【文徒】2020年(令和2)2月7日(第8巻24号・通巻1681号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】毎日新聞が秋山信一による望月衣塑子批判記事を掲載した!
2)【記事】ツイッターのディープフェイク対策
3)【本日の一行情報】
4)【人事】世界化社 2020年4月1日付
5)【人事】講談社 2020年2月1日付
6)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】毎日新聞が秋山信一による望月衣塑子批判記事を掲載した!

1月31日付で私は東京新聞記者の望月衣塑子の次のようなツイートを紹介した。
《先週 #菅官房長官 に抗議して以降、3回連続で指されず。なんと番記者たちが「望月が手を挙げても指させない」と内々で決めたとの情報が届いた。 長官が他の記者を指名し続け時間切れとなり、 #上村報道室長 の発言を受けた幹事社が会見を打ち切れば、特定の記者を排除できる。今後のやりとり注視したい》
《「内々で決めた」との情報だったが、実際は、私の抗議以降 #菅官房長官 側が激怒し、番記者が指名を促しづらい状況に追い込まれているようだ。
本日の午前は報道室長が「次が最後」と私の手前で打ち切り。「いいですか」と確認する幹事に「あります」と言ってみたが、そのまま終了。午後も指さされず》
https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1222386108308148224
https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1222511135380738048
このツイートは事実に反すると毎日新聞は書いたのである。2月6日付の「『望月記者は指させない』…事実に反するツイート拡散 菅長官会見巡る異常事態」がそうである。
官房長官の取材を担当する長官番記者の間では「出席する記者は自由に質問するべきだ」との共通認識がある。特定の記者を「指させない」と決めたり、話し合ったりしたことは一切ない》
《記者会側に事実関係の確認をしないまま、「質問外し」などと見出しをつけ、虚偽を含む記事を発信しているケースもある》
《内閣記者会所属の東京新聞記者によると、東京新聞の社内で望月氏のツイートが問題視され、上司が削除を求めたが、月氏は応じなかった》
https://mainichi.jp/articles/20200205/k00/00m/010/390000c
毎日新聞記者の澤田克己がこの記事についてツイートしている。
《筆者は官房長官への鋭い追及で知られる秋山信一記者です。 #望月衣塑子 記者の事実に反する主張を冷徹に追及。これはプロの仕事です。》
https://twitter.com/SawadaKatsumi/status/1225208988410638336
毎日新聞統合デジタル取材センター長の齊藤信宏もこの記事についてツイートしている。
《秋山記者は #菅官房長官 の記者会見で追及ブラザーズと呼ばれています。元カイロ支局の特派員でもあり、冷静で公正な鋭いモノの見方には定評があります。
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1225216185119076352
「追及ブラザーズ」と呼ばれているのは毎日新聞の秋山信一記者、朝日新聞安倍龍太郎記者、北海道新聞の金子俊介記者の三人である。
齊藤は、秋山の記事の反響の大きさも踏まえて、ツイートを連投するに及ぶ。
《実は私も詳しい事情を知っているわけではありません。その上で、一番怖いと思うのは「望月記者の言うことなら間違いない」とか「齊藤が言うんだからそうなのだろう」などと、中身を精査せずに信じてしまうことだと思います。秋山はとても鋭い記者です。望月さんのツイートが不正確だったことを(続く)》
《彼なりに「ファクトチェック」という形で多くの人に伝えたかったのでしょう。人間は誰しも間違えることがあります。特にツイッターは限られた字数で、真意がうまく伝わらないこともしばしばです。「書きすぎたなあ」と思ったら、何らかのタイミングで、やはり修正すべきではないでしょうか。(続く)》
《もちろん、これまでの望月記者の功績を否定するつもりはまったくありません。私自身、彼女に感化されていることがかなりありますし、その姿勢に敬意を表しています。》
《ひとつ、私が驚いているのは、昔であれば完全に「そんな楽屋落ち原稿載せられない」とボツになっていた原稿が #デジタル毎日 に載り、多くの人に読まれているということです。取材過程の可視化はこれからの重要課題だなあ、と改めて感じています。ここでもSNSの力が大きいのは言うまでもありません。》
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1225336754913153024
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1225337450655965184
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1225338025598570496
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1225339656431996928
毎日新聞統合デジタル取材センター記者の大村健一は次のように投稿している。
《色々な方面から石を投げられるのが目に見えている原稿なんだろうけど、こういう原稿が(も)出てくるところに、私が自分の会社を好きな理由が凝縮されていると思いました。》
https://twitter.com/k_oomura/status/1225236367807938560
BuzzFeed Japan」記者の籏智広太が呟く。
毎日新聞、相当怒ってるのでは…》
https://twitter.com/togemaru_k/status/1225230409048322048
戦場ジャーナリスト志葉玲毎日新聞の秋山に批判的であり、望月の肩を持つツイートを連発している。
毎日新聞には知人の記者も何人もいるし良記事も多いのだが、これは駄目。望月記者がこの間、仮に質問できたとしても質問数を制限されていること(他の記者は原則制限なし)は触れてなくフェアじゃない。諸々の仁義があってここでは触れないけど、毎日新聞、こういう記事配信するとヤブヘビになるよ?》
毎日新聞の望月記者批判記事、これに対抗して東京新聞が本気出すとどうなるかわかっているのかな。まあ、一回焼け野原になるのも良いかもしれんが→内閣記者会》
《しっかし、何故日本のメディアには、立場や主張を超えて、報道の自由を守ろうと共闘する姿勢が希薄かな。自分たちの既得利権を守ろうということには熱心なんだけどねー。個別では、尊敬できる記者も多いだけに本当に残念。》
