【文徒】2020年(令和2)8月7日(第8巻145号・通巻1802号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】8月6日に原民喜「夏の花」を読む
2)【記事】安倍首相会見で官邸職員が朝日新聞にキレた!
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.8.7 Shuppanjin

1)【記事】8月6日に原民喜「夏の花」を読む

投げ捨てて燐寸一本原爆忌
私の一句である。若松英輔ツイッターで連投している。
《8月6日になりました。皆さん、おはようございます。今日は、広島で亡くなられたすべての人たちに祈りを捧げつつ、一日を過ごしたいと思います。皆さんも、もしよろしければ原民喜の『夏の花』、あるいは彼の詩集を開き、彼に言葉を託した亡き者たちの声に耳を傾けていただけたらと思います。》
《「鎮魂歌」という作品に彼はこう書いています。「自分のために生きるな、死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ。僕を生かしておいてくれるのはお前たちの嘆きだ。僕を歩かせてゆくのも死んだ人たちの嘆きだ。お前たちは星だった。お前たちは花だった。久しい久しい昔から僕が知っているものだった。」》
《生者は死者たちに支えられて生きている。声にならない死者たちの「嘆き」こそ生者の日々を守護するものであるというのです。詩人志樹逸馬がいうように「国境と人種」という壁を創造的に「砕き」、この地平に一個の人として立つてることもまた、祈りたいと思います。皆さんによき一日で訪れますように。》
https://twitter.com/yomutokaku/status/1291077770601086977
https://twitter.com/yomutokaku/status/1291077771532234753
https://twitter.com/yomutokaku/status/1291077772492693504
夏のこと更には夏の君のこと忘れぬためのサングラスかな
私の一首である。松田美由紀のツイート。
《今日が、広島市に原爆が投下されてから75年目ですね。
あの日を実感してる人も、だんだん少なくなっていく怖さがある。
平和が一番。自然様が一番。
自然とずっと仲良くしていきたいな。
人間のした愚かな悲しみは、絶対繰り返さない!》
https://twitter.com/MATSUDA_MIYUKI/status/1291182031007649792
映画監督・白石和彌のツイート。
《広島原爆の日。忘れてはいけない。初めて広島でのこ日を迎えました。黙祷。》
https://twitter.com/shiraishikazuya/status/1291156517908033538
原民喜の「夏の花」は青空庫で読むことができる。
《私は厠にゐたため一命を拾つた。八月六日の朝、私は八時頃床を離れた。前の晩二回も空襲警報が出、何事もなかつたので、夜明前には服を全部脱いで、久振りに寝巻に着替へて睡つた。それで、起き出した時もパンツ一つであつた。妹はこの姿をみると、朝寝したことをぷつぷつ難じてゐたが、私は黙つて便所へ這入つた。
それから何秒後のことかはつきりしないが、突然、私の頭上に一撃が加へられ、眼の前に暗闇がすべり墜ちた。私は思はずうわあと喚き、頭に手をやつて立上つた。嵐のやうなものの墜落する音のほかは真暗でなにもわからない。手探りで扉を開けると、縁側があつた。その時まで、私はうわあといふ自分の声を、ざあーといふもの音の中にはつきり耳にきき、眼が見えないので悶えてゐた。しかし、縁側に出ると、間もなく薄らあかりの中に破壊された家屋が浮び出し、気持もはつきりして来た。
