【文徒】2020年(令和2)9月9日(第8巻167号・通巻1824号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】東京五輪は開催するとIOCコーツ会長が明言
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.9.9 Shuppanjin

1)【記事】東京五輪は開催するとIOCコーツ会長が明言

「AFP BB NEWS」は9月7日付で「東京五輪は『新型コロナに関係なく開催』 IOC副会長」を配信している。
国際オリンピック委員会IOC)のジョン・コーツ(John Coates)副会長は7日、AFPの電話インタビューに応じ、来年に延期された東京五輪新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)に関係なく開催され、同感染症を「克服した大会」になるだろうと述べた。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3303272
平野啓一郎がこの記事に反応している。
《ムチャクチャやな。東京五輪には反対しつつ、五輪そのものに嫌悪感があったわけではなかったけど、今回のことで、つくづく嫌になった。日本から、出来ない、と言うしかない。》
https://twitter.com/hiranok/status/1302866794596593664
鈴木耕も引用ツイートを投稿している。
《もはや「人命よりも利権」の構図。IOCは汚れ切っている。「コロナに関係なく」って、どうやって開催するつもりなんだ?》
https://twitter.com/kou_1970/status/1302875382622765056
朝日新聞記者・三浦英之も首を捻っているクチだ。
《論理がよくわからない。例え感染拡大のなかで強行できたとして、それがなぜ「克服した大会」になるのだろう?》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1302927215940702211
しかし、彼らのことだ、チキンレースを仕掛け、日本が音を上げるのを待っているのかもしれない。時事通信も「コーツIOC調整委員長、東京五輪開催の意向 『コロナにかかわらず』」として同じ内容の記事を配信。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020090700446&g=spo
赤松利市がこの記事について呟く。
《このコメントに幾ら払うんやろ。できるわけないやん。今年の猛暑忘れたん? もちろんコロナは収まってないやろし。》
https://twitter.com/hZoImkE6gPbGnUs/status/1302845377285029889
朝日新聞デジタルは9月7日付で「『一部が不参加でも五輪は成立』 鈴木・前五輪相が発言」を掲載している。
《来夏に延期となった東京オリンピック(五輪)について、自民党鈴木俊一総務会長は「仮に感染症によって十数カ国が参加できなくても、数の上から言えば、五輪として成立する」と述べ、新型コロナウイルスの影響で一部の国・地域が不参加でも大会は開催できるとの考えを示した。
6日放送のBSテレ東の番組内で発言した。前五輪相の鈴木氏は、東西冷戦の影響により1980年モスクワ大会で西側諸国が、84年ロサンゼルス大会で東欧などの十数カ国がそれぞれボイコットしたことを前例として挙げた。》
https://digital.asahi.com/articles/ASN975R9BN97UTIL023.html
朝日新聞東京社会部記者・伊木緑による引用ツイート。
《コロナが理由の不参加国がいくらあっても、「五輪です」と押し通して開催することはそりゃできるでしょう。でもそれが本当にみんなが望むことですか?と思います。》
https://twitter.com/midomidomisos0/status/1302905070468521984
早川タダノリは鈴木前五輪相に呆れている。
《ベタに言いますが、そこまで必死とは、いったい何がしたいんじゃ。明らかに運動会が目的じゃないだろ》
《昨日乗ったタクシーの運転手さんが「世界中から来た人と新型コロナ各種の交換会になるんじゃないですかね」って言ってて、車中で笑った。》
《あーあ(力なく)》
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1303003336078024705
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1303004796396265475
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1303005246273118213
「AFP BB NEWS」によればWHOは、2021年半ばまでに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンが普及することは期待できないとの見方を示したという。
https://www.afpbb.com/articles/-/3303021

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2)【本日の一行情報】

松本隆のツイート。
《木馬、8時過ぎに行ったら、音楽やってる人ばっかり集まってきた。バンドネオン、元ドラマー、ピアニスト、マスター、二胡ロックンローラー、歌手。和美さんの知り合いの85歳のおばあちゃんの手作りのマスクをみんな頂いて記念撮影。こうして神戸の夜は更ける。》
https://twitter.com/takashi_mtmt/status/1302649998119636992
木馬はトアロードにある。
https://retty.me/area/PRE28/ARE98/SUB9801/100000758163/

