【文徒】2020年(令和2)3月27日(第8巻56号・通巻1713号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】オリンピック延期が決まって次は都市封鎖カウントダウン!
2)【記事】東京五輪延期を取り上げた新聞社説パート3
3)【本日の一行情報】
4)【人事】集英社 2020年3月24日付
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】オリンピック延期が決まって次は都市封鎖カウントダウン!

大塚英志事務所のツイート。
《311の復興五輪がコロナ勝利五輪にあっさりすり替わったが、まあ、なんでもいいんだろ。》
https://twitter.com/MiraiMangaLabo/status/1242626774569086986
一年以内に果たしてパンデミックは収束に向かうのだろうか。佐々木敦のツイート。
《「1年程度」という曖昧過ぎる言はコロナが早く収束する可能性を含意してるのだろうけど、会場や人員をどうするつもりなんだろうか。
国家事業だから接収と動員出来ると考えてるんだろうな。》
https://twitter.com/sasakiatsushi/status/1242465426367328256
ワクチンも治療薬も来夏までに間に合うのだろうか。延期を幻想に終わらせるのではなく、現実にするには2年はかかるのではないだろうか。中沢けいは中止を進言している。
《オリンピックを中止にして、その損失をどう回復して行くのかを検討したほうが話が早いのではないかしら。中途半端に「延期」で経費が掛かり続けるよりも、引き返すなら早いほうが、打撃も少ないのではないかな?》
https://twitter.com/kei_nakazawa/status/1242641542898012160
能川元一は、マスメディアがどう報道したのかも検証すべきだと主張している。
《日本政府や東京都の新型コロナ対策がオリパラのために歪められてきたことはもちろんとして、やはりオリパラに利害を持つマスメディアの新型コロナ報道もまたそうでなかったか? ということも検証されねばならないだろう。》
https://twitter.com/nogawam/status/1242622201930502145
何のための五輪なのか? 誰のための五輪なのか? 三崎尚人は次のようにツイートしている。
《一番最初から言われていた通り、何のためにオリンピックを開くのか? が曖昧なまま進んだ結果がこれなわけで。もうオリンピックを開くことが目的となっているから、結果、訳がわからないことになってしまっているかと。》
https://twitter.com/nmisaki/status/1242429935219695616
安倍首相は自分の任期が頭にあったのだろうか。清水潔の反語ツイートは辛辣だ。
《なぜ来年夏「まで」なのか?
あっ、それはアベ総理の任期が来年の9月までだからかあ!なんて憶測で考えてはいけません。》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1242465046841552896
NHKニュース7」ではオリンピックの延期について政治部の岩田明子が解説したそうだ。昨年の参院選では、れいわ新選組から立候補した蓮池透は怒った。
NHKニュース7でオリンピック延期について「政治部」岩田記者が解説するということは、自らオリンピックの政治利用を完全に認めるってことだよね。恥を知れ!!!》
https://twitter.com/1955Toru/status/1242766491365167104
岩田曰く「安倍首相はトランプ大統領や各国から支持を得て、IOCに延期を提言した」。安倍マンセー路線は健在だ。岩田は「東京五輪が成功すれば”#安倍四選”もあり得る」とまで発言していた。しかし、私は西岡研介と同じ気分である。
《悪いけど、岩田明子氏の「解説」を聞く度に、毎回、受信料を払いたくなくなる。》
https://twitter.com/biriksk/status/1242759671946940416
オリンピックが延期となったからではないのだろうが、東京都の小池百合子知事は3月25日、新型コロナウイルスの感染者が東京都内で新たに41人確認されたことを明らかにした。東京新聞は3月26日付で「<新型コロナ>都、今週末の外出自粛要請 感染急増 全国最多の41人」を掲載している。
《東京都の小池百合子知事は二十五日、新型コロナウイルスの感染者が東京都内で新たに四十一人確認されたことを明らかにし、「感染爆発の重大局面だ。都民に危機意識をもった行動をあらためてお願いする」と述べ、平日の自宅勤務、夜間や今週末を含めた不要不急の外出自粛などに協力を呼びかけた。外国からの帰国者に十四日間の自宅などでの待機も要請した。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202003/CK2020032602000149.html
毎日新聞によれば萩生田科相は3月23日に《新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために要請した全国一斉休校に関し「国内の感染状況は爆発的な感染拡大に進んではいないため、原則として全ての学校が再開される」と述べた》ばかりではなかったか。
https://mainichi.jp/articles/20200323/k00/00m/010/069000c
