【文徒】2020年(令和2)1月21日(第8巻11号・通巻1668号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】東京MXテレビ「欲望の塊」に詐欺疑惑
2)【記事】2020年はスロー系書店に注目だ!
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.1.21 Shuppanjin

1)【記事】東京MXテレビ「欲望の塊」に詐欺疑惑

1月15日にツイッターのタイムラインにこんな投稿がされていた
《地上波のテレビ番組で詐欺にあいました。皆から2000万近く集め音信不通です。拡散お願いします。》
https://twitter.com/HajimeRikuto/status/1217418316387475456
このツイートには2.2万のリツイートがあり、3.7万の「いいね」が押された。
「欲望の塊」の他の出演者もリツイートして、こう述べている。
《僕も出演してた地上波の東京MX「欲望の塊」
ランボルギーニの賞品をみんなで競い合う番組でしたが、優勝者に未だランボルギーニが届いてないみたいです
拡散お願いしますー!》
https://twitter.com/hirochara4444/status/1217419901079412737
朝日がこのネタに飛びついた。朝日新聞デジタルは1月17日付で「MX番組、優勝のホストに『超高級スーパーカー』渡さず」を掲載している。
東京メトロポリタンテレビジョンMXテレビ)が放送した、ホストクラブ勤務の男性を集めてゲームを競わせ、優勝者に高級車を贈るというバラエティー番組で、優勝決定から約1年を経ても賞品を渡していないことがわかった。優勝者の男性は番組に参加するため約150万円を支払っており、「放送局なので信頼していたが、まさかこんなことになるとはショックです」と話している。》
https://www.asahi.com/articles/ASN1K6K4QN1KUCVL01M.html
これ本当なら「犯罪」だろうよ。「果てしなき渇き」(宝島社)の深町秋生ツイッターで指摘している。
《もはや放送倫理云々といった問題を軽く吹っ飛ばして犯罪の領域へ。スーパーカーはどこに消えたんだろう。かぐわしい横領の匂い…。》
https://twitter.com/ash0966/status/1218187554018615296
「猫組長」こと菅原潮は周知のように元山口組の経済ヤクザである。一言だけ呟いている。
《ただの詐欺やろ。》
https://twitter.com/nekokumicho/status/1218352248066990080
「教養としてのゲーム史」(ちくま新書)の多根清史ツイッターで呆れている。
《参加者から150万円を集めておいて、優勝者が催促しても先送りし続けたあげく連絡が取れなくなったと…テレビ局がやるこっちゃねーよ》
https://twitter.com/bigburn/status/1218309245080231937
番組の企画・制作は下請けが担っているとはいえ、MXテレビの責任も問われよう。OurPlanetTV代表の白石草がツイートしている。
《再び持ち込み番組案件。自社制作しない番組とはいえ、道義的責任は回避できないと思います。》
https://twitter.com/hamemen/status/1218151150051921920
NHKから国民を守る党」の立花孝志は東京MXテレビを訴えるとツイートしている。
《1人150万円の参加費を何十人から受け取って、その優勝者に2千万円相当の車をプレゼントって、普通に賭博罪でしょう。
東京MXテレビを訴えます。》
https://twitter.com/tachibanat/status/1218155603828203521
「Business Insider」記者の吉川慧のツイート。
《しかもこの番組、出演に当たって演者からお金を募っていたと。ローカル局とはいえ、公共の電波で放送される番組として不適切では。》
https://twitter.com/dong_po_rou/status/1218213968776290304
スポニチアネックス」は1月19日付で「東京MX番組、タレントやスタッフへのギャラも未払いか…番組作りは制作会社に“丸投げ”」を掲載している。
《本紙の取材では、不祥事から復帰して同番組で初めて地上波番組のMCを飾った「極楽とんぼ山本圭壱(51)への出演料も未払いのまま。出演者の一人は、現場の技術スタッフから「自分も報酬が支払われていない」との窮状を聞いた。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/01/19/kiji/20200118s00041000471000c.html
経営責任が問われて然るべきだろう。

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2)【記事】2020年はスロー系書店に注目だ!

