【文徒】2020年(令和2)2月14日(第8巻28号・通巻1685号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】Twitter Japanが日本青年会議所とパートナーシップ協定を締結で炎上
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.2.14 Shuppanjin

1)【記事】Twitter Japanが日本青年会議所とパートナーシップ協定を締結で炎上

Twitter Japanによる公式アカウントのひとつである「Twitter政治」が2月10日付で発表した。
《情報・メディアリテラシーの確立に向け、日本青年会議所とTwitter Japanはパートナーシップ協定を締結しました。全国に広がる日本青年会議所のネットワークと発信力を通じて、Twitterの公共の場での会話の健全性・公開性がさらに向上することを期待しています。》
日本青年会議所メディアリテラシー確立委員会@medialiteracy20がこれから毎週、リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ情報をツイートしていきますので、皆さん是非フォロー&積極的に会話に参加してください。》
https://twitter.com/TwitterGovJP/status/1226735593700282373
https://twitter.com/TwitterGovJP/status/1226735595344429056
日本青年会議所が運営する「We Believe」は2月6日付で「Twitter Japan × JCI Japan 社会課題解決への光明」を発表している。
《調印に際し、Twitter Japan株式会社 代表取締役 笹本裕 氏は、JCI Japanとの締結に関して「非常に嬉しく思っている。」と心を寄せ、
「日本でのTwitterの使われ方は まだまだ発展途上であると感じています。一般のユーザーは多いが、企業単位での活用については まだまだ可能性があります。ぜひ(JCI Japanメンバーのような)企業の経営者たちにこそ、もっと積極的にTwitterをご活用いただきたい。」と話した。欧米では経営者が率先して企業のIRや広報戦術の手法として有効活用しているケースが多いという。
「今回の提携を、日本の企業経営者にもTwitterを有効活用していただくきっかけとしたい。」と前向きだ。》
https://webelieve.jp/articles/detail/422/1/1/1
Twitter Japanと日本青年会議所がパートナーシップ協定を結んだことに対する反響は大きかった。というのも、日本青年会議所はツイッターアカウント名「宇予くん」を使ってウルトラナショナルな暴言を投稿していたという、言わば「前科」があったからだ。「中国と韓国をミサイル爆撃したほうがいい」なんて発言していたわけである。
そうした経緯を踏まえてのことだろう、「果てしなき渇き」や「アウトバーン」シリーズで知られる小説家の深町秋生は呆れているようだ。
《「中国や韓国を爆撃したほうがいい」の宇予くんや女体盛りで悪名高い日本青年会議所となにをするって? メディアリテラシーの確立? 冗談きつすぎだろ。》
https://twitter.com/ash0966/status/1226871379162619907
「Business Insider」記者の吉川慧が次のようにツイートしている。
Twitter公式が日本青年会議所(JC)と提携。JCといえば「宇予くん」名義のアカウントで憲法改正ステマ工作や政治家、中国、韓国、報道機関などへの誹謗中傷などを繰り返しをしていたことが記憶に新しい。目的は「Twitterの公共の場での健全性・公開性の向上すること」としているが…。》
https://twitter.com/dong_po_rou/status/1226881456422576129
「神国日本のトンデモ決戦生活」や「『愛国』の技法」で知られている早川タダノリは一言だけ呟いている。
《クソすぎる》
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1226859783619170304
小説家の中沢けいは、この手の問題になると黙ってはいられないようだ。
日本青年会議所(JC)について綿密なレポートを誰か書いてくれないかな。宇予くんは偶然の産物ではなさそう。またツイッター社の奇妙な凍結措置にも原因がありそう。》
https://twitter.com/kei_nakazawa/status/1226970180556935174
京都女子大学名誉教授にして、「ニセ科学フォーラム」実行委員の小波秀雄もツイートしている。
日本青年会議所は,日本会議や美しい日本を作る会のメンバーが主力で,憲法改正推進委員会をもつ安倍政権寄りの団体です。つまりは権力とメディアが協力し合うことを,自ら誇るようなネットメディアであることを認識しておきたいですね。》
https://twitter.com/konamih/status/1227040007086428160
弁護士の紀藤正則は、次のように指摘している。要するにTwitter Japanはプラットフォームとして踏み越えてはならない一線を踏み越えてしまったのではないかということだ。
