースで約2年ぶりの減益となり、配送の一層の迅速化に向けた支出が増え、1株利益はアナリストの予想を下回った。発表を受け、同社の株価は時間外取引で7%余り下落した。》
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-24/PZWBW7DWLU6S01
日経が10月25日付で「amazon、物流網投資を再加速 翌日配送へ年4000億円」を掲載している。
《米アマゾン・ドット・コムがネット通販事業で再び投資のアクセルを踏み込んでいる。翌日配送サービスのために追加で年4000億円規模の物流費を投じる見込み。アマゾンは自前の配送網の拡張を急ぐことで、小売り大手などの攻勢をかわそうとしている。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51385650V21C19A0TJC000/

◎第39回新聞広告賞の贈賞式が10月24日に開催された。大賞中国新聞2018年11月5日に掲載された「カープ新井選手引退記念企画『結局、新井は凄かった』」。クライアントは新井の先輩にあたる広島OBの黒田博樹だ。
https://www.sankei.com/life/news/191024/lif1910240056-n1.html
https://www.pressnet.or.jp/adarc/pri/2019.html
シャボン玉石けんの「香害」シリーズは新聞らしい広告だ。

京都市博報堂は10月23日、西陣地域を活性化させるプロジェクト「西陣 化のスタートアップスタジオ構想」に関する共同記者会見を開催した。
https://www.advertimes.com/20191025/article300917/

産経新聞社と日販の共催で、12月21、22日に御茶ノ水で開催される「にゃんぱく~ねこの万博~」(公式HP:https://nyanpaku.com/)の内容が決まった。「ねこといきる」をテーマにした特別展示や、猫たちのかわらしい様子を撮影した写真・動画など、ねこが好きな方やねこと暮らす方が、楽しみながらねこに詳しくなれるイベントが盛りだくさんの内容だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000736.000022608.html

◎11月上旬にオープンするメディア型ECデパートメントストア「スタイル ヴォイス ドットコム(STYLEVOICE.COM)」を運営するスタイル ヴォイスは、ジュン、マッシュホールディングス、デイトナ・インターナショナルの3社による合弁会社だが、代表取締役社長には幻冬舎で「GINGER」、主婦の友社で「Ray」「minaの編集長を務めてきた片山裕美だ。「OPENERS」に登場した片山裕美は次のように語っている。
《ブランドの持つストーリーとか、新しい世界を知ったりアイテムを手に入れることで、どういう自分と出会えるのかということを語ってきたのがファッション雑誌だったと思うんです。ただ、読者の情報の取り方のバリエーションがどんどん広がるにつれて、少しずつそういう雑誌の声が小さくなってきて……。ちょうど、ベタ付け付録がつくのが一般的になった頃を境に。一方で、ブランドや洋服そのものには、依然としてそういう想いがこもっているじゃないですか? それをいま伝えるにはどういうメディアが一番いいかというと、やっぱり24時間自分の持っているデバイスで、無料で見られるものだなって。なので、雑誌が担ってきた役割を受け継げるような媒体を作るというと大げさですけど、そういう覚悟で望んでいます。》
https://openers.jp/design/design_features/4l3gd

小学館はOutbrainとの連携により、同社のデータ基盤「コトバDMP」で解析・作成した小学館オリジナルセグメントを活用したOutbrainネットワークへの広告配信を開始した。
Outbrainはディスカバリー・プラットフォームによる企業のコンテンツマーケティング支援を行うアウトブレイン ジャパンが運営するコンテンツ・レコメンデーション・プラットフォームであり、「コトバDMP」で解析・作成した小学館オリジナルセグメントをターゲティング対象として、アウトブレイン ジャパンがネットワークする国内300を超えるプレミアムパブリッシャーへコンテンツを配信することが可能になる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000398.000013640.html

集英社の「ジャンプSQ.」で連載されている「ド級編隊エグゼロス」がTVアニメ化される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001959.000016356.html

時事通信は10月26日付で「仏メディア、米グーグル提訴へ=著作権使用料で全面対決」を発表した。
《フランスで24日に施行された改正著作権保護法による著作権使用料の支払いをめぐり、米IT大手グーグルと仏メディアが真っ向から対立している。仏メディアは団結し、支払いを拒否するグーグルを数日中に提訴する方針を表明。マクロン大統領も制裁をちらつかせ、同社を名指しで批判している。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102600187&g=int

論創社学の領域で良い仕事をしている。佐藤洋二郎小説選集を全二巻で刊行しているのだ。9月に「佐藤洋二郎小説選集一 待ち針」、10月に「佐藤洋二郎小説選集二 カプセル男」を刊行した。「待ち針」には1976年のデビュー作「湿地」から1997年の「ホオジロまでの10篇が収録されているが、主人公はブロイラーの解体工場やパチンコ店で働く孤独を抱えた人々である。小説の凄みを堪能できる選集だ。
http://ronso.co.jp/book/%e4%bd%90%e8%97%a4%e6%b4%8b%e4%ba%8c%e9%83%8e%e5%b0%8f%e8%aa%ac%e9%81%b8%e9%9b%86%e4%b8%80%e3%80%8c%e5%be%85%e3%81%a1%e9%87%9d%e3%80%8d/
http://ronso.co.jp/book/%e4%bd%90%e8%97%a4%e6%b4%8b%e4%ba%8c%e9%83%8e%e5%b0%8f%e8%aa%ac%e9%81%b8%e9%9b%86%e4%ba%8c%e3%80%8c%e3%82%ab%e3%83%97%e3%82%bb%e3%83%ab%e7%94%b7%e3%80%8d/
佐藤には小説ではないが、「沈黙の神々」や「一遍上人と遊行の旅」といった仕事もある。ともに版元は松柏社である。松柏社では佐藤にとっては初の歴史小説となる「親鸞/既往は咎めず」も上梓している。

毎日新聞は10月27日付で社説「きょうから読書週間 道を照らす本との出合い」を掲載している。
《本との出合い方の一つとして、年100冊以上を読む15歳の女優、芦田愛菜さんが読書遍歴をつづった単行本「まなの本棚」が話題だ。同世代の10代への読書案内としてだけでなく、孫を本好きにしたい祖父母世代が手にとっているという。》
https://mainichi.jp/articles/20191027/ddm/005/070/033000c
「まなの本棚」の版元は小学館である。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388700
讀賣新聞は10月27日付で社説「読書週間 世界を広げる本との出会い」を掲載している。
《最近、本とのユニークな出会いの場が生まれている。東京・六本木の書店「喫」は、入場料を支払って入店する。コーヒーや煎茶を飲みながら、ゆったりと本を読めるとして、人気が高い。
神奈川県のホテル「箱根本箱」では、様々なジャンルの本約1万2000冊を館内の本棚に並べている。宿泊者は温泉や食事を楽しむ一方、読書を満喫する。気に入った本の購入も可能だ。》
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191026-OYT1T50292/
喫」も「箱根本箱」も日販の企画である。

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4)【深夜の誌人語録】

誰に対しても明日が平等に存在すると考えるのは傲慢である。明日がない人は確実に存在するのだ。