下野新聞は1月19日付で「『スローテンポ書店』開店 誰でも話せる場所と催し 小山・ロブレ」を掲載している。
《JR小山駅西口のビル「ロブレ」地階に2019年12月、「スローテンポ書店」が開店した。独自の視点で選んだ本の販売にとどまらず、身の回りの課題解決を話し合う懇話会や、相手に考えを正確に伝える章教室を開催。誰もが何でも話し合える場所づくりを目指している。》
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/267759
店名が良いじゃないか!もともとは下野市にあった書店である。同書店が掲げる「時代を見直す10冊」に注目したい。
http://slowtempo.jp/pdf/jidai-minaosu10.pdf
この章もステキだ。
《本屋とは、よい本を集めて客が買えるようにするところだ。客は、この本屋にはおもしろい本がある、といって買いに来る。これが原点である。
そんな街の本屋が成り立たなくなったのは、儲け主義と自由競争を吹聴する新興宗教が、大量消費、大量流通、効率優先などの教義を撒き散らし始めたからである。信者たちは、書籍も消費商品と同じで、流行をつくって効率よく売りまくるに限ると考え、書籍流通まで侵害してきた。街の本屋は次々と廃業に追い込まれた。
ここでも「スローテンポ」は、立ち止まって考えよ、と教えてくれた。そして議論の末に書店がオープンした。》
http://usagimokamemo.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
こんなことも主張している。
《客に対しても、これまでのように大手出版社が打ち出す宣伝広告に頼ることなく、独自に「こんな良い本があります」と訴え、書店で実際に手に取れば「確かに!」と言わせるようにしなければなりません。
本を集めることから、客に良い本の存在を知らせ販売するまで、独自の新しいシステムが求められます。スローテンポ書店はそのさきがけとなり、一つのモデルをつくります。》
http://usagimokamemo.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
岡山市には「スロウな本屋」がある。化人類学者の松村圭一郎が『これからの大学』(春秋社)  を出版したことを記念して、1月26日にトークイベントが開催される。
https://t.co/1oNRgDmLkX?amp=1
店主の小倉みゆきは、次のように書いている。
《「ゆっくりを愉しむ」をコンセプトに、店主が選んだ絵本と暮らしの本が揃います。岡山駅から程近い静かな住宅街に戦前から残る木造長屋を、店主自ら改装しました。小さなひとも、大きなひとも、お近くの方も、遠方からの旅の方も、畳敷きの店内でゆっくりお過ごしください。
スロウな本屋では、毎月多彩なワークショップを開催しています。本を通じて、ひと、モノ、ことがつながっていく、そんな本屋でありたい、と思っています。「どんな本を選んだらいいの?」 迷った時はお気軽にご相談ください。お話を伺いながら大切な一冊を選ぶお手伝いをいたします。
「一冊の本から、なにかがはじまる」
本が持つ大きな力を、小さな本屋がお伝えできたら嬉しいです。》
http://slowbooks.jp/about.html
http://slowbooks.jp/blog/category/diary/
インスタ映えする書店でもある。
https://www.instagram.com/p/Bko16B8njVV/
長崎市には城下康明の「ひとやすみ書店」がある。西日本新聞の購読者にとっては橙書店の田尻久子、丸善博多店の徳永圭子ともども「カリスマ書店員の激オシ本」の執筆者として名前を知っているはずだ。城下は、こう書いている。
《ここでやる意義は?と聞かれ「特にありません」
黒板を出し始めたきっかけは?と聞かれ「覚えてないのです」と僕
取材しがいがなかったろうな。
それでも、決して派手な言葉に変換せず、答えたままを尊重して静かな記事にしてくださった。
nice things. 2020年02月号
完売していましたが再入荷です。》
https://twitter.com/hitotter16/status/1218462704144306176
1月15日付で紹介した福山市東深津町に本屋「UNLEARN」もスロー系書店である。
https://readyfor.jp/projects/fukuyama_bookstore
私はまだ永江朗のように「私は本屋が好きでした」と過去形で語るつもりはない。

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3)【本日の一行情報】

中川淳一郎は「NEWSポストセブン」の仕事を辞めるようだ。アメリカのラストベルトに引っ越しする可能性もあるようだ。
https://finders.me/articles.php?id=1575

博報堂DYメディアパートナーズは、テレビとデジタルの効果を最大化させるための機能を結集したチームTVdigi experts(テレデジエキスパーツ)を発足、第一弾としてテレビスポットの効果を最大化させるためのソリューション”Atma Moment ADS”の提供を開始した。
https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/01/HDYMPnews_20200116-2.pdf

◎扶桑社の「チーズはどこへ消えた?」は、発売以降約20年におよぶが、2020年1月に累計100刷400万部を突破した。
https://www.atpress.ne.jp/news/203359

