【文徒】2020年(令和2)3月5日(第8巻41号・通巻1698号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】東京五輪 暗雲は晴れるのか?
2)【記事】「『事前通告=出来レース』というのは早合点」ではあるまい
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.3.5 Shuppanjin

1)【記事】東京五輪 暗雲は晴れるのか?

西日本新聞は2月29日付で「首相独断、官邸に亀裂 一斉休校要請 菅氏らに不信?決定から除外」を掲載している。
《風向きが一変したのは26日。今夏の東京五輪について国際オリンピック委員会(IOC)の委員が、感染が5月下旬までに終息しなかった場合、開催中止の可能性に言及したと報じられた。首相が、自らのレガシー(政治的遺産)の一つにと意欲を燃やし続けてきた一大イベントを守ろうと、最も近い今井尚哉首相補佐官らが全国一斉休校を献策した。》
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/588052/
政治社会学者の木下ちがやもツイートで今井の名前をあげている。
《たしかに今日の審議をみていても、安倍さんは今井尚哉補佐官の操り人形にしかみえない。もう今井以外の側近の意見すら通らない。今井は五輪死守のために手段選ばないでしょうね。》
https://twitter.com/sangituyama/status/1234756282378117120
ウェブ「ニューズウィーク日本版」は3月2日付で「新型コロナウイルスがアベノミクスの息の根を止める」を掲載しているが、東京五輪について次のように書いている。
《日本における新型コロナウイルスの感染拡大は、これ以上ないと言っていいほど悪いタイミングで起きた。日本経済も安倍晋三首相の内外の評判も大きな打撃を被っている。夏に予定されている東京五輪の開催すら危なくなるかも知れない。》
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92564_1.php
「デイリースポーツ」が3月3日付で掲載した「橋本五輪相発言が波紋 海外主要メディアが東京五輪年内延期の可能性報じる」は次のように書いている。
《海外主要メディアは3日、この日の参院予算委員会で、橋本聖子五輪相が東京五輪の開催都市契約に20年中に開催されない場合、IOCが大会を中止できると明記されていることに触れ「20年中であれば延期できると取れる」と語ったことを受け、五輪の年内延期の可能性を一斉に報じた。》
https://www.daily.co.jp/general/2020/03/03/0013163957.shtml
年内延期か…。もともと真夏の開催はアメリカのスポーツビジネスの意向に沿ってのものだったと言われていた。橋本聖子五輪相が口を滑らせてしまったのだろうが、失言とは見做されず、BBC、ロイター、AP、ウォールストリートジャーナルなどが橋本発言を報じてしまった。
共同通信は3月4日付で「東京五輪、予定通りの開催方針 IOC理事会『中止の理由ない』」を掲載している。現段階では、こう言うしかあるまい。
新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪に中止や延期の懸念が高まる中、国際オリンピック委員会IOC)は3日、スイスのローザンヌで開いた理事会で7月24日開幕の大会を予定通り開催する方針を確認した。アダムス広報部長は他都市で代替開催する可能性を否定し「(東京で)開催されない理由がない」と自信を示した。》
https://www.47news.jp/4579489.html
ロイターは3月4日付で「新型ウイルス致死率3.4%、東京五輪巡りIOCと協議=WHO」を発表している。
(世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は)《国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と今年7月に開幕する東京五輪について協議したことを明らかにし、「状況を注視していくことで合意した。何か対応策が必要になった場合、当然日本政府と協議する」とし、「現時点で決定するのは時期尚早だ。状況を見守る必要がある」と述べた。》https://jp.reuters.com/article/coronavirus-health-who-idJPKBN20Q2OB
NHK NEWS WEB」は3月4日付「ジュニア2大会を中止 ウイルス感染拡大で 日本水泳連盟」を公開している。こうした大会が開けるようにならなければオリンピックは開催できまい。代表を決定できない種目も出て来るのではないか。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本水泳連盟は、今月予定されていたジュニア選手を対象にした2つの国内大会の中止を決めました。また、来月行われる予定の東京オリンピックの代表選考会となる日本選手権については観客を入れるかどうか来週初めに判断を示す方針です。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200304/k10012312501000.html
島田雅彦がツイートしている。
《今後のことだけれど、安倍辞任でオリンピック開催、辞任で中止、辞任せず開催、辞任せず中止の4パターンあるのだが、辞任で中止の可能性が高くなってきた、安倍は裁かれ、3兆円の損失は企業減税分とアメリカへの上納金、関係各位の私財で埋め合わせるしかあるまい。》
https://twitter.com/SdaMhiko/status/1234500842578837504
集英社OBの鈴木耕がツイートしている。
《やっぱり「東京オリンピック」はやめませんか。酷暑、新型ウィルス、汚れたスイム会場、ボランティア頼み、元JOC会長の疑惑、それに招致運動からして「アンダーコントロール」の嘘、利権まみれ、電通の闇、復興五輪というまやかし、放射線への不安…。ああ、ひとつもいいことがない。》
https://twitter.com/kou_1970/status/1235090621460709376
毎日新聞は3月3日付で「震度6強、警戒レベル4で競技中止 東京五輪で組織委指針案」を掲載している。
東京オリンピックパラリンピック中、警戒レベル4以上の防災気象情報が出ることが見込まれたり、震度6強以上の地震が起きたりした場合は競技を原則中止する指針案を大会組織委員会がまとめた。大会関係者が3日、明らかにした。》
https://mainichi.jp/articles/20200303/k00/00m/050/061000c
新型コロナウイルスの場合は、こうした基準を設けないのだろうか。外務省が3月3日に「新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)」を発表している。インドは「日本,イタリア,イラン及び韓国人に対して3月3日以前に発給されたあらゆる査証は無効となる。なお,やむを得ない理由でインドへの渡航が必要な者については,最寄りのインド大使館/総領事館で新規の査証の申請を行う必要がある」としている。
タイは「感染地域との間を出入国する者に対し,14日間の自宅やホテル等での自己観察及び外出時のマスク着用等を要請する。また,入国時に発熱等が確認された場合には帰国を勧告する。同勧告に従わず,入国をする場合は,医療機関での14日間の隔離措置をとる」という。
台湾は「日本からの渡航者に14日間の自主健康管理(検温・マスク着用等)を要請する」そうだ。
香港は「日本等からの旅客(香港居民及び非居民)について,可能な限り入境後14日以内は家の中に留まること,外出時にマスクを着用すること等を提案する」としている。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
J-CASTトレンド」は3月3日付で「WHO『日本は最大の懸念国』 新型コロナで日本人入国禁止にする国続々」を公開している。
《WHO(世界保健機関)は2020年3月2日の会見で、新型コロナウイルスの感染が広がっている日本を、「最も懸念される国」のひとつに挙げた。》
https://www.j-cast.com/trend/2020/03/03381221.html?p=all
こうした懸念をいつ払拭できるかであろう。東京五輪が中止となると経済的には2.6兆円の損失となるようだ。

