【文徒】2020年(令和2)1月16日(第8巻8号・通巻1665号)


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1)【記事】坪内祐三 追悼ツイートの全貌
2)【記事】最近書店閉店事情
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】坪内祐三 追悼ツイートの全貌

朝日新聞デジタルが1月14日付で「評論家の坪内祐三さん死去 61歳 エッセーや書評人気」を掲載している。
《1958年、ダイヤモンド社元社長の坪内嘉雄さんの長男として生まれた。雑誌「東京人」編集者を経て独立。コラム、書評、評論など執筆活動を始める。》
https://www.asahi.com/articles/ASN1G5665N1FUCVL017.html
「妻子」は朝日新聞の元記者。「『藝』戦後学史」(河出書房新社)の佐久間子である。心不全による急死であった。13日講談社の用意した升席で大相撲観戦をする予定だったそうだ。
ツイッターのTLから坪内を追悼する投稿を集めてみることにした。斎藤真理子のツイートは中川六平にも触れている。
坪内祐三さんの本を、校正者として担当させてもらったことがあります。晶社から出た『後ろ向きで前へ進む』と『雑読系』だったはず(もしかして違ってたらすみません)。これを編集担当された中川六平さんも今はいらっしゃらないわけで、憮然とした気持ちになります。ご冥福をお祈りします。》(斎藤真理子 翻訳家)
https://twitter.com/marikarikari/status/1217085719824306176
社に籍を置いていた中川六平坪内祐三のデビュー作「ストリートワイズ」を手がけることになる。
《評論家の坪内祐三さんが亡くなられました。小社からは『ストリートワイズ』を皮切りに、『後ろ向きで前へ進む』『古くさいぞ私は』『雑読系』など数々の名エッセイ・評論集を刊行させていただきました。61歳の若さでとはなんとも無念。ご冥福をお祈りいたします。》(晶社)
https://twitter.com/shobunsha/status/1216999304402915330
坪内は「本の雑誌」の連載で私たち出版人の仕事を紹介してくれた。「本の雑誌」では私の大学時代の後輩にあたる田代靖久の連載「その出版社、凶暴につき 四谷熱血『本づくり』黄金時代」がスタートした。
《やっぱり眠れませんでした。うとうとするとふらりと編集部にやってきて雑談する姿がありありと浮かび、どちらが夢なのかわからなくなってしまいました。夢と現実逆になってくれたらいいのにと思いながら涙を拭いました。たくさんたくさんお世話になりました。坪内祐三さん、ありがとうございました。》(本の雑誌)
https://twitter.com/Hon_no_Zasshi/status/1217190353524027392
筑摩書房の元社員である大河久典は坪内祐三のエッセイ「酒中日記」を坪内本人の主演で内藤誠監督が撮った「酒中日記」に出演している。
《評論家の坪内祐三さんがお亡くなりになりました。
筑摩書房では「明治の学 全25巻」の編者を務めていただき、『庫本を狙え!』(ちくま庫)などを刊行させていただきました。謹んでご冥福をお祈りいたします。》(筑摩書房)
https://twitter.com/chikumashobo/status/1216989925683261442
坪内祐三さん急逝の報に呆然としています。小説新潮では愛してやまない世田谷への思いを綴る「玉電松原物語」を連載中でした。靖国』『新書百冊』『昭和の子供だ君たちも』等を刊行し、多くの対談・評論・解説もお引き受け下さいました…。謹んでご冥福をお祈りいたします。》(新潮社出版部芸)
https://twitter.com/Shincho_Bungei/status/1217013896038375425
坪内祐三岸本佐知子吉田篤弘鴻巣友季子(敬称略)というすばらしい学者を輩出したナゾの公立小学校が、世田谷区立赤堤小学校。牧場の磁場。》(kishimoto 編集者)