町山智浩が呆れている。
《感染者数が増えるのでコロナ検査はしませんが、オリンピックが延期になった日に都内で40人の感染者が出まして、病床は都内に118しかありません。外出は控えていただきたい。休業の補償は和牛商品券です。で、学校は新学期から再開です。……何がなんだかわからない。》
https://twitter.com/TomoMachi/status/1242794384707342336
和牛商品券!時事通信は3月26日付で「牛肉振興へ『お肉券』構想 経済対策、自民で浮上―新型コロナ」を発表している。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策として、国産牛肉の購入に使える「お肉券」(仮称)を配布する構想が自民党内で浮上していることが25日分かった。訪日外国人客の激減などで需要が低迷する和牛の消費喚起が狙い。ただ、日本全体に逆風が吹き付ける中、牛肉に特化した振興策には異論も予想され、実現するかは不透明だ。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032501310&g=eco
前川喜平が呟く。
《和牛商品券・・・ほんとに頭おかしいだろ?これがおかしいってわからない人たちって、もう絶望的だ。》
https://twitter.com/brahmslover/status/1242801163021381632
津原泰水のツイートには笑った。
《いま国会で森友問題を追及したら国益に反するとか云ってる人達にとっての国益ってなに。和牛?》
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1242877505775628289
小池都知事の会見は私も聞いたが、都民にお願いするばかりで「政治」を欠如させて憚らない内容であった。江川紹子のツイートに私は頷いた。
東京都知事の会見。そこまで危機なら「自粛」を「要請」するだけでなく、たとえば繁華街の飲食店や商店に一定の休業補償を示して休業を求めるとか、「漫然と開いているより、閉じた方が損失は少ないかも」と思わせる、具体的な施策が必要なのでは?》
https://twitter.com/amneris84/status/1242801386439364610
舛添要一の指摘ももっともである。
《昨晩の小池都知事の外出自粛要請に反応して、都内のスーパーなどで冷凍食品などの買い占め騒ぎが起こっている。これが、また品薄状態を呼び、パニックを招く。行動制限を求めるときには、同時に「生活必需品の買い物は、『不要不急』に当たらないので構わない。買い占めは止めるように」と言うべきだ。》
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/1243007546442407936
これも舛添。
小池都知事の自粛要請で、東京のスーパーは入場規制まで行われ、棚が空っぽ。イギリスの新聞(FT)までその状況を速報。主婦たちは、これをコロナではなく「百合子ショック」と揶揄。感染症の専門家だけではなく、社会心理学の専門家の意見も聞いた上で、会見すべきだ。危機感だけを煽る拙劣な会見だ。》
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/1243064836688195586
リスクマネジメントができていないのである。BuzzFeed Japan記者の神庭亮介もこうツイートしている。
小池都知事、「感染爆発の重大局面」という強いメッセージを打ち出すのであれば、あわせて「物流は途切れないし、買い占め、買いだめの必要はない」と訴えてほしかった。
スーパーの行列で3つの「密」のいくつかを満たしてしまっては元も子もない。》
https://twitter.com/kamba_ryosuke/status/1242997444029214720
鳩山由紀夫が全うに見えるから不思議だ。
小池都知事が週末外出自粛の要請をされた。東京五輪の実現のために感染者の数を少なく見せ、東京はコロナを抑えている如く厳しい要請を避けて来られたが、延期と決まった矢先にこのパフォーマンスだ。その間にコロナは広がってしまった。あなたは都民ファストよりオリンピックファーストだったのだ。》
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1242815248756695040
私は田中康夫に同意する。
《東京で死者が2月26日に出ても他の首長と違って
コロナ関係会見を拒み続けた緑のおばさん
あんたが「何もしなかった」から都市封鎖なんだよ
https://asahi.com/articles/ASN3T7CYBN3TUTIL020.html
おまいう!?自分ファースト知事#百合しぐさ
退院者数に死亡退院を紛れ込ませた隠蔽粉飾体質都庁サイト》
https://twitter.com/loveyassy/status/1242980574978949120
昨年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の「ダメだ。こんな国でオリンピックやっちゃ、オリンピックに失礼です!」とか「今の日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」というメイドイン宮藤官九郎の台詞が思い出される。