《志葉としては、毎日新聞を攻撃したいわけじゃないんだが…。ただ、取材の在り方、会見の在り方は全面的に見直す必要があるよ。メディアが自ら自主規制して、内輪のルールに従わない同業を叩くとか、本当に改めた方がいい。》
毎日新聞の記者さん達、こぞって秋山信一記者の記事を称賛しているけど、内閣記者会の内情わかっていて称賛してるのかな?官邸記者クラブで総理番をしている宮原健太記者の評は、他の毎日の関係者のそれよりは公正さを感じさせるのが興味深い。》
https://twitter.com/reishiva/status/1225252483062099969
https://twitter.com/reishiva/status/1225264423113117697
https://twitter.com/reishiva/status/1225268854722400261
https://twitter.com/reishiva/status/1225277591692533762
https://twitter.com/reishiva/status/1225308987471482880
毎日新聞記者でYouTuberの「総理番」宮原健太のツイートを見てみよう。
《事実として「番記者が指させないと決めた」という望月氏のツイートは誤り。
一方で、番記者を先に指して他の記者は後回しにされる会見は理解を得られなくなってきているとも思う。(続)》
《私も副長官や大臣の番記者もしているので分かるが、政治部は取材対象と常にコミュニケーションを取っている番記者による縄張り意識が強い。
オフ(公の場でない)取材なら、面識ある記者で相手を囲んでも問題ないと思うが、それが政府見解を聞く会見にも影響するのは疑問に思う。(続)》
番記者を先に指すのは特定の社に偏らないようにするためという見方を記事はしているが、それ故に番記者に偏ってよいという事にもなるまい。
1日2回も会見があるので、番記者以外を指す機会を増やしていいのではないか。そうでないと番記者以外も参加できる開かれた会見である意味がない。(続)》
《政治部で仕事をしていて、番記者として取材相手を四六時中追いかけ回しているからこそプライドを持って積極的に質問もするが、その番記者制度が政治部の閉鎖性を生み、それに対する批判も高まっていることは真摯に受け止めなければ、マスコミ不信は高まるばかりだろう。(終)》
https://twitter.com/bunyakenta/status/1225282330945654784
https://twitter.com/bunyakenta/status/1225282333139275777
https://twitter.com/bunyakenta/status/1225282335395856384
https://twitter.com/bunyakenta/status/1225282336989708289
確かに志葉の指摘する通りだ。
弁護士の渡辺輝人は毎日の記事に批判的だ。
《早く終わらせないようにするのが記者クラブの仕事だろう。現に無視されて終わっている記者がいるのに、「事実に反する」とか、何をばかげたことを言ってるんだ。三人組かなんか知らんが、この程度か。》
番記者を先に当てて、望月記者の前で時間切れになり、政府側の人間が望月記者を妙にせかし、官房長官が望月記者を露骨に軽視する言動をし、それらについて記者クラブが抗議もしないのなら、自分たちが決めたのではない、と言ったところで意味はないのでは。
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1225231621235732480
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1225296401782861824
朝日新聞記者の鮫島浩は望月を擁護している。
《この毎日番記者は自分たちが闘うべき相手は望月記者でなく菅官房長官であることを理解しているのだろうか。望月記者への質問妨害を内閣記者会が長く黙殺してきたことをどう考えているのか。「桜」で長官会見に好転の兆しが見えたが、内閣記者会の閉鎖体質は根深いことを露呈。》
https://twitter.com/SamejimaH/status/1225246750849396736
朝日新聞が運営する「論座」は臺宏士の「望月衣塑子記者の質問外しに官房長官番記者側も加担!?」を掲載している。
《口火を切ったのは、共同通信記者。朝日、NHK、産経、日本テレビ、時事通信と6人の質問が続いた。菅長官が7人目の質問を受けようとする直前、司会進行役を務める上村秀紀・官邸報道室長がいつものように注意を喚起した。
「次の質問、最後でお願いします。このあと国会日程ありますので
菅長官が7人目の質問者に指名したのは、時事通信の別の記者だった。菅長官が質問に答えると、幹事社の記者が「よろしいですか」と会見参加者に呼びかけた。すると、間髪置かずに上村室長が「はい、ありがとうございます」と記者会見の終了を宣言したのだった。
その間、およそ10分。
望月記者は「あります! 1問」とはっきりとした声で呼びかけたが、顧みられることはなかった。》
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020013000001.html?page=1
臺宏士は元毎日新聞記者である。
集英社OBの鈴木耕もツイートしている。
《望月記者がほとんど指名されていない現状の理由としては、この記事はそうとう弱いと感じられるのだが…。》
https://twitter.com/kou_1970/status/1225231228091031552
神奈川新聞の田崎基は、こうツイートしている。
《これはちょっと、いろんな意味ですごい記事…。いままで見たことない記事。》
https://twitter.com/tasaki_kanagawa/status/1225218128151339008
アゴラ」編集長の新田哲史は「左派メディア内の内ゲバ」と書いている。新田は元読売新聞記者である。
《望月衣塑子のツイートは以前から危ないと指摘してきたが、とうとう毎日新聞に書かれるまでに至ったな。東京新聞が放置してきたツケだ。左派メディア内の内ゲバ高みの見物といきたいが、実害もあるので看過できませんな。》
https://twitter.com/TetsuNitta/status/1225242666616516608
こんな意見もある。
《これが本当なら望月記者は訂正しないといけないが、指名されないのは事実だから、フリーランス記者も外国人記者も参加と質問可能にする事を含めて運営の仕組みを見直して欲しい。》
https://twitter.com/drowse_doze/status/1225205158444843008