それはひどく厭な夢のなかの出来事に似てゐた。最初、私の頭に一撃が加へられ眼が見えなくなつた時、私は自分が斃れてはゐないことを知つた。それから、ひどく面倒なことになつたと思ひ腹立たしかつた。そして、うわあと叫んでゐる自分の声が何だか別人の声のやうに耳にきこえた。しかし、あたりの様子が朧ながら目に見えだして来ると、今度は惨劇の舞台の中に立つてゐるやうな気持であつた。たしか、かういふ光景は映画などで見たことがある。濛々と煙る砂塵のむかふに青い空間が見え、つづいてその空間の数が増えた。壁の脱落した処や、思ひがけない方向から明りが射して来る、畳の飛散つた坐板の上をそろそろ歩いて行くと、向から凄さまじい勢で妹が駈けつけて来た。
「やられなかつた、やられなかつたの、大丈夫」と妹は叫び、「眼から血が出てゐる、早く洗ひなさい」と台所の流しに水道が出てゐることを教へてくれた。》
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/1821_6672.html
青空庫は、8月6日に75年前のこの日に広島で被爆した原民喜による短「広島の牧歌」「より美しく―より和やかに」の2篇を新規公開した。「広島の牧歌」から引用しておこう。
《嘗て私は学生時代に「広島」といふ小説を書かうと念願したこともあった。それから、昭和十三年頃には、広島を舞台にして奇怪な短篇を書いたことがある。それは、ここの街に突然訳のわからぬ変異が起るのである。ある瞬間から市民はすべて魔睡にかかり、鼾だけが人間の存在から分離されて勝手に夜なかの街を走りまはる。西練兵場では妖しい夜の入道雲の下に兵舎が馬の胴腹のやうに脹れてのた打ちまはるといふ、まるでコウトウムケイな物語だったが、―しかし、その後、原爆にあってみて、私は自分の空想力の貧弱さにおどろかされたのである。》
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/60447_71444.html
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/60516_71445.html
駐日ジョージア臨時大使代理のティムラズ・レジャバがツイートしている。
《広島での原爆投下から75年を迎えます。そう遠くない過去であるとともに、どんな笑顔の裏にも、このような無慈悲な歴史があるのだと噛み締めて思います。二度と繰り返されないことを願います
犠牲となった多くの方々にご冥福をお祈り申しげます。後遺症を受け持つ方に謹んでお見舞い申し上げます。》
《私は幼少期の数年を広島で過ごしております。当時私の家族がお世話になった方は、まさに原爆の経験者の一人だったことで、それが起きた彼の中学の頃の話を聞かせて頂きました。
諸般の事情により現地で開かれている式典に参加できないのが無念の他ありません。》
https://twitter.com/TeimurazLezhava/status/1291168506076172288
https://twitter.com/TeimurazLezhava/status/1291174523744727042
為末大のツイート。
《私は広島の生まれで祖母も被曝をしているから、原爆についてま平和教育について触れる機会が多かった。平和教育は大人が納得する答えを子供が探り当てるゲームのように感じられて、つまらなかった。ただ、この年になると幼少期の経験からか、平和とは何かについて考えることが増えてきた。》
https://twitter.com/daijapan/status/1291157364431888384
島契嗣によればLINEでのNHKニュースのトップはイソジンあったようだ。
NHKイソジンが写真付きでトップ。75年目の「原爆の日を迎えた平和記念式典の祈りは字タイトルだけ。》
NHKニュース・防災アプリでは平和記念式典がトップなんだけど、NHKは若い層がより触れるLINEへの配信こそ意識してほしいんだよなぁ。「うがい薬でコロナが減る?」のほうが関心高いと担当者が判断したならやばいよ。まじめにやってよ。ちなみにLINE社のNEWSも広島がトップ。》
https://twitter.com/shima_keishi/status/1291216663434559490
https://twitter.com/shima_keishi/status/1291223808972451841