◎「記号論講義」(ちくま学芸庫)の石田英敬ツイッターでメディアは社会を記憶喪失に陥れる忘却装置であると喝破している。
《私のメディア論の根本命題のひとつは、「メディアとは社会の〈忘却装置〉であるという」ものだ。
メディアとは世界の出来事を伝えてくれる便利な装置だと人びとは思いがちなのだが、メディアは、じつは、社会を記憶喪失に陥れ、そのことによって、社会の判断力を減殺する役割を担っているのだ。》
《三週間前、三ヶ月前に、何が起こっていたのかを、思い出そうと試みるとよい。
毎日の新聞は一週間前の出来事を忘れさせる。テレビばかり見ていると記憶を喪失する。
今起こっていることにしか注意を向けられなくなってしまう。
情報過多によって社会から判断力を奪うのがメディアの役割なのである。》
https://twitter.com/nulptyx/status/1302969727136874498
https://twitter.com/nulptyx/status/1302969728458055681

◎これは西森路代のツイート。確かに時代は変化している。
《朝の情報番組で、女の子のシースルーファッションが解せないという男性たちが出てて(逆もやっている)、それに対して女の子たちが「うるせーわ、お前のためにやってねーし」と普通にみんな言っていたのを見て、いい感じで変化してるなと思った。昔ってこういうのすらいえなかったと思う。》
《ほんの数年前まで言えてないと思うし、言ってもカットされてると思う。ほんの数年前まで、記事とかだって、男の子に嫌われないファッションばっかり当たり前のように紹介されていたし。》
https://twitter.com/mijiyooon/status/1302947898703753216
https://twitter.com/mijiyooon/status/1302948300254048258

◎「プレジデントオンライン」は9月6日付で「少年ジャンプ+集長『出版社系漫画アプリで日本一になった理由』」(村上 敬)を発表している。「プレジデント」8月14日号に掲載された記事だ。「少年ジャンプ+」編集長の細野修平は次のように語っている。
《作品に頼り切るのではなく、編集部としてきちんとデータ分析しながらマーケティング施策も打つようにしています。たとえば19年4月のアプリ改修時に、アプリを初回ダウンロードした人は、オリジナル作品を一回限り全話無料で読めるようにしました。それまでは最初と最新の3話のみ無料でしたが、ほかは有料でした。それだと短期的な収益は得られても、読者のすそ野は広がらない。まずは漫画を多くの人に読んでもらうことが大切だと考えて、初回全話無料に切り替えたのです。
実はこの改修時に、いまや「少年ジャンプ+」の看板作品になったSPY×FAMILY」の連載が始まりました。それもあって、相乗効果でユーザー数が1割近く増えました。作品の力とマーケティングの力、両方がうまくかみ合ったときに、もっともユーザーを獲得できるのかもしれません。》
https://president.jp/articles/-/37903

◎「NEWSポストセブン」は9月7日付で「週刊ポスト」9月18・25日号に掲載された森功の「菅義偉氏“安倍官邸乗っ取り”の全内幕 二階幹事長と急接近」を発表している。
《もとはといえば、首相の持病再発と退陣説は写真週刊誌『FLASH』(8月4日発売)が報じた7月6日の吐血情報が発端だ。官房長官の菅が病気を打ち消してきた。もっとも次第に潰瘍性大腸炎の再発が確定情報に変わり、萩生田光一甘利明稲田朋美といった首相に近い自民党国会議員たちも、「休めばいい」と声を上げていった。》
https://www.news-postseven.com/archives/20200907_1593231.html?DETAIL
新聞報道には「FLASH」(光社)の「フ」の字も出て来ない

◎このタイトルは良い。主婦の友社から刊行された余慶尚美の「髪トレ」。
https://books.j-cast.com/topics/2020/09/06012877.html

◎書店向けWeb商談会が10月5日(月)~10月16日(金)の2週間にわたって開催される。2回目の今回は、前回の49社から3倍近い138社の出展となったことから、業界からいかに注目されているかがわかろう。今回は玩具メーカーも初出展する。出展する出版社は次の通りだ。
明石書店
あかね書房
亜紀書房
秋田書店
朝日出版社
アシェット・ジャポン
梓書院
アリス館
池田書店
岩崎書店
岩波書店
インプレス
WAVE出版
潮出版社
枻出版社
英明企画編集
絵本館
おむすび舎
偕成社
化学同人
笠間書院
仮説社
学研プラス
かもがわ出版
河出書房新社
カンゼン
きじとら出版
きずな出版
求龍堂
京都大学学術出版会
Kilty BOOKS
くもん出版
グラフィック社
クレヨンハウス
K&M企画室
慶應義塾大学出版会
芸術新聞社
玄光社
現代書館
現代書林
好学社
廣済堂あかつき
合同出版
合同フォレスト
国書刊行会
コトノハ
子どもの未来社
駒草出版
小峰書店
ころから
彩流社
朔北社
左右社
サンガ
303 BOOKS
三和書籍
G.B.
JMA・アソシエイツ
Jリサーチ
視覚デザイン研究所
自然食通信社
実業之日本社
信濃毎日新聞社
ジャムハウス
集英社インターナショナル
出版ワークス
春陽堂書店
祥伝社