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2)【記事】東京五輪延期を取り上げた新聞社説パート3

朝日新聞は3月26日付で社説「五輪1年延期 コロナ収束が大前提だ」を掲載している。
《最大の課題がコロナ禍の収束であるのは言うまでもない。首相がいう「最高のコンディション」「安全で安心な大会」を実現する大前提である。日本はもちろん、全世界でこの問題が解消していなければ開催はおぼつかない。国内対策の推進とあわせ、開催国としてどのような貢献ができるか、しなければならないか、政府は検討し、実践していく必要がある。》
《一連の経緯を通じて、テレビ局やスポンサーの巨大資金に依存し、肥大化を続けて身動きがとれなくなっている五輪の姿が浮かび上がった。仕切り直し開催に向けた準備とは別に、五輪のあり方を根本から考え直す機会としなければならない。》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14416866.html?iref=pc_rensai_long_16_article
毎日新聞は3月26日付で社説「東京五輪1年延期 乗り越えるべき課題多い」を掲載している。
《開催目標を「来年夏まで」としたことについては、来年9月まで自民党総裁任期を意識したもの、との指摘がある。政権の総仕上げに五輪を利用する思惑があるのかもしれない。しかし、五輪は政権の「遺産」を残すために開催するのではない。
予定通りの開催にこだわっていたIOCには、各国の選手やオリンピック委員会から批判の声が相次いだ。ビジネスの契約や損失ばかりに気を取られ、他のスポーツ大会との日程調整が進まなかった。
感染拡大の現実を直視せず、通常開催を強調し続けたのは日本の関係者も同様だ。選手不在の「商業五輪」では原点を忘れている。
五輪は、スポーツを通じて平和な社会づくりに貢献することを目指す。今回は戦争ではなく、世界的な感染症との闘いだが、人と人とを結びつける点で本質は変わらない。》
https://mainichi.jp/articles/20200326/ddm/005/070/069000c
讀賣新聞オンラインは3月26日付で社説「五輪1年延期 開催実現へ手立てを尽くそう」を掲載している。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。五輪開催を目指すには、まずは世界各国が協力して治療薬の開発などにあたり、沈静化を図らねばならない。
特にホスト国となる日本は、首都・東京を中心に感染抑止対策を徹底する責任がある。海外の選手や大会関係者、観客が安心して日本を訪れられるように、医療・防疫体制を整えるべきだ。》
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200325-OYT1T50264/
東京新聞は3月26日付で社説「五輪延期と経済 影響精査し対応 迅速に」を掲載している。
《五輪施設関連については、まず国が前面に出て調整作業を進め、開催までの具体的な行程表を早急に提示すべきだ。現場の不安は日増しに高まるはずで、混乱が起きる前に対応策をまとめ、実行に移してもらいたい。
一方、運輸関連企業や宿泊施設、旅行業者など、すそ野が広い観光業界への影響も深刻だ。新型コロナの影響で売り上げが激減する中、五輪延期はとりわけ中小にとって致命傷になりかねない。
すでに中小のホテルやバス会社、飲食店などで倒産や解雇は始まっている。非正規労働者を中心に不安は頂点に達しているはずだ。五輪前に連鎖倒産や大規模なリストラが加速しないよう、これまで以上にきめ細かで効果的な資金支援が必要だろう。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020032602000152.html
産経新聞は3月26日付で主張「東京五輪延期 日本は成功に責任を負う まず感染の収束に力を尽くせ」を掲載している。
《代表選手選考や会場、人員の確保、組織の維持や膨らむ経費負担など課題は山積する。だが、中止という最悪の選択は避けられたのだ。意を新たに、再スタートを切らなくてはならない。》
https://www.sankei.com/column/news/200326/clm2003260002-n1.html
河北新報は3月26日付で社説「東京五輪1年延期/難題を着実に乗り越えたい」を掲載している。
《中止ではなく、延期という結果に対して、現段階では安堵(あんど)すべきなのだろう。とはいえ、予定通りの開催とは比較にならない多岐にわたる困難な課題を東京五輪パラリンピックは抱え込んだ。
過去に例のない事態に、組織委員会、国、東京都、そして国民が一致して、課題の解決に取り組まなければならないだろう。難題を一つ一つ粘り強く解決していく姿勢こそ復興五輪の名にむしろふさわしいのではないか。》
https://www.kahoku.co.jp/editorial/20200326_01.html
信濃毎日新聞は3月26日付で社説「東京五輪延期 これからへの責任が重い」を掲載している。
《国内の聖火リレーも急きょ、中止されている。新型コロナウイルス感染がまん延する中、安全管理と大会収益や経済効果を天秤(てんびん)にかけ、判断を先延ばししてきた関係機関の責任は免れない。》
《最大の懸念材料は、新型コロナの流行の行方だ。世界的大流行が1年は続くとみる専門家もいる。日本で収まっていても、海外からの感染者を起点に再び広がる恐れがあるという。安倍晋三首相が目指す、全ての国の選手と観客がそろう「完全な形」で開催できるのかは見通せない。