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2)【記事】安倍首相会見で官邸職員が朝日新聞にキレた!

毎日新聞は8月6日付で「首相会見『官邸職員が記者の腕つかむ』朝日新聞社が抗議 官邸側は否定」を掲載している。
朝日新聞社は6日、広島市内のホテルで開かれた安倍晋三首相の記者会見で、追加質問をしようとした同社の記者が首相官邸報道室の職員から右腕をつかまれたとして、報道室に抗議した。》
https://mainichi.jp/articles/20200806/k00/00m/010/191000c
朝日新聞記者の三浦英之が毎日新聞の記事を次のように評価している。
《この毎日新聞の記事は有事における民主主義国家の異常な状況を詳述している。①首相の記者会見が約1カ月半ぶりに開かれた。②しかし質問は内閣記者会と広島市記者クラブの幹事社が事前に通告した計4問に限られ、追加質問は認められないまま約15分で打ち切られた》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1291303131146379264
毎日新聞記者でYouTuberの宮原健太が呆れている。
《とんでもない話。答えないだけではなく質問することさえ禁じようというのか。
また、代表質問のみ受け付ける定例の広島での簡易的な会見だけではなく、記者がその場で質問できる首相会見を官邸でしっかりと開くべきだ。》
https://twitter.com/bunyakenta/status/1291344769558310912
朝日新聞SF支局長の尾形聡彦が怒っている。
《言語道断で、強い憤りを覚えます。私は日米欧で首脳や閣僚の会見に数え切れないほど出ましたし、ワシントンでは中国政府の会見にも出ましたが、質問を試みる記者を、職員が実力行使で制止したことは一度もありませんでした。民主国家と思えぬこの行為、深刻かつ大変な問題です》
これはひどい。正式な会見から逃げる安倍首相に朝日の同僚が声を上げたのは当然で、本来多くの社が同じことをすべきです。会見での声かけは米欧で日常的。トランプ大統領の連日の会見も同様です。官邸クラブとして断固抗議すべきで、反対する記者は官邸担当から外れるべきです》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1291352322665152518
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1291344181663682561
日本国憲法というカタチで民主主義をアメリカに押し付けられた結果がこうなのかもしれない。朝日新聞記者の三浦英之は信じられないとツイートしている。
《異常な事態。信じられない。国民に奉仕すべき公務員なら、腕をつかむべき相手は記者ではなく、会見から逃げようとする安倍首相だろう→記者が右手を挙げて「総理、まだ質問があります」と呼びかけたところ、報道室職員が質問を制止しながら短時間、右腕をつかんだという》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1291314147406168064
安倍首相の朝日嫌いが官邸職員にも伝染しているのだうか。しかし朝日新聞というフィルターを外して考えるべきだ。「窓際記者」が指摘している。
《まともに質問に答えず逃げる首相に対して朝日の記者が食い下がったことを非難してる人たち、「朝日だから」というフィルターを外した方が良いかと。未曾有の国難の最中、国会からもメディアからも逃げて説明責任を果たさない首相を甘やかして長期的に良いことはないと思われる。》
https://twitter.com/nekokisha/status/1291359813969076226
畠山理仁の次のような指摘は鋭い。
《「代表撮影」のカメラマンであれば、もちろん記者の腕を官邸報道室の職員が掴んだ瞬間も撮っているはず。公開が待たれる。》
https://twitter.com/hatakezo/status/1291317466904162304
NHK出身の島契嗣のツイート。
《メディアによる最高権力者への質問の意思表示の「挙手」を、権力側が実力行使でねじ伏せる。すごい現場だ。ジャーナリズムの教科書に載る。》
https://twitter.com/shima_keishi/status/1291322370133594112
毎日新聞記者の吉井理記が言うように朝日新聞だけの問題ではあるまい。
《なんだこれは。朝日新聞だけが抗議する話ではないだろう。即、クラブ総会開いて対処する話だ。黙っているということは、今後も同様の暴力を公務員が記者に振るうことを認めることではないのか
https://twitter.com/yoshii_r/status/1291354598611984387
東京新聞記者の望月衣塑子は、官邸職員をここまで増長させた報道側の責任も問うている。
《#官邸 職員は何の権限で記者の腕を掴むのか。言語道断だが、こうなるまで好きにさせてきたマスコミも問題だ。》
https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1291328092292575232
清水潔も報道側の責任を問うている。
《ついにここまで来たか。
馴れあいの記者会見が崩れ始めた時、権力の本性が垣間見えた気がする。もっともこれまで緊張関係を保ってこなかった報道側の責任でもある。》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1291377351893254145
哲学者・佐々木中のツイート。
安倍晋三は会見をずさんに済ませて記者を制止させ、小池百合子は「この夏は特別な夏」とうそぶき、吉村洋イソジン吉村として言い訳を続け、菅義偉イソジンを「しっかり注視」しつつGoToキャンペーンを堅調と言い張る、原爆投下から75年目の日でした。恥辱。》
https://twitter.com/AtaruSasaki/status/1291374265959215109

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3)【本日の一行情報】

◎「沖縄〈泡沫候補〉バトルロイヤル」(ボーダーインク)の宮原ジェフリーが呟いている。
《かつての沖縄経済を支えた米軍基地と、現在の沖縄経済を支えている観光によって、抑えられてきた感染者が流入して壊滅的なことになっている、という皮肉。
そうでなくても両産業はお金を落とす一方でさまざまな形で島を蝕んできた矛盾の多い存在で、わかりやすく可視化され、中央政府冷たい対応も相まって、結局弱い者だけが損をしていがみ合ういつもの構図に落とし込まれている。
東京に暮らす私たちはGOTOしてもしなくても沖縄を蝕む側に加担し続けてしまっている。》
https://twitter.com/ichiro_jeffrey/status/1291121887431426049
https://twitter.com/ichiro_jeffrey/status/1291121889545302016