《健全性は、政治的偏向とは異なります。表現の自由は自分とは意見と異なる表現をも許容することであり、一方の政治的偏向ある団体のメディアリテラシーをうたうなら、他方の政治的偏向ある団体とも、パートナーシップ協定を結ばないと、極めて中立性に疑義がある立場だと思います。》
https://twitter.com/masaki_kito/status/1227162027300274176
東京大学名誉教授にして「知のデジタル・シフト-誰が知を支配するのか?」の著者である石田英敬は次のようにTwitter Japanを皮肉っている。
Twitterの情報・メディア・政治リテラシーはこの程度か。まず自分たちのリテラシーを勉強し直すことから始めないといけませんね。》
https://twitter.com/nulptyx/status/1226873783476080640
ポピュリズムと『民意』の政治学」の木下ちがやは、米TwitterとTwitter Japanの違いを指摘している。
ツイッターは昨年、政治広告を全世界で禁止したのに、ツイッタージャパンは日本青年会議所という政治プロパガンダをまき散らしてきた団体とパートナーシップ協定を結んだわけですよ。》
https://twitter.com/sangituyama/status/1226912801047773188
香山リカが驚いている。
《速い!女性自身もがんばれ》
https://twitter.com/rkayama/status/1227253905223847936
「女性自身」はウェブ版に2月11日付で「日本青年会議所はリテラシーある?Twitter Japanの協定に非難」を発表している。
《今回のパートナーシップ協定締結をTwitter社・CEOのジャック・ドーシー氏(43)に伝えるべく、同氏のアカウントに向けて英語で「この件知ってる?」と問いかける人々も相次いでいる。》
https://jisin.jp/domestic/1830340/
これも木下ちがやのツイートである。
《〈高齢者は毎日新聞で完全に洗脳されてるど〉〈ガイキチ朝日新聞〉〈しんぶん赤旗は読むと脳が壊れる新聞だ〉〈NHKを見ると頭がバカになるど〉
ツイッターJAPANは、こんな投稿やりまくった青年会議所と「政治を語る」パートナーシップ協定を結んだ。》
https://twitter.com/sangituyama/status/1226870892728217600
BuzzFeed Japan」記者の籏智広太のツイート。
日本青年会議所Twitterといえば、中国韓国や報道機関への誹謗中傷などを繰り返し、事業の企画段階では「対左翼を意識し、炎上による拡散」を狙うとまでされていたアカウント「宇予くん」が思い出されます…とはいえ2年前のことなので、変化があるのかもしれませんが…!
https://twitter.com/togemaru_k/status/1226880626596302848
「BuzzFeedNews」が公開した「日本青年会議所のアカウントに批判殺到、Twitter社は『想定外』。両者の見解は?」は籏智広太による記事だ。
Twitter Japanは2月10日、「全国に広がるJCのネットワークと発信力を通じて、Twitterの公共の場での会話の健全性・公開性がさらに向上することを期待しています」「JCのメディアリテラシー確立委員会がこれから毎週、リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ情報をツイートしていきます」と、同社公式アカウントの一つで発表した。
しかし、このツイートが出た時点でのメディアリテラシー確立委員会の公式アカウントは、「発狂している」という言葉を使って特定の個人を批判するツイートをリツイート(RT)するなど、中立性や健全性に疑いがある状態だった(RTはその後、削除された)。》
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/noakauntonipatonatonattatwitterha
TBSラジオ:Session-22」パーソナリティをつとめている荻上チキは削除された部分を公開するとともに次のようにツイートしている。
リテラシーとモラルを理解するために有用であるとTwitter japan社がリコメンドするアカウント見に行ったら、最初に出てくるのが、個人を「発狂」なる言葉で非難する投稿のRTだった。》
《「リテラシー」と「モラル」を安易に並置することにも違和感が…。リテラシーという言葉を、ふんわり「真実を見抜く力」とか「〈正しい〉使い方を知る」程度の意味で使っているんだろうけど。それはメディア機能とメディアコミュニケーションへのメタ認知深めるメディア論とは別物っぽい。》
《「Twitterというメディア(媒体)が、各種〈正しさ〉の衝突に対して、いかに媒(なかだち)をしているのか、その機能を読み解こう」とかではなく、なにかしらの「モラル」にコミットすることを「リテラシー」と捉えてしまう風潮を後押しするのは困りもの。》
《あと、記事に「情報の真偽を見抜く力」という言があるので気になったんだけど。「メディアリテラシー」を身につければ「情報の真偽を見抜く力」が付くかのような言説があるけど、そんなことはないんだ。個別の学問体系などがなければ無理なことがたくさんある。》