書肆侃侃房
新星出版社
すみれ書房
青弓社
青幻舎
西東社
世界化社
センジュ出版
創元社
創出版
大日本絵画
大日本図書
食べもの通信社
太郎次郎社エディタス
淡交社
小さい書房

月とコンパス
DU BOOKS
東京書籍
東京書店
東京創元社
東京大学出版会
東京美術
童心社
名古屋外国語大学出版会
ナナロク社
西日本出版社
ニジノ絵本屋
西村書店
日本芸社

のら書店
白泉社
パイ インターナショナル
白水社
PHP研究所
ビーナイス
ひかりのくに
ひさかたチャイルド
ひだまり舎
Book&Design
フレーベル館
ブロンズ新社
溪堂
ベレ出版
便利堂
北樹出版
ポプラ社
マール社
まむかいブックスギャラリー
ミシマ社
みずき書林
光村図書
武蔵野美術大学出版局
メイツユニバーサルコンテンツ
山と溪谷社
羊土社
よはく舎
雷鳥社
ラボ教育センター
リトルモア
ロクリン社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000608.000012505.html
前回は日本出版者協議会に加わる出版社が中心であったが、そうした出版社からすれば今回は大手も参加することになった。そのことが吉と出るか、凶と出るか。

◎「ダイヤモンドオンライン」は6月26日付で北健一の「コロナ便乗解雇か、『美々卯』一斉閉店の深層」を発表している。
https://diamond.jp/articles/-/241427
これに対し、大阪に本社を持つ美々卯と同社の社長からダイヤモンド社、編集長、北の三者が提訴された。北健一は「レイバーネット」で次のように報告している。
《レイバーネットTVのザ争議でも取り上げた東京美々卯の解散、6店閉鎖、従業員らの解雇・退職について背景事情を取材しダイヤモンドオンラインでレポートしたら、東京美々卯の「本家」美々卯(本社・大阪市)と同社の薩摩社長に訴えられました。請求は1100万円支払い、記事取り消し、謝罪、被告はダイヤモンド社、編集長、私の3者です。解雇争議を解決できる立場にある実質親会社が、解雇の背景を報じた記事を訴えることに強い違和感を覚えます。》
http://www.labornetjp.org/news/2020/1599435216657staff01

毎日新聞は9月7日付で「匿名の刃~SNS暴力考 息苦しい『超空気支配社会』 刃向かえば罰 リツイート・『いいね』可視化で圧力増幅」(牧野宏美)を掲載している。牧野が辻田真佐憲をインタビューしているのだが、辻田が取り出したのは山本七平の「『空気』の研究」である。
《山本の説明はこうです。西洋や中東など一神教の世界では「絶対神」がいるため、ほかのすべてのものが徹底的に相対化され、空気にも支配されない。これに対し、日本のような多神教の世界では絶対神がおらず、逆にその時々の相対的なものが絶対的な命題として祭り上げられる。絶対的な命題とは、戦前で言えば「忠君愛国」、山本が論壇にいた時代は「正直者がばかを見ない」といった価値観です。それ以外の価値観を認めないという空気に支配され、刃向かうと「抗空気罪」に罰せられるというのです。しかも、命題は時代によって容易に変化し得ます。》
https://mainichi.jp/articles/20200907/k00/00m/040/099000c

◎コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる小説を音楽にするユニット「YOASOBI」が楽曲の原作小説と関連作品をまとめた書籍「夜に駆ける YOASOBI小説集」(双葉社)が18日に発売される。第一弾楽曲「夜に駆ける」はBillboard Japan Hot 100やオリコン週間合算シングルランキングで複数週にわたって1位を獲得し、ストリーミング再生回数は7月までに1億回を突破している。
https://encount.press/archives/83898/
「夜遊びコンテストvol.2」も開催されていて大賞に選ばれるとYOASOBIによる楽曲化と双葉社による書籍化が確約される。今回は「10,000字以内」の短編を募集している。
https://monogatary.com/notification/notice/67792