https://twitter.com/cd_wd/status/1217065541082308609
坪内祐三さんの章は飲みながらちびちび読む『酒中日記』シリーズがいちばん好きという不真面目な読者ですが、いま自分なりにもうすぐ三回忌を迎えるECDについて書いていることもあって、坪内さんに私小説家の系譜におけるECDについて伺いたいと勝手に考えていたところでした。残念です。合掌》(「ルポ 川崎」の磯部涼)
https://twitter.com/isoberyo/status/1217013835749412865
坪内祐三さん、亡くなったのか。61歳。あまりにも若すぎる。たくさんの名著、ありがとうございます。ご冥福を祈ります。》(豊崎由美 芸評論家)
https://twitter.com/toyozakishatyou/status/1216991007746584582
藝春秋で「人声天語」を連載中の坪内祐三さんが13日、お亡くなりになりました。あまりに突然のお別れに、編集部一同、言葉を失っています。
現在発売号に掲載されている「和田誠さんとお話したかったこと」は、ちょうど連載200回目でした。
謹んでご冥福をお祈り致します。》(藝春秋デジタル)
https://twitter.com/gekkan_bunshun/status/1217006791537520643
《いまだに信じられません。自分は社員時代、連載「庫本を狙え!」を1年間担当させていただきました。まだ20代の編集者にかけてくださった厳しくも温かい言葉を思い出しています。ご冥福を祈ります。》
《私のような者は坪内祐三さんのご記憶には殆ど残っていなかったかと思いますが、毎週のゲラのやりとりは20代編集者にとっての鍛錬の場でした。土本典昭の『パルチザン前史』について電話でお話しした記憶がある。新宿で、神保町で、心地よく酔っていらっしゃる姿も浮かびます。ありがとうございました。》(宮田久 フリー編集者)
https://twitter.com/editdisco/status/1216990729349648384
https://twitter.com/editdisco/status/1216996283979726848
《今気がついたんだが、坪内祐三の享年61歳というのは、彼が好きだったジャイアント馬場と同じ年齢ではないか。あの人は伝説の馬場とハンセンの初対決を生で観戦してるんだよな。》(樫原辰郎 映画監督・脚本家・物書き)
https://twitter.com/tatsurokashi/status/1216992428713897984
坪内祐三さん逝く。ぼくの信条「ストリートワイズ」は、NEを送り出したレーベルの名前であり、坪内さんの名著の題名でもあった。彼はぼくのそんな「いびつさ」に寛容だった。昨秋偶然お会いし、久しぶりに呑みましょうと交わした約束が果たせなかった。合掌。》(松尾潔 音楽プロデューサー・作詞家・作曲家)
https://twitter.com/kiyoshimatsuo/status/1216998660178731008
《高校生の頃、大阪市立図書館で『シブい本』に出会わなければ、新刊だけでなく古書に夢中になることはなかっただろうし、大学生の頃、章を原稿用紙に書き写して体の呼吸を体感しなければ、この仕事に就くこともなかっただろう。坪内祐三さんの背中を追いかけて、自分は、「いま・ここ」にいる。》(前田和彦 編集者)
https://twitter.com/ichitaaa/status/1217077854313168896
《自分を評価してくださった方が亡くなるのは、悲しく寂しくそして心細いものなのだと知る。坪内祐三さん、ありがとうございました。にしても早すぎて途方に暮れます。》(内澤旬子 エッセイスト)
https://twitter.com/riprigandpanic/status/1217019035612672000