◎8月6日付毎日新聞の連載「中村則の書斎のつぶやき」は「コロナから逃げる政権」だが、中村は次のように指摘している。
《政権はコロナから逃げ続け、一部マスコミもそんな愚かな政権に未(いま)だに忖度(そんたく)し続け、このままだと行き着くところまでいくだろう。残念で仕方ない。政権に忖度するマスコミ関係者が減るほど、日本は救われると思えてならない。》
https://mainichi.jp/articles/20200806/ddl/k23/070/181000c

◎適菜収のツイート。
《『女性セブン』が「いちばん嫌いな男」というアンケートをやったら、ぶっちぎりの第1位は安倍晋三だった。「あらゆることへの執着の深さが気持ち悪い」(65才・主婦)。女性の感性は信用できる。》
https://twitter.com/tekina_osamu/status/1291065272279867392

◎「ダイヤモンド・オンライン」は8月4日付で「日本郵政が豪物流子会社トール売却へ、国際物流から撤退」を発表している。
日本郵政グループは、かんぽの不正販売問題が尾を引いているのに加え、トール売却の方向性は日本郵便の成長路線の主軸と位置づけられていた国際物流業務からの撤退となる。世界的な低金利で運用難に陥っているゆうちょ銀行も収益の壁に直面しており、日本郵政グループは、収益・ガバナンスの各方面で抜本的な改革が不可避な情勢だ。》
https://diamond.jp/articles/-/245093
「窓際記者」が引用ツイートしている。
《日本企業お得意の、経験もないのに巨額買収→大規模減損→二束で売却、というよく見るパターン。キリンといい第一三共といい日本企業の経営者、他社の経験から何も学んでないな。丸紅ですら火傷するんだから、JTとかサントリーの極めて稀な成功パターンは忘れないとね。》
https://twitter.com/nekokisha/status/1290967532095123459
電通が心配だ…。

◎「デイリー新潮」は8月4日付で「NHK政治部幹部『フェイスシールド飲み会』現場写真 部下からは不評のワケ」を掲載している。
《 実をいうと、この集合写真は、ただの会社の飲み会ではない。7月22日、赤坂で開かれたNHK政治部の送別会で撮られたものなのだ。呼びかけ人は、写真中央で体を乗り出し、一番はっちゃけてい原聖樹政治部部長。紅一点、テレビで見覚えのある顔も。「ニュースシブ5時」のコメンテーターとしておなじみ、安倍総理もっとも近い記者と言われる岩田明子解説委員だ。》
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/08041701/?all=1
WEBオリジナル記事である。

中日新聞は8月5日付で「じっくり本選びできる空間を 岐阜に大垣書店初出店、大垣守弘社長に聞く」を掲載している。
岐阜市日ノ出町の岐阜高島屋九階に、大垣書店(本社・京都市がオープンした。同じ場所では約十五年間、営業した地元の自由書房が六月に閉店。大垣書店は自由書房の後継として、東海地方に初めて出店した。》
https://www.chunichi.co.jp/article/100025/
大垣書店は京都高島屋に出店している関係で、自由書房の後継として岐阜高島屋出店の話があったそうである。

◎「週刊春」記者として活躍する和田泰明初の著書である光新書「小池百合子 権力に憑かれた女 ドキュメント 東京都知事の1400日」が売れ行き好調につき8月4日2,000部重版、累計12,000部となった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000021468.html
書籍はこまめな重版によって育てていくのが光社の方針なのだろう。

集英社女性誌の「BAILA」8月11日発売9月号の通常版の表紙はKing&Princeが飾っている。表紙を男性グループが飾るのは、19年の歴史を持つ同誌史上初のことである。
https://www.oricon.co.jp/news/2168573/full/

博報堂DYメディアパートナーズとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、日本、深センシリコンバレー活動拠点とし、AdX(アドトランスフォーメーション)をテーマイノベーション創出に向けた情報収集や分析、発信を行う専門組織「Media Innovation Lab(メディアイノベーションラボ)」の活動を開始した。
https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/HDYmpnews0805.pdf