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2)【記事】「『事前通告=出来レース』というのは早合点」ではあるまい

毎日新聞は3月3日付で秋山信一の「首相と閣僚の記者会見は“出来レース”か 政治部記者が明かすその実態」を発表している。
《会見にどう臨むかは個々の記者のスタイルがあり、「こういうものだ」と一般化するのは難しいことはご承知おきいただきたい。》
《外相の会見がない日に政府見解を問う機会は、官房長官会見しかない。そうすると、事前に通告した方が賢明だ。
ただし、「事前通告=出来レース」というのは早合点だ。》
https://mainichi.jp/articles/20200303/k00/00m/010/307000c
こういう記事に毎日新聞記者の一宮俊介は違和感を覚えたのではないだろうか。一宮は、こんなツイートをしている。
《2006年7月31日に東京であったシンポジウムの立花隆さんの講演録を偶然発見。短いが中身が濃い。
(1)「すべてを語る前に一番大事なことは、ジャーナリズムの最も本質的な部分というのは、『フリーダム・オブ・スピーチ』と『フリーダム・オブ・プレス』にあるということですね」》
立花隆さん講演録(2)
<報道パワーの源泉>
1.組織としてのニュースを集める能力
2.編集する力
3.すぐれた一覧性紙面の制作能力(整理力)
4.解説力
5.論説力(オピニオン形成力)
今の報道機関は、このうちのどれだけを保持しているだろうか。》
立花隆さん講演録(3)
<ジャーナリストの条件>
1.取材力(対人関係形成力/信頼される人格)
2.筆力(章力より説得力/ナルホド/その通り)
3.眼力(広く、深く、遠くをみる力/裏側を読む力)
4.バランス感覚》
立花隆さん講演録(4)止
「日本のメディアの問題で最大の問題は、この『記者クラブの問題』~中略~それは記者クラブを通じての上からの官製の情報のディストリビューション体制が、あまりにも日本人の常識の中にまで入り込んじゃって、それが普通だと思っているからなんです」》
https://twitter.com/Ichimiya_Sh/status/1234954703156334592
https://twitter.com/Ichimiya_Sh/status/1234954954911223810
https://twitter.com/Ichimiya_Sh/status/1234955206414127104
https://twitter.com/Ichimiya_Sh/status/1234955458206674945
記者クラブを通じての上からの官製の情報のディストリビューション体制が、あまりにも日本人の常識の中にまで入り込ん」でしまうと、「首相と閣僚の記者会見は“出来レース”か 政治部記者が明かすその実態」のような記事になってしまうのである。
この立花隆の講演録は読んでおきたい。
《日本の社会は必ずしも「プレス」という、あるいは「報道」という腕章じゃなくて、朝日新聞の人は「朝日新聞」という腕章を巻きたがるんですね。日本の社会というのは、みんな自分が帰属する組織の腕章を巻いて、自分はその組織に属している人であると、そういう証明をしたがるんですが、一般にほかの社会というか、アメリカでもヨーロッパでも、それはプレスの一言でいいわけです。プレスという、報道という業に携わる人間が、この社会で極めて重要な役割を果たしているという認識があるから、そのプレスの一語で、そういうファミリーに属している人間であるという、それだけの存在証明で十分仕事ができているわけですね。
《日本のジャーナリズムの世界で常識だと思われていることが、実は日本独特の性格をたくさん持っているんです。それはどういうところから来ているかというと、新聞が「40年体制」なので、それは「総動員体制」であり「大政翼賛体制」であり、「大本営発表体制」というか、そういう仕掛けがそのまま、今日ただいまのメディアの基本構造の中に埋め込まれているんですね。
それが与えた最も大きな日本のジャーナリズムのネガティブな性格は何かというと、「上からのタレ流しをそのまま使える、発表ジャーナリズム体制」といいますか、そういうところにあるわけです。
それをもう一つ具体的に言うと、いわゆる「記者クラブ問題」なんですね。日本のメディアの問題で最大の問題は、この「記者クラブの問題」であるということは、何度もいろんな形で言われていることなんですが、おそらく、一般社会の人には、それが何を意味するのかよくわからないわけですね。それは記者クラブを通じての上からの官製の情報のディストリビューション体制が、あまりにも日本人の常識の中にまで入り込んじゃって、それが普通だと思っているからなんですね。》