《今日のグリ、ではありません。サン=ジェルマン大通りの中華料理店の猫です。シャルトルーと黒猫のハーフ?昨日、帰国し、今日、授業を終えたら、坪内祐三さん死去の知らせが届きました。「東京人」をやめられて、山口昌男さんのヴォランティア秘書をされていた頃からの知り合いで大ショックです。》(鹿島茂 仏学者)
https://twitter.com/_kashimashigeru/status/1217059698983071744
《訃報に絶句。雑誌担当時代にご執筆いただき、また新宿の酒場でもたびたびお見かけしました。早稲田大英出身、修論テーマはジョージ・スタイナー。ご冥福をお祈り致します。》(研究社)
https://twitter.com/Kenkyusha_PR/status/1216989016039383040
坪内祐三さんとは山口昌男先生の葬儀でご挨拶したのが最後となってしまった。私が古書店の道に進んだのは坪内さんと月の輪書林さんと山口先生とで札幌の古本市に行き、その後食堂で古本の収穫を見せあったのがとても面白かったから。福島県昭和村の旅も忘れられない。心よりご冥福をお祈りします。》(吉成秀夫 書肆吉成)
https://twitter.com/syosiyosinari/status/1216993665232465921
坪内祐三さんが亡くなられたという。僕の印象に強いのは『en-taxi』の画期的な草森紳一特集「雑宇宙の発見者」。大倉舜二さんの写真が掲載されたこれで草森を知った世代、再発見された方も居るだろう。坪内さんはこうした貴重なお仕事も残された方。今頃この世の雑談に花を咲かせていると想いたい。》(渡部幻 編集者)
https://twitter.com/geeen80/status/1217017910402502657
《え、……まだお若いのに。何度か新宿の飲み屋で話し込んだことがある。あとは三島賞のパーティーでお目にかかるくらいだったけど。御冥福をお祈りします。》(平野啓一郎 小説家)
https://twitter.com/hiranok/status/1217088854404083714
坪内祐三さんとは仕事でお目にかかっただけだったが、率直で面白い方だった。
日本海沿いの紀行をお願いした時のこと。現地取材も終わり、締切当日、指定の喫茶店に出向いた。受け取った原稿を読み終えて絶句。目的地に着く前の東京で原稿が終わっていたからだ。さすがに書き足していただいたが。》(竹内正浩 元「旅」編集者)
https://twitter.com/takeuchmasahiro/status/1217218763382116353
坪内祐三さんはついにぶれなかった人だと思う。この本に読まれる諦念は凄い。今夜はゆっくり読み返したい。合掌。》(田頭晃 光社編集者)
https://twitter.com/TagashiraAkira/status/1217084501798445056
《この人は酒と一緒にどれほどの活字を飲み込み、そしてどれほどの活字を吐き出したのか。ご冥福をお祈りします。》(武田徹 評論家)
https://twitter.com/takedatoru/status/1217078508783988736
坪内祐三さん。同時代を生きる筆家として、そのあまりに広い守備範囲とご活躍をいつもまぶしく眺めておりました。61歳での旅立ちはあまりに早すぎます。ご冥福をお祈りし、今後もご著作をあらためて読み直して行きたいと思います。私も残りの人生、悔いなく生きたいです。》(香山リカ 精神科医)
https://twitter.com/rkayama/status/1217022889469177856
《実は「壇」(いわゆる)的なものに憧れと敬意と信心をガチに持っていた、最後のひとりだったかも知れんなぁ、とふと。》(大月隆寛 社会学)
https://twitter.com/kingbiscuitSIU/status/1217194294697582592
《坪内さんみたいな話の楽しい酔っ払いに出会うことは、もうないだろうし、一番悔しいのは、彼が亡くなったからといって、代わりに自分がああいった頭の良くて、心の広い大人にもなれるわけでもないことだ。ただただ悲しい…。合掌。》(中原昌也 小説家)