◎「デイリー新潮」は9月7日付で「『ユーミン批判』の白井聡朝日新聞の言論サイトでは安倍首相に“罵詈雑言”」を発表している。
《一般的に言って、白井氏の原稿が一言一句、そのまま論座に掲載されるとは考えづらい。担当編集者が原稿を読んで、問題のあるところを指摘し、書き直しを提案する。校閲章の内容を精査する。
もし出版社や、他の新聞社の編集者や校閲担当者が白井氏の原稿をチェックしたら、果たして論座に掲載された通りの内容になっただろうか?
非論理的なところや、事実無根の記述、あまりに罵倒が酷いところは修正が提案されておかしくない。もちろん白井氏が担当編集者の意見を却下したとしても、それも珍しいことではないのだが……。
白井氏も論座編集部も、やはり「そんなに安倍首相が憎いのか」と言われても仕方のない状態だった、そう疑われても仕方ないだろう
相手を論難する時は、いつもより冷静で論理的になる必要がある。基本中の基本だろうが、常に基本が大事だということを、白井氏の投稿や連載は教えてくれている。》
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/09071115/?all=1&page=1
この内容であれば先週金曜日までには発表する必要があるのではないだろうか。新潮ジャーナリズムはまだネットの速度にシンクロできていないのかもしれない。

◎「ハフポスト日本版」は9月7日付で「体型、薄毛...。コンプレックス煽る広告をヤフーが禁止に、賞賛集まる 理由は『差別意識を温存、助長する』ため」を公開している。
《広告は子どもも含め、多くの人の目に触れる。「太っているから彼氏ができない」など、身体的な特徴をコンプレックスだと煽り、不安を掻き立てるような広告は、見た人に特定の偏ったイメージを植え付けかねない。
そうした広告に「NO」を突きつけたヤフーの判断には、「業界に広がってほしい」などと賞賛の声が相次いでいる。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f50937ac5b62b3add3bfc09
ヤフーは「コンプレックスに関する表現の広告審査について」を発表し、次のような広告出稿を9月3日より禁止した。
《下記の様な広告表現によって、それがコンプレックスであると思わせるような表現
・体毛が濃いため異性にもてなかったが、除毛製品を使用することでもてるようになった
・ふくよかな体型であることによって、周囲の人から一緒に歩くことを避けられた体験からダイエット商品を利用したところ、そのようなことがなくなった
・薄毛であることだけで、他人の目が気になり自信を持てなかったが、育毛製品を利用することによって自信を持てるようになった
人はそれぞれ多様な特徴を持っており、身体的な特徴もその一つです。その特徴は多様性であり、正しく理解することが大切です。一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存、助長するものであり、決して許さるべきものではないと考えています。そのため、この様な広告表現については、広告掲載基準に抵触すると判断し、今後該当する広告については広告掲載をお断りいたします。》
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/849438.html

◎装丁の芥陽子が「ひろしまタイムライン」について連ツイを発表している。
ひろしまタイムライン、企画を知った当初から複雑な気持ちで、原爆の被害について広く伝えるためにはいい試みなのかもしれないと思う部分もあったけど、危ういなとも思っていた。特に「日記を元に創作」「劇作家が関わっている」それなのに「歴史の専門家の監修がないこと」》
《リアルタイムでツイートとなるとどうしてもセンセーショナルになってしまう部分はあるだろうから、当時の社会状況についての注釈をつけるなど、そこはより一層自覚的に慎重に扱わねばならないのに、日記に書いていない事をわざわざ差別を煽る方向に盛るのはあり得ないと思った。》
NHKが発表したコメントは謝罪として不十分だと思うし、新井俊一郎さんにも謝罪するべきだと思う。
あと、企画に携わった高校生の心のケアもちゃんとなされているのかもとても心配。せっかく継承に取り組んでくれていたのに、今回の事で傷ついていないか。この企画は監修の大人が悪いと思うので。》
《原爆についての研究者や史学家もいるだろうに、なぜ劇作家しかつけていないのか、本当に腹ただしい。そんなの、「物語」として劇的に盛り上げる方向にしたいとしか思えない。
「事実」より「物語」の方が強いという話があるけど、まさかこのテーマでよりによって広島の公共放送が…と暗澹たる思い。》
被爆二世が親や周りの被爆者から聞いた話を他の人に伝える時、どれだけ自分の「創作」を付け加えないよう注意を払っているか、完全に「創作」されている作家さんもどれだけ作品として昇華するのに注意を払っているか、こうやって「書いていない事を捏造」されるとほんと困るよね。信憑性なくなる。》
https://twitter.com/cha453/status/1302591790252306433