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2)【記事】ツイッターのディープフェイク対策

ツイッターが2月4日付で「合成または操作されたメディアに対する新たな対策」を発表した。
《コンテンツが他者を惑わすような方法で大幅に改ざんまたは捏造されているかどうか》
《合成または操作されたコンテンツか?》
《コンテンツが公共の安全を脅かし重大な危害をもたらしうるか》
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/company/2019/Building-rules-in-public-ja.html
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/manipulated-media
朝日新聞記者の尾形聡彦がツイートしている。
《米ツイッターが、フェイク動画や写真に「情報操作」ラベルをつける取り組みを、日本を含む全世界で3月5日から始めます。ディープフェイクなどの広がりに対応するもので、そうしたツイートには、「操作されたメディア」という注意書きが付記されるようになります。》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1224830921712394240
朝日新聞デジタルが2月5日付で掲載した「米ツイッター、フェイク動画や写真に『情報操作』ラベル」は尾形が書いている。
《ネット上では昨年、米民主党の下院トップであるペロシ議長が話しているビデオの再生速度を意図的に遅くし、酔っ払っているようにみせる動画が数多くシェアされて問題になった。より高度な技術を使って動画を合成する「ディープフェイク」も増えている。》
https://www.asahi.com/articles/ASN252CWQN25UHBI003.html
日本語版ツイッター公式アカウントも告知している。
《新しいルールでは、合成または操作されたメディアをシェアし、意図的に人々を欺く行為を禁止します。3月5日より、悪意を持って操作されたコンテンツに付帯情報を表示するとともに、危害をもたらすおそれのあるコンテンツを削除します。》
https://twitter.com/TwitterJP/status/1224802588651966464
NHK NEWS WEB」は2月5日付で「ツイッター社 『ディープフェイク』対策で新方針発表」を公開している。
アメリカで、大統領選挙が本格化するなか、ソーシャルメディアの運営企業にとってフェイクニュース対策は喫緊の課題となっています。
フェイスブックが先月、「ディープフェイク」の削除を進める方針を発表したほか、グーグル傘下のユーチューブも今週、改ざんされた選挙関連の動画を削除する方針を明らかにしています。
こうした取り組みが誤った情報の拡散防止に効果を上げられるか注目されます。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200205/k10012273621000.html
ロイターのこの動画を見ればわかるようにディープフェイクを動画で作るのは非常に簡単である。
https://twitter.com/ReutersJapan/status/1223618254427475970
朝日新聞記者の伊丹和弘がこの問題について三連投している。
《3月5日以降、合成、操作されたコンテンツを含むツイには「操作されたメディア(Manipulated media)」という注意書きをつける。個人やグループを身体的な危険にさらしたり、集団による暴力行為を引き起こしたりするおそれがある場合には、ツイ自体の削除も行う。(続)》
《日本のツイッターはどこまで対処してくれるかだよな。
ヘイト投稿を連発しているアカウントが放置されている現状を見るとなぁ。。。
一方でよく分からない凍結があるし。(続)》
《あぁ、フィルターは優秀だと思いますよ。皮肉や嫌みを言うだけの返信は積極的には表示しないようになってますからね。間違って見てしまうことがあるけど、その場合はさくっとミュートw》
https://twitter.com/itami_k/status/1224841713904046080
https://twitter.com/itami_k/status/1224841715212619777
https://twitter.com/itami_k/status/1224841716164747264