http://www.asahi.com/sympo/060911/02.html
http://www.asahi.com/sympo/060911/03.html
http://www.asahi.com/sympo/060911/04.html
http://www.asahi.com/sympo/060911/05.html
毎日新聞統合デジタル取材センター長の齊藤信宏は秋山を擁護している。
《政治部記者として記者会見に出席してきた経験談を丁寧に原稿にしています。この記事だけで読者の皆さんにどこまで納得していただけるか、分かりませんが、記者の試行錯誤の一端だけでも伝われば…と思います。》
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1234969019263766528
立花の章をよめば「『事前通告=出来レース』というのは早合点だ」と書くことは、記者クラブを通じての上からの官製の情報のディストリビューション体制に取り込まれてしまっていることを証明しているのである。それを記者の試行錯誤というのでは新聞の未来は危ういのではないか。憲法学の南野森が秋山の記事についてツイートしている。
《閣僚や官房長官の会見は事前質問通告があってもアドリブや関連質問で質疑を深めるから事前通告も問題ないという印象を与える一方、首相会見にはそんなガチ対決がないことを敢えてぼかす。首相会見のやらせ性に対して高まる読者の不信・不満には答えないタイトル倒れの記事。》
https://twitter.com/sspmi/status/1234995333958000642

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3)【本日の一行情報】

◎ロイターは3月3日付で「米、新華社など中国国営メディアの在米従業員数を制限へ」を発表している。
《米政府は2日、主要な中国国営メディアの米支局に勤務する中国人職員の数を制限すると発表した。「長期にわたるジャーナリストへの脅迫と嫌がらせ」を巡る中国への報復措置という。》
https://jp.reuters.com/article/usa-china-media-idJPKBN20P31C

朝日新聞デジタルは3月2日付で「朝日新聞社佐藤敬之輔賞 デザインジャーナリズム評価」を掲載している。
《報道デザインにおいて長年功績があったとして、朝日新聞社デザイン部が1日、日本タイポグラフィ協会の第19回佐藤敬之輔賞を受賞した。紙面とウェブそれぞれに適した形で、情報を視覚的に分かりやすく伝えてきた「デザインジャーナリズム」が評価された。報道機関では初の受賞となる。》
https://www.asahi.com/articles/ASN326HCMN2TUEFT00Q.html

◎「まんが王国」を運営するビーグリーは、講談社との共同プロジェクトとして「まんが王国」で独占先行配信中の「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」のドラマ化を決定した。読売テレビ日本テレビ系 で4月2日(木)午後11時59分より放送をスタートする。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000034768.html

講談社の「with online」で連載されているミツコの婚活ラブストーリー漫画「ピーナッツバターサンドウィッチ」がテレビドラマ化されることになった。
https://twitter.com/_3_2_5_/status/1234406475629391877
https://withonline.jp/comic/ent-peanuts
伊勢丹新宿店ビューティアポセカリー×ミツコスメもスタートしている。
https://twitter.com/_3_2_5_/status/1235007178647322625
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/feature/beauty/202003/pickup1.html
「ピーナッツバターサンドウィッチ」の単行本1巻が3月23日に発売となる。
https://twitter.com/_3_2_5_/status/1234804855190908928