https://twitter.com/cha453/status/1302598918304268289
NHKの沈黙は罪である。

◎「YAHOO!ニュース」は9月7日付で志葉玲の「菅氏会見『品位がない記者』は何故叫んだかー公書の適切管理を約束できない『次期首相』最有力候補」を公開している。
記者クラブの記者達の「お上品」さは権力に飼い慣らされたものだ。例えば、記者クラブの会見での質疑が一問一答であり、「更問い」をしない、つまり、不誠実な答えに対し、追及すべく質問を重ねることをしないこと。どんなに不誠実な答えであっても菅氏の言いっぱなしとなる。少々問い詰められただけで目が泳ぐ菅氏を、「鉄壁のガースー」にしてしまったのは、記者クラブの「お上品」さが故だ。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20200907-00197082/
これは津田大介のツイート。
《7年8カ月の長期政権が終わって多少は変わるかと思ったら、地上波テレビも、個々の政治家も、言論人も、むしろ皆さん8月以前よりタガ外れちゃってるように見えるんですけど、気のせいですかね。》
https://twitter.com/tsuda/status/1303073417411719169

日本ジャーナリスト会議JCJ)大賞は公費で首相が主催する桜を見る会」に安倍晋三首相の地元後援会員が多数招待されたことをスクープした共産党機関誌「しんぶん赤旗日曜版の報道に決まった。
https://this.kiji.is/675673411622306913
日共の衆議院議員・田村智子が呟いている。
桜を見る会のスクープがJCJ大賞に!
毎年マスコミが取材に入っていた桜を見る会、後援会祭りとなったいたこともわかっていたはず。それでも私が質問した直後もなお動こうとしなかった。
マスコミのあり方に一石を投じた、大賞の意味はそこにあると思う。》
https://twitter.com/tamutomojcp/status/1303116132585406464
権力に飼い慣らされるとは、こういうことなのだ。所詮、ブル新は逆立してもブル新なのだろう。弁護士の渡辺輝人もツイートしている。
《お、すごいな。しかし、政党メディアがジャーナリズムの重要部分を担う状況は決して正常とは言えない。つまり、新聞やテレビの取材力の凋落こそが問題だ。》
《毎日のように、官房長官のなれ合い記者会見、総理大臣のやらせ記者会見を見せられ、いかに第一党とはいえ、党員投票すら実施しない私党の選挙を国民の民主主義の題材であるかのように報道し、それすら特定の候補に肩入れするNHK。絶望的な報道の状況だ。
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1303145019684003840
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1303147651513212928
ところで、日共って党員投票してるのかな。宮本徹も日共の衆議院議員。こうツイートしている。
JCJ大賞、「桜を見る会」スクープ報道。ここにいたる経過に実は菅官房長官も絡んでいる。 昨年5月、予算の3倍もの支出が国会で明らかになった時の答弁者が菅さん。当然、翌年は見直すと思ったら、支出に合わせて概算要求を3倍にした。このひどさが取材がはじまった一因。》
https://twitter.com/miyamototooru/status/1302972223913746432

Netflixは9月7日より、創業以来初となるグローバルキャンペーンを世界27カ国と地域で開始した。The New York Times朝日新聞日本経済新聞での広告を皮切りに展開される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000061421.html
「AV Watch」は9月7日付で「Netflix最高執行責任者 単独インタビュー。コロナ禍でのビジネスと日本戦略とは」を公開している。Netflix 最高執行責任者 兼 最高プロダクト責任者のグレッグ・ピーターズは次のように語っている。
《現状でも、我々がこれまでに想定していた以上の作品数を提供できています。そして、2022年までには、日本から世界に、15を超える実写オリジナル作品を提供しようと計画しています。
ご存知のように、アニメは驚異的な成長を示しています。私たちはアニメの制作を加速するために、日本のアニメスタジオとパートナーシップを結びました。Production I.GボンズデイヴィッドプロダクションにANIMA、そしてサブリメイションと協力関係を築いています。私たちは彼らと一緒に成長していきます。》
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/1275265.html


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3)【深夜の誌人語録】

反復すればするほど磨きがかかる。