https://twitter.com/sexybboy_re/status/1216990804255752192
坪内祐三さんの訃報。日本民俗学創始者である柳田国男の次兄井上通泰の曾孫に当たる方です。ご冥福をお祈りします。》(室井康成 民俗学)
https://twitter.com/KoseiMuroi/status/1216992201189642240
坪内祐三氏には前職のとき、部下の編集者教育がなっていないと電話口で怒鳴られまくったことがあるのが一番の思ひ出。
電話口なのに、ひたすら平身低頭謝って切り抜けたサラリーマンが私だ。
あんまりいい思ひ出じゃないので忘れていたが、つい思ひ出してしまったよ。
合掌》(山口泰生 創元社編集者)
https://twitter.com/sogensha_yy/status/1217087170181124096
《いつお目に掛かってもベロベロだった。全然顔を覚えてくれないので、会う度に「初めまして。ファンです」って言ってた。最後に読んだ『右であれ左であれ、思想はネットでは伝わらない。』(幻戯書房)。傑作だと思ったけど、感想を伝える機会はこなかった。さようなら坪内祐三さん。》(神谷竜介 千倉書房編集者)
https://twitter.com/kamiya_Chikura/status/1217035473140338688
誤解を恐れずに言えば、坪内祐三は酒乱を芸にまで高めた評論家であった。ステキな狂気の持主がまたひとり、この業界からいなくなってしまった。残念である。このツイートも紹介しておこう。
《坪内さんが書肆アクセスにいらしてくださるのがうれしかったです。本を購入下さるとほんとうに誇らしかった。神保町を歩いていらっしゃる姿を思い出します。たくさんお世話になりました。かなしいです。ありがとうございました。》(畠中理恵子 元書店人)
https://twitter.com/hattyhatanaka/status/1217060359497867264
林“蘊蓄斎”哲夫のブログ「林蘊蓄斎の画な日々」の2007年10月27日土曜日は、こんなことを書いている。「古き良き時代」の空気が漂っている章である。
《午後三時前に四人で東京堂書店の六階へ。坪内祐三自著を語るのトークショー。小生は石神井さんに誘われていた。月の輪さんも来るはずだったが連絡とれずとか。佐野店長さんに御挨拶。定刻、中川六平さんが簡単な挨拶をしてから坪内さん登場。『ストリートワイズ』(晶社、一九九七年)以来十年で二十五冊の単行本を出している。
同年の『シブい本』(藝春秋)が実際は最初の本になる予定だったが、担当編集者・萬玉邦夫氏の性格を慮って、中川六平氏担当の『ストリートワイズ』が先になるように調整したのだとか。
谷沢永一氏との編集者をめぐるやりとりも面白いというか、論壇に独特の風土を感じさせるもの。結局は、自著を語るというよりも、担当編集者を語るというふうになっていた。『月刊Asahi』やノーサイド』のリニューアルで成功した話も興味深い。前者は当時の朝日新聞社の資料室や屋上のプレハブでの自由な仕事ぶり(今ではもう不可能な)、後者は藝春秋社での、花田編集長のもと華々しく創刊した『マルコポーロ』編集部に隣接して、編集長の細井さんと二人でシコシコ『ノーサイドを作っていた話。
発売してみると『ノーサイド』はあっという間に完売するほどだったことなど、出版史の一コマとして鮮やかな光景と思う。たしかに当時(一九九四年八月~)の『ノーサイド』は本好きにはたまらないものだった。『ARE』の同人たち、岡崎氏や山本氏が坪内祐三って何者だ!」と騒いでいた頃である。
その他、最後に書肆アクセス閉店について一言あった。坪内氏はアクセスでかなり本を買っているそうで、本を買うことが本屋を救う道だ、というしごく当たり前の、しかしあんがい難しい提言。また、閉店前に追悼集を企画するというのは筋違いだ、とみずのわ出版の柳原氏と同じことを言っていた。》
https://sumus.exblog.jp/7643945/
坪内祐三は、その生き方において小林秀雄の嫡子であったのかもしれない。