新たな会期とともに▽どのような状況なら開催するのか▽その最終判断はいつ行うのか▽環境が整わなければ中止するのか、再延期もあるのか―といった方針を詳しく示す必要がある。再度の混乱を抑える鍵になるはずだ。》
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200326/KT200325ETI090007000.php
山形新聞は3月26日付で社説「東京五輪1年延期 コロナ禍克服の象徴に」を掲載している。
福島県の内堀雅雄知事は聖火リレー中止が決まった24日、森会長から聖火を一定期間預かってほしいと要請されたことを明らかにした上で「喜んで引き受けたいと思っている」「完全な形で福島の地から聖火がスタートしてほしいとこれから訴える」と語った。
ランナーが安心して聖火のトーチを掲げて走り、東日本大震災からの復興とコロナウイルス感染症克服の象徴となるような日を待ちたい。》
https://www.yamagata-np.jp/shasetsu/index.php?par1=20200314.inc
京都新聞は3月26日付で社説「五輪1年延期 開催の意味問い直す機会に」を掲載している。
《日本で56年ぶりとなる東京五輪だが、冷めた目で見る国民も少なくない。東日本大震災からの「復興五輪」と位置づけながら、被災地より東京の開発ばかりが進んでいるとの批判は根強い。》
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/198781
新潟日報は3月26日付で社説「東京五輪延期 仕切り直し万全の準備を」を掲載している。
新型コロナウイルスの感染拡大がやまず、世界規模で人々の命や健康が脅かされている。予定通り大会を行える状況にはなく、延期は当然の判断だ。
ただし、現状は延期が決まったにすぎない。感染をどう終息させるかをはじめとして課題は山積みだ。一つ一つを粘り強く克服し、準備を万全にして本番を迎えたい。》
https://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20200326533354.html
神戸新聞は3月26日付で社説「五輪の延期決定/選手を最優先した大会に」を掲載している。
《延期は五輪史上初めてである。平和の祭典が感染症に阻まれたことは、残念というしかない。入念に準備してきた選手や関係者の落胆と動揺は察するに余りある。
だが各国の感染者数は急増している。世界保健機関(WHO)はパンデミック(世界的大流行)が加速しているとみており、終息の気配はみられない。選手や観客の安全第一で考えればやむを得ない判断だ。》
https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/202003/0013222593.shtml
高知新聞は3月26日付で社説「うまくリセットできるか」を掲載している。
《むろん延期はしても五輪の開催は感染症の終息が大前提である。専門家には、ワクチンができるまで終息は難しいという見方もある
その開発を含めて、感染拡大抑止に向けては国際社会の連携も重要になろう。国内外の不安を解消して仕切り直しの五輪を迎えるため、政府や関係機関は全力を挙げなければなるまい。》
https://www.kochinews.co.jp/article/355937/
中国新聞は3月26日付で社説「五輪1年延期 安全な開催へ出直しを」を掲載している。
《それにしても事ここに至るまで、首相や大会組織委員会森喜朗会長らは「予定通りやる」などと強弁していた。延期の検討を促す声があったにもかかわらず、聞く耳を持たず不快感さえ示した。日本の組織のあしき体質ではないか。素直に聞き入れ、もっと早く検討できたはずだ。柔軟さを欠くようでは、延期後の成功もおぼつかない。》
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=626429&comment_sub_id=0&category_id=142
西日本新聞は3月26日付で社説「五輪1年延期 感染を抑え込み準備急げ」を掲載している。
《延期開催がこれだけ難しくなった背景には、肥大化した五輪の商業主義もある。IOCが収入を巨額の放映権料やスポンサー料に頼る現状がある。酷暑の夏場に開催するのも同根だ。コンパクトな五輪は実現不可能なのか。五輪の根本を問い直す1年にもできないだろうか。》
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/595166/
沖縄タイムスは3月26日付で社説「[東京五輪1年延期]選手第一で準備進めよ」を掲載している。
《日本政府にとって最悪の「中止」は避けられた格好だが、五輪開催の大前提は新型コロナの終息だ。特効薬やワクチンがない現在、来年夏までに終息しているかどうかが五輪開催の鍵を握る。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/551666
琉球新報は3月26日付で社説「東京五輪1年延期 流行の早期終息が急務だ」を掲載している。
《政府の専門家会議のメンバーは「状況を見ながら開催の数カ月前に再度判断することになるだろう」(舘田一博日本感染症学会理事長)と強調している。
 万一、終息が遅れて中止に追い込まれれば、五輪を目指して長く厳しい鍛錬を積み重ねてきた選手たちの尊い努力が水泡に帰してしまいかねない。そのような事態だけは何としても避けたい。》
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1096198.html