《「メディアリテラシー」だけで「真偽」は見抜けないけれど、あたかも見抜けるかのような言説を前提に、なおかつ特定のモラルにコミットしたり、特定の言説を「フォロー」しさえすれば、「情報強者」として振る舞えるかのようにプレゼンする。これはメディア企業のレベルとしてどうなのか、と。》
《とか言ってるうちに当該RT一部を取り消して、エクスキューズ的に毎日新聞「も」RTした模様。勢いでリツイートして取り消すとか、めっちゃ「やらかし事案」として、授業で分析される側じゃないですかー。》
《どんどんRT消えてるやんけ!》
https://twitter.com/torakare/status/1226891653085970435
https://twitter.com/torakare/status/1226893290332508161
https://twitter.com/torakare/status/1226894485621104640
https://twitter.com/torakare/status/1226897786026643456
https://twitter.com/torakare/status/1226900170689826817
https://twitter.com/torakare/status/1226913306750832640
「発狂」と「特定」された「個人」がツイッターで名乗りをあげる津田大介だ。
《はじめまして皆さん、個人です。》
https://twitter.com/tsuda/status/1226922426925060096
津田はTwitter Japanと日本青年会議所がパートナーシップ協定を結んだことに批判的なツイートを投稿しており、これを「発狂している」という言葉を使って特定の個人を批判するツイートを日本青年会議所メディアリテラシー確立委員会の公式アカウントはリツイートRT)していたのである。津田のツイートの一連のツイートを読んでおこう。
《今日は4月1日じゃないよね……?》
《JCは学校教育の歴史教科書採択に対する圧力運動→http://toi.oups.ac.jp/16-2wada.pdf
とも深い関係にあるわけだけど、JCの「メディアリテラシー確立委員会」さんはまず、同団体内にある「国史教育委員会」の展開す歴史修正主義に基づいた資料をファクトチェックした方がいいと思うぞ。》
https://twitter.com/tsuda/status/1226867941393592320
https://twitter.com/tsuda/status/1226871248883290112
《「リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ」と、Twitter Japanお墨付きのJCメディアリテラシー確立委員会のタイムラインを見にいったら全ツイート8件のうち、3件が高須院長、1件が産経新聞だった。
メディア・リテラシーとは……。》
《これが紛れもない我が国の現在地であるわけだけど、どうしてもその現実を見ようとしない人がたくさんいるよね。》
https://twitter.com/tsuda/status/1226872455202889728
https://twitter.com/tsuda/status/1226872974269014024
「永続敗戦論」や「国体論」の白井聡などは落ち着いたものだ。
《おどろきはない。だってそもそもそういう会社だもんねえ。》
https://twitter.com/shirai_satoshi/status/1226881037860364289
白井はTwitterJapan代表取締役の笹本裕がマイクロソフトの執行役オンラインサービス事業部事業部長だったときにmsnで毎日新聞との提携を切って産経新聞に替えたことなども念頭においてツイートしているのかもしれない。「リテラ」が「Twitter Japanは差別ツイート放置の一方で、差別批判をロック! 背景に上層部とネトウヨ自民党との親和性か」を公開したのは2018年6月24日のことであった。
https://lite-ra.com/2018/06/post-4086.html
笹本裕が自民党本部で開催された「火曜会」に講師として招かれたのは2017年4月18日のことだ。防衛副大臣山本朋広が当時、次のようにツイートしている。
《お昼は、自民党本部で「火曜会」へ。本日の講師は、Twitter,Vice President 兼 Twitter Japan代表取締役の笹本裕氏に「Twitterの現在と政治での活用」と題してお話を伺いました。1ユーザーとしても大変興味深い有意義な会となりました。》
https://twitter.com/ty_polepole/status/854290062455877633
火曜会とは河野太郎代議士を囲む若手中堅議員政策勉強会である。河野は麻生派の所属。麻生太郎といえば日本青年会議所である。「We Believe」で日本青年会議所第69代会頭の石田全史が最初の対談相手に選んだのは「第27代会頭にして、現副総理兼財務大臣の麻生太郎先輩」であった。
https://webelieve.jp/articles/detail/395