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2)【記事】最近書店閉店事情

花本書店(尾道市)が12月末をもって閉店。
《マジか…
花本書店さん、閉店されてる…》
https://twitter.com/itoko420/status/1214787080674373632
尾道の花本書店さん、行ったことはなかったのですが思い出のある街の本屋さんがなくなるのは寂しいですね。。本とおのみちのようなブックイベントは根づいて欲しいです。》
https://twitter.com/readan_deat/status/1216231720892039168
よむよむイッツモア双葉店が1月13日(月・祝)をもって閉店。
山梨県甲斐市にある「よむよむイッツモア双葉店」が、2020年1月13日に閉店するようです。
多くの人に愛されているお店なので残念です。
最近、本屋さんの閉店が多いです。
電子書籍の普及や通販の影響が大きいのでしょうか?》
https://heitennews2019.hatenablog.com/entry/2020/01/12/190125
MARINEAIR BOOKS(神戸市中央区)が1月19日(日)をもって閉店。神戸空港の書店である。
《永年ご愛顧頂きました2階出発ロビーの「ジャスミン」「MARINEAIR BOOKS」「神戸六甲牧場」は、2020年1月19日をもちまして、また、ターミナルビル3階の「牛すじ壱成」は、2020年1月31日をもちまして、それぞれ営業を終了させていただきます
皆様の永年のご愛顧に重ねて感謝申し上げます。》
https://www.kairport.co.jp/information/item8246
TSUTAYA ファミリークラブ 鷺山店(岐阜市)が1月19日(日)をもって閉店。33年の歴史に幕を閉じる。自由書房ブックセンターである。
《お前も閉店するのかよ…》
https://twitter.com/missing340/status/1212914571620564993
オークスブックセンター轟店(千葉市稲毛区)が1月31日(金)をもって閉店。
《轟町のオークスブックセンターが来月末で閉店だそうです
チェーン系の書店としてはなかなか個性的な品揃えでありまた駐車場完備というなかなか良店であっただけに非常に残念です》
https://www.facebook.com/groups/chiba.city/permalink/3367408726666811/
Booksアイ茗荷谷店が1月31日(金)をもって閉店。東京堂の店長である河合靖が八重洲ブックセンターを辞めてから開いた書店として知られている。
《【お知らせ】日頃よりご高配を賜り誠にありがとうございます。急なお知らせとなりますが、当店は2020年1月31日をもちまして閉店することとなりました。まだ1ヶ月弱は張り切って営業いたしますので、よろしくお願い申し上げます。》
https://twitter.com/booksai/status/1214037179879411717
《Booksアイ茗荷谷店さんが今月末で閉店と知り、実家ついでに寄る。茗荷谷庫、毎回楽しみだった。江國香織氏の作品とスイーツは似合う。濃いめ珈琲で、#ミスドピエール・エルメコラボのクロエを。250円程度でこの味、品質は凄い。》
https://twitter.com/dadanekochat/status/1215991722355724288
大河ドラマ麒麟がくる」がもうすぐスタートですが、当店では小さいですが「いだてん」コーナーを閉店日まで設けております。サインを入れていただいたマップが目印です。》
https://twitter.com/booksai/status/1216732848696123392
茗荷谷Booksアイに映像研の5巻の取り置きを頼みにいったら、店員から今月で閉店すると聞かされ残念でならない。
小さいがジャケ買いした本がだいたい当たりの本屋、息子が職場体験でポップを書かせてもらったのもここだった。