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3)【本日の一行情報】

白泉社の少女マンガ誌「花とゆめ」は、電子少年マンガ雑誌を刊行することを決定した。こちらにあわせて、白泉社のWEB投稿システム「マンガラボ!」とコラボした「少年マンガ1DAYマンガ賞」も4月5日(日)に開催する。「かっこいい男性キャラ」を追求してきた「花とゆめの新しい挑戦だそうだ。
https://tv.prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000046848.html

◎新潮社の「とんぼの本」から「懐かしいお菓子―武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう―」が刊行された。
《大人も子供もみんな大好きだった、甘くてやさしい味の、あの饅頭、煎餅、羊羹……。昭和の人気童画家が密かに綴り、戦火を逃れた奇跡の図譜から、各地で長く愛されてきたお菓子の絵全169点を一挙公開。水彩画としても秀逸、和菓子の記録としても第一級資料となる貴重な一冊。》
https://www.shinchosha.co.jp/book/602291/
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/activity/20-01-29/
朝日新聞デジタルは2月5日付で「長野)童画家・武井武雄の『菓子図譜』が本に」を掲載している。
《長野県岡谷市出身の童画家・武井武雄(1894~1983)が戦前から戦後にかけて自作した「日本郷土菓子図譜」が単行本となって復活した。武井が自分用に1セットだけ作ったお菓子の記録画帳だ。全国169のお菓子の絵が並び、見ているだけでおいしそう。今も売られている99のお菓子ガイドも載っている。》
https://www.asahi.com/articles/ASN2500VJN23UOOB00L.html
2月12日、AKOMEYA TOKYO in la kagu 2F レクチャースペースsokoで刊行記念イベントが開催される。
https://www.shinchosha.co.jp/news/article/2253/

◎民放連が発表した「2020年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」によれば、テレビは全体で1.1%減、スポット2.2%減、タイム0.9%減となり、ラジオは全体で1.1%減、中短波1.3%減、FM0.9%減になると予測している。
https://j-ba.or.jp/category/topics/jba103657

朝日新聞デジタルは2月5日付で掲載した「歴史ある新聞社がNPOに 苦境の米地方紙に新しい動き」はソルトレーク・トリビューンを取り上げている。
《米国ではNPOが運営するオンラインメディアやNPO傘下に入った新聞社はあるが、歴史ある新聞社自体がNPOに変わるのは初めてだ。》
https://www.asahi.com/articles/ASN2455GFN10UHBI003.html

◎「YAHOO!ニュース」は2月5日付で「相撲協会SNS期限禁止から考える、個人投稿を禁止する組織の共通点」(noteプロデューサー 徳力基彦)を掲載している。
相撲協会読売巨人軍が、SNSと距離を取ったり、否定的な発言が出てくるのは、実はSNSを使わなくても大きな影響がない組織だからと言うこともできるのです。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20200205-00161736/
イノベーションのジレンマ」(クリステンセン)である。
https://diamond.jp/articles/-/58187