◎「ダイヤモンドオンライン」が発表した窪田順生の「ゴーンに惨敗した日本、森法相の大失言が世界に印象付けた『自白強要化』」は《我々が骨の髄まで『推定有罪の原則』が叩き込まれている証は、日本社会の中に山ほど転がっている》と書いているが、その通りだと思う。
https://diamond.jp/articles/-/225890

日本経済新聞はデジタルシフトを確実に進めている。
https://www.nikkei.com/topic/20200116.html

牧太郎が「サンデー毎日」の連載で朝日新聞社のリストラについて触れている。
《「退職後も60歳までは年齢に応じて年収の4割程度を支給」「その後、定年まで毎月10万円を支給する」という〝大盤振る舞い〟である。「額面1200万円の平均給与」を元に計算すると......一時金は6000万円ぐらい約束されることになる。
そこまでして「天下の朝日」が〝首切り〟を断行する。新聞業界は氷河期に突入したのか?
後輩たちは「赤字の新聞発行を今のまま続けると、黒字の不動産部門の稼ぎを帳消しにしてしまう。そこで、取材部門を小さくして〈新聞も発行する不動産会社〉に変わるでしょう」。》
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200116-00000003-sundaym-soci
朝日新聞は不動産会社になれるから良いけれど、産経はもちろんのこと、毎日にしても不動産会社にはなれまい。「現代ビジネス」が昨年12月4日に公開した松岡久蔵の「朝日新聞45歳以上の『早期退職』募集…退職金の『驚きの金額』」を公開している。
朝日新聞社員への取材によると、早期退職の対象者は来年3月末時点で満45~59歳の社員(勤続10年以上)で、いわゆる「バブル入社の大量採用組」にあたる。
退職後も、60歳までは年齢に応じて年収の4割程度の月額を基準に支給し、60歳以降は定年まで毎月10万円を支給するという。退職金の支給期間は最長10年で、支給上限は6000万円だ。
「6000万円満額もらえるのは、幹部クラスなど社内でも少数」朝日新聞社員)という。ただ、額面1200万円の同社の平均給与からすれば、45歳以上であれば単純計算でも年におよそ500万円の退職金の先取りができるため、月に30万円程度の手取り収入を10年間確保できる計算になる。》
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68889

◎「BBCニュース」が1月17日付で「ツイッターが謝罪、『ネオナチ』など憎悪の言葉でターゲット広告」を発表している。
《米ツイッターが、ネオナチや同性愛嫌悪者、その他のヘイト(憎悪)団体の支持者らに向けてターゲット広告を出せるようにしていたことが、BBCの調査で明らかになった。ツイッターはこの調査を受けて謝罪している。》
https://www.bbc.com/japanese/51130896

◎「IGN Japan」は1月17日付で「2020年にNetflixが、1兆8700億円以上をコンテンツに投資するとウォール街が予想」を発表している。
https://jp.ign.com/netflix/41033/news/2020netflix18700

◎「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に連載されている自転車ロードレースを題材にした「弱虫ペダル」が実写映画化され、King & Princeの永瀬廉が主演をつとめる。映画の公開は8月14日
https://www.barks.jp/news/?id=1000177454

わかさ生活大垣書店が運営する「大垣書店&cafe」と「北欧産野生種ビルベリー」を使用したコラボメニューを開発し、「大垣書店&cafe」にて1月17日(金)より期間限定で提供を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000505.000003821.html

◎スポーツ報知は1月19日付で中村健吾による記者コラム「4度目の“落選”湊かなえさんはなぜ直木賞を取れないのか…人気イコール受賞とならない理由」を掲載している。
《そして、今回も人気面、売り上げ、知名度では、ダントツの湊さんが落選の憂き目に遭った。本が売れず、町の書店が次々と閉店に追い込まれる出版不況の中、湊さんのような人気作家の受賞こそが出版界活性化のカギのような気もするが、一方であくまで著名作家の慧眼に任せ、作品の質で選ぶ直木賞の姿勢は「芸」という世界を守るためには貴重なものなのだろうとも思う。》
https://hochi.news/articles/20200116-OHT1T50084.html

小学館から刊行された藤子・F・不二雄の「ドラえもん」0巻が1月17日出来の重版で50万部の大台を突破し、累計55.5万部となった。また小学館は「ドラえもん」第1~45巻の全巻一斉重版を実施しているが、第1巻は2020年2月出来の重版で、何と250刷にもなるそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000521.000013640.html
私の場合は「ドラえもん」ではなく、「オバQ」育ちである。何しろ「オバQ音頭」のソノシートを持っていたんだぜ!