店の事情もあるのだろうがの京の駅前に本屋もないとか笑えない冗談だわ》
https://twitter.com/ex54582554/status/1214454700046716929
じっぷじっぷ種池店(福井市)が1月31日(金)をもって閉店。
《またひとつ、星が消える…真面目な話、実店舗でしか起こりえない書籍との偶然の出会い、ってあるんと思うんだよ。市場の変化とはいえ、残念なことです。》
https://twitter.com/hymn4dogs/status/1214855099622686720
《高校の時頻繁に行っていたから閉店するの非常に悲しい
京の方もよくお世話になったけれど、種池の方が品揃え良かったから遠くても自転車漕いで通ったなぁ》
https://twitter.com/An_escapist1220/status/1214877397952024577
《じっぷじっぷ閉店かー。
種池店が今の場所の向かいの辺りで大きな書店だった時から行ってたので寂しいね。
今では本屋という場所にほとんど行かなくなったけど街から本屋が消えるのは悲しいですな。》
https://twitter.com/Kubo171/status/1214698087018401792
福井新聞オンラインが1月8日付で「じっぷじっぷ種池店が閉店へ」を掲載している。
《「町の本屋さん」が福井県内から次々と姿を消している。福井市内のともに老舗の安部書店と「じっぷじっぷ」が、そろって今月閉店する。活字離れに加え、電子書籍スマートフォンの普及、後継者不足など書店を取り巻く環境は厳しく、業界組合の組合員数は約40年前に比べ、4分の1に減っている。》
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1005645
教堂書店 城山店(相模原市)が2月9日(日)をもって閉店。
《平素より教堂をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
このたび城山店は2020年2月9日をもちまして閉店する運びとなりました。
長きにわたりご愛顧頂きましたこと、厚くお礼を申し上げます。》
http://www.bunkyodo.co.jp/docs/721.html
ブックファースト川西店(兵庫県)が2月11日(火・祝)閉店をもって閉店。
《川西にあるブックファースト閉店するらしくてググったら1号店だった
猪名川町とは関係ないけどなんか誇らしいな》
https://twitter.com/biopg67aw/status/1216333823215976448
《個人的には阪急エキナカ書店の先駆けとなっブックファースト西店が2月に閉店というのがショックではあった。
実際あそこは夕方の能勢電乗り換えのついで寄りという位置にあったんだけど、近年のダイヤでコンコースを通らないケースの方が増えてたのもあり。》
https://twitter.com/s_tkrz/status/1216214441852715008
《閉店。何でやろねぇ ここがブックファースト1号店なのにねぇ》
https://twitter.com/kanamechari/status/1215073351913353216
教堂書店馬橋駅前店(松戸市)が2月16日をもって閉店。
《平素より教堂をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
このたび馬橋駅前店は2020年2月16日をもちまして閉店する運びとなりました。
長きにわたりご愛顧頂きましたこと、厚くお礼を申し上げます。》
http://www.bunkyodo.co.jp/docs/722.html
TSUTAYA チャチャタウン小倉店(北九州市)が3月26日(木)をもって閉店。
《小倉のチャチャタウン内にある、TSUTAYAさん。
3月26日で閉店するそうです》
https://twitter.com/Kokuran02/status/1214795896681971714