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3)【本日の一行情報】

讀賣新聞オンラインは3月24日付で「編集委員の投稿巡り朝日が謝罪…台湾取材に『ピクニック気分』など批判」を掲載している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200324-OYT1T50265/
春オンライン」は3月24日付で「遊び半分で台湾に来た? なぜ朝日新聞編集委員による『隔離日記』は大炎上したのか」を発表している。
《「興味深いことに、批判をしているのはほとんどが台湾在住の日本人で、彼らは台湾の防疫措置を支持する一方、吉岡記者の行為は台湾に迷惑をかけているのではないかと懸念し、全面的に台湾を支持する態度を貫いている」(3月22日付『自由時報』より)
確かに、フェイスブック上の批判の大半は日本語で、台湾人からのコメントはあまり多くない。
さらに、中国語で投稿されている台湾人からと思しきコメントを読むと、吉岡氏を擁護する意見も目立った。》
https://bunshun.jp/articles/-/36796
zakzak」は3月24日付で「また朝日新聞編集委員“やらかし”!? 「台湾『隔離』日記」投稿も…「空気読んで」など猛批判」を公開している。
《また朝日新聞編集委員がやらかした。同紙アジア総局駐在の吉岡桂子編集委員が台湾に入り、新型コロナウイルス対策による隔離措置の様子を「隔離日記」として朝日新聞アジア・太平洋の公式フェイスブックに投稿したところ、「台湾に迷惑」など批判を浴びた。公式アカウントは謝罪し、日記掲載を終了すると明らかにした。》
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200324/dom2003240008-n1.html

共同通信は3月25日付で「危機時こそ新聞報道が重要、FT」を発表している。
《英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、24日付の1面に、新型コロナウイルスの世界的な流行に関するルーラ・カラフ編集長の読者宛ての書簡を掲載した。戦争や大恐慌など危機的な状況とただならぬ不安に直面した際、読者は信頼できる情報源に頼ってきたとし、新聞報道の意義を強調した。》
https://this.kiji.is/615470467389752417?c=39546741839462401

◎今年創刊40周年を迎える「Number」(藝春秋)は創刊1000 号を記念して「ナンバー1の条件 。 」を3月26日発売号で特集した。表紙はイチロー。 1000号の歴史の中で イチローは32回目の表紙登場となる。これは「Number」史上最多となる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000043732.html

時事通信は3月25日付で「NHKは1000時間近くか 消えるテレビ中継、編成見直しへ―東京五輪」を発表している。
《大きな影響を受けるのはやはりNHKだ。五輪の開会式・閉会式の他、柔道や体操、競泳、男子マラソンなど日本選手の活躍が期待される主要競技の多くを連日、総合テレビで生中継し、衛星放送(BS)を含めればほぼ全競技を中継する予定だったとみられる。
前回のリオデジャネイロ五輪では、NHKの総放送時間は約600時間だったが、これを大きく上回る時間が空いてしまうのは確実でパラリンピックや特別番組を含めれば1000時間近い放送枠を別番組に差し替える必要が出てきた。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032401280&g=soc

サイバー・コミュニケーションズCCI)は、DtoC(Direct-to-Consumer)に特化した広告支援会社、Barriz(バリーズ)を4月1日に設立する。
https://www.cci.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/03/v2_Final_Barriz.pdf

三谷幸喜が脚本と監督をつとめ、香取慎吾が主演するAmazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」を、2020年秋にAmazon Prime Videoにおいて、プライム会員向けに独占配信することが決定した。
https://www.banger.jp/news/30598/
撮影監督には今井哲郎が抜擢された。
三谷幸喜さんが今井さんの撮影リールを見て「すげぇー!こんなに撮影してる」って驚いた後に、「でも一本も作品知らない…」って呟いた話はウケました!笑》
https://www.facebook.com/tetsuro.imai.9/posts/2566432690133745