◎宝島社の男性ファッション誌「smart」は、17 Media Japanが運営するライブ配信アプリ「17 Live」(イチナナライブ)と共同で、スペシャル番組「smaチル」(スマチル)の配信を2月7日(金)よりスタートする。
https://17media.jp/pressrelease/5296/

Amazonの「第1回Kindleインディーズマンガ大賞の受賞最終候補10作品が発表された。無料マンガランキングやインディーズマンガランキングで1位を獲得している作品が多いという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001113.000004612.html
Kindleダイレクト・パブリッシング」はマンガと相性が良さそうだ。

サントリー「ボス」のテレビCM最新作が発表された。CDの佐々木宏は電通を代表するクリエイターだが、実は新聞雑誌局の出身である。
https://www.advertimes.com/20200205/article307484/

朝日新聞デジタルは2月5日付で「若者つぶす日本社会、書かねば 木村友祐さん『幼な子の聖戦』」を掲載している。
《「格差は埋まらない。政治家は大企業を優遇するだけ。人に聞かれないところで悲鳴をあげている人に寄り添うのが学だと思う。排除の機運が強まっているときに、阻害されている人たちのことを書かなくてどうする、と」
小さな場所、はずれた地点を根拠として書いた作品を選ぶ「鉄犬ヘテロトピア学賞」の選考委員を務める。6年前に作家仲間と始めた小さな賞は、大きな学賞へのアンチテーゼだが、昨年から芥川賞をめぐる喧噪(けんそう)に巻き込まれた。》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14355259.html
「人に聞かれないところで悲鳴をあげている人に寄り添うのがだと思う」って本当にそうだ。
《前衛も権威を得ればやがて排除する側になる。》
https://twitter.com/kimuneill/status/1224342092635205634
木村のツイートである。異議なし!集英社の担当編集者も次のように書いている。
《デビュー作から、本作まで、10年間一貫して変わらないのが、
虐げられた人、上手くいっていない人、弱い立場の人の視点を大事にして作品を書いていること。》
http://renzaburo.jp/shinkan_list/temaemiso/200124_book03.html

中部経済新聞が2月6日付で「本屋の『裏側』体感ツアーも 正館書店 生き残りへ、ファン拡大 出張講座やワークショップ企画 若年層を開拓・育成」を掲載している。
《正館書店(本社岡崎市康生通東2の43、春井宏之社長、電話0564・28・0111)は「街の本屋」生き残りに向けたファン層拡大に取り組んでいる。昨年10月から、司書の資格を持つ「本屋マスター」の鈴木豊常務が、小・中・高校で書店の利活用法や仕組みを伝授する講座を月2回のペースで開催。夏休みには本の流通システムを体感できるワークショップ「書店バックヤードツアー」も予定している。「本を知らない若い世代に、本屋を身近に感じてもらい、未来の読書者層を育てていく」(鈴木常務)考えだ。》
https://www.chukei-news.co.jp/news/2020/02/06/OK0002002060501_01/

小学館の幼児誌「幼稚園」4月号(2月29日発売)の紙の組み立て付録は、アーケードゲームワニワニパニック」とコラボする。価格は1,350円(税込)。
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1233601.html

小学館の女性コミック誌「姉系プチコミック」2月5日発売号に掲載された尾崎衣良「わたしをとりまく世界の話」国際協力機構(JICA)と小学館の協働企画。JICAの公式サイトでは無料で公開している。
https://www.jica.go.jp/publication/manga/trafficking.html

◎日刊スポーツは2月6日付で「森光子さんを支えた『家族』黒柳、東山ら晩年明かす」を掲載している。
《12年11月に92歳で亡くなった女優森光子さんの半生を描い中公新書ラクレ「森光子 百歳の放浪記」(予価900円)が3月9日に出版されることが5日、分かった。元NHKの川良浩和氏が黒柳徹子(86)東山紀之(53)ら親しい関係者への取材をもとに書いた。子供こそいなかったが、家族同様の「愛」に包まれた晩年の姿があった。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202002050000784.html