◎シニア女性誌「ハルメク」や通販事業を行うハルメクホールディングスは、同社代表取締役筆頭株主となる新会社によるマネジメントバイアウト(MBO)で、ノーリツ鋼機から独立すると発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7744/tdnet/1867629/00.pdf

朝日新聞デジタルは8月5日付で「主人→ダンナ→夫 VERY編集長に聞く呼び方の変遷」を掲載している。今尾朝子は次のように述べている。
《――なぜ表記を「夫」に統一したのですか。
SNSの広がりもあってか、言葉に敏感な読者が増えている、と感じたからです。1995年の創刊以来長い間、自分の配偶者を『主人』と呼ぶ人がほとんどでした。10年ほど前から『ダンナ』が増えてきて、最近は『夫』も多い。そうした流れを踏まえて、地のでは『夫』を使いましょう、ということにしました」》
https://www.asahi.com/articles/ASN8454W8N7YUPQJ00L.html

小学館は、横浜市教育委員会と、7月17日に「デジタルコンテンツ等による教職員の育成に関する連携協定」を締結した。その最初の取り組みとして、8月1日より小学館の教員向け雑誌「教育技術」電子版アーカイブの閲覧を、横浜市の教職員に期間限定での無償提供を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000768.000013640.html

KADOKAWAは8月1日から、埼玉県所沢市に設置された日本初の「LEDマンホール」へ安彦良和永野護貞本義行などのイラスト広告を掲出した。
https://p-prom.com/sign-and-outdoor-advertising/?p=42637

◎アムタスが運営する電子コミック配信サービス「めちゃコミック」(めちゃコミ)と、ロマンス小説「ハーレクイン」を刊行するハーパーコリンズ・ジャパンは、ツギクルのサービスを利用して、共同でWEB上にある新たな作品の発掘を目的とした「プティル恋愛小説大賞」を実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000022277.html

BPO放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は8月4日付で「TBSテレビ『クレイジージャーニー』『爬虫類ハンター』企画に関する意見」を公開している。
NHK日本民間放送連盟が1996年に定めた「放送倫理基本綱領」には、「放送人は、放送に対する視聴者・国民の信頼を得るために、何者にも侵されない自主的・自律的な姿勢を堅持し、取材・制作の過程を適正に保つことにつとめる」との規定がある。「爬虫類ハンター」は、X氏が特異な能力を発揮し次々と希少動物を発見し捕獲するシーンを核とする企画であった。
その核心である希少動物に、あらかじめ協力者から借り受けた動物、または別の場所で捕獲した動物を用いたことは、制作過程の重要な部分を制作者側が十分に把握していなかった点で、その過程が適正に保たれていなかったと言うべきであり、また、X氏が「確かな知識と野性の勘」を駆使して自力で希少動物を探し出したものと信じたであろう多くの視聴者との了解や約束を裏切るものであったというほかない。
よって、委員会は、本件放送には放送倫理違反があったと判断した。》
https://www.bpo.gr.jp/?p=10462&meta_key=2020

◎学研プラスが、3月19日(木)に発売した池上彰監修の児童書「なぜ僕らは働くのか」は、発売4か月あまりで早くも12刷30万部に到達した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002900.000002535.html
こういうヒットは学研にとって嬉しかろう。

NTTドコモ電通電通デジタル、LIVE BOARD、D2Cの5社は、国内初の取り組みとして、TVCM、WEB広告やデジタルOOH広告の接触から商品購買までの効果測定がID単位で可能となる「docomo data square」(ドコモデータスクエア)を2020年8月4日(火)から提供開始している。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020071-0804.pdf

電通は、電通九州、九州大学AtCoder、イマーゴと包括的な協定を締結し、「アルゴリズム思考」の学習に関する共同研究と地域課題解決に向けた協働事業、高度IT人材育成などを実施する。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020072-0806.pdf

◎小説投稿サイト「野いちご」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」を運営するスターツ出版は、 8月20日(木)に新レーベル「野いちごジュニア庫」を創刊する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001231.000000607.html

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4)【深夜の誌人語録】

挑戦というアクセルを踏むためには確認というブレーキを忘れてはならないのだ。