◎坂田記念ジャーナリズム賞が決まった。新聞の部では産経新聞阪本社の連載企画「夜間中学はいま」、京都アニメーション放火殺人事件を巡る京都新聞社の一連の報道が選ばれた。
放送の部では、若者の移住が進む和歌山県那智勝浦町の山村を取材した朝日放送テレビの「笑顔の村」、関西テレビの「ザ・ドキュメント『裁かれる正義 検証・揺さぶられっ子症候群』」が選ばれた。
https://this.kiji.is/615082822971278433?c=39546741839462401

スターバックスコーヒー奈良 蔦屋書店が4月1日にオープンする。
https://store.starbucks.co.jp/detail-2147/

小学館の「幼稚園」の付録はNTT東日本NTT西日本とコラボした公衆電話。高さ30センチのビッグサイズで、ボタンがプラスチック製だ
https://www.rbbtoday.com/article/2020/03/25/177836.html

小学館は3月26日付で「全社在宅勤務実施のお知らせ」を発表した。
《平素より当社事業にご理解をいただき、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、社員および関係者、お取引先の皆様の安全を最優先に考え、当社は、当面、3 月 27 日(金)から 4 月 10 日(金)までの期間、全社在宅勤務を原則といたします。
なお、業務上の理由からやむを得ず出社が必要な場合には、可能な限り、安全な業務遂行を徹底いたします。
今回の措置により、関係者やお取引先の皆様にはご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解をいただけますようお願い申し上げます。》
https://www.shogakukan.co.jp/sites/default/files/manual/2020326.pdf

ボイジャーはドイツのメルケル首相が行った演説「コロナウイルスに対して 国民への呼びかけ」を電子書籍として無料で公開している。ボイジャーのこうした版元としての姿勢を私は支持したい。商業出版のみが出版ではないのである。
http://voyager.benchurl.com/c/l?u=A246938&e=101ACAF&c=71D13&t=0&l=2F058A43&email=DYLkkLT2WG6hDKbLmU%2Bz7JemkgBQcCdv&seq=1

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4)【人事】集英社 2020年3月24日付

廣野眞一
新:専務取締役〔雑誌販売部、コミック販売部、書籍販売部、宣伝部、コンテンツ事業部、広報部、読者サービス室、広告部担当〕
旧:専務取締役〔雑誌販売部、コミック販売部、書籍販売部、マルチコンテンツ販売部、宣伝部、コンテンツ事業部、広報部、読者サービス室、広告部担当〕

茨木政彦
新:常務取締役〔デジタル事業部、ライツ事業部、芸編集部、庫編集部、校閲室、AIラボ、新書編集部、ノンフィクション編集部、学芸編集部、出版管理室、新規事業開発部担当〕
旧:常務取締役〔デジタル事業部、ライツ事業部、芸編集部、庫編集部、校閲室、AIラボ、新書編集部、ノンフィクション編集部、学芸編集部、出版管理室担当〕

隅野叙雄
新:常務取締役〔雑誌販売部、コミック販売部、書籍販売部、宣伝部担当〕
旧:常務取締役〔雑誌販売部、コミック販売部、書籍販売部、マルチコンテンツ販売部、宣伝部担当〕

佐野明夫
新:取締役〔AIラボ、雑誌販売部、コミック販売部、書籍販売部、デジタル事業部担当〕(兼)雑誌販売部部長(兼)コミック販売部部長(兼)書籍販売部部長
旧:取締役〔AIラボ、雑誌販売部、コミック販売部、書籍販売部担当〕(兼)雑誌販売部部長(兼)コミック販売部部長(兼)書籍販売部部長