小学館から11月に発売された斎藤孝「小学生なら知っておきたい教養366」が2か月で4刷となり売れている。大人も楽しめる「親子で学べる教養」であることがヒットの理由だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000518.000013640.html

◎「リアルサウンド」は1月17日付で「阪神・淡路大震災から25年、漫画家・高橋しんが『いいひと。』無償公開 『小さな一歩一歩を、重ねさせて頂ければ』」を公開している。
《『最終兵器彼女』(小学館)などの作品で知られる漫画家の高橋しんが、1月17日の阪神・淡路大震災の節目に合わせて「いいひと。+…and I still remember.~これから。」を無償公開した。
同作は『いいひと。』(小学館)の中の阪神・淡路大震災をテーマに描いた章をまとめたもの。東日本大震災が起きた直後の2011年3月26日から、「東日本大震災への精神的な支援に、もしもなるならと思い」と発売元の小学館の特別の配慮もあり期間限定で無償公開されていた。その後も震災の節目ごとにたびたび公開され、これまで95回の無償公開が行われていた。》
https://realsound.jp/book/2020/01/post-487106.html
高橋しんは次のように書いている。
《漫画を取り巻く環境が必ずしも良い方向には進んでいない時ですが、漫画家の先輩達が血のにじむ思いをして開いて下さった「こんな時にでも誰かに勇気をわける事が出来る、信じる」という、漫画が持ち得る道を途絶えさせぬよう、私の小さな一歩一歩を、重ねさせて頂ければと思います。 では、この作品を、今は私の読者の方に。それと、もし漫画が好きなお友達で、日常の中震災の事が忘れられて行く、忘れて行く事に心が傷ついている方がいらっしゃいましたら、よろしければまわして頂けますか?》
http://sinpre.com/wp/2020/01/11/eq95/
「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」(白泉社)の高橋しんである。江戸川書房を思い出す。何故、私が江戸川書房を思い出したのかわかりますか?調べてみてね!

共同通信は1月17日付で「環境省博報堂など2社指名停止」を発表している。
環境省は17日、地球温暖化対策の必要性を広める人材の養成事業で、日当を支払ってセミナー受講者を募るなどの不適切な運用があったとして、委託先の博報堂みずほ情報総研を2カ月間の指名停止にした。》
https://this.kiji.is/590822222467695713?c=39546741839462401

電通グループは、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、米国のデータアナリティクス・コンサルティング会社「E-Nor, Inc.」(イーノア、本社:サンタクララ市)の株式を100%取得した。
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/pdf-cms/2020003-0115.pdf

博報堂・大広・読売広告社の2019年12月度売上高が公開された。博報堂の新聞が前年同期比でマイナス14.7%。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/1783995/00.pdf

◎岡本裕明が1月19日付で「アゴラ」に「ネットフリックスがもたらしたもの」を寄稿している。家庭にも持ち込んだし、家庭の外にも解放している。
《ネットフリックスがもたらしたものとは何でしょうか?映画館の経営悪化を助長したことはあるでしょう。しかし、それだけではないかもしれません。アマゾンが買い物に行かなくても家に届けてもらえる仕組みを作り、グーグルやアップルがスマホを介して在宅勤務をはじめ、様々なサービスを家にいながら提供し、ウーバーイーツがレストランのフードを家で食べられるようにしました。ネットフリックスは画像の世界を家庭に持ち込んだという点で画期的なのであります。》
http://agora-web.jp/archives/2043864.html
GAFAにしてもネットフリックスにしても、家庭にも持ち込んだし、家庭の外にも解放している。いずれにしても、ネットフリックスの次なるサービスの課題は映画館の大スクリーンを家庭に持ち込むことである。

◎「ダ・ヴィンチニュース」の「新聞が消える?盤石だったはずのものがいかに脆いのか、現代メディアのあり方を問う事件小説」堂場瞬一の「メディア三部作」の完結編「社長室の冬」(集英社庫)を取り上げている。「政治の暗部に肉薄できずに『御用新聞』と揶揄される現状や新規メディアを排除する『記者クラブ』の問題も浮き彫りにし」ながら、「外資系メディア企業・AMCへの身売り」を図る「部数の低迷が深刻化し経営不振に陥った大手新聞社・日本新報」の人間模様が描かれている。堂場は元読売新聞記者である。
https://ddnavi.com/review/589908/a/
堂場瞬一の「メディア三部作」とは「警察回りの夏」「蛮政の秋」「社長室の冬」である。堂場は新聞の「春」を描かなかったのである。何故か?
《メディア三部作のラストになる『社長室の冬』発売です。夏、秋、冬で終わるのは、春が来ないからなんですよね。》
https://twitter.com/doba2020/status/1207526230347501568