白泉社が運営する全誌合同マンガ投稿サイト「マンガラボ!」が一周年を迎えたことを記念して、白泉社のエンタメアプリ「マンガPark」で人気のジャンル「異世界」をテーマにした新しいマンガコンテストを3月3日(火)より開催している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000046848.html

吉川英治学新人賞」は今村翔吾の「八本目の槍」(新潮社)と呉勝浩の「スワン」(KADOKAWA)に決まった。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/03/02/kiji/20200302s00041000271000c.html
吉川英治庫賞は小野不由美の新潮庫「十二国記」シリーズに決まった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000047877.html
吉川英治学賞は「受賞作なし」。
https://www.kodansha.co.jp/award/yoshikawa_bg.html

朝日新聞デジタルは3月2日付で「カミュの小説『ペスト』が人気 新型コロナで1万部増刷」を掲載している。
《フランスの作家、アルベール・カミュ(1913~60年)が1947年に発表した小説「ペスト」の売れ行きが好調だ。庫を発行する新潮社は2日、1万部の増刷を決めた。伝染病で封鎖された街を舞台にした物語が、新型コロナウイルスの感染拡大と重ね合わせられているようだ。》
https://www.asahi.com/articles/ASN32643TN32UCVL014.html
河出書房新社はアレッサンドロ・マンゾーニの「いいなづけ」を重版しないようだ。
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?writer_id=02728

ベネッセコーポレーションが、新型コロナウイルス感染症対策のための一斉臨時休校を受けて、小中高生向けの学習支援を3月2日に発表した。支援内容は、3学期の学習の総まとめができる小中高向け「春の総復習ドリル」を、小学1年生~高校2年生まで学年ごとに無償配布する。WEBサイトから申し込むと、郵送される。
また、児童書や絵本・小説・歴史・生物や科学など約1000冊の書籍および動画が自由に閲覧できる「電子図書館 まなびライブラリー」を解放する。
https://otakei.otakuma.net/archives/2020030304.html

産経新聞は3月3日付で「元朝日記者の慰安婦記事訴訟、東京高裁も控訴棄却」を掲載している。
《白石裁判長は判決理由で「記事の表現は植村氏の社会的評価を低下させる名誉棄損に該当する」とする一方、「大学教授としての適格性などについて問題提起すること自体は、表現の自由の正当な行使の範囲内」と指摘。法的利益を侵害する不法行為には当たらないと判断した。》
https://www.sankei.com/affairs/news/200303/afr2003030021-n1.html

◎「NHK NEWS WEB」は3月3日付で「米ツイッター社 世界各地で働く全社員を原則 在宅勤務に」を掲載している。
新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を防ぐため、アメリカのツイッター社は、世界各地で働くすべての社員について2日から、オフィスに出勤しなければならない場合を除き、原則、在宅勤務とすると発表しました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200303/k10012311131000.html
日本、韓国、香港では在宅勤務を義務づけた。

新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校措置を受けて、秋田書店は3月4日午前10時より「週刊少年チャンピオン」1号から12号まで全10冊分を3月31日まで「マンガクロス」にて無料配信している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000040601.html

集英社は(「りぼん」、「別冊マーガレット」、「ココハナ」、「クッキー」、「ザ マーガレット」という少女・女性漫画誌5誌の電子版を電子書店「マーガレットBOOKストア!」でバックナンバーの無料公開をすることを発表した。
https://www.oricon.co.jp/news/2156696/full/

山陽新聞は3月3日付で「休校…学習ドリル求め書店に続々 売り上げ6倍、完売し追加発注も」を掲載している。岡山に限っての現象ではあるまい。
《啓社岡山本店(岡山市北区下中野)では、科省が一斉休校を要請した2月28日から参考書コーナーのドリルが売れ始めた。週末の同29日、1日の売り上げは前年同期に比べ6倍にも上った。平日も例年を上回り、レジ前に列ができる姿も。》
https://www.sanyonews.jp/article/990208

小学館の少女漫画誌「ちゃお」4月号は、別冊「ちゃおプレミアム」がついて、本誌との合計816ページの大ボリュームで発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000581.000013640.html

主婦の友社は、新型コロナウイルスによる休校を受け、ネット書店のAmazon楽天ブックスで販売中の「子どもの留守番を応援する」「毎日のごはんづくりに役立つ」などの電子書籍合計約90作品を、3月31日(火)までの期間限定で97円(税込み)に値下げした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001161.000002372.html

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4)【深夜の誌人語録】

誰にとっても一日は24時間。時間は平等なのである。どんな財力をもってしても一日を48時間にすることはできない。