-----------------------------------------------------

2)【本日の一行情報】

◎「仮想通貨 Watch」は2月12日付で「ブロックチェーンでメディアの未来はどう変わる?」を公開している。
ブロックチェーンの価値移転は、さまざまなコンテンツを主役にし、そして二次流通市場を形成することは間違いなさそうだ。ゲームに限れば、ソーシャルゲームで散々課金をし育て上げたキャラクターもゲームを辞めてしまうことでなんの価値もなくなるが、ブロックチェーンゲームにて資産化されたキャラクターたちは、たとえゲームを辞めても資産価値として残る。既存の価値の転換を体現する、わかりやすい事例なのではないだろうか。》
https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/event/1234519.html
ブロックチェーンは「オタク化」と親和性が高いと私も考えている。

博報堂は、ブロックチェーン技術を活用して日本のコンテンツの著作権保護と流通拡大を目指す、自律分散型ブロックチェーンコンソーシアム「Japan Contents Blockchain Initiative」(ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ)を、朝日新聞社小学館の関係会社であるC-POT(代表取締役:相賀信宏)およびエイトリンクス(代表取締役:相賀信宏)、ケンタウロスワークス、原本、ユナイテッドと共同で発足した。
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2020/02/20200212.pdf

小学館は累計1,700万部突破の荒川弘による漫画「銀の匙 Silver Spoon」の完結巻となる第15巻を2月18日(火)発売する。通常版に加え、スプーン付き特別版も発売し、荒川弘描き下ろしの特製ステッカーをプレゼントする書店フェアも開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000547.000013640.html

◎「NHK NEWS WEB」は2月12日付で「電通グループ 上場以来 初の営業赤字へ 海外事業の不振で」を公開している。電通グループが最終赤字となるのは仏広告大手ピュブリシスの株式評価損を計上した2009年3月期以来の赤字ということになる。
《発表によりますと、電通グループは去年12月までの1年間の営業損益の予想について、これまでの609億円の黒字の予想から一転して33億円の赤字に下方修正しました。
これはオーストラリアで大口の顧客を失ったことに加えて、中国で広告会社を通さないビジネスが広がっていることや、現地の広告会社との競争が激化したことなど、海外事業の不振を受けて損失を計上することが主な理由です。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012282901000.html
日経は2月12日付で「電通グループ、最終赤字が過去最大の808億円に 前期」を掲載している。
《また、海外企業のM&A(合併・買収)に関連して156億円の評価損を計上する。過去の買収の際に、業績に応じて対価の一部を後払いする「アーンアウト」と呼ぶ手法を使っており、未払いの対価は負債として計上している。買収した企業の業績が好調なことから将来の支払額が膨らむ見通しとなり、帳簿上の負債との差額を評価損として計上した。》
《買収攻勢に伴って、のれんは昨年9月末時点で7886億円まで膨らんでいる。イージスを買収した直後と比較して約3500億円増えた。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55544130S0A210C2DTD000/
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/pdf-cms/2020009-0212.pdf