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3)【本日の一行情報】

◎ファッション誌編集者の軍地彩弓が朝日新聞ファッションニュースで次のように語っている。
《07年ごろからのスマホ普及によって、流行の作り方や雑誌の役割が変わった。以前は新しいからかっこいいという価値観で理想像を作って、かまどで火をたくように読者をあおった部分もあった。でも今は夢を与えるのではなくて、ハウツーを教えるものになっています。インフルエンサーSNSにあげているものを紹介するとか、これまでと逆にメディアが読者を追いかけるようになった。雑誌はネットメディアで見られないものは何かという問いの中にあると思う。》
https://www.asahi.com/and_w/20200114/1196006/
理念的に言うのであれば、雑誌で見られてネットメディアで見られないものはない、が、雑誌にできてネットメディアにできないことはある。附録である。そして、紙の雑誌が好きだという人たちが絶滅することはあるまい。ただしそれは表現の優劣ではなくて、単に「好み」の問題であるはずだ。書籍の世界の話ではあるがオリヴィエ・アサイヤスの「冬時間のパリ」を見ることを雑誌編集者にもオススメしたい。

◎「CAREER HACK」が1月14日付で青山ブックセンター の山下優「書店は死なない」を公開している。山下、曰く。
《出版業界に長くいる人は過去の栄光を知っているから暗くなりがちですが、ぼくはこの世界に飛び込んだときからずっと不況なのであまり今を卑下することはない。それどころか、書店の数も全国に1万店舗もあるんだから、まだまだ大きな可能性はあると思っています。そういう人がひとりでも増えたら嬉しいです。》
https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1282

◎「ねとらぼ」が1月14日付で「『終わらないクレームはない』『現実は漫画よりむごい』―― 読むだけで胃が痛くなる“印刷会社営業マン”漫画はいかにして生まれたか」を掲載している。
《「印刷業界の内幕」を描いた漫画『印刷ボーイズ』シリーズをご存じですか。内容は、中規模の印刷会社「ナビ印刷」に勤務する営業マン「刷元正」(すりもと・ただし)が、次々と襲い来るミスやトラブルに巻き込まれる姿を描いたもの。》
このマンガ、売れているんだって。作者の奈良裕己は自分のキャリアについて次のように語っている。
《大学を卒業して、主人公が働くナビ印刷と同じくらいの規模の印刷会社に3年くらいいました。そのあと広告の制作会社などを転々とし、最終的に凸版印刷という大きな会社で7年ちょい営業をやって、独立しました。》
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2001/13/news004.html

朝日新聞デジタルは1月14日付で「さよならテレビはラブレター 制作統括が問う業界の本気」を掲載している。東海テレビ放送ゼネラルプロデューサーの阿武野勝彦にスポットを当てた記事だ。
《ゴールを想定せず、十分に時間をかけ、撮れたものから番組を作るというスタイルを貫く。「さよならテレビ」「ヤクザと憲法」などでコンビを組んだディレクターの土方宏史さん(43)は「プロデューサーとしての阿武野は、どんな具材でも受け入れてくれる『器』。彼だからこそ表現したいものを全力で投げ込める」と語る。
https://www.asahi.com/articles/ASMCN528BMCNUCFI006.html

共同通信は1月14日付で「大分合同新聞、夕刊を休刊へ」を発表した。
大分合同新聞社大分市)は14日付朝刊に社告を掲載し、4月1日から朝刊と夕刊を統合すると発表した。夕刊は3月31日付を最後に休刊となり、4月以降は休刊日を除いて毎朝1回配達する。
https://this.kiji.is/589634138930545761
讀賣新聞オンラインによれば4月からは「ハーフサイズ版」を週4回、朝刊に折り込む形で新たに発行するそうだ。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200114-OYT1T50119/

◎「ハフポスト日本版」は1月14日付で「前澤友作さん、Twitterフォロワー数が日本一に」を発表した。
《ファッション通販大手「ZOZO」を創業した前澤友作さんのTwitterフォロワー数が、719万7000人を突破し、1月14日までに日本の著名人で最多となった。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/yusaku-maezawa_jp_5e1d242ac5b6640ec3d9ba88
1月15日午後9時段階でフォロワー数は721.9万!

博報堂は、ベトナムにおけるデジタルビジネス拡大を加速するため、「Hakuhodo Digital Vietnam」の営業を1月より開始した。
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2020/01/20200114hdv.pdf

博報堂DYホールディングスは、デジタルサイネージや買物客の行動測定テクノロジーを活用した生活者の購買動線におけるマーケティング活動の推進、ならびに小売店舗のデジタルトランスフォーメーションのテクノロジー支援強化を目的として、STRATACACHE社(ストラタキャッシュ)とのテクノロジー・パートナー契約を締結した。このパートナーシップを通じて、博報堂DYホールディングスおよ博報堂DYグループ各社は、STRATACACHEのテクノロジーを利活用したソリューション開発およびソリューションサービスの提供が可能になるという。
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/news/corporate/assets/uploads/HC20200110.pdf