NHKは、4月1日より、地上波の総合テレビと教育テレビにおいて、番組の常時同時配信、及び見逃し番組の配信を、放送終了後7日間にわたって行う「NHKプラス」のプレスリリースがこれだ。
https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/internet/pdf/net_004.pdf

◎デイリースポーツは1月18日付で「misono 紳助さん出演YouTube 広告収入150万円超も 近日続編公開」を掲載している。
《歌手のmisonoが18日放送のMBSバラエティー「せやねん!」のインタビューを受け、13日に公開した元タレント・島田紳助さんとのYouTube番組について「再生回数が1日200万回。チャンネル登録者数が元々5万人だったのから10万人を超えて、今も増え続けている」と明かした。》
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/01/18/0013043710.shtml
これがそう。
https://www.youtube.com/watch?v=dAqkrDwPBkA

◎「AFP BB NEWS」は1月18日付で「韓国、米大使の口ひげが物議 日本の朝鮮総督を想起」を発表している。
《ハリス大使は日本人の母親を持つ日系米国人で、韓国では1910~45年の日本植民地支配について現在も強い反感が残っている。大使の口ひげについては、当時の植民地時代の総督を思い起こさせるとの声が上がっている。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3264046
ハリー・ハリス駐韓米大使は横須賀で生まれている。母親は日本人アメリカ海軍史上初となる日系の大将だそうだ。
https://www.cnn.co.jp/video/19100.html
「口ひげ」問題はニューヨークタイムズも日系アメリカ人のハリー・ハリス大使の口ひげは、多くの韓国人に日本の植民地支配を思い起こさせると報道している。ハリー・ハリスが日系アメリカ人なら、この記事を書いているChoe Sang-Hunは韓国系アメリカ人である。
https://www.nytimes.com/2020/01/16/world/asia/american-ambassador-mustache-south-korea.html
左派の「ハンギョレ」は1月18日付で社説「傲慢きわまりないハリス大使の『主権侵害』発言」を掲載している。
《ハリー・ハリス駐韓米国大使が16日、「韓国が制裁を触発する可能性がある誤解を避けるためには、南北協力のためのいかなる計画も、米国との作業部会を通じて協議した方がいいと思う」と語った。政府が推進している「北朝鮮個別観光」に面と向かって待ったをかけた発言だ。》
《ハリス大使は今回の発言以外にも、何回も度を越える言動で韓国政府と国民の反発を呼んだことがある。去年、韓日GSOMIA(軍事情報包括保護協定)問題が外交争点になった時、一方的に日本政府を肩を持つ発言で物議をかもした。イ・ヘフン国会情報委員長を大使公邸に呼び、「防衛費分担金50億ドル」を出すよう圧迫もした。与野党議員と会った席で在寅大統領が「従北左派」に取り囲まれているのかという荒唐無稽な質問をしたりもした。》
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/35510.html
中央日報は1月20日付で「韓国政界のハリス大使批判に…米国務省『立派な大使』」を掲載している。
《米国務省のオルタガス報道官が、韓国の青瓦台(チョンワデ、大統領府)と与党から攻撃を受けたハリー・ハリス駐韓米国大使について「全世界に出ている立派な大使の一人」と述べた。》
https://japanese.joins.com/JArticle/261677
日本のマスメディアは、この件を殆んど報道していないのではないか。春新書から朝日新聞編集委員・牧野愛博の「韓国を支配する『空気』の研究」が刊行された。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612482
田中康夫によれば牧野は武藤正敏、真壁昭夫とともに「お間抜け嫌韓・憎韓トリオ」だし、「Fake垂れ流しw牧野愛博元ソウル支局長を重用する@asahi根本清樹論説主幹」ということになる。
https://twitter.com/loveyassy/status/1160825239367852032
https://twitter.com/loveyassy/status/1179602985552207872

◎ビデオリサーチは、2020年1月1日~3日の間に関東地区でオンエアされたテレビCM動向を取りまとめたが、タレント別出演CM本数の第1位は、ももいろクローバーZだった。2位がムロツヨシ、3位が斎藤工
https://www.videor.co.jp/press/2020/200106.html

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4)【深夜の誌人語録】

立ち止まれば振り返られるし、横を向ける。