スポーツニッポンは2月6日付で「田中みな実 初写真集が発売から1カ月半で60万部突破」を掲載している。
フリーアナウンサー田中みな実(33)の初写真集「Sincerely yours…」(宝島社)が、発売から1カ月半で560万部を突破したことが6日、明らかになった。発売元の宝島社が発表した。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/02/06/kiji/20200206s00041000209000c.html
「560万部」は「5刷り60万部」の間違いである。

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4)【人事】世界化社 2020年4月1日付

世界化社は、2020年1月29日開催の臨時取締役会において、2020年4月1日付での持株会社体制への移行に関する新設分割計画及び役員・執行役員の体制を決議し、内定した。
これにより同社は2020年4月1日をもって「株式会社世界ホールディングス」に商号を変更する。

1.2020年4月1日付 取締役・監査役執行役員の体制

〈株式会社世界化ホールディングス〉
(※4月1日付で現株式会社世界化社から商号変更)

〈取締役〉
鈴木 美奈子 代表取締役社長 株式会社世界化社 代表取締役会長
鈴木 勤   取締役名誉会長
小見山 満  社外取締役 公認会計士・税理士

監査役
武田 裕二  監査役

執行役員
秋山 和輝  専務執行役員 株式会社世界化社 代表取締役社長
竹間 勉   専務執行役員 株式会社世界化社 専務取締役
浅田 和彦  専務執行役員
大塚 茂   専務執行役員 株式会社世界化ワンダークリエイト 取締役会長 株式会社世界化ワンダー販売 取締役会長
髙林 祐志  執行役員 株式会社世界化ワンダー販売 代表取締役社長
波多 和久  執行役員 株式会社Begin 代表取締役社長
石垣 今日子 執行役員 株式会社世界化ライフケア 代表取締役社長
中澤 智子  執行役員 株式会社世界化リテイリング代表取締役社長
小杉 繁則  執行役員 株式会社世界化ワンダークリエイト 代表取締役社長
永井 雅司  執行役員 株式会社世界化リテイリング取締役

2.持株会社体制移行に伴う 新任・退任予定

〈株式会社世界化ホールディングス〉
(※4月1日付で現株式会社世界化社から商号変更)

(1)新任取締役(2020年4月1日付)
小見山 満  社外取締役

(2)退任取締役(2020年3月31日付)
竹間 勉   取締役 専務執行役員
秋山 和輝  取締役 専務執行役員
浅田 和彦  取締役 常務執行役員
髙林 祐志  取締役 常務執行役員
大塚 茂   取締役
今井 朗子  取締役 上席執行役員

※取締役退任後、竹間勉、秋山和輝、浅田和彦、大塚茂は専務執行役員を、髙林祐志は執行役員を引き続き務める。 尚、今井朗子は新設される株式会社世界化社にて上席執行役員務める。

3.2020年度 世界化社グループ新設各社の経営体制

(新設)株式会社世界化社(4月1日付)
代表取締役会長  鈴木 美奈子
代表取締役社長  秋山 和輝
専務取締役    竹間 勉
上席執行役員   笠原 久
上席執行役員   今井 朗子
執行役員     吉川泰
執行役員     井澤 豊一郎
執行役員     橘 純一
執行役員     岸 達朗
執行役員     千葉 由希子

株式会社 Begin(4月1日付)
代表取締役社長  波多 和久
執行役員     竹間 大輔

株式会社世界化リテイリング(4月1日付)
代表取締役社長  中澤 智子
取締役      永井 雅司
執行役員     道面 和敬

株式会社世界化ワンダークリエイト(4月1日付)
代表取締役社長  小杉 繁則
取締役会長    大塚 茂
執行役員     飯塚 友紀子

株式会社世界化ワンダー販売(4月1日付)
代表取締役社長  髙林 祐志
取締役会長    大塚 茂

株式会社世界化ライフケア(4月1日付)
代表取締役社長  石垣 今日子

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5)【人事】講談社 2020年2月1日付

松本 薫
新:第二事業局VOCE事業部(VOCE
旧:コミュニケーション事業第二部

並原 綾
新:第二事業局VOCE事業部(VOCE
旧:コミュニケーション事業第二部

西川 太基
新:第五事業局長
旧:第五事業局次長兼芸第二出版部長

唐木 厚
新:第五事業局次長(局長待遇)
旧:第五事業局長兼芸第三出版部長

塩見 篤史
新:第五事業局芸第二出版部長(小説現代編集長)
旧:芸第二出版部次長(小説現代編集長)

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6)【深夜の誌人語録】

断れないのは勇気がないからだ。