高橋雅奈
新:新規事業開発部部長(兼)新規事業開発第1課課長
旧:デジタル事業部部長代理(兼)新規事業開発室室長

鈴木基
新:デジタル事業部部長
旧:デジタル事業部部長代理

田代豊
新:AIラボ部長
旧:デジタル事業部部長(兼)AIラボ部長

江口順一
新:芸編集部部長(兼)出版管理室部長(兼)芸企画室編集長
旧:芸編集部部長(兼)出版管理室部長(兼)芸企画室編集長(兼)出版管理室室長

猿谷淳
新:集英社クリエイティブ出向(部長待遇)
旧:マルチコンテンツ販売部部長

大畠一正
新:広告部部長代理(兼)デジタルプロデュース課課長
旧:マルチコンテンツ販売部部長代理(兼)デジタルコンテンツビジネス課課長

市川博
新:デジタル事業部部長代理
旧:マルチコンテンツ販売部部長代理

古賀路
新:広告部部長代理
旧:広告部部長代理(兼)デジタルプロデュース課課長

足立聡史
新:新規事業開発部部次長(兼)新規事業開発第2課課長(海外EC事業担当)
旧:デジタル事業部部次長(兼)新規事業開発室室長

岡本正史
新:デジタル事業部部次長(兼)デジタル企画課課長
旧:デジタル事業部部次長(兼)デジタル事業第1課課長

野村武士
新:出版管理室部次長(兼)出版管理室室長
旧:学芸編集部部次長(兼)ビジネス書編集長

町田宗治
新:コンテンツ事業部部次長(兼)新規事業開発部新規事業開発第2課委員
旧:コンテンツ事業部部次長(兼)デジタル事業部新規事業開発室委員

関谷博
新:ライツ事業部海外事業課課長(兼)新規事業開発部新規事業開発第1課委員
旧:ライツ事業部海外事業課課長

金丸尚史
新:第4編集部ヤングジャンプ編集長(ヤンジャン!となりのヤングジャンプ担当)
旧:第4編集部ヤングジャンプ編集長(ヤンジャン!となりのヤングジャンプ担当)(兼)デジタル事業部デジタル事業第1課委員

鈴木千春
新:書籍販売部書籍販売第3課課長
旧:マルチコンテンツ販売部マーチャンダイジングビジネス課課長

瀧口宏
新:デジタル事業部コンテンツビジネス課課長
旧:マルチコンテンツ販売部デジタルコンテンツビジネス課課長

平塚修一
新:デジタル事業部デジタル企画課課長代理
旧:デジタル事業部デジタル事業第1課課長代理

稲生晋之
新:新規事業開発部新規事業開発第1課課長代理
旧:デジタル事業部新規事業開発室室長代理

藤川雅章
新:新規事業開発部新規事業開発第2課課長代理
旧:デジタル事業部新規事業開発室室長代理

阿部真也
新:デジタル事業部コンテンツビジネス課課長代理
旧:マルチコンテンツ販売部デジタルコンテンツビジネス課課長代

林辰朗
新:ライツ事業部ライツ企画課副課長(兼)新規事業開発部新規事業開発第1課委員
旧:ライツ事業部ライツ企画課副課長(兼)デジタル事業部新規事業開発室委員

大西恒平
新:第3編集部少年ジャンプ副編集長(兼)新規事業開発部新規事業開発第2課委員
旧:第3編集部少年ジャンプ副編集長(兼)デジタル事業部新規事業開発室委員

齋藤征彦
新:第3編集部Vジャンプ副編集長(兼)新規事業開発部新規事業開発第1課委員
旧:第3編集部Vジャンプ副編集長(兼)デジタル事業部新規事業開発室委員

中村篤
新:第4編集部ヤングジャンプ副編集長(ヤンジャン!となりのヤングジャンプ担当)
旧:第4編集部ヤングジャンプ副編集長(ヤンジャン!となりのヤングジャンプ担当)(兼)デジタル事業部デジタル事業第1課委員

田邊信乃
新:校閲校閲室副室長(アジア人物史担当)
旧:校閲校閲室副室長

冨田展章
新:コンテンツ事業部商品企画課副課長
旧:マルチコンテンツ販売部マーチャンダイジングビジネス課副課長(兼)デジタル事業部新規事業開発室委員

本安哲人
新:ライツ事業部ドラゴンボール室係長(兼)新規事業開発部新規事業開発第2課委員
旧:ライツ事業部ドラゴンボール室係長(兼)デジタル事業部新規事業開発室委員

鈴木崇太
新:新規事業開発部新規事業開発第2課主任
旧:デジタル事業部新規事業開発室主任

森通治
新:新規事業開発部新規事業開発第1課主任
旧:デジタル事業部新規事業開発室主任

岡村裕介
新:コンテンツ事業部商品企画課主任
旧:コミック販売部コミック販売第2課主任

山田陽太
新:デジタル事業部コンテンツビジネス課主任