日本経済新聞は1月14日付で「NHKのネット実施基準認可、放送・通信の融合本格化」を掲載している。
総務省は14日、NHKが提出したテレビ番組のインターネット同時配信に関する実施基準案を認可した。NHKは4月から番組の同時配信を始める予定で、放送と通信の融合が本格化する。ただ税制と規制面で優遇されたNHKの肥大化を懸念する声はなお根強い。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54376410U0A110C2TJ2000/

◎「怒首領蜂」シリーズや「ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~」などのゲームで知られるシューティングゲームの雄であるケイブは、KADOKAWAフォワードワークスが協業で制作に取り組む新たなスマートフォンゲームアプリの開発を受託した
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000877.000001290.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000517.000027152.html

KADOKAWAは1月17日(金)から劇場版「メイドインアビス深き魂の黎明」を全国で公開するのを記念して、EJアニメシアター新宿では、作品をイメージした「コラボカフェ黎明卿 隠されたボンドルドの拠点」を開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006702.000007006.html

◎「ハフポスト日本版」は1月29日(水)に3331 Arts Chiyoda B104(東京都千代田区外神田6丁目11-14)でイベント「メディアのこれから~マスゴミと呼ばれて~」を開催する。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/media-event_jp_5e128d6ce4b0843d36148cbc

◎谷一子の「これからの図書館」(平凡社)が昨年末、刊行された。谷一子は図書館流通センター代表取締役会長である。1月14日付毎日新聞によれば「本書はボルヘスが『バベルの図書館』で夢想したような、知的有機体として永遠に増殖してやまない図書館の今を綴った図書館論」である。
https://mainichi.jp/articles/20200114/org/00m/040/014000d
装画と扉絵、似顔絵などを描いているのはホリカワナオコである。
《装画と扉絵、似顔絵など描きました。京図案室の三木俊一さんのお力で、素敵に仕上げていただきましたので、お見かけした際にはお手にとっていただけますと幸いです。専門書にあたるかもしれませんが、図書館好きには興味深い本です。》
https://twitter.com/hori_co/status/1195185722761723906
出版人であれば当然読んでおくべき一冊である。「ひょうたんブック」「香港風味」の野村麻里が手伝っている。
《『これからの図書館(谷一子著・平凡社)』。お手伝いしました。個人史から全国の図書館についてや対談もあり。この本に関わり、図書館は社会の縮図だと、改めて感じました。》
https://twitter.com/nomuramari/status/1196754635219800064
わおん書房(JR福井駅前)が呟いている。
《今、図書館が変わりつつあります。地域の条件や課題に合わせた個性的な図書館がどんどん誕生しているのです。携帯電話OKやゲームができる図書館まで!
そんな図書館の主役は利用者。図書館で働く人と一緒に素敵なわが町の図書館を育ててみませんか?》
https://twitter.com/waonbooks/status/1198837650444013569

◎「週刊読書人ウェブ」は「13坪の本屋の奇跡『闘い、そしてつながる』隆祥館書店の70年」(ころから)の木村元彦と、同書で版元の販売マンとして絶賛された小学館の黒木重昭との対談を公開している。黒木は現在、読書人の代表取締役社長である。木村の発言。
《取次にしても寡占状態のままなら非常に恣意的な配本が為される危険性がある。読者だって本屋のラインナップを見て選ぶわけで、本と読者が正しく出会う機会がなくなってしまうことだって考えられる。ヘイト本のような本がどんどん見計らいで取次から配本されて並べられれば読者もついその本を買って、その構造自体に気付いていなければ人為的なベストセラーになってしまうこともある。本の書き手など出す側も出版流通の構造をまず知らなければならないと思うんです。》
https://dokushojin.com/article.html?i=6478

講談社集英社小学館は舞台のプロデュース、映画製作、声優のキャスティング、イベントの企画などを手がけるネルケプランニングに第三者割当増資により資本参加した。
https://enterstage.jp/news/2020/01/013891.html
ネルケプランニングは、こういう会社だ。
https://www.nelke.co.jp/