◎宝島社は、男性ファッション誌「smart」によるライブ・ファッション・お笑い・ゲーム・サブカルのイベント「smartCHAOS Fes.」を2月27日に開催する。会場はZepp DiverCity TOKYO。田中みな実も登場する。
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1234710.html

◎「DailyMORE」 (集英社)が2月12日付で公開した「『無印良品』のカレー、MORE的神6を発表!! オール試食して選ばれた人気ナンバーワンはアレ」に納得した。私も無印の「パニールマッカニー」(カッテージチーズのカレー)や「サグチキン」(ほうれん草とチキンのカレー)が大好きである。6位と3位だけどね。
https://more.hpplus.jp/odekake/gourmet/53698/6/

スポーツニッポンは2月12日付で「日本初テレビ映画『ぽんぽこ物語』DVDで復活!主演『小鳩くるみ』も感激」を掲載している。TBSで1957~58年に放送された国内初のテレビ映画「ぽんぽこ物語」のDVDが発売されたのだ。
《全73話のうち、1年に及ぶ修復作業や高画質・音質処理を経て、12話がDVDに収録された。「小鳩くるみ」の芸名で主演した学者の鷲津名都江さん(72)は「もう見ることはできないと思っていました」と感激。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/02/12/kiji/20200212s00041000011000c.html
私の世代からするとアニメ「アタックNo.1」で主人公の声を担当した小鳩くるみである。今なお歌手としては現役である。
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discographylist/A000616.html
筑摩書房から刊行された「マザー・グースをたずねて」は帯の永六輔の章に惹かれて買った。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480839008/
これが帯。
https://twitter.com/ShawnCowman/status/632178056703053824

白泉社が運営するアプリ「マンガPark」で連載中のマンガ「不祥事アイドル」(慎本真)に登場するキャラクター4人によるラジオ番組「SCaNDaLの今夜はノースキャンダル!」を2月12日(水)より「マンガPark」内ラジオページにて配信している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000046848.html

◎「OPENNESS職場の『空気』が結果を決める」(ダイヤモンド社)のなかで著者の北野唯我は日本の職場に最も足りていないものは「オープネス」(開放性)であると主張している。オープネスとは、「経営開放性」「情報開放性」「自己開示性」の三つの要素からなる
という。北野は博報堂の出身だ。
https://www.weeklybcn.com/journal/column/detail/20200212_172469.html
日本では「空気」が同調圧力として「オープネス」を抑圧し、「忖度」を生み出す。山本七平の「『空気』の研究」は日本型組織の本質を捉えた、もはや古典である。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167911997
私は山本の「洪思翊中将の処刑」も好きである。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480422699/
しかし、それにしても最近の保守化人のケツの軽いことか。

◎申真衣様が「VERY」の専属モデルとなって、ブログを始めた
https://veryweb.jp/blog/maishin/70115/
申真衣が「VERY」に初登場したのは2019年6月号のこと。白と黒の着こなしが最高であった。
https://veryweb.jp/fashion/58983/
彼女、東京大学経済学部経済学科の卒業なんだね。現在、ミダスエンターテイメントの代表取締役社長をつとめている。
東京大学経済学部経済学科卒。 2007年ゴールドマン・サックス証券株式会社入社。金融法人営業部で金融機関向け債券営業に従事。その後、2010年より金融商品開発部にて、金利・為替系デリバティブの商品開発・提案業務、グローバルな金融規制にかかる助言業務等幅広い業務に従事。2016年4月、金融商品開発部 部長、2018年1月、マネージングディレクターに就任(当時最年少)。
2018年5月、当社を共同創業。
2019年6月より現職。》
https://midasent.jp/
藝春秋出版局芸が申真衣についてツイートしているぞ。
《「VERY」3月号で、専属モデルに就任された申真衣さんが、「作り出す世界も、体も、仕事に向かわれている姿勢も」「川上未映子さんの作品が好きです」と『夏物語』をご紹介くださいました~。Instagramでも、昨年読んだ本の中で、小説でのベスト作に挙げてくださいました。》
https://twitter.com/BunshunBungei/status/1226399864407220224
藝春秋プロモーション部も申真衣に食いついている。
https://twitter.com/bunshun_senden/status/1226073372133474307
「夏物語」は本屋大賞にもノミネートされている。
https://books.bunshun.jp/sp/natsumonogatari

博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、地域経済を活性化する新規ビジネスの創出を目指して、やさいバス(静岡県牧之原市代表取締役社長:加藤百合子)の株式を取得し、資本業務提携を行った。やさいバスは、地域を巡回する冷蔵トラックによって地域の農家が出荷した農産物をレストランやスーパー等の地域の需要者にその日のうちに届ける仕組みを確立している。
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2020/02/20200212-mirai.pdf

◎日経は2月12日付で「ヤフー KADOKAWAとチケット販売で提携」を掲載している。
《ヤフーとKADOKAWAは12日、レジャー施設などのチケット販売で業務提携したと発表した。KADOKAWAが運営する観光情報メディアと連携することで、レジャー施設の情報収集からチケット販売まで一貫したサービスを手がける。まずサンリオピューロランド(東京都多摩市)などで展開を始め、順次対応施設を増やす。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55513440S0A210C2X30000/

◎2020年1月に創刊30周年を迎えたリクルートライフスタイルの「じゃらん」は、これを記念し、公式キャラクター「にゃらん」が全国のお出かけスポットを巡るCMシリーズの総集編「30周年、これからも。」篇を2月15日よりオンエアする。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000952.000011414.html

KADOKAWAのBLレーベル・フルールコミックスが5周年を迎え、これを記念して、2月12日に連載サイト「COMICフルール」がリニューアルした。また、2月15日から3月23日にかけて、アニメイトカフェグラッテとの、渋谷、吉祥寺パルコ、大阪日本橋岡山の4店舗でコラボする。
https://news.mynavi.jp/article/20200212-972798/

◎光社は、2014年に刊行した新書「『感染症パニック』を防げ! リスク・コミュニケーション入門』(岩田健太郎)を緊急増刷する
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6589571

島本理生直木賞受賞作「ファーストラヴ」がNHKBSプレミアムでドラマ化され、2月22日に放送されるが、放送を前に藝春秋が庫化した。映画も2021年に公開される
https://itabashi.keizai.biz/headline/483/

小学館の第一児童学習局が運営する、乳幼児~小学生ママ・パパのための育児情報メディア「HugKum」(URL: https://hugkum.sho.jp/)が、1月期に月間591万PV、332万UUを達成した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000550.000013640.html

中川淳一郎は「東洋経済オンライン」に2月13日付で「『不快な広告』と『愛される広告』の決定的な差」を発表している。ヨッピーの次のような発言は重要だ。
《広告の予算を使って、面白い記事を作れば広告主、読者、作り手の3者でWIN-WINの関係を作れます。でもそれって大変なんですよ。手間もかかりますし。その手間をかけずに予算だけもらって記事を出せば、ラクだしお得なので、心が弱かったらそっちの安易な方向に流れてしまうんじゃないかなあ。でも、プライドを持って堂々と広告だと言い切った上で面白い記事を出せばいい》
https://toyokeizai.net/articles/-/329336

◎マガジンハウスは、「蕎麦湯が来ない」(せきしろ×又吉直樹を2020年3月12日に発売する。自由律俳句もなかなか良いものである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000030125.html

-----------------------------------------------------

3)【深夜の誌人語録】

喜怒哀楽の感情の世界では必ずしも1+1=2ではないし、1-1=0でもないということを忘